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赤平市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月7日

環境問題について

2023年9月7日、赤平市議会の一般質問で、安藤繁議員が「環境問題について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。

質問者
安藤繁 議員
答弁者
市長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 5番 安藤繁

議席番号5番、安藤繁です。通告に従いまして、質問をいたします。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。件名1、環境問題について、項目1、迷惑行為の防止について、要旨1についてお伺いいたします。ごみの堆積等による悪臭や害虫、見た目の悪さなど一般的な見地からごみ屋敷と称される家の近隣に住む人が迷惑し、困っている事例がテレビでも度々放映されております。他人から見ればごみであっても本人にとっては生活をしていく上で必需品であり、財産であるという見解もあり、現状では国においてごみ屋敷などを直接規制する法律が整備されていないため、国がごみ屋敷を取り締まることができない現状であります。当市でも何か所か家屋の敷地内に廃棄物や堆積物があるところが見受けられ、近隣住民からは市のほうへ除却や整理についての対策をしてほしい旨の相談、要望があったと思いますが、市としてはどのように対応してきたのかを伺います。

答弁 市長 畠山渉

廃棄物や堆積物に関する近隣住民から要望があった場合の対応についてでございますが、廃棄物を堆積しますと悪臭や害虫の発生、さらには火災や防犯上からも危険性は増し、近隣住民の生活環境に多大な影響を及ぼすことになります。このことからも地域の中の一員としてよりよい環境の中で生活ができるよう、土地や建物の所有者にはモラルを持って生活をしていただくことが大事であるというふうに思っております。廃棄物やその他の堆積物の問題につきましては、基本的にマナーの問題であり、ご自分のものはご自分で適切に管理していただくことは言うまでもありません。ご相談などがあった際には、基本的に市役所で対応いたしますが、場合によっては警察、消防、町内会などと連携を図りながら指導等を行ってきたところであります。また、情報収集や監視の目を増やすほか、所有者のご家族の方にも連絡をするなど、住民との直接対話もしくは間接的な対話も重要でありますことから、繰り返し指導を行ってきたところであります。徐々にではありますが、ご理解を得られ、効果は出てきていると認識しております。

質問 5番 安藤繁

ただいまの市長の答弁によりますと、相談があった場合はまずは市役所で対応し、場合によっては警察、消防、町内会と連携し、指導を行ってきたとのことであります。また、情報収集や監視を増やし、所有者の家族との連絡や住民との直接対話なども繰り返し行い、指導し、徐々に効果が出てきているとのことであります。私も今まで現場を何回も見てまいりまして、今年に入りましてかなり廃棄物や堆積物が減少してきているということが見受けられ、効果が出てきているというふうに私も判断いたしますけれども、完全ではない状況にあります。今後ともできるだけ早い時期に除却や整理がされますよう対応していただきたいと思います。次に、要旨2についてでありますけれども、今年の5月23日の午前9時頃、当市において火災がありました。私の自宅の2階から見まして西文京町と思われましたが、東文京町の火災でありました。現地へ行くと、火災住宅の向かいにお住まいのご夫人が具合が悪いということで玄関から出てまいりました。煙が付近にはもくもくと立ち込め、近づいていくと消防職員から有毒ガスの発生のおそれがあるので、近づかないように言われ、後退しました。一度帰宅しましてから昼頃また現地視察に参りました。火は鎮火しておりましたが、ほぼ全焼の状況でありました。幸いにもけが人や死亡した人、風向きがよくて隣や向かいの家に延焼がなかったようで本当に安堵したところでございます。私にもこの地域の住民から困っている旨の相談があり、市に何とかならないかというお話をした矢先の出来事で大変驚き、また残念な思いでいっぱいになりました。8月上旬にも現地を見てまいりました。玄関前の堆積物には一部分ブルーのビニールシートがかけられておりましたが、焼け焦げた家屋はそのままで、周囲にも多くの堆積物が見受けられ、見栄えが悪く、風向きによっては焦げた悪臭が漂っておりました。国の対策は整ってはいないものの、地方自治体の一部が地域住民の生活と健康、生命を守るため独自に廃棄物や堆積物などに対するごみ屋敷条例を制定するなど様々な対策を取っているようです。条例を定めている自治体は、2021年9月現在で88市区町村であり、あまり多くありませんが、北海道では伊達市、妹背牛町や長沼町、士別市など9市町で条例を制定しております。当市では、過去にも市街地で家屋の敷地内に廃棄物や堆積物があったところで火災があったというふうに聞いております。事の重大性から勘案して地域住民の快適な環境を保全し、災害防止対策を含めて健康と財産、生命を守るため近隣住民の迷惑となる廃棄物や堆積物に対する除却や整理に係る条例を制定してはいかがでしょうか、伺います。

答弁 市長 畠山渉

廃棄物や堆積物に対する除却や整理の条例制定についてでございますが、本年5月23日の火災以前にもまきストーブが原因でぼやが発生したと伺っております。燃料となる廃材などは、客観的に見てごみと判断できるものであってもご本人にとっては大切な燃料、貴重な財産であるというふうに主張されますと対応も難しいのが現状であります。しかしながら、地域の方々にとりましては、これらの廃棄物や堆積物と隣り合わせで生活をしていくことに不安を感じているということは十分認識しているところであります。当市におきましては、廃棄物を適正に処理し、公衆衛生の向上と循環型社会の形成を図り、もって現在及び将来の市民の健康で快適な生活を確保する目的で制定しました赤平市廃棄物の資源化・再利用の促進及び適正処理に関する条例があります。このことから、廃棄物の適正処理、公衆衛生の観点から粘り強く注意喚起してきたところであり、現在堆積物につきましても少しずつではありますが、改善の方向へと向かっているところでありますので、条例制定につきましては今後研究してまいりたいと考えております。

質問 5番 安藤繁

ただいまの答弁によりますと、当市では赤平市廃棄物の資源化・再利用の促進及び適正処理に関する条例により廃棄物の適正処理、公衆衛生の観点からの注意喚起を行って改善に向かっているとのことでありますけれども、地域住民からすると何となく今ある条例での対応ということで全体を網羅しない、しっくりしないそごを感じるのではないでしょうか。いわゆるごみ屋敷に対する条例を制定した自治体の個別事例をちょっと紹介いたします。東京都足立区は、日本で初めてごみ屋敷に対する条例を制定した自治体であります。足立区の対策は、ごみ屋敷、土地所有者に関する調査、ごみ屋敷の居住者への指導、勧告、指導に従わない場合は居住者の氏名公表、指導に従わない場合は居住者に対しての改善命令、命令に従わない場合はごみの強制撤去をするという、いわゆる代執行でありますけれども、そういう形になっております。条例を制定いたしました2013年から2020年度までの間に条例に定めた対策を実施して221件、何と82.8%の事案を解決したそうです。足立区は、強制撤去を行う代執行について規定はしておりますが、実際には代執行は行っておりません。指導、勧告といった対策で多くの事案を解決したということでございます。一方、京都市は、2015年に日本で初めて条例に基づきごみ屋敷の強制撤去を行っております。条例の内容で足立区との違いでございますが、要支援の状況にある居住者に対しては支援を行うということが1点、居住者が片づけ命令に従わなかった場合は罰則として氏名公表もしくは罰金を科すという罰金を加えたことであります。京都市は、行政代執行という厳しい措置を取りましたが、ごみ屋敷の居住者は支援の必要な要支援者であるという視点を取り入れたことで注目されております。実際に支援も行っており、代執行を行うまで6年間の繰り返しの指導や支援を行い、執行直前の2014年から15年までは驚く数字ですけれども、126回の訪問、61回の接触で改善命令を行ったのですけれども、実施をされなかったということでやむなく代執行に至ったということであります。もう一つでございますけれども、神戸市でありますが、ごみ屋敷の居住者が経済的に困窮しているため撤去ができない、そういうものが多いということに着目し、ごみの撤去を行う場合は100万円を上限として経済支援を行うという条例を制定しております。通常行政代執行を行った場合、撤去費用はごみ屋敷の居住者に負担させるという自治体がほとんどであります。これは、異例の対策と言えます。また、経済支援で居住者がごみを片づけた後もボランティアと連携して見守り活動を続け、再度ごみ屋敷化するのを防いでいるとのことです。神戸市は、居住者に寄り添う経済支援を盛り込んだごみ屋敷条例を制定し、1年後には105件の事案の半数を異例のスピードで解決したということでございます。このように多くの事案を解決しているところもあります。片づけるよう指導しても言うことを聞かない、どうしようもないということは赤平市としてはないと思いますけれども、どう工夫したら、どう説得したら解決するのか、またどういう施策が効果的なのかを熟慮、検討すべきと思います。ここで再質問でありますが、火災跡地は私もちょっとびっくりしたのですけれども、一昨日5日より除却工事が始まっております。しかしながら、現地を見ますと若干玄関側のところは片づいておりますけれども、まだ火災前とほとんど変わっている状況ではありません。できるだけ早期の廃棄物や堆積物の除却が望まれます。市としては、今後どのように対応していくのかを伺います。

答弁 市長 畠山渉

所有者は、なるべく早く除却、整理をするというふうにお話をしておりました。履行されない場合には、改めて指導してまいりたいというふうに考えております。

質問 5番 安藤繁

今の答弁によりますと、所有者はなるべく早く除却、整理をするというお話をしており、履行しない場合は市のほうで改めて指導するということで早期に除却されるように期待をしております。市長のいつも言っている周辺の人は本当にほとほと困って市のほうに相談、そして私のほうにも相談をしてきたというふうに考えております。特に火災が起こった場所、これは何とか火災が起こる前に未然に防げなかったのかなと誠に残念な思いでございます。市民の切実な要望を踏まえ、着実に事案の解決を推進している先進地の視察研修なども実施していただき、市民の安心、安全な生活環境を守るため、今あるものをということでなくて、そういう目的に沿った、適した条例制定に向けて取組を進めていただくことを強く要望して、この質問を終了したいと思います。

出典:赤平市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月7日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる