網走市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月8日
災害対策について
2024年3月8日、網走市議会の一般質問で、深津晴江議員が「災害対策について」質問し、市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩、選挙管理委員会事務局長 高井秀利が答弁しました。
- 質問者
- 深津晴江 議員
- 答弁者
- 市長 水谷洋一、教育長 岩永雅浩、選挙管理委員会事務局長 高井秀利
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 深津晴江
-登壇- 民主市民ネットの深津晴江でございます。会派を代表いたしまして、質問させていただきます。まず初めに、令和6年1月1日、能登半島地震により241名の尊い命が失われました。御冥福をお祈りするとともに、被災された皆様に心よりお見舞いも申し上げます。また、被災者、被災地を支援されている多くの方々に敬意を表したいと存じます。それでは、代表質問に入ります。まず、災害対策について伺います。現在も、安否不明者は11名とされています。死因の多くは、倒壊した家屋による圧迫死、また災害関連死は15名と報道されています。半島という地形、地震により遮断された交通網、厳冬の季節だったことなどの影響があり、救助、救援までに時間を要しました。被災された多くの方が寒く暗い中、空腹をしのいでいた状況だったと捉えています。現在も約1万4,000人の方が避難所で過ごされています。石川県の能登地方では、道路や水道といったインフラやライフラインが壊滅的な被害を受け、徐々に復旧は進んでいるものの、被災地ではなお苛酷な状況が続いています。一日も早く仮設住宅への入居を始め、復旧復興が加速することを願わずにはいられません。災害が少ないと言われている網走市ではございますが、備えの重大なことは明白です。網走市における災害はどのようなものが想定されていますか。また、それに対する備えの状況はいかがでしょうか。一たび災害が起きますと、避難所は、住まいを失い、地域での生活を失った被災者のよりどころとなり、また、住宅で不自由な暮らしを送る被災者の支援拠点となります。しかし、今回の震災でも、避難場における生活の質には課題が多く、水、食料、トイレ等は不十分で、暖房は限定的であり、寒い空間での生活によって、多くの被災者が体調を崩すおそれと隣り合わせの生活となりました。東日本大震災の教訓を受け、災害対策基本法が改正され、避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針が制定されました。その中に、市町村が取り組むべき災害発生時に必要となる基本的な対応を事前に確認し、災害対応として、準備、初動、応急、復旧の各段階において実施すべき対応業務として、19の項目をチェックリスト形式に取りまとめたものがあります。避難場を開設するだけにとどまらず、その質の向上に前向きに取り組むことは、被災者の心と体の健康を守り、その後の生活再建への活力を支える基礎となります。発災後に取り組むことは当然ですが、発災前の平時から庁舎横断的な取組が欠かせません。併せて、被害者の健康を守るための質的資源の確保のために、医療、保健、福祉分野、ボランティア、NPO団体等、また物的資源の確保のために、関係事業者団体等、平時より顔の見える関係を築くことも忘れてはなりません。協力関係について、どのような状況になっているでしょうか。また、災害に見舞われた方々の命、尊厳、安全を尊重した支援の実現に向け、世界中の支援者が共通言語として参照しているスフィア基準をまとめたスフィア・ハンドブックがあります。内閣府防災担当が被災者の健康の維持に欠かせない避難所の質の向上に向けてまとめた避難所運営ガイドラインにおいては、目指すべき質の根拠となったものです。主な内容は、一つ目は人道4原則、被災された方々の権利の保障に関する原則、二つ目は支援者がその支援活動において留意すべき事項、三つ目は人道支援の必須基準、支援者が活動する際に被災者・被災地域に対して守るべき九つの約束事、四つ目は水、衛生、食料、住居、保健の支援分野ごとの最低基準、基本行動と指針、追加情報、過去の経験則などのガイダンスノートについてです。網走市は、この国際基準を参考に、目標設定、体制整備がなされているでしょうか。現状と今後の整備目標の設定について見解を伺います。能登半島地震でも、被災地の行政は、インフラが遮断されたこともあり、混乱し、災害直後は住民の命を守るための整備に時間を要しました。網走市は、災害が起きたときの行政、市民、各団体の役割分担など、災害のフェーズに応じた対応、システムはどのように整備されているのでしょうか。また、今回のように、陸路が寸断され、海上輸送も海岸部の地殻変動による港の使用不能など、あらゆる事態を想定した対策はどのようになっているのか見解を伺います。過去の災害でも、今回の災害においても、インフラをいかに維持し、早急に復旧することが住民の命を守るために重要なことが証明されました。例えば網走市では、海岸町や向陽ヶ丘への道路が寸断される可能性もあります。想定したルートが使えない場合も起こり得ます。また、冬季には、暖房機器は必須です。自然災害の発生を防ぐことは難しいため、災害は起きるという前提の基に、被害をいかに軽減させるか目的とした減災は重要です。網走市の減災への取組はどのようになっているのでしょうか。次に、財政について伺います。令和3年度当初予算を基礎とした令和7年度までの中期的な財政収支を試算したところ、約28億円の収支不足が見込まれている結果となり、継続的な行政改革に取り組む必要があることから、第5次網走市行政改革推進計画を策定し、実行していることは承知しているところでございます。この間、コロナ禍において、世界情勢も踏まえますと、時代は大きく変化したものと思います。例えば地方交付税や農業税収の減少、中国の政策による漁業関係の影響などがあり、令和6年度から国の施策として森林環境税が市民税に上乗せされることが決定されています。コロナ禍が明けた令和5年度の税収入、収支決算の見込みはどのようになっていますか。昨年は大変な酷暑となり、地球温暖化もますます進んでいます。その影響と網走市の第5次行政改革推進計画の執行状況と中間評価について、及び令和6年度末進捗見込みについて、併せてお伺いします。次に、観光客及び市民の動線を考慮した網走のまちづくりの方向性について伺います。建築中の新庁舎の供用は延期となり、令和7年2月以降の供用開始する見込みとなりました。令和5年度は、中央橋付近も工事され、網走川周辺の整備は着々と進められているものと認識しております。しかし、残念なことに整備された川筋を活用した市の発展が見えてきません。例えば、2月に行われたあばしりオホーツク流氷まつりは、そもそも中央公園で行われていたもので、それが流氷砕氷船おーろらの発着によって会場が埠頭に移転した経緯があります。昨年、エコーセンター敷地に移転したことと、網走川の川筋が整ったことから、会場範囲を拡大して、網走川筋で行うものと思っておりました。しかし、コロナ禍前の網走商港埠頭が再び会場となり、戸惑っている市民もいました。各課が連携をして整備された川筋の活用を進めるのだとすれば、今回のような判断にはならなかったのではないかと考えます。そもそも、川筋の今後の発展についての見解を伺います。また、女満別網走間の高規格道路のルートも決定されました。今後も公共施設の建て替えなども進められるものと予測しております。現在ある道の駅と維持に力を入れている中心市街地、それを結びつけるのが川筋になるのではないかと思います。様々な環境が変化する中で、人が動き、にぎわいある網走が見えてこない現状があります。観光業への取組や住民の憩いと健康づくりなど活用方法は多々考えられます。点在している施設・地区を地域として一体化させ、網走市を維持・発展させる視点を持つべきだと考えます。観光客及び市民の動線を考慮したまちづくりの取組について、網走市はどのようなまちになるのかお伺いします。次に、人口減少に対する対応について伺います。全国的に人口減少が顕著になってまいりました。網走市も例外ではなく、3万3,000人を下回り、人口減少が進んでいる現状があります。昨年の12月に全国社会保障・人口問題研究所から、網走市の人口は2050年には2万1,159人となり、令和2年を100とした場合、59.2%になるとの推計値が出されました。少子化による人口減少は、将来の社会を支える18歳から64歳の生産年齢と言われる年代の人口が減ることになります。既に、あらゆる産業での人材不足が叫ばれています。市民の命と暮らしを守り、まちを維持していくために必要な最低の人口をどのように捉えていますか。また、これまで網走市は、人口減少社会に対してインパクトの緩和という政策を推進してきたと理解していますが、効果をどのように捉えていますか。また、網走市職員は、行政改革によって職員数は減っているものと承知しております。住民サービスを提供するために、職員は十分に確保できていると認識しているのでしょうか。今後、人口減少はさらに進み、そしてデジタル化は進められるものと考え、今以上に事業の専門性が求められ、網走市の課題明確化とその解決に向かうための施策が重要になってきます。その調整役として、ファシリテーターの存在が必要になっているのではないかと考えます。そのためシステム改善や各種マネジメントなど、民間の力を借りながら対応していく時期に来ているのではないでしょうか。現在の政府の状況を見ますと、地方自治がしっかりと目的を持ち施策を進めていく必要があると強く感じます。今後、どのように住民の福祉向上を目的として、住民サービスを展開していくのか、網走市の見解を伺います。網走市では、8施設について公の施設に係る指定管理者を指定し、施設の運営を委託しています。人口減少及びそれに伴う労働力不足が考えられますが、今までの方法が維持できるのでしょうか。見解をお伺いします。次に、第1次産業についてです。網走市は、第1次産業の農業と漁業、そして観光業の三つの柱として発展してきました。この3本柱を維持しなければ、網走市は衰弱し衰退していくものと考えられますが、網走市の見解を伺います。農業においては、国際情勢などの影響により燃料等価格が高騰し、農業を営む方の所得は減少しています。また、デジタル化を進めたとしても、働き手の確保は重要です。網走の農業は、安定した収穫があるビート、麦、ジャガイモの畑作3品を中心に行われてきました。しかし、地球温暖化の影響により、でん粉質や糖度は低下し、収穫量も減少したと聞いております。一方、陸稲を作り始めるなど、これまで作られていなかった作物に挑戦する農家もあります。現在の国際情勢を踏まえますと、食糧難に備え自給率を上げ、エネルギーとなる作物への転換の政策は急務だと考えます。市の見解を伺います。漁業においては、漁師と水産業及び加工業者への対応も必要です。ALPS処理水の海洋放出によって、特に中国の輸出規制による影響と対策はいかがでしょうか。また、地球温暖化により魚種が交代しているため、網走市でもマスの定置網漁が減少しているものと把握しています。魚種が交代すると、これまで培ってきた漁の技術の変更が求められるため、漁師への対応が必要です。また、販路拡大など仲買や加工業者への対応も必要となります。市はどのような対策を取っていくのか伺います。網走市呼人地区で発生した重油漏れ事故について伺います。昨年、ホテルから北海道に提出された資料から「ガス探知機器の結果、漏洩範囲が限定的である」などが報告されましたが、その後の状況から見えてきません。この問題は、網走市が環境協定を結ぶことによって、今後、問題が起きた場合に対策してもらうことができます。この問題にどのように対応しているのか、また今後の見通しを伺います。林業においては、網走でも木質バイオマス発電所が2号機、3号機と増えました。これらの稼働状況はいかがでしょうか。全てがフル稼働しているのでしょうか。また、原料となる原木の供給が維持できており、将来的にも供給不足にならない状態と判断できているのでしょうか。さらに、バイオマス発電所から出される温水の利用について検討していると認識していますが、農業への活用も含めてどのような状況でしょうか。森林には国土の保全、水源の維持、地球温暖化の防止、生物多様性の保全などの様々な機能があり、私たちの生活に恩恵をもたらせてくれています。植林は計画的に行われているのでしょうか。森林整備が緊急の課題であることを踏まえ、森林環境譲与税は2019年度から前倒しで譲与されています。また、森林環境税は2024年度から、国内に住所のある個人に対して課税される国税であり、市町村において個人住民税均等割と併せて1人年額1,000円が徴収されます。その税収の全額が、国によって森林環境譲与税として都道府県、市町村へ譲与されます。森林環境譲与税の活用計画と活用状況はいかがでしょうか。市の見解を伺います。産業の担い手の高齢化は深刻です。農業、漁業、林業、商工業、交通などの各産業の維持が危ぶまれていますが、どのように対応していきますか。各産業を維持するために最低限必要な人口は、どのくらいだと想定しているのでしょうか。年齢別構成の目標を設定して取り組むことが必要だと思います。その上で、各種施策を進めているのでしょうか。また、人材を確保していくためには、それぞれ魅力ある産業にしていく必要があります。それが、産業を守るために必須と言わざるを得ません。網走の第1次産業を守ることは、国の安全保障につながることだと自覚と誇りを持ち、対応していく必要があると思いますが、市の見解を伺います。人材確保の一つとして、東京農業大学学生の協力は大きいものとなっており、その中で網走市に残ってくれる卒業生もいます。また、卒業時に網走から離れたにもかかわらず、道内外から戻ってきた卒業生もいると聞いております。このような現状の中、網走市及び周辺自治体で生活する東京農業大学の卒業生の組織化はなされているのでしょうか。また、卒業生をサポートするシステム化された取組や事業はあるのでしょうか。ここは、網走市が窓口となり、組織化して、東京農業大学との関係性を維持・発展させていく必要があると考えますが、いかがでしょうか。次に、観光施策について伺います。新型コロナウイルス感染症の位置づけが、2類相当から、令和5年5月4日から5類感染症になりました。それに伴い、国内外の人々の移動が増加している実感があります。網走市の観光業の現状はいかがでしょうか。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、人々が動きを止めたとき、ホテルなどの観光業の人材が離れざるを得ない状況があったと認識しております。昨年から、観光業界の復活に伴い、離れてしまった人材が戻ったのでしょうか。そして、現在は十分に確保されていると認識しているのでしょうか。網走市の見解を伺います。昨年7月、全国高校総体ボート競技大会が行われ、盛会に終了したことに、準備から携わられた全ての方々に敬意を表したいと存じます。全国から生徒と関係者が網走に集う機会となりましたが、宿泊施設が不足し、近隣の市町に宿泊した方がいると聞きました。そもそも、網走市内において宿泊可能な人数は何人なのでしょうか。網走市内に宿泊したいけれども、満室で宿泊できなかった観光客等はいなかったのでしょうか。市として把握していることを明らかにしてください。この把握は、網走市の観光をどのように進めるかにつながります。例えば、観光地を幾つか周回して宿泊は別な地域とする通過型にするのか、または、網走ならではの体験をしながら交流人口を増やす宿泊型に力を入れるのか、目標と戦略が見えません。網走は全国的に知名度がありながらも、それを生かし切れていないと様々の立場の方がとても残念がっています。早急に、網走のブランド化を進める必要があると考えます。そして、方向性を明確にすると、新たなホテルや民泊の誘致も必要かどうか判断ができると考えます。今後の網走の観光業の方針をお伺いします。次に、ふるさと納税について伺います。旅先納税は、ふるさと納税の制度を使い、旅行・出張で行く町にその場で寄附できる仕組みです。そして、その地域で使える電子ギフトがもらえるものです。令和6年2月1日から旅をしながらふるさと納税を実現する旅先納税の共通返戻品として電子商品券「さっぽろ圏e旅ギフト」の発行がスタートしました。これはさっぽろ連携中枢都市圏内の11市町村が旅先納税で周遊を促進する事業です。これは、旅行者、事業者、地域住民が恩恵を受けられ、観光推進を目指していくものとなっています。楽しい思い出をつくりながら、網走と周辺自治体を応援してもらえませんか。網走市の見解をお伺いします。北海道が導入を検討していることに宿泊税があり、1月に開催された有識者懇談会において使途の具体案として16施策が示されました。そして、徴収業務も行う宿泊事業者へ配慮した税額も提案されました。このように、道が積極的に議論をしている宿泊税について、網走市はどのようにしていくのか、見解を伺います。網走市には残念なことに、景観を損ねる元ホテル施設等が残されています。全国展開をしている星野リゾートは、弟子屈町川湯温泉のエリアで、廃業したホテルの跡地などを利用して、今後20年間をめどに進める地域活性化の構想を昨年発表しました。2016年にホテルとして「界テシカガ」が開業予定です。環境省には、解体や撤去を進めるための補助金があり、これを活用し、弟子屈町は星野リゾートと阿寒摩周国立公園川湯温泉廃屋撤去跡地における宿舎事業公募に係る宿舎事業実施協定を締結しました。温泉旅館を建設するため、温泉街の川沿いに飲食店の屋台が並ぶエリアや温泉が注がれた川に入浴できるラグーンなどを整備して、宿泊客や観光客を呼び込むことを目指しています。網走市も観光業を活性化するために、このような補助金を活用し解体を進めていく必要があると考えますが、見解を伺います。次に、廃棄物処理についてです。この3年間、ごみ問題は網走市民の大きな関心事の一つになっています。廃棄物最終処分場が予定より早く供用ができなくなることがわかり、そのために、調査費用、かさ上げ費用などの支出が大きくなったこと、計画の不備があったことに対して真摯に反省をし、今後の計画を市民に丁寧に説明していくべきです。その上で、今後策定される廃棄物処理計画が実現に即したものとなることを期待しております。今年度は、大空町、小清水町、斜里町、美幌町及び清里町の周辺町との広域での焼却施設の建設が検討されています。中間処理の方法、施設の場所の問題だけではなく、予定外の費用がかさみ、ごみ袋の金額も高額になるのではないかと不安を抱いている市民も多くいます。また、ほかの町では、プラスチックごみの収集は無料となっているのに、網走はなぜ有料なのかと指摘する市民もいます。さらに、おむつの廃棄についても、子育て世代と高齢者からも負担軽減を望む声が多くあります。費用が市民負担につながらないのかも含めて、生活環境を守る廃棄物処理に関する見通しをお聞かせください。家庭から排出されるごみを自らごみステーションに出すことが困難な高齢者等の世帯に対し、戸別にごみ収集をする高齢者等さわやか収集支援事業という福祉事業で対応していることは承知しております。以前、つくしケ丘地区の一部の町内会において、ごみの個別収集を試験的に行ったと承知していますが、その評価と今後の計画についてお伺いします。一方で、ごみを減らすことは、今後も継続的に取り組む必要があると考えています。網走市では資源物集団回収支援事業等により、一般廃棄物減量化、3Rの取組などにより、循環型社会の形成、公共工事において発生する土、汚泥、木材などの建設副産物の再資源化に努めていることは承知しております。今後さらに一般廃棄物の減量化を進めるための一つとして、フードロスに向けた取組が必要だと考えます。また、分別がされていないため回収されずに集積場に残されたごみ袋が見られることもあります。網走のごみ分別はわかりにくい、あるいは分別が変更されているが知らなかったなどの声もあり、今後も市民の協力を得ながら、ごみ分別の意識と知識を高めていくことは大切だと考えます。中間施設及び最終処分場の計画どおりに使用できるようにするためにも、ごみの減量化と分別を推進するための施策、市の考えをお示しください。次に、ゼロカーボン宣言後の取組についてです。昨年6月、網走市はようやくゼロカーボン宣言をいたしました。昨年は、大変暑い夏となり、クールシェルター設置など対応していたことは、市民の生命、健康を守ることにつながったと考えます。網走市においては、バイオマス発電、太陽光パネル設置によるあばしり電力、風力発電など、取組をしているところでございます。地球沸騰化時代を迎え、気候温暖化の抑制のための環境保全など猶予がなく、強力に推し進めていく必要があります。課題の一つです。現在行っているゼロカーボンへ向けた取組と進捗状況、併せて達成状況をお伺いします。そして、今後の方向性についてお伺いいたします。次に、地方公共交通についてです。物価高による経費の高騰、運転手不足による路線バスの減便など課題が多くあります。市民の移動の権利を守るために、網走市の地方公共交通の在り方をお示しください。どこバスが運行され、市民に徐々に浸透してきているものと認識しております。ただ、利用者が増えたことで、待ち時間が増えていると市民の声もあります。走行する地域、時間帯、料金など、このどこバスをどこまで発展させる計画なのでしょうか。AI進歩に伴い、輸送は自動運転の時代となってきました。1月26日から開催されたおびひろ氷まつりの期間中、国土交通省の地域公共交通確保維持改善事業費補助金を活用し、自動運転バスの実証実験が行われました。日本国内の雪道走行は、今回が初めてでした。「雪などの障害物もうまくよけながら走っていたのがすごかった」、「最先端技術はすごい」、「安全・安心で運転疲れをしないのがよい」など、試乗した市民の声があり、高い関心が示され、課題はありながらも無難に走行したと報告されました。また、上士幌町では、オペレーターのいないバスの実証実験が最終段階に入り、公道で自動運転バスの定期運行の誕生が現実味を帯びてきたと報道されました。網走市においても、自動運転バスの実証実験の時期に来ているのではないかと思います。網走市の見解を伺います。一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を送迎するライドシェアが議論されています。メリット・デメリットはありますが、網走市でも、タクシードライバーの不足によりタクシーが少なく、移動が困難な状況が発生することもあります。網走市におけるライドシェアについての考えを伺います。JR北海道が地元負担を前提に存続を目指す通称黄色線区8区に、石北本線、釧網本線が入っております。人口減少や新型コロナウイルス禍で低迷する利用に燃料高騰が追い打ちをかけ、運行する環境は一層厳しくなっているものと捉えています。JR北海道は、この8区間を単独で維持するのは難しいとして、国や地元自治体の支援を受けた形で路線を存続する仕組みをつくりたい考えですが、地元との具体的な協議は進んでいない状況です。JRの維持に向けた現状と網走市の対応はどのようにするのでしょうか。女満別空港を離発着していた格安航空ピーチ・アビエーションは、令和5年3月から機体繰りを理由に運休状態が続いていましたが、夏ダイヤとして今年7月から再開の見込みとなりました。運休前のピーチの搭乗率の状況はいかがだったでしょうか。また、国際空港発でピーチを使った対象旅行商品購入者に対し5,000円の助成をしていましたが、その利用数と利用についてお聞かせください。コロナ禍も明け、観光客などの移動が活発となり、台湾などからのインバウンドも増加している状況です。このことからも、関西との移動手段の確保のために、ピーチの通年運航を積極的に進めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。さらに、丘珠空港について、2030年を目標に滑走路を1,500メートルから1,800メートルに延伸し、ジェット化への動きが活発化しています。計画では、現在の2倍の運航にすると発表されています。航空ネットワークをつくり、観光やビジネス客などによる経済の活性化はもちろんのこと、医療機関の受診や地方の医療を支える医療関係者の移動手段となることも期待されています。この機会を逃さず、札幌市と連携して丘珠空港の確保を目指すべきだと考えますが、網走市の見解を伺います。次に、医療について伺います。網走市では近年、四つのクリニックが開業しました。それも踏まえて、網走市における医療施設の現状と医療者確保の充足状況をどのように捉えているのでしょうか。また、不足していると認識している診療科、職種がありましたらお示しください。そして、その対応はどのようになっているのでしょうか。市民が十分でないと捉えている診療科として、小児科が挙げられています。救急体制も含めて、その体制整備についてお聞きかせください。移動型医療サービスMaaSは、昨年11月に内覧会が行われ、医師会などの関係機関の方も多く出席され、道内初ということもあり、各メディアで、市長の患者役が華々しく報道されたところでございます。12月から試験運行が行われている移動型医療サービスは、令和6年4月から本格運用の予定と承知しております。約5,000万円の予算をつけ、網走市民だけではなく、多くの注目を受けておりますので、失敗するわけにはまいりません。現在の試験運行状況と明確になった課題及びその対応について、また、4月以降の運用の目標と計画についてお伺いします。次に、介護と福祉について伺います。昨今、日本は高齢化が進んでいるため、今後、介護ニーズはますます増加するものと予測されており、とりわけ75歳以上の後期高齢者の人口の割合が急増するのと併せて、18歳から64歳までの、いわゆる生産年齢人口が大きく減少いたします。このことは、地域の産業を支える担い手が減少するのはもちろん、地域の様々な活動を支えてきた65歳から74歳までの世代も減少してきます。このような状況から、これまでのまちづくりや地域づくりを見直さなくてはならない時期に来ているわけでございます。網走市はこの数年、介護施設の増床に取り組みました。その一方で、高齢者人口の増加もあり、脳血管疾患や認知症などの有病率増加に伴い、介護施設への入所希望者は増加し、施設が空くのを待っているという話も聞きます。施設としても、新規希望者を断る現状もあるようです。そこで、網走市の介護施設定員と入所者数及び入所待機者の現状についてお伺いします。併せて今後の人口動態や社会状況を考えますと、入所施設の増設や増床は容易ではないと考えられることから、介護予防をはじめとする地域で元気に暮らし続けられる仕組みを整備することが重要になると考えますが、網走市の所見をお示しください。先ほど申し上げましたが、高齢者を支える現役世代の減少は顕著になっており、介護を担う若い人材も不足している状況にあります。こうした状況もあり、介護業界の人手不足はさらに深刻化しており、人員配置基準の達成すら難しい事業所が増えております。このような状況に対し、介護業界は限られた人員で業務を回す体制への転換や、介護ニーズに応えるための良質なケアの実現など、様々な課題を解決する必要に迫られております。介護人材不足の問題は、網走市においてはいかがでしょうか。介護職員の定数と実数の乖離は生じていないのか、いるのか、伺います。さらに、今回の介護保険制度の改定では、ケアプランの有料化こそ見送られましたが、このところの制度改定のたびに有料化の議論が出てくることは、大きな懸念を持たざるを得ません。さらに、ケアプラン策定を行うケアマネジャーの人材も深刻化しており、ケアプランの作成を自らの町のケアマネジャーでは賄い切れず、近隣自治体に委託するような自治体も出てきております。網走市においてはどのような状況にあるのか、所見を伺います。こうした介護現場における人材不足の状況に対処するため、介護現場に外国人の労働者を受け入れる現場が増えてきています。網走市においても対応が必要な状況にあると理解していますが、これまでどのように取り組まれてきたのでしょうか。また、新年度以降、外国人労働者の受入れなどの取組は、どのような体制を整えながら取り組まれるのでしょうか。課題とその対策についてお示しください。次に、2024年の介護保険制度改正について、網走市の認識や対応を幾つか伺ってまいります。今回の改定では、12年ぶりの新サービスの創設や一部の業務の仕様を変更するなど、山積みしていた介護業界の課題にアプローチする内容が盛り込まれました。他方では、介護事業所にBCP、いわゆる業務継続計画の策定が新たに義務づけられるなど、対応しなければならない取組もあります。網走市の介護事業所は、2024年の改正に向けて順調に対策を講じていっているのでしょうか。制度改正に対応するため、サポートが重要です。網走市の事業者への支援状況はいかがでしょうか。また、介護保険制度は、先ほども申し上げたとおり、今回の制度改定でも実施は見送られましたが、ケアマネジャーの有料化など、サービスの利用に影響を与えかねない内容が打ち出し続けられており、住民サービスが受けられない、安心して暮らせなくなるような改悪が起こりかねない懸念があります。また、事業所として重荷となることが考えられます。さらに、居宅介護事業、いわゆるホームヘルパーの事業については、介護報酬が10から13単位も引き下げられるという驚くべき事態が起こりました。居宅介護事業の利益率が高かったことから引下げを行ったということでありますが、これは大都市と地方の差を全く顧みない改悪であり、網走市のように長い距離を移動して訪問介護を行う事業者ばかりの地域においては、ガソリンなどの燃料費や人件費を含めた各種経費の高騰の影響をもろに受けているにもかかわらず、基本報酬を引き下げられるというものであり、とても容認できるものではありません。むしろ基本報酬は、網走市のような環境下では、引上げこそが必要だと怒りすら感じるところでございます。実際に人手不足で、郊外地域を中心に新規の利用を断らざるを得ない事例が網走市でも発生していると伺っております。網走市としての今回の報酬改定がどのような影響を地域の事業者に与えるのか、早急に調査するとともに、独自の支援の構築を検討することや、国に早期の改善処置を求めるなど、素早い対応が必要と考えますが、見解をお伺いします。また、人材不足に加えて、介護職員の介護の質も重要です。質を担保するためには、教育や訓練に対するソフト面の支援が重要と考えます。網走市における介護職員の養成施設等への支援状況はどのようになっていますか。また、介護保険には、介護予防などの地域支援事業があり、地域包括支援センターをはじめ介護予防に取り組む事業者については、周辺自治体と比べても充実している状況にあります。また、高齢者ふれあいの家など、地域住民主体の取組もあり、道内では先進的な取組が進む自治体だと認識しております。こうした事業の継続を進めるためにも、担い手の確保や各種経費の増加に対する対応は必要であります。介護保険における介護報酬改定を参考にしながら、こうした事業における報酬改定にも意を用いることが必要だと考えますが、見解をお示しください。次に、続けて障がい福祉サービスの状況についてです。網走市においても障がいのある方の雇用が進むことが望ましいわけでありますが、就労移行支援事業者や就労継続支援事業A型及びB型などの事業のこれまでの実績と実際の就労者増加などについて比較していくと、どのようなことが言えるのか見解を伺います。引き続き、障がいのある方による就労者の増加策を進めることは、網走市における人手不足の課題を解決するための一つの方策だと考えることもできます。関係部署が連携して対応を進めることが重要だと考えますが、網走市の見解と今後の取組について伺います。次に、重度の障がいのある方の支援についてです。重度訪問介護事業は、日常生活で要介護状態となることが多い方にヘルパーを長時間、最大24時間派遣し、訪問介護、ボディケア、家事介助、外出支援、生活相談、アドバイスを行うサポートでありますが、過去には重度の身体障がい者のみが利用できるものでした。現在は対象者が拡大され、重度の身体、知的または精神の障がいにより重度の行動障がいのある方、つまりは行動援護サービスに該当する方で、障がい支援区分が4以上の方であれば利用できる状況となっています。行動援護事業と併せて、この重度訪問介護事業は、重度の身体障がいのある方及び重度の行動障がいのある方を地域で支えるために重要な取組であります。しかし、各自治体で担い手がなかなか育たない、確保できないという状況が散見されるほか、そもそもサービス提供が可能な事業所が増えないという状況が課題となっていると認識しております。網走市の現状はどのようになっているのか伺うとともに、この課題は国や北海道とも連携し、オホーツク圏域における共通課題となっていることから、自治体間で連携して状況の改善に取り組む必要性があると考えますが、網走市の見解と今後の取組について伺います。さて、障がい福祉サービスも今回改定が行われて、障がい者福祉サービスにおける介護報酬も引上げが行われました。障がい者福祉サービスにも、介護保険における地域支援事業と同じように、市町村の創意工夫により、利用者の方々の状況に応じて柔軟に実施できる地域生活支援事業があり、網走市においても、地域活動支援センターや日中一時支援、移動支援などの取組があることは承知しております。これらの事業についても、今回の障がい者福祉サービスにおける報酬改定を参考に意を用いた対応が必要だと考えますが、網走市の見解を伺います。次に、これらの地域づくりと、地域福祉に欠かすことのできない地域包括ケアシステムの状況について伺います。地域包括ケアシステムとは、地域で介護サービスだけでなく、医療サービスや生活支援、住まいの提供などを包括的に受けられる仕組みのことを呼びます。戦後のベビーブームで生まれた世代、いわゆる団塊の世代が75歳以上を迎える2025年をめどに、厚生労働省は、住まい、生活支援、介護、医療、予防が一体となった同システムの構築を目指しているものですが、2025年は目前に迫っております。このシステムが実現すれば、高齢者の方々は、本格的な介護が必要となった後も、住み慣れた地域でその方らしい暮らしを最後まで継続することが可能となるものであることは承知のとおりです。これに加えて、認知症高齢者の数もますます増加すると考えられるため、認知症高齢者の生活を各地域で支えるための地域包括ケアシステムの構築も重要視されているものです。地域包括ケアシステムの重大な課題は、介護を要する状態になる前に実施される介護予防を充実させることにあり、心身ともに健康な高齢者に関しては積極的に社会に参加してもらい、支援が必要な高齢者をサポートしてもらうというものも、地域包括ケアシステムの一つの側面でもあります。また、医療ケアが必要で在宅医療を提供する医療機関と、介護サービスを提供する事業者の連携が進み、要介護者は、在宅で一貫した医療、介護サービスを受けられるようになり、在宅医療の土台が整備されることになります。こうしたことを踏まえて、網走市における現状や課題についてはどのように認識されているのか、進捗状況も含めて見解を伺います。次に、子育て支援の充実についてです。医療費の無償化について伺います。令和6年度の市政執行において、対象の所得にかかわらず医療費の無償化を高校生まで拡大し、子育て世帯のさらなる経済的負担軽減を図ることが明記され、予算案にも盛り込まれました。現在中学生まででしたが、高校生までのさらなる拡大を私たちも求めてきたところであり、政策の現実味が増し、子育て世代の方々は喜ばれていることと思います。そこで伺います。高校生の捉え方についてであります。中学校卒業した無職の17歳、高校在学中の19歳、高校を中退した18歳、様々想定されますが、医療費が無償になる高校生についてのお考えをお示しください。市長4期目の公約の一つに、子育てしやすいまちづくりを進めるとありました。新年度も様々な事業が展開されるものと期待しております。子育て世帯からは、網走は子育てしやすいという声が届いており、私も大変うれしく思っております。ただ残念なのは、その発信力が弱く、ほかの地域や全国に伝わっていないことです。せっかく国より先んじて尖った政策を進めているのであれば、SNSなどを活用し、情報発信に努める必要があると考えますが、見解を伺います。令和4年6月8日に成立した児童福祉法等の一部を改正する法律により、来年度に母子保健、児童福祉両部門の連携、協働を深め、虐待への予防的な対応から個々の家庭に応じた支援の切れ目ない対応など、市町村としても相談支援体制の強化を図るため、利用者支援事業(こども家庭センター型)が創設され、設置に努めなければならないとされました。網走市におけるこども家庭センターの設置準備についてお聞きかせください。現在5か所あります児童館の利用状況はいかがでしょうか。登録者の増加により、広さは十分と言えますか。子供たちが利用しやすいスペースづくりが大切だと考えます。また、施設や設備の老朽化も進んでいるものと捉えていますが、どのように認識しているでしょうか。国の新年度予算では、子ども・子育て事業債が創設されており、令和10年までの5年間、事業費は500億円、地方財政措置として、充当率90%、交付税措置率は50%または30%とされています。この仕組みを活用して、老朽化した児童館の機能強化や改修、遊具などの整備を進めるべきだと考えますが、いかがでしょうか。こども家庭庁における予算として、放課後児童健全育成事業として、運営費における常勤職員配置の改善により補助金の増加がありますが、この活用の検討はいかがでしょうか。現在、児童館は、長期休暇時、開設時刻は現在8時であり、就業開始時刻が8時のため、間に合わず困っている保護者がいます。運用を柔軟にして、利用しやすくできないでしょうか。現在市内にある公園の再編成整備を進めている状況と承知をしております。それに対して、市民の意見を広く聞く機会を持ち、反映しているのでしょうか。市民参画により整備したほうが、市民の満足度が高いとするデータもあります。また、水遊び場の設置、1歳から3歳未満児向けの遊具の設置、駐車場の整備の要望があります。見解をお伺いします。少子化の原因として、網走市独自の分析によると未婚化は問題であると、昨年の定例議会の一般質問において答弁がありました。その対策は進められているでしょうか。別海町では、1984年から「菊と緑の会」として、雄大な自然の中、出会いの場を提供するとともに、酪農を営む楽しさを体験する機会としていました。友好都市の大阪府枚方市とも交流を深めています。39回の開催で648名の女性が参加し、95組のカップルが成婚しています。視野を広くした出会いの場の提供が必要で、網走市では厚木市との交流も考えられるのではないかと考えます。地域の実情や課題に応じた少子化対策として、地域結婚支援重点推進事業、結婚、妊娠・出産、子育てに温かい社会づくり・機運醸成事業、結婚新生活支援事業に交付金があります。これらの検討も必要かと思いますが、いかがでしょうか。また、1回だけの婚活パーティー開催するだけでは、根本的な解決に向けたのは難しいと思います。結婚をするかどうかは、あくまでも個人の価値感によるものです。結婚に対する理想と現実のギャップも存在することは確かですし、離婚の増加によってデメリットとして強く感じている人もいるかと思います。しかし、結婚の意義や子供の存在価値など、他者と過ごすことにより、人生をより豊かに、彩りを添えられる面もあることを積極的に伝えていく必要もあります。また、婚活パーティーに参加する前に、思いやりあるパートナーシップの醸成やコミュニケーションスキルを磨くことも必要だと思います。人間関係を構築し発展させるための施策、これは婚姻に至るだけではなく、社会生活において「ひとにやさしく、ひとを育むまちづくり」に貢献できるものと考えます。また、大リーグのあの大谷翔平選手の結婚に世界中が驚きましたが、多くの祝福の声が上がりました。網走でも結婚への取組を積極的に進めてみませんか。昨年、網走市及び定住自立圏におけるパートナーシップ宣誓制度導入が進められていたものと認識しています。LGBTQに関する施策は、新年度どのようになりますでしょうか。次に、除雪についてです。除雪体制は、オペレーター不足と除雪技術の伝承が難しい状況になっているため、降雪後の市民生活を守るため、道路の維持が困難になるのではないかと危惧しております。今年1月25日、26日に暴風雪があり、道路幅が狭くなるなど、市民に影響を及ぼしました。何といってもバス路線が開かず、市内路線の一部が運行の変更を余儀なくされ、通院、通学、通勤など困った市民も多くいました。また、病院までの歩道がふさがれ、車道を歩いていた高齢者がいたとも聞いております。大雪の後、市内一斉の除雪や排雪は難しい状況とは理解いたします。しかし、せめてバス路線の早期開通及び通院できる環境づくりは必要だと思います。現在の除雪の優先順位はどのようになっているのでしょうか。今後は、子供たちの安全・安心な通学の確保も含めて、住民サービスの維持のため、除雪に困らないようにすることは必要不可欠だと考えます。別途、緊急対応部隊のような除雪対策専門チームが重要な時期に来ているのではないでしょうか。除雪体制に対する網走市の見解を伺います。次に、選挙投票率向上に向けた取組についてです。改めて会派として、もう一度訴えさせていただきます。令和4年11月、12年ぶりに行われた市長選挙の投票率は44.37%、2010年は65.32%。網走市議会議員選挙は、平成23年68.68%、平成27年65.89%、平成31年61.63%、令和5年では56.02%と減少が続いております。議会に対し、網走市民に関心を持ち投票に行ってもらうことは、議員にも責任の一端はあると考えます。しかし、投票に行きたくても行けない状況という訴えは市民から多くあります。期日前投票所をエコーセンターに設けるなど、市としても工夫していることは理解いたします。今後は、移動式投票所の開設、あるいは東京農業大学など臨時投票所の設置などをするべきです。高齢や障がいがある場合など、移動が困難となり、投票へ行きたくても行けない市民に寄り添い、意思を反映させるための選挙ができる環境づくりをさらに進めるべきだと考えます。もっと前向きに検討し、実行すべきです。網走市の見解を伺います。次に、新型コロナウイルス感染症対策の検証と今後の課題についてです。令和3年1月から日本に急速に蔓延した新型コロナウイルス感染症、未知のウイルスであったため、その対応は政府もスムーズに行うことができず、困難な連続であったと思います。網走市においても感染の拡大があり、発熱など感染疑い者への対応、医療における対応、学校などあらゆる場所・環境調整など感染拡大防止対策、コロナウイルスワクチン接種など業務は多岐にわたり、市職員も含めて多くの市民が疲弊いたしました。また、人の動きを制限した政策により、経済的にも大きな打撃を受ける企業があり、経済対策にも取り組みました。そして、令和5年5月から感染症の扱いが2類相当から5類に移行し、人々の移動など以前の水準に戻ってきたように感じております。そのため、今後、このような問題が起きたときのために、新型コロナウイルス感染症による影響とその対策の効果をしっかり検証し、広い視点で今後の課題を明確にしておくことが重要だと考えます。進捗状況をお伺いします。次に、学校教育の在り方について7点伺います。まず学校の独自性についてです。文部科学省では、学校が地域住民等と目標やビジョンを共有し、地域と一体となって子供たちを育む「地域とともにある学校づくり」として、コミュニティ・スクールを推進しています。網走市呼人小中学校が特認校の要望したと把握しております。広く入学生を募集する独自の取組をするようです。それぞれの学校でも、独自性を発揮する必要性が求められている時代となっております。教育の基本は変わりませんが、そこに向かう手段に違いがあってもよいのではないでしょうか。網走市では、学校に独自性を持たせることが、希薄になっていないでしょうか。コミュニティ・スクールの現状と学校の独自性を持たせることについての見解を伺います。次に、いじめ予防と対応強化についてです。令和4年度、市内の学校においていじめ問題が発覚し、現在調査が行われていますが、結論に至っていない状況だと認識しています。その調査費用には約1,000万円の補正予算が組まれました。また、様々な立場にある人の心を深く傷つけることになってしまいました。いじめ問題は人権問題として、予防する視点で対策を推進することが重要だと考えます。いじめの根底には、他人に対する思いやり、いたわりといった人権意識の希薄さがあります。いじめを未然に防止するためには、道徳の授業だけでは不十分です。さらなる人権教育の充実により、子供たちの中に自分の存在と他人の存在を等しく認め、互いの人権を尊重し合う豊かな心を育てることが重要です。いじめを起こさないための対策を優先しながら、もし万が一いじめ事象が起きた場合には、被害者を守る立場を貫きながら、加害者や傍観者には「いじめは許さない」とする毅然とした態度で、速やかな対応が求められます。昨年度、今年度に起きた事案に関して、情報発信の時期、いじめ問題専門委員会が開催されましたが、いじめ防止基本方針とそごがある対応したなどと疑念が残らない対応を望むものであります。網走市におけるいじめ未然防止対策の強化と、いじめによる自死は絶対にさせないとする網走市の本気度と具体的な取組についてお伺いします。網走市として学力の向上に長年取り組んできたと認識しています。一方で、学力の向上に捉われ、注力し過ぎたあまりに、子供たちにとって必要な生きる力、思いやりの心が育たなかったのではないでしょうか。そのためひずみが生じ、いじめ発生の要因の一つになったのではないかと危惧しています。網走市及び網走市教育委員会、それぞれの立場から見解をお聞かせください。次に、少子化による義務教育環境の整備についてです。少子化が進んでいます。網走市は少人数の学級運営を進めているところであります。間もなく小中学校の入学生が激減し、空き教室等が増えてくることは明らかです。学校として建物だけの統廃合ではなく、地域の状況に応じた教育環境を整えていくことが求められています。2019年12月、文部科学省が打ち出したGIGAスクール構想があります。網走市では、積極的に推進していると認識しております。この構想を充実させると同時に、多様な子供たちが地域の学校に通うことを保障するために、教育を改革するプロセスであるインクルーシブ教育も取り入れた、学校の整備・再編成を考える必要があります。国籍や人種、宗教、性差、経済状況、障がいのあるなしにかかわらず、全ての子供たちが対象です。網走市における現状と今後の課題についてお伺いします。教員等学校職員の働き方改革を推し進めることは、学校職員の心身の健康を守り、児童生徒への教育の質の向上のためにも、喫緊の課題の一つです。見解と具体的な対策をお示しください。市内にある北海道立の高等学校は2校あり、そのうち網走桂陽高等学校、特に商業学科の出願者は大きく減少し、定員割れのおそれすらある状況になっております。これは、網走市をはじめ近隣町の少子化の影響があると考えられます。今後の高等教育のクラス編成をどのように要望していくのか、方向性をしっかり北海道教育委員会に要望していくことは重要なことだと考えます。例えば留辺蘂高等学校のように、北海道教育委員会から公立高校配置計画における募集停止、廃高案が出されますと、それを撤回し継続に向かうのは難しい現状と捉えます。中等教育機関を維持させることは、網走市のまちとしての存続に大きな影響を与えます。網走市の見解を伺います。次に、不登校児童生徒に対する対策についてです。文部科学省が公表した令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査によると、小中学校における不登校児童生徒数は29万9,048人であり、前年度から5万4,108人増加し、過去最多となりました。在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は3.2%でした。網走市においても不登校児童生徒は増加していると承知しているところです。児童生徒の学びの機会の保障は重要なことです。現に学校に登校せず、あるいは登校できず、学びができていない児童生徒に対し、どのような対応がなされているのでしょうか、その施策は十分と言えるのでしょうか。今後、学びの保障をどのようにしていくのでしょうか。見解を伺います。網走市においてフリースクールが開設され、出席日数として認定している状況があります。一つのフリースクールは、保険料のみで運営されていますが、勉強したい意欲がある児童生徒、居場所としての価値も高く、昨今の不登校児童生徒の増加から見ても、継続して運営できるよう支援していくことは必要だと考えます。全国及び北海道における児童生徒の1人当たりの教育予算は幾らになりますか。網走市は幾らでしょうか。全国、北海道、網走市を比較すると、どのようなことが言えるでしょうか。一方、学校へ通えず、フリースクールに通う児童生徒への網走市教育委員会からの予算づけはなされていないと理解しています。教育機会確保法の趣旨から考えても、どこで学ぶかによって、子供にとって教育予算の格差が生じる状況にしてはなりません。フリースクールに対する適切な予算措置は必要だと考えます。見解を伺います。次に、学校給食についてです。学校給食施設の集約化と民営化について議論がなされましたが、令和5年度からの一部の集約化のみにとどまりました。給食の運搬や調理員などの問題は生じていないでしょうか。また、給食の無償化が開始され、子育て世代からは喜ばれております。しかし、この少子化の中で、子供の数が減れば、おのずと単価は上がります。昨年9月、広島市の学校給食を受託していた民間業者が給食提供事業を停止し、自己破産する問題が発生しました。コロナ禍の影響もありましたが、食材費や人件費の高止まりが収益を圧迫する中、メニュー構成の見直しや役員報酬の削減などの合理化を図りましたが、不採算受注もあり収益改善は進まず、学校関係など受託先で食事提供はできない状況に陥りました。全国の民間委託事業の現状を見ても、公定価格に基づいても難しい状況と認識しております。網走市は学校給食について、今後どのようにお考えでしょうか。給食に使われる食材の地産地消の推進、とりわけ網走市で取れた野菜、有機野菜の活用、添加物を減らす工夫など、子供たちの健やかな成長を促すための安全・安心な給食の提供についてのお考えを伺います。次に、部活動地域移行についてです。児童生徒数の減少により、一つの学校だけでは、スポーツのチームメンバーが集まらず、競技を続けていくことが難しくなり、市としても工夫している現状があります。昨年、部活動地域移行協議会が立ち上げられ、検討しているものと認識しております。子供たちの心身ともに成長を促すために、スポーツや文化活動等ができる環境整備することが求められています。移行できる部活動から順次進めていかなければ、生徒はどんどん卒業してしまい、貴重な機会を奪ってしまうことになります。部活動地域移行に対する今後の見通しと課題を伺います。最後に、中学校における通級指導教室についてです。地域の要望を受け、昨年6月の定例議会において一般質問をさせていただき、中学校における通級指導教室が開設されるものと認識しておりましたが、来年度の予算の中に見当たりませんでした。どのような状況か伺います。終わりに。本日3月8日は、何の日か御存じでしょうか。国連が定めた国際女性デーです。女性の権利を守り、社会参加を進めるために、世界各地、日本においても、様々な活動が行われています。網走市の維持発展のためにも、さらにジェンダー平等を実現することは重要なことだと考えます。市民に対し、誠実に愛のある前向きな御答弁があるものと確信しまして、民主市民ネットの代表質問を終わらせていただきます。
答弁 市長 水谷洋一
-登壇- 民主市民ネット深津議員の御質問にお答えをいたします。初めに災害対策についてでありますが、主に風水害、地震、津波、雪害を想定し、その備えとして、非常食、毛布、段ボールベッド、ポータブルストーブ、発電機、燃料のほか、生理用品、ミルク、紙おむつなどを計画的に備蓄するとともに、停電を念頭に避難所の電源確保対策、津波避難路へのソーラー式蓄電型照明の整備を進めております。災害情報の発信では、メール、LINEなどSNSや、FMあばしりでの割り込み放送、広報車により対応しておりますが、今後は、Jアラート情報を新たに固定電話、ファクス、エリアメールでも受信可能とするほか、自動配信システムの導入とLINE広告の活用により、より迅速で広範囲の方への周知を目指してまいります。地域防災力の向上では、市民による自主防災訓練や研修会への支援、学校における防災教育への支援、防災フェアの開催、防災ガイドブックやハザードマップの配布などを通じて、災害に備えることの重要性を引き続き啓発してまいります。次に、災害を想定した各団体との協力関係についてでありますが、現在、医療分野では、医師会、歯科医師会、柔道整復師会と協定を締結、福祉分野では、福祉避難所の開設に関しては、民間社会福祉施設と協定を締結、ボランティア支援では、網走ライオンズクラブ、社会福祉協議会、網走青年会議所と、ボランティアセンター設置・運営マニュアルの整備を進めているところであります。生活物資の供給では、コープさっぽろ、道東アークス、北雄ラッキー、セブンイレブン、コカ・コーラ、合同容器株式会社と協定を締結をしております。議員お話のとおり、平時から市と関係団体が顔の見える関係を築いていることが大切でありますので、引き続き、関係構築に努めてまいります。次に、スフィア基準を参考とした整備目標設定についてでありますが、この基準は、被災者の権利と被災者支援の最低基準を定めた国際基準であり、国の避難所運営ガイドラインに参考として紹介されております。具体的な目標では、避難所のトイレの数は20人につき一つで男女比が1対3、飲料水の確保では1人当たり3リットル程度、1番近い給水場への距離は500メートル未満など、現状において避難所となる既存施設の大規模改修が必要となることから、こうした目標達成は困難でありますが、スフィア基準を避難所の質向上を目指すガイドラインとして捉え、今後の防災備蓄品の整備や避難所の運営に参考としてまいりたいと存じます。次に、災害対応についてでありますが、市では、地域防災計画に基づき、被害が生じる可能性や被害の発生状況などに応じて、災害警戒本部や災害対策本部を設置し、職員の配備、情報の収集、伝達、応急対策、避難所の開設、避難指示など、必要な災害対策に当たりますが、その規模によっては自衛隊の派遣を要請することも想定されます。災害被害を最小限に抑えるためには、自助、共助、公助のそれぞれが災害への対応力を高め、連携することが大切なことから、自助、共助の面では、防災フェアの開催、防災教育、自主的な防災訓練や研修会への支援などを通して、災害対策の重要性を啓発するとともに、社会福祉協議会など関係機関との連携により、ボランティアの受入れ体制の整備を進め、町内会連合会などと連携により、一時的に行政機能が失われた場合に、地域住民が主体となり、避難所の開設・運営ができるよう、マニュアルの策定を進めているところであります。次に、不測の事態を想定した対策についてでありますが、大規模な災害発生時に、救命・救助活動、緊急物資支援、復旧のための緊急車両の通行のため、早急な最低限のがれきの処理と簡易補修により救援ルートを確保するため、道路管理者及び関係機関で構成される協議会において、令和4年12月に北海道道路啓開計画が定められており、この中のオホーツク海地域編では、活動拠点として、網走港が国道39号線を中心とした広域移動ルートなどが示されております。現在、これらの計画を踏まえて、地元関係機関などで構成する網走地方道路防災連絡協議会において、より実効性の高い計画となるよう、連携体制の確保、資機材の準備、啓開ルートごとの作業実施、会社の設定などを進めているところであり、網走港の復旧に時間を要するケースなども、この協議会の中で議論、整理されるものと捉えております。次に、減災への取組についてでありますが、道路、橋梁の補修や老朽化対策、上水道導水管の耐震化、下水道圧送管の複線化など、計画的に減災対策に取り組むとともに、あばしり電力による災害対応力の向上、新たな災害対策拠点であり、一時避難スペースも確保した新庁舎の整備を進めているところであります。また、冬期災害の停電を念頭に、毛布、段ボールベッド、ポータブルストーブ、発電機、燃料などの計画的な備蓄、避難所の電源確保対策、津波避難路へのソーラー式蓄電型照明の整備を進め、災害情報の発信では、自動配信システムの導入とLINE広告の活用により、より迅速で広範囲の方への周知を目指してまいります。引き続き、大規模災害を教訓としながら、減災対策に取り組んでまいります。次に、令和5年度の市税収入の見込みについてでありますが、個人市民税、法人市民税、たばこ税の増額により、決算見込額は51億2,650万3,000円、当初予算との比較では1億6,295万6,000円の増、プラス3.3%の見通しであります。一方、歳出面では、物価高騰の影響など引き続きその動向に注視が必要なものと考えております。収支全体といたしましては、決算を待たなければなりませんが、新庁舎建設など一次的な特殊要因を除けば、財政運営の改善基調に変わりはないものと認識をしているところであります。次に、行革の進捗状況についてでありますが、市民サービスの向上に向け、これまで押印の廃止、申請・施設予約のオンライン化、公式LINEの開設、証明書などのコンビニ交付、書かせない、迷わせない窓口、キャッシュレス決済を導入したほか、歳入の確保では、新たに企業版ふるさと納税に取り組んでおります。一方、行革計画では、令和6年度末の市債残高を約333億円と見込んでおりましたが、これに対し令和6年度予算ベースでは約366億円で、33億円の増となっております。主な要因は、行革策定時には見込めなかった新庁舎建設のコスト増、老朽化した公園遊具の集中的な整備・改修、郊外地区の重点的な道路改修、小学校の冷房設備の整備などであります。いずれの事業も、国庫補助金の要望活動や交付税措置のある起債メニューの活用など、財源確保に努めておりますので、第5次行革計画の収支に大きな影響を及ぼすものではありませんが、引き続き市民サービスの向上と健全な財政運営の両立を目指してまいります。次に、網走川川筋についてでありますが、その歴史は木材貯蔵施設や水産加工場、市場などが建ち並び、網走の経済を支えてきた場所でありましたが、その後、立ち退きを経て、網走川左岸には2000年にエコーセンターとリニューアルされたモヨロ貝塚資料館、右岸には道の駅が建設されるなど、網走の主要な施設が集積するこのエリアは、大きく変貌と発展をしてきたところであります。現在進められております網走かわまちづくり計画に基づく網走川沿いの施設整備は、令和6年度の網走市が実施する照明設備工事をもって完了することとなります。議員から御指摘のありましたあばしりオホーツク流氷まつりにつきましては、昨年は網走商港埠頭での使用が困難であったため、代替地を選定する中で、新たなコンテンツとして市民会館で行う音楽フェスとアプト4で開催をしている屋台村との回遊性を高めることを目的に、エコーセンターの第3駐車場をメイン会場として実施をいたしました。実施に当たり課題も散見され、限られた敷地内での氷雪像の制作、催事の展開、駐車場の確保、制作期間を通じて長時間にわたりエコーセンター利用者が駐車場の使用を制限されたほか、周辺住民からの苦情も多かったものと聞いております。今年度は、従来どおり網走商港埠頭の使用が可能であったことから、実行委員会で場所を同会場に移すことを決定し、開催したところであります。今後の網走川川筋エリアの展望についてですが、網走かわまちづくり計画の目的は、「かわ」と「まち」が一体となった観光振興や親水空間の創出など、網走川沿いの河川管理用道路を活用し、観光交流施設を動線で結ぶことにより施設利用の増大を図るとともに、ウオーキングやサイクリング、イベントスペースとして利用することで、網走川沿いのにぎわいを創出し、地域の活性化を目指すこととしております。本年2月に開催をしたウオーターフロント協議会において、全ての施設整備が完了した後、開通式を開催することを決定いたしました。また、散策路の周知も兼ねて散策路に愛称をつけるなど、議論されたところでもあります。また、令和5年に実施をしております都市機能誘導構想検討事業におきましては、左岸側、エコーセンター周辺エリアは教育文化・交流ゾーンとして公共施設の集約化を図り、右岸側は観光交流ゾーンとして、網走かわまちづくり計画や中心市街地と連携し、散策路を活用しながらにぎわいの創出を図っていくことが提言され、新たなまちづくりの方向性が示されたところであります。次に、高規格道路の決定による観光客及び市民の動線を考慮したまちづくりについてでありますが、昨年12月に、北海道横断自動車道網走線、女満別空港から網走間の概略ルートが示されたことにより、将来のまちづくりをこの高規格道路を基軸に進めていくことが、求められる時期にあると認識をしております。令和5年度に実施をしております網走市都市機能誘導構想検討事業において、協議会を設置し意見集約を図り提言書をまとめたところであり、その提言書では、都市機能誘導区域内に行政ゾーン、保健福祉ゾーン、教育文化・交流ゾーン、観光交流ゾーンの四つのゾーニングや現庁舎の跡地利用、既存施設の有効活用などが提言されております。今後は、この提言書を参考に、網走市の将来を見据えた新たなまちづくりを国や北海道と連携をしながら、コンパクトで利便性が高く、にぎわいのあるまちづくりを進めてまいります。次に、人口減少対策についてのことでありますが、我が国の人口減少問題に対する施策というものが、一朝一夕でその効果が現れるものではなく、解決には長い時間を要するものと捉えております。その上で、地域の振興、デジタル化、子育ての支援など、それぞれの政策を推し進めていくことで、人口減少社会に対するインパクトの緩和を行ってきたところであります。そうした中で、当市ではこれまで若者人口の定着の観点では、日体大支援学校、NGKオホーツク、ウインドスマイルなどの企業誘致の取組、社会インフラを支える人材の確保では、従業員の資格取得、労働環境改善への支援、ICT技術の導入促進、新規就業者への奨励金の給付、子育て支援では、子育て世代包括支援センターの設置、保育料の無償化、病後児保育の導入、赤ちゃん応援券の贈呈、園児、児童生徒の給食費の無償化に加え、新年度では、高校生を含めた子供医療費の無償化を実現をいたします。町を維持していくために必要な最低人口をお示しすることは困難ではありますが、地域医療、地域福祉、都市基盤、産業、人材育成、文化、スポーツ交流など、様々な分野で取り組みを重ねて、まちの魅力を高めていきたいと存じます。次に、職員定数への認識ですが、当市ではこれまで行政改革において、総人件費の抑制や事務事業の見直しなどに取り組み、財政の健全化を図ってきたところであります。職員数ですが、第1次行革前の平成9年度当初は491名が在職をしておりましたが、第4次行革の最終年である令和2年度当初は350名となっております。これは、これまでの取組の一つの結果と受けとめているところであります。一方で、近年は、新庁舎建設や新型コロナウイルス感染症対策など、新たな課題に対応すべく職員を配置しているほか、育児休業、中途退職などにより、一部の職場では欠員を生じており、第5次行革では、こうした状況を踏まえ、職員数350名を基本としながら、育児休業取得者の代替や臨時的業務の発生などに対応すべく、柔軟な職員配置に意を用いているところであります。現状では、複数回の採用試験の実施、中途採用などを行っているところであり、引き続き必要な事業を確保できるよう、努めてまいります。次に、デジタル化についてでありますが、これまでデジタルフェローやデジタル化推進参与、さらには、教育DXフェローにデジタルに精通した外部専門人材を登用し、その知見に基づくアドバイスをいただきながら、DXの推進に取り組んでいるところであります。このほか、民間企業との連携では、株式会社HBAと連携協定を締結し、行政事務の効率化と生産性向上に関する取組を進めているほか、網走商工会議所との連携では、専門アドバイザーによる中小企業のデジタル化に取り組んでいるところです。引き続き市民、企業、地域が、デジタルによる恩恵が享受できるよう、DXを推進してまいります。次に、指定管理者制度についてでありますが、公共施設の運営に民間のノウハウやアイデアを生かすことで、多様なニーズに効率的に対応するため、現在、32の施設を指定管理者制度により運営をしているところであります。これまで、労働力の不足を理由に管理者不在の事例はありませんが、引き続き指定管理者との情報交換に努め、課題を共有をしてまいります。
答弁 市長 水谷洋一
第1次産業、観光業の維持についてでありますが、当市の令和4年度の農畜産生産額は357億円、漁業生産額は148億円、観光業につきましては、観光消費額が100億円台と試算をされているとともに、運輸、宿泊、小売り、サービス業などその裾野は非常に広く、大切な基幹産業であると認識をしているところであります。農業におきましては、環境に配慮した安全・安心な農作物の生産、農業基盤の整備のほか、農業後継者及び新規就農者を対象として研修を支援するなど、担い手の確保に努めるとともに、多様化する課題に対応する農業者の意欲的な取組を支援をしてまいります。漁業につきましては、資源管理や漁場環境の保全、つくり育てる漁業について支援を継続するとともに、能取湖のホタテ稚貝へい死対策や網走湖のシジミ資源の安定化対策、温暖化に伴う海洋環境観測機器の整備について支援をしてまいります。観光業では、近年、個人や小グループで広域エリアにまたがって行動し、各地域で多様な体験を求める旅行スタイルが増えており、こうした旅行者は比較的消費額が高いと言われておりますので、今後は地域DMOと連携し、当市の地域資源や地域特性を生かした受入れ体制を整備してまいりますが、1次産業、観光業のみならず、各産業のバランスを取りながら適宜対応してまいりたいと存じます。エネルギー作物への転換政策についてでありますが、食料安全保障については、国が食料・農業・農村基本法の見直しを行い、国内における農業生産の増大を基本に、食料備蓄や食料の価格形成などの政策を進めることとしており、緊急事態食料安全保障指針の中で、不測の事態が発生した際、熱量効率の高い作物などへの生産の転換を行う方針が掲げられました。当市では、今までも熱量効率の高い畑作3品の生産を基本に、食料自給率の向上に大きく貢献をしているところであります。当市は、カロリーベースで1,087%、生産額ベースで1,425%の自給率の中、国の言う緊急事態における生産転換は、当市には当てはまらないものと考えております。今後も畑作3品の栽培を中心に振興が図られていくものと考えております。次に、ALPS処理水の放出による影響と対策についてでありますが、当市の基幹魚種であるホタテは、市内水産加工場において加工され、その多くは輸出商材として取り扱われており、中国への仕向けもある中、EU及び米国などへも出荷をしております。禁輸措置発表後、漁協及び水産加工業者を訪問し、現状把握と課題について聞き取りを行い、一部事業者においては、中国向けの商材の返品や停滞が発生し、また先行きの見えない禁輸措置の長期化に対して大きな不安があるものと伺いました。こうしたことから、ホタテ消費拡大緊急対策事業を実施し、首都圏や市内に向けて消費拡大の取組を行ったところであります。現在のところ、市場における大幅な単価の下落や市内事業者における在庫過多などについてはお聞きしておりませんが、中国の禁輸措置は先行きが見えておりませんので、引き続き漁業関係者及び加工事業者と連携して対応してまいります。次に、温暖化による魚種交代による関係者への対応についてでありますが、当市におきましても、主にサケやマス定置網漁業においてブリやフグ、サバ、シイラなど、従前あまり漁獲されなかった魚種の増加が見られております。一方、それらの魚種については、現在のところ年変動が非常に大きいため、あくまでも混獲の域を脱しておらず、また加工流通においても漁獲量が不安定であるため、積極的な販路拡大や加工設備の導入には至っていないと認識をしております。しかしながら、近年の気象及び海況は確実に変化をしており、漁獲される魚種が変わりつつあること認識をしておりますので、今後の漁獲動向を注視しつつ、関係機関と連携して必要な対応について研究をしてまいります。次に、重油漏れ事故の状況及び環境協定対応、今後の見通しについてでありますが、昨年7月27日に北海道が主体となり、ホテルに対して技術的な助言を行うために設置している呼人地区油流出に係る連絡会議の第5回会議が開催され、ホテルより重油漏洩が確認された範囲をバイオ工法により浄化対策を行うことが示されておりますが、当該会議において専門家より、ホテルが実施するバイオ工法について、工法や効果の説明を求めておりますが、詳細について報告を受けておりません。現在、北海道がホテルと協議を進めており、市といたしましては、連絡会議においてバイオ工法の効果の説明を行うことを道に対して要請するとともに、その結果を踏まえて協議をしていくことと考えております。いずれにいたしましても、早期解決が図られるよう、引き続き関係漁協などと協議をしながら、事態収束に向けて努力をしてまいります。次に、木質バイオマス発電所の稼働、原料供給、温水の検討状況についてでありますが、運転開始以降、メンテナンス期間を除き、稼働しているという状況を伺っております。また、原料につきましては、木材の価格高騰や流通量の減少といったリスクは常に一定程度ある中、特に道東地域は資源が比較的豊富であることから、現時点では発電に使用する木材の供給は安定しているものと聞いております。廃熱の活用につきましても、まずは事業者においてその活用の検討をされる中で取り組まれるものと承知をしており、その上で、地域としての取組があるものと考えております。次に、植林の状況ですが、森林は多面的機能を有しており、国民生活に様々な恩恵をもたらすものであります。これを持続的に発揮するためには、「伐って、使って、植えて、育てる」というリサイクルを守っていくことが重要であります。このため、当市といたしましても、森林整備計画の下経営計画を策定し、豊かな森づくり推進事業とさらに市の上乗せ補助も活用し、今後も計画的な伐採と植林を実施してまいります。次に、森林環境譲与税を活用した事業展開についてでありますが、森林環境譲与税は、我が国の温室効果ガスの排出削減目標の達成や災害防止を図るための森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から創設をされ、議員お示しのとおり、令和6年度から森林環境税として正式に国民の負担の下、自治体に配分されることとなっております。この譲与税の使途は、間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発など、森林整備やその促進に関する費用に充てることとされており、当市におきましても、私有林を中心とした森林整備を中心に、森林整備に対する普及啓発や森林環境教育のための植樹活動、木育活動のほか、木材利用の促進のため、新庁舎の一部に地元カラマツを使用するなどの経費に活用されているところでもございます。また、この森林環境譲与税については、令和6年度より譲与基準の比率が見直しになり、当市も増額となりますが、新年度では森林整備に対する新たな助成事業も含め、予算編成をいたしました。今後も林業振興を進めてまいりたいと存じます。次に、高齢化による産業維持の対応及び産業を維持する人口数などについてでありますが、少子高齢化の進展が進む中、担い手の確保は大変重要であり、大きな課題であります。現在の産業規模が、現時点での人口構成及び生産性で構成されていることから、今後、さらに人口減少が進む中にあって、具体的な年齢別構成目標を設定することが非常に困難であります。それを踏まえ、人口減少社会において、各産業の特性に応じてデジタル化・先端技術の導入による生産性向上や外国人労働者の活用も含めた人材確保が重要性を増すものと考えております。このような中で、これまでも建設事業者や交通事業者に対し、運転免許や作業免許の取得、働きやすい職場づくりに資する環境改善に取り組む経費への支援や合同企業説明会等に出展する企業に対する経費を支援しております。これに加え、新年度から面接に係る費用や採用に関する経費について支援を拡充するほか、新たに社員居宅のための市営住宅の活用や社宅整備への支援を創設するなど、様々な角度から各産業の担い手不足の対応に努めてまいります。次に、1次産業を守る対応についてでありますが、1次産業を守ることは、国はもとより網走市においても大変重要であると認識をしております。食料安全保障については、食料・農業・農村基本法の改正案においても、条文が追記をされているところであります。食料安全保障は、一国並みの安全保障ということではなく、国際協力と協調の中で取り組むものであると考えております。こうした中、世界の食糧需給、貿易が不安定な要素を有していることに鑑み、国内の農業生産の増大、備蓄の確保を図ることも基本法ではうたわれております。市といたしましては、国の政策も踏まえ、網走の基幹産業である農業・漁業を様々な施策を通して生産性を高め、持続的発展が図られるよう取組を進めてまいります。次に、農大生の卒業生についてでありますが、卒業生の動向は、オホーツクキャンパスでも把握をしていないと聞いているところです。例年、世田谷キャンパスでは、農大OB・OGが集うイベント、ホームカミングデーが開催されており、市といたしましては、このイベント時に参加者へ何らかの働きかけができないか、これまで学校と継続して協議をしておりましたが、コロナ禍もあり、できておりません。引き続き、学校と課題を整理しながら、新たな関係人口の創出につながるよう努めてまいります。次に、観光客の現状についてですが、令和5年度上期の観光入込客数は70万600人で前年比105.9%、新 型 コ ロ ナ ウ イ ル ス 感 染拡 大 前 の 令 和 元 年 度 比83.6%、延べ宿泊者数 22万2,993人で、前年度比107%、令和元年度比89.6%となりました。知床遊覧船事故の影響もあり、オホーツクエリアの観光入込客数は、他の地域と比較をして回復が遅れている状況にあります。11月から1月にかけては、観光客の動きも弱かったものの、2月については、流氷の到来が早く、安定して滞在していたこともあり、コロナ禍以前と同様に国内外の観光客でにぎわいました。外国人観光客の上期の宿泊施設は、入国制限の解除に伴い、前年度比4,717.6%、令和元年比79.7%と、新型コロナウイルス感染拡大前の水準には戻っていないものの、台湾・香港を中心に回復傾向にあります。また、旅行会社や航空会社からの情報によりますと、東京や大阪、京都といった大都市圏を中心に外国人観光客の戻りが早い傾向にあります。当市においても、さきに述べましたとおり、回復傾向にありますが、業界全般において人材不足の傾向が顕著であり、タクシー業、バス事業者においては、運賃設定など運行に関する様々な制約があり、経営資源を十分に活用しきれない状況があると伺っております。次に、観光業人材の確保状況でありますが、人材不足については、新型コロナウイルス感染症の影響によって、観光業に限らず多様な業種で離職を余儀なくされ、離れてしまった人材が元どおりになっていないものと認識をしております。網走市観光協会で実施をした宿泊施設のアンケート調査では、閑散期においては多少の余剰を感じている施設がある一方、2月や7月から8月の繁忙期においては、多くの事業者で人手不足が発生しているという結果が示されました。また、当面の人材確保対策については、特に繁忙期においては、非正規やアルバイトで対応したという施設が約半数を占めている状況となっております。コロナ禍で観光業を離れた方も一定数いる中、コロナ禍以降、インターンシップ制度を利用して外国人を受け入れている宿泊施設もあり、中にはインターン終了後、受入れ施設での就労を希望する外国人もいるということで、今後の貴重な人材確保につながることを期待をしていると伺っております。人材不足は大きな課題でありますが、宿泊業においては、客単価の向上は、稼働率とは違った経営の視点となることから、人材確保に向けては観光協会、観光事業者で課題の共有を図ってまいります。次に、市内の宿泊可能な人数についてでありますが、網走市内における宿泊可能人数については、1室当たり何人を宿泊させるかによって変わりますが、最大で約3,000人泊であります。全国高校総体ボート競技大会につきましては、繁忙期である7月下旬に開催されたこともあり、市内ホテルの中には早くから予約されたお客様で満室となっていたため、出場選手や御家族の中には市外に宿泊をされた方もおり、また、観光客についても、曜日によっては市内に宿泊できなかったケースもあったと聞いております。次に観光業の方針ですが、当市においては10年ほど前から周遊型観光の促進に努めております。他地域からお越しになる方が網走のみならず、女満別空港を利用した周辺エリアを周遊する、または釧路や帯広などの他空港エリアを含めた形で周遊観光を行うなど、レンタカーや二次交通を利用し、周遊型観光の方向感で進んでいるものと存じます。そういったニーズの中で、体験コンテンツや観光施設、飲食店の御利用、御宿泊といった行動が生まれてまいりますので、消費効果が高い宿泊客の獲得を軸に、流氷や監獄といった今まで築いてきたブランドのさらなる磨き上げに加えて、体験型観光の促進を図りながら、網走の観光ディスティネーションステーションの一つに選んでいただけるよう取り組んでいるところであります。新たな宿泊施設誘致の方向性については、人手不足問題と兼ね合いも含め、宿泊事業者の経営判断によるものと考えております。次に、旅先納税についてですが、当市においては、現地決済型ふるさと寄附として、オホーツク流氷館の入館料や流氷砕氷船おーろらの乗船料を返礼品とする取組を各事業者と連携して行っております。一方、総務省から示されている地場産品基準では、返礼品にすることができるもの・ことには一定のルールがあることから、市ではこれまでも内部の審査において、とりわけものに関しては、地場産品基準に適合しているかを一品ずつ確認しながら慎重に進めてきております。昨年10月のルール変更以降、地場産品基準に反した取扱いを行っていった自治体の報道も多々あり、持続的な制度の運用を図るためにも、返礼品の精査については厳格に行う必要があると考えております。また、周辺自治体と連携した取組につきましても、システム導入費、ランニングコストの全てが経費割合に含まれることと、周辺自治体との合意形成などの課題もあると考えますが、参考になる取組の一つと考えておりますので、引き続き他の事例も含め、研究をしてまいります。次に、宿泊税についてでありますが、宿泊税については、観光振興に活用できる貴重な財源になり得ると考えております。本年2月19日に開催をされた北海道の有識者懇談会において、これまでの議論を踏まえ、新たな新税の概要が公表され、今回示された税率案については、2万円未満の宿泊料金については100円、2万円以上5万円未満の場合は200円、5万円以上の場合は500円を課税するものとしており、税収の主な使途は、観光分野でのDX推進、オーバーツーリズム対策、アドベンチャートラベルガイドなど、人材確保の育成、ビッグデータを活用したマーケティングの強化など、一定の方向感が示されたものと認識をしております。当市におきましては、宿泊税の議論はありませんが、市が独自に新税を導入する場合は、北海道と一定の足並みをそろえ、目的と使途を明確にし、税を徴収していただく宿泊事業者の理解を得ることが重要であると考えています。今後も引き続き、北海道や他の自治体の動向を注視し、観光協会からの要望を踏まえつつ、研究をしてまいります。次に、景観を損ねる施設の解体についてでありますが、議員御指摘の弟子屈町川湯温泉における再開発につきましては、環境省の国立公園満喫プロジェクトを活用して事業が進められており、補助金の活用に当たっては、建物解体費の補助、跡地の利活用がセットされているもので、国立公園を有しない当市においては、御指摘の事業は該当しないのではないかと思うところであります。いずれにいたしましても、施設の解体に当たりましては、所有権と現在の使用状況を踏まえた対応が必要と考えております。次に、廃棄物処理に関する見通しについてでありますが、現在1市5町で広域による焼却を中心とした処理の方式について検討を進めているところです。広域での中間処理に向け、分別・収集方法と無料とするもの含む料金についても検討することとしており、来年度、検討スケジュールを定めて進めていくことを考えております。次に、つくしケ丘の町内会の一部の区域で試験的に実施をしたごみの戸別収集でありますが、昨年11月から今年の2月までの予定で実施をいたしました。現在、協力をいただいた21戸と収集事業者へのアンケートを実施しており、今後、アンケートの意見をまとめ、収集方法についての検討資料としたいと考えております。一般的には、戸別収集の効果として言われることは、ごみの出し方や分別の状況がよくなることが挙げられ、対応する中では、ごみの分別かわからない方とも直接お話をすることができた事例もあったなど、出し方の改善につながる例もあったところでございました。次に、ごみの減量化と分別を推進するための施策でありますが、令和5年2月に最終処分場延命化方針を策定し、年度内には最終処分場延命化計画とし、引き続き最終処分場をより長く使えるよう、減容化の対応策に取り組んでいるところです。ごみ減量化の大きな柱としては、排出されたものの減量・減容化と分別による減量となりますので、家庭系及び事業系の埋立ごみに含まれる生ごみ、容器包装プラスチック、資源物の分別に協力いただけるよう、啓発活動に取り組んでまいります。次に、ゼロカーボンへ向けた取組の進捗・達成状況、今後の見通しについてでありますが、令和5年6月にゼロカーボンシティ宣言をし、脱炭素を様々な環境課題解決のための柱として捉え、市民、事業者、市がともに協力し、地域の資源や特性を生かしながら、産業の振興と住民の利便性の向上を図り、将来の世代も安心して暮らすことのできる社会の実現を目指すため、市内全域の計画となる網走市地球温暖化対策実行計画区域施策編を今年度内に策定をいたします。現在、市内において、太陽光発電、木質バイオマス発電、自治体新電力あばしり電力での再生可能エネルギーの取組が行われておりますが、今後、計画に基づいた事業等を検討し、2050年カーボンニュートラルに向けた取組を進めてまいります。達成状況につきましては、温室効果ガスの排出量、脱炭素に向けた施策の取組や進捗状況を毎年まとめ、評価と結果については、網走市環境保全審議会の意見を聞き、公表をしてまいります。次に、公共交通の在り方についてでありますが、持続可能で地域に最適な公共ネットワークの構築を目的に、令和3年度から5年間を計画期間とした網走市地域公共交通計画を策定しており、この計画においては、今後の人口減少、少子高齢化の進展や公共交通の利用減少のほか、市街地、郊外地などの地域特性を踏まえながら、効率的・効果的な公共交通事業を推進し、既存資源の有効活用、交通手段などについて総合的な検討を進めております。バスやタクシーの担い手の確保をはじめ、様々な課題のある中、本格運行が始まったどこバスを一つのモデルとして、利便性を維持させる取組を進め、JRを含めた地域公共交通の維持を図ってまいります。次に、どこバスの運行計画及び発展についてでありますが、令和5年から本格運行が始まり、年間では5万人を超す利用が見込まれるところです。利用者は順調に増えておりますが、現在の運行エリア、時間帯、料金などは、令和2年度から実施をしていた実証運行を経て見直しを行い、運行収益、タクシー料金との兼ね合い、持続可能な運行体制の確立などを総合的に考慮し、最終的に地域公共交通活性化協議会での協議検討の上決定をしております。特に、タクシーと競合する部分があることから、それぞれの役割・特性を生かしていくという点で、一定の配慮が必要である一方、利用者が限られる日中帯については、現在どこバスが路線バスを補完している状況であり、将来的にはどこバスへの転換をすることで、利便性と人材不足に対応できるものと考えられることから、協議会において継続して議論をしてまいります。次に、自動運転バスの実証実験についてでありますが、人材不足解消の観点から自動運転システムの必要性が叫ばれ、技術の進展とともに様々な地域で実証実験が行われております。今回、道内において雪道での実証実験走行が行われ、一定の成果があったという報道がなされたようですが、吹雪など急な悪天候時の対応など、安全性の確保について解決すべき課題もあると伺っております。今後、さらなる技術進展により、現在示されている様々な課題の解決が図られていくものと考えております。次に、ライドシェアについてですが、日本では現在、道路運送法78条の定めにより、災害時の運送やスクールバス等の運行を例外として、自家用車による有償運送は、白タク行為として原則禁止をされております。新型コロナウイルスの収束による人手の回復や訪日外国人の増加に伴い、全国的に運転手不足が深刻化している状況を受け、政府は2023年12月にタクシー運転手の不足を補うための規制緩和策を固めました。新たなライドシェア制度は、タクシー不足の解決策として普通免許ドライバーが自家用車で有償運送を行うことを可能にするもので、具体的には、タクシー会社の講習を受けた一般ドライバーが旅客運送に必要な第2種運転免許を持たなくても、自家用車を利用できるようにするというものであります。新たな制度は、タクシー事業者の管理下で、地域や時間帯を限定した中で、本年4月から一部運用が解禁されるとともに、4月以降の実績を踏まえ、政府は6月までにタクシー会社以外の参入を含む全面解禁について結論を出す方針との報道もあるところであります。コロナ禍を経て、首都圏においては、タクシードライバーの乗務員数が一頃より増加している傾向にある中、日本全体としては減少している現況下にあって、落ち込んでいた訪日外国人観光客数がコロナ前の水準を上回るまでに回復する地域もあるなど、交通に対する需給ギャップが拡大をしている状況にあります。市内においても、タクシードライバーが需要に対して不足する時期や時間帯もあることから、引き続き関係事業者と情報交換を図っていくとともに、国の動向を注視しながら、様々な可能性を探ってまいりたいと存じます。次に、JR路線維持に向けた現状と沿線での対応についてでありますが、御承知のとおり、JR北海道と地域関係者が一体となって利用促進やコスト削減を取り組むとともに、持続的な鉄道網の確立に向け検討を行うためアクションプランを策定し、5年にわたり取組を進めてまいりました。この間、3年間は新型コロナの影響を受け、取組の一部が計画どおり実施できない部分もあったため、事業の抜本的な改善方策の検討には至らず、1月30日に開催をされたアクションプラン総括的検証報告会においては、利用促進等の取組について、実証事業としての実施も含め、今後3年間を目途に改め、事業の抜本的な改善方策の取りまとめを行いたい旨の報告がなされたところであります。石北本線・釧網本線は、いずれも地域に欠かせない社会インフラであるとの認識の下、観光利用の促進による収益改善の取組も検討されるなど様々な可能性について、特性に応じたそれぞれの路線の位置づけを協議・検討してまいりたいと思いますが、地域の足を守るのは国の重要な地方政策の一環であるとの認識の下、人手不足などの今日的課題も視野に、沿線の関係自治体と一体となって連携・協力しながら、支援について考えてまいりたいと存じます。次に、LCCピーチ・アビエーションについてでありますが、ピーチ・アビエーションの運航状況につきましては、令和6年度は7月から再開をいたしますが、昨年夏季7月から10月の運行時には、ピーチ就航路線の中でも上位に位置する利用率を残すことができました。今年度は、関西線の誘客促進を目的に、旅行会社が販売する商品に対して1人5,000円の助成を行った結果、利用者数は133名で、助成金額66万5,000円、予定していた助成予算額の44.3%の御利用があったところであります。この実績に関しては、ピーチが就航している各路線の中でも高い実績が残せたと伺っており、助成の成績だけではなく、路線の認知向上にも効果があったと捉えており、この事業を契機として、さらなる利用につながっていくことを期待をしております。なお、ピーチの国際線を利用してCIQを終えた後、国内ローカル空港へ向かう方は、現状では多くないものの、来年の大阪関西万博時のインバウンド需要も見込み、ピーチと協働で台湾人向け動画によるプロモーションを実施しております。一方、航空業界においても、人材不足が顕著であり、パイロット不足と新規航空機の納入の遅れなど、ピーチとしても経営に苦慮していると伺っているところであります。運航体制の充実に向けては、昨年10月のピーチ就航終了直後に、釧路市長、大空町長と3首長で、次年度に向けた路線維持、運航期間の延長に関する要請を行い、またピーチと網走、釧路側の担当者レベルでも月1回以上の協議を継続しながら、通年運航化に向けた取組を進めているところであります。次に、女満別空港の丘珠便についてでありますが、丘珠空港の滑走路延伸に伴う路線の拡充に関しては、札幌市から構想が示されており、そこでは、道内の就航が現状6空港、このほか全国各地に向けての路線が拡充されるものと承知をしております。また、滑走路の延伸によりジェット化の通年利用が可能となり、年間を通して、全国から丘珠空港に定期便が就航されることが想定されております。現在、丘珠空港と女満別空港を結ぶ便は、1日2便体制となっております。同社によりますと、利用率も好調で、ビジネス客にとどまらず、観光客においても、最近ではインバウンド利用も増えていると伺っております。本年1月には、札幌市丘珠空港ビル株式会社が主催する札幌市内でのプロモーションイベントに当市も参加し、女満別線の路線周知、網走観光のPRだけではなく、丘珠空港に就航する航空会社、就航する関係自治体、観光関連事業者と情報交換も行っております。当市へのアクセスや観光誘致については、航空機の存在は欠かせないことから、様々な誘客促進策について、さらに進めてまいります。次に、不足をしている診療科、職種及び救急体制についてでありますが、これまで、開業医誘致助成制度により四つの診療所が開設し、現在、市内では、地域センター病院の網走厚生病院を含む4病院と15診療所が診療を行う体制となっておりますが、人口10万人当たりの診療所数では、耳鼻咽喉科を除き、全ての診療科が全国平均を下回っております。また、国が示す医師偏在指標では、北網医療圏は、道内の医師少数区域に分類され、医師の確保は重要な課題と考えております。さらに、市内の医療機関を対象に行った看護師の充足に関する調査では、約4割の医療機関が不足と答えており、看護師不足は深刻な状況と認識をしております。こうした状況に加え、令和6年度から医師の働き方改革が、休日・夜間における救急医療も含め医療提供体制全般に影響を与えることも危惧されます。市といたしましては、今後は内科に限らず、必要とする診療科の開業医誘致助成を継続するとともに、網走市医師会や市内医療機関と情報共有し、課題解決に向けた議論を進め、医療提供体制の確保に取り組んでまいります。次に、医療MaaSの試験運転状況及び課題、新年度の運用目標などについてでありますが、12月1日より網走厚生病院を協力医療機関として実証実験を開始をいたしました。これまで12回の診療を行ってまいりましたが、オンラインの通信環境含め、医師による診療行為に大きな課題は生じておりません。また、診療後の薬剤処方では、アイン薬局の協力により薬剤の配送及びオンラインによる服薬指導を行っております。令和6年度においては、参画する医療機関の拡大を図ってまいりたいと考えておりますが、複数医療機関でのオンライン診療から服薬指導、さらに薬剤の配送に至るまでの一連の流れの構築が必要であることから、薬剤師会や関係団体から御意見をいただきながら取組を進めてまいります。さらに、本年度においては、専用車両を活用して特定保健指導及び健康相談を3回実施しているところであり、今後におきましても、オンライン診療だけではなく、市民の健康の保持・増進やスポーツ大会におけるメディカルケアなど、多角的な運用を行ってまいりたいと考えております。次に、介護施設定員と入所者数の待機者の現状についてでありますが、市内における地域密着型を含む特別養護老人ホームの定員は、3施設合計で117名となっており、ほぼ満床の状況となっております。入所待機者につきましては、第9期介護保険事業計画策定時に行った調査で77名となり、令和2年12月以降、市内全体で31床の増床があったことから、3年前の第8期計画策定時よりも48人減少しているところであります。次に、地域で元気に暮らし続けられる仕組みについてでありますが、第9期介護保険事業計画策定時のアンケートにおいて、「今後どこで生活するかを希望しますか」という問いに対し、「現在の住居」との回答が75.2%となり、高齢者は、住み慣れた地域で引き続き暮らし続けたいという意向が強いものと考えております。そのためにも、積極的な介護予防への取組や高齢者一人一人が役割を持ち、支え合う地域づくりを進めていくことが重要であり、引き続き生活支援体制整備事業の推進や、個人や団体における介護予防、健康づくり活動を支援してまいります。次に、介護人材の状況及び定数と実数の乖離についてでありますが、当市において指定を行っている地域密着型サービスは、厚生労働省令等に基づき人員基準を設定しており、基準を下回っている事業所はありません。しかしながら、第9期介護保険事業計画策定時のアンケートにおいては、19法人中14法人が「職員数が不足をしている」という回答していることからも明らかなとおり、介護人材不足は喫緊の課題であると認識をしております。このため、研修助成や奨学金制度の充実、潜在有資格者の復職支援と人材の確保や質の向上に向けた取組を進めてまいります。次に、ケアマネジャーの状況についてでありますが、現在、当市におけるケアプラン作成ニーズとケアマネジャー基準取扱い件数は、ほぼ均衡している状況となっております。一方で、全国的なケアマネジャー不足の状況を踏まえ、令和6年度から制度改正により、ケアマネジャー1名当たりの取扱い基準件数が35件から44件に緩和されることとなります。これにより、サービス提供体制は維持できるものと考えておりますが、ケアマネジメントの質を維持・向上させるために、さらなる人員確保が必要と考えており、引き続き再研修受講料助成等の事業を実施してまいります。次に、介護現場に外国人労働者を入れる必要についてでありますが、外国人人材の受入れについては、最終的には運営法人が判断するものであり、これまで市として法人に対する支援等は実施しておりませんでした。しかし、第9期介護保険事業計画策定時のアンケートでは、全体の48%の法人に外国人人材受入れの意向があり、介護人材確保の対策の一つの手段であると考えられます。一方で、働く側の外国人に網走市を選んでいただくためには、言葉の壁や住宅の確保、入国後の生活のフォローアップ等、安心して網走に来ていただける環境づくりが重要だと考えております。今後におきましては、こうした課題の解消に向け、関係法人と協働した取組を行ってまいります。次に、新年度の外国人労働者受入れ体制及び課題・対策についてでありますが、新年度におきましては、全ての業種において、特定技能1号の外国人人材を受け入れた企業に対する受入れ費用の一部補助を実施をいたします。その他、外国人人材の受入れ状況、今後の受入れ予定などの状況把握を継続して行ってまいります。次に、介護保険制度改正に対応する支援状況についてでありますが、令和6年3月末までに策定が義務づけられているBCPの策定につきましては、当市において指定を行っている地域密着型サービス事業所に対し、策定に係る情報提供や助言を行い、期限までに策定を完了する見込みとなっております。その他、令和6年度の介護保険制度改正事項につきましても、今後行う集団指導等の機会を通じ、説明や助言を行ってまいります。次に、事業者への報酬改定に係る影響調査及び支援、国への改善処置についてでありますが、令和6年度の介護報酬改定により訪問介護の基本報酬が引き下げられる見込みとなっている中、一方において処遇改善加算が設定されていると認識をしております。市といたしましては、処遇改善によるヘルパーの人員確保に努め、サービス提供者を増やすことが経営安定につながることから、人材確保に関する事業所等と協働して進めてまいります。また、事業所運営に係る経費につきましては、首都圏と地方に差があると認識をしておりますので、これまでも地域の実情を踏まえた報酬体系にすることを北海道市長会を通じ国に要請をしており、今後においても報酬改定による経営への影響を注視し、必要に応じて要請を継続してまいりたいと存じます。次に、事業者へのソフト面への支援状況についてでありますが、これまで網走市ケアマネジャー連絡協議会の協力により、介護新人スタッフのスキルアップ研修会のほか、会員向け事例検討会を開催をしておりますが、今後におきましても、こうした取組により、介護職員の資質向上に係る支援を行ってまいります。次に、高齢者ふれあいの家担い手確保や各種経費に対する対応についてでありますが、高齢者ふれあいの家などの住民主体の取組に対しては、現段階で委託料の増額等を行う予定はありませんが、活動拠点へのエアコン設置支援のほか、担い手の確保など、運営に必要な支援を継続して行ってまいります。次に、就労移行支援及び就労継続支援の実績についてでありますが、就労移行支援は、利用人数が令和3年度から5人、令和4年度が4人、令和5年度が5人となっております。就労継続支援事業は、A型の利用人数で、令和3年度から令和5年度まで各年度31名であり、B型の利用人数は、令和3年度が80名、令和4年度が82名、令和5年度が86名となっております。このうち、一般就労への移行者数につきましては、両事業合わせ、令和2年度が1名、令和3年度が3名、令和4年度はゼロ人となっております。就労継続支援は、福祉的就労として働く機会を提供することを主な目的としており、利用者の多くが継続利用となりますが、就労移行支援は、障がいのある方が働くためのスキルを身につけるトレーニング及び就職活動に関するサポートを目的としておりますので、利用者の最終的な目標が一般就労に就くことにあります。この間、コロナ禍において、企業等における実習が制限された影響などもあり、一般就労への移行が低調となっておりますが、今後は支援による能力向上と併せ、受入れ先企業の拡大について、関係する事業者等と連携して取組を強化をしてまいります。次に、障がい者の就労者増加策及び関係部署の連携についてでありますが、昨今の様々な業態における人材不足への対応として、障がいがある方の就労を進めることは、一つの方策として有効であると考えております。その推進のためには、障がいのある方自身の能力向上も重要であり、そのため、新年度において資格取得に対する支援を実施をしてまいります。さらに重要となるのは、受入れ先の事業者における障がいへの理解促進と環境整備だと認識をしているところであり、このためにも、今後も関係機関と連携をして様々な研修等を実施するとともに、その実施に当たっては関係部署と連携をして、人材が不足をしている業種に力点を置いた周知を検討してまいります。加えて、市内の事業者に対して行う就労実態基礎調査についても、第7次障がい福祉計画策定時に行ったアンケート調査結果に基づき、障がいがある方が就労を望む業種や人材不足の業種を重点的に行うなど、検討を行ってまいります。次に、重度訪問介護事業者の現状、課題に対する自治体間連携による取組の必要性についてでありますが、行動援護及び重度訪問介護を提供するためには、その従事者が特定の研修を修了する必要があり、介護人材不足分も相まって、両サービスの提供事業所が地方を中心に不足をしていることは認識をしております。市内では、行動援護を行う事業所が3か所あり、現時点では、利用希望者に対して充足している状況にあります。また、重度訪問看護を行う事業所につきましては、令和5年度において新設され、現在2名の利用者があり、事業者からは、利用者増加への対応は可能との判断をいただいております。こうした状況のため、医療サービスの提供体制につきましては、当市では不足との認識はありませんが、近隣4町の状況やニーズ、また必要な基盤整備に対する取組について、1市4町で意見交換を行ってまいります。次に、地域生活支援事業の報酬改定についてでありますが、地域生活支援事業のうち、訪問入浴サービスの個別給付費については、介護保険法に基づく訪問入浴介護の報酬に連動し、その都度改定を行っております。その他、個別給付に行っている移動支援、日中一時支援、地域活動支援センターにつきましては、事業開始当初から給付費の見直しは行っておりません。令和6年度に行われる障がい福祉サービス等の報酬改定では、人材確保や処遇改善、サービスの質の確保、事業者の経営実態等を考慮し、全体で1.12%のプラス改定になると承知をしております。こうした視点は、地域生活支援業においても同様に考慮する必要があるものと考えますので、今後は他自治体の例について研究し、必要に応じて関係事業者と意見交換を行ってまいります。次に、地域包括ケアシステムの現状及び課題についてでありますが、当市といたしましては、地域包括支援センターなどによる介護予防をはじめとした相談支援体制の充実や医療や介護の連携として、多職種間情報共有システムの運用、さらには地域の視点で支え合う仕組みづくりとしての生活支援体制整備事業など、地域包括ケアシステムの構築に向けた取組を総合的に推進をしてまいりました。団塊の世代が75歳以上となる2025年を迎え、高齢者が住み慣れた地域で自分らしく生活するためには、介護、医療、予防、生活支援などのサービスが一体的に提供される仕組みが重要になると認識をしております。このため、令和6年度から第9期計画において、基本理念に「地域包括ケアシステムの推進・深化」を掲げ、地域支援者や介護医療の専門職等の連携強化を図り、多種多様なニーズに対応するための支援体制づくりを推進することとしております。次に、医療費の無償化となる高校生についてでありますが、対象となる年齢は満18歳に達する日以降の最初の3月31日までとなり、高校在学中の19歳は対象外となります。また、対象年齢の方のうち、保護者に扶養されている無職の方や高校中退した方は無償化の対象となりますが、既に婚姻や就労している方は自立しているものとみなし、対象外となります。次に、子育てしやすいまちの情報発信についてでありますが、子育て支援のみならず、各種市民サービスに関する情報発信の一義的な目的は、そのサービスを必要とする市民が漏れなくその情報を得るために行われるべきものと考えております。このため、市といたしましては、広報紙やホームページ、SNSなど、様々なツールにより市民が各種サービスを実感できるよう情報発信を充実してまいります。一方で、様々な業態における人材確保策として、広く市外からの人材を求める場合等において、網走市の各種施策を対外的にPRすることも一つの手段になることも念頭に、目的に応じた効果的な情報発信に努めてまいります。次に、こども家庭センターの設置基準についてでありますが、児童福祉法の改正により、こども家庭センターの設置につきましては、市町村の努力義務として認識をしております。設置の要件としては、母子保健機能及び児童福祉機能における双方の業務のマネジメントを行うセンター長や、双方の業務について十分な知識を有し、俯瞰して判断ができる統括支援員を配置するなどの課題もあり、現時点において設置までの行程は定めておりません。一方、母子保健、児童福祉の両機能の連携・協働を深めるために定期的な情報共有を行うためのケア会議の実施や、支援の必要性が高いと考える子供・妊産婦等に対する個別のサポートプランの作成など、センターが行うべき業務については順次取り組んでいるところであります。次に、国の子ども・子育て事業債を活用した改修・遊具整備についてでありますが、児童館の利用状況につきましては、放課後児童クラブの登録者以外も含め、令和2年度は延べ3万6,687名、1日平均125名、令和3年度は延べ4万565名、1日平均138名、令和4年度が延べ3万5,693名、1日平均122名であり、平日、長期休業日などにより増減はありますが、1日1館当たり10から40名前後の利用人数となっており、利用する時間帯にもよりますが、十分な広さは確保できていると考えております。施設につきまして、建築後40年を超える施設が3施設であり、老朽化は進んでおりますが、毎月、児童館職員により施設の安全点検を行い、不具合があればその都度補修・修繕を行っております。また、こども・子育て支援事業債につきましては、こども基本法に基づく市町村こども計画に位置づける地方単独事業に対して活用できるものと承知をしております。事業といたしましては、児童館や保育所といった児童福祉施設の空調・遊具の設置、また、バリアフリー改修やトイレ洋式化などの環境改善が対象と認識をしておりますので、各施設の状況などを確認しながら、その活用について研究してまいりたいと考えております。次に、国の放課後児童健全育成事業の活用検討についてでありますが、子ども・子育て支援交付金の対象事業となっている放課後児童健全育成事業につきましては、現在も活用しておりますが、御指摘のありました運営費における常勤職員配置の改善による補助金の増加につきましては、要件を確認し、活用について検討してまいりたいと考えております。次に、児童館の開設時間についてでありますが、現在の児童館・児童センターの開設時間につきましては、平日が午前10時30分から午後6時30分まで、また土曜日と夏休み・冬休みの長期休暇期間、学校の振替休日などは、午前8時から午後6時30分までとなっております。開設時間の変更につきましては、職員配置や勤務時間の変更などを伴うものであり、現状としては難しいものと考えておりますが、要望などが多数ある場合には、改めて利用者に対しアンケート調査を行い、その結果に基づき検討をしてまいりたいと考えております。次に、公園の再編成整備に係る意見反映についてでありますが、令和5年4月に策定した都市公園等再編整備に基づき、それぞれの公園整備内容について、近隣の町内会の意見聴取や町内会のない地区の住民に対しては、郵送によるアンケートを行い、いただいた御意見をできる限り反映し、整備をしていきたいと考えております。また、大型複合遊具の整備の場合は、近くの小学校の児童にアンケートを実施し、3案の整備イメージ図から人気の多かった遊具を整備をしているところです。今後も様々な御意見を伺いながら、市民の求めている施設整備を行っていきたいと考えておりますが、維持管理費や今後の子育て世代の人口推移及び利用実態を見据え、公園整備に取り組んでまいります。次に、未婚化が問題の対策及び各種交付金事業の活用についてでありますが、国が令和5年12月に策定をしたこども未来戦略において、少子化の大きな要因の一つとして、若い世代における未婚化・晩婚化の進行があるとされ、若い世代の結婚意思については、男女の8割以上が「いずれ結婚するつもり」と考えているものの、近年、「一生結婚するつもりはない」とする割合が増加傾向にあるとしております。当市におきましても、出会いの場創出事業開催補助金により、街コンや交流会などの開催支援を行っており、この間、民間団体によるイベントにおいて、一定の成果があったと伺っております。今後におきましても、国の施策を注視するともに、出会いの場の創出に向けた取組への支援を継続してまいります。次に、性的マイノリティーについてでありますが、現在、4月からのパートナーシップ宣誓制度の導入に向け、東オホーツク定住自立圏を構成する1市4町内で、圏内のどこにお住まいでも宣誓が可能な仕組みづくりを進めております。また、道内先行自治体と連携も進めてまいりますが、現在、北見市と4月からの連携開始に向けて調整中でございます。次に、除雪路線の優先順位についてでありますが、除雪は網走市道路管理協同組合により、道路、歩道、階段の除雪作業を行っており、幹線道路の車道と歩道を優先して対応し、その後、生活道路を行っているところであります。排雪については、幹線道路、バス路線、学校・医療機関周辺を優先に行い、生活道路は積雪状況や交通量から判断し、実施をしているところであります。次に、大雪時の除雪体制についてでありますが、今シーズンの1月下旬の大雪の除雪体制では、1日に全路線の除雪を2度行うなど、市民の安全・安心に努めてきたところであります。万が一、現在の除雪体制だけでは対応できない災害級の大雪が発生するような場合には、災害協定を結んでいる市内の土木業者と連携した除雪を行うことを想定をしております。次に、コロナ感染症の影響と対策、課題の検証についてでありますが、市といたしましては、新型コロナウイルス感染症に対する影響と対策、その効果について検証し、今後に生かすことは重要と考えております。このため、令和5年12月に取りまとめられた北海道の検証報告を参考として、検証の視点を整理し、コロナ禍での市の各種取組等について取りまとめを行っております。今後は、関係各所へのアンケート調査やヒアリングを行い、その結果も含めて市の検証報告として公表したいと考えております。
答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)
-登壇- 教育委員会関係についてお答えいたします。初めに、コミュニティ・スクールの現状と学校の独自性についてでありますが、各学校が学習指導要領等に基づき、特色ある教育活動を進めるため、学校長のリーダーシップの下、カリキュラム・マネジメントを核として、学校の組織運営を改善・強化していくことや、教育課程の実施をはじめとした学校運営を地域の方々との連携を通じて、地域でどのような教育を実現していくのかという目標やビジョンを共有しながら、地域と一体となった特色ある学校づくりを積極的に進めていくことが重要であると考えております。そのような考え方から、呼人小中学校とPTAからは、少人数での教育のよさを生かしたきめ細かな指導や特色ある教育を行う小規模特認校の導入について要望が寄せられており、地域の方々を交えて検討を進めることとしています。現在、網走市には9地域でコミュニティ・スクール制度が導入されており、年数回の学校運営協議会を開催する中で、学校が目指す理念を学校や教育関係者のみならず、地域の方々を含め広く共有し、子供の成長に社会全体で協働的に関わりながら特色ある学校運営を検討してきており、1日防災学校の開催など、学校と地域が連携した教育活動が実践されたという好事例の報告もございます。網走市としましては、このような実践事例の情報提供など適切な研修会を実施するなど、引き続きコミュニティ・スクールの運営充実のための支援に努めてまいります。次に、いじめ未然防止対策の強化と具体的な取組についてでありますが、これまで、市内校とは、いじめはどの児童生徒にも、どの学校でも起こり得ることを踏まえ、より根本的ないじめの問題克服のために、全ての児童生徒を対象としたいじめの未然防止の観点が重要であることを確認しているところであります。引き続き、児童生徒が嫌な思いをしていることの積極的認知による迅速的な対応を図るための組織体制の確立や、1人1台端末を活用し、市内校で共有している健康観察、教育相談アンケートの継続実施による早期発見、早期対応の徹底した取組を行うとともに、困難な事態、強い心理的負担を受けた場合等における対処の仕方を身につける等のための教育、いわゆるSOSの出し方に関する教育についても、積極的に実施するよう指導してまいります。また、新たに1人1台端末などで利用できるいじめの未然防止、早期発見、対応を図るためのいじめ防止アプリの導入や、保護者・教育関係者のほか、市民の皆様も対象としたいじめ講演会を開催し、全市的ないじめ撲滅の意識醸成を図ることに加え、いじめなど学校の諸問題の対応などを担う学校教育専門相談員を配置し、体制の強化を図ってまいりたいと考えております。こうした取組の根底には、全ての児童生徒が「いじめは決して許されない」ことの理解が大切であると考えており、引き続き、児童生徒への豊かな情操や道徳心、自分の存在と他人の存在を等しく認め、お互いの人格を尊重し合える態度など、心の通う人間関係の構築を目指した取組を進めていくとともに、今後示されるいじめ問題調査委員会からの報告・提言を軸に、文教民生委員会からの提言などを踏まえ、いじめの未然防止・根絶に向けた対策を検討してまいりたいと考えております。次に、いじめ発生の要因についてでありますが、網走市に学力向上推進委員会が組織され、11年が経過しました。ここでは「チーム網走」として共通・一貫した取組が推進され、着実に子供たちの学力の向上が図られてきたと同時に、授業を通し、子供たちの生きるための力を育む取組もされてきたところであります。この数年来、学校では学習指導要領に基づき、子供たちにこの生きる力を育むという理念の下、これからの未来を生きる子供たちに必要な知識や技能の習得とともに、コミュニケーションに必要な思考力、判断力、表現力などの向上を重視してきました。これは、ゆとりでも詰め込みでもなく、未来を担う子供たちがこれからの社会において必要となる生きる力を育むための教育であります。そして現在、学校は「令和の日本型学校教育」の方針を受け、学習指導要領において示された資質・能力の育成のため、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく育成する個別最適な学びと、子供たちの多様な個性を最大限に生かす協働的な学びの一体的な充実を図ることとされています。この学びを通し、基礎的な知識・技能の習得、それらを活用し、自ら考え、判断し、表現することにより、様々な問題に積極的に対応し、解決する力、自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心などの豊かな人間性、たくましく生きるための健康や体力などを育むことを目指すものであり、こうした取組は、いじめ発生の低減につながるものと考えているところであります。次に、少子化による学校の整備、再編成の現状と見通しについてでありますが、当市におきましても、児童生徒の在籍状況は、30年前と比較して半減している状況にあります。また、年間出生者数が減少している中で、今後の学校整備や再編成は、当市の課題であると認識しているところでございます。今後改定予定の網走市人口ビジョンや学校施設改修計画を踏まえながら、単に統廃合という形だけではなく、多様な子供たちがそれぞれの地域の学校に通うことを保障し、より望ましい教育環境の充実など、多角的、多面的な視点を持ちながら、学校の整備や再編成を含め、当市における学校施設の在り方について研究してまいります。次に、学校教職員の働き方改革については、令和4年3月に策定した網走市立学校における働き方改革推進プラン(第2期)に基づき、教職員のこれまでの働き方の見直しや、本来担うべき業務に専念できる環境の整備に努めてきているところでございます。各学校においては、学校の重点目標に「働き方改革」を明確に位置づけ、全教職員の共通理解の下、日頃から勤務時間を意識した働き方を進めるとともに、職員一人一人の意識改革を図っております。市内全校に導入している公務支援システム、またICTの活用により、学校内のスケジュール管理や職員会議、学習指導計画の作成、学校行事の振り返りといった公務の効率化が推進されており、特に効果的な取組については、市内学校間での共有も図られているところです。市といたしましては、引き続き学校現場における取組の実施状況を把握し、在校時間の長時間化を防ぐための業務内容の見直しや適正化、また必要な環境整備等の取組などの支援に努めてまいりたいと考えております。今後も働き方改革のさらなる推進により、教職員の業務負担の軽減を図り、全ての教職員が子供たち一人一人と向き合う時間をさらに確保できるよう、よりよい学校教育環境の充実を目指してまいります。次に、道立高等学校の存続についてでありますが、北海道教育委員会では、高校づくりに当たっての基本的な考え方として、これからの高校づくりに関する指針を定めており、この指針の趣旨に基づき、毎年度策定される公立高等学校配置計画により、道内各地域の実情に応じた高校配置の在り方が示されているところです。指針の中では、少子化の進展により高校の小規模化が進む中、生徒の学習ニーズに対応できる高校づくり、また生徒の修学機会の確保と地域創成の観点に立った教育機能の維持の両面から、今後の地域における高校の在り方を検討することが、これまで以上に重要であるとされているところであります。網走市といたしましても、議員お示しのとおり、高等学校の存続は、未来を担う人材を育む教育機能の充実はもとより、将来的なまちづくりの観点から、重要な要素であるものと認識をしております。市ではこれまで、勤労青年の学びの場や不登校生徒の受入れなど、多様な役割を担っている網走南ケ丘高校定時制課程の維持存続に係る支援に取り組んできておりますが、市内の二つの高校の全日制課程においても、今後地域と密接に結びついた特色ある学校づくりや学科の在り方などについて、関係機関などと情報交換しながら研究してまいりたいと考えております。次に、不登校児童生徒への対応についてでありますが、議員お示しのとおり、当市におきまして不登校児童生徒は増加傾向にあります。令和5年に文部科学省が取りまとめた、誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策、いわゆるCOCOLOプランでは、不登校の児童生徒全ての学びの場を確保し、学びたいと思ったときに学べる環境を整えることとし、目指すべき学びの保障の姿が示されました。この中では、一人一人のニーズに応じた多様な学びの場の確保として、不登校特例校の整備や教育支援センターなどと連携、オンライン等で授業支援につなげることなどの具体例が述べられております。市内校では、今年度、1人1台端末の持ち帰りも実施されるようになってきており、いつでもオンライン学習ができる環境が図られてはおりますが、様々な事情により学校へ行けない、行くことができない児童生徒の学習支援については、個々の状況に応じた対応がなされている状況であります。しかしながら、学びの保障という観点においては、全てが充足されているとは認識しておりませんので、個に応じた多様な学びの在り方、学びの保障の充実について継続して検討してまいります。次に、児童生徒の1人当たりの学校教育予算の比較及びフリースクールに関わる支援についてでありますが、全国、北海道及び網走市における児童生徒1人当たりの学校教育予算の金額及び比較につきましては、文部科学省が実施する地方教育費調査によりますと、直近の調査結果公表年度である令和3年度会計では、全国では約103万円、北海道では約129万円、網走市では約70万円となっております。参考までに、令和4年度会計における網走市学校教育予算の児童生徒1人当たりの金額は、約80万円となっております。これら金額のみの比較をもって意見を述べることは難しいのですが、年度により大規模な建設事業や施設改修、あるいは新たな大型施策の実施により、1人当たりの金額が変動するものと考えております。一方で、網走市全体の一般会計予算額に対して、教育費の占める割合は、毎年度10%ほどで推移をしており、この予算構成比率は他の自治体と比較しても決して低くはないものと認識をしております。また、様々な理由により学校に通うことができない子供に対して、学習支援などの支援活動を行うフリースクールは、民間運営の施設という立場から、私ども行政側とはまた異なる視点で子供たちや保護者と向き合うことができるものであると認識をしております。フリースクールの運営形態や利用条件、費用負担などはそれぞれ異なることから、今後網走市としてどのような支援ができるか、他の自治体の事例なども参考にしながら研究・検討してまいります。次に、学校給食施設の一部集約化に係る運搬、調理員の現状についてでありますが、給食の運搬につきましては、専任の配送員を配置し、配膳時間に遅れが生じることはなく、懸念されていた給食の温度も適正な状態で各校に届けられているところでございます。また、給食調理員につきましては、欠員が生じており、継続的に会計年度任用職員の調理人を募集しているところですが、応募が極端に少ないといった現状があり、この状況は以前より見通されており、民間活力を導入し、調理員の確保を目指しておりました。現状でも応募が少ない状況が続いておりますことから、今後は現行の募集に加えて、新たな対応を考えているところですが、人材確保の厳しさに変わりはないものと認識をしております。次に、給食の民間委託についてでありますが、調理業務を民間委託する考えは、網走市全体として、行政の効率化を図る視点を持っており、給食調理業務もその範囲から外れるものではございませんが、現時点で具体的な内容を決めているものではございません。また、議員お示しの現在の民間事業者の状況などを把握するとともに、現在策定中であります学校施設改修計画に基づき、学校施設と給食調理上の在り方を研究の上、調理業務の今後の方向性を見極めていきたいと考えているところでございます。次に、給食食材の地産地消及び安全・安心な給食の提供についてでありますが、これまでも網走産、道内産、国産といった順で、できる限り地場産品の利用を心がけており、定められた1食当たりの給食費の中で賄うことができ、かつ必要数が安定的に供給できる、安全・安心な食材確保に常日頃努めております。引き続き、農協や漁協、生産者や加工販売業者などの関係者の御協力と連携により、網走産をはじめ道内産食材を積極的に取り入れたおいしい学校給食の提供に努めてまいります。次に、少子化の進行により、今後の在り方の見直しが求められている学校部活動の地域移行につきましては、国や北海道が定めるガイドラインを踏まえ、昨年8月に設置した網走市部活動地域移行検討協議会において、当市における地域移行の実現に向けた様々な課題の整理と検討に着手しているところです。昨年の秋に実施した小学4年生から中学2年生までの児童生徒とその保護者及び中学校教職員に対してのアンケート調査においては、現在のような学校部活動の維持継続が困難であることや、今後地域クラブなどへ移行する動きに対しては、一定の理解が示されている一方で、主に保護者からは、活動に参加するための費用負担、活動場所までの移動手段や送迎、また指導者との人間関係などを心配する声が寄せられているところでございます。また、教職員からは、部活動の指導に負担を感じているという意見が多く、地域移行後も引き続き指導者として活動を継続したいという意見は少ない状況であり、指導人材の担い手の確保や子供たちの活動の受け皿となり得る団体など、協力体制の整備が必要であると考えております。将来にわたり、子供たちがスポーツや芸術文化活動に親しむことのできる持続的な環境をつくるためには、活動に参加する側と活動を受け入れ、指導する側の双方の合意形成をしっかりと図る必要があることから、課題の解決と、よりよい地域移行の方法について協議検討を重ね、進めてまいりたいと考えております。次に、中学校における通級指導教室の開設に係る状況ですが、令和6年度からの市内中学校への開設に向けて、通級指導を必要とされる生徒数などの実態把握や中学校における指導体制など、課題の整理をこれまで学校側と進めてきたところであります。通級指導教室の開設に当たっては、教職員の加配がなければ困難であるため、これまで道教委と調整してきたところであり、先日、人員配置についての内示があったことから、令和6年度より第二中学校に新たに開設することとして準備を進めてまいります。また、通級指導教室開設については、教職員加配のいかんにより、流動的なものと考えておりましたが、中学校での開設を見込み、中学校特別支援教育の事業予算の中に必要となる備品購入などの経費については計上しているところでございます。
答弁 選挙管理委員会事務局長 高井秀利
-登壇- 民主市民ネット、深津議員の御質問にお答えいたします。投票率向上に向けた取組についてでありますが、当市で執行した近年の各選挙におきましては、議員御指摘のとおり、投票率の低下が続いており、また、令和5年4月に執行された統一地方選挙におきましても、全国の平均投票率は、知事選挙、市区町村長選挙、議会議員選挙のいずれも過去最低という結果でありました。移動が困難な方への対応につきましては、郵便等による不在者投票制度がございますが、対象の条件が厳しく、限られた方しか利用できない制度となっております。また、当市では令和4年7月の参議院議員通常選挙より、期日前投票所の増設を図り、投票環境の向上に取り組んでおりますが、投票率の向上には結びついていない状況であります。選挙は国民が政治に参加し、主権者としてその意思を政治に反映させる重要な機会でありますことから、今後につきましても、引き続き投票環境の向上に向け、移動期日前投票所の開設や利便性の高い施設への期日前投票所の設置などを検討し、有権者が投票しやすい環境整備に努めてまいります。