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赤平市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日

有害鳥獣について

2021年9月8日、赤平市議会の一般質問で、東成一議員が「有害鳥獣について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。

質問者
東成一 議員
答弁者
市長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 2番 東成一

議席番号2番、民主クラブ、東成一、通告に従いまして質問いたします。答弁よろしくお願いします。早速質問に入ります。件名の1、有害鳥獣について、項目の1、ヒグマの出没対策について伺います。有害鳥獣の中でも最も危険と言われているヒグマの道内の生息数は、ここ30年で倍増していると言われております。本年度のヒグマによる死傷者数は11名となっており、過去最多であります。目撃情報は、中空知、北空知地区で前年の2割増となっており、市内においては前年30件ほどだったのが本年は既に40件を超える目撃情報が寄せられています。かつては生息していないと思われていた地域にも目撃情報が寄せられています。徐々に住宅地域まで行動範囲が広がっています。生息個体数が増えたことによる行動範囲の拡大が要因と考えられます。本年は、札幌市の市街地に出没し、歩道を歩いていた市民が襲われる様子をテレビ報道されたのは、記憶に新しいかと思います。赤平市内においても人身事故がいつ起こるか分かりません。市民が安心して散歩やジョギング等できるように対策を行う必要があると考えます。毎年出没数の増加が予想されます。今までの対策に加え、さらに対策を強化する必要があると考えます。市内においての箱わなの設置状況、ヒグマの捕獲数、今後の対策強化について伺います。

答弁 市長 畠山渉

ヒグマの出没対策についてでございますが、近年全道各地でヒグマによる人身事故や農業被害、家畜被害と多数発生しており、毎日のようにテレビや新聞等で報道がなされ、熊の出没数の多さに各市町村は熊の対応に大変苦慮しているところであります。当市においても今年の4月15日の熊の目撃から始まり、令和2年度は30件だったのが令和3年度においては9月3日現在で既に41件となっており、この2か年で過去になく多く、山沿いから川沿い、市街地と広範囲に出没しているところであります。当市といたしましては、出没情報の下、北海道猟友会滝川支部赤平部会と共に現地での痕跡を確認したり、町内会や役所内の関係部署、またホームページとラインにて周知し、注意看板の設置や赤歌警察署と連携を図り、周辺パトロールや広報活動による注意喚起を行ってまいりました。7月に入り、連日のように熊出没情報の件数が多く発生したことから、北海道猟友会滝川支部赤平部会と協議を行い、箱わなの設置をしたところであります。これまで箱わなによる駆除で1頭、巡回による駆除で親子2頭とその他3頭の合計6頭を駆除したところであります。そのうち1頭の体長が1メートル30センチでしたが、目撃情報が多数寄せられている体長約1メートルの熊なのかは分かっておりません。8月上旬に北海道猟友会滝川支部赤平部会と赤歌警察署、赤平市との3者による協議を行った結果、今後の対策強化については引き続き箱わなの設置と目撃箇所付近や山間部でのパトロールを強化することに決まり、現在取り組んでいるところであります。また、市民に対しては広報9月号にて7月までの熊出没箇所と目撃件数や注意喚起を周知したところであります。今後におきましても北海道猟友会滝川支部赤平部会及び赤歌警察署と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。

質問 2番 東成一

答弁で目撃箇所付近や山間部でのパトロールの強化と箱わなの設置に取り組んでいるという答弁がありましたので、理解いたしました。市街地付近に目撃情報があった場合には人的被害が起きる前に迅速な対応が求められますので、関係する猟友会や赤歌警察署等と連携を図り、迅速な対応をお願いいたします。次の質問に移ります。項目2、アライグマの駆除について伺います。外来生物法に基づく駆除対象となっているアライグマは、近年農業被害、生態系被害、生活環境被害等を及ぼしています。北海道では平成7年度では僅かしか生息していなかったが、平成27年度では全179市町村の中で147市町村とほぼ全域に拡大しております。現在ではさらに拡大しており、生息数においても増加傾向にあると推測されます。アライグマは夜行性で、昼間はほとんど見かけることはありませんが、随所に足跡が発見されています。市街地の家庭菜園でも発見されていることから、生活環境への被害が懸念されます。市内においてのアライグマの捕獲は、許可を受けた農業者や市民の方により箱わなで捕獲する方法で行っております。捕獲数を増やすには資格保有者の確保と箱わなの設置数を増やすことが有効な手段と考えられます。近隣の市町では捕獲数が毎年増加していると聞いております。そこで、赤平市においての捕獲状況と資格保有者の状況はどうなっているのか伺います。

答弁 市長 畠山渉

アライグマの駆除についてでございますが、アライグマの生息数が年々増え続けており、捕獲については大変苦慮しているところであります。アライグマの生態は、河川や湿地といった水気の多いところを好み、1年に約4頭を出産するなど繁殖力も強いため、捕獲しても一向に減らない状況であります。現在ではほぼ道内全域でアライグマが目撃され、その影響として平成5年度に初めて農業被害が報告されて以降被害額が高水準で推移し、令和2年度には全道で約1億2,000万円の多大な被害をもたらしております。当市におけるアライグマの捕獲状況は、平成15年度に初めて1頭が捕獲され、令和元年度121頭、令和2年度208頭、令和3年度は8月29日現在で113頭となっております。また、資格保有者は、令和元年度125人、令和2年度127人、令和3年度は8月29日現在で137人と年々増えてきているところであります。ここ数年家庭菜園の被害が発生していることから、農業者以外の一般の方も資格取得をされてきており、資格保有者の増加と併せ、捕獲数が増えてきている要因であるとも考えております。今後も資格保有者の確保や箱わなの有効な設置方法などの周知に努めてまいりたいと思います。

質問 2番 東成一

ありがとうございます。アライグマの増え続けている要因は、何といっても繁殖力が強いということだと考えられます。近隣の市では資格保有者が増えたことにより捕獲数も増加したとの事例も聞いております。赤平市においても資格保有者が増えておりますので、捕獲数が増加するのではないかと予測されます。今後も捕獲者の確保等の駆除対策を継続していただきたい。このことをお願いして、次の質問に移ります。項目の3、エゾシカの駆除について伺います。北海道の試算報告によると、エゾシカの生息数は生息数と捕獲数との関係から勘案すると増加傾向ではないとの試算報告はあるものの、当市の農村地区はもとより、市街地に鹿の出没が見られる状況であります。市内においても農業被害や車との衝突事故等が発生しております。市内での農業被害は、被害額の算定が困難ということもあり、被害額としては少ない状況となっております。交通事故については、道内では平成29年から増加傾向にあり、10月に多発する傾向があります。中空知管内では4年連続で発生件数が最多記録を更新しており、昨年の10月が59件と最も多く発生しております。赤歌警察署管内では、今年現在まで7件の鹿が関係する交通事故が発生しております。過去の質問での答弁で、浦臼町の加工施設に捕獲したエゾシカを持ち込むには一定の講習受講の必要があるということで、猟友会の会員の方の7割が受講され、持込みの資格を有したとの答弁がありましたが、その後のエゾシカの加工施設の持込み状況と捕獲数等の状況を伺います。

答弁 市長 畠山渉

エゾシカの駆除についてでございますが、近年のエゾシカの急増は、農林業被害や交通事故の増加など人間社会への影響やエゾシカが持つ高い繁殖力と生息環境の変化により、現在は急速に分布域を拡大しながら生息数を増やしております。当市の農業被害については、水稲が主なことから被害の算定や報告数が少ない状況でありますが、作付したばかりの苗の食害などのお話をお聞きすることもあり、国の補助事業により平成23年度から平成25年度の3か年で電気柵約47キロメートルを設置により被害の防止を図り、さらには北海道猟友会滝川支部赤平部会による有害鳥獣駆除を行っているところであります。また、春先の農地以外でも市街地や公道でも鹿の群れを目撃することも多く、特に日の出と日没前後が活動のピークで、特に10月から11月にエゾシカの繁殖期で動きが活発になることから、事故の発生率が高いと言われております。このような状況の中、令和元年10月にエゾシカをジビエとして有効活用できる施設として浦臼町に処理加工センターが設置されたところであります。議員からのご質問の加工施設への持込みと捕獲数等の状況でございますが、現在は北海道猟友会滝川支部赤平部会では会員17名で、13名が加工施設へ搬入登録され、搬入頭数が令和2年度4頭、令和3年度は現時点でゼロとなっております。また、有害鳥獣駆除による捕獲数については、令和2年度37頭、令和3年度についてはまだ駆除期間中のため、捕獲実績を集計していない状況であります。今後につきましても、北海道猟友会滝川支部赤平部会と連携を図りながら、ジビエとしての有効活用や有害鳥獣駆除に取り組んでまいりたいと考えております。

質問 2番 東成一

エゾシカのみならず、有害鳥獣全般において今後も苦情対策、安全対策についてより有効な対策を考えていかなければならないと考えますので、関係者や関係機関等への連携を強化し、効果が現れる対策をお願いいたします。

出典:赤平市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる