みんなの議会

網走市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日

子供たちの教育支援について

2022年12月14日、網走市議会の一般質問で、小田部照議員が「子供たちの教育支援について」質問し、学校教育部長 田口徹が答弁しました。

質問者
小田部照 議員
答弁者
学校教育部長 田口徹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 小田部照

次に、子供たちの教育支援について伺います。多様化する世の中で、特別支援教育は障がいのある児童生徒の自立や社会参加に向けた主体的な取組を支援するという視点に立ち、児童生徒一人一人の教育的ニーズを把握し、その持てる力を高め生活や学習上の困難を改善または克服するため、適切な指導及び必要な支援を行おうとするものであります。平成19年4月から、特別支援教育が学校教育法に位置づけられ、全ての学校において障がいのある幼児、児童生徒の支援をさらに充実していくこととなりました。文部科学省の資料によると、少子化で子供の数が減っている中、特別支援教育を受ける児童生徒数は、平成23年度の28万5,000人が令和3年度には53万9,000人に増えているのが現状となっているようであります。当市において、支援が必要な児童生徒の人数と推移について伺いたいと思います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

支援が必要な児童生徒につきましては、現在特別支援学級に所属する児童生徒は、本年5月1日現在、小学校で125名、中学校で51名、合計176名となっており、通級指導教室で受け入れている児童は46名で、合わせて222名と把握しております。支援が必要な児童生徒の推移については、10年前に比べて117名、5年前に比べて53名増えている状況です。

質問 小田部照

全国的に特別教育支援を受ける児童生徒も増えている中、網走も同様に支援を受ける子供たちが増えているという実態は理解いたします。答弁にありましたが、今言った通級指導教室とは一体どういうものなのか。また、当市の現状はどのようになっているのか伺いたいと思います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

通級指導教室は、小中学校の通常学級に在籍している比較的軽度の障がいのある児童生徒に対して、障がいによる学習上または生活上の困難を克服するため、その障がいに応じて特別な教育課程による指導を行う教育形態です。市内では現在中央小学校に設置している通級指導教室があり、他校の児童を含めて46名を受け入れております。

質問 小田部照

通級指導教室は現在中央小学校に1校のみということで、46名の生徒がいるというようなお話でしたが、現状この地域、網走市全体から父母の皆さんが送迎で車で送り迎えをしながら、この通級に通っているというような現状をちらっとお話を伺っておりますが、市内全域から1か所ということで、いろいろなこれから冬道も含めて送迎のできる場合できない場合もあるのでしょうから、いろいろなことが想定されますが、ほかの地域でもぜひ通級指導教室を開設してほしいというようなニーズはないのでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

通級指導教室の開設につきましては、基準日に1校当たり13名以上の特別な教育課程を受ける児童生徒が必要なことや、知的障がいのある児童は通級教室には通えないなどの条件があります。現在、潮見小学校で開設に向けて準備を進めているところでございまして、対象となる児童数など現状の把握を含め様々な検討を行っているところです。

質問 小田部照

現在、潮見小学校のほうでも開設に向けた取組、検討がなされていることで理解いたしますが、現在は中央小1校ということで50名近くの子供たちがそういう支援を、通級という支援を受けながら、自分の学校に通いながら通級教室にも通うというような現状でしょうが、この今50名程度いる小学生が、今年でいえば、来年度また中学校に上がるわけですが、中学校に上がった場合、市内の中学校ではこの通級指導教室というものはないのだと、存在しないというようなお話を実は聞いております。現状の実態はどうなのか。そして中学校へぜひつくっていただきたいというような要望も実は頂いているわけですが、そういったところに市の見解はいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

先ほども述べましたが、通級指導教室の開設については条件がございまして、中学校にも専門的な教員の配置を含めて、継続的に受入れできるかが大きな判断材料となります。生徒の実態に応じて学校が必要と判断したときには、開設に向けて学校と連携して対応してまいりたいと考えております。

質問 小田部照

様々な13名というような基準もあるようですけれども、一定程度の子供たちは、この支援の必要だと言っている子供たちがいて、それに何とかしていただきたいという父母もいますので、実は先日、議員の有志数名と、地域で中学校通級指導教室の設置に向け、子供たちの発達を応援するために熱心に活動しているお母さんたちと意見交換をする場を取らせていただきました。こういった団体の方々としっかりと関わり合いを持ち、こういった父母の皆さん、子育てしている方々の声をしっかりと聞いて、共に子供たちの支援につなげていっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

先日、その団体の方々とお話をさせていただきましたけれども、今後もどのような支援が必要なのかを把握するためにも意見交換を行っていきたいと考えております。

質問 小田部照

こういった地域の情熱のある皆さんとしっかり協力し合って、子供たちへの必要な支援体制の構築に向けて、より一層しっかりと努めていっていただきたいと思います。次に移ります。コロナ禍での学習の実態とその支援について伺います。令和2年3月から5月にかけて、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を目的として、多くの学校で長期間の臨時休校が行われました。この数か月にも及ぶ臨時休校の際、一部の学校、地域ではICTを活用し、学校と家庭をつなぎ遠隔オンライン教育が実施されました。新型コロナウイルス感染症に対する抜本的な対策は非常に難しく、学校内での感染が拡大すれば学校単位で数週間程度の臨時休校処置を行われたり、再度長期間にわたる一斉臨時休校処置が実施される可能性も十分にあります。このように、長期間にわたって児童生徒が学習をする機会を失う事態に備えていく必要が当初から当然あります。子供たちの学びを止めないため、どのような対策ができるのか考えていかなければなりません。コロナ禍で学級閉鎖や学校閉鎖が続き、保護者の間でも学習の遅れが不安となって広がっております。学級閉鎖となり、端末を持ち帰っている学校もあれば、持ち帰っていない学校もあり、ICT機器は整ったものの学校間の差が埋まっていないというのがいまだ現状であります。今後どのようにその格差を埋めようとしているのか伺います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

網走市内の小中学校のICT活用のレベルアップの基本的な考え方としましては、研修の受講と先進事例の還流と考えており、市教委が実施した今年の研修の実績は、9月27日に校務活用研修、10月19日には操作スキルアップ研修、10月25日には管理職向けの研修などを実施しております。また、10月28日には愛知県春日井市で開催された全日本教育工学研究協議会全国大会に3名を派遣し、春日井市立高森台中学校などを視察し、先進的な活用を学び、その内容を先日12月3日に開催された学力向上フォーラムなどで報告してきたところでございます。

質問 小田部照

様々な研修に行かれているということは承知しているところでありますが、研修といってもなかなか先生全員が実際に参加できるわけではないと思います、なかなか忙しいでしょうから。最近はリモートでの研修という形も大分増えてきているようであります。こういったものをしっかりと積極的に活用して、先生方の向上につなげていっていただきたいと思いますがいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

市内小中学校では、校内にICT推進委員会やICT担当教員を設置しまして、市内、それから市外、先進校の教員や校内のICTが得意な教員による校内研修会なども積極的に進められ、教師間の格差の解消に努めているところでございます。また、本年グーグルのパートナー自治体プログラムに参画したことによりまして、今後、学校のニーズに合わせた内容で学校ごとのリモート研修を実施することを予定しているところでございます。

質問 小田部照

ただいま答弁で、グーグルと契約してしっかりとしたリモートも取り入れていくということですので、しっかりといっぱいグーグルに限らずいろいろなところでリモートの研修はやっているようですので、ぜひしっかり取り入れて、まだまだ現在も休んでいる学校もありますし、これから先も長期間にわたり休まざるを得ないという子供たちの今の実情ですので、本当に保護者の間で学校によって対応が違う、学習の遅れ、これ本当にみんな心配しています。僕も子供を育てている、なかなか本当にほかの学校の親と話したときに、やっぱり学習の差が生まれているのだなという実感しているところであります。しっかりとこういった地域間の格差はもちろん、学校間の格差、埋めていけるように今も頑張っているのでしょうけれども、より一層の努力を、いろいろな工夫を重ねて、ぜひ網走の子供たちがそういった地域の差、学校間の差がないような学力の支援に努めていっていただきたいと思います。次に移ります。先日、市内の小学校のクラブ活動で、その活動が評価され全国大会に出場することとなり、子供たちはもちろん、それを支える父母の皆さん、関係者の皆さんも大きな期待と希望を抱いて、この全国大会の遠征に向かったことだと思います。しかしながら、その初日に子供たちに発熱者が出てしまい、コロナに罹患されたそうであります。もちろん大会にも出場することはかなわず、見知らぬ土地での隔離療養生活が始まったと聞いております。その子供たちの気持ちや親御さんたちの気持ちを考えると、どれだけ悔しく寂しい思いをしたかと思うと、本当に胸の詰まる思いであります。そのような中、教員は全部で6名随行していたそうです。当然、現地での緊急時の対応は想定した上で、遠征に挑んだものだと認識しておりますが、実際現地での感染者が出てしまってからの対応はどうだったのか。私が聞いているところでは、教員が対応すべきことを保護者任せにし、父母の皆さんに相当な負担と御苦労をかけ、困惑されていたと聞いております。マニュアル等もなく想定した計画そのものの甘さが露呈した対応だと私は考えますが、教育部局の認識を、見解を伺います。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

今回、全国大会の遠征先で、残念ながら参加児童がコロナウイルスに感染したという報告を現地の引率教員より受け、状況の把握や現地での対応など都度協議してまいったところでございますが、結果的に保護者に御心配と御迷惑をおかけしたことに対し、おわび申し上げますと同時に、これを教訓としていかなければならないなと認識しております。今後このようなことが起こらないよう、現地の感染状況や療養措置の状況などの情報収集や、不測の事態の想定をしっかり行ってまいりたいと考えております。児童の保護者が付添いをしていることから、教員が全員帰網したことについては、結果として他の保護者に負担していただいた状況から、保護者の付添いの有無にかかわらず引率者が支援するべきだったと考えているところです。今回の教訓を生かし、学校における教育旅行や部活動などの遠征では、さきに発出されている道教委通知を再確認の上、事前に不測の事態への想定を十分に行い、現地の保健所、医療機関等の連絡先を含めた緊急連絡体制や引率教員の役割分担などを明確にし、不測の事態に備えるとともに、児童生徒の安心・安全の確保に努めてまいりたいと考えております。

質問 小田部照

今、御答弁いろいろと状況の御答弁までいただきましたが、実際、私もいろいろとこのお母さん、困った困ったと、罹患されてしまったお母さんたちと状況をいろいろ伺っています。このコロナに感染した児童はそれぞれ保護者の方が付添いをしていたようです。場合によっては大阪に、全国大会大阪で行われたそうですが、大阪に行けなかったお母さんも子供がコロナに感染したと、そういう知らせを受け、大阪に向かい子供の看病をすることとなったそうです。そのような中、罹患した3組の、3人のお子さんと3組のお母さん、3組の親御さんがいたそうですが、先ほど御答弁あったように、この3組の親子を残して、6名の教員全員が網走に帰ってきてしまったと。これが事実なのですよ。その後、その付添いをしていたお母さん1名もコロナに感染し、療養期間が延びてしまいました。もちろん感染したお母さんは40度近い高熱が出て、自分の子供の面倒もままならない状況から、本来隔離期間を終えて網走に帰ってくる予定であったほかの親子、お母さんが帰る日程を変更し、発熱したお母さんとその子供のサポートをしてくれたというのが現状であります。そうやって協力し合ってやってくれたことは本当にありがたいことですし、対応としてはお母さんがいてよかったなと思うところでありますが、今回、この3組の親子が残され、そのうち1組がお母さんの感染が確認されたわけですが、コロナに感染してお子さんの面倒を見ているのですから親も感染するということは到底想定できます。3組全ての親御さんが感染し、どうしようもなくなる状況も想定されたと思います。本来であれば、随行した教員を少なくとも1人や2人残して、この児童や保護者のサポートに当たるべきだったのだろうと私は考えますが、教育部局はいかがでしょうか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

先ほどの答弁の一部繰り返しになりますけれども、児童の保護者が付添いをしていることから、教員が全員帰網したことにつきましては、結果として他の保護者に負担を強いてしまったこと、保護者の付添いの有無にかかわらず引率者が支援すべきだったのではないかなと考えております。

質問 小田部照

だろうと思うではなくて、学校の行事でクラブ活動で、勝手にこれ少年団で全国大会行っているのなら学校外活動ですから。ではなくてこれ学校の活動で行って教職員何で6名も行っていたのですか。6名行って6名帰ってきたら駄目ですよ。ちゃんとサポートしてあげないと。これ相当やっぱり父母の皆さん怒っていますよ。この見解が「思う」じゃなくて、間違いはしっかりと間違いと認めて、しっかりと次に教訓として生かすということで……(発言する者あり)では、その判断に至った経緯は私も聞いています。保護者と相談して、保護者があまりに何もしてくれないので、要りませんと言ったそうですね。どうですか。

答弁 学校教育部長 田口徹(学校教育部長は2023年3月まで)

今回の件につきましては、事前に保護者会議、保護者を集めた会議を学校で開催しておりまして、現地で感染者が出た場合の対応についても十分話がされておりまして、保護者が行く児童生徒につきまして、感染になった場合には保護者が対応すると。それから、保護者の行かない子供がもし感染した場合は、保護者が来るまでについては学校の教員が引率すると。保護者が来たときには保護者に引き継いで帰るということで、当初からそういう判断を保護者の皆様にも示していたところでございます。結果として、それはよかったかどうかという問題になるかと思いますが、その辺については正しい判断ではなかったのかなというふうに考えております。

質問 小田部照

今の御答弁では、最初からコロナ罹患した場合でも帰ってくるような、親に任していてあとは知りません。帰ってきてしまうような判断ですと言ったけれども、そもそもやっぱりその判断が、協議自体がおかしかったですよね、学校活動で行っているのですから。知らない土地でお母さんと小さなお子さん、不安ですよ。何かやっぱりそばにいて、買物だったりいろいろなことをサポートしてあげないといけませんよね。いけなかったですよね。しっかりと真摯に受け止めて、これを教訓として今後の教育活動にしっかりと生かしていただきたいと思いますので、これ以上は触れません。いや、わかりました。今回いろいろと質問させていただきましたが、市政運営の全ては執行者の信頼に始まり信頼に終わるものだと思います。改めて信頼関係の大切さを訴えさせていただきまして、私の質問を終わります。

出典:網走市議会 令和4年第4回定例会 2022年12月14日 議事録 PDF(88ページ) 間違いを知らせる