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赤平市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日

あかびら市立病院の運営について

2017年12月14日、赤平市議会の一般質問で、五十嵐美知議員が「あかびら市立病院の運営について」質問し、あかびら市立病院事務長 永川郁郎、介護健康推進課長 斉藤幸英が答弁しました。

質問者
五十嵐美知 議員
答弁者
あかびら市立病院事務長 永川郁郎、介護健康推進課長 斉藤幸英

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 2番 五十嵐美知

次、件名4、あかびら市立病院の運営について伺います。①、MRI検査の患者サービスについて伺います。先般住民懇談会のみらい会場におきまして市民の方から出されたご意見でありましたことから、簡潔に伺いたいと思います。あかびら市立病院では、検査機器、CTの更新をされるなど患者さんの負担軽減に取り組まれておりますが、MRI検査機器は現状ないことから、患者さんの検査の必要に応じて地元平岸病院を紹介していただいているようでございますが、個人で検査に行ける方はいいとしても、中には行けない方もいるのではないでしょうか。一月の人数はそれほどではないかと思いますが、あかびら市立病院の患者さんでもありますので、送迎などのサービスについてどのように考えられるでしょうか、伺います。

答弁 あかびら市立病院事務長 永川郁郎(あかびら市立病院事務長は2019年3月まで)

MRI検査の患者サービスについてお答えをさせていただきます。市立病院では、これまでも地域の中核医療機関として、安心、安全な医療環境の整備に努めてまいりましたが、平成16年度に導入した4列のCTスキャナー装置が耐用年数を超えていたことから、昨年度に約5,000万円の事業費を投じて、新たに80列のCT装置を導入したところであります。ご質問のMRI検査につきましては、機器の更新時期に経営状況が著しく悪化していたことなどから、平成18年度をもって終了をしたところです。参考までにMRI機器導入に伴う経費でございますけれども、標準的な機器の本体価格が概算で約1億円、さ ら に 保 守 契 約 を 仮 に 6 年 と 仮 定 し た 場 合 で 約6,000万円となります。こうした状況の中、平岸病院では既にMRI装置を導入していましたことから、平成19年度以降MRI検査が必要な患者さんには、平岸病院のご協力と患者さんやご家族等のご理解もいただきながら、それぞれ独自に検査を受けていただいている状況でございます。また、MRI検査で当院から平岸病院に紹介した件数でありますけれども、平成28年度で65名、一月平均では約5名、今年度では直近で約70名の患者さんを紹介している状況でございます。最近のMRI検査の紹介実績は以上のとおりでありますが、他院に紹介する画像診断検査としましてはこのほかにPET検査等もございますので、身体的、家庭的な状況等で検査のために他院へ行くことが困難な方につきましては、看護師や医療相談担当でお話を伺いながら対応を検討してまいりたいと思います。以上です。

質問 2番 五十嵐美知

いろんなことは病院としてもあるのでしょうけれども、こういう意見があった以上市民の皆様に、また患者さんの皆様に信頼される市立病院として、ぜひそういった方々に、患者さんに寄り添っていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。②、在宅医療・介護連携推進事業について伺います。住みなれた地域で安心して自分らしい暮らしを人生の最後まで続けていくことは、多くの人々の願いであります。そのためには患者、そして支える家族を中心として、医療機関と介護事業者などが連携を密にして一体的にサービスを提供していくことが望まれます。在宅医療・介護連携推進事業は、平成27年度より介護保険法の地域支援事業として位置づけられた全国で展開されている取り組みでもあります。本事業では、地域の在宅医療の提供体制の確保についてそれぞれの区市町村が主体となって、医師会等と連携をしながら取り組むとされております。このたび当市が在宅医療の基盤整備の実施主体とされたことの背景、意義、また市に求められている責務と役割についてどのように受けとめておられるでしょうか。在宅で過ごされている高齢者がその生活を継続していくためには、医療と介護が一体的に提供されることが大きな要件にもなり、当市においては介護施設の整備と在宅介護サービスの提供についてはある程度充足されていると思いますが、医療については訪問診療と看護がどこまで対応可能なのかが最も重要なことになってくると思います。あかびら市立病院においては、どのような体制がとれるのかお聞きいたします。さらに、この事業の取り組むべき内容として、8つの事業項目が国より示されております。1、地域の医療、介護の資源の把握、2、在宅医療、介護連携の課題の抽出と対応策の検討、3、切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築推進、4、医療、介護関係者の情報共有の支援、5、在宅医療、介護連携に関する相談支援、6、医療、介護関係者の研修、7、地域住民への普及啓発、8、在宅医療、介護連携に関する市町村の連携であります。平成30年4月までに全ての自治体でこの8項目を実施することが義務づけられております。当市における実態としては、これらはいずれも地域包括ケアシステムの連携として既に一定の取り組みが進められているとは思いますが、本事業の推進に対してはこれまでの取り組みの連続性を踏まえた上で、市独自に実施内容の一層の充実を図るという姿勢が基本になると思いますが、こうした取り組みの現状や事業の進捗状況などを病院事務長と介護健康推進課のお考えもあわせてお聞かせいただきたいと思います。

答弁 あかびら市立病院事務長 永川郁郎(あかびら市立病院事務長は2019年3月まで)

在宅医療・介護連携推進事業につきまして、まずは市立病院としてお答えをさせていただきます。国は、団塊の世代が全て75歳以上の後期高齢者となる2025年問題を踏まえ、誰もが住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう地域包括ケアシステムの構築を進めております。また、医療ニーズと介護ニーズをあわせ持つ高齢者を地域で支えていくためにも、居宅や施設等において提供される在宅医療の提供が地域包括ケアシステムの不可欠の構成要素となっていることから、介護保険制度の地域支援事業の中で在宅医療、介護の連携推進事業として位置づけられているところです。地域包括ケアシステムは、保険者である市町村や都道府県がそれぞれの地域の自主性や主体性に基づき、地域の特性に応じてつくり上げていくことが求められていますことから、地域の医療、介護関係者等が参画する会議の開催等、在宅医療・介護連携推進事業では8つの事業項目が掲げられております。こうした状況の中、当院ではこれまでも限られた医療スタッフの中で月1回2グループに分かれての訪問診療や患者さんの状態に合わせた平日の訪問看護を実施をしてきているところですが、当市の実情に合った在宅医療、介護の連携推進事業を進めていく上でもニーズ調査やその結果を踏まえた課題の抽出、関係者による情報の共有と将来に向けた取り組みの検討が大変重要になってくると考えております。現時点においては、医師不足を初めとした課題を抱えており、新たな在宅医療を構築するための具体的な方策を見出せていない状況ではございますが、地域の中核的な医療機関として当院は中心的な役割を担っていかなければなりませんので、こうした協議の場を通じて今後の体制づくりについても検討してまいりたいと考えております。以上です。

答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)

介護の部門からお答えをさせていただきます。前段の事務長答弁と一部重複する箇所もございますが、ご容赦いただきたいと思います。団塊の世代が75歳以上となる2025年をめどに医療、介護、介護予防、生活支援、住まいを一体的に提供する地域包括ケアシステムの構築を推進することが求められております。高齢期になりますと、慢性疾患があり、医療と介護の両方を必要とされる方が多くなりますが、住みなれた自宅や地域で安心して暮らしていくためには医療と介護の関係者の連携を推進する必要があり、医療機関や介護、福祉施設、市など多職種により包括的かつ継続的にサービスの提供ができる支援体制づくりを進めていかなければなりません。現在の医療と介護の連携では、あかびら市立病院や平岸病院、さらには滝川、砂川の市立病院や民間病院の医療連携推進室等におきまして、患者の相談支援を担当する医療ソーシャルワーカーと地域包括支援センターや居宅介護支援事業所のケアマネジャーとの間では、在宅から入院になった場合や、あるいは退院し、在宅に戻った後の医療や介護サービスの利用に向け互いに情報を共有し、切れ目のない継続した支援を行っており、この地域におきましては連携が比較的スムーズに進んでいるものと思っております。ご質問にあります国が示した8つの事業項目につきましては、在宅で最期を迎え、高齢者の病院への入院や施設入所という志向を是正させていくという位置づけもされていますが、そのためにはサービス基盤を整備することが不可欠であり、在宅医療をどれだけ拡充できるかが大きなポイントで、現状24時間体制で対応できる在宅医療の確保は、従事する医師、看護師の不足や採算性の問題から近隣地域を含めても難しい状況にあると思っております。在宅医療、介護の連携の目的の中には、在宅における終末期のみとりを推進することも含まれていますが、ひとり暮らしの場合においてはどんなに自宅で最期を迎えたいと思っていても、体調が悪化してくるとやはり病院でとの気持ちになる人も少なくありませんし、家族がいる場合でも献身的に最後までみとると気構えていても、末期状態になると本人の苦しみや夜間も眠れないほどの看病が続くと限界となり、病院へ入院させざるを得ないこともあります。その意味では、在宅で最期をみとる場合にはいつでも入院できる医療機関を確保しておくことが重要でありますが、市内の現状においては課題があるものと思っております。また、介護施設に入所している高齢者につきましても終末期には病院に入院となることが多いですが、施設には看護職が配置されていることから、施設においても最期を迎えることのできるよう医療機関から支援を受けられるシステムづくりが可能かどうか医療機関や施設とともに検討していきたいと思っております。いずれにしましても、医療機関からの支援なしでは在宅や施設での生活を継続していくことは困難になりますことから、あかびら市立病院を中心として今以上に医療と介護の連携を進めていかなければならないと思っていますし、それにより高齢者が住みなれた地域で、尊厳のある暮らしを可能な限り続けていただくための国が提唱する地域包括ケアシステムの構築に少しでも近づけていくことが自治体の責務とも考えております。以上です。

質問 2番 五十嵐美知

それぞれ今お答えをいただきました。ぜひ市立病院につきましては在宅医療の体制づくりに、当市は75歳以上がこれからふえますので、急務と思いますので、全力を尽くして取り組んでくださいと言っておきますので、お願いいたします。

出典:赤平市議会 平成29年第4回定例会 2017年12月14日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる