赤平市議会 平成24年第4回定例会 2012年12月13日
介護保険事業へのボランティア・ポイント制度導入について
2012年12月13日、赤平市議会の一般質問で、若山武信議員が「介護保険事業へのボランティア・ポイント制度導入について」質問し、介護健康推進課長 斉藤幸英が答弁しました。
- 質問者
- 若山武信 議員
- 答弁者
- 介護健康推進課長 斉藤幸英
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 5番 若山武信
大綱3、介護保険事業へのボランティアポイント制度導入についてであります。①、ポイント制度導入のメリットについて。先月11月に鹿児島県霧島市に視察をして、介護保険事業へのポイント制度導入等についての勉強をさせていただきました。霧島市は、平成17年7月、古代からの歴史ある地域1市6町が合併してでき上がった人口約12万8,000人が住むまちであり、霧島屋久国立公園の中心的都市でもございます。平均気温18.4度という温暖な気候で、農林水産業に加え近代工業の主要企業が多く進出している都市でもございます。霧島市では、65歳以上の人が介護施設等へのボランティア活動に参加することで、1時間当たりのポイントをため、本人の年間介護保険料の負担額を軽減できるという仕組みを制度化し、実施しているわけでございます。年間5,500円を上限として換金でき、ただし換金できるのは1年間分のポイントに限定しております。なお、ボランティア事業は、社会福祉協議会のボランティアセンターに委託しており、市民活動損害賠償保険に加入し、保険料は市が負担しているとのことでございます。ポイント制度については、高齢者の生きがい対策や相互の助け合い活動、介護予防の推進を目的としておりますが、そのメリットとして、1つには介護予防の促進や意識向上につながる、2つ目には介護給付費の抑制が見込まれる、3つ目には地域とのつながりが醸成されるということ等にあるということであります。ボランティア活動に参加することで自身の健康にもつながり、施設や個人に奉仕することで介護保険料の負担軽減につながる。いわばボランティア活動へのご褒美がいただけるので、事業者側としてもボランティア活動を進めやすいという利点にもなるようでございます。また、このように65歳以上の人たちがボランティア活動を続けることで、それが若い世代に引き継がれ、自分たちもボランティアの人たちのお世話になれることにつないでいきたいとのことでございます。お世話される側からすると、毎日施設でのお世話になるだけでなく一般の人とも日常的にコミュニケーションが図られ、精神面でも少しでも明るい生活を送ることができ、お互いに生活に張りができるわけであります。霧島市は、7つの市町が合併した市なので、高齢化率の高い地域と低い地域があり、地域によってはボランティア活動への意識に格差があり、思ったより計画が進まないようなところもあるとのことで、課題もあるようでございます。当市でも介護健康推進課の皆さんが市民の健康維持のために日夜努力されていることに敬意を表しますが、福祉制度を通して社会貢献できるこのような介護保険事業へのポイント制度導入についてもぜひ検討していただければと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
お答えいたします。この制度につきましては、介護保険第1号被保険者の65歳以上の方々が介護施設などにおいてボランティア活動を通じて自身の健康増進と介護予防を図り、生き生きとした地域社会づくりにも寄与していただくことを目的とした制度ということになっております。この制度を既に取り入れている自治体の運用例を見ますと、ボランティア活動に参加を希望される65歳以上の方に登録をいただき、初めにボランティア研修を受講し、ボランティア手帳の交付を受け、そして介護施設等においてレクリエーションへの参加、食事の配膳、下膳の補助、高齢者の話し相手、施設内外の清掃などに活動をいただき、活動時間1時間当たり100ポイントが付与されるもので、1日200ポイント、年間5,000ポイントから1万ポイントを上限として、100ポイント100円で介護保険料負担軽減を図るために支払い資金に充てていただく現金、または地域商品券などに交換しているようであります。この制度につきましては、ボランティア活動を行った高齢者に換金可能なポイントを付与することにより介護保険料を実質的に軽減する制度であり、介護保険法の規定に基づき地域支援事業交付金を財源として活用できることから、介護予防事業として位置づけを行っているものでありますが、この仕組みは介護予防効果への期待だけではなく、地域の活性化や住民同士のつながり効果による孤独死防止など高齢化社会を乗り切る地域づくりにもつながる効果が期待できるものと考えております。今後当市におきましても先行実施している自治体の例を参考にしながら検討させていただきたいと、そのように考えております。以上です。
質問 5番 若山武信
ただいま検討していただけるということでございますので、よろしくお願いいたします。続きまして、マイレージ方式の導入についてでございますが、また介護保険事業への直接的なボランティア活動にだけではなく、間接的にかかわることで各所からのマイレージ、いわゆるマイル、ポイントということでございますが、これが付加され、大きなメリットにつながるという仕組みも実施されているところでございます。マイレージ方式の導入については、平成21年度に職員提案制度の中で健康マイレージ制度として採用されたとのことで、介護保険事業に関する研修会や行事への参加、一般的奉仕活動作業等の参加することに対しても生協やスーパー等の大型店、各種企業、事業所、商店等の協力を得て、各種のポイントの付加を得られ、換金、または日用品に交換できるという地域通貨の性格を持った仕組みもとられております。このように全市規模の取り組みとなりますが、介護保険事業へのマイレージ方式導入についてはいかがでしょうか。霧島市では、来年度からポイント制度とマイレージ制度をあわせての取り組みをしたいとのことでありました。当市でも事業のあり方を研究し、両方の制度を合体させた形の取り組みについても検討していただければと思います。また、自治体によっては、介護保険事業だけではなく行政が行う全ての事業にマイレージ方式のポイント制度を導入しているところも最近道内でもあるやに聞いておりますが、ここまでくると各担当課それぞれを巻き込んでの行政全体での取り組みとなります。当市においてもこのようなすばらしい取り組みについての可能性も含め、考え方があれば伺いたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 介護健康推進課長 斉藤幸英(介護健康推進課長は2017年12月まで)
お答えいたします。この方式につきましては、健康づくりや文化、ボランティア活動の実践でポイントをため、それを地域商品券などに交換し、地域内で利用する制度であり、道内では初山別村が取り入れている制度でもあります。初山別村の例を申し上げますと、村内在住の18歳以上を対象として実践活動を記録するための用紙でありますマイレージカードを交付しまして、それに定められた期間内に各種活動に参加するたびにボランティアポイントと同様にマイレージポイントが付与されるものであります。ポイントの付与の対象となる実践活動につきましては、健康づくりに関する活動としましては村が行う各種検診、さらには健康指導を受けた事項や健康づくり事業、村が主催するスポーツ大会、その他健康づくりのために行う実践活動を対象とし、文化及び芸術活動として行われる各種サークル活動、また村が実施する舞台、芸術鑑賞など、さらには社会活動に関するボランティア活動、村主催の会議であります住民懇談会や出前講座への参加、老人クラブでの活動、町内会の行事参加などを対象とし、個人及び団体での活動にそれぞれ幅広くポイントを付与し、健康づくりなどにつなげようとするものであります。この制度につきましても介護予防や健康づくりだけではなく、ボランティアポイント制度と同様に地域づくりにもつながる効果も期待できますことから、介護保険及び健康づくり部門以外の市役所各部署も関連してきますことから、今後全庁的な取り組みとして検討していく必要があると、そのように考えているところです。以上です。
質問 5番 若山武信
介護保険料の負担の軽減、そして高齢者の生きがい対策として、また健康増進対策としてのポイント制度、健康マイレージ制度の導入をお願いするところでございますけれども、ぜひ高齢者対策として、ただいま言いましたように全庁的な取り組みになるようお願いするところでございます。段階を経ながら、将来的にはただいま説明のございましたように初山別村のような制度にまで高めていきたいと、このように思っておりますので、ご検討のほど、本当に前向きなご検討よろしくお願いいたします。