赤平市議会 平成26年第3回定例会 2014年9月12日
文化財について
2014年9月12日、赤平市議会の一般質問で、向井義擴議員が「文化財について」質問し、社会教育課長 蒲原英二が答弁しました。
- 質問者
- 向井義擴 議員
- 答弁者
- 社会教育課長 蒲原英二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 1番 向井義擴
続きまして、大綱の2、文化財についてであります。①、文化財の資料の管理についてお伺いいたしたいというふうに思います。文化施設の必要性については、今までもそれぞれ質問等で認識されているとお答えされておりましたけれども、予算や市の総合計画にどう位置づけるかが具体的には見えてきていない状況であります。しかしながら、文化財のあり方、具体的な構想はできていないにしても、郷土資料館、炭鉱資料館等の博物館、文化施設が必要になっているのは市民みんなの考えであると思いますが、構想の中では一部中学校統合後の校舎利用として炭鉱遺産等の保管場所として考えられているようですが、実現するまでにはまだ相当の期間が必要ではないかというふうに思います。しかしながら、そのときになってからすぐ準備することは非常に大変ではないかと思いますので、今のうちから文化会館、郷土資料館などを解体され、多くの資料を簡単に市民が見られるようにはなっていないようでありますが、当面これらの資料の整理といいますか、目録などは整理することによってどの程度の展示が必要かなどの構想がなされるのではないかと思いますが、この点はいかがでしょうか。
答弁 社会教育課長 蒲原英二(社会教育課長は2016年12月まで)
資料の管理についてお答えいたします。現在郷土館が解体され、炭鉱歴史資料館についても移転に向けた一時休館の状態で、市民等の皆様が歴史資料について閲覧や観覧ができる状況ではないのが現状であります。炭鉱歴史資料館については、早期の移転、再開に向けて作業を進めているところですが、郷土館の設置につきましては学校統合や遊休公共施設整備計画での再利用についての計画構想により、今後設置する郷土館の規模や予算、総合計画上の位置づけが決定しなければ見えてこない状況にあります。旧郷土館並びに炭鉱歴史資料館の資料保存につきましては、各館の基本台帳等にて整備、整理されておりますが、今後の展示場所の確保ができた上で展示に向けての改修等につきまして準備を進めていく所存でありますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 1番 向井義擴
それぞれ資料は整理されているということでありますが、これは今後資料館の構想をつくる上でどう展示するかということも構想しながらまとめていくのが必要ではないかなというふうに思います。その次に、②として、学芸員の配置についてお伺いいたしたいと思います。市が所有するものはそれなりに管理されているというふうに思いますが、生活文化の遺産などは多くは民間や市民が所有するものではないかと思います。これらの保護と過去の資料の整理には、やはり専門性を持った学芸員が必要ではないかと思いますが、学芸員の確保はどのようになっているのか、また市民の中にも学芸員の資格を持つ人がいるのではないかなど、把握されているのかどうか、これについてお聞きしたいと思います。
答弁 社会教育課長 蒲原英二(社会教育課長は2016年12月まで)
学芸員の配置についてお答えいたします。現在炭鉱の歴史資料等の整理については、事案の内容により外部有識者の協力により整理等を行っている状況であります。ご質問のとおり、学芸員の配置についての必要性を感じているところですが、学芸員については研究内容の専門性により配置することが望ましいため、資格があるだけでの配置とはいかないと認識しております。赤平市においては、炭鉱遺産に関する専門知識のある学芸員等の配置を希望しておりますが、採用を含め、人事の案件となるため、関係部署とも十分協議し、配置に向けて進めてまいりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。
質問 1番 向井義擴
この学芸員はそれぞれ専門性があるということは理解しておりますので、今後も検討していただきたいというふうに思っております。次に、3番目に文化財の登録についてであります。赤平市文化財保護条例が昭和42年に制定されておりますが、46年に住吉獅子舞、それから赤平では現在奈江沢の棍棒形石器と住吉獅子舞の2つでありますが、北海道遺産としての登録がなされた北海幹線用水路、空知の炭鉱関連施設と生活文化としての遺産もあるわけであります。思い入れ価値というのが大事な点で、炭鉱遺産というのは意外と年数が経過しておらないわけですが、既に遺産としての価値を見出しているという状況であります。市内には山田御殿など探し出せばまだまだあるのではないかと思いますし、美術的価値のあるものも市民が所有しているものもあると思います。消失したり散逸することをどう防ぐかということを考えなければならないと思いますが、これから将来を考えるときにまだまだ市民の協力を得ながら生活遺産、美術品など、これらを赤平市の文化財として登録されることが必要ではないかと思いますが、赤平市文化財保護条例に照らして検討するだけで国などほかの規制は受けないということでありますので、赤平市として残すべき遺産などがあるのかと思いますので、その登録などの方策を考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
答弁 社会教育課長 蒲原英二(社会教育課長は2016年12月まで)
文化財の登録についてお答えいたします。ご質問のとおり、現在赤平市の指定文化財は、住吉獅子舞と奈江沢遺跡出土の棍棒形石器の2件となっております。また、赤平市にもかかわりがあります2つの北海道遺産、空知の炭鉱関連施設と生活文化と北海幹線用水路につきましては、北海道遺産構想の選定基準により選定されたものとなっております。選定基準につきましては、学術的な価値や美的な価値など客観的な評価基準だけではなく、地域が保全、活用に取り組んでいるものや今後の取り組みに期待できるものなどの思い入れ価値が大きなウエートを占めているとなっていることから、文化財の指定とは違った側面からの選定基準となっております。さて、赤平市文化財保護条例による指定ですが、北海道遺産選定と市文化財の指定では趣旨、基準が違うことから北海道遺産と同じ形での指定は難しいと考えます。しかしながら、民間等の所有物件につきましては、赤平市として残すべき文化財を判断し、いろいろな視点から登録に関しての協議を進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
質問 1番 向井義擴
文化財というのは、生活文化などいろいろ入れても、たとえ思い入れがあるにしても、やはり今の自分があるゆえんなど、国民や市民のアイデンティティーにかかわるものでありまして、国もそれを認めているわけでありますし、ちなみに文化財の保護に関して調べますと、市町村に対する特別交付税において保護を措置するというふうにありますが、国の規定に当てはめまして、この措置に当てはまる赤平市の予算についてはどのぐらいになるのか教えていただきたいというふうに思います。
答弁 社会教育課長 蒲原英二(社会教育課長は2016年12月まで)
当市の指定文化財としての地方交付税の特別交付税措置額は、住吉獅子舞が有形無形民俗文化財項目として6万円、棍棒形石器が重要文化財項目として1万円、合わせて年間7万円が措置されております。なお、特別交付税は、実負担額に関係なく基準額が交付されることになっております。以上です。
質問 1番 向井義擴
このように文化財を指定したから、赤平市のいろんな保護したりなんかするということで、全く負担がふえるわけではないと、国もそれを重要性を認めておるわけで、要するに指定を受けるだけで金が入るということ。金額は微々たるものではありますけれども、そういうことで、もっともっとこういうものを活用するというか、指定をしていってよいのではないかというふうに思いますので、今後も文化財について取り組んでいただけるよう、質問を終わらせていただきたいというふうに思っております。