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網走市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日

2項目めは、観光について

2024年9月10日、網走市議会の一般質問で、金兵智則議員が「2項目めは、観光について」質問し、観光商工部長 伊倉直樹が答弁しました。

質問者
金兵智則 議員
答弁者
観光商工部長 伊倉直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 金兵智則

次の質問に移ります。2項目めは、観光についてであります。昨年も一般質問をさせていただいておりますが、今年度も観光業が順調ということが全国的にも言われておりますし、網走でも多くの観光客を目にします。特に外国人観光客が増加しているのかなというふうに私自身は感じているところであります。ただ一方で、女満別空港を運営する北海道エアポートによると、コロナ前の9割程度にとどまっており、もう一歩と感じているというような意見もありました。そこで、まず伺いますけれども、現在の観光客の状況や動向はどのようになっているのかお伺いいたします。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

観光客の現状と動向についてですが、本年4月から6月までの第1四半期における市内全体の延べ宿泊者数は約9万人で、前年比101%となっております。また、本年4月から7月までの網走湖畔4ホテルの延べ宿泊者数は3万6,923人で、前年比は100%という状況になっており、加えて4月から7月までの網走湖畔4ホテルの外国人観光客の延べ宿泊者数は7,301人で、前年比135%という状況でございまして、台湾や香港を中心に回復傾向にあります。次に、4月から7月までの主な観光施設の入館者数につきましては、オホーツク流氷館は4万1,110人で前年比94%、博物館網走監獄は8万5,159人で前年比104%となってございます。現時点におきましては、入り込み、宿泊数ともに、前年を僅かに上回る水準となっており、回復基調に向かっていると認識をしているところでございます。

質問 金兵智則

前年比を上回っており、回復基調だというような答弁だったのですけれども、ちなみになのですけれども、昨年も多分同じ質問をしたときに同じような答弁をいただいて、前年比から大幅に増えたよという答弁があったのですけれども、コロナ前の令和元年から比べると8割程度ですという答弁だったのですよね。ということは、今年度も令和元年から見ると8割程度という計算になると思うのですけれども、これはどのように捉えているのですか。まだまだ伸ばしていかなければいけないという状況なのか、昨年並みの100%を超えているから、まあまあいいほうだろうと捉えているのか。担当としてはどのように、市としてはどのように考えているのか、お伺いしたいというふうに思います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

令和元年比の比較でいたしますと、本年4月から6月までの第1四半期につきましては、昨年比で101%と先ほどお答えしたのですが、元年比では94%という状況になってございます。やはり去年と比べては若干微増ですけれども、やはりコロナ前と比べて若干落ちているという部分は、今後の底上げが必要だというふうには考えてございます。

質問 金兵智則

まだまだ回復途中といったような考え方なのかなというふうに思いますけれども、もう1点、昨年から移動手段や宿泊費の高騰なども言われております。さらには、網走市内の宿泊施設が足りないというような声もありますけれども、この辺の課題についてはどのように捉えているのか、お伺いしたいというふうに思います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

市内の宿泊施設の状況につきましては、議員御指摘のとおり、ハイシーズンを中心に高い稼働が続いております。特に、流氷観光シーズンはその傾向が顕著でありまして、OTAサイトの販売状況を確認いたしますと、満室も多く、宿泊代も高く設定されていることがうかがえます。また、旅行会社からはツアー商品の造成において、ハイシーズンに網走の宿泊を組み込むことが難しくなってきているというお話もいただいております。宿泊施設の高い稼働や宿泊単価がしっかりと上がってきていることは喜ばしいことではありますけれども、網走という観光地ということで考えますと、販売機会の損失が一方で発生しているということも捉えることができるかと考えてございます。宿泊施設に関しましては、とりわけハイシーズンの宿泊キャパがオーバーしている状況にもありまして、宿泊客の平準化が求められておりますが、現在市内で営業している全国チェーンホテルが、2026年以降に180室を備える2棟目のホテルを市内に開業する予定と伺っており、宿泊施設不足の緩和につながるものと期待をしているところでございます。

質問 金兵智則

新しいホテルがまたもう1軒出るという情報もあるのでというところですけれども、やはりキャパ的には結構埋まってきているというような捉え方なのだなというふうに思いますけれども、網走市にはホテルなどに加えて民泊ですとか、そういったものも増加しているというふうに私自身思っているのですけれども、そこでお伺いしますけれども、網走市として市内にある宿泊の部屋数及び稼働率などについては、どの程度把握されているのかお伺いしたいというふうに思います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

当市で把握しております宿泊施設の部屋数についてですけれども、令和5年のデータになりますが、1,240部屋、定員にして3,048名という状況になってございます。また、稼働率につきましては、毎月、市や観光協会で宿泊施設に対しましてヒアリングを行っております。時期によって多少ばらつきがあるものの施設によってはフル稼働していないケースもありますけれども、現状ではおおむねフルに稼働しているということで捉えております。

質問 金兵智則

部屋数の把握もされているということと、稼働率についてもヒアリングをしながら把握に努めていますという中で、フル稼働がされているというような状況だということなのですけれども、そんな中、フル稼働の考え方なのですけれども、温泉が出て旅館などが多数立地しているある市では、観光客が大幅に増加しているが、ホテルの稼働率は8割程度で満室になることがないという話を聞いたということを伺っておりました。というのも部屋には空きがあるので稼働率をもっともっと上げたいのですけれども、人手不足のため、例えて言うならば使用後の部屋の掃除をする手が足りないということもあって、稼働率を上げたくても上げられないという状況があるということでした。そのような課題も、コロナ後で人手不足のためにというようなことが、ここの町だけではなく網走でもたしか同じようなことがあったということも記憶しているのですけれども、改めて認識をしたというところなのですが、町として稼働率の把握は、様々な課題の分析にも大変重要なものなので、今後より積極的に稼働率というものを把握していく必要があるのではないかなというふうに思いますが、見解をお伺いいたします。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

宿泊施設の稼働率につきましては、先ほどもお答えしましたが、時期と施設によって多少ばらつきはあると認識してございます。宿泊施設の人材不足は、新型コロナウイルスを機にさらに顕著なものになりましたが、宿泊施設によっては外国人材をインターンとして受け入れ、またインターン終了後、正規就労につながっているケースもあり、様々なチャンネルを通じて人材不足の解消を図っていると伺っております。特に当市はハイシーズンに人材不足に陥る傾向にもあり、その課題の解決に向けて、今年度、網走市観光協会が大学生を対象としたリゾートバイトを、網走市内の宿泊施設や観光施設で活用する事業を実施してございます。市といたしましては、引き続き実施している宿泊施設のヒアリングなどを通じて、稼働率や予約状況などを把握し、必要な対策を観光協会と協議を行って、多様化する課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えてございます。

質問 金兵智則

観光協会も協力しながら、様々な対応をしながら、網走市では時期やタイミングもあるけれども、フル稼働されているといったような認識だという話でした。ただそうなってくると、一番最初に質問をした、令和元年度から見た宿泊者数とかというのは、今後ちょっと上げていくのはこれ以上難しい。これぐらいの状況がしばらく新しいホテルができるまでは、推移していき、新しいホテルができてこれば、そこがもう一歩上がっていくというような考え方だということで、改めて確認してもいいですか。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

宿泊の前年コロナ前対比につきましては、まだ四半期ごとの数字の対比になっておりますので、ここにつきましては、1年間を通じて、やはりハイシーズンとそうではない時期がありますので、そこはハイシーズンではない時期に、いかに平準化を図って、そこの底上げを図っていくということで、ここからまだ伸びる可能性というのは、まだあるのだろうというふうには考えてございます。

質問 金兵智則

ざっくり言えば閑散期と言われる時期に観光客が入ってこれば、今の数字よりは上げていくお考えだというような答弁だったのかなと、それを期待したいというふうに思いまして、次に進みますけれども、さきにも少し触れましたけれども、インバウンドの増加というのは網走でも顕著だよという、先ほど答弁もいただきましたけれども、それによって宿泊施設がかなり高騰をしております。そのような状況を踏まえ、北海道観光機構の会長は対談の中で、一部地域で道内観光客の減少が顕著だったことから、観光地離れ防止に向けて、道民客を対象とした割引価格の必要性に触れ、道内客向けに割安な料金を設定するよう会員企業や団体に呼びかけるとのことでした。これは事実上、二重価格の導入ということなのだと思いますけれども、今秋の試行を目指して取組を促すそうです。そういった中、先月8月末からキャンペーンを始めた旅行代理店や宿泊施設も出始めております。これは民間会社や宿泊施設に協力を依頼し、行われているものですけれども、以前、網走市も閑散期対策としてキャンペーンを行った経過もあります。そして、閑散期を底上げしていかなければいけないという答弁も先ほどございました。それらを踏まえて、道民割について市としてどのように考えているのか、見解を伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

北海道観光機構が会員企業や団体に対しまして、道民向けに割安な料金を設定する、いわゆる道民割引の導入を目指して、呼びかけを行っているということは承知をしております。その背景といたしましては、議員御案内のとおり、宿泊施設等の高騰により、北海道民の道内旅行離れを食い止めるとのことでございました。当市の宿泊施設においては、コロナ禍を除いて、例年おおむね50%強程度北海道民の利用があると把握をしております。また、本年度の北海道民の宿泊割引は、昨年度と比較して、その割合が増えている状況にもあります。閑散期対策をはじめとした宿泊助成や、プロモーションの在り方につきましては、例年、観光協会からの要望や日常における協議などを経て検討をしておりますけれども、アフターコロナの今年度におきましては、網走市観光協会より、コロナ禍で実施された旅行支援制度、いわゆる宿泊助成キャンペーンによる割引策を推進するフェーズにはないということのため、体験型観光推進や既存コンテンツの磨き上げを行うことなどにより、中長期的に持続可能な事業展開を求められている状況でございまして、こうした取組に、現在比重を置いているところでございます。その一方で、観光業界は社会情勢やトレンドにより、ニーズや課題が変化しやすい部分もありますので、今回の道民向け施策や全国他地域での取組を引き続き注視し、観光協会とも協議を進めながら、適宜適切に必要な対策を講じてまいりたいと考えてございます。

質問 金兵智則

わかりました。今ではないのかもしれないですけれども、タイミングが来れば、また考えますよという答弁をいただいたのだというふうに思います。それともう1点、以前も伺っておりますけれども、観光振興税、いわゆる宿泊税です。昨年の質問のときには、道や他自治体の動向を注視し、研究をしていくという答弁をいただいておりましたが、北海道も道内各所で説明会を開催するなどの取組、動きも加速しております。そのような状況の中、網走市も宿泊税に関する検討委員会を開催するなど、宿泊税導入に向けた取組を推進していく段階に入ったということは認識をしております。今後、検討会議での会議を重ねながら、宿泊税導入に向けた取組を進めていくというふうに思っておりますけれども、宿泊税導入に関する市の考え方や方向性、スケジュール感などをお伺いしようとは思ったのですけれども、新聞には詳しく説明が載ってしまいましたけれども、議会では多分初めてになると思いますので、改めてお伺いさせていただきたいと思います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

宿泊税導入に向けた取組についてでございますが、9月4日に第1回検討会を開催いたしました。委員会は、学識経験者や観光協会、ホテル旅館組合、観光関係団体等より御推薦をいただいた8名の委員によって構成し、網走市の観光の現状と宿泊税の考え方をお示しし、課税対象は、旅館・ホテル・簡易宿所・民泊施設の宿泊行為とし、税率は1人1泊につき200円の一律定額制、課税開始の時期につきましては、北海道の導入時期と合わせて、令和8年4月を目指す制度設計をベースに議論を行っていただいております。今後におきましては、第1回検討会の結果を基に、10月初旬に宿泊事業者の方々と意見交換を行い合意形成を図り、その後2回ほど委員会を開催し、市へ宿泊税の導入に関する答申をいただきます。答申の結果、当市において宿泊税を導入すべきとなった場合には、パブリックコメントを実施し、本年12月の第4回定例会において条例案を提案し、御審議をお願いしたいと考えております。条例案が可決された後は、おおむね3か月程度、総務省との協議を経て、約1年間、制度の周知期間を設け、北海道が計画している令和8年4月からの制度導入に合わせて、網走市宿泊税の課税を開始するスケジュールになると考えてございます。

質問 金兵智則

詳しい御説明をいただいたというふうに思いました。多分順調に進んでいくのかなと思いますし、僕自身は順調に進んでいってほしいなと思いますけれども、隣町などでは急に反対の意見が飛び出すようなこともありましたので、今後ちょっといろいろな課題が出てくるのかなというふうに思いますけれども、それも順次いろいろ対応しながら進めていって、スケジュールどおり進むことを期待したいというふうに私自身は思っております。

出典:網走市議会 令和6年第3回定例会 2024年9月10日 議事録 PDF(46ページ) 間違いを知らせる