みんなの議会

厚岸町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月7日

(1)新年度の財政運営について/(2)教育行政について

2002年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、田宮勤司議員が「新年度の財政運営について」「教育行政について」について質問し、町長、教育長が答弁しました。

質問者
田宮勤司 議員
答弁者
町長、教育長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 3番

第1回定例会に当たりまして、次の2点について一般質問をいたします。第1点は新年度の財政運営についてであります。1つは平成14年度の地方財政計画が2月8日に決まったわけでありますが、計画の規模は13年度比 1.9%減の87兆 5,666億円、国の歳出削減方針に歩調をあわせ、地方単独事業など絞り込んだ結果初めて前年度を下回ったわけであります。この地方財政計画から見て、厚岸町財政への影響についてお伺いをいたします。2つ目は、地方交付税制度の中で事業費補正の見直し、あるいは段階補正の見直し等々行われるようでありますが、これに伴うどのような影響を町財政がこうむるのかお答えをいただきたいのであります。3つ目は来年度以降、来年度というのは平成15年度以降、地方交付税の見直しが行われるのではないかという推測もありますが、この動向について把握をしておられればお答えをいただきたいのであります。2点目は教育行政についてであります。今年の4月から小・中学校で始まる文部科学省の学習指導要領、学校教育の授業時間や教育内容を細かく定めた文書でありますが、この学習指導要領は学校5日制の完全実施に対応して授業時間数が削減をされます。一層の学力低下の不安や批判があると聞きますが、この点について教育長のご所見をお伺いしたいのであります。また、学校完全5日制の実施についての教育委員会としての対策をあわせてお聞かせいただきたいと思います。3つ目は昨年の3月、文部科学省が学級編制と標準法を改めて国の学級編制基準は40人に据え置いたまま、都道府県が国基準を下回る編成基準を設定することを認めたわけであります。そのため今年度から秋田県など幾つかの県で、学校生活入門期の小学校低学年や学級崩壊など問題を抱えた学年で、少人数学級に踏み切るところが出てまいりました。法的には都道府県の段階でありますが、町として40人学級もあると聞いておりますが、これを2学級に編成できるかできないかということについてお伺いいたします。以上で1回目の質問を終わります。

答弁 町長

3番、田宮議員のご質問にお答えを申し上げます。新年度の財政運営についてでございます。本年度も国の予算案と一体として地方財政計画が発表されました。これは地方交付税法第7条により、内閣が地方財政全体の収支見込みを試算し、地方の財政が円滑に運営されるよう財政対策を施すもので、町政執行方針でも触れましたが、昭和26年にこの制度が始まって以来、歴史史上初めて計画規模が 1.9%のマイナスとなり、87兆 5,700億円にとどまりました。その主な内容としましては、平成11年に実施いたしました恒久減税補填措置は別として、地方財政総体における通常収支の不足分が約10兆 6,700億円にもなり、それを補うため、本来は地方交付税を増額交付するところでありますが、国の交付税特別会計も38兆円もの多額な借入金を抱えているために、借入金の一部1兆 400億円を地方負担とするとともに、地方財政法第5条に対する特例地方債として、臨時財政対策債いわゆる赤字地方債を3兆 2,300億円発行できる制度的措置を施したところであります。そこで1点目の町財政への影響でありますが、結論から申しますと、地方交付税が大幅に減額になります。そのうち、試算で4億 1,400万円が臨時財政対策債に振りかわります。昨年度の振りかわり額が1億 8,820万円ですから、実に 2.2倍になります。何といいましてもこのことが町財政への大きな影響であります。次に、地方交付税制度の見直しによる影響でありますが、1点目の大きな交付税減額の要因に加え、当町の場合、昨年度からの国勢調査人口の減少、寒冷補正、積雪度の級地引き下げの激変緩和措置が段階的に解除される上、本年度の特徴である事業費補正の見直しや産炭地補正の見直し、さらには小規模団体に不利な段階補正の見直しが行われ、これらを合算すると2億 1,000万円の減、1点目の臨時財政対策債振りかえも合わせると4億 3,600万円、10.4%もの普通交付税が前年度より減るということになります。まさに地方財政危機と言われるゆえんでありますが、7月の本査定の時点でその結果を分析検証し、ご報告をさせていただきたいと考えております。3点目の今後の交付税制度見直しの動向でありますが、甚だ不透明でございます。ただし、今日までの傾向から交付税特別会計借入金の地方負担がふえること、臨時財政特例債は平成15年度までの3年間とし、それまでに抜本的な税制改革が避けられないこと、その税制改革と連動して交付税制度のあり方も変わっていかざるを得ないこと、交付税の内容としては段階補正がさらに厳しくなる上、基準財政収入額の算定率を引き下げる留保財源率の見直しが行われる可能性が高いこと、以上が当面の見直しと言えようかと思います。いずれにいたしましても、地方の自立と競争をうたいながら、都市部偏重、小規模自治体切り捨ての改革がまかり通らないよう、そして憲法で保障された地方自治の理念と本旨が軽々にゆがめられることのないよう、地方自治をつかさどるものとして、税制改正や地方交付税制度の改正を最大の注意をもって見きわめていくとともに地方の声、地方地域住民の声をあらゆる機会において国に主張してまいりたいと存じます。以上でございます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

3番、田宮議員の質問事項2、教育行政についてお答えいたします。初めに、学力低下の問題についてお答えいたします。ご承知のとおり、完全学校週5日制の実施に向け新学習指導要領が示され、学習時間については1割、学習内容については3割削減の内容となっております。文部科学省としては、ゆとりある教育課程の中で生きる力を育てることとしたのですが、内容の削減イコール学力の低下が懸念され、話題となっていることも事実であります。学力を量的に見たときは内容がこれまでより3割削減されているわけで、低下と言わざるを得ないかもしれませんが、これからの時代は獲得した知識の量ではなく、知識の習得を越えて知識や経験をもとにみずからの課題に対応する能力が求められているのであり、量的な学力に目を奪われることなく質的な学力を育てることが何より大切かと思います。このため、教育の内容を基礎的、基本的な内容に厳選し、教える側にも学ぶ側にも時間的、精神的なゆとりを持たせ、個人に応じたきめ細かな指導を十分行い、基礎基本の確実な定着を図ろうとするものであります。また、みずから学びみずから考える力を育てるため、観察、実験、調査、討論など時間を要する体験的、問題解決的な学習や教科の学習内容削減から生まれた総合的な学習の時間の学習に積極的に取り組むことを求めております。こう考えますと、量的な面では減っているのですが、質的な面からすると次の課題解決へと発展するなどの力が育つととらえられ、みずから新たな知識や技能を獲得していく態度や能力が培われ、変化の激しい社会に対応できるたくましく生きる力が育つものと考えております。次に、2点目の完全学校週5日制実施の対策についてお答えいたします。平成14年度から実施されます完全学校週5日制の意義は、子供たちがみずから学ぶ意欲を持ち、みずから考え、判断し、行動できる力をつけていくために、学校、家庭、地域社会での教育や生活全体で子供たちに生きる力をはぐくみ、健やかな成長を促すものであり、休日を利用して家庭や地域社会で子供たちが生活体験や自然体験、社会体験、文化活動、スポーツ活動などさまざまな活動や体験をすることが望まれます。学校管理下外の土曜日対策につきましては、さきに私より教育行政執行方針で述べましたように、本定例会に条例の一部改正を提案させていただいておりますが、海事記念館、郷土館、太田屯田開拓記念館への入場料を高校生まで無料化するとともに、内部展示設備の充実を図りながら、郷土学習を奨励してまいります。また、情報館では、既存の実施事業のほか、新規に毎週土曜日に本の読み聞かせと紙芝居を行うとともに、第4土曜日には子供パソコン講習会も実施してまいります。さらにスポーツの分野におきましては、全土曜日を社会体育施設の無料開放とし、また学校開放を可能な限り実施するほか、児童を対象としたスポーツ教室、大会などを開催してまいりますが、特に健全な体と心を持った青少年の育成を目指すスポーツ少年団の活動及び指導者の支援育成などの対策を講じてまいります。これらのほかにも、既存の社会教育分野における各種事業の拡充と、道立厚岸少年自然の家における事業も含め、学校、家庭、地域社会のつながりを考えた事業展開を図っていく必要があると考え、地域子供会などの関係組織団体と協議、連携を取りながら子供たちが主体的に地域社会とのかかわりを深めていくよう、その対策に努めてまいりたいと考えております。また、町内で開催される文化・体育行事などや各施設の利用方法など、毎月の各種事業を集約して、あらかじめ児童・生徒に情報提供を行い、子供たちの積極的な参加を促してまいりたいと考えております。次に、30人学級の実現についてでありますが、昨今の児童・生徒の問題行動等への対応や一人一人に行き届いた教育の実現を考えるとき、一人でも少ない学級編制への改善が望まれるところであります。ご承知のとおり平成14年4月の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の改正に伴い、都道府県の判断で国の基準を下回る学級編制の実施が可能となったところであります。道教委でも平成14年からモデル的に小学校低学年で学級編制を引き下げ、実践研究を行うこととしました。1学級平均35名を超える学校の中から、25校を指定して、その効果を見きわめようとしております。また、中学校については最高学年進級時の学級維持として、第2学年から第3学年に進級する際に学級減となる場合においても弾力的に運用し、学級を維持する教員を配置するとしてこれらの選定基準なども含めて検討しておりますけれども、本町では平成14年に小学校1年生で35名を超える学級がなく、モデル校の対象には該当しておりません。質問にあります、大規模校の30人学級を町内小・中学校全学年で想定しますと、厚岸小学校4、真龍小学校2、厚岸中学校3、真竜中学校2学級の4校11学級の増となり、小学校低学年を想定しますと、厚岸小学校2、真龍小学校1の2校3学級の増が見込まれます。学級編制の取り扱いについては、40人を学級定数の基準とする標準法の基本的な考え方や、財政負担などの解決すべき課題もあり、重ねて道教委の動向を見守るとともに、実現に向けて強く要望を続けてまいりたいと考えております。

質問 3番

いずれも1回目の質問に対するご答弁をいただきました。この定例会はこの後、補正予算、新年度予算というふうに論議をしてまいりますので、その段階でまた具体的にお尋ねをする。それから町長の施政方針、それから財政運営方針、こういうものについてもそれぞれ当てはまるところでお尋ねをしていきたいというふうに考えております。特に、基本的な財政問題に限ってですね、再度お尋ねをしていきたいというふうに思うんです。余り国の大きな数字を並べてもあれですから、余り申し上げたくないのでありますけれども、この地方財政計画で見ますと、一番大きく削減されたものは投資的経費いわゆる公共事業なのですね。これが 9.5%で2兆 5,700億円、13年度と比較すると14年度は削られていると。特に、このうち地方単独事業分については10%、1兆 7,500億削られていると。これがすごく大きなウエートを占めている。国の予算の中でもそうでありましたけれども、大なたを振るって圧縮しました。それがそのまま地方財政計画に投影されているというふうに思うんです。問題のこの地方交付税のことでありますが、町長のお答えをいただいたんですが、私はそうではないのではないかな、減った減ったというふうにおっしゃっておられるけれども、臨時財政対策債と合わせてみた場合にですね、どうなのかなということであります。昨年は44億 5,971万 5,000円、これは昨年の当初の地方交付税の額であります。そして昨年度からご答弁にありましたように、赤字地方債を発行すると、自治体がそれぞれ発行できるような措置が講じられたわけであります。それが当初で1億 5,630万、そうしますと、合わせますと46億 1,601万 5,000円という額になります。平成12年度がこの当初で46億 2,626万 2,000円でありましたから、ほぼ同額の一般財源が確保されたのではないのかなというふうに思うわけです。12年度と13年度と比べた場合ですね。それで14年度はどうなのかということになりますと、昨日新年度予算のご説明をいただきました。地方交付税は40億 9,854万 3,000円であります。当然地方交付税だけ見ますと3億 6,000万から大幅に減っております。しかし、臨時財政対策債は4億 1,400万、合わせますと45億 1,254万 3,000円で一般財源として見た場合ですね、合わせてものを。一般財源として見るのではなく、これは一般財源でありますから。去年との差額が1億 347万 2,000円という点で一般財源としては去年よりも1億ほど少ないけれども、ほぼ確保できたというふうに言えるのではないのかなというふうに思います。国はどういうふうに言っているかといいますと、昨年度は20兆 3,500億、これは交付税の総額でありますが、それに臨時財政対策債が1兆 4,500億で21兆 8,000億です。今年の場合は、交付税の総額が19兆 5,400億で臨時財政対策債が3兆 2,300億、おっしゃったように 2.2倍であります。合わせますと22兆 7,700億円で国が前年度比 9,700億円一般財源としては多く措置したよというふうに総務省は言っているわけですね。今、先ほど申し上げたように、一般財源の確保という点から見れば大幅に減ったということになってないのではないかな。町の新年度予算でも大なたが振られたのが公共事業でありますね。予算のご説明でありましたように6億 8,425万 8,000円去年から比較すると金額的に減っているわけですね。この中に平成13年度で事業が終わるもの、それから終わらないもの、今年度に当然引き継がれるべきものであったが、計上することができないというものが大体4億 2,700万ぐらいあるのではないかなというふうに思うのですが、この影響はありますね。だけど一般財源の確保という点ではこれは私は減った減ったという、少し言い過ぎではないかなというふうに思うんですよ。ただし、この赤字地方債というのは決して妥当な措置の仕方というわけにはいかない側面があります。本来、地方交付税の財源が不足すれば地方交付税法6条の3の第2項で税率の引き上げを行うなど措置すべき点が法で決められておりますね。これをやらずにいわゆる赤字地方債を発行する。赤字地方債というのは違法だというふうにかつて発言した自治大臣もいたように思います。しかしながら、町として財政上考えてみれば、これは交付税と同じものなんですね。そして 100%交付税で基準財政需要額で措置をされると、 100%ですね。ですから厚岸町の負担にはならないと、 100%ですから。そういう点では4億 1,400万の計算の方法は交付税と変わりないわけですね。そういう形できているわけでありますから、一般財源としての確保という点から言えば昨年と比べれば1億減ったということではないのかなというふうに思いますが、その点お答えをいただきということであります。それから、地方交付税の制度の見直しで事業費補正の見直し、段階補正の見直し、事業費補正というのは、国の奨励する公共事業の起債充当率を引き上げ、その元利償還を交付税の基準財政需要額に算入するそういう制度でありますね、言ってみれば。ところが、平成14年度から原則として地方債の充当率を現行の95%から90%に5%引き下げますよ。これだけは余分な負担になっていくわけですね、町としては。それから、地方債元利償還方式の事業費補正から単位費用に基づく標準事業方式に改めると。これは私も具体的に総務省に確かめたわけでも何でもありませんからそういうふうに一般的に言われているから言っているだけの話でありますが、じゃあどうなるのかというと、基準財政需要額への算入率を原則として現行の2分の1程度、30%というふうにするんだということでありますが、この辺についてもし把握しておられれば具体的にお答えをいただきということであります。当町の場合、ご答弁にははっきりした金額もちろんこれは7月の段階で具体的な交付税の算定が行われないとつかめない、そういう側面もあるかと思いますが、もう一度お答えをいただきたい。それから、段階補正の見直しであります。これは、いわゆる合併促進に結びついたそういうやり方だということで、地方6団体では厳しく批判をし、反対をしている、そういうものであります。人口10万人未満、交付税上標準団体というふうに言われておりますが、そういう自治体に対して人口に応じた交付税の割り増しをする制度が従来取られていたわけであります。ところが平成10年から、人口 4,000人以下、この割り増しをやめるということをやってきたんですね。だから、人口の少ない町や村には交付税を減らすよ、減らしてきたと。今度はいわゆる標準団体規模、ですから10万人以下、10万人以下の団体にまでこの段階補正が押し広げられてくると。何か詳しくはよくわかりませんが、少なくとも5万人以下、全体的に段階補正で交付税が減らされるということで試算表を示していますね。人口規模でこうなりますよ。ただ、今の段階ではまだ単位費用も補正係数もきちんとしておりませんね、平成14年度の。ですから、それが出てこないと具体的な数字はわかりませんが、総務省が示している数字は3年間で 5,000万、単年度、平成14年度は3分の1で 1,700万地方交付税が減らされるよというふうに言っているようでありますが、その辺について具体的にお答えをいただきたいということであります。次に、次年度以降の動向については町長からもお答えをいただきました。今、この地方交付税は私がこんなこと言わなくても皆さんご存じだと思うのですが、調整の側面と、財源を保障する2つの側面が地方交付税法の第1条で決められておりますから、そういうものがあるんでありますね。ですから、この今のように切り込んではきているけれども、これ以上国としても手が加えられないような状況が地方交付税第1条がある限り。そこで大もとをひとつ抜本的に改めると、地方交付税法。大体、都市から税金取っていて農山村につぎ込むなんてもってのほかだみたいなね。いわゆる暴論にも等しいようなこの地方交付税見直し論というのが行われている。町長がお答えになったように。そこで段階補正とか事業費補正の見直しとかというのが行われるんだけれども、見直したらそのお金はどこへ行くのかというと、都市再生にもっていかれるのではないのかというふうに言われているわけであります。そういう点で、ぜひ町長も先ほど決意のほどをおっしゃっておられましたけれども、この財政調整機能、財源を保障する機能というものは今後ともやはり国が堅持するように、積極的に働きかけていただきたいと、これが段階的にむしばまれていきますと、もう町の財政は成り立たないということになるのは目に見えているわけであります。ちょっと長くなりましたが、これが2回目の質問であります。次に教育問題でありますが、実はこの質問をするのはもう既に遅きに失しているというふうに思うんですね。各学校では、ねじり鉢巻きでこの学校完全5日制ということで聞くところによると、年間土曜日がなくなることによって 140時間、時間がなくなるんだそうですね。しかし、学習指導要領では70時間程度削れと、こういうようなことのようであります。それに従って教科を編成していかなければならないと。いわば時間割りを編成していかなければならない。結局先ほどおっしゃったように学力が3割削られるというお話でありました。私ね、教育長のご答弁聞いて少しきれいごと過ぎるのではないかなというふうに思うんです。厚岸町の小学校や中学校へ通っている子供たちの学力の状態はどうなんだ、あるいは勉強嫌いはいないんだろうか。どういう状況に置かれているのであろうか、とこういうものをきちんと調査なさったことがおありになるんでしょうか。実態を私は捕まえていただきたい。私はもう子供もおりませんし、孫はおりますけれども手元にはいないということで具体的なことは、ただ読んだり人の話で知るほかないわけでありますけれども、結局今学校から帰ったらすぐ塾へ行く。もう休む暇もなく遊ぶ暇もなくですね、追われているのではないのかな。そういう中でゆとりもなければ遊ぶ時間さえないというような状況ではなかったのではないでしょうか。今度は総体的に授業時間数が減るわけですよ。総合学習の時間というのが入ってきて基本的な教科の時間がさらに減るのではないかと。それと、私はやはり小学校でも子供たちに基礎的な学力をきちんと保障するのが教育ではないのか。学力低下になるのではないかというふうに新学習指導要領が出てから大きな批判がおきまして、結局遠山文部科学大臣はアピールを出さざるを得なくなったわけでしょう。学力低下というのは認めなかったけれども、結局認めざるを得なくなった、そのかわり何をやれといったかというと、家庭で宿題を、学校で補習をやれと。そしてさらには、できる子とできない子とわけていわゆる学習習熟度によって子供を分けるというふうな方法が取られるようになるようですね。そうすると、ますますこの子供はゆとりのない、そういうはざまに置かれるのではないかなというふうに思うんです。そういう点では、具体的に現状がどうなのかという点をやはり私は教育委員会が正確にご調査をなさって子供の実情をしっかりとつかむということが、私は大事なのではないかなというふうに思うんです。それから5日制の問題にしても、これは社会一般が完全5日制ではありませんので、子供たちと親と結びつきがどうなるのかという心配もありますね。それから、5日制で土曜日子供たちをどうするのか、そういう施設が十分にあるのかどうなのか、こういう問題もありますね。あるいは児童館は土曜日はどうなるんだろう、今度は休みになるのだろうか。休みにしたら子供は大変だな、そういう心配もありますね。そういう点ではどうなのかお伺いをしたいのであります。最後に、やはり私は地域もやっぱり心配しなければならないと思うんです。父母と学校と一緒になって教育長がおっしゃったように、やはりそこのところがきちんと連携し合い、よく話し合って厚岸の次代を背負う子供たちをどう育てていくのか、我々も一緒になってやっぱり考えていかないと、学校だけに任せる、親だけに任せるというわけにはいかない、そういう大きな問題もあるな。そういうことについてもう少しきめの細かい具体的な施策をとっていただきたいというふうに思うわけであります。以上です。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

田宮議員の再質問についてお答えします。まず、厚岸町の実態についてですが、全体的な形での学力テストは行っておりませんけれども、個々の学校がそれぞれのデータについては保有しているというふうに認識しております。その中でやはりなかなか厳しい学力の状態というのも実態としてあるように聞いております。そして一番問題なのは、まず全国的なものから見ても小学校の段階では「わかる・よくわかる」であわせて68%を占めております。それが中学校になってくると「よくわかる」が 4.7%、「大体わかる」を合わせても45%に落ちます。ということはどういうことかというと、目いっぱいの学習量というものを提供する中で、理解する比率が今の教え方では下がってきているということは事実だと思うんです。そういう意味からいくと、これから進めようとしている部分の基礎基本、そこの部分を繰り返し教えることによって落ちこぼれ部分を減らしていくということはきれいごとではなくて実際に必要なことではないかと。ただ先ほどご指摘ありましたとおり、2002遠山アピールについては実際現場の方でも非常に戸惑いがあるというふうに考えます。学習指導要領が最低限度であるというような言い方をされると一体どこまで教えるんだというふうな問題もありますし、実際に3割減少したときに一体高校入試はどこまで出るんですかという具体的な問題、そこら辺がはっきり示されない限り、中学校の教える量というのをただ下げました、ですからそれ以上やらなくていいですというふうにはまだなってこないでしょうし、まだそのことに関して言えば見えていないのかなというふうに思います。ただ今申し上げたとおり基礎基本の部分を現場の学校の方でも力を入れようということで、準備をしていることも事実でありますので、その点ご理解をいただきたいなというふうに思います。もう一つ週5日制の問題ですが、前にも同様のご質問をいただいておりますけれども、基本的に釧路のが確か新聞にも出ておりましたけれども、実は厚岸町でも3学期の初めに児童に対してアンケートを取りました。休み時間をどのように過ごしたいかというふうな質問を出しましたところ、町にあるいろいろな施設を利用するというふうな部分と、もう一つは、特に中学生の場合はかなりの人数で一人でのんびりしたい、寝て過ごしたいというふうな回答があります。大人が考えている土曜日の過ごし方と子供が考えているこうしたいという部分がギャップがあるのではないかなというふうに一つには思います。小学校について言うと、子供の方は親と一緒に休みを過ごしたい、あるいは友達と過ごしたいというふうな部分に多く数が集まっています。ところが、やっぱり中学生になってくると一人で過ごしたいというふうなことが出ています。実際に塾に通うというふうな部分について言うと、厚岸の場合はここで言うと小学校では 5.5%程度、中学校で約10%程度の数字がでております。ただ、実際に4月になった段階で、この子供たちがこのように過ごせるかどうかという問題はあろうかと思います。4月になったら親の方がおまえ塾へ行けということになる可能性もありますし、ただこういうふうに見ていく中で厚岸町の場合受け入れ施設としての情報館、体育館あるいは先ほどご質問ありましたけれども、児童館については全土曜日開けて今までの4週6休の体制と同じような形で全土曜日対応するということですので、子供たちが外へ出てそういうふうな施設を使うという面ではある程度満たされているのかな。ただ、本来的に言うといろんなものをつくっていく、行事をつくっていくのもあるんですけれども、それよりはやはり自主的な中での動きを本来的には大切にすべきではないのかなというふうに思います。平成4年ですか、一番最初に導入されたときに非常に各自治体でいろいろな事業を興して受け入れようというふうな動きがありました。しかし、学校休んでいるかわりにみんなそこへ出てこいみたいな対応が本当に正しいのかというと私自身はそうではないだろうと。家族で過ごすなり、友達と過ごすなり、一人で過ごすなりというところに一つの目的があるのかなというふうにも考えております。あとですね、完全5日制に当たってやはり地域が子供たちを見ていくというのは本気で考えていかなければならない問題かなと思います。今回方針の中にも盛り込みましたけれども、あいさつ運動、声かけ運動ということなかなか定着していきませんけれども、やはり大人がまずあいさつをする、そこが基本なのかな。そういう点から言うとまず役場から、まずいろいろな町の施設から町民に声をかけていく。その中で、自治会の方にも子供たちに声をかけてほしいというふうな形で進めてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解をお願いしたいと思います。

再々質問 3番

3回目の質問ですが、財政課長、私はね、大変財政が楽だ、全国が、総務省がそう言っているんだから厚岸町も楽だ、そんなこと言っているんじゃないんですよ。地方交付税は3億 6,000万減ったというのはあなた方の計算でしょう。予算書に出ているように、減ったんですよね。しかし、一般財源の確保という面からいけば臨時財政対策債をあなた方の計算で4億 1,400万ですよ、これは来るんですよね。あなたが言われたようにこれは使っても使わなくても後から返ってくるんでしょう。しかし現実にこのお金がなければ仕事ができないわけでしょう。町長一生懸命力んでおられたところで、このお金がなくては何にもできないわけですよ。これは確かにやり方としては適切な国のやり方ではないけれども、町にとっては大事な財源なんだ。そういう面からいって地方交付税の削減があったけれども4億 1,400万もですね、臨時財政対策債があった。合わせれば一般財源としては去年から比べれば1億は減ったけれども、これで何とか仕事をやることができると、そういう保障になった、こういうことを申し上げているんですよ。具体的にそうでしょう、そうじゃないんですか。あなたつくった予算書から数字を拾って地方交付税と臨時財政対策債を合わせた一般財源の確保がこれだけできたということが言えるんじゃないんですか。具体的に資料を出してください。今から新年度の予算の審議まででもいいですから。減ったものは減ったさ。だけど一般財源、あなた方が仕事をやっていく上では一般財源の確保は何とかできたのではないかということを言っているんですよ。減った減ったって、ただ減った減った、言われるものだからこれは大変だ、中身は市町村合併でもやって、合併特例債でも話はやっていけない、そんなことでもあんた考えているんじゃないの。正確に財政の判断だって、僕の言っていること間違えですか。確かに公共事業、特に単独事業については大幅に減らされましたよ。あなた方が予算の上で減らしているわけでしょう。余り何回も繰り返して言いませんが、いかがでしょうか。それから、事業費の補正であるとか、段階補正がさっきも言いましたように、これらが段階補正であれば単位費用も補正係数もまだ決まらないわけですから。大体地方交付税というのは大枠を決めて後からそれにあわせて省令を変えていくわけですからね。つじつまを合わせるわけでしょう。そんなことは百も承知でしょう。この推計でですね、2つ段階補正が 3,300万というのが出ておりますが、総務省は資料を示しているわけでしょう。人口規模別に出してね、これは段階補正見直しによる基準財政需要額での影響について、段階ごとの影響額を2002年度、これは平成14年度のですね、単位費用及び補正係数が確定しないと計算できないが、昨年度の平成13年度の算定に当てはめて試算すると、おおむね次のとおりと見込まれるということで 1,000人前後の人口規模であれば3年間で 2,400万、単年度で14年度800 万、 4,000人前後でいくら 8,000人前後で幾ら、1万 2,000て厚岸町でしょう。そしたら3年で 5,000万、14年度で 1,700万というふうに資料を出しているんですよ。さっき言った 3,300てどうなっているんですか、これ。不明な部分もありますけれども、こういうものもありますので、どうですかというふうにお伺いしているんですよ。時間も遅くなりましたからこの辺でやめますけれども、もう一回明確にしていただきたい。それから、教育長のご答弁、大体はわかりましたというかよくわかりました、よくはわからないけれども、今までの教育長と違って積極的な前向きな事態をつかんだご答弁なさっておられるというふうには受けとめさせていただきました。やはり、実態はどうなのかというのはきちっとつかんで赤裸々に出して議会にも投げかけていただきたいと思います。どうなんだ、議会でも考えてくれというふうにみんなで協力していかないと、厚岸町次の世代を支える子供をみんなで一緒になってやっぱり育てていかなければならないと思うんですね。それから学級の問題でありますが、幕別町ではあそこの町も人口の多い町でありますが、そんなに問題児の数もたくさんあるわけでないようでありますが、子供の多い学級については、2クラスで1人教員を雇用してそして対策を立てているというところもあるようであります。これは、いわゆる雇用問題が言われていますね。町も残業時間を削って、そして人を何名か使えやということを言われております。そういう面ともあわせて、もう少し考えてみていただきたいなというふうに思います。

答弁 町長

再々質問にお答えをさせていただきす。小泉内閣が構造改革ということを打ち出しておるわけであります。私は反対するのではありません。しかし一部には反対せざるを得ない問題もあります。それが今論じております財政の問題であります。中央対地方の関係の中で、地方を取り巻く諸情勢、大変厳しく相なっておるわけであります。先ほど来からの財政に関するご論議のとおりであります。そういう中で、私が町長になりましてから初めての当初予算の編成に相なったわけであります。本当に財政運営基本方針にもありますとおり、厳しい事情の中での四苦八苦した中での予算編成でございました。地方交付税が前年度に引き続きマイナス 4.0%となり、その分今お話ございましたとおり、臨時財政対策債という、これ借金であります。赤字地方債と申しますに振りかわることや、先ほど段階補正の問題もありましたけれども、小さい町に不利な段階補正や事業費補正の見直しなどが断行され、地方交付税が大きく落ち込んだわけであります。ですから、そこで町民のニーズにいかにこたえていくべき予算にすべきかということが、提案された平成14年度の厚岸町の一般会計予算であります。その中で、まず年3億円の予算の縮減を図りましたけれども、結果的には約6億円の収支不足が生じました。そこで小規模商工業者設備近代化基金を廃止するほか、財政調整基金などの基金をやむなく取り崩さざるを得なかった、それが5億だと。そこで収支の均等を図ったわけであります。そういうことで今後の財政運営基本方針の平成16年までの考え方に基づいて、これからの予算執行の中で、これらの基金等の問題をどうするか、さらにはまた特交等もまだ明確ではありません。それぞれもろもろの予算措置の中での健全な財政運営というものを考えていかなければならない。そういうことで私どもは田宮議員から質問がございましたとおり公共事業の10%の削減、これも厚岸町にとりましては大変な問題でございました。さらにはまた、臨時財政対策債のことでありますが、これは本来は国が責任を持つ問題であります。と言いますのは、地方交付税法の第6条の3第2項で定められておりますとおり、不足分は政府の責任で措置をしなければなければならないわけであります。さらにはまた、段階補正の問題であります。先ほど合併の促進じゃなかろうかというお話がございました。私も町長になりましてから2回ほど全国町村会の大会、または総会に出席をいたしました。その中で言われておりますことは、合併を強制するのではなかろうかということで、反対決議をいたしております。私も同感であります。そういうことでいろいろと指摘がございましたけれども、収支の均衡をとるために、大変な苦労をしながら今回の予算編成になったということをご理解を賜りたいと同時に、これからも健全財政に向かっての予算措置を考えてまいりたい、そのように考えておりますので、よろしくお願い申し上げたいと存じます。

答弁 教育長(教育長は2004年9月まで)

田宮議員のおっしゃるとおり、実態を把握することがまず大切だと思います。父兄の方々が不安に陥る、その事実も考えると、実態を把握してどのような対策をとっていくのか、そういうふうな情報を開示して、そして町民全体で問題を考えていくということも本当に大切なことだと思いますので、その方向について考えてみたいというふうに思います。また、幕別町のことについては存じておりませんので調べさせていただきますけれども、厚岸町の中でも平成14年度でも真龍小学校、真竜中学校には少人数指導加配が予定されております。小学校については1クラスに2人でというふうな対応ができますけれども、ただ中学校の場合は各科目でそれぞれ授業をやっているということで、1名ついたからといってそのままそのクラスが2人で教えられるということには実態としてはならないわけですけれども、できるだけ多くの科目で2名体制をとれるような形を学校の方とも検討しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。それ以外にも各種加配を要求してできるだけきめ細かな授業を組めるように要望してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。

出典:厚岸町議会 平成14年第1回定例会 2002年3月7日 議事録 PDF(74ページ) 間違いを知らせる