赤平市議会 平成29年第3回定例会 2017年9月13日
病院運営の新たな方向性について
2017年9月13日、赤平市議会の一般質問で、植村真美議員が「病院運営の新たな方向性について」質問し、あかびら市立病院事務長 永川郁郎が答弁しました。
- 質問者
- 植村真美 議員
- 答弁者
- あかびら市立病院事務長 永川郁郎
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 3番 植村真美
続きまして、大綱4に移らせていただきます。病院運営の新たな方向性について、①、利用者と市民ニーズ調査の実施と分析についてお伺いをさせていただきます。外来患者数が計画を下回っている状況が続いております。近郊の地域でも同じ現象が起こっているということではございますけれども、そんな中で患者の獲得に向けた対策や営業努力が必要になってくるというふうに感じております。これまで透析の施設や病棟の建てかえなど環境面を整えてきたわけでございますけれども、当初は透析の患者も減らないという予想をしていたのに対し、今ではその患者数が減っている状態でもございます。また、病棟の建てかえをしてきれいな環境になったからといったとしても今後油断はできる状態ではないというふうに感じています。減ってから考えるというスタンスではなくて、常に予測し、利用者のニーズを把握して対応できることは迅速に対応できるような病院経営の体制というものをさらに考えていただきたいというふうに感じております。そのためにも定期的に利用者に対してのアンケート調査を行い、また市民に対してもアンケートをとりながら病院の経営に市全体が協力している体制づくりをさらに図っていただけないかということのお願いでございます。また、それをしっかりと分析いたしまして対応していくことで明確に情報公開するなど、大がかりなことだけではなくて小さいことから病院に、小さいことからいろいろな変化をもたらしていくような、病院が患者の希望にしっかりと市民のニーズに応えているということの姿をしっかりと見せることが大切ではないかなというふうに感じていますが、この点につきましてはいかがでしょうか。
答弁 あかびら市立病院事務長 永川郁郎(あかびら市立病院事務長は2019年3月まで)
お答えをいたします。当院における外来患者数の状況につきましては、行政常任委員会でもご報告をしたところでございますが、前年度比較では大きく減少しており、また北海道内の多くの公立病院でも外来患者数が減少をしているところでございます。具体的には、4月から6月までの外来患者数のデータとしまして、道内23の公立病院中19病院で前年度より減少している状況となっております。北海道地域医療構想におきましても2025年にいわゆる団塊の世代が全て75歳以上となる中、これからの医療のあり方は主に青年壮年期の患者を対象とした病院完結型の医療から高齢者の特性を踏まえ、住みなれた地域や自宅での生活を支える地域完結型の医療に重点を移していく必要があるとしております。また、2015年に公表されました経済産業省が所管する研究会の報告書では、入院医療需要は加齢に伴い増加をするものの、外来医療需要につきましては若年層の人口減少が進行することに加えて、80歳を超えると減少に転じていくとしておりまして、こうした傾向は当院においても同様のことが類推できる状況となっているところでございます。ご要望のありました市民ニーズ調査等につきましては、平成25年度と28年度に医師、看護師を初めとした医療スタッフの接遇を中心としたアンケート調査を実施したところでございますけれども、限られた医療提供体制の中でおおむねよい評価をいただいている状況でございます。このような状況の中、国においては主に社会保障費の低減等を目的としながら、それぞれの地域事情に応じた地域包括ケアシステムの構築を求めておりまして、平成30年度からは医療報酬と介護報酬の同時改定が行われます。こうしたことから、当院としまして今取り組むべきことは介護健康推進課と連携をしながら、歯科を含めた医療機関、介護施設等の社会資源や地域事情に応じたシステムをいかにして構築していくかが重要と考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 3番 植村真美
ただいまの答弁をいただいた中で、接遇に関してのアンケート調査は実施されているということでございますけれども、そのほか常日ごろ利用者や市民が病院に対して意見や要望を届けやすいような環境にするといったことの対応、対策やこれまでのその実績などはないかということをさらにちょっと深く聞かせていただきたいなというふうに思うのですけれども、よろしくお願いいたします。
答弁 あかびら市立病院事務長 永川郁郎(あかびら市立病院事務長は2019年3月まで)
お答えをいたします。市民を初めとしました利用者の方々がお気づきになられたことですとか、ご意見、ご要望等を述べられるように正面玄関や受付カウンター、2階エレベーター横、そして2階、3階の病棟のデイルームにご意見箱を設置しておりますので、こうした中で幅広くご意見等をお聞かせいただければと思っております。
質問 3番 植村真美
ぜひそういったご意見箱等が設置されていることなども含めて、さらに利用者と市民の方たちに親しみを感じてもらえるような連携づくりがとれるような病院体制のあり方というものも積極的に考えていただきたいというふうに思ってございますので、よろしくお願いいたします。②に移らせていただきますが、新たな診療科目と地域連携の可能性についてお伺いをいたしますけれども、ただいまのニーズ調査の必要性というもののお考えはないということで今お聞きしましたけれども、当市におきましては独居世帯数、高齢者が多い中で医師が訪問するサービスを行いまして、医療と介護の連携を図りながら、さらに求められる地域医療を構築していくことというふうに思いますけれども、また病院と市民が多くつながることで、さらにこれからの病院のイメージというものも描かれていくというふうに思うのですけれども、そのような地域連携を通して医療を見出す中で、複数の疾患を抱える高齢者が多い当市ではございますので、今後病院経営の中に総合医療科といった新たな今注目をされています科目も考えていく必要性はあるのではないかなというふうに考えております。利用者の声、特性、特徴を捉えた中での新たな診療科目の設置ということの可能性を含めてお伺いをさせていただきたいと思います。
答弁 あかびら市立病院事務長 永川郁郎(あかびら市立病院事務長は2019年3月まで)
お答えをいたします。先ほども申し上げましたとおり、地域が求める医療、介護のサービス提供体制を今後いかにして構築していくかが重要と考えているところでございますが、医師、看護師等の限られた医療スタッフという現実を考えた場合、介護施設や検討が進められているサービスつき高齢者住宅などが可能な限り病院近郊にあることが望ましいと考えているところでございますが、診療科目につきましては4月から皮膚科が休診となっていますことから、現在は常勤医のいる内科、外科、小児科、整形外科を中心に、このほか眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科の7つの診療科で診療を行っているところでございます。ご要望の診療科につきましては、今後ますます高齢化が進展していく中、健康にかかわる諸問題について適切に対応する医師の必要性がより高くなっていることから、来年度からスタートします新専門医制度においても総合診療専門医として位置づけられているところでございます。しかし、一方ではこうしたスペシャリストを育成していく上で指導医が多く基幹病院のある都市部に医師が集中する可能性が指摘をされておりまして、都市部の研修人数に制限を設けるなどしておりますが、先行き不透明な状況となっております。こうした状況から、北海道が主催する医療対策協議会等の場におきましても市長みずから専門医や地域枠医師が地方の病院に回ってこれるよう要望しているところでございますけれども、これからはそれぞれの医療機関が独自に医師を確保する時代ではなく、砂川市立病院等の基幹病院に医師を集めまして、そこから近隣の病院に医師を派遣していただくのが現実的とも申し上げているところでございます。当院の内科医には、現行の専門医制度におきまして総合内科専門医の資格を有する医師もおるところでございますが、先ほども申し上げましたとおり将来的には若年人口が減少し、外来医療需要の減少も見込まれます状況から、現状の診療体制の継続に力を注いでいきたいと考えておりまして、引き続き砂川市立病院や滝川市立病院等からの診療応援をいただきながら診療サービスの維持に努めていきたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 3番 植村真美
より多く赤平の病院を利用していただく方をふやすであったりとか、どういったことが求められている病院なのかということを常日ごろやはり調査をしていくことがすごく必要なのではないかなというふうに今の答弁を聞いても感じました。医療の体制等を含めて、近隣地域との連携も必要になってくるというふうに思いますけれども、まず当市の利用者がどういった病院のあり方というものを求めているのかということをいま一度お考えいただきたい部分もあるかなというふうに思ってございますので、今後さらに見させていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。