みんなの議会

網走市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日

当市のごみ処理に係る幾つかの課題と今後の方向性について

2021年9月15日、網走市議会の一般質問で、近藤憲治議員が「当市のごみ処理に係る幾つかの課題と今後の方向性について」質問し、市民環境部長 武田浩一が答弁しました。

質問者
近藤憲治 議員
答弁者
市民環境部長 武田浩一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 近藤憲治

-登壇- それでは、私からも一般質問を、通告に従って3項目させていただきたいと思いますが、まず冒頭、新型コロナウイルス感染症の予防、また様々な対策、経済的な支援を含めて、市職員の皆様には様々な形で力を尽くしていただいていることに感謝を申し上げたいと思います。それでは、まず1項目め、ごみ処理行政について伺わせていただきます。こちらは先日も他の議員からも質問がございましたので、一部重複する部分もございますが、ちょっと掘り下げたい分野もございますので、重複する部分もありますけれども、御容赦いただければと思います。まず、当市のごみ処理に係る幾つかの課題と今後の方向性についてお伺いをいたします。当市のごみ処理の課題の一つとして、明治地区の最終処分場のいわゆる穴ですね、が想定よりも相当早いスピードで埋まってしまっているという点が挙げられます。その埋立てが過剰に早く進んでいかないようにということで、市民の皆さんには分別の改めての徹底を呼びかけ、また、生ごみの堆肥化が100%に近づくようにする。さらには、埋めると膨張する紙おむつを別の処理方法に変えるということで、ここまで来ているものと受け止めております。まず、令和2年度補正予算で可決し、施設整備を行いました、生ごみ堆肥化施設の増強の効果について、補正予算の議論の中では、当時3割程度だった生ごみの堆肥化がラインを2本に増設することで、ほぼ全量を堆肥化できる。そして、最終処分場の穴が埋まっていくスピードを抑制できるというニュアンスで説明を受けたと記憶をしております。今年の3月までに増強工事を終え、既に稼働をして5か月ないし6か月がたっているわけですけれども、その変化の状況をまず明らかにしていただきたいと思います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

施設増強の効果についてでございますが、増強工事前後で2倍以上の生ごみが処理できるようになりました。昨年までは、異物で機械が停止するなどありましたが、増強体制により、現在は搬入量の6割以上処理できている状況となってございます。

質問 近藤憲治

搬入量の6割ということですから、補正予算の議論の際には、搬入量のほぼ全量を堆肥化するのだというニュアンスで説明を受けました。残り4割はできていないという状況なのだと思います。ここ昨日も一部答弁がございましたけれども、なぜ残りの4割がまだ堆肥化できないのか、改めて御説明いただきたいと思います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

全量処理できない理由でございますけれども、搬入した生ごみは受入れヤードに下ろした時点で目視確認し、処理できない異物などが袋に入っている場合は、破袋処理前に除去して埋立処理をしてございます。これが全体の3割程度あるため、改善できれば9割近くは処理できるものと考えております。また、袋での収集をしているため、全体の1割ほどの破袋除去物が発生し、それは埋立てに回ることとなっております。

質問 近藤憲治

昨日もやり取りがありましたけれども、残りの3割はいわゆる混在をしているので、それはきちんと分別できればうまくいくのだというような趣旨の答弁でありました。改善できればというフレーズで御答弁されていたのですけれども、具体的にどのように改善をされていくのでしょうか。伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

改善につきましては、引き続き市民の皆様に適正な分別について御協力をお願いしていくということで、現在のところ考えてございます。

質問 近藤憲治

周知をするという趣旨の御答弁だったというふうに思います。こちらについては、これまでのこのごみ処理全体の議論の中でも度々、なかなか分別の新たなルールというのが市民の皆さんにきちんと実行していただけていない。また、それが例えばお年寄りで難しくなってきている。高齢化の進んだ結果なのではないか等々議論させていただいておりますけれども、なかなか相当困難な状況があるのだなというふうに、私は受け止めております。ですので、この分別の在り方については、後段、最終処分場の次の穴を早く整備をするという算段をするべきだという部分もありますので、そこで議論させていただきたいと思いますが、次に、こちらは令和3年度予算、当初予算で可決をした紙おむつの輸送と中間処理ですね、東藻琴に運んでいって処理をするというものであります。こちらにつきましては、年間600トン程度行うのだということで、予算提案時には御説明を頂いた。現状、実際にオペレーション始めてみてどうなっているのか。計画どおり行っているのか。また、計画と乖離が生じているのか。どのような状況か明らかにしていただきたいと思います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

中間処理の経過についてでございますが、大空町と協議をした結果、6月から搬入処理を開始しております。予算提案時は、月当たり50トン、年間600トンということで説明をしてまいりました。開始当初はおむつのみでは施設に負荷がかかると考えられたため、施設内で発生する袋や古着、リサイクルできない紙などと混ぜて搬入しておりました。しかし、燃えかすとなるクリンカーなどが大量に出るなど、焼却処理に支障があることが判明し、月当たり20トンから30トンの処理量にとどまり、試行錯誤をしている状況となっております。なお、8月からは、それは前収集した紙おむつ類のほぼ全量である37トン、これは8月中旬から末までとなりますが、これらを試験的に焼却処理をしております。今のところ、支障なく処理できている状況でございます。搬入量が目標に達しないとしても、おむつの大部分を焼却できる場合は、最終処分場への負荷が大幅に減少するため、今年度はさらなる試行を繰り返し、中間処理を進めてまいりたいと考えているところでございます。

質問 近藤憲治

今、おむつの状況について御答弁いただきましたけれども、ちょっと確認をさせていただきたいのですが、もともとは月50トンの計画だった。しかしながら、燃えかすが大量に出ると、その焼却の炉の関係で月20トンぐらいで回し始めた。8月に入ってからは、全量を運んでいると、輸送しているという御答弁でしたが、これは全量を輸送して、焼却しているというニュアンスの答弁なのか。それとも運んではいる、ただ焼却はその炉のペースに合わせてやっているニュアンスの答弁なのか、ちょっとわからなかったので、もう一度御答弁ください。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

焼却しているということでございます。

質問 近藤憲治

では、もともと計画どおりに燃やすのがなかなか難しいのかなと思っていたところ、8月以降はできているということでよろしいですね。それでは次に、以上の取組の結果、生ごみの堆肥化の促進、それから紙おむつのいわゆる輸送と中間処理ということで、こういった取組の結果として、現在の明治地区にある最終処分場の埋立ての進行状況に変化があるのかどうかを伺いたいと思います。また、こちらも昨日一部やり取りありましたが、最新の測量の結果で、あと何年の余力があるのか、改めて正確にお示しいただきたいと思います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

現在の最終処分場の埋立ての進行状況でございますけれども、令和2年に実施した残余量調査では、調査時点までのペースでごみを埋め立てるとあと五年から六年の残余量との結果が出ております。この結果では、最終処分場は令和8年までの供用となりますが、生ごみ堆肥化施設の能力増強の改良により、施設から発生する残渣が半減することで、2年の延長が図られると考えております。また、埋立ごみを適正に分別することでも、さらに延長が可能と考えているところでございます。

質問 近藤憲治

最新の調査で、これは昨年行ったものですね。あと五、六年だということで、昨年調査したわけですから、今年新しく取り入れた手法の効果というのはそこには反映されていないということだと思います。ちょっとこれ補足でお伺いしたいのが、次の調査はいつ行われるのかも併せてお伺いしたいと思います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

10月でございます。

質問 近藤憲治

12月に改めて最終処分場の測量調査を行うということですので、その結果でまた本年度取った新しい手段の効果が見えるかと思います。10月、失礼しました、10月ということですので、来月にはまたその効果がある程度見える化されるかと思いますので、その点についてはまた改めて議論をさせていただきたいと思います。続きまして、今定例会にも調査費が補正予算として上程されておりましたけれども、このごみ処理全般を広域化をしていくということで、今後検討していくというフェーズに入りつつあるというふうに受け止めております。ただ、広域化といっても相手がありますから、これから様々な協議をしていくということだと思いますが、そもそも論として、網走市としてどのようなごみ処理の手法を採用するかも含めた廃棄物処理基本計画を改めて策定をしていく、そのために広く市民を含めた議論をしていくというプロセスが不可欠であると考えております。また、併せて広域化する場合には、当然周りにも自治体がありますから、当市としてはこういう考え方なのだというビジョンを併せて示していく必要があるなと考えております。オホーツク東部地区、いわゆる斜網地区のごみ処理の在り方、さらに国が進めていくカーボンニュートラルでありますとか、デジタルトランスフォーメーションといった動きも含めて、どのようなスタイルのごみ処理を目指していくのか明らかにしながら広域化の議論に臨んでいただきたいと考えております。そのための基礎調査をこれからやっていくのだという趣旨のお話がございましたので、なかなか現段階でこうですという具体像を示すのは難しいかもしれませんが、網走市としての今後のごみ処理行政のあるべき姿を示す。また、広域化の検討に当たっては、当市としての関与の仕方をあらかじめ示していくことの重要性について、どう認識しているのかお伺いをいたします。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

基本的な認識についてでございますが、当市の廃棄物処理基本計画では、ゼロエミッションを基軸としたごみ処理を進めていくこととしております。資源は分別する、おむつをはじめ、埋め立てているものは中間処理をして可能な限り埋立量を減らすとしております。また、ごみを出す際にわかりやすい分別に改めていくことも必要と考えております。広域化の検討についてでございますが、単独処理と広域処理の費用比較も必要になってきます。また、広域となる場合、網走市が受け側になるのか、また出す側になるのかは、これからの議論となりますが、今回の事前調査で施設の規模等を設定してからの検討内容となってきます。引き続き、斜網地域におけるごみの広域処理の可能性について検討を進めてまいります。

質問 近藤憲治

今後の考え方、大枠は伺わせていただきました。また、そこは改めて個別に議論を深めさせていただきたいと思いますが、この項目最後となりますが、今るる議論をさせていただきました、次善の策の構築と並行して、私としては次期最終処分場の整備に向けた準備を進める必要性を感じております。様々な手だてで最終処分場が埋まっていくスピードを抑制しようと試みる点については、私も必要だと考えておりますが、併せて広域化や中間処理方法の検討もやっていただきたいと思います。しかし、検討している間に、今の最終処分場が思いのほか早く埋まってしまいましたという事態は避けなければなりません。昨年一般質問でもお伺いをさせていただきましたが、最終処分場の建設には一般論的に言って五、六年かかるという答弁を頂いております。その時間軸を念頭に置きますと、次の最終処分場の穴を掘る算段を早ければ新年度、遅くてもその翌年度までには着手をする意思を持つべきだと考えております。仮に今後広域化をし、中間処理の方法が新たに導入されたとしても、最終処分場を当地で持つことは必要でありますので、次善の策を打っていくのと同時に最悪のケースも想定しながら、次期最終処分場の整備に向けた準備に入るべきだと考えますが、認識をお伺いいたします。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

次期最終処分場の準備を進める必要性の認識についてでございますが、このたび広域処理に関する事前調査費について補正予算を提出させていただいているところでございますが、広域処理を検討し、実現していくに当たっては、今後の当市のごみ処理基本計画も見直していく必要があります。事前調査の中では、最終処分場の状況に合わせた廃棄物処理施設の在り方についても調査していくこととしております。次期最終処分場につきましては、埋立状況を把握し、時期を逸することのないよう、整備に向けた準備を進めてまいります。

質問 近藤憲治

今、時期を逸することのないようにという御答弁がありました。ちょっとこれも補足で伺いたいのですが、令和8年ぐらいまでしかもうもたないという答弁が前段あって、これから様々な改善策を講ずれば何とかさらに2年、そして昨日のやり取りもありましたけれども、広域化、中間処理も含めた新しい方法は令和10年には何とかスタートできるのではないかという考え方をお持ちのようなのですが、仮に改善策ですね、広域化や中間処理までに行く前の段階の改善策がうまくいかなった場合には、穴が埋まってしまうのではないかという危機感を私は持っております。ですので、時期を逸することのないようになので、その辺の感覚は共有できているかと思うのですけれども、もう少し具体的な時間軸というのは頭の中にはお持ちなのでしょうか。お伺いいたします。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

時間軸についてのお話ですけれども、広域化の中間処理の検討をこれから始めます。それと同時に、最終処分場の在り方について検討をしていくという、必要と考えております。

質問 近藤憲治

それでは、その検討の中身をこれからまた議論させていただきたいと思います。

出典:網走市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日 議事録 PDF(80ページ) 間違いを知らせる