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網走市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月25日

公営住宅について

2024年6月25日、網走市議会の一般質問で、永本浩子議員が「公営住宅について」質問し、建設港湾部長 立花学が答弁しました。

質問者
永本浩子 議員
答弁者
建設港湾部長 立花学

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 永本浩子

続きまして、次の質問に移りたいと思います。公営住宅についてお伺いいたします。以前から要望していた市営住宅の企業・団体への貸出しですが、いよいよ本年度からスタートをし、嬉しい限りでございます。第1回目の公募が終わり、入居も終わったところだと思いますが、公募した市営住宅の場所と軒数、応募してくれた企業と軒数、入居状況、入居条件についてお伺いいたします。

答弁 建設港湾部長 立花学

市営住宅の企業、団体への貸出し状況についてでありますが、4月に公募した住宅は、大曲1丁目が6戸、台町3丁目が4戸、藻琴が2戸の合計12戸でございます。すべて3LDKの間取りとなります。応募された企業は、外国人就労者の住宅として2社から応募があり、大曲6戸、台町3戸の合計9戸の貸し出しの実績となりました。入居状況については、5月より入居を開始し、現在一つの住宅に2人から3人が入居しております。内訳では、中国人が7人、インドネシア人が12人となっております。主な入居条件といたしましては、入居対象者は市内事業者で雇用する在留登録のある外国人就労者、または市内事業者で雇用する市外からの新規採用者であることとしております。また、住宅契約者は町内会に加入し、町内会活動を積極的に行うほか、入居者には隣人等とのトラブルを未然に防ぐなどの指導を行うことを条件としております。

質問 永本浩子

一つの部屋に何人までとか、そういう条件はあるのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

今回、全ての住宅は3LDKの部屋のタイプということで、3名までということを条件としております。

質問 永本浩子

了解いたしました。先日私もそのうちの一つの企業にお伺いしてお話を伺ってきました。その企業では、大曲の市営を4戸借りて、インドネシアの従業員10人を住まわせており、企業としては民間のアパートを借りたり、社宅を建てるよりコストダウンになり、大変助かっているとのことでした。しかし、浴槽やストーブなどを用意しなくてはならないということを知らなかったので、当初思っていたよりかは初期投資にお金がかかったとの話がありました。今後、新規応募の企業がある場合は、丁寧な事前説明が必要だと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

入居に当たりまして、契約者が用意する設備等の事前説明についてでありますが、募集要項の中では、照明器具、暖房設備が設置されていない旨の記載をしていたところです。ですが、浴槽設備などの記載がありませんでした。現在、2回目の募集を行っておりますが、入居に当たり、契約者が用意するものにつきましては、募集要領の中で詳細に記載を行ったところでございます。今後、事前説明につきましては、募集要領の記載のほか、問合せなどに対しても丁寧な対応に心がけていきたいと思っております。

質問 永本浩子

その辺のところ、なかなか市営住宅を借りる機会のなかった人にとってはちょっと驚いたことかと思いますので、ぜひ丁寧な説明をお願いいたします。また、長年使っていなかったため、排水管が老朽化していて水漏れが起きて下の部屋の階の方に迷惑をかけてしまったり、換気扇の紐が無くて換気扇が使えなかったりとか、いろいろとアクシデントがあったそうです。やはり長く使わないでいると建物は確実に傷むものなのだということを再確認させられました。いずれも市が対応してくれたので、今は問題ありませんとのことでしたが、水漏れに関しては特に下の階の住人の方にも迷惑がかかることなので、排水管の不具合などは事前に点検、補修できるほうが望ましいと思いますが、この点はいかがでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

住宅の事前の点検、補修についてでありますけれども、内部の床、壁などの補修等のほか、目視だけではなく、通水点検により排水管の詰まりなどの不具合があった場合、補修を実施しているところでございます。今回のケースを踏まえまして、長い期間空き室となっていた住宅におきましては、詳細な事前点検を行うことを検討してまいりたいと考えているところでございます。

質問 永本浩子

通常の通水点検はやっていたけれども、そのときはわからなかったということなのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

通水の点検時につきましては、水漏れについては確認ができなかったということでございます。

質問 永本浩子

やはり長く使わなかったところ、それではわからなくて、実際住んでみたら水漏れをしてしまったというのが実態だったのだと思いますけれども、今後この事業、企業の方はとても喜んでくださっていますので、次にまた貸出というときには詳細な丁寧な点検をぜひということでお願いしたいと思います。また、企業等への社宅としての貸出しの際に懸念されていたのが、他の住人とのトラブルです。特に外国人の場合、言葉や習慣、文化の違いでトラブルになり、お互いに気まずくなることが心配でした。しかし、その企業は管理者の方に、何かあったら担当部長に直接言ってほしい、入られた方にではなく、会社のほうに担当のほうにということで、事前に取り決めていたために、早速「廊下や玄関などの共用部分の電気は小まめに消してほしい」との注意が入りましたけれども、企業側から従業員に徹底してトラブルにはならずに済んだということでした。先ほども町内会にもしっかり入ったという、そういうお話もありましたけれども、こういう企業側としても大事な対応だと思います。ほかの企業の状況はいかがなのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

他の企業におきましても、入居者への指導を行っていただいておりまして、現在のところ、住人とのトラブルはない状況でございます。

質問 永本浩子

安心いたしました。今後もこういった形をぜひ参考にしていただきたいということで、言っていただければと思います。また、私が行ったその企業では、あと7戸借りたいとのお話があったのですけれども、今後の公募はどのようになっているのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

今後の公募についてでありますが、8月から入居できるよう、6月17日から募集を開始したところでございます。公募内容は、大曲1丁目の10戸、前回申し込みのなかった台町3丁目の1戸、合計11戸の部屋について公募を開始したところでございます。募集期間は、7月12日までといたしまして、募集戸数を超える申込みがあった場合、抽選を行うこととしているところでございます。

質問 永本浩子

すでに、その企業だけでも7戸借りたいということでお話があったところですけれども、こういった話がもっと広がって、さらに借りたいとなったときには、枠を広げるということは、今年度はできないということなのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

現在、今年度におきましては、目的外での市営住宅の活用についての申請件数、実は今の現段階で8月の申込みの戸数で募集戸数はいっぱいになっています。ただ、今回、ニーズをお話をいただく機会が非常に多いということもございまして、さらに広げて貸し出しができるかということについては検討をしているところでございます。ただ、かなり長い期間空いている住宅もありますから、改修にかかる費用等も計算した上で、どのような形で拡充していくかということは慎重に考えていきたいと思っているところでございます。

質問 永本浩子

これから人手不足ということで、外国人の方の力を借りなければならない時代が本当に来ているなということを痛感しておりますので、できる限り、そういった受入れもスムーズにいくように、また考えていっていただければと思っております。こんなにたくさんすぐ申し込んでくれると私も思ってはなかったので、今年度からスタートしていただいて良かったなというところと、今後もまた広がるようにお願いできればと思っております。また、2年前の代表質問では、大阪府「府営住宅地域資源化プラン」を挙げて、社宅以外にも、子供食堂や高齢者の交流拠点、障がい者の相談支援等の空き家の利活用を紹介させていただきましたが、今後、そのような利活用は考えていらっしゃるのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

社宅以外の利活用についてでございますが、現在のところ考えてはおりません。現在進めている企業団体への利活用のほか、世帯人数の減少対策として、世帯人数要件の緩和による空き室の解消を図っていきたいと考えているところでございます。

質問 永本浩子

はい、了解いたしました。また最近は、この単身高齢者から入居の相談を受けることが非常に多くなってまいりました。当市の市営住宅は、もともと家族用が多く単身者向けが少なかったので、毎回倍率が高く悩みの種でございました。しかし、5月の公募で初めて、これまで3人以上だった大曲の3LDKが、1人以上世帯で出たのを見て、市も単身者対策として新たな手を打ってくれたのだと思いました。しかし、大曲は、交通弱者には不便地域のため、それで今まで空きが多かったところです。実際に応募はあったのでしょうか。また今後、単身高齢者は増える一方だと思いますが、大曲以外でも公募していただきたいと思っているところですが、どのような対策をお考えでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

単身高齢者の入居希望者増加に対する対策についてでございますが、大曲2丁目の世帯向け3LDKの住宅におきまして、1戸を募集し、応募が2件あったところでございます。大曲以外の団地では、台町3丁目、つくしヶ丘6丁目などにおきまして、3人以上の世帯向け住宅を2人以上で入居可能とした世帯人数要件の緩和を始めたところでございますので、今後それらの入居状況を見ながら、単身高齢者の住宅の確保を検討してまいりたいと考えているところでございます。

質問 永本浩子

大曲のほうも応募があったということで、ちょっと安心いたしました。昨日もある方から単身で入れるところが当たらなかったので、家が売れたので、一旦ちょっと民間のアパートを借りて、また応募しながら市営もしくは道営に入りたいというお話をいただいたばかりで、そういう方はどんどん増えていくのではないかなと思いますので、空かせておくよりは、2人でも1人でも入っていただいたほうがいいのかなと思いますので、ぜひその辺のところ、柔軟にまた対応をお願いしたいと思います。また、すでに入居している人の高齢化対策も必要だと思います。入居したときは元気だった人も、時の経過とともに高齢化し、昔は軽々と登り降りできた階段がだんだん辛くなってまいります。今回私も視察中に膝を痛めてしまって、皆様に大変御心配をおかけいたしましたが、階段を特に降りるときがこんなに辛いものとは初めて実感いたしました。この市営住宅、長寿命化修繕事業としては、つくしヶ丘の二つの市営にはエレベーターが後付けで付きましたけれども、ほかの市営は構造上、後付けが難しい状況だと承知しております。こうした入居者の高齢化に対しては、住み替えなどはスムーズに行われているのか、市としてはどのような対応策を取っているのか、お伺いいたします。

答弁 建設港湾部長 立花学

入居者の高齢化対策についてでありますが、すでに入居されている高齢者につきましては、主に加齢や病気により住み替えについての要望が年に数件ございます。こういった要望に対しまして、優先的に都度住み替えの対応をしているところでございます。住み替え先につきましては、引っ越しの負担軽減から、同一住棟の1階を基本とし、空き室がない場合は、同一団地内だけではなく、エレベーター付きの他の団地を含めた住み替えに対応しているところでございます。

質問 永本浩子

やはり年に数件あるということで、今のところは住み替えがスムーズに行われているということかと思いますけれども、今後かなりこういったケースが増えてくるのではないかなと心配しているところですので、またきちんと対応ができるようにお願いしたいと思います。また、市として建てる市営住宅は、潮見団地の令和8年に30戸、令和9年から11年の40戸でもう新築は終わりだと承知しております。そうなると、今度は既存の市営住宅の整備と利活用が大切になってくるかと思います。利活用は様々申し上げましたが、整備に関しては高齢者に限らず、入居されている皆さんの声を聞くアンケートを取って、的確な整備をお願いしたいと以前も申し上げたと思いますが、このアンケート等は実施されているのでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

潮見団地の建て替えにつきましては、今後70戸の建設を予定しているところでございます。他の市営住宅の整備につきましては、公営住宅等長寿命化計画に基づきまして、屋上防水、外壁改修など、建物本体の長寿命化工事を予定しているところでございます。住戸内につきましては、生活における事ごとや不具合など、入居者からの御意見を伺うことも必要と考えておりますので、今後アンケートを実施する予定としているところでございます。

質問 永本浩子

今後取っていただけるということで、個々のいろいろな要望はあるかと思うのですけれども、私も聞いてみると、ここはもうちょっとこういうふうに有効活用したほうがいいスペースなのじゃないかとか、物入れの問題だとか、いろいろなことが個々で言っていくほどではないけれども直してもらえると助かるというところは結構ありそうですので、ぜひアンケートを取って適切な対応をお願いしたいと思います。ところで、以前市内業者が建てる予定だった高齢者住宅がコロナで頓挫したままだと思いますが、そこがどうなったのか、今後建てる予定があるのか、お伺いいたします。

答弁 建設港湾部長 立花学

新たな高齢者向け住宅の供給につきましては、来年更新する住生活基本計画に基づき検討することとしております。

質問 永本浩子

一旦頓挫してしまった件に関しては、すでになしということだと思います。実はここが建つのをとても楽しみにして待っていた方がいらっしゃったのですけれども、様々な事情があり、建てられなくなってしまったということもわかりますけれども、高齢者が住みやすい住宅が必要かと思いますので、ぜひまた民間力を活用して検討していただければと思っております。来年はいよいよ、団塊の世代の方々が全員75歳以上になる2025年を迎えます。高齢化は益々深刻になる一方で、人口減少にも歯止めがかからない中、今後の公営住宅に対する考え方は大変重要になってくると思われます。市営住宅だけではなく、来年で契約が終わる高齢者優良賃貸住宅はどうするのか、借り上げ住宅の空き状況の解消も大事な問題かと思います。様々な課題がある中で、道営住宅とも連携して今あるものをフルに活用して、空きの無い利活用が大切になるのではないかと私は考えておりますけれども、今後の公営住宅の在り方に対する市の展望をお伺いいたします。

答弁 建設港湾部長 立花学

来年契約が終わる高齢者向け優良賃貸住宅におきましては、入居者の住み替え先の見通しを確認した上で、早い段階で入居者へお伝えしていこうと考えております。また、借り上げ住宅におきましても空き室の解消を図るため、入居要件を緩和し、3人以上世帯向けの住宅については、2人以上で入居可能としたところでございます。公営住宅の在り方に対する市の展望についてでございますが、来年度、住宅施策を取り巻く環境や市民の住まいに対するニーズを把握するための住生活基本計画を見直す予定としておりますので、その計画に基づき、市内全体の公営住宅の利活用を含めた住宅供給の在り方について検討してまいりたいと考えております。

質問 永本浩子

そうすると、高齢者優良賃貸住宅はもう基本どおり来年で終わりということで、そういう考え方でということでよろしいでしょうか。

答弁 建設港湾部長 立花学

来年予定しております契約から20年を経過する高齢者向け優良賃貸住宅につきましては、現在のところ契約満了ということで終わるという状況でございますが、現在、先ほど答弁したように入居者の住み替え先の見通しを確認した上で判断をしていきたいと、最終的な判断をしていきたいというところでございます。

質問 永本浩子

もしかしたらそのままということもあるかもという可能性を残しながら困る方がいないように、ぜひお願いしたいと思っております。物価も高くなっておりますし、家賃が急に上がるとなると、なかなか難しい場合もあると思います。また借り上げ住宅も市民の税金で借り上げているのに空き室があるということは、家賃収入がないということになりますので、そこも空きのないような対応策を考えていただければと思っております。

出典:網走市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月25日 議事録 PDF(39ページ) 間違いを知らせる