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安平町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月8日

冬の防災減災避難所体制について

2024年3月8日、安平町議会の一般質問で、工藤秀一議員が「冬の防災減災避難所体制について」質問し、総務課参事 池田恵司、副町長 田中一省、町長 及川秀一郎が答弁しました。

質問者
工藤秀一 議員
答弁者
総務課参事 池田恵司、副町長 田中一省、町長 及川秀一郎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 工藤秀一

1番工藤秀一です。まず1つ目、冬の防災減災避難所体制について質問させていただきます。能登半島地震から2か月少し経ちましたが津波や火災、道路の寸断そして厳冬期ということで想像を絶する状況下に、胆振東部地震を経験した私たちですが被災状況の大きさに胸が痛い思いです。安平町は津波は無いと思いますが、今後大雨による水害は今後も注意が必要と思っています。地震は断層による直下型のものや太平洋プレートによる大地震など、昔災害は忘れたころにやってくると言っていた時がありましたが、今は滅多に起きない天災ではなく日常的なリスクと捉え、災害に対する警戒心が求められるのが現実のようです。そういう意味で最悪な状況を想定した質問をしますが、2020年5月に感染症対策を加え改正された北海道版避難所マニュアルができ、安平町でも実情にあった避難所運営マニュアルが改正されましたが、能登地震から厳寒期に特化して不安に感じていることを中心に地域防災力の向上に向けた取り組みについて質問させていただきます。はじめに町内避難想定人数と指定避難所は昨日、他の議員と同様と思いますので少し変更させていただいて、その時の質問答弁から確認させていただきますが、2020年の6月に私一般質問した時に、この同じような質問をさせていただいています。その時の答弁で石狩低地東縁断層帯で起こる地震から避難想定人数が1640人を基準とした安平町備蓄計画により対応しているとのことでしたが、この備蓄では足りないというのが胆振東部地震の経験ということでした。それで胆振東部地震の時よりも避難所の開設を多くすることで収容人数的に合わせていけるという答弁だったと思いますが、こういった内容でよろしかったでしょうか。

答弁 総務課参事 池田恵司

議員只今おっしゃられたとおり、安平町の備蓄計画における町内の避難想定人数というのは北海道が公表しています地震被害想定調査結果の最も避難者の多い被害想定を基準としていまして、石狩低地東縁断層帯南部、断層上段深さ3kmが冬の夕方に起こった場合ということで1640人を基準にしています。避難所に避難する人数ですが、それは昨日お答えしたとおり全て避難所を開けた場合には全部で26か所、人数にして昨日答弁したとおり1640人というのが収容できる想定です。

質問 1番 工藤秀一

それらの避難所について、胆振東部地震同様に停電し断水している場合、またさらにそれが冬であった場合、また道路が寸断され交通網が断たれた場合を想定した時に、現在の備蓄状況を図る必要があるのかなと思います。そういう意味で2番目の質問ですが、これも他の議員から答弁がありましたので申しますけど、避難所用の非常用発電機は10台あるけど各庁舎等の倉庫に保管しているという内容だったと思います。また、暖房のポータブルストーブの四十数台というのも同じようにどこか別なところに保管しているのかなと思いました。ダンボールベッドとか電気毛布、冬用寝袋も備蓄されているが、指定避難所には無くて各庁舎等に保管しているということでよろしかったでしょうか。

答弁 総務課参事 池田恵司

主な備蓄品というところで、まず発電機に関しては只今おっしゃられたとおり10台保有していますが、基本的には両庁舎または防災倉庫に保管しています。ただ、両庁舎ですので早来地区1、追分地区1の庁舎に発電機は備蓄をしていると。ストーブについては基本的には主要な避難所には数台ずつ配備していますので、ストーブに関してはそのまますぐ使えるものと思っています。また、ダンボールベッドや毛布も収納するスペースの都合がありますが、主要な避難所には全てではないですが若干数は備蓄している状況です。

質問 1番 工藤秀一

2022年に安平町の防災ハザードマップが発行されて、1ページ目に避難所の一覧がありまして、そこに指定避難所、丸付いているところが書かれています。その前に発行された、これは安平町のホームページに入っていますが、避難所運営マニュアルというのが令和2年、2020年10月に発行されています。この避難所の運営マニュアルを見ると各避難所運営に必要な設備及び物資を確認できるように例として5項目避難所の設備物資と書かれていて、そこには非常用発電機や投光器、また先ほど言っていたダンボールベッドとかポータブルストーブ、電気ポット等々色んなものが書かれています。これらというのは列記されている備蓄品とか配備すべきものと思いますので、これらは全てここに書かれているものは避難所の中になければならないものと思いますけど、その辺いかがですか。

答弁 総務課参事 池田恵司

原則、基本的にはそのとおり避難所運営マニュアルに沿って配備をすべきものと思っていますが、例えば自主防災組織、町内に22団体ありまして、その中でそれぞれの防災組織で備蓄品という補助金、宝くじの補助金を使いながら整備している組織もあります。そこで発電機等用意していただいている避難所もありますので、そちらも活用して足りない分は町の方で配備をしていく考え方に基づいていますので、現在はこのような状況で、災害の状況によって道路とか橋というところの関係はありますが、基本的には一括で発電機に関しては現在一括で管理して都度輸送する体制を取っているところです。

質問 1番 工藤秀一

北海道は能登半島と比較にならないほど低温になると思うのでね。私冬に北陸行ったことがありますけど、福井県は雪が降って道路に溜まった雪は道路の中央線から水が湧いていて、それで融雪して排水溝に流して除雪するという仕組みができていて、北海道では考えられないようなことかなと思います。北海道で水撒いたら凍ってしまってアイスバーンになってしまうという状況になるので、北海道とは比較にならないなと思います。そういう中で能登半島地震、今回起きた時に2、3日後に知人から珠洲市の小学校に避難している1つの教室の写真を貰ったのですが、その小学生の教室に大人や子どもが防寒服を着て小さな椅子に寒そうに座っていて、ダンボールベッドも毛布も無くて、トイレも清潔が保てない状況になってきているという連絡があって、周辺の被害状況は災害は同じ条件ではないので、災害救助が来るまでどれだけ自力で避難していられるかなということなのかなと思いましたけど。安平町は地震後に庁舎から発電機とか備蓄品を各避難所に運ぶとしたら地震後に雪が降っていたり道路の破損も見えないような危険な状態で役場職員だって自宅から役場まで行くことも大変なことなのかもしれない。冬に地震があるとそういう状況なのかなと思うのですよ。なので胆振東部地震の時に皆さん本当に忙しい思いをされたと思いますが、そんな状況の中で誰がその備蓄品を各避難所に回すのかなと考えると、そんな余裕ないのではないかなと思いますし、まず停電になったらストーブが使えなくて、電気毛布も使えなくて、ポットでお湯を沸かすこともできなくなったとしたら、火の気のないマイナス20度以下になるような朝を想定した時には、人が避難所で健康でいられるのかなと。赤ちゃんとか高齢者とかどうしたらいいのかなということになるのではないかなと思います。そういう意味で避難所運営マニュアルに書かれている備蓄品、特に停電した時に電気を起こす発電機などは必ずそこになければならないのではないかと思うのですね。それぞれの避難所で持つ必要があると思います。必要な時に必要なものが必要な場所にないということは非常に困ると思うのですよね。なければならないと思うので、その辺の考えを伺います。

答弁 総務課参事 池田恵司

発電機に関しては先ほども答弁したとおりですが、地震の際の避難所、先ほど26か所とご答弁差し上げましたが、どちらにしても町が持っている発電機は26台はないというところで。ただ主要な大きな避難所等には先ほど申した自主防災組織で持っている発電機とか、施設で保有している発電機等もありますので、そちらを活用しながら足りないところには運ぶ考え方ですので。この配備状況については現状各避難所の状況を把握しながら、必要なところに配備すべきものは配備していくということで今後また状況を整理していければと思います。以上です。

答弁 副町長 田中一省

補足します。胆振東部地震の時の避難所の状況ですが、1640の人員の避難というような形の想定をしていましたが、当時まず最大で718人が避難所に来ています。その後、最大で避難所は遠浅公民館、早来小学校、町民センター、安平公民館、追分公民館、追分小学校の体育館、自主避難所で花若会館、青葉会館という形で最大が翌日の9月7日の10時で718人でした。これらわかるとおり災害最大想定で1640と試算していても実際のところこのような形の人数です。ましてや1640となっても当時は完全に避難所に来なくても食べ物の部分として各避難所に応じて入ってきた部分もあります。これらを勘案しながらこの経験をもとに今後このような自主防災組織の部分、計画の中での最大人員数、北海道と合わせながらこれを考えていきたいと考えています。

質問 1番 工藤秀一

ともあれ地震になって冬に厳寒期に電気が無くなるとストーブも使えない状況になるとマイナス20度には耐えられないなと思いますので。どうか避難所をできるだけ発電機等準備されていかないと寒さに耐えられない方が多く出るのではないかと思いますので、その辺の備えの準備をいただければなと思いますのでどうかよろしくお願いします。次に車中泊の避難について伺います。避難所運営マニュアルには車中泊の避難所に対する対応として個々の事情によって避難所に入所できなくて車中泊で避難を希望する場合の方がいらっしゃると思います。そういった中でエコノミークラス症候群や一酸化炭素中毒の危険性などの心配もあります。そういった中で避難所の駐車場はどのような管理になるのか伺います。

答弁 総務課参事 池田恵司

安平町地域防災計画の第5章第5節で避難所の運営管理について定めていますが、その中で車中泊の方に対する対応として、医療保健関係者等と連絡してエコノミークラス症候群や一酸化炭素中毒等の予防対処法の周知ですとか、冬期間の寒さ対策と健康への配慮を行うとこの中で規定しています。避難所の方に車で避難をされてきた方、それは全て駐車場の方で受け入れはすることになると思いますが、実際の災害時においてはまずは事情を聞きまして可能な限り避難所に入ってもらうよう促すことをしまして、それでもなおやむを得ず車中泊をする方に対しては先ほど申しましたとおり避難所に配置された医療保健関係者等により定期的に体調のチェック等を行って健康面の管理等をしていくことになると考えています。

答弁 副町長 田中一省

補足します。胆振東部地震の時はやはりエコノミークラス症候群の部分もありまして、車中泊はなるべくしないでくれという形で行っていましたが、やはり個々の事情によりペットを持っている大型犬を持っている等で車中泊と、これらの解消として先ほど池田参事が言ったわけですが、当時はあくまでもこの給食の時間については必ず車から降りて足で運んでくれと。それとライオンズクラブ等NPO団体これらの炊き出しの支援に応じて必ず足で取りに来てくれとエコノミークラス症候群なる血栓症、心疾患、脳血管疾患を防ぐ努力をして参りました。池田参事が言うようにこれらの経験をもとにまた進んでいきたい、考えていきたいと思います。

質問 1番 工藤秀一

避難所に入れない人の中には精神的な持病を持っていたり、ストレスの大きくかかることによって精神的にダメージを受ける方もいらっしゃるようで。どうしても避難所に入れない人、なかには多くいらっしゃるようです。今回の能登地震でも何例かそういった話を聞いています。そういった中でどうしても避難所に入れないで駐車場、避難所の駐車場とかに停める場合もあるのかなと思います。そういった時に大雪でトレーラーの運転手が一酸化炭素中毒でなくなるとかそんな話も良くありますので、冬の時期に大雪が降ったりするとそういう状況も考えられるので、外の避難所駐車場の管理とか非常に難しい対応になるのかなと思っての質問でした。駐車場に大雪が降って当然避難者同士も気を配りながらの避難であると思いますし、管理している避難所運営者側もそういったところは注意すると思いますが、除雪車も入れないようないっぱいになったりすると非常に大変な状況になると思いますけど、車中泊する場合の台数とか夏場に比べて冬は特に台数などを決める必要があるのかなと思いますが、そういった考えがあれば伺いたいと思います。

答弁 総務課参事 池田恵司

只今のご質問の、例えば冬期間雪が積もっていた時に除雪が追い付かない。除雪されたところに何台停められるかというようなご質問だと思いますが、現状そこの台数というのも把握していない部分がありますので、ここら辺も今後想定しながら、ただ車中泊、そして避難されてくる方、車で来る方もいらっしゃると思いますし、その中で車中泊をする方もありますので。ただ、そこが台数がこちらが想定した台数より多かったからと言って受け入れないわけにはいきませんので、ある程度その車を停める場所の想定はしておかなければならないのかなと思います。

答弁 副町長 田中一省

補足します。まず避難所を開設すると避難所に誰が入ってくるのかという個人カードを作ります。その個人カードの中に車中泊だとかそういう希望の中であれば台数の把握はできるのですが、当時については大体町民センターでいうと5台から6台、車となかなか馴染めないという形の中での車中泊をすると。ただ、この部分についてはごはんを食べる時は必ず来てくださいと。色んな部分、例えば松山千春さん、EXILEだとかのイベントをやった時には必ず自分の足で来てくださいというような形をやっていました。ですから今後大規模災害ができた時避難所で個人カードを作る際に車中泊をする人の人数が把握できると考えています。

答弁 町長 及川秀一郎

車中泊の関係については災害によって場所だとか冬期が今想定されていますが、色んな場所で車を停めるスペースはそれぞれの避難所ごとにあると思いますが、基本的には車中泊の方が発生しないように、できる限り避難所の中が基本になってくると思っています。そういった中で今町民センターの大規模改修の中で3階については50人それぞれ20室でしたかそういった整備もしていく。さらには胆振東部地震後、民間ですが特養の追分陽光苑だったり富門華会の施設も新しくなって福祉避難所的な活用もできるということですから、当然発災時の1日間また3日間は様々な動きはその災害に応じて対応しなければなりませんが、今能登半島で起きている2か月も経ってもということは安平町では絶対に起きないようにしていかなければならないと思っていますから、今申し上げたようなところの施設等々も活用しながら胆振東部地震以上の災害があったとしても整備環境については整ってきている。病院についてもそうですが渡邉医院についても新しく建て直して病院機能が維持できるようなこと。さらには午前中の箱崎さんの質問の中でもお答えしましたが、地域マイクログリッドという方式の中で電力がそもそも喪失しないような、そういった試みにもチャレンジしていきたいということですので、短期的、中期的、またこれまでに経験したもの、既存の施設をフル活用すれば冬期間の災害にも耐えうるのではないか。また、昨日の中でも答弁していましたが、様々な防災協定を結んでいますから、能登半島と違うのはそういった多くの支援を、例えば道路が一部寸断されたとしても何とか安平町内に持ってくることが可能な地域であるということもありますので、協定を結んだ民間の力も借りながら対応していきたと考えています。

質問 1番 工藤秀一

私のこの今質問した内容というのは、どちらかというと地震後初期のことで、寸断された道路が開通したり除雪もきちんとできるようになって避難所の物資も外から入るようになってからはいいのですけど、初期の避難所だけでやっていかなければならない時に、そこが初期の一番大事なところなのかなと思いますので今回の質問に至っています。それでもう1つ質問があって、避難所内にペットを持ち込んで来た時に滞在スペースというのは十分に確保できているのかどうか伺います。

答弁 総務課参事 池田恵司

こちらに関しても安平町地域防災計画の第5章第5節において、冬期に災害が起こった場合を想定してペット用のスペースを屋内に確保するよう努めるとされています。ただし、このペットに関しては災害の規模とか避難者数、人数による避難所ごとのスペースとの関係というのもありますので、なかなか事前にここがペット用ということで確保しておくことはなかなか難しいのかなと思っていますので、先ほど申した地域防災計画にはこの理念はありますので、そこに沿った形でそれぞれの避難所、現場の状況に応じた臨機応変な対応をしていかなければならないのかなと思っています。

答弁 副町長 田中一省

補足します。このような形のペットの部分となれば、それぞれのNPO団体がこのペットについて胆振東部地震の時も協力してくれたという形があります。長期間になるかならないかの部分ですが、胆振東部地震の時は大型犬については犬猫のネットワークがありますので、ペットの十分に入りきれない部分については相談をしていたと。犬猫が地震でいなくなって捜索も実際に胆振東部地震では行っていたという実績もありますので、これらの経験をもとに色々考えていきたいと思っています。

質問 1番 工藤秀一

やっぱり災害があって時間の経過とともに胆振東部地震の時もそうでしたが問題点は刻々と変わっていきますので、初期の段階でペットを持ってきた時に冬はどこに保管するか色々検討されると思うので、そういった時に混乱しないようなことを事前に決めておく必要があるのかなと思います。今年1月2日に飛行機事故がありましたが、あの時は乗員乗客は皆さん助かったのですけど、積んでいた荷物、その中にあったペットも全部亡くなったということで、これも大きく取り上げられていたところだったのです。今やペットも家族なので、思いの強い方にとってみたらペットをなんで助けられなかったかというところを追求しているという時代ですので、そういった意味でもペットの取り扱いについても十分検討していかなければならないなと思います。冬なので外で扱えないような状況になった場合に室内で入るスペースがあるのかなというところは大事なところだと思いますので質問させていただきました。以上で1つ目の冬の防災減災避難所体制についての質問を終わらせていただきます。

出典:安平町議会 令和6年第2回定例会 2024年3月8日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる