赤井川村議会 令和2年第1回定例会 2020年3月10日
図書室の設置について
2020年3月10日、赤井川村議会の一般質問で、湯澤幸敏議員が「図書室の設置について」質問し、教育長 根井朗夫が答弁しました。
- 質問者
- 湯澤幸敏 議員
- 答弁者
- 教育長 根井朗夫
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 湯澤幸敏
本日は、図書室の設置について質問をしたいと思います。図書室の設置については、平成27年第4回定例議会において一般質問として質問させていただきました。その際、図書館、図書室設置の意義及び必要性については説明しましたので再度申し上げませんが、教育長からは生涯学習の観点からすると図書室的機能を有する場所の確保は必要と感じているとの前向きな答弁がありました。ただ、人員の確保や場所などの問題から、近々に整備することは難しいとのことでした。その点については私も理解を示したところでありますが、最終的には重要な検討課題の1つとして捉えており、今後検討していきたいと考えておりますとの答弁がありました。あれから4年が経過しました。これまでどのように検討され、その結果この課題についてどのような進展があったのか、またはないのか、お聞かせください。
答弁 教育長 根井朗夫
ご質問ありがとうございます。質問にお答えします。まず、図書館の設置につきまして、初めに本村の現状からお話をいたしますと、図書館法に定める公立図書館を本村は設置していません。また、小規模自治体がこれに代わる施設として多く設置している社会教育法に定める公民館図書室も本村はございません。そこで、本村において図書、読書に対する行政施策はどのように行ってきたか、あるいはいるかということについてですが、公民館類似施設としては生活改善センターがありますが、ここに図書コーナーを設けてございました。以前はここを中心に村民向けの図書を提供してきたところでしたけれども、利用者も余り多くなかったということから、現在は村民が来庁する機会が多い役場庁舎の一角を図書コーナーとして、ここを中心に図書を整備し、新しく入る新刊図書、話題図書、人気図書等を年4回購入しながら、道立図書館と連携して定期的な更新をしてきているところです。役場ホームページでの紹介ですとか区会長会議等での呼びかけによって多くの住民にご利用いただきまして、新刊図書、話題図書のコーナー本についてはご利用待ちをいただくこともあるほどにもなっています。移動図書については、2階に設置していたのですけれども、それを1階に下ろした、そういうことから利用者が増えているというような経緯もございます。また、健康支援センターには児童、幼児図書を置いております。そこで閲覧に供するとともに、子育てサークルが子供への読み聞かせ等に利用したり、借りて家庭で活用したり等しています。こちらについても設置場所については好評であると聞いているところです。現在は役場図書コーナーを図書館類似施設として登録してございまして、道立図書館とも連携して図書の借入れやブックフェスティバルを開催したり、今年度については書架を更新して明るい雰囲気を作るというふうな心がけ、また書架数も増やしまして、村民が図書に親しむ環境づくりに努めているところであります。さて、図書館、図書室の設置についてということで、平成27年の前教育長の答弁にあったとおりになりますが、現状では図書室的機能を有する場所の確保は必要ではあるものの、常に図書室に手をかけられる人員の確保や場所などの問題から、近々に整備することは難しいということから、現在利用の両コーナーを中心にその充実を図っていきたいと考え、取組を進めているところです。ただ、図書館、図書室の設置は、まちづくりや地域の振興、活性化を図る上でも核となり得るというふうな認識も持ってございます。現在もなお重要な検討課題の1つとして捉えてございます。今後の村全体の施設の整備、取組計画と関連して検討を重ねていきたいというふうに考えてございます。ご質問の具体の施策の有無という部分でいいますと、ハード面の現状でいえば、ハードの設置は新しく変わったかというと、それはなしということになるかなというふうに思いますし、計画ですとかソフトの充実という部分での取組、ここについては進めているというふうなお答えになるかなというふうに思っています。また、この間といいますか、それが設置されていないという状態ではあるかもしれませんが、この間、とりわけ未来を担う子供たちの読書環境の充実というのは待ったなしというふうに考えていますので、道立図書館や余市図書館と連携しながら、ブックフェスティバルの充実とか学校での読書指導の充実を通して図書と親しむ活動を進め、豊かな心の育成につなげていきたいなというふうに考えてございます。村づくり計画の一環に図書館を位置づけながら進めていければなというふうに考えているところでございます。以上でございます。
質問 5番 湯澤幸敏
資料がありますので、議長、今配っていただいてよろしいですか。
質問 5番 湯澤幸敏
図書館については、日本図書館協会なども蔵書として5万以上とか、それから専任も3人以上の職員が必要であるというような見解を述べています。それから、図書館法第10条には地方公共団体の条例で定めなければならないというようなこともありますので、図書館についてはかなりハードルが高いなということで、図書館を要望するものではございません。図書室について、今回も教育長のほうから、図書室的機能を有する場所の確保は必要である。それから、現在もなお重要な検討課題の1つとしている。今後検討を重ねていきたいという、そういう答弁をいただきました。その辺は私も共有するものであると思うのです。たくさん課題がある中で、図書室設置について私はそんなに緊急性があるものというふうには思っていません。ただ、いつかはやらなくてはいけないと。それが10年も20年も先では困るわけです。実行に移さなければ、せっかくの重要な検討課題とか図書室的機能を有する場所の確保は必要であるとかということが全く答弁のための答弁にしかならないということですので、その辺はしっかりと認識して検討を重ねていただきたい。しかも検討内容も、必要かどうかということは、必要であるというふうに言って見えるわけだから、その検討は必要ないと思うのです。これからは、どうやったらそれが実行に移せるかということに対する検討をしていただきたいというふうに思います。今資料をお配りしたのは、道内の図書環境について客観的な事実として紹介させていただきたいというふうに思って配りました。まず、1番目には、北後志管内図書館類似施設の図書費アンド蔵書数、余市には図書館がありますけれども、ここは比較対照になりませんので、一応4町村で見てみました。図書費、実際には資料費という形で、新聞とか雑誌とか、あるいは視聴覚資材とかそういうものも入っているのですけれども、図書費だけ見てみましたら、赤井川村は48万6,000ということで、ほかのところは20万とか30万程度なのです。住民1人当たりの図書費を見てみると、赤井川村は385円、あとのところは二桁ということです。それから、蔵書数についても、数は少ないですけれども、住民1人当たり蔵書冊数を見ると5.6冊ということで、この部分を見ると、かなり図書環境というのは整っていると思うのです。ですけれども、表2を見ていただいて利用状況を見ると、赤井川村は1人当たりの貸出数が0.74、後志管内類似施設は1.25、道内の類似施設は1.63。あとの3町村の貸出数1というのは疑わしいというか、私が勝手に0.幾つと出すことはできないものですからこのまま図書館統計の数を載せていますけれども、何にせよ0.74ということで、まだ1にもいっていない。これは2つの捉え方があると思いまして、1つは、村民のニーズが余りないのではないかということ、もう一つは、形態施設、いわゆる図書室とかそういったものがないから少なくなっているのではないか。両方の議論があるかと思うのです。私は後者のほうだと思うのです。教育長も必要であるというのは、部屋があって、そこから出して閲覧をして、あるいは学習室があるということを多分必要というふうに考えていると思うのです。貸出しだけでなくて、そういうのを作っていただきたいということで要望しているわけです。それから、表3のほうは道内図書施設等の状況ということで、公立図書館と類似施設ということで、公立図書館については単独、もう一つは併設と複合、類似施設のほうは主たる施設、室、コーナー、赤井川村はコーナーに入っているのですけれども、平成28年から31年の推移を追ってみました。そうすると28年から29年で随分数字が違ってきているのです。かなり類似施設から公立図書館のほうに動いている。これは、大きなところ、例えば札幌なんかは地区センターというのがかなり多かったのですけれども、それらが中央公民館のほうに併設されたというようなことで、図書室としては残っているけれども、カウントは類似施設から図書館のほうへ変わったという、そういう状況がありますので、例えば28年4月1日は類似施設の室を見ると119から73に減っています。逆に公立図書館のほうは64から103、82から120と動いていますので、今言ったような札幌の例だけではなくて、図書室から図書館への移行というのもかなりの部分があるものですから、いずれはそういう形が期待されるのではないかなというふうに思っているのです。こんなふうな状況ですので、ほんの一部ですけれども、ぜひともこういった状況を踏まえて考えていただきたいというふうに思います。それからもう一点、利用状況の中で年間開館日数が赤井川は365になっているのです。365日というのは考えられないと思うのです。一遍それを調べていただきたいと思います。358、359ぐらいまではありますけれども、365でカウントされていますので、そんなところ調べていただきたいと思います。私はそういう要望をしっかりとお願いして、必要であるならばしっかりと捉えていただいてということをお願いして、質問を終わります。
答弁 教育長 根井朗夫
ありがとうございます。今ご指摘いただきましたように、2つの選択といいましょうか、ニーズの部分なのか、あるいは図書館、施設の問題なのかというお話の部分でいいますと、おっしゃるとおり、2番目が大きいのだろうなというふうに考えてございます。と申しますのは、先ほどもちょっと申し上げましたように、当初、平成24年段階、2階に図書コーナーを設置したところから、今の図書コーナーを下に下ろした、その年度で、今現在でいうと、そのときと比較しますと3倍から4倍利用者が増えているのです。ですから、議員ご指摘のとおり、環境が利用者の関わりにすごく大きく結びつくという部分は十分、本村においてもデータから読み取れるのではないかなというふうに考えているところです。したがいまして、図書館の施策については重要なものであるというふうに考えますし、これからの施設整備、ハード部分がなかなかゴーサインというか、そこまでいかない前段階のソフト面の充実も十分考えていかなければならないなというふうに考えてございます。ありがとうございます。最後に、先ほどの利用状況の日数の関係なのですけれども、本村については役場庁舎を提供施設にしているものですから、役場庁舎自身閉庁日が、ほかの図書館では日曜日とか月曜日とかありますが、ここは図書館だけではなく役場として開いている、供給しているということで、休みの日にも本を借りれる状況になっているということで365日というカウントになっているというふうにお伝えしたいなというふうに思います。ありがとうございます。