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網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日

人口減少下の働き手不足に対応する将来を見据えた対策、これは主に高齢者対応ですが、これについて

2023年9月12日、網走市議会の一般質問で、里見哲也議員が「人口減少下の働き手不足に対応する将来を見据えた対策、これは主に高齢者対応ですが、これについて」質問し、健康福祉部長 結城慎二が答弁しました。

質問者
里見哲也 議員
答弁者
健康福祉部長 結城慎二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 里見哲也

次の質問に移ります。人口減少下の働き手不足に対応する将来を見据えた対策、これは主に高齢者対応ですが、これについて伺います。今、網走市内の多くの業種で働き手不足の現状があります。公的な仕事では、高齢者等の介護に関わる働き手不足が深刻化しており、市全体で意識改革が必要と考えます。働き手の実態としては、シルバー人材センターの登録者が、平均年齢で75歳を超えると聞きます。これは、人口が減少している中、高齢者は増加し若年層は減少している。つまり、必要な働き手、働く人ですね、この年齢が昔の60歳で定年から、今や70歳まで現役になってきている。そして、それ以上の年齢がシルバー人材センターで働く世代と変化してきた結果だと思われます。この人口の高齢化は2025年問題とも言われますが、今後の高齢者対応は今までにない局面が訪れると考えます。今後必要なことと想像されるのは、一つ、元気な人はなるべく長く働く、これはもう社会貢献です。そして二つ目、介護等が必要な人に対して対応できる人材を確保・育成していく。これはできれば若い働き手がよいのですが、このことをオール網走で取り組まなければ、高齢者対応の施策、極論すればこれは家族問題ですので、これがいずれ崩壊する懸念さえあると予想されます。そこで、まず第1の質問です。高齢者等対応施設で働く働き手の確保・育成について、現状の市の状況をお知らせください。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

高齢者対応施設で働く働き手の確保・育成についてでございますが、市といたしましては、2025年問題対策として、平成28年度より、介護人材確保事業に取り組んでまいりました。主な内容といたしましては、介護職員初任者研修及び介護支援専門員再研修受講に係る費用への助成、介護福祉士確保のため、奨学金を支出している事業所に対する補助制度の創出のほか、離職防止に向け、新人介護スタッフ研修会を行うなど、介護現場との意見交換に基づき様々な事業を行っております。また、昨年度からは、市内の関係事業所などの協力をいただき、介護の仕事の魅力発信や進路、就業相談を通じて、福祉・介護人材を確保することを目的として、介護フェアを開催をしております。昨年度は新型コロナウイルスの感染蔓延の時期と重なったため、想定しておりました中高生の来場は少なかった状況でございますが、今年度は、多くの方に来場いただくため、10月に市民健康まつりと合同開催を予定し、介護業界で働いていた著名人の講演会を行い、併せて市内事業所のブースを設置し、相談会やPRを行う予定でございます。

質問 里見哲也

ありがとうございます。今ありました費用の助成や補助金制度など、どうぞ、これらを事業所等に積極的にPRしていただいて、そして今お話のありました介護フェアでは、今後社会人となっていく若い世代と保護者の皆さんに、ぜひこの重要性を理解していただく取組をお願いいたします。民間の業務に市がどの程度関与するのかという疑問が一部に出される懸念もあると想像しますけれども、この年齢別の人口は構造的なものであり、社会全体の必要性で納得できる内容として、市という公共の力が必要であると考えます。介護を必要とされる方への対応は専門施設に入所なのか自宅での介護なのか、いずれにしてもマンパワーは必要です。やはり地域全体として、そして人口減少下、広域間の合理的な公助においては、拠点となる自治体、近隣においては当網走市がそれに当たると考えますから、この将来を見据えた積極的な対応に期待するものです。そこで、第2の質問です。介護人材の確保について、賃金自体は各事業体の方針等がありますから、それ以外で、資格取得のためのサポートやリスキリングの機会提供、ほかのまちからの移住サポートを目的に空き家の活用、アパート等の家賃補助など、生活面の支援により介護人材確保に取り組むこと、あるいは外国人就業者へのアプローチなど、今後の取り組むべき方向性について所見をお示しください。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

今後の介護人材確保対策についてでありますが、介護人材の確保は喫緊の課題であると認識しており、その対策の一つとして、外国人人材の受入れが考えられます。本年実施しました第9期網走市介護保険事業計画策定に係る事業所向けアンケートでは、外国人人材の受入れについて、言葉の壁などの課題が解決されれば検討したいと回答した法人は、全体の56%となっております。一方で、働く側の外国人に網走市を選んでいただくためには、言葉の壁のほかにも、住居の確保、入国後の生活のフォローアップなど、安心して網走に来ていただける環境づくりが重要だと考えております。外国人人材の受入れは、最終的には事業者が判断するものでありますが、市としては、こうした課題の解消の必要があると認識しております。また、新卒者などにつきましては、介護の仕事を知ってもらうことが重要であり、中高生に対するアプローチとして、介護フェア会場での市内事業所のPRを通じ、情報提供を図っていく必要があると考えております。その上で、進路選択から人材確保につなげる支援などの検討を進める必要があると考えております。加えて、潜在有資格者の復職支援についても具体的に検討を要するものと考えておりますが、これらの人材確保に対する取組には、事業所の理解、協力がなければならないため、関係機関との意見交換をしながら、来年度に向けて具体的な施策を検討してまいりたいと考えております。

質問 里見哲也

市で取り組もうとする方向性、理解しました。今お話のありました潜在有資格者への復職支援ですね、これは市だからこそできる部分もあると考えますので、介護に限らず介護・看護師等への重要な有資格者への働きかけも期待いたします。続いて、これらに関連する部分がありますが、第3の質問です。網走市社会福祉協議会で、「日常生活のちょこっとお手伝い事業」というものがあります。これは地区連、地区連合町内会を基盤として、地域ごとに自宅で暮らす高齢者等の日常生活のお手伝いを地域住民がサポートする事業です。スタートして3年ほどで、全地区ではまだ実施に至っていませんが、現在、協力者が90名ほどいらっしゃると聞いています。内容は、自宅で暮らすおおむね65歳以上の高齢者等の日常生活のお手伝いを、地域住民が有料のチケットでサポートするというものです。これは、自宅で暮らす健康寿命をお互いに延ばす効果もあると思います。また、ほかの面で、冬の期間、町内会に委託する高齢者等除雪サービスも広がりつつあります。現在、独居高齢者が増えています。相談事はつながることが大切だと思っています。誰かに相談すれば、どこかの答えにつながる。この地域のつながりが相談の入り口にもなると考える中で、網走市が地域に期待する見守り機能について、どのような考えと支援をしているのか、また、今後していくのかについてお尋ねします。

答弁 健康福祉部長 結城慎二

地域に期待する見守り機能についてでございますが、高齢化の進展に伴い、高齢者のみの世帯が増加する中で、誰もが住み慣れた地域で、安心して自分らしく暮らし続けていくことができるように、地域住民や町内会、民生委員、老人クラブ、ボランティアなどの多様な主体と連携し、高齢者にとって一番身近な地域の中で、日常的な支援や見守りなど、支え合う仕組みづくりを推進していくことが必要だと考えております。この仕組みづくりについては、現在、生活支援体制整備事業において、事業を委託しております網走市社会福祉協議会の生活支援コーディネーターと協働し、市内各地区との協議を進めているところです。この事業の中では、地域のつながりを増やしたいとの声を受け、イベントを開催し地域住民が集まり、世代間交流も図ることができたという成功事例もあります。このようなことをきっかけとして、地域住民のつながりが増え、日頃から声かけを行う関係が構築され、住民同士の見守りが強まることが期待できるものと考えております。今後におきましても、各地区での成功事例の共有や、町内会、民生委員、老人クラブ、ボランティアなどとの連携など、生活支援体制整備事業の充実を通じて、地域の支え合いの仕組みづくりについて、継続して取り組んでまいりたいと考えております。

質問 里見哲也

理解いたしました。今言われました支え合う仕組みづくり、これの推進をぜひよろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。私、今回この質問をいたしましたのは、生活者みんなの意識の変革も必要と考えるからです。これは先ほども申しましたが、一つ、できるだけ長く働くことは地域貢献だという考えです。これには受け入れる事業者の理解も重要となります。そして、地域でお互いさまのお手伝いは、この理解と周知をしていく必要があるのだろうなと考え、願う部分が大きいからです。どうぞ、住民が主役のまちづくりに、市が一層のリーダーシップを発揮していただくことをお願いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。

出典:網走市議会 令和5年第3回定例会 2023年9月12日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる