安平町議会 令和5年第9回定例会 2023年12月19日
安平町水道事業について
2023年12月19日、安平町議会の一般質問で、内藤圭子議員が「安平町水道事業について」質問し、水道課参事 谷村英俊が答弁しました。
- 質問者
- 内藤圭子 議員
- 答弁者
- 水道課参事 谷村英俊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 内藤圭子
内藤です、よろしくお願いします。私は安平町水道事業について質問します。昨年、安平町の水道について質問したところ令和6年以降に水道ビジョンの策定をするという話でした。その後どのように計画が進んでいるか、計画状況について質問します。また、ラピダスの進出によって 2027年から必要な水を安平川下流から取水する計画について町民の方々から不安の声が聞こえます。安平町の対応について質問します。まずは水道ビジョンについてですが、昨年も水道事業について質問して安平町は水について苦労していることがよくわかりました。次の水道ビジョン策定にあたり現状や方向性の確認をするため質問します。まずは水道ビジョンの策定、基本計画の進捗状況についてですが、水道ビジョンは平成 28 年のもので現状と大きく変わっている可能性があるので、まずは現状について確認させてください。一つ目ですが、施設の水道管の老朽化によって更新をしていかなくてはなりませんが、その優先順位やその計画は今どうなっていますか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
水道ビジョンの進捗状況について答弁させていただきます。現状では浄水場や水道管など耐震化にも対応した水道施設の更新そして更新に伴う財政状況の推移や水源の確保など令和4年度の基本計画を作成しており、その計画の中で更新の優先順位を検討し今年度北進配水池更新にかかる実施設計を委託しました。また、広域化に関しても近隣自治体との間で協議するなど様々な手法について検討しているところです。今後の進捗としては今年度北進配水池実施設計の委託、そして令和6年度に予定しています水源安定化のための取水施設の点検調査の結果をもとに今後の方針を検討し、その検討結果を反映させた水道ビジョンを令和7年度に策定する計画としているところです。以上です。
質問 9番 内藤圭子
結構広く答えていただいて、ありがとうございます。やっぱり現状確認をしないと今後の計画について想定ができないと思いますので、もう一度現状のことについて少し質問したいと思います。給水人口の推移について、今はどのような状況になっていますか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
水道ビジョン策定の段階、平成 28 年度の時ですね。安平町まち・ひと・しごと創生総合戦略の人口推計、それと国立社会保障人口問題研究所の推計値、これを総合的に判断して安平町子育て世代の転入促進ということもありまして、国立社会保障人口問題研究所、社人研の推計値を上回る人口推計としているビジョンですが、現状としては震災の影響もあってというところだと思いますが、ビジョンよりは減少しているという状況になっています。令和5年度9月末現在で 6458 人となっています。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。人口の推計は、これからラピダスとかそういうことを考えると推計しにくいのではないかなというのが私も熊本行った後の感想としてあるので、これから長い計画を、10 年とか 20 年とかその水道ビジョンの長い計画を立てるにあたってそこら辺がとても難しいなという実感をしています。次ですが、簡易水道から安平町は上水道になったことで交付金が著しく制限されると水道ビジョンにありました。現状で制限を受けているのですか。また、それに対してどのように対応しているのかお知らせください。
答弁 水道課参事 谷村英俊
簡易水道事業の中では補助金の内容として基幹管路耐震化事業、それと未普及地域解消事業について国庫補助の対象となっていました。上水道事業については、これらの補助メニューが無い状況となっています。上水道事業についても補助メニューが全く無いわけではなく、重要給水施設への配水管の更新については補助事業にはなるのですが、現状そういった工事ができる状況ではないところです。簡易水道事業から上水道事業に変わって補助事業が無くなった部分について、補填というわけではありませんが一応起債の借入は継続して行っているということと、一般会計からも基準外にはなりますが繰入れを行っている状況です。以上です。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。対策がそのようにされていることがわかりました。水道ビジョンによると地方公営会計制度に移行して町内には水関連施設がたくさんあるために減価償却費が水の収入と同じぐらいになるという、高額になっているとあったのですが、町内の水道関連施設の統廃合でどのように整理されたかお知らせください。
答弁 水道課参事 谷村英俊
水道ビジョンの中で減価償却費には触れていまして、水道施設の統廃合を実施して不要な資産を償却することによって減価償却費を抑える、健全な経営を目指すと書いているのですが、実際のところでは雑用浄水場それと明春辺浄水場については資産の廃止をしているところです。それとビジョンの中に載っていたものの中でまだ手を付けてないものでいけば、富岡浄水場の中止というか廃止。これについては震災があったものですから富岡浄水場の利活用が必要になりまして、こちらは廃止ができていないというか廃止を継続して利用するという計画に変更しているものとなっています。平成 28年当時というか現状の水道ビジョンと今との大きな違いは震災が挟んでいるというところを理解していただいて、今ある水道ビジョンが全く令和5年度の今に使えるかどうかというところはちょっとまた別物となりますので、その辺含めて改めて水道ビジョンを作り直したいと考えています。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。震災で管があちこち破断したり本当に大変だったと思うのですが、ここで出てきたのが水道ビジョンの中で計画の数値が色々載っていたのですよね。それで今どこら辺までその数値に近づいているかをお知らせしていただきたいと思います。それで水道ビジョンの中で有収率 96%という目標になっていたのですが、現状いかがでしょうか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
有収率については令和5年度上半期業務状況説明書というものを出していますが、その中で 91.72%となっています。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。施設利用率というのが目標 68%となっていました。こちらはいかがでしょうか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
こちらは直近の数字ではないですが、令和3年度実績になりますが 66%となっています。こちらもそうですね、雑用水の浄水場と明春辺の浄水場の利用中止によることが利用率上昇になった要因と思われます。以上です。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。次に、これは収納率なのですが98.5%という数字になっているのですが現在はいかがですか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
令和4年度の決算の状況でよろしいですか。
質問 9番 内藤圭子
はい。
答弁 水道課参事 谷村英俊
すみません、資料の持ち合わせがないのですが、98%前後だったと記憶しています。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。次に料金回収率が 58%という計画になっていましたが、いかがでしょうか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
料金回収率ですが、こちらも令和4年度の決算書の数字ですが令和4年度決算で 72.87%となっています。こっちは上昇しているのですが、こちらの上昇については一番大きなところは追分旭地区の雑用水を道営事業で町の水道に切り替えたということが、漏水が減少して有収率が上がったのが大きな要因と考えています。以上です。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。次、これが最後なのですが、これ流動比率が 700%となっています。現状とこの数字がどうなのかなって、この目標がどうなのかなって思ったのですが現状いかがでしょうか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
現状こちら流動負債、起債に対して流動資産、現金がどれだけあるのかという率なのですが。現状でいくと、現状というか令和3年度実績でいくと 110%ぐらいという数字になります。今あるビジョンの中で目標数値 700%としていますが、先ほども申し上げましたが震災前に作った計画でして、あくまでも借金が減っていって現金の資産が増えていくという想定のもとでの数値だったので目標値 700%とはしていますが、類似団体の数字を見ると大体 300%というようなふうに数値記載していますので、次のビジョンの時には見直しを図っていきたいと思っています。以上です。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。震災で大きなダメージを受けた水道がこういうふうに回復したんだなということがわかりました。これを踏まえた計画が次の水道ビジョンとして出てくるんだなということがわかりました。次なのですが、これも水道ビジョンを読んでいて思ったのですが、民間委託がどんどん進んでいるのですが、水道技術の伝承ってどのようになっていますか。職員の方が仕事を理解していないと委託したことの監督もできないと思いました。いかがでしょうか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
水道技術の継承、水道ビジョンにも掲載はされています。水道事業を運営するにあたっては、まずは水道技術管理者という者を1名自治体として置かなくてはいけないという法律になっています。水道技術管理者については、年数に関わらず、実務年数には関わらず研修を受けてレポート作成して大きな水道の事業体で研修を受けるというような2、3か月ぐらいの期間、そういった勉強すれば水道技術管理者になれるというか、ただ、誰でもなれるわけではなくて、こちら元々十分な水道事業を運営する知識があって初めて勉強に、何も知らない人が研修に行って水道技術管理者になれるものではないということを理解お願いします。なのである程度数年水道事業の仕事をした方が水道技術管理者の資格を取りに研修に行くというのが理想かと思っていますが、こちら水道技術管理者はまず1名います。それと水道管の建設敷設工事においては、水道敷設工事監督者という者が必要になってきます。工事監督者については、こちら水道法でも安平町の条例でも規定しているのですが、監督者になれる実務経験というのがありまして、工業系、工学系の大卒であれば3年の実務経験、短大卒であれば5年の実務経験、高卒であれば7年の実務経験、その他、普通のと言いますか工業系ではない学校を出た方、これは大学、高卒関わらず 10 年の実務経験が必要になっています。現状ではその水道管の工事監督者ができる者については、現状水道課に2名がいる状態となっています。技術職員の技術の継承という面でいけば技術職員の採用、そして実務経験を積み重ねていくということが必要になっていくのかなと考えています。以上です。
質問 9番 内藤圭子
今の安平町の現状がわかりました。計画の進捗状況をお願いします。
答弁 水道課参事 谷村英俊
計画の進捗状況ですが、現状は令和4年度に基本計画を作成した中で優先順位を検討して今年度北進配水池の更新にかかる実施設計を委託しているという状況で、この後優先順位を考えながら安平町の水道施設の更新を何から手を付けていくのか、水が足りない場合どうしたらいいのかということを今後検討していく内容となっています。それにかかる財政的な面も含めて検討していくこととなっています。以上です。
質問 9番 内藤圭子
ありがとうございます。令和7年策定ということですので今後もまた状況が変わる可能性があると思います。より実態に即した水道ビジョンの策定をお願いします。次に水道未整備地域についての質問をします。水道ビジョン第2次安平町総合計画、安平町過疎地域持続的発展市町村計画などに水道未整備地域の解消とありますが、先日の議員懇談会でも農家の方から地下水を使う地域に何らかの補助が考えられないかという提案がありました。地域によっては硝酸態窒素の数値が高いとか鉄分が多いとか様々な違いがあって、それぞれ個人で浄水器を付けたりして水の確保をしています。これから未整備地域に水道を作るとしたら 10 億のお金がかかると前回の質問の時に答弁いただきました。住民アンケートでは 20%しか水道の要望がなかったと聞きました。上水道が無理なら水質検査や井戸を掘る時の費用の一部の助成、浄水器の助成などは考えられませんか。昨年の答弁でも他の町村の状況を参考にさせていただいて対応したいと思いますとありました。地下水は町も臨空工業団地で使っているからおわかりのように水量に変化があります。今使っている井戸が永遠に使えるとは限りません。我が家も水量が明らかに減っていて、牛は牛の飲み水の確保のため洗濯は夜中にするとか、お風呂は休むとか、牛優先を強いられます。万が一の時のために町の補助金があると安心感が違います。上水道未整備地域の現状はどのようになっているか、また、計画はどのようにお考えかお知らせください。
答弁 水道課参事 谷村英俊
内藤議員おっしゃるとおり、未普及地域の解消については給水することとした場合には水道施設の建設が必要となり、総事業費としてはかなり大きな事業費になってしまうということから未普及地域の解消が進んでいないというのが現状となっています。水道ビジョンとしては、平成28 年度作成時においては営農用水の整備に合わせて道営事業による未普及地域の整備も考えられましたが、内藤議員おっしゃるように整備をする、希望する人の割合が少なかった、低かったことから未整備のままとなっています。水道未普及地域については地下水を生活用水として使用していますが、水量水質に不安がある地域もあることから、水道ビジョンとしては継続して課題の一つとして掲載をしていきたいと考えています。以上です。
質問 9番 内藤圭子
水道ビジョンに地域住民からの強い要望があれば生活衛生面の対応をしなくてはならないという言葉がありました。町としてこれはどのようなことを指しますか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
水道ビジョンの中に地域住民からの強い要望があれば生活衛生面での対応も検討する必要がありますというふうに掲載されています。町としてはもちろん安全安心な水を届けることが水道事業の使命と考えています。ただ、安平町全体の水道事業の中で何を優先していくのかというところを考えていくと、現状では町道水道敷設創設から 50 年経過している施設、水道管も浄水場も配水池もポンプ場も含めてですが、そういった老朽化した施設の更新、こちらの方を今手を付けなくてはならないと、耐震化されていませんのでそういった状況になっていますので、安心安全な水をお届けしなければならないとは考えていますが、まだ、いつどのような手法でできるということまでは計画の中では掲載できないというふうに考えています。
質問 9番 内藤圭子
正直な言葉ありがとうございます。私たち地下水を使っていて、自分の責任でというところが町の税金を投入しながら水道事業が進められている中で公平感がないのではないかなというのを常々感じていますので、そこは配慮していただけるとありがたいなって思います。今後の展望についてですが、水道ビジョンはこれから 10 年 20 年の長期計画になります。ラピダスによる人口増や企業の進出など今後の人口推計は予想が立ちません。どのようなこれから計画か、展望をお聞かせください。
答弁 水道課参事 谷村英俊
具体的な内容についてはこれからの話になってしまうのですが、現状としては水道ビジョンの今後の展望ですが、少子化による人口減少によって給水収益が減少すること、それと水道創設期から 50 年が経過した水道施設の更新や耐震化、職員間の水道技術の継承、水道未普及地域が存在しているといった、これらの課題に対して計画期間の 20 年の間で何を優先していくのか順位を検討しながら対策を講じていきたいと考えています。内容としては水道施設の更新や財政計画、水道料金の値上げや広域化に関する記述も掲載するものと考えています。なお、水道料金の値上げに関しては令和8年度に住民に説明、議会での説明、条例改正を行った後、令和9年度から水道料金の値上げを行いたいと検討しています。以上です。
質問 9番 内藤圭子
安平町は長い間、水について苦労してきていると思います。このような経緯で料金の値上げも仕方ないのかもしれません。そのためには住民への情報公開が一番理解の手段となると思うのですが、現在の水道課としての情報公開はどのようにされていますか。
答弁 水道課参事 谷村英俊
現状では水質検査計画と各年度の上半期、下半期の業務状況説明書を、こちらホームページに載せるといったことをやっているところです。水道ビジョン作成をこれからしていくにあたりまして、どういった水道ビジョンにしていくのか。そこは住民説明を丁寧に行いながら進めていきたいと考えています。以上です。
質問 9番 内藤圭子
それは本当どうぞよろしくお願いします。私たちにわかりやすい言葉で説明していただいて、住民がそれなら仕方ないねって思えるような説明をぜひお願いしたいと思います。水の問題で安平町が苦労していますが、でも今回調べたことで、まだ住宅が 100 件ぐらい増えても水は大丈夫だっていうことがわかりました。ちょっとそれは聞いて安心したのですが広域化の話もあります。あって当たり前と思う水ですが、これからも安心な水が安定的に供給されることをお願いして水道ビジョンについての質問を終わります。