赤平市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月14日
炭鉱遺産に対する考え方の透明性について
2017年9月14日、赤平市議会の一般質問で、竹村恵一議員が「炭鉱遺産に対する考え方の透明性について」質問し、社会教育課長 伊藤寿雄が答弁しました。
- 質問者
- 竹村恵一 議員
- 答弁者
- 社会教育課長 伊藤寿雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 4番 竹村恵一
大綱2、炭鉱遺産に対する考え方の透明性についてでございます。炭鉱遺産の継承と活用と言われ、総合戦略の重点施策に位置づけられている炭鉱遺産公園整備ですが、総合戦略会議みらい部会での会議を経て打ち出されてきていて、まだまだそんな中でも市全域の方々へは理解されていなく感じるところもございます。過去へさかのぼりますと、今までも幾度となく炭鉱遺産の活用に対する継承やそれに関連する会議も数多くされてきていますし、私どもの先輩議員もその都度そこの会議や打ち合わせ等の報告やかかわりが当時からあったというふうに思います。私は、今後もしっかりとした計画のもと予算計画を立て、段階的な整備を進め、市民の方々へ理解していただくべきと考えますので、①、文化・歴史の保存継承ということで、当市はこの文化、歴史の保存継承という点でどのように市の中で考えていくのか確認させていただきます。
答弁 社会教育課長 伊藤寿雄(社会教育課長は2019年6月まで)
最初に、炭鉱遺産に対する考え方の大綱となっています透明性につきましては、赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略会議で策定いたしました炭鉱遺産公園整備を含む59施策の案に関しまして昨年1月にパブリックコメントを行い、その後総合戦略を完成し、全施策の概要を説明したチラシを市内全世帯に配布をし、春の住民懇談会で市民へご説明させていただいた経過もございますし、昨年7月に炭鉱遺産活用検討協議会を発足し、基本構想案を作成した後の本年3月と4月に市民説明会を開催し、5月に基本構想を完成した後の春の住民懇談会でご説明させていただいたところでございます。また、こうした経過内容に関しましては必要に応じて随時広報あかびらにも掲載させていただきました。しかし、こうした市民周知に関して、残念ながら市民に伝わり切れていない状況もございまして、今後新たな取り組みを進めるに当たっては、より一層市民周知を徹底するよう努力してまいります。そこで、文化、歴史の保存継承についてお答えさせていただきます。赤平市は、炭鉱によって発展してきたまちであり、さらに国のエネルギーや産業振興の役割を果たした貴重な歴史で、誇るべき歴史であります。特に全国各地に立坑は複数存在しますが、旧住友赤平炭鉱の立坑のみならず、立坑やぐら、自走枠工場、坑口浴場などが当時のまま保存されており、各地を視察している有識者の方からも国内においても非常に貴重な炭鉱遺産との評価をいただいております。また、小学校社会科副読本や炭鉱資料にとどまらず、現物を見学することができ、ズリ山を含めて市内小中学校の授業として活用されているほか、近隣市の学校や道外を含めた大学生にも見学に来ていただいております。さらに、本年度は赤平コミュニティガイドクラブTANtanにご協力をいただきながら実施している炭鉱遺産の定期公開につきましては月1回行っておりましたが、本年8月から月3回に拡大していただいております。このように、赤平の歴史を後世にしっかりと継承することは、まちにとっても大変重要なことでありますし、来年度から開設予定の炭鉱遺産公園ガイダンス施設を効果的に活用しながら、より多くの市民に歴史を学び、見学いただく機会を設けてまいりたいと思いますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
質問 4番 竹村恵一
ぜひ大綱に打ち出していますとおり、考え方の透明性ということですので、産業遺産、炭鉱遺産ですか、そういうのを含めて説明をしていただいて理解をしていただいて運営をしていただきたいというふうに思います。②番目の炭鉱遺産公園についてご質問いたします。ただいま文化、歴史の保存継承という点ではお聞きしまして、この炭鉱遺産活用は非常に大きく、今の赤平の施策では注目度の高いものだというふうに思います。そこで、市として炭鉱遺産公園をまちづくりにどのように生かしていくつもりなのか、その点をまず確認させていただきます。
答弁 社会教育課長 伊藤寿雄(社会教育課長は2019年6月まで)
炭鉱遺産公園についてお答えさせていただきます。炭鉱遺産活用施策に関しましては、平成6年に最後の炭鉱であった住友赤平炭鉱の閉山、平成15年にアジアで初めてとなる国際鉱山ヒストリー会議が赤平で開催されたことも1つの大きなきっかけとなりまして、親松市長、高尾市長の時代から各種市民会議などで協議をされ、赤平市総合計画、あかびらスクラムプランの施策として位置づけられてきました。しかし、平成20年度決算から適用されました地方公共団体の財政の健全化に関する法律の施行によりまして財政再建が最優先課題となり、また炭鉱遺産が民間の資産であったため、行政としては積極的な取り組みが困難な状況でありました。そこで、一定程度財政が回復し、菊島市長の時代に入りまして、人口減少対策を最大課題とした総合戦略施策を国から求められ、有識者や市民代表者で構成した赤平市しごと・ひと・まち創生総合戦略会議で協議をされ、昨年1月に完成した総合戦略の中で炭鉱遺産公園が重点施策として位置づけられましたことから、昨年7月に炭鉱遺産施設の無償譲渡を受けたところであります。基本構想に関しましては、市民からの賛否両論の意見を参考といたしまして、本年5月に基本構想を完成したため、この構想に基づき事業を推進してまいります。炭鉱遺産に関しましては、先ほど申し上げた歴史の保存、継承といったことが最大の目的でありますが、財政状況に配慮して財源確保に努めながら段階的に整備を進めていくものの、当然事業費が必要となってまいりますし、総合戦略の施策でありますことから、保存、継承していく炭鉱遺産をまちづくりや経済効果などにもつながるようソフト面も含め、さまざまな企画を検討してまいります。前年度の炭鉱遺産見学者は、9月現在434名でありましたが、本年度は既に702名の見学者となっております。市外や道外のほか、炭鉱遺産施設所有後初めて本年度は国外からもお越しいただいている状況でございます。来年度は、炭鉱遺産公園ガイダンス施設の有効活用を図りながら、行政内における連携にとどまらず、市民のまちづくり活動団体や商業者などとも連携するほか、旅行業者、炭鉄港に関連する自治体とも連携してまいります。また、本年度は地元業者にズリ山展望広場に植樹するための桜の苗木を寄贈いただき、今月は立坑のライトアップを行うための照明器具を寄贈いただきました。このように、自発的なご協力や市民協力等もいただきながら、行政のみならず、少しでもオール赤平で炭鉱遺産公園を活用できるよう検討してまいりますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。
質問 4番 竹村恵一
赤平市の炭鉱全盛期は、僕はまだはっきりわからないときのことですから、薄らとしかわかりませんけれども、ただ、今の答弁を聞く限り、長きにわたって計画の中に盛り込まれ、協議をされて、しっかり報告をされた中での現在に至るというところが答弁の中で読み取れるかなというふうに思います。しかしながら、やっぱり事業費もかかるのは当然のことでしょうし、あれだけの建物ですから、今後の維持、修繕費も出てくることでしょう。しかし、反面ただいまおっしゃっていただいたとおり、市内に700名を超す方々が現実に訪れているというのも現実でございます。そのような人の流れの維持、それとか市内商業者、飲食店への波及も含め、先ほど言われていたようにさまざまな企画を検討していただきたいというふうにお願いをします。また、市民の方々は近隣でも似たような施設の関係と照らし合わせて、同様な状況になるのではないかというのが大きな心配の一つだというふうにも聞きます。最後におっしゃられたように、オール赤平と言うのであれば、やはりしっかり説明をした中で理解を得て施策を繰り広げていただきたいというふうに言ってこの質問は終わります。