網走市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日
最初は地域公共交通について
2022年9月13日、網走市議会の一般質問で、村椿敏章議員が「最初は地域公共交通について」質問し、観光商工部長 伊倉直樹が答弁しました。
- 質問者
- 村椿敏章 議員
- 答弁者
- 観光商工部長 伊倉直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 村椿敏章
-登壇- 日本共産党議員団の村椿敏章です。質問通告に従い、質問させていただきます。最初は地域公共交通についてであります。一つ目が、コミュニティバス西山通線の廃止についてです。西山通線については、市は9月30日で運行を終了とすると発表しました。しかし、今回の決定について、議会側総務経済委員会にも協議もない状況です。この路線は地域公共交通計画にも位置づけられており、地域の足となるものです。過去に二ツ岩線の廃止の際には、議会での議論もあったと聞きます。まず、最初に聞きたいのは、この地元に与える影響、そして市民の不安の解消など丁寧な対応が必要であるにもかかわらず議会へ協議さえしない姿勢、この姿勢は議会軽視、そして住民軽視ではないでしょうか。なぜ、こうなったのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
コミュニティバス西山通線についてでございますが、西山通線は平成25年10月1日から、平成23年に開通した西山通線を経由する形で、当時公共交通空白地帯であった鉄南、錦町地区の公共交通対策として、地域住民の皆さんと協議を重ね運行を開始いたしました。西山通線の運行や利用促進などについては、地域の皆さんと意見交換をさせていただいているところでございますが、今年2月の乗降調査の結果では、1日16名程度の御利用で、1日に10便運行しておりますので1便当たり2人に満たない状況でございました。このような利用状況と同地区においても、利用者が増えてきているどこバスの利用実態を踏まえて、網走バスと協議をし、利便性が向上するどこバスへシフトすることを錦町町内会、鉄南地区連合町内会へ説明をし、御理解を頂いたところでございます。これまで市内の路線バスに係る議会への協議につきましては、路線の廃線の場合は行っており、例えば平成18年3月8日の経済建設委員会で二ツ岩線の運行休止を報告しておりますが、今回は従来の西山通線をどこバスへ統合し利便性向上の取組を進めることについて、地域住民へ説明を行ったところでございます。今後も必要に応じて、適宜市民と市議会の皆様へ説明をしてまいります。
質問 村椿敏章
今の答弁でいきますと、利用人数が1日16名程度で少なくなっている、またさらに鉄南地域、錦町地域に説明会を開いて、住民の声を聞いているということであります。しかし、このコミュニティバス、これは市が地域公共交通計画で立てている中で、今まであった路線バス、これが実際にはなくなるわけですから、ここは今まで利用してきた人たちへの影響はないのか、料金がどう変わるか、利便性はどうなのか、これは錦町地域や鉄南地域だけに限るものではないと思います。また、利便性がどう変わるのか、障がいを持つ方も利用できるのか、様々な角度から議論があってしかるべきものではないのかと思います。この路線バスを、コミュニティバスをなくして今回移行すると、どこバスに移行することを提案したのは事業者からですか。その提案に対して、市はどこまで検討したのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今回の提案というのが事業者側かどうかというお尋ねでございますけれども、これは事業者側からというよりも、先ほどもお答えをいたしましたが、乗降調査による結果を踏まえまして網走バスとも協議をいたしまして、今回このような方向づけに考えたところでございます。
質問 村椿敏章
両者で協議しながらここに踏み切ったということでありますが、今回の計画にあるコミュニティバスを状況が、人数が減ったということで、いろいろ検討していったとは思いますが、やはり議会にも示して、そしてそこで見えてくるものもあると思うのです。事業者の考えも当然必要ではありますが、私たち議員の声も聞いて、そして何か問題がないのかということもチェックしていく必要があると思います。それで、二ツ岩線の廃止のとき、そのときにはアンケート調査も行われたと聞きます。アンケート調査などは行ったのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
西山通線のどこバスへの統合に当たり、アンケート調査は行っておりませんが、西山通線の運行や利用状況などにつきましては、年に1回程度地域の皆さんと意見交換を行い、情報交換や要望の把握に努めているところでございます。
質問 村椿敏章
アンケート調査はしていない、しかし、地元の方との意見交換をしているということですが、その意見交換の中で、どのような話が出されましたか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
毎年西山通線の関係につきましては、地域の皆さんとお話をしております。そこの部分では、いい話も悪い話もございます。中では、例えば停留所が増えたことでバス停まで行くことの距離が短くなったからよかったとか、あとは御自分で移動したいときに呼んで、それで移動できるということもよくいいことになったというようなお話もあった反面、実際には西山通線の部分も利用している方からは一部残してほしいというような話もございました。
質問 村椿敏章
そういう声が聞こえてきていたというのと、あともう一つ、どこバスによって対応するということによって、今まで路線バスはバス停に待っていればバスに乗ることができます。しかし、どこバスの利用は、インターネットかまたは電話による受付で始まります。この場合、聾啞者や脳梗塞などによって失語症になっている方、この方々が利用できるのかという声も、その説明会の中であったと聞きますが、実際市はこの方々の実態をつかんでいるのでしょうか。また、どのように対応しようとしているのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
障がいをお持ちの方のどこバスの予約についてでございますが、特に電話予約が困難な聾啞者の方などは、現状ですと、今お話のありましたように、インターネットで予約をするか、家族や友人などが代わって電話予約する以外は方法がない状況でございます。現在市内において、聾啞者の方は20名ほどいらっしゃると伺っておりますが、現状御自分で車を運転されている方が多いというお話も聞いてございます。また、網走バスで確認したところ、障害者手帳を使ってどこバスや路線バスを御利用される方はおりますが、聾啞者の方など障がいの区分までは把握はできていないのが実情であると伺ってございます。しかし、公共交通という観点から、障がいをお持ちの方のどこバス予約に課題があることは、網走バスとも共通した認識でございますので、今後どこバスの予約手法について先進地での取組も調査しながら、網走バスと連携し研究してまいりたいと考えてございます。
質問 村椿敏章
今後いろいろ連携しながら対応していきたいということでありますが、このどこバス、かなり便利になって利用者も増えています。しかし、地域公共交通のアンケート調査では、予約制のバスを利用しますかというところに、そういうアンケートをしたときに3割の方が利用は、要はこの予約制のバスについては利用するのをためらうというような回答が返ってきているのですね。今、声も聞いている、今も聞いているというような答弁もあったと思うのですが、この予約制、どこバスの予約制のバスが利用しづらいという声とかは聞こえてこないのですか。どこバスが利用しづらいという声は聞こえてきませんか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
どこバスの予約、利用がしづらいというお話かというふうに思いますが、あまりそういう声は聞いていないのですけれども、ただスマホを持っていない方とか、あとは電話を持っていない方とかというのは、そういう声が一部あるというふうなことも聞いてございます。ただ、網走バスともいろいろそういったことを対応する中で、携帯電話を貸し出して、電話をかけるようなことにつながるようなことをしたりとか、そういった取組はしているところでございます。
質問 村椿敏章
様々な、携帯電話を貸すなどということも工夫しているということですね。ただ、ちょっと私が聞いたところでは、どこバスを予約するときに電話をして、そして何番のバス停に乗って何番のバス停まで行きたいということを告げる、そして電話を切ります。そうしたら、その次にまたバス会社から電話が来て、何番のバス停に何時までに来てくださいという、そしてバスに乗るときに、何番のバス停に乗っていきますということを告げてくださいと言われるそうです。このときに、返事の電話、バス会社から来る電話、このことについて、お年寄りの方はそれを覚えていられない場合もあると。だから、そのときには、何かメモに書いて、何時にそこのバス停に行って、何番に行きたいと答えなければならないわけです。これはお年寄りの方にしてみたら、非常に負担になる部分も多いと思うのです。なぜなら、今まで路線バスを使っている方はバス停の時間帯のところに、ただ立っていれば乗ることができたわけです。しかし、今回のどこバスについては、その予約をし、予約の電話を頂いて、そしてそれによってやっとバス停に進むと。ですから、そこにそういう問題もあるということは認識していただきたいと思うのですが、そういった声は聞かれませんか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今議員から御指摘あった部分については、直接私は把握してございません。
質問 村椿敏章
わかりました。ぜひどこバスの利用のしやすさをさらに検討していただきたいと思います。次の質問に移ります。次はどこバスのエリア分けについてです。現在実証実験中のどこバスですが、今年度から区域を拡大し、今までもAエリア、Bエリアというのはありましたが、そのエリアを再設定しました。エリア内の料金は500円となっていますが、エリアをまたいだ場合は700円となっております。そのBエリアの大曲、それから天都山、潮見地区、ここでは同じ住所なのにAエリアとBエリアの混在地域があります。市民の方からは「同じ地域なのに不公平だ、理由がわからない」という声が聞かれます。このエリア設定に至った理由を伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
どこバスのエリア設定についてでございますが、どこバスは令和2年から実証実験を開始しており、初年度は8月から11月までの4か月間の運行期間で、潮見、駒場、つくしケ丘鱒浦の一部を一つのエリアに設定をいたしました。2年目の令和3年度は、運行エリアを市街地区全般に拡大をいたしましたが、広範囲になるため、AエリアとBエリアに分けることといたしました。高台地区を起点にエリアの境界を設定をいたしましたが、エリア境界付近の方はエリアをまたぐと料金が高くなるケースがございました。3年目の令和4年度は、さらに天都山と呼人地区を運行エリアに拡大するとともに、エリアまたぎの課題を少しでも解消するため、前年はA、Bで分けていた主に市街地区エリアを一つにして、観光施設が集積する天都山地区と呼人地区をBエリアに設定しているところでございます。今年度は、これまで2か年にわたる実証運行を踏まえ、また今年のエリア拡大などを勘案し、エリアを設定しておりまして、境界については住居の集積や距離などを参考にしながら、地区によっては町内会の区域で境界線を設定しているところでございます。どこバスの運行に当たっては、網走市地域公共交通活性化協議会で料金体系やエリア設定などの承認を受け、運輸局から区域運行の許可を得て運行していることから、エリアを設定しているところでございます。エリアの境界付近にお住まいの方などから、要望があった場合には、利用実態などに応じてエリア境界線の変更などを網走バスと協議の上、適宜適切な対応に努めてまいりたいと考えてございます。
質問 村椿敏章
皆さんの声を聞きながら、適時検討していきたいというお言葉を頂きました。ぜひ検討して利用をしやすいように、そして、不公平感のないような、例えば距離によってAエリアとBエリアを分けるという部分も検討もしなければならないでしょうし、または地域によって地域の中で差があるような形……(発言する者あり)地域によって差が出ないような、そういう仕組みづくり、ぜひ検討していただきたいと思います。実際、どこバスの実証実験、今年度で終了する、そういう考えがあるとは思います。このどこバスの、今回、これから本格運行に当たって様々いろいろな意見を聞いていく必要があるのではないかと思います。先ほどのコミュニティバスなどについても弱い立場の人たちが利用しやすい、そういう仕組みづくりもしなければならないでしょうし、それが行政の立場であると思いますし、責任があると思います。この本格運用に当たって、アンケート調査などはする予定などはないのか、または今アンケート調査を行っているのか伺います。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今現在、どこバスに関してのアンケート調査を行う予定はございません。
質問 村椿敏章
アンケート調査をする予定はないということですけれども、実際どこバスを利用している方からの声をアンケート的に聞いているというのを私は聞いたのですが、それは実際されているのでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
どこバスの車内にアンケート用紙を置いておりまして、そこで一定の目的ですとか改善内容を記入する部分がございますので、そういった部分でのアンケート調査というのは行っております。それと、すみません、先ほどのどこバスのアンケート調査の関係で、今年なのですけれども、北海道の事業で市内の路線バスと、あと、どこバスに関して市民と観光客を対象にしたアンケート調査というのは行う予定をしております。
質問 村椿敏章
そうですね。実際どこバス車内でのアンケート調査はできているということでありますから、私、最初の西山通線のコミュニティバス、これをどこバスに移行していくよといったときに、社内で西山通線のコミュニティバスの中でも声を聞くことができたのではないのかなと思うのです。同じように、どこバスで今聞いているのと同じように、バスの今の路線バスの中でも声を聞くことができると思うのですが、ぜひこれから9月30日までにはなくなるという話のわけですから、それまでにぜひ今の利用者16名、1日16名の方、その方々の声を聞いて、そして何か過不足ないのか、どこバスへの移行についてどういう問題が出てくる可能性があるか、こういうことも調べる必要があると思いますが、そのアンケートをするよう求めたいですが、いかがでしょうか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
現時点で市のほうで、今お話のあったアンケートをするつもりは予定はございませんが、先ほどもお答えをいたしましたように、北海道で行うアンケート調査の関係でそういった部分の声というのは反映が可能かなというふうには考えてございます。
質問 村椿敏章
その北海道のアンケート調査というのはどこバスについてのアンケートだと思うのですが、私が言いたいのは、最初に西山通線をどこバスに移行するといったときに、声は地域から聞いたというのは聞いてはいますが、しかし利用者からしっかりと声を聞いているかというと、そうではないと思うのですよ。ですから、コミュニティバスの利用者に対して声を聞くというのは必要なのではないのかということを言っているのですが。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
コミュニティバスの利用者の方につきましては、毎年錦町町内会、それから連合町内会ですか、で行っております意見交換の中で、そこで御利用されている方がいらっしゃるかどうかはっきりわかりませんけれども、そういった中での状況把握に努めているところでございますので、ちょっと今後アンケート調査を行うということは考えてございません。
質問 村椿敏章
今回、今アンケート調査は西山通線では行う予定はないということですが、今後、どこバス、また来年から本格運用するに当たって道のアンケート調査をするというのは聞いている、それも利用していこうというところもあると思うのですが、実はどこバスを運行開始してから路線バスの便数が減っていて、それで今まで例えば大曲線の定期的なバスですね、路線バスですね、そこの便数が減って困っているという声もあるのですよ。ですから、やはり今路線バスを利用している方、その方の意見を集めて何か問題ないかというところは確認していく必要もあると思いますがいかがですか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
今お話のありました路線バスの御利用者の方につきましては、先ほど御答弁をいたしました北海道のほうで行うアンケート調査の中でも、路線バスの御利用者の方のアンケートも対象になっているというふうに伺っておりますので、その調査の中で把握は可能かなというふうに考えてございます。
質問 村椿敏章
その中で路線バスの利用者の声を聞いていきたいということですね。それではちょっとまだまだ足りないのかなと私は思うのですが。あと、どこバスを本格運用に当たって、やはり議会にもどういう形になっていくのかというところは示していくべきだと考えますが、それについては議会に示していくという考えはありますか。
答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)
先ほども御答弁を申し上げましたけれども、適宜必要に応じて市議会の皆さんにも市民の皆さんにも御説明をしていきたいというふうに考えてございます。
質問 村椿敏章
わかりました。よろしくお願いいたします。