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赤井川村議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日

人口減少について

2020年9月16日、赤井川村議会の一般質問で、湯澤幸敏議員が「人口減少について」質問し、村長 馬場希が答弁しました。

質問者
湯澤幸敏 議員
答弁者
村長 馬場希

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 湯澤幸敏

本日は、人口減少について、村長はどのように考えておられるのか、これについてお尋ねをしたいと思います。人口減少については、2011年が元年とされ、これは2008年が元年という学者もいるわけですけれども、その後今日まで減少が続き、今や減少社会とも言われ、2048年には1億人を割るであろうとの予測がされています。ちなみに、2048年1億人というのは、出生が少なく死亡が多いという、出生低位、死亡高位ということで出されます。ですから、出生が中位、死亡が中位であると、もう少し1億人を割るのは後だろうというふうに思います。人口減少がもたらす影響として、経済成長率の低下、労働力の低下、社会保障制度の崩壊、地域の活力低下等が上げられており、日本政府は人口減少を克服するための対策を強化し、2060年には1億人程度は確保したいとの長期ビジョンを立てています。その一方で出生数と死亡数の差による自然増や転入、転出による社会増といった人口を増やすことに力点を置くのではなく、減少を緩やかにしたり人口が少ない状態でも社会の活力を維持するといったことを目指す小規模自治体もあります。そこで、本村における人口減少の影響と人口減少に対して村長はどのように捉え、考えておられるのかお聞きします。

答弁 村長 馬場希

それでは、湯澤議員のご質問にお答えさせていただきます。人口減少についてということでございますけれども、平成28年4月からの移住・定住支援策の取組をはじめ、新型コロナウイルス感染拡大の前とはなりますが、国内全体のインバウンド観光の堅調な推移並びにリゾート再開発などの影響で、当村の人口は外国人住民を中心に増加に転じ、平成28年、2016年3月末には1,166人でしたが、令和2年、2020年3月末には1,222人と4.8%の人口増となっておりました。一方、外国人を除く人口は、1,109人から1,083人へと5年間で2.3%減少しているという状況もございます。人口減少は、農業を基幹産業に掲げる当村においては、農業の担い手問題は農地の流動化や有害鳥獣対策問題へとつながります。労働力不足による生産、流通の問題は、地域経済や税収の減少、公共インフラの維持経費の増加へとつながります。また、ボランティア活動や消防団活動をはじめとする地域の暮らしを支える機能の低下にも直結するものだと認識をしております。国内において人口減少が急激に進む中、人口減少問題は地域課題ではなく、国内における象徴的な現象であると捉え、考えていく必要があると考えております。平成28年3月に策定しました第四期赤井川村総合計画においても、人口減少の歯止めにつながる取組を推進することとして、村の10年間の行政運営の指針となる基本構想を定めており、住むことを誇れる村づくり、新たな活力と交流の創出、人と人とのつながりの強化の3つの視点で村づくりを進めていくことが示されております。子育て支援策の継続や健康長寿を延ばしていくというような保健、福祉サービスの提供、村との関わりを持つ都市部在住者や民間企業との関係性の強化、さらには住民同士のつながりを深め、暮らしを支え合う協働の村づくりを継続して進めていくことが、これからの人口減少時代にはとても重要であるとの認識に立って村政を進めていきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

質問 5番 湯澤幸敏

今の答弁をお聞きしまして、ある意味安心したといいますか、これは村政執行方針でも掲げられているのですけれども、そんなに人口減少について危機意識というのはお持ちでないかと思うのです。余り人口減少危機意識を持って、人口を増やそう、増やそうというと、そのために収入が少なくなるわけですから、財源を確保したいと、あるいは人と雇用が欲しいということで拙速な政策判断につながりかねないという、そんな危惧を用いるわけです。そういう意味では、今村長の答弁はそういうことではなくて、ある程度人口減少というのを認めながら施策を進めていこうというご答弁かと思います。最初のほうに現状の人口について述べられました。私も違った方向から少し調べてみました。国立社会保障・人口問題研究所というのがあるのですけれども、そこの2018年推計で地域別将来推計人口というのがあるのですけれども、それを見ていくと赤井川村は2015年が1,121人、2020年が1,003人、これは国勢調査の5年ごとですけれども、2030年には781人、2040年には591人というふうな推計を出しています。2020年、現在ですけれども、見ると、8月末現在は1,153名と、外国人がそのうち83名ということで、それを除くと1,070人ということで、推計よりも増えているということになるわけです。さらに、2月末日現在で見てみると1,293名と。うち外国人が205名ということで、1,088人と。これ2020年の末ではありませんけれども、そういうことで推計よりも増えているわけです。これは、村のほうのご努力によるものと思います。ただ、答弁の中で人口減少の歯止めにつながる取組を推進、第四期赤井川村総合計画において人口減少の歯止めにつながる取組を推進するということですけれども、人口減少の歯止めというのはできないのではないかと。逆に今コロナの中でウィズコロナということで、コロナと共存して生活様式を変えていこうというようなことでいっていますので、この際ウィズ人口減少ではないですけれども、人口減少というのを認めて、その上でいろんな施策を考えていったらいいのでないか。村長もこの中では人とのつながりの強化とか、そういうことを上げていますので、そういう方向性かと思いますけれども、明確に人口減少というのは認めて、それで施策を考えていったほうがいいのではないかなと思うのですけれども、その点どうですか。

答弁 村長 馬場希

積極的に減少を認めるというような認識はないのですけれども、ここで歯止めにつながると、総合計画そのものをやっぱり基本として考えていくという視点に立ってこういった表現をさせていただいておりますけれども、要するにいろんな村内の人方で助け合いながら、当然我々もきちんとそこに対して住民サービスの維持を図っていくということが大前提ですけれども、横のつながりの中でお互いに助け合いながらいくということを基本としていくことによって、ここにやっぱりずっと住んでいたいなとか、そういうことを思っていただくことが人口を減らしていくということにもつながっていくだろうなというふうに考えておりますので、そういった考え方で減少するのは仕方がないと。先ほど言ったように、問題ではなくて、減少だというような表現の仕方をしましたけれども、それはそれでそういうことだろうという認識を持っていますけれども、積極的に減ってもいいやということではなく、そういった助け合いをしながら、ここに住んでいてよかったと思う人がずっと生活をしていくような村づくりというものを進めていければ歯止めもかかるのではないかなというようなことで取組を進めていきたいというふうに思っています。

出典:赤井川村議会 令和2年第3回定例会 2020年9月16日 議事録 PDF(51ページ) 間違いを知らせる