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網走市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日

子供のスポーツ環境について

2022年6月22日、網走市議会の一般質問で、小田部照議員が「子供のスポーツ環境について」質問し、社会教育部長 吉村学、教育長 岩永雅浩が答弁しました。

質問者
小田部照 議員
答弁者
社会教育部長 吉村学、教育長 岩永雅浩

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 小田部照

-登壇- それでは、通告に従い順次質問してまいります。初めに、子供のスポーツ環境について伺います。日本のスポーツ少年団活動は、次世代を担う健全な体と心を持った青少年の育成をという呼びかけから始まりました。その理念は今日においても何ら変わることはありません。スポーツ少年団の理念の根本は、複雑多岐にわたる現代社会に生きる子供たちを心身共に健全で子供らしい明るい表情を持った元気な子供たちに育てることにあります。この少年団活動については、地域の方々が平日、土日問わず、日夜ほぼボランティアの状態で指導に当たっていただき、子供たちを育ててくれていることに、そしてそれを支える父母会の皆様にも併せて感謝と敬意を申し上げるところであります。一方で、中学校の運動部活動は、スポーツに興味、関心のある生徒が参加し、教師などの指導の下、学校教育の一環として行われ、スポーツ振興を大きく支えてこられました。また、体力や技能の向上を図る目的以外にも、異年齢との交流の中で、生徒同士や教師などとの好ましい人間関係の構築を図ったり、学習意欲の向上や自己肯定感、責任感、連帯感の高揚に資するなど、生徒の多様な学びの場、活躍の場として教育的意義を有しております。しかし、社会、経済の変化などにより、教育などに関わる課題が複雑化、多様化し、学校や教師だけでは解決することのできない課題が増えているのが現状であります。とりわけ、少子化が進展する中、運動部活動においては、今までと同様の運動体制では維持が難しくなってきており、学校や地域によっては存続の危機にある状態であります。将来においても、子供たちが生涯にわたって豊かなスポーツライフを実現する資質、能力を育む基盤として運動部活動を持続可能なものとするためには、各自のニーズに応じた運動、スポーツを行うことができるよう、速やかに運動部活動の在り方に関し、抜本的な改革に取り組む必要があります。現在の当市においても、まさに少子化による児童生徒の減少から、今述べたような現状、課題があり、私も2年前、第三中学校の部活動の改廃の時点からこの議会でも度々取り上げさせていただいております。そのことを踏まえ、まず、現在の少年団の活動の状況、また、中学校の部活動のそれぞれの現状と推移を伺いたいと思います。

答弁 社会教育部長 吉村学(社会教育部長は2024年12月まで)

少年団活動及び部活動の現状と推移についてでございますが、少年団につきましては、令和4年度登録団数は13競技21団体、登録団員数は514人となっております。登録団数につきましては、数年間ほぼ変動はございませんが、団員数といたしましては、令和元年度と比較しますと、79名が減少しているというような状況にございます。そして、中学校の運動部活動の状況についてでございますが、令和4年度は27の運動部があり、部員数は461名となっておりまして、これも令和元年度と比較すると、7つの部の減、部員数は101名の減というようなことになっている状況でございます。少年団、中学校の部活動においても、少子化に伴い子供の数が減少しているというようなことで、今後もこの傾向は続いていくものというふうに考えています。

質問 小田部照

令和元年度からここ3年間、令和4年度までで少年団に至っては79名の、少子化というのもありますが、それ以上にひどい状況にあるのだなと認識いたしました。スポーツ庁の有識者会議、運動部活動の地域移行に関する検討会議は、今2022年、今月ですね、6月6日に公立中学校の運動部活動の目指す姿をまとめた提言をスポーツ庁長官に手交いたしました。2023年度から2025年度までの3年間をめどに、休日の運動部活動から段階的に地域移行するよう提言しております。その提言は公立中学校等における運動部活動を対象に、運動部活動の地域移行に関する検討会議が取りまとめたものであり、少子化や教師の業務負担を背景に、学校の運動部活動では支えきれなくなっている中学生などのスポーツ環境について、学校単位から地域単位の活動に変えていくことで、少子化の中でも子供たちがスポーツに継続して親しむことができる機会を確保することを目指しております。具体的には、休日の運動部活動から段階的に地域移行していくことを基本とし、2023年度から25年度までの3年間を改革集中期間に位置づけており、都道府県において休日の運動部活動の地域移行に向けた具体的な取組やスケジュールなどを定めた推進計画を策定し、それを基に各市町村が推進計画策定を規定するのが適当だとなっております。実施主体については、地域の実情に応じた多様なスポーツ団体など、総合型地域スポーツクラブ、スポーツ少年団、クラブチーム、民間事業者、フィットネスクラブ、大学などや学校関係の組織、団体を想定し、スポーツ指導員の質、量の確保の方策、大会や会費の在り方についても、現状と課題などを求められる対応についてまとめているものであります。当市でも、競技によっては、小学生年代から夢や目標を持って頑張ってきたスポーツ活動が中学生となり、それをやりたくても活動できる環境がないために続けられない、諦めざるを得ないという競技、スポーツもあるようです。現在、少年団で活動している競技で、市内中学校部活動、または民間のスポーツ団体においても、中学生となって活動の場のない競技というのはどれぐらいあるのか伺います。

答弁 社会教育部長 吉村学(社会教育部長は2024年12月まで)

議員が御質問の現時点で活動されている少年団競技の中で、中学校の部活動がなく、さらにほかのスポーツ団体においても中学生としての活動場所がないというようなことで考えられる競技は、バレーボールの男子のみというふうに考えております。

質問 小田部照

今答弁いただきました。このバレーボール男子という競技は中学校部活動どこにも、令和2年ですね、令和2年に三中で男子バレー部が廃部となって以降、この網走市内6中学校ではどこにも部活としてバレー部が男子は存在しません。民間のやれる状況も今のところ受け皿もない状況であります。しかし、このバレーボール少年団は現在21名の子供たちが所属し、17名が女の子であります。4名の男の子が頑張ってバレーを今少年団で活動を続けているわけです。それぞれ事情は異なるかもしれませんが、私も子を持つ親としてサッカーをやらせたり、ホッケーやらせたり、空手、バスケ、いろいろなことをやらせていますが、みんな子供のうちは野球やればプロ野球選手になりたい、サッカーやればプロサッカー選手になりたいと。このバレーボール少年団の子たちもきっとそうだと思います。夢を持って、目標を持って、少年団活動を頑張っているのだと思います。そういった子供たちがそういった目標を、夢を継続して目標に向かって頑張る環境がないのですよね、今網走に。これが事実なのですよ。私もいろいろ調べてみましたが、先ほど御答弁ありましたが、三中の部活動の改廃が我々子供を持つ保護者として大きな波紋がありましたが、市内一中から五中、そして呼人中学校、6校の中学校がありますが、ここ二、三年で文化部も文化活動も合わせると、12個の部活動が廃部となってしまっております。その中で2つは現在野球部と女子バレー部が三中に残っていますが、今の3年生が卒業するとともにもう廃部が決まっております。そういった状況であります。今、中学校に入り、今バレー部だけが、バレーだけの競技ができる環境がないというような質疑をさせていただきましたが、実際、そのスポーツ活動、少年団から続けてきているスポーツ活動を継続したい場合には、今中学校を変えて区域外の中学校に通うことは認められております。そこに通わせてあげられる、通える環境にある親御さんはそれでいいですが、それをさせてあげたくても様々な理由でかなわない、そうさせてあげられない親御さんもいるというのが現状であります。このことを、まずどうしてこのような、バレーのような状況が生まれるのだと認識しているのか伺いたいと思います。これ、教育長に聞いていいですかね。

答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)

-登壇- 女子バレー、失礼しました。現在、バレーボールの男子のみがそういう環境が整えられていないということです。先ほど社会教育部長からも答弁がありましたが、まず指導者の確保ということが一つ課題になっているかなというふうにも思います。また、バレーボールに志向する子供たちの一定の固まりがないということもあるのかなと。これは私実際に確認しているわけではないので、想定、想像でしかありませんけれども、そういうことがあるかなと思います。また、先ほど議員がおっしゃった冬季に短い期間でしか行われていない少年団活動競技もありますけれども、そこも中学校になっていくと場が用意されないということもありますが、それらについても指導者であったり、一つの学校ではなくて全市から集まってきている活動の場をなかなか、例えば冬の競技を継続して夏場にもトレーニングをするという仕組みができていないとか、それは様々な要因があって、そのような環境が整えられないのだろうというふうに想像します。

質問 小田部照

そういった理由もごもっともな部分もあるのですが、やはりこの部活動に関しての問題というのは、やはり各学校単位に任せているからこうなってしまうのですよね。少年団活動ではある、市内2つしか高校はありませんが、両方にバレー部というのはあります。でも中学校の部活がない状態で、今後高校のバレーに入るという子供たちもどんどん減少していくのだと思います。そして、少年団も一緒で、今21名いますが、女子バレー部はありますけれども男子バレー部がない。目標に向かって頑張る環境がないのなら、これ減っていきます。続けたくても続けられない状況があるのです。これが各中学校に任せているから、三中の野球部がそうであったように、野球がやりたかったら一中に行くのか、隣町のシニアに行くのか。そういうふうになってしまうのですよね。すごく大切なことで、僕も子供を育ててスポーツに情熱を持って子供に頑張らせて、それを応援する保護者、周りにもたくさんいます。そういった人たちにとっては、この夢や希望を持って、日々目標に向かって頑張るというスポーツが続けていける環境というのは、これはまちづくりで子育てしている親にしたらすごく重要なことです。せっかく医療費の無料だとか、少年団の遠征の補助、褒奨金制度、様々評価をする施策があるのに全然中学校に続かない。一体感がない。網走全体で子供を育てるのだというような観点で協議していかないから、2年前から言わせてもらっていますけれども、各学校で判断していくから、この空白のバレーのような状態ができてしまうのですよね。これ、野球でもサッカーでも同じことが、各学校に任せていれば、なってしまいます。サッカーにしてみれば、今民間団体で受け皿があるので、私も息子もお世話になっていますが、そういった状況に全ての競技が移行していくという、今スポーツ庁の方針ですよね。そういうことを2年前からしっかりと協議して、連携を取って、スポーツ課だけではなくて教育部局だけではなくて、各種少年団、民間団体、様々な団体とオール網走で子供たちをどうやって育てていくか。この網走で夢や希望を持って子供たちが元気に育っていける環境をつくっていくのが、我々大人の役割だと思います。そういったことも含めて、今後そういうことを踏まえて、今後ますます少子化が進展してくるものと思います。ほかの競技においても、活動の場がなくなってしまう競技が増えてくると想定されますが、市として今後子供たちの活動の場を確保するため、環境整備についてはどのようなお考えでいるのか伺いたいと思います。

答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)

学校での運動部活動につきましては、生涯にわたって豊かなスポーツライフを実現する資質や能力を育む基盤となるものであります。これは先ほど議員からも御指摘のあった内容でございます。また、同様に御指摘があったとおり、異年齢との交流の中で人間関係の構築や自己肯定感、責任感、連帯感などの涵養に資するなど、子供たちの多様な学びの場として教育的な意義も大きいものと認識をしております。現在、国では、先ほど議員から御紹介のあったとおり、生徒のスポーツに継続して親しむ機会を確保するため、運動部活動の地域移行に関する実践研究や議論が進められており、北海道教育委員会でも市町村教育委員会へ検討パターンを例示する準備を進められているとお聞きをしています。地域移行に向けた環境整備のためには、受け皿となるスポーツ団体などの整備、充実、専門性や資質を有する指導者の質や量の確保、練習場所の確保、中体連などの大会の在り方、会費や保険など参加者への負担増への懸念、関連諸制度の在り方など多くの課題を解決する必要があるというふうに考えております。

質問 小田部照

子供の活動の場を確保するということは当然のことであります。その環境の整備を進めていくことが最も重要で当然なことでありますが、今調べてみると、競技団体で中学校スポーツ関係でいうと11種目しか今残ってないのですよね。男子、女子別としたら10種目です。そのスポーツが残っていくか残っていかないか、6中学校ある中で。でも少年団はある。そんな状況なわけですが、やはり先ほども言いましたが、スポーツ課、教育委員会をはじめとし、各学校に任せるのではなくて、各学校ももちろん入りますが、民間団体、各種競技団体だとかを多様な組織と連携、協議をし進めていかないと、バレーボールのような状況、ほかで通わなくてはいけない状況が生まれてしまうのだと思います。ですから、2年前から言っていますが、検討委員会だとか、子供たちをどうやって育てていく、スポーツ環境をどうやって整えていくのだというような検討委員会を設置するですとか、様々な手法はあると思いますが、とにかく各課ばらばらで協議して検討しているのでは遅いのですよね。国の動向はもちろんいいのですが、国は国です。網走の実情はもう2年も、令和元年から4年にかけてこれだけの子供たちがスポーツをする環境がなくなってしまっているのですよ。これを本当に危機感持って、真摯に受け止めて、早急に対応していただきたいと思いますが、どのようにこの子供たちの環境整備を進めていくお考えなのか伺いたいと思います。

答弁 教育長 岩永雅浩(教育長は2025年3月まで)

今年の第1回定例会の代表質問でもお答えをしましたが、まず先ほど議員からも御紹介のあった有識者会議の提言について確認をする必要があるなというふうに考えています。ただ、この提言につきましても、今年の全国都市教育委員会協議会の総会の中でも議論がされているのですが、経費負担の、先ほど申し上げた経費負担の在り方だったり、受け皿、いわゆる地域の方たちをどのぐらい確保できるのかといったような受け皿の確保などの課題が整理されていない中で、地域移行を進めることに対してやっぱり心配の声も上がっているというのも事実でございます。現状としては、網走市の状況、三中を例にお話がありましたが、近隣の町あるいは全道、全国でも同様の状況が起きているという報告もありますので、まずは提言がどのように文科大臣のほうに上げられ、文部科学省としてどのような方向感を出されるのかを確認する必要があるというふうに考えております。いずれにしても、今後競技団体や学校などと連携をして地域移行に伴う課題を洗い出す必要がまずあるというふうに思っています。幸いに各学校にはコミュニティ・スクール運営協議会という形で保護者や先生だけではなくて地域の方たちを交えた組織もありますので、そういった方たちの知恵も借りながら、地域での指導者の確保、あるいは地域での受け皿などの状況を共有して協議をする場を設けたいというふうに考えております。現在も取り組んでいる少年団体への支援と併せて、子供の活動の場の環境整備に引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。なお、先ほどの提言に関しましては、先ほど全国の教育委員会協議会の総会でも出されていた懸念と同様に全国市長会からも懸念が示されておりまして、つい2日前に全国市長会から緊急意見書を提出する準備があるという情報も頂いておりますので、それらの内容についても確認をしながら、議員おっしゃるとおり、教育委員会だけではなくて全体で、市全体でどうしていくのかということも視野に入れて考えていきたいなというふうに思っております。

質問 小田部照

全体で協議するというのはもう2年前からお願いしていることなので、行動が遅い。だから、このような現実になっているのです、子供たちの環境が。それは真摯に受け止めておりますか。答弁は結構ですので、受け止めておりますか。ぜひそういった部分も、2年前から同じこと言っているのですよ。何も進んでいないからこんなような状況が生まれているのですよ。国の動向ももちろん注視するのも大切ですけれども、網走の現状は網走にしかわかりませんので、網走の子供たちをどうやって育てていくかというのは網走で考えることです。ぜひ、この部分については大いに反省していただき、子供たちの未来のために、網走の未来のために子供たちが夢や希望を持って育っていける網走となれるよう、もっと真摯に受け止め、より一層の努力と工夫で取り組んでいっていただきたいと思います。あわせて、スピード感を持って対応していただきたい。よろしいですか。

出典:網走市議会 令和4年第2回定例会 2022年6月22日 議事録 PDF(88ページ) 間違いを知らせる