赤平市議会 平成20年第4回定例会 2008年12月17日
(1)教育問題について/(2)財政問題について/(3)市立病院経営について/(4)国民健康保険証と資格証明の問題について/(5)赤平市内の中小企業支援と失業者対策について
2008年12月17日、赤平市議会の一般質問で、宍戸忠議員が「教育問題について」「財政問題について」「市立病院経営について」「国民健康保険証と資格証明の問題について」「赤平市内の中小企業支援と失業者対策について」について質問し、教育課長 相原弘幸、企画財政課長 伊藤寿雄、市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英、市民生活課長 栗山滋之、産業課長 菊島美時が答弁しました。
- 質問者
- 宍戸忠 議員
- 答弁者
- 教育課長 相原弘幸、企画財政課長 伊藤寿雄、市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英、市民生活課長 栗山滋之、産業課長 菊島美時
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の議事日程ではこの議員の件名が 5 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 4番 宍戸忠
質問いたしますので、よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。大綱1、教育問題について、①、不登校問題について。8月7日、文科省は学校基本調査、児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査の速報を発表しました。この速報によると、昨年度の長期欠席者数は年間30日以上で19万2,928人、3年連続増加、前年度比2,730人増、このうち不登校は2年連続増加し、12万9,254人、前年度比2,360人増、全児童に占める割合は1.2%で、過去2番目の数字となったとあります。公立学校のみの調査。ほとんど登校しなくて卒業できることになっているのか。札幌市の女性21歳が8年間にわたって母親によって自宅に監禁状態に置かれていた事件を受けて、札幌市と教育委員会は児童虐待予防緊急対策本部を設置、長期間不登校で学校が接触しづらくなっている児童生徒の実態把握を求めることを決めたとのことです。08年11月15日。札幌市は、接触なし35人と報道され、対象の市内327校の14万7,790人中10月に一度も登校しなかったのは195校の718人、このうち教員や他機関職員が一度も会えない子供は3小学校の3人、24中学校の30人、2高校の2人。空知は、長期欠席児童生徒、17校24人接触できず、空知教育管内小中高と特別支援学校、計185校調査対象、1カ月以上連続して休んでいる児童生徒60校107人、12月9日道新であります。道教育局より調査が来ていないか、赤平市の教育不登校問題の現状をお伺いをしたいと思います。以前私に寄せられた相談では、中学校でいじめをした、高校に入っていじめ仕返しされ、他校に転校、その後退学、不明になっています。市内で親が不明、生徒は一人不登校、教師が何回も訪問した事例がありました。小中学校では、いじめ、または問題児として対応、措置は教育的に、そしてスピードが要求されるのではないか。単に保護者の希望によって区内へ転校されていないか、家庭訪問など実態把握なされているのかお伺いをいたします。②、保護者とのコミュニケーションについて。1、家庭訪問による父母と児童生徒の関係についてどうなのか、2つ目には父母を学校へ呼び出して対応すること、3、電話による対応で措置をしてしまっているのかなどがあると思いますが、問題発生した場合、担当教諭は部活動や資料製作、報告書作成、問題児童対策等により大変に厳しい中で深夜までの業務を行っているのではないか。特に問題児童生徒の対応、措置については、素早い対応が必要と言われていますが、信頼と熱意を持って、家庭訪問を重視して、この体制を立てて対応に当たることが大事ではないかと思いますが、これについてお考えをお聞きしたいと思います。3、地域と一体になって子供と教育を守るために。下校中の子供に学校は楽しいか、勉強は難しいかなど話しかけたところ、担任だという先生が飛んできて、何かしましたか、怒られているようだからと言いました。私が身分を明らかにして用件を話したら、先生は帰りました。ここは職員室から丸見えの状況の場で、学校の先生も子供も地域も一緒になって取り組んできたPTA活動の経験から、見えるところではぴりぴり、あとの地域のことはわからないのではないかと思います。学校管理地域内外の留意箇所、部活動控室や夏期間の公園、橋げたの下、赤平交流センターみらい、コンビニ、当市区外の単独、グループ行動などの健全化指導など、要員不足で不可能になってはいないか。一町内会は、毎月午後3時、腕章をして、警察官含めて地域パトロールをしています。登下校の児童生徒には、交通に気をつけて、転ぶなよ、学校は楽しいかなど声かけをしています。市教育委員会は、PTA、評議員、青少年健全育成協議会、町内会など地域とともに子供、学校教育を守るための具体的な事業等、連携、信頼を深め安心、安全教育につなげるためにどんな対策をとっているのかお伺いします。音楽やスポーツなど成果を評価しつつ、困難な子供に心を寄せ、家庭訪問などで実際を学びつつ、全校が評価されることが大事でないかお伺いをいたします。④、国の新教育振興基本計画について。私の資料によると、政府は7月1日、閣議で今後5年間の教育政策の目標を定めた教育振興基本計画を決定しました。計画は、本文第1章で改正教育基本法の理念の実現に向けて、今こそ我が国は改めて教育立国を宣言し、教育の振興に取り組むと強調しています。しかし、予算の拡充につながる表現は、原案にあったものがことごとく削除されました。全体を通じて愛国心教育、統制、競争教育の推進を目指す改悪教育基本法の全面的な具体化を図ったものになっているのではないでしょうか。私は、この計画については教育の自主性を侵し、子供たちのやわらかい心を国の定める鋳型に押し込めるものだと厳しく批判するものであります。私は、教育予算や教員などを削減しようとし、統制、競争教育を推進すれば、学級破壊や困難によるすべての子供の教育は今後も不登校や子供面接困難などが進み、そして教育予算ではOECD調査によると日本は最下位、高い家計費負担22.2%のようにますます教育の後退が進むことになるのではないかお考えを伺います。⑤、子供参加と教職員、父母と共同の教育について。08年合同教育研究全道集会が11月7日、全道から教師、研究者、父母などが参加し、札幌市で開かれました。この中で基調報告では、①、子供の声をしっかり聞き取り、さまざまな管理強化の施策の中で、③、子供参加、父母と共同の学校づくりを呼びかけています。記念講演は、京都子供を守る会副会長、西條昭男氏が「子供の願いに耳を傾けて」を講演しました。手ごたえのある生活実感、子供の作文や詩を紹介しながら、子供の多様な表現をどうとらえるかについて話されました。子供が発達していくために大切なこととして、1、学ぶ喜びをどう伝えるか、自分を言葉で表現しながら発達する、つながり合って、学び合って、受けとめてくれる他者の存在の5点を挙げています。以上の点を参考にして、子供と教師、父母、共同の教育環境構築も必要でないかと思います。今日子育て世代の約30%の家庭が貧困格差の中にあると言われ、家庭教育破壊の実際を学びながら、教育に生かすことが求められるのではないかと思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。⑥、学校の安全給食と汚染米等の問題について。学校給食などにまで汚染米、工業用米混入報道がありました。浅井農薬混入問題や三笠フーズ問題など重大事件が発生いたしました。教育長は、今日国内の40%の低い自給率では外国産に頼らざるを得ないなどと前回ご答弁いただきましたが、北海道食料生産は自給率200%と言われています。道内の地産地消で安全食材の学校給食を進めることが必要でないでしょうか。給食費がかさむ場合、この問題について保護者などと十分に話し合うことが必要ではないかと思います。当市のJAの調べで赤平市内生産物利用状況によると、学校給食センター扱いとして米飯用292俵、カボチャ60キロなどとのことですが、今後も進展させるお考えはないかお伺いをいたします。⑦、氷河期、超氷河期の高校新卒予定者等の就職支援について。本年度道内高校生の就職状況は、氷河期、超氷河期と報道されています。内定取り消しも連続して、深刻な就職難の状況の中、一人たりとも路頭に迷わせてはならないと思います。そこで、学校任せでなく、行政が主導的に対策を検討し、実態調査と要請活動などが必要でないかお伺いします。市内では、国の内外で活動し、当市の展望に期待のできる企業があるのではないかと思います。さらに、総勢300人を超す事業所と言われている市役所、ここに新しい技能習得の若い方を取り込む必要があるのではないかと思います。事務の主流はパソコン、技能取得活用が今後とも必要でないかと思います。私の調べでは、赤平高等学校卒業予定者31名、就職内定9人、これは市内です。待機8名、この方は合格発表待ちと。未定が3名、進学等が11名であります。生徒の資格等の取得状況、1、ワープロ実務検定2級合格者2名、3級合格が21名、4級合格が21名、これは全校です。2番目には、電卓計算能力検定3級が3名、4級が3名。3番目には、情報処理検定2級1名、3級10名。4番目、英検3級4名、以上の状況です。この能力を生かしてこそまちづくりにも寄与するのではないか、お考えをお伺いいたします。大綱2、財政問題について、不況による歳入問題について。カジノ経済不況と国の連続地方交付税削減は、地方自治体財政破綻、国民の命、暮らしを守る責任を放棄、10億円以上の資本の大企業、財界はバブル期の1.7倍の利益、大銀行の税負担4%、中小企業30%、サラリーマン20%、逆立ち税負担であります。住民生活破壊を国民生活重視の政治経済に変えない限り、地方政治、住民生活は守れないではないかと思います。市は、平成20年度決算において財政再生団体に落ちるかどうか、公営住宅や水道などの住民負担増、行財政改革で極限の職員及び給料引き下げ、議会などの財政削減によって健全化比率は現時点で8億円の余裕と報道されています、プレス空知。そして、世界大不況とともに国内経済は大企業の雇いどめなど、大不況による北海道経済も低迷が広がる、個人消費低下など報道があります。地方税歳入不足などが生じることにならないか。これにより健全財政の見通しや計画の中で職員の給料2ないし3%回復ができるかどうか、まちの活性化とまちづくりのためになるのではないかと思いますが、お考えをお伺いいたします。大綱3、市立病院経営について、住民が主人公の病院経営について。総務省の公立病院改革ガイドラインは、地方の医療を削減するものであります。医師、看護師不足の責任放棄、医療費患者負担増、診療報酬削減など、医療改悪が続くままで安心医療が国民に提供できるのか、国に対して要求していくことが必要ではないかと思います。公立病院特例債13億8,220万円、単年度黒字を維持しつつ7年間にわたる債務返済は極めて困難な病院経営が続くことになるのではないか。病院、行政、地域住民が一体になって、自治体病院の果たす役割と充実、短期、中期、長期の展望を共有することが必要ではないかと思います。橋本、細川政権から小泉構造改革路線によって、大規模、深刻な影響を日本の医療にもたらしています。自治体が行政改革などの独自の構造改革で大きな試練に立たされている状況ではないかと思います。医師は余っているという政府は、医育大学を削減してきた今日、医育大学定員増を図っても10年後というもの、間に合わないのではないかと思います。日本医師会は、2,200億円の社会保障削減中止を要求しています。今日医療、病院を守るために、おらが病院を守り育てるために、病院、行政、住民が一体の運動、行政支援、住民協力、病院職員の運動協力は住民が主人公のまちづくりのかけ橋の一つになっているのではないでしょうか。そのために病院経営の実際を住民の理解や認識をともにする対策として、1、住民懇談会、2、出前講座、3、健康相談、血圧測定などを推進することも検討してはいかがでしょうか。お伺いいたします。②、安心、安全の病院給食について。汚染米、農薬混入など不安の大きい外国食材、冷凍食品等が約6割輸入され、利用されていないかであります。赤平市立病院給食こそ最も食の安全を重視することであります。そこで、農民連の新聞によると、安全検査、国は240万ということですが、食材検査は問屋、メーカーにお任せになっていないか、食の農薬残留検査等の検査資料を添付されているのか、農水省も評価の外国食材はもちろん国内の問題でも直ちに対応可能という農民連は6万円の委託検査もあると聞いています。この場合、必要な場合にはこういうところも利用することが必要ではないかと思います。食料基地北海道と地産地消推進、農業振興、まちづくり活性化、傷病の回復に寄与することにならないか、お考えをお伺いいたします。大綱4、国民健康保険証と資格証明の問題について、資格証明と子供の医療について。生活苦、高くて払えない国民健康保険税は、1年以上滞納すると資格証を発行されます。資格証の子供の医療は放置されていいのか。私の資料では、当市では中学生1名、小学生2名のいる世帯があるといいますが、無保険の子供の医療について全国3万3,000人、北海道960人とともに放置していいのかであります。直ちに保険証を交付することではないか。市長の福祉現状を守るとの考えから大幅後退になるものではないか。全国55%の自治体、札幌市等の自治体では、札幌市は12月1日から施行と聞いております。児童福祉法からもいっときも放置してはならないと思います。私の資料、北海道社会保障推進協議会では9月15日現在、10月30日推計、当時では資格証送付の前に滞納者と接触を図る取り組み、道内唯一放置状態の自治体となっていないか、道内34市、電話催告、休日電話催告、家庭訪問、休日訪問、時間外電話催告、時間外訪問がゼロになっているのではないか、とすればこれは重大問題です。直ちに保険証を交付すべきでないかお伺いいたします。大綱5、赤平市内の中小企業支援と失業者対策について、①、年の瀬緊急対策について。年の瀬が迫るにつれ、年の瀬、このままでは越せない、どうしたらいいか、相談したら受けてくれるのか、金融機関の承認書類を持ってこい、税金払っていない、どうしたらいいのかなど、全国と市内で悲鳴が沸き起こる事態になっているのではないでしょうか。1つ目には、中小企業の経営破壊と大量の失業者が年末年始の路頭に迷う事態を引き起こしてはならないと思います。国に対策を強く求めることはもちろん、金融機関と資金繰りの信用保証協会の支援や行政としても緊急失業対策、例えば15日NHKのテレビで報道ありました。昨日も他の議員の質問でもありましたけれども、標茶町の独自の雇用対策、また大分県の杵築市長さんはキヤノンなどの非正規労働者の雇いどめ、解雇などに対して臨時職員、最長1カ月採用、各部課に1から2名調整するとしています。さらに、商工会議所、建設団体に対する要請や状況把握して緊急対策を考えることが必要でないかと思います。また、県民税等の滞納を理由にして制度融資には応じられないと山形の民主商工会のSさん、製造業は、県の保証協会に行き、仲間と交渉し、1,000万円特別小口融資を実現、10月22日、税金滞納があっても対象外にしない、相談に乗ると中小企業庁が回答に基づいてSさんが説明すると担当者は丁寧に話を聞いてくれて、市との滞納税金の支払い誓約書などのコピーで提出すると至急検討して返事しますと約束、その日の午後には保証協会から保証しますと返事がありましたと連絡が入ったということでした。銀行本店での検討が10日ほどで融資しますとの返答が届き、翌日に融資が実行されたとのことであります。特に緊急を要する12月、年の瀬です。所管の保証協会では、市の担当者とともにスピーディーな対応と体制をとられているのかお尋ねしたいと思います。以上、1回目の質問です。
答弁 教育課長 相原弘幸
大綱1、教育問題について、教育課のほうからお答えさせていただきます。①、不登校問題についてお答えいたします。議員ご指摘の調査は、11月上旬、空知教育局を通じて照会がありまして、本市でも回答したところであります。本市における回答内容は、30日以上連続して休んでいる児童生徒は、小学校で1名、中学校で5名と回答したところであります。なお、そのうち30日以上教職員が会えていない児童生徒はございません。また、不登校生徒への対応ですが、電話、家庭訪問などで原因や実態について把握するよう努めております。さらに、学校側としての努力と並行しまして、事例によっては青少年センター職員による家庭訪問で本人、保護者との面談により問題の解決に取り組んでおります。その結果、今現在では約3名、半分が登校するようになってきたということであります。なお、申し出による転校については、その実態について学校と十分協議を行って、正しく判断することを前提としておりますけれども、いじめの実態があれば転校を認めることもございます。いずれにしましても、行政と学校が連携して取り組むこととしておりますので、ご理解、ご協力くださいますようよろしくお願いいたします。次に、保護者とのコミュニケーションについてお答えいたします。議員ご指摘のとおり、問題が発生した場合は特に信頼と熱意を持って家庭訪問を重視することは問題把握のために大切であるものと思います。また、教職員は多忙をきわめていることは承知しているところですけれども、それによって児童生徒の問題の対応におくれが出るようなことはあってはならないと考えております。教育委員会、学校とも共通の認識を持って対応に当たっておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。次に、③、地域と一体となって子供と教育を守るためにについてお答えいたします。地域と一体となって子供と教育を守るためのご指摘でありますが、子供の安心、安全の確保は極めて重要な課題であるとの認識に立っております。教育委員会としましては、校長会などを通じ、学校の施設の安全点検、児童生徒に対する安全指導、指導生徒等を具体的に指示しておりますし、青少年センターの指導員の派遣、地域や民間企業による自主防犯パトロール、さらに赤歌警察署などの関係機関、団体との連携を通じて子供の安全確保に努めているところであります。いずれにしても、学校が地域、保護者に信頼されることが子供の安全確保の決め手であります。地域とともに信頼される赤平の教育の創造をテーマに取り組んでいるところでありまして、地域イベントへの積極的な参加などを通して教職員にも徐々に浸透しております。今後とも子供の安全確保に最大の努力を払ってまいりますので、ご協力、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。次に、④、国の新教育振興基本計画についてお答えいたします。まず、この計画は、平成18年12月に制定された改正教育基本法に基づいて今後10年間を通じて目指すべき教育の姿を明らかにするとともに、今後5年間に取り組むべき施策を総合的、計画的に推進するものとして打ち出されているものであります。その内容は、社会全体で教育の向上に取り組むなど、4つの基本的な方向から成り立っております。今後は、この計画に盛られている事業が施策として打ち出されてくるものと考えます。そこで、議員ご指摘にある教育を鋳型に押し込めるもの、予算が削減されているについては、仮にこの計画によってそのような教育に陥るようなことになれば問題でありますが、例えば予算については他の教育先進国と比較して我が国の教育に対する公財政支出は低いとの認識に立っておりまして、今後の施策を十分注視しながら、本市の教育を推進してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。次に、⑤、子供の参加と教職員、父母と共同の教育についてお答えいたします。議員の参加された合同教育研究集会での記念講演での提言等については、まさにそのとおり賛同するものでありますし、子供と教師、父母、共同の教育環境の構築についても大変重要なことと認識しております。議員ご指摘のとおり、子育て世代の貧困層の拡大の兆しの中、その教育環境の構築のためには何よりも個々の家庭の実態把握が重要であります。学校では、就学援助の周知や家庭訪問などで家庭の実態把握に努めており、また教職員相互の研修などを通じて望ましい教育環境の構築に努めているところでございます。今後ともよりよい教育環境構築のために、教師、父母の連携のもとに努力してまいりますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。次に、⑥、学校の安全な給食と汚染米等の問題についてお答えいたします。前回議員からご指摘いただきました中国ギョーザ事件、また外国輸入食材の安全性と対策につきまして日本の自給率の低さが食材の確保と価格の点からも国内産のみでは大変難しい状況にあると答弁したところでありますけれども、学校給食といたしましては安心、安全な食材の確保と提供という点から仕入れの際に納入業者に対してできる限り道産及び国産の食材を納入するよう条件をつけて仕入れしているところでございます。そのため価格の面で国内産は外国産と比べて割高となっておりますので、献立の工夫などで今のところ給食費の値上げはせずに賄っているところでありますけれども、将来的には保護者の方にご理解をいただきながら、そういった値上げなどについても検討していかなければならないと考えております。あわせて地元の食材の利用拡大も図りまして、より安全に配慮してまいりたいと思いますので、よろしくご理解賜りますようお願いいたします。次に、⑦、超氷河期の高校新卒予定者等の就職支援についてお答えいたします。これまで日本経済を支えてきた自動車産業や電子機器メーカーによる大幅な人員削減は、道内経済においてもさらなる悪化が懸念されておりまして、市内の経済情勢も現実にますます苦しくなっているものと認識しております。こうした現状も踏まえ、関係部署とも連携を図りながら、主要企業における現状把握に努めているところでございますが、大方の実態としては採用はしたくても維持することでさえ厳しいのが現状とのことであります。一方、新たな事業を展開している企業等において赤平高校の卒業者を一部内定していると伺っており、また当市におきましては大幅な人員削減からまずは来年度に向けて消防職員を1名採用し、10年以上採用を凍結しておりました一般職員についても財政状況をかんがみて22年度での採用について検討していると伺っておるところであります。こうしたことからも厳しい情勢ではありますが、今後の雇用においては特に若年層の定住を目指し、まちづくりの活性化を図らなければなりません。そのため製造業が多く立地している当市においても、企業誘致の推進はもとより市内企業でもたくみのわざなどを持つ方もおりますことからも、まずは技術力を習得するための人材育成における新たな仕組みづくりについて関係部局と連携しながら検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。以上でございます。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
大綱2、財政問題について、①、不況による歳入問題についてお答えさせていただきます。世界の金融市場の混乱が引き金となり、外需に依存してきた日本経済も大変大きな打撃を受けております。昨今ではこれまで予想もできなかった企業も含め相次いで雇用削減が打ち出されるなど、こうした傾向が長期化することによって住民生活に対する影響が懸念されるところであります。そこで、当市の財政に対する影響でございますが、現段階における平成20年度の決算見込みといたしましては、最も心配されておりました財政健全化法による連結実質赤字比率が22.89%まで改善し、財政再生団体となる40%との差は約8億円になった、このことについて市広報紙や住民懇談会などを通じて市民の皆様にご報告を申し上げたところであります。しかし、平成20年度決算見込みで財政再生団体入りの回避の道が開けたとはいえ、まだ健全化団体へ移行したわけではなく、黄色信号である早期健全化団体に位置するため、今後も厳しい財政運営に努めてまいらなければなりません。こうした状況下において当市における経済状況は、人口減少及び景気低迷が影響し、法人税や市民税を初めとする地方税の減収が心配されると同時に、国における地方財政計画による地方交付税が減少しないか非常に気にかかるところであります。職員人件費について20%削減まで回復できるのかとのご質問もございましたが、30%削減は平成20年度限りのものでありまして、このたびの経済不況による影響も含め、いかに歳入の財源確保が可能であるか、その状況を見きわめつつ、どの程度回復できるか新年度の全体予算のバランスの中で検討していく必要があります。健全財政の見通しができたと言えるかとのご質問でございますが、先ほど申し上げましたとおり、平成20年度決算見込みにおいても当市は早期健全化団体に位置するわけでありまして、このたびの100年に1度と言われる金融資本の混乱による影響は予想がつきませんので、今後も引き続きできる限りの行財政改革を推進してまいらなければならないと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
答弁 市立赤平総合病院事務長 斉藤幸英(市立赤平総合病院事務長は2009年3月まで)
大綱3、市立病院経営について、①、住民が主人公の病院運営についてお答えいたします。国の公立病院改革ガイドラインに基づき、市立赤平総合病院改革プランを策定し、それに基づき公立病院特例債の発行が許可される見込みとなっております。特例債につきましては、7年間で償還をすることとなり、現状の病院の経営状況にありましては自助努力だけでは償還財源を確保することは難しいことから、一般会計からの繰り入れにより償還を行っていく計画であります。国の社会保障費の抑制により、医療を受ける側、提供する側もともに厳しい状況になっております。地方の医療機関におきましては、医師不足が深刻となり、それが経営悪化の大きな要因ともなっております。国は、平成21年度から医育大学の定員を増加する予定でおりますが、効果が出てくるまでには8年以上の期間がかかり、地方の病院はそこまで待つことができない厳しい状況にあり、国に対しましては速効性のある医師確保対策を立てていただきたいとも思っております。現在市立病院に対し市民の方々からいろいろな支援、協力をいただいており、病院経営に対する理解も深まってきたものと考えております。市立病院に対し、より理解を深めていただくためにも現在開催し、好評を得ています市民健康講座の充実や各種団体に対し開催しました出前講座など、病院の状況を報告し、また市民の意見をお聞きするよい機会でもありますことから、今後も積極的に取り組んでまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。次に、②の安心、安全の病院給食についてお答えいたします。昨年来食品偽装や輸入冷凍食品の残留農薬問題など、食の安全を脅かす大きな事件、事故が次々と発生しております。当院におきましては、問題となっている食材の使用実績はありませんでしたが、患者給食は患者さんへの単なる食事の提供ということではなく、治療の一環として提供していることからも、食材に対する安全の確保は第一に行わなければならないものと考えております。一連の問題が発生した以降、安全性を重視した中で価格が割高となり、病院の負担はふえておりますが、冷凍食品からより安心、安全の確認ができている生鮮食品等の食材利用に切りかえをしているところであります。今後も食材の使用に当たっては、患者さんに不安を与えることのないよう細心の注意を払い、安心、安全な食材の利用を進めてまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上です。
答弁 市民生活課長 栗山滋之(市民生活課長は2010年12月まで)
大綱4、国民健康保険証と資格証明の問題について、①、資格証明と子供の医療についてお答えいたします。最初に、国民健康保険制度における資格証明書交付の目的でありますが、現在保険者である市町村の国保運営の状況が悪化している中で、歳入の柱の一つであります国民健康保険税の収納率向上を図り、財源を確保するものであります。もう一つの理由といたしまして、相互扶助の精神によりこの制度が成り立っているため、被保険者の皆さんには収納業務を行う上で不公平感を与えないことであります。この資格証明書の交付につきましては、医療機関に受診することが減少するのではないかという社会的な見方もあり、最近の市町村の動向として児童を対象に資格証明書から短期証に切りかえる保険者が増加しており、子供の健康面に配慮した措置を行っているようであります。また、国におきましても中学生以下のいる世帯に対しましては、資格証明書から短期証への交付に切りかえを行うため現在法の整備を行っており、来年4月より完全実施される見込みであります。次に、当市の資格証明書の交付状況についてですが、現在6世帯に資格証明書を交付していますが、そのうち1世帯につきましては中学生以下の子供さんが3人いる家庭であります。先ほども述べましたが、子供の健康を守ることにつきましては市といたしましても十分な配慮が必要と認識しており、現在その世帯の納税義務者との折衝を行っておりますので、手続等が完了した際には短期証への切りかえを実施する予定であります。最後に、国民健康保険税の収納業務に関するご質問についてでありますが、現在の収納業務の取り組みといたしまして家庭訪問や電話、文書による催告や夜間相談窓口の実施、あるいは管理職の特別徴収を初め給与や年金の差し押さえ等強制執行の実施やインターネット公売などの実施など、収納業務に関しましては収納率の向上を図るため鋭意努力をしておりますので、ご理解願います。また、資格証明書の交付につきましては、滞納者との折衝内容を考慮することはもとよりその世帯の所得状況の把握など、十分な調査分析を行った上での措置でありますので、重ねてご理解のほどよろしくお願いいたします。
答弁 産業課長 菊島美時
大綱5、赤平市内の中小企業支援と失業者対策について、①、年の瀬緊急対策についてお答えいたします。最近では中堅企業が倒産するなど、当市においても大変厳しい状況であると認識しており、今後の市内経済の動向においては今まで以上に現状把握に努めていかなければならないと考えているところであります。こうした中、現在国の緊急保証制度におけるセーフティーネット貸し付けによる市の認定作業にかかり、金融機関と連携を図りながら迅速な対応に努めているところでありますが、特に売り上げの減少による特定ケースがふえておりますことからも、経済活動の厳しい状況が一層浮き彫りになったと認識しているところでもあります。このような中におきましても、今後とも商工会議所、金融機関並びに産企協などの関係団体とも緊密な連携を図りながら、当市としましても認定作業はもとより融資相談などにおいても迅速な対応について努めてまいりたいと考えております。さて、こうした苦しい現状を踏まえた中、失業者の方々に対する雇用対策についての考え方についてでございますが、緊急に整備を要する効果的な事業もなく、また現在当市といたしましてはこれまで委託しておりました施設の草刈りや除雪などさまざまな作業において職員みずから行っている現状にもあり、議員が言われます趣旨についてはご理解いたしますが、財源なども含め難しいものと判断するところでございますが、雇用相談などにつきましてはハローワークなどと連携を図りながら対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。また、当市の融資制度の活用に伴い、融資対象の基準の一つに市税などを完納していることが条件でありますが、仮に現在分割で納入されている方につきましては相談に応じることはしていますが、やはり税の不公平さが生じないよう内部で連携を図りながら慎重に対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。以上でございます。
質問 4番 宍戸忠
それぞれご答弁いただきましたが、国民健康保険の資格証の関係で、子供はたまたま1世帯の3人おられたと。これは、直ちに傷病の発症をした場合には対応するということが基本だと思いますけれども、直ちにがいいのかどうかと、こたえられるのかどうかと、これひとつ確認してお聞きしたいと思っています。それから、今中小企業の方々が本当に市内で苦しんでいます。年を越せないのでないかとか、食べてもいかれないという状況もあるように聞いています。市民税等々滞納という場合、内容をよく聞いて、そして状況が、見通しがわかれば緊急融資をするという方向でいいのかどうか、そのところを2つほどお聞きしておきたいと思います。
答弁 市民生活課長 栗山滋之(市民生活課長は2010年12月まで)
ただいまのご質問ですが、基本的には税負担の公平さということを考えますと、できれば分納等の約束をしていただいた後、保険証の交付をしたいと、そのように考えておりますが、当然病気になられると自己負担多く発生いたしますので、そのときに相談していただければ、病状と相談しながら短期証の交付はしてまいりたいと考えております。
答弁 産業課長 菊島美時
先ほどの税の関係なのですけれども、これにおきましてもいろいろケースがあると思いますので、そのケース、ケースにおいていろいろ対応を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
質問 4番 宍戸忠
それぞれ厳しい市の財政状況です。また、市民の暮らしも大変です。その中で、こういう市の財政状況の中でこのようにして取り組んでいくにはなかなか大変だというのはわかります。しかし、まさに命を守る、このことが行政の仕事だと思います。この点について、年の瀬ですから特に全力を挙げて、要望にこたえる、この姿勢が今大事でないかと思いますので、そのことを要望して、終わりたいと思います。