みんなの議会

網走市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日

小中学校における学習環境について

2023年6月20日、網走市議会の一般質問で、石垣直樹議員が「小中学校における学習環境について」質問し、学校教育部長 北村幸彦が答弁しました。

質問者
石垣直樹 議員
答弁者
学校教育部長 北村幸彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 石垣直樹

-登壇- 希政会の石垣でございます。それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。まず一つ目ですが、昨年の第2回定例会で人口減と子育て支援について一般質問をさせていただきました。そして、2020年の第3回定例会におきましては、学校教育におけるSNS等情報モラル教育について同様に一般質問をさせていただきました。今回は、小中学校における学習環境についてお伺いいたします。まず初めに、各小中学校における新1年生の児童数、クラス数をお示しください。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

令和5年度5月1日現在の……、失礼しました。各学校におけます新1年生の児童生徒数、クラス数でございますが、小学校は網走小学校35名1クラス、中央小学校28名1クラス、西小学校17名1クラス、呼人小学校2名、これは複式学級になりますが1クラス、南小学校41名2クラス、潮見小学校63名2クラス、東小学校6名で1クラス、白鳥台小学校8名で1クラス、西が丘小学校9名1クラス、小学校合計で209名11クラスとなっております。次に、中学校でございますが、第一中学校71名2クラス、第二中学校47名2クラス、呼人中学校4名、こちらも複式になりますが1クラス、第三中学校101名3クラス、第四中学校21名1クラス、第五中学校14名1クラス、中学校合計で258名10クラスとなっております。

質問 石垣直樹

少子化に伴い減少傾向にありますが、学校によってはあまりにも児童数が少ない現状があるかと思います。次に、授業で使用される教材についてお伺いいたします。1人1台端末の普及によりクロームブックを生徒たちは授業で活用しているかと思われます。それ以外に教科書、ノート、授業によっては副読本が使用されているかと思われますが、おおよそ授業で使用される教材、教科書の点数、数は幾つかお示しください。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

通常主要教科におきまして、小学校では教科書1点、ノート1点が基本となっておりますが、国語と算数において副教材としてドリル帳が使用される場合がございます。社会科などでは小学5、6年生におきまして地図帳や資料集が1点ずつ使用されておりまして、3、4年生では網走市編製の副読本1点も使用されております。中学校におきましては、社会科が歴史、地理、公民分野ごとに分かれておりまして、ほかの教科と比較しても教科書が多くなっております。小中学校とも技能系教科であります音楽では鍵盤ハーモニカやリコーダー、図工美術では水彩セット、家庭科では裁縫セット、書写では習字道具などの補助教具が使用されております。おおよそでありますが、授業で使用される教材教科書の点数、数につきましては、小学校1、2年生で17点、3、4年生で24点、5、6年生で28点、中学校では全学年29点程度となっている状況でございます。

質問 石垣直樹

ありがとうございます。次に、GIGAスクール構想による1人1台端末が網走市内においても配付され、授業で使用されておりますが、近年の破損数と破損原因についてお示しください。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

1人1台端末、クロームブックになりますが、その破損数とその原因でございます。クロームブックにつきましては、令和2年度に小学校で1,732台、中学校で875台の合計2,607台を導入したところでございます。これまでに故障、全損した台数でございますが、令和3年度は小学校で故障が24台、そのうち全損が1台、中学校では故障が29台、そのうち全損が1台となっております。令和4年度は小学校で故障が36台、そのうち全損が15台、中学校では故障が43台、そのうち全損が6台となっております。また、故障の主な原因でございますが、使用頻度等によるキーボードの破損が最も多く、故障の約3割を占め、落下などによる画面割れが2割、その他OSの破損、ヒンジの緩み、充電ができないといった状況でございます。

質問 石垣直樹

落下による破損が2割あるというふうにお伺いしました。その落下による破損の原因の一つが学習机の大きさに起因するかと思われます。現在の学習机の歴史を振り返りますと、戦後、学校の机や椅子は資材不足などで粗悪品が出回っていたそうです。これを防ぐために1952年、昭和27年、学校用家具(普通教育用机・椅子)のJIS規格(旧JIS規格)が規定されました。号数ごとにサイズが明示されておりましたが、地域の木工場ではこの規格を基に学校用の家具がつくられるようになったそうです。机の幅は600ミリ、奥行き400ミリとなり、一人用の机が定着していきました。その後、1999年、平成11年に新JIS規格が更新、現在まで適用されているそうです。新JIS規格では、奥行きを450ミリから500ミリと定めており、これまでのサイズが見直されております。また、1990年代には教科書やノート等も国際規格であるA4版に移り変わってきたこともあり、今の新JIS規格が浸透していったそうです。現在、普及している学校机の天板サイズは新JIS規格サイズの650ミリ掛ける450ミリが一般的かと思われております。しかし現状は、教科書、ノート、クロームブック、さらには辞書、筆箱、授業で使う教材の数が多くなってきております。つまり何が言いたいかといいますと、机の大きさが狭いということです。本年産経新聞の5月30日の記事によりますと「学校の机もデジタル化、液晶モニターも、滋賀県の元教員が開発」という記事がありました。記事によりますと、「教科書にノート、さらには副教材や辞書も。教育現場でデシタル化が進み、授業でタブレットを使う学校も増える中、児童生徒の机の上は物であふれかえっている。そこで元高校教員が、時代に対応した画期的な机を発明した」この方いわく、「教員時代、生徒たちが授業中に教材を机いっぱいに広げる姿を見るたびに、読み書きの作業スペースが狭く、勉強しづらいのではと感じていた。パソコン1台では教育の基本となる「読み」「書き」を同時にすることは難しいという課題もある。文部科学省は来年度からデジタル教科書を本格導入する方針で、教育のデジタル化はさらに進むと見られる。教材はこれだけ進化しているのに、机はなぜ変わらないのか」という記事でございます。私も中学校の授業参観でお伺いした際に、まず感じたのは机が狭いであります。肘をつく場所もない状態、机上の教材をやりくりするという手間がかかっており、勉強しづらいと感じていました。調べてみますと、コクヨでは「つくえ+(つくえたす)」という製品がございます。机の奥行きを50ミリ延長して、PCやタブレットをはめ込み、教材や文房具の転落防止、筆箱などもコンパクトに収納できる製品であります。このように児童の学習環境について、特に机について網走市の見解をお示しください。

答弁 学校教育部長 北村幸彦(学校教育部長は2024年12月まで)

小中学校におけます机の天板規格につきましては、二つの小学校を除きまして、全ての小中学校で幅600ミリ、奥行き400ミリのいわゆる旧JIS規格を利用しております。児童生徒数にもよるところでございますが、新JIS規格の導入をする場合、机自体を入れ替える必要が生じますので、費用面での課題や教室が手狭になるといったこともございます。そのような中で議員お示しの天板を拡張する製品は効果的であると認識をしております。現在、比較的小規模であります四つの小中学校で全学年に天板を拡張する製品を学校が導入しているところでございます。また、二つの小学校におきましては、特別支援学級を対象に導入しているところでございます。来年度も、デジタル教科書の本格導入以降も紙の教科書と併用しながら授業をするといった文部科学省の考えもございますので、今後も机上の学習環境が大きく変容することは想定しづらく、机の狭さや端末を落下させてしまうことも懸念されますので、学校の意見を聞きながら、必要に応じて天板拡張製品などの導入を検討してまいりたいと考えております。

質問 石垣直樹

ありがとうございます。極端な話ではございますが、児童数が減少しているに伴い、使用されていない教室が多数ございます。壁を取り払い二つの教室を一つにする、授業を受けるスペースを確保することも可能であるかと思います。今後とも子供たちの学習環境をよりよくするために検討を続けていただければと思います。

出典:網走市議会 令和5年第2回定例会 2023年6月20日 議事録 PDF(60ページ) 間違いを知らせる