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赤井川村議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日

村長の行政執行方針について

2021年3月9日、赤井川村議会の一般質問で、辻康議員が「村長の行政執行方針について」質問し、村長 馬場希が答弁しました。

質問者
辻康 議員
答弁者
村長 馬場希

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 辻康

村長の行政執行方針についてご質問いたします。村長も、それから我々議会も、ちょうど今年折り返しの年を迎えます。村長の立場からすると、1年目は前政権からの引継ぎの、予算にしても骨格予算だったと思います。昨年は自分が手がけた最初の行政であり、予算であり、本年度はこの任期中の村長が求めるものの成就を求めた執行方針ではなかろうかと思いますので、そういう観点からご質問いたしたいと思いますが、執行方針を聞きますと4つの大きな項目から成っておりましたが、その中で私が注目するのは「持続可能」と「食」という表現であります。執行方針の原稿から抜粋して、村長の宣伝になるような感じですけれども、改めて読み直してみますと、持続可能な開発計画に取り組む企業、持続可能な農業の実現、持続可能な地場産業、持続可能な再生エネルギー、持続可能な村づくりの基盤強化に取り組む時期、持続可能な村づくりに向け具体的に取り組む重要な年と位置づけるなどなど、様々な方針の中に持続可能という表現が盛り込まれております。特に結びでは、具体的に取り組む重要な年と村長の決意として位置づけられております。そこでお尋ねです。村長が目指す持続可能とは、いわゆる持続可能な開発目標、SDGsと言われていますが、その実現を踏まえての表現なのか、それとも単に生き残るということなのかなどなど、もう少し具体的な説明をお聞かせいただきたいと思います。次に、食ということについてお聞きします。食についても、村政に臨む基本姿勢、活力あふれる村づくりの中で食を通じた観光という表現、それから政策展開の重要事項、持続可能な地場産業の中でも観光の振興として食がキーワードになる、食と観光が有機的に結びつく取組と表現され、観光振興の重要課題と位置づけされております。そこで、村長が表現する食とは具体的に何なのか、おいしい素材なのか、あるいはおいしい料理なのか。また、赤井川村が誇る食を創る、食を創造する道筋についてお考えがあればお聞かせください。ちなみに地域で食を創る試みとして、十勝管内本別町にある農産物ものづくり館、ゲンキッチンと表現しておりましたけれども、それを商工会の仲間と数年前に視察したことがあります。役場の課長さん自らご案内いただきましたが、専任指導員が常駐し、地元産品を使った新製品開発や加工技術の研究、それから飲食店関係者、加工業者等を招き調理講習会等を行っているとのことでしたが、そのような行政の関わりについて村長の考えをお聞かせいただきたいと思います。以上でございます。

答弁 村長 馬場希

それでは、辻議員からの村政執行方針の中からの質問についてお答えさせていただきます。1点目の持続可能とはどのように捉えた考え方なのかというご質問ですが、持続可能なという表現には、辻議員がご指摘のとおり、2種類の意味を込めております。1つは、今回第2期総合戦略にも掲げているとおり、持続可能な開発目標SDGsの理念を踏まえることとしているところにあります。SDGsの取組宣言はしておりませんが、世界で取り組む目標として認知されているこの理念を踏まえた、できるところから取り組む村政運営に心がけるということです。2つ目の考え方としては、2060年に人口1,000人の村として生き残る人口ビジョンを達成させるという考え方に基づいた表現であります。加えて、具体的に取り組む重要な年と考えているのは、持続可能な村とするため、まずは財政健全化に向けた取組を進める年と考えているという意味を込めております。2点目の赤井川村が誇る食を創る方策と食を創る試みに対する行政の関わりについてのご質問にお答えいたします。食を創る方策については、生産者が安全、安心、良質な農畜産物を生産する環境づくりを支援し、販売に関わるところにも側面的に支援していくことを継続させることが必要であると考えています。生産者にも消費者にも身近な行政であることを大事にしたいと思っております。また、行政の関わりについては、常に相談してもらえる関係性を保ちつつ、それぞれが取り組もうとする試みに対し、そっと背中を押してあげられる関わりが重要だと考えております。令和3年度は、一歩踏み出すにはちゅうちょしてしまうけれども、半歩くらいなら何とか取り組んでみたいという方々を支援する事業として、限られた予算ではありますが、特産品開発支援事業として、意欲のある村民の背中を押す取組を進めたいと考えております。以上でございます。

質問 3番 辻康

村長のご答弁の中で財政健全化に向けた取組というご返答いただきましたけれども、行政執行方針だからまだ細かな目標等は樹立していないと思いますが、できれば具体的に数値目標であるとか、それに至る工程といいますか、プロセスだとか、そういうものがあれば、簡単でよろしいので、お聞きしたいと思います。それから、行政の関わりという点でお聞きしますが、食が観光の重要な要になるとしたら、それについてするにはある程度戦略と戦術が必要でないかと思います。そして、仕掛けも必要だろうと思います。具体的なことではございませんけれども、食を創るのに料理学校あるいは料理家あるいはレストラン、そういうものとコラボして創るだとか、いろんなことをやっていかなければ、前この議会でも出ていましたけれども、マンパワーであるとか、そういうものの不足によってかなり難しい現状ではなかろうかと思いますけれども、そういうものを進めていく中でも、側面的に支援であるとか、そっと背中を押すとか、そういう表現でご回答いただきましたけれども、より積極的な行政の支援、行政が中心になった施策、そういうものが必要でないかと思いますので、その辺をご質問いたします。今議会の予算の中にも特産品開発支援事業として計上されていたと思います。そういう点に対しては非常に評価いたしますけれども、より強い行政の関与についてどう考えるかという点についてご回答いただきたいと思います。

答弁 村長 馬場希

まず、後段のほうからお答えさせていただきます。なぜこういった表現をしているかというと、私も長い間経済畑、農業関係に携わってきて、この間20年、30年の間で農家さんといろんな話をしたりだとか、当然その間には加工の取組だとかなんとかというのをいろいろ話したり取り組んだりした経過がございます。残念ながら成功に至らなかったと。商工会も含んだ中でいろんな加工なんかも、村からも補助金を出したりする中で積極的に介入をしながらさせていただきましたけれども、どうしても成功に結びつけれなかったという残念ながらの結果が私の中に残っていて、やり方を少し変えなければ駄目なのだろうなというようなところで、要するに今は個で取り組む部分を、どうやって点を広げていくかというような考え方で、まずはやろうと思う人方の背中を押すというか、きっかけをつくるということにまずは重点を置いた取組をしてみようというような考え方から、そういった方向性に向けているということをご理解いただきたいなというふうに思います。もう一つは、今回答弁には書きませんでしたけれども、食を創っていくという面で、ふるさと納税もそうですけれども、生協との絡みの中で、生協さんと生産者組織と村も入った中で、辻議員が言われたように、一流のシェフを呼んで畑でレストランみたいな、そういった取組をしたりだとかなんとかということもある意味側面的な支援としてやらせていただいているので、そういったことを少しずつ広めていければなというふうな考え方もしておりますし、どうなるか分からない、まだ検討している段階ですけれども、農家の方々も含めて体験型の観光、民泊を使った、そういった事業なんかも今後取り組んでいけないかなということで、国費の事業制度の中にそういったものがありますので、何人かそういった考え方に賛同する方々に集まっていただいて実現できるかどうか、食も絡んでくる中での取組なので、そういったことを具体的に今後進めていければなというふうに考えてございます。ちゃんとした答えになっているかどうかあれなのですけれども、そんなような思いがあって、行政はそういった部分に関わっていきたいというふうに考えております。財政的な部分でいえば、具体的な数字はまだ持っていないですし、執行方針でビジョンというふうに表現させていただいたのは、財政健全化計画とすると、平成16年ぐらいに自立計画というのを立てたときは、数字全部を積み上げていくような格好で10年計画を組んだのですけれども、今の考え方としては短期で5年ぐらいをスパンにして、今見直さなければならないものは何だろうというところを内部的に精査をしながら、項目立てをして、この分野は見直すべきだろうというような部分を明らかにして、そこに係る事業について見直しをしていったりだとかなんとかというふうな中身で整理をしていこうというふうに考えています。新年度予算に向けてもそうですけれども、総体的な話になりますけれども、当初予算から見ると、通常は22億とかなんとかで、今回はそれより3億ぐらい増えた形になっていますけれども、実質的にはふるさと納税で増えたりとか事業で増えてしまったりしているものですから、総体は膨らんでいるのですけれども、中身としてはそんなに大きく違うことをやっているということではなくて、その部分で増えた部分を除けば大体22億ぐらいということで例年どおりの予算状況にはあるのですけれども、どうしても今までの取組の中で、類似団体というか、赤井川村の規模の他の町村と比較すると、補助金だとか建設に係る経費だとか教育費というのがウエートがかなり高くなっているというのが実情です。右倣えするわけではないですけれども、そういった指標的なものも頭に置きながら、取ってつけたような言い方になりますけれども、持続可能な、先を見ていけるような財政を見通して進めていくというような形を取っていきたいな、5年ぐらいをめどに取り組んでいくようなものを整理をしたいというふうに考えてございます。加えてお話しさせていただければ、介護だとか医療の部分なんかも見直して、地域医療なんかについても見直していかなければならないので、時期を見て議員の皆さん方にもいろんな意見をもらいながら積み上げていかなければ駄目だな、方向性を出していかなければならないなというふうに考えていますので、その節はまたひとつよろしくご意見を賜ればというふうに思ってございます。以上でございます。

質問 3番 辻康

村長の行政執行方針の中にも、うちの村の事業者の表現が出ていまして、それなりに活躍している方もいらっしゃると。だけれども、こう見ても、うちの村で今一生懸命活躍している人、ここまでになるのに40年、50年かかっているわけです。40年、50年かかって、やっと今の事業が軌道に乗ってきている。それも別に村の振興のためでなくて、自分たちが食べるためにやった結果が今になって現れているということで、食にしても産業にしても企業の振興であるとか食の創造だとか、それが大事だとしたらもうちょっと積極的な行政の関わりが必要でないかと私は常に思っています。それから、村長のご答弁を聞いていて、ちょっと変わったかなという感じがした。2年前の就任当時から。就任当時は私なんかが質問すると、考えていません、違います、こういう表現だったけれども、支援していく、後押しをする、そういう表現に若干変わってきて、それは評価できるのかなと思いますけれども、さっき村長言われた商工会でやられた特産品開発、村からもお金は出していただいたけれども、村主体の事業でなくて、国から一千何百万いただいて、村から200万ぐらい出すことが国のお金をいただく条件で、お願いしたら出してくれた。特産品づくりにしても難しくて、村長言われるように、赤井川に限らず、この持続とは違いますけれども、持続して製造できていないというのが現実なわけですけれども、チャレンジすることが大事かなと、そのように思っていますし、1つ評価というか、感謝申し上げたいのは、さっき村長も言われた農泊の関係なのですけれども、産業課はじめ課長も係の人も一生懸命個々の希望者を回って需要調査をしたり説明をしたり、そのことに感謝を申し上げたいと思います。そういうことで、折り返しを迎えて村長の行政執行、特に私の質問に関わるものについてはもう少し関与をいただいて進めていくことをお願いして、答弁は求めません。ありがとうございました。

出典:赤井川村議会 令和3年第1回定例会 2021年3月9日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる