赤平市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月12日
第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略について
2019年12月12日、赤平市議会の一般質問で、木村恵議員が「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略について」質問し、市長 畠山渉、企画課長 林伸樹、教育長 高橋雅明が答弁しました。
- 質問者
- 木村恵 議員
- 答弁者
- 市長 畠山渉、企画課長 林伸樹、教育長 高橋雅明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 3番 木村恵
件名の1、第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略について、項目の1、まち・ひと・しごと創生基本方針2019について、要旨の1です。政府は、ことし6月にまち・ひと・しごと創生基本方針2019を策定し、第2期の方向性を示しました。第1期の総合戦略の基本目標は維持しつつ、ソサエティー5.0、あるいはSDGsなど新たな視点に重点を置き、12月、今月中に初年度に取り組む主な事項などを盛り込み第2期の総合戦略を策定するとしています。そして、国の示す第2期の総合戦略に基づき地方公共団体は地方版の総合戦略を策定することとされています。国の基本方針について、私は1つ目には人口減少対策、つまり人口減少に歯どめをかけることよりも人口減少に対応する地方公共団体をつくっていくことにシフトをしている、2つ目にテクノロジーの導入やインバウンド推進、関係人口づくりなど市民というよりは企業支援というところにさらに重点が置かれた、こういう印象を受けました。そこで、第2期の枠組み及び新たな視点とは一体どういうようなもので、国の財政支援の考え方は第1期と比べどうなっているのか伺いたいと思います。そして、それについての市長の受けとめと第2期策定に向けた考え方をあわせてお伺いします。
答弁 市長 畠山渉
まち・ひと・しごと創生基本方針2019を踏まえた第2期赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略策定に向けた考え方についてでございますけれども、国におきましては6月にまち・ひと・しごと創生基本方針2019を策定し、12月に第2期総合戦略を示すこととなっており、地方公共団体は国の総合戦略を踏まえ、地方版総合戦略を切れ目なく継続することとなっております。基本方針2019の中では、第1期での地方創生について継続を力にし、従来の4つの基本目標の枠組みを維持しつつも、新たな視点として地方への人、資金の流れを強化する、新しい時代の流れを力にする、人材を育て、生かす、民間と協働する、誰もが活躍できる地域社会をつくる、地域経営の視点で取り組むということに重点を置いて施策を推進するとなっております。また、国の財政支援につきましては、新たなものとして関係人口創出、ソサエティー5.0実現事業、企業版ふるさと納税の活用促進、UIJターンの推進などが強化されるようであります。私といたしましては、国の基本目標を勘案しつつも赤平市の状況に合わせた総合戦略とする必要があり、その上で真に必要な事業が国の財政支援に合致する場合については申請を行うべきであると考えております。第2期の赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略につきましては、今年度中に策定をしてまいりますが、当市における人口減少は依然として歯どめがかかっておらず、移住施策だけではなく、赤平に住み続けていただく定住対策も重要であり、また人口減少の中でも赤平市が持続可能なまちづくりを念頭に策定してまいりますので、ご理解いただければと思います。
質問 3番 木村恵
継続を力に従来の枠組みを維持しつつということだったと思います。6つの新たな視点が答弁にありましたけれども、そこに重点を置いて施策を推進するということだと思うのです。将来的な移住につながる関係人口創出、あるいはふるさと納税を用いた地方への資金の流れの強化、ソサエティー5.0の実現等々あると思いますが、そういったものが財政支援の有力ではないかというふうな答弁だったというふうに思います。私は、これらのものが赤平市の状況と果たして合致するのかというふうに考えたときに正直厳しい面があるなというふうに考えています。むしろ新しい視点の中には、今答弁にありませんでしたが、NPOなどの地域づくりを担う組織や企業と連携していくということや女性、高齢者、障がい者、外国人など誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる地域社会の実現といったものもあり、こちらのほうがむしろ可能性があるのではないかというふうに考えています。赤平市の状況に合わせた戦略ということが大変重要だと私も思います。そのために市民アンケートでニーズ調査も行ってきたのだろうというふうに思っています。市民に認められて、市民と一緒に進めていける戦略、そういうものにしていってほしいと思います。移住だけでなく、定住対策も重要ということに言及があったと思いますが、具体的な今の戦略でいうとどういうところに当てはまると考えているのかお伺いします。
答弁 市長 畠山渉
定住につきましては、さまざまな要素が絡み合って定住につながるということであると思います。現在の総合戦略では、若者が安心して子どもを生み育てられる地域づくり、高齢者が生きがいを持って安心して生活できる地域づくりということが市民の皆様方にとって安心して住み続けたいと思える施策であると考えております。
質問 3番 木村恵
さまざまな要素が絡み合った中でも若者対策、高齢者対策というところが重要だという認識だったと思います。私もそのとおりだと思います。次の質問に移ります。項目の2です。赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の総括についてお伺いをします。要旨の1です。第2期の策定に当たり重要になってくるのは、第1期の総合戦略の総括になると思います。拡充する、あるいは方向転換をする、思い切ってやめていく、効果がどのようになっているのか、課題はどこにあるのかといった検証、これをした上で次期戦略につなげていかなければいけないというふうに思います。第1期の策定に当たり、戦略の推進体制としてPDCAサイクルに基づく効果検証を行ってきています。毎年11月に総合戦略効果検証会議を開催し、進捗状況、効果検証と必要に応じて改善内容を検討するというものです。私は、毎年委員会報告のたびに効果が見込まれない施策については方針転換をすべきではないかということ進言してまいりましたが、最終年度までは方針転換せず、課題検討、改善していくというふうになっていました。その最終年度、そして第2期の総合戦略の策定の時期になりましたので、今年度の効果検証会議は開かれているのか、そして最終的なKPIの達成度、基本目標の数値目標の達成点はどのようになっているのかお伺いします。
答弁 市長 畠山渉
まず初めに、赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の総括について第1期の総合戦略の効果、検証会議は開かれたのかということでございますけれども、現在第6次赤平市総合計画を策定中であり、第2期の総合戦略、これは重点プロジェクトと位置づけし、一体的に策定を進めることとしております。議員の言われますとおり、第2期の策定に当たり、まずは現在の総合戦略の効果検証を行った上で策定を進めなければなりませんが、工程が若干おくれている状況にあります。今後のスケジュールでございますが、12月中に庁内において各部会、本部会議において効果検証を行った上で、1月に市民で構成する総合戦略会議において効果検証を行う予定であります。基本的には、国の方針もそうですが、現在の総合戦略を踏襲しつつ、新たな施策については計画に盛り込むこととなりますが、現在の総合戦略の各施策につきましては59の施策が掲げられており、非常に多岐にわたっているため、人口減少対策に特化した具体的な施策となるよう整理をしてまいりたいと考えております。
質問 3番 木村恵
まず、工程がおくれていて、1月に効果検証会議を行うということでした。そういうことなので、KPIの達成度であるとか基本目標の到達点ということは今現在は答えがないのだろうというふうに思います。国の戦略が12月中に示されるということもありますけれども、また総合計画や人口ビジョンの作成というのが優先されているのだろうというふうに思いますので、ある程度おくれるというのは仕方がないのかなと思いますが、検証会議ですので、土台となる検証会議というのは急ぐ必要があったと、できないことはないのではないのかなというふうに思いますので、そこはしっかり急いでいただきたかったというふうに思います。そこで、土台となるというと、もう一つ、人口ビジョンなのですけれども、これはいつごろ策定される予定でしょうか。
答弁 企画課長 林伸樹(企画課長は2021年3月まで)
人口ビジョンにつきましては12月中にはでき上がる予定でございまして、1月に行われる効果検証会議にはお示しをできるというふうに思っております。
質問 3番 木村恵
12月中にできるということですので、効果検証会議には間に合うと。先ほどの答弁で、今のしごと・ひと・まち創生総合戦略には59施策があって、多岐にわたっているということから整理をしていくというようなことが述べられました。私も当然それは必要だというふうに思っています。さらには、重点施策と中長期施策の設定であるとかKPIの設定の仕方、効果のあらわれ方と目標数値の関係など、いろいろと改善するところがある、必要があると思われるからです。これら検証するということですので、今言った点も十分に検討の中に含んでいただきたいと思いますけれども、考えをお伺いします。
答弁 企画課長 林伸樹(企画課長は2021年3月まで)
第2期赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の策定に際し、まずは現行の総合戦略の効果検証、これをしっかり行った上で、現在ある59の施策について整理をしてまいりたいと思います。また、あわせまして各事業のKPIの設定、数値目標につきましても改善が必要なものにつきましては修正を行ってまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 3番 木村恵
KPIがこれでいいのだろうかという議論はこの4年間ずっとあったのかなとも思いますので、しっかりと効果があらわれるような目標数値というもので再検討をしていただきたいというふうに思います。施策ごとにやりたいと思います。次の質問に移ります。要旨の2です。基本目標①の地元産業の強みを活かした雇用確保と地域産業の振興について、赤平市には仕事があるという強みを最大限に生かし、官民一体となってPRや人材確保に努め、安定的な企業体制づくりや移住定住を促進していくということになっているものです。また、農業分野では農産物のさらなる拡大を図るため6次産業化につなげる必要性を示しておりました。実際には企業PR、人材育成という面においては進んでいたというふうに思いますが、その反面移住定住には余りつながらなかったというふうに思います。農業分野では、特産品開発は外注して進んできたものの、農業の後継者不足は深刻さを増している状況、6次産業化と言えるようには至っていないというのが現状だと思います。私は、市内企業との連携を強め、働く人が市内に住んでもらえ、市外に出ていかないような施策を強化すること、あるいは農業分野においては新規就農を促進する後継者不足の解消と6次産業化を一体的に進めていく必要があると思いますが、ここについての考えをお伺いします。
答弁 市長 畠山渉
地元製造業の強みを生かす施策といたしまして、毎年求人募集しております市内企業のうち掲載を希望された12社の記事を掲載した企業地域情報誌ジョブリポを3,000部作成し、大学、高校、ジョブカフェ等に配布し、PRを行ってまいりました。また、平成30年度にはジョブリポのウエブ版を制作し、企業の人物に焦点を当て、職場の雰囲気を感じられるサイトに仕上げ、企業の求人情報とともに発信しております。毎年3月には市内高校生の合同企業説明会を実施し、地元企業のPRを行ってまいりました。これまでに28社の企業、206名の高校生に参加いただいております。求人、求職の市、町連携では、中空知定住自立圏や空知総合振興局との事業を実施し、ことし11月には高校生及びその保護者に地元企業を選択肢の一つとしてもらうために近隣市、町との広域連携で就職支援セミナーを開催し、約150名に参加いただいたところでございます。また、受け入れ企業のご協力のもと、大学生インターンシップ事業では江別4大学から3年間で延べ15名と少ない人数ではございましたが、参加した学生が赤平市の企業の採用試験を受けるなど雇用の選択肢の一つになっており、引き続き学生がより参加しやすい時期などの検討もしてまいります。今後は、企業の募集要件と学生や就職希望者が望む企業とのマッチングをどのようにさせるのか、市内に住みたいと思われるような環境づくりに努めてまいります。6次産業化につきましては、現在農協女性部によります地元農作物の加工、販売は行われており、そのほかに新たな6次化に向けた取り組みについては赤平産トマトを使用した赤平トマトスープカレー、赤平トマトカレーパンの開発を行い、道内イベントでの販売など消費拡大のためのPR等を行ってまいりました。エルム高原祭りや産業フェスティバルの販売では、市民の方々の評判もよく、11月にAKABIRAベースでも販売をしたところ、1カ月で約200個の販売があったところでございます。新たな農作物の生産は、技術や労働力が必要となり、担い手である若手農業者などにその取り組みを期待するところでございます。また、特産品の開発が行われたことにより農業者で農産物加工の試作品をつくり始めるなど、少しずつではございますが、6次産業化に向けた取り組みを考える農業者もおり、時間のかかることでありますので、関係団体等と連携しながら検討してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
質問 3番 木村恵
今ジョブリポをウエブ版に変えたとか、説明会に206名の高校生、セミナーに150名等、インターンシップで15名、このインターンシップに関しては市内企業の採用試験も受けたということでありましたが、今言ったように、PR、セミナー、インターシップ等ですけれども、そこから何名が市内企業の就職につながったのかということが重要になってくるのかなというふうに思います。取り組みは引き続きやっていただきたいと思いますけれども、企業と就職希望者のマッチングであるとか、住みたいと思われる地域環境づくり、これをどのように行っていくのかということが具体化されなければいけないというふうに思います。2016年1月にこの赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略、策定されましたけれども、基本的な考え方というものの中には、赤平市の最大の強みは優良企業が市内に存在し、働く場があることです。しかし、一方では働く場がありながら人が集まらないことが弱みとなっています。この強みを最大限に生かし、弱みを改善することで仕事が人を呼び込み、定着し、魅力あるまちを形成するため仕事の優先性を生かした総合戦略を基本としますと、こういうふうになっていたのです。だから、まち・ひと・しごとではなく、しごと・ひと・まちなのだということだったというふうに思います。4年間進めてきて、仕事はある、しかし雇用、定住には結びついていないというのが現状ではないでしょうか。ここを掘り下げていく必要が私はあるというふうに思います。企業支援というのは、やっぱりすごく進めてきたなというふうに私も思いますし、今後もそれをしっかりと進めていく上で同時に企業にも定住への協力をお願いしていくと、こういう民間との協働が次期戦略の新しい視点になるのではないかと思いますが、考えをお伺いします。
答弁 市長 畠山渉
労働基本調査では152人の新規採用者がおりましたけれども、赤平の企業を選んだ経緯や理由など、合同企業説明会やジョブリポ等とのつながりはなかなか把握が難しいところではあります。これまでの合同企業説明会等の事業については引き続き実施してまいりますとともに、赤平市の移住定住にかかわる施策もあわせてPRするなど検討してまいりたいと思います。また、企業のご協力をいただきながら関係団体等とも連携を図り、定住や人材の定着、雇用の確保に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 3番 木村恵
152人の新規採用があったと聞いていると。総合戦略の効果としてそうなったのかどうかの把握が難しいということでしたけれども、これ以前も指摘したかと思いますが、それほど難しいことではないのかなというふうに思いますので、しっかりこれは調査した上で効果があるのであれば引き続き拡充していく等々やっていく必要があると。企業との連携というのは、今の答弁どおりしっかりとやっていっていただきたいというふうに思います。もう一点、農業のほうですけれども、特産品については、今答弁にあったとおり、女性部でやっていることもあります。しかし、特産品としてスープカレーであるとかカレーパンであるとかというのはやっぱり外注のもので、イベント、AKABIRAベースで好評だったというような答弁ありましたけれども、業者に委託して、完成品を販売するというところは6次化に結びつかないのだということを常々指摘をしてきました。12月の広報あかびらでこの特産品を製造、販売する市内業者の募集というのが始められていたと。これは、本当に前進だというふうに私も受けとめています。また、今の答弁で農業者で農産加工品の試作品をつくり始めているということがありました。ぜひこういった動きを強めて、農業者、市内加工業者、販売業者などの連携で6次化、6次産業化のネットワークの構築をしていただいて、雇用につなげていく、こういうことを次期戦略で具体化していくことが私は望ましいのではないかと思うのですけれども、効果検証会議、次期戦略策定プロセスにおいてこういった面も協議していただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。
答弁 市長 畠山渉
赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略の中での6次産業化事業につきましては、指標目標値が達成されておりませんでしたが、現在農業者の中で農産加工など取り組みが行われており、今後に期待するところであります。また、サポートなどの必要性も考えるところでございます。そのことから、第2期の策定に当たり、まずは現在の総合戦略の効果検証を行った上で、6次産業化事業のあり方について検討してまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 3番 木村恵
正直ほとんど全然進んでいなかったのですけれども、ここに来て少し前進したのだろうというふうに思いますし、戦略に乗ったのに何で進まないのだという議論に陥りがちなので、消極的になる、あるいは担い手の方の負担等々を考えればなかなか足を踏み出せないというのがあると思いますけれども、せっかく農業者の方が一歩踏み出していると思うので、ぜひこういうところの後押しというのをしっかりしていっていただきたいというふうに思います。次の質問に移ります。要旨の3です。基本目標②、若者が安心して子どもを生み育てられる地域づくりについて、子育て世代や若者の住環境整備、経済的支援やまち全体での応援体制の整備、課題とされている小中学生の学力向上と児童福祉施設や学校等の見直し、こういったものを行う中での施設の充実を図ることなどが示されていた部分です。住環境整備、経済的支援という面については、これはかなり進んだと私は思っています。小中学校に関してもいろいろありましたが、2022年には統合が終わる予定です。一方で、子ども塾、公設学習塾の開設には至ったものの、学力向上という面ではまだまだ課題があると言えます。ここの部分のさらなる拡充とあわせて、ぜひ家庭、地域、学校が一体となって学力向上に取り組めるような施策を考えていく必要があると私は思います。児童福祉施設については、先ほども議論ありましたけれども、全然といいますか、遅々として進まなかった面というのは正直あります。実質4年間で中学校、小学校、こども園という、これほどの多くの建設というのはやはりちょっと無理があったのかなというふうに思っています。上位計画となる第6次赤平市総合計画、第2期子ども・子育て支援計画の策定時期も今重なっておりますことから、そういったハード面にとらわれることなく、質の向上、安全、安心面の向上に重点を置いて保護者の方々のニーズに合わせていくことが大切ではないかと私は考えますが、ここについての考えをお伺いします。
答弁 市長 畠山渉
初めに、子供、子育てに関してでございますけれども、議員がおっしゃるとおり、子供、子育てに関しての質の向上、安全、安心の向上を図ることは大切なことと受けとめております。一つの取り組みといたしまして、国が策定いたしました放課後子ども総合プランにより児童が放課後等、安全、安心に過ごすことができる居場所づくりとして、共働き家庭等の保護者が不在である児童について放課後における多様な体験、活動ができるよう統合小学校内に、仮称ではありますが、学童保育室を創設することとしております。これに伴い、放課後児童支援員を配置し、業務を遂行する上での必要最低限の知識、技能の習得と、基本的な心得等を認識してもらい、質の向上を図り、安心して預けられる場を提供してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
答弁 教育長 高橋雅明
学力向上につきまして私のほうよりお答えをいたします。本市の小中学校における全国学力・学習状況調査及び標準学力検査の結果を見ますと、一部の小学校の一部の教科において全国平均を上回り、わずかずつではありますが、改善の傾向はあるものの、依然として憂慮すべき状況であると考えております。新たな学力向上策、または重点施策として検討しておりますのが前定例会において竹村副議長よりご提案をいただきました秋田県や福井県など先進地視察への教員派遣、支援員を増員配置しての効果的な授業の支援、公設塾の教科をふやすなど拡大させ、積極的な活用による家庭学習の改善、漢字検定、英語検定に対する費用補助の対象学年の拡大、同事業ではございますが、小学校外国語活動巡回指導教員研修事業による教員の配置などを考えているところでございます。また、学力向上のためには望ましい生活習慣が必要であり、各学校における家庭学習の手引きの配布や生活リズムチェックシートの活用など家庭における生活習慣の改善に向けた働きかけを行っております。さらに、本年度より学校、保護者、地域住民などが一体となって学校運営に参画するコミュニティ・スクールが動き出しております。今後は、学校運営協議会において学力向上のため地域住民がどのようなかかわりを構築できるのか、先進地の事例を参考とし、人材確保を含め熟議を重ねてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 3番 木村恵
質の安心、安全というところでは、一つの例として学童保育が挙げられたというふうに思います。放課後児童の健全育成事業の運営基準というものが緩和されていることもあり、学童保育室創設後ですけれども、児童館であるとか児童センター、これ公共施設等総合管理計画では廃止していくということが示されています。果たして安心、安全を維持できるのかどうかという懸念もありますので、こういうところは十分に検討をしていっていただきたいと思います。安心、安全、質の向上ということが大切だという答弁はいただけたのだろうというふうに思います。児童福祉施設については、後の質問で予定をしております。幼稚園、保育所についても保護者のニーズというのはやはり建物よりはむしろ保育の質、保育の安全だと思いますので、次期戦略についても十分にこういったところを考慮していただきたいと。学力向上についてですけれども、わずかずつではあるもののということで、大体いつも聞くフレーズなのです。学校だけでなく、家庭、地域と一体にということ私指摘しておりますけれども、私、2015年12月議会ですね、4年前になりますが、コミュニティ・スクールの活用について石狩市の例を挙げて提案をさせていただきました。そのときは、コミュニティ・スクール自体行わないという判断、答弁でありましたけれども、今では赤平市も今の答弁のとおり取り組み始めているという状況だと思います。答弁の後半に家庭への働きかけであるとかコミュニティ・スクール、先進事例を参考としてその地域住民とのかかわりといったところをしっかりと考えていくということが述べられたと思いますので、そういったところをしっかりと協議して、つなげていっていただきたいと。教員の視察派遣、あるいは研修等にも言及がありましたが、私が家庭、地域と一体にと強調している部分は学校はやらないでいいということではないですけれども、背景にあるのは教育現場の課題というものがあるからなのです。教職員の研修、確かに大切なことですし、私も必要だと理解をしておりますが、しかし参加したくても参加できないような現状が今あるということなのです。9日に閉会した臨時国会、給特法の一部改正法が成立をしました。いわゆる公立学校に1年単位の変形労働時間制の導入をするものであります。この審議の中において、教職員の定時の中ではこなし切れない業務量であるとか、夏季休暇等も研修、部活で休みがとれない、長時間労働が常態化していて、子供たち一人一人と向き合う時間もつくれない、こういった現状が明らかとなりました。私は、まずこの制度を現場に導入せず、教員定数増、あるいは業務改善、労働基準法37条の適用除外を給特法から外すなど、こういった改善が先に求められるというふうに思います。研修に参加したくてもできないという状況をまず解消していってあげるということだと思うのです。日本共産党としては、国、道に対してしっかりとこういったことを要求していく方針ですけれども、教育長もこういった姿勢で教育現場を守り、学力向上に取り組んでいただきたいと思いますが、この点についていかがでしょうか。
答弁 教育長 高橋雅明
議員が言われますとおり、私も教員の働き方改革を考えた場合、変形労働時間制を導入するよりも教員の定数をふやすなどの抜本的な改革を行うことがより効果的であると考えております。よって、今後の教育長会議等ございましたら発言をしてまいりたいと思いますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
質問 3番 木村恵
大変力強いお言葉をいただいたと思います。同じ認識なのだなということが確認とれました。これ条例に関してはこの後は道のほうで行われていきますので、導入する、しないという、現場が決めれるかというとなかなか、市町村が決めれるかというと難しい問題でありますけれども、しっかりとそういう意見を発して、これを導入させないという動きは強めなければいけないというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。次の質問に移ります。要旨の4です。要旨の4、基本目標の③、高齢者が生きがいを持って安心して生活できるプラチナ社会の形成について、赤平版CCRC構想の実現、サ高住整備という重点施策が最初から暗礁に乗り上げ、高齢者人材バンクも全く進展をしないという状況でした。おためし暮らしの拡充についても重点施策として位置づけられてきたのですけれども、KPIと事業内容にずれを生じてきた、あるいは戸数をふやせないといったことが進みませんでした。このようなことから、基本目標の分野では重点施策について大幅な方針転換というものが必要になるのではないかと私は思います。一方で、医療、介護の連携というところについてはますます重要になってくると考えられ、元気な高齢者の方々の社会参加、あるいは介護予防、見守りなどを一体化した施策に重点を置いていく必要があるのではないかというふうに思っています。赤平市の先駆的な介護予防の取り組みであるとか、地域包括ケアシステムの確立など、進んできた施策をさらに拡充をしていくべきではないでしょうか。施策の拡充をすることで人と人のつながり、そういったものが強化され、町内会と社会福祉協議会などコミュニティとの連携を行政が下支えしていくことで高齢者でも安心して暮らせる環境、こういったものが整っていくのではないかというふうに思います。ここについての考え方をお伺いします。
答弁 市長 畠山渉
基本目標3、高齢者が生きがいを持って安心して生活できるプラチナ社会の形成についてでございますが、議員がおっしゃるとおり、赤平版CCRC構想の実現、サービスつき高齢者向け住宅整備などは進展していない現状であり、見直しを要すると考えております。介護施設の拡充につきましても、特別養護老人ホームの待機者は減少傾向となっており、今後の需要状況を判断し、見直しを行ってまいります。一方、介護職員につきましては職員の高齢化や若い方の介護離れがあるため、今後も継続して取り組む課題と考えております。また、赤平に住んでいる高齢者の方が安心して住み続けられるように地域包括ケアの推進として介護予防事業や高齢者の社会参加、生きがいづくり等に取り組んでいるところですが、赤平はひとり暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が多いため、各関係機関が連携し合い、見守り、支え合うエリアサポーターなどの活動を継続することが重要であると考えております。
質問 3番 木村恵
先ほど午前中も認知症サポーターのことも質問で出ておりました。認知症サポーター、なかなか行動に結びついていないということなので、そこもしっかりやってほしいのですけれども、今の答弁でも関係機関が連携して見守り、支え合うと。エリアサポーターなどの活動の継続は重要だったということだったと思います。CCRC、サ高住については見直しを要するということですので、しっかり見直しをしていただきたいというふうに思います。待機者について言及がありましたけれども、特養老の待機者が減少傾向ということは介護予防などが効果を発揮しているのか、また別の要因なのかというところもしっかりと検証していく必要があるのではないかというふうに思います。高齢者の生活を助け、高齢者の生きがいにもしていく、そういうことが必要で、こういった地域のつながりが強くなると災害時の避難などにも相乗的に効果があらわれてくるのではないかというふうに思います。次期戦略には、先ほども言いましたが、NPOなどの地域づくりを担う組織や企業との連携であるとか、高齢者等の誰もが居場所と役割を持ち、活躍できる地域社会の実現といった視点が追加されています。しっかりとこういう部分をあわせて検討して、さらに進めていっていただきたいというふうに思います。次の質問に入ります。要旨の5です。基本目標の4、恵まれた自然環境と地域資源を活かした個性と魅力あるまちづくりについてです。ここは、施策のほとんどが施設の整備あるいは公園整備等となっていて、交流人口の増加というのは期待できる反面、市内への波及効果というのは可視化することは極めて難しいといったものになっています。施設整備への投資と未来永劫続く維持管理費用などは、人口減少を食いとめ切れていないことから、将来へ大きな不安を与えると言えます。市民の方々の中には財政的に将来を不安視する声も多いことから、今あるものを生かした施策に転換すべきではないかと私は思います。特に炭鉱遺産の継承と活用に関して、従来から言われている交付金と過疎債を使うことによって財政負担が小さくなるという説明は、その先の維持管理費用負担や人口減少といったものは考慮されておらず、市長がかねてから言っているフルコストでの判断というものとは違うのではないかというふうに思います。次期戦略策定期にこれを機に炭鉱遺産公園整備については現状を生かした事業に絞り、きっぱりとこれ以上の開発を断念することを求めたいと思いますが、ここについての考えを伺います。
答弁 市長 畠山渉
現在の総合戦略の基本目標4、恵まれた自然環境と地域資源を活かした個性と魅力あるまちづくりについてでございますけれども、地域資源を活かした魅力あるまちづくりを進めることにより交流人口の拡大につなげるというものでございます。このたびの国におけるまち・ひと・しごと創生基本方針2019におきましては、新たな視点として将来的な地方移住に向けた裾野を拡大するというもので、関係人口の創出、拡大を目指すとなっております。地方との縁が地方での移住先を決める大きな要因であり、日本総合研究所による調査では地方移住の希望先を選んだ理由として、自分または配偶者の生まれ育った場所だから、旅行などでよく行き、気に入った場所だから、親または配偶者の親の生まれ育った場所だからというのが大きな要因であるという調査結果が報告されております。すぐに効果が出るというものではございませんが、将来的な移住のきっかけづくりとしては大事なことであると思います。現在第6次赤平市総合計画を策定中であり、その中で重点プロジェクトとして第2期の総合戦略を位置づけしてまいりますので、10年にわたる赤平市の全体像を示すものについては総合計画に盛り込み、人口減少対策に特化し、ポイントを絞った上で具体的な事業の実施を盛り込んだ総合戦略を策定する考えでございます。議員が言われました炭鉱遺産公園整備についてでございますが、既にガイダンス施設は完成をしており、日本遺産の登録やアニメ映画でのモデルになるなど注目をされるようになってきております。関係人口という観点からもこの施設を有効に活用してまいりたいと思いますが、財政状況も鑑みますと、公園整備による多額な費用をかけるということは現状では難しいと考えております。赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略につきまして各基本目標に対する一連のご質問をいただきましたが、第2期の策定に当たり、まずは現在の総合戦略の効果検証を行った上で、人口減少対策に特化した具体的な施策となるよう整備をしてまいりたいと思います。
質問 3番 木村恵
公園整備による多額の費用をかけるということは現状難しいと考えるということなのですけれども、過去の市長の発言の域を超えない答弁だったなというふうに思うわけです。国の、今の答弁でいうと交付金が出るから、やっぱり公園化進めますということにもなりかねないのではないのかと。国の考えというのは、この基本目標のあるところ、こういうところが一番交付金がつきやすいのです。その辺がやはり懸念される部分。最初のほうの質問で真に必要な事業が財政支援にあった場合は申請をするということも言われていましたけれども、これについてもちょっと解釈次第というところがあると私は思いますので、もう少し明確な姿勢を見せる必要があると思うのですけれども、いかがですか。
答弁 市長 畠山渉
もう少し明確な姿勢を見せる必要があるということでございますけれども、先ほどの答弁でもお答えさせていただきましたが、私はまずは赤平市の状況に合わせた総合戦略とする必要があり、その上で真に必要な事業があって、国の財政支援に合致する場合については申請を行うべきであると考えております。各事業を行う上で、財政状況、有利な財源ということは考慮いたしますが、交付金ありきではないということは申させていただきます。
質問 3番 木村恵
交付金ありきではないということを最後におっしゃっていただいたので、そういうものだ、そういうことなのだろうというふうに捉えたいと思います。先ほど答弁にもありましたけれども、移住先を決めるその大きな要因ということで、日本総合研究所の調査結果なのですけれども、自分または配偶者の生まれ育った場所というのが35.3%、旅行などでよく行き、気に入った場所だからというのは32%、親または配偶者の生まれ育った場所だからというのが13.1%というのが載っているのです、総合戦略の2019に。言葉どおり、旅行などでよく行きというのは繰り返しやっぱり何かしらの理由でそこに行っているということだと思うのです。炭鉱遺産施設、ちょっと厳しい言い方になりますが、それに見合うものなのかどうかというのは全国の同様の施設を見れば答えは出てくるのではないかというふうに私は思います。一方で、私もガイダンス施設ができてから日本遺産登録があったり、アニメの映画の舞台になったと。今ポスターも張ってあります。先日は鉄道フォーラムなどの活用というのをされていて、今現在注目がされているということは私も否定しません。職員の方もガイドをしている方も大変頑張ってくれているというふうに私も認識を持っています。だからこそ冒険はせずに、現状あるものを生かした事業に絞っていくべきではないかということを申し上げているのです。次期の戦略の策定過程で必ずこれ議論になるポイントだと思いますので、しっかりとやっていただきたいということを強く指摘をしておきたいと思います。