みんなの議会

網走市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日

公共交通について

2021年9月15日、網走市議会の一般質問で、金兵智則議員が「公共交通について」質問し、市民環境部長 武田浩一、観光商工部長 伊倉直樹が答弁しました。

質問者
金兵智則 議員
答弁者
市民環境部長 武田浩一、観光商工部長 伊倉直樹

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 金兵智則

-登壇- 私はさきに通告をいたしました2項目について質問をいたします。大変久しぶりの一般質問になりますので、どうぞ皆様よろしくお願いをいたします。1項目めは、公共交通について伺います。現在、公共交通は人口減少、少子高齢化の急速な進行、モータリゼーションの進展などにより公共交通の位置づけが総体的に低下し、利用者の減少に歯止めがかからないというのが全国的な現状です。加えて、地方では公共交通事業者が不採算路線から撤退することなどにより、サービスレベルが低下しております。さらには、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う利用者の減少など、マイナス要素が積み重なっている状況となっております。そのような状況を踏まえ、網走市では国の法律改正による地域公共交通の策定が努力義務となったことに踏まえ、今年の3月に網走市公共交通計画を策定したということは私も認識しております。さて、高齢化が進んできたこと、そして免許証の返納が増えてきたことにより、地域住民の中心的な移動手段である路線バスについては、利用者の下げ止まり傾向に転じてきたというふうに分析をしている方もいらっしゃいます。今後、高齢化はますます進み、免許証を返納する方も増加していくというふうに考えておりましたけれども、警察庁が発表されました運転免許統計の令和2年度版によりますと、全国では2019年に60万件を超える運転免許証の自主返納がありましたけれども、昨年は約55万件に減少しております。網走市の返納状況につきましては、地域公共交通計画にも明記されておりましたけれども、2019年まで右肩上がりに増えている状況ではありました。それでは、網走市の昨年度の状況はどのようになっているのか、まずお伺いいたします。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

網走警察署における運転免許証の自主返納状況についてでございますが、平成25年度に23件であった自主返納者数は令和元年度には116件と右肩上がりで推移してきましたが、令和2年度は110件と若干減少しており、警察庁が発表した全国的な傾向と同様な状況になってございます。

質問 金兵智則

網走市でも全国的な状況と変わらないと。それでも110件と本当に右肩上がりと言っていいのかなというような数字だというふうに思います。それでは、これまで免許証返納を推し進める政策として、返納された方への交通費助成などの取組を何度も求めてまいりましたけれども、今年度からさらなる自主返納の取組として、市内公共交通利用券を交付する事業がスタートしております。今年度、自主返納をされた方を対象に、5月中旬から申請受付開始というふうになっております。事業が始まってまだ3か月程度しか経過しておりませんけれども、現在の状況や手応えなど、市の見解を伺います。

答弁 市民環境部長 武田浩一(市民環境部長は2023年3月まで)

本年度より取組を開始した高齢者運転免許自主返納促進事業についてでございますが、自主返納者が毎年増加傾向にある背景には、高齢者ドライバーによる重大事故が全国的に増加し、社会問題化されたことがあると考えております。本事業は返納された方が市内公共交通の利用のきっかけをつくることを目的に実施されており、チラシや市広報紙等で事業周知を図っております。本年5月17日より令和3年4月1日以降に運転免許証を自主返納した方を対象に申請を受付を開始しまして、9月14日現在、昨日まででございますけれども、50件の申請受付状況となっております。令和3年度の予算額は、前年度自主返納者数の2割から3割程度の増加を見込んだ145名を計上しております。現在のところ、予算に対する執行率は50名ということで34.5%となってございます。自主返納された全ての方が申請を希望するものではありませんが、引き続き、事業を周知するとともに、どこバスでの利用も可能となっておりますので、今後の申請状況等の推移、経過等を見てまいりたいと考えているところでございます。

質問 金兵智則

予算から見ると、約3割ぐらいということでございましたけれども、順調に推移されているのかなというふうには思います。免許証の自主返納については、運転技術に不安を覚えてきたため返納を考えるようにはなっても、決断に踏み切れない方も多くいらっしゃいます。そのような方々にお話を伺ってみますと、自主返納をしない最大の理由はやはり買物や通院などの移動手段の確保が難しくなるということをおっしゃられます。そういう方々が不安なく自主返納ができるようにするためにも、公共交通の充実は必須であります。網走市はこれまでにも乗り合いタクシーやコミュニティバス、お買物バスなどの施策を進めてきたことは私自身も承知しております。加えて、昨年度からはどこバスの実証実験を始めました。昨年度は4か月間の実施、今年度は既に6月からスタートし、来年の3月まで10か月間を予定しております。昨年度のどこバスの利用状況につきましては、公共交通計画に明記しておりましたけれども、今年度約3か月強が経過しておりますけれども、この間の利用状況とそれを踏まえて市はどのように評価されているのか、見解を伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

どこバス実証実験の今年度の利用状況についてでございますが、6月1日から運行を開始いたしまして、6月は536人、7月は762人、8月は529人、8月末現在合計1,827人となっております。これまでの状況を踏まえての評価についてでございますが、実証実験の途中ではございますが、今のところおおむね順調な利用状況ではないかと考えてございます。

質問 金兵智則

今年度6月が536人、7月が750人を超えて、また8月には少しまた下がってしまったというような状況でありますけれども、順調に推移されているということであります。改めてになりますけれども、昨年度の最終月11月の利用実績がたしか約300人ぐらいだったと思います。それが今年の6月、7月、8月と、数字だけを見れば確かに順調に推移をしているようにも見えます。しかし、この実証実験、昨年度の運行時間は10時から16時だったものが、今年度は9時から16時というふうになっておりますし、運行範囲も昨年度は潮見や駒場、つくしヶ丘、高台方面だけでしたけれども、今年度からは市街地、向陽、大曲地区まで拡大をしております。運行時間と運行範囲が広がっていますので、単純計算でも利用者は増えるのだと思います。そして、利用料金につきましては、昨年度300円だったものが今年度同一エリアで400円、それを超えた場合は700円というふうになりました。昨年度のエリアと今年度の高台地区のエリアを比べても、確かにそのエリアだけを見ても広がっているということはわかりますけれども、利用者からすれば値上げというふうに感じるのは致し方ないのかなというふうに思います。また、運行期間については、さきにも述べましたけれども、昨年度が11月まで、そして今年度は6月からと、約半年間の空白期間も生じております。この空白期間と利用料金が値上げしたというふうに感じる部分が原因で、今年度の利用状況は思ったほど伸びていないのではないかというふうにお話しされる方が意外と多い状況になっております。せめて、継続して実証実験を行えばよかったのではないかなというふうに感じるところでありますけれども、この空白期間を設けた理由と利用料金の考え方についてお伺いをいたします。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

空白期間を設けた理由と利用料金の考え方についてでございますが、昨年度は8月から11月の4か月間を運行期間として、お話のありましたように、高台エリアで実施してきております。昨年度は当初からデマンド型の運行体制に関する実証運行の初年度ということで、冬期間についてはバス停の除雪の課題なども考慮し、期間を設定したところでございます。今年度の運行につきましては、昨年度の実証実験、期間中の利用者からの声、運行時間やエリアの拡大、冬期間の運行などを網走バスと協議をいたしまして実施している状況となっております。また、利用料金の考え方につきましては、路線バスよりバス停が多く設置ができ、利便性が高いもので、路線バスとタクシーのおおむね中間料金を設定したところでございます。利用料金の設定につきましても、網走バスと協議をいたしまして、タクシー事業者も含め構成されている網走市地域公共交通活性化協議会で決定したものとなっております。

質問 金兵智則

わかりました。昨年度は除雪が課題になるのではないかということで、雪が降る前にやめてしまったと。今年はバス会社などとの調整もついたので、取りあえず冬の期間もやってみますよということなのだと思いますし、利用料金については、デマンドタクシーとの中間ということで、協議会で決められたものだということまでわかりました。公共交通計画は、今年度から5か年間、つまり2025年度までの計画となっているということを拝見させていただきました。そこで、公共交通計画に明記されているどこバスの部分を拝見させていただきますと、来年度まで実証実験を行いながら、来年度中には導入を検討するということが明記されておりました。そして、どこバス実証実験の利用者総数を昨年度、令和2年度実績の4倍として4,000人を目標数値ということで掲げておりましたけれども、この目標数値はどのような考えで設定された数値なのでしょうか。また、導入を検討するに当たり、この目標値の達成状況というものはどのように捉えているのか、見解を伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

公共交通計画におけるどこバス利用者の目標値設定の考え方についてでございますが、令和2年度実績の4倍としたのは、計画作成時の考え方として、運行期間及び運行エリアがそれぞれお話のあったように、およそ2倍となるため、2倍掛ける2倍の4倍という考え方の下に設定したところでございます。また、導入に当たりましては、目標値の達成状況も参考にしますが、数値だけではなく路線を維持していくという観点や利便性、効率性の向上が図られるかという部分も含め、総合的に判断してまいります。

質問 金兵智則

目標数値が達成するかしないかというものも多少参考にはしますけれども、総合的に判断するということはわかりました。最初の目標数値4倍の考え方、エリアが2倍になったから2倍、あと期間が2倍になるから2倍、4か月間が10か月間になるのですけれども、これ単純計算で2.5倍になるのですけれども、そこは2.5倍でなくて2倍なのですけれども、それはどういうことなのですかね。ちょっと僕はわからなかったのですけれども。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

今、議員お話のとおり、期間につきましては2.5倍ということになるのですけれども、そこを3倍にするのか2倍にするかということの議論はあったのですけれども、そこは考え方として2.5倍を2倍にとどめて、そこは2倍にしたということでございます。

質問 金兵智則

すみません。ちょっとよくわからなかったですね。2.5倍なので、2.5倍にすればスムーズだったので、それを2倍にするか3倍にするかで2倍にしましたと。ごめんなさい。ちょっとよくわからなかったですけれども、そのように考えたということで4,000人というのはもう計画に明記されていますので、そこをどうこうというものではないのですけれども、ちょっと不明だなと思うところもあります。計画の中にもう一つ、どこバスのサポート事業者数というものも目標数値が設定をされておりました。サポート事業者は予約のサポートやクーポンを提供するというふうに明記をされておりましたけれども、どういったことを想定されているのか、詳細について伺います。また、サポート事業者の確保に向けて、どのような取組を行っているのかも併せて伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

どこバスサポート事業者についてでございますが、今後、網走バスと協議・連携してサポート事業者の協力依頼を進めていくことになりますが、現在、サポート内容の想定といたしましては、どこバスに係るポスターなど広告物の事業者の店頭設置や問合せに対する対応、お帰り電話予約サポートとして、店舗や事業所の電話の貸出しや予約方法の説明、また、利用促進キャンペーンの協力やどこバスの車体内での広告掲示、また、冬季のバス停周辺の除雪の協力などを考えております。サポート事業の依頼に当たりましては、事業者へのインセンティブなど、現在網走バスにおいて検討しているところでございます。

質問 金兵智則

サポート事業者にお願いをするというのは、結構多岐にわたっているのかなと思いますし、それぞれその全てをやってもらう事業者を言っているのかどうなのか。例えば除雪だけでもやってもらう、ポスターだけでもやってもらうというようなこともあるのかなと考えるところなのですけれども、2022年度、来年度の目標数値が10社となっていますし、その内容であれば10社ではもちろん足りないのかなというふうに思うのですけれども、その辺はどのように考えられているのかをもう一度お伺いしてもいいですか。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

その目標の10社についての考え方なのですけれども、今お話のありましたように、サポート内容といたしましては、例えば除雪をできる事業者だけでもいいですし、あとそのキャンペーンの広告をできるところでも構わないというような形になりますし、その両方でも構わないというような形で今網走バスと話をしております。それで、10社が多いのか少ないのかというお話かと思いますけれども、ここにつきましては、一応網走バスとの協議の中でこの10社ということで目標を設定をしたというところでございます。

質問 金兵智則

協議の中で決定をされたということでありますけれども、内容がそのようなものであればもっと多くなければ、例えば4倍ではないですけれども40社ぐらいはないといけないのかな。40社がどうかは僕にもはっきりとは判断がつかないのですけれども、ちょっとその内容でこの10社というのは、目標設定としてはどうだろうというふうに思うところもあります。現在も実証実験の最中でありますので、今後も日々の状況を見ながら分析や検討は進めていくのだというふうに思います。昨年度、今年度と実証実験を行っている中で、既に見えてきた課題というのはどのようなものがあるのかお伺いをいたします。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

どこバス実証実験を実施している中での課題についてでございますが、将来的に日中の利用の少ない時間帯における路線バスの代替化を目指していることから、料金体系の検討とさらなる周知が必要と考えております。また、網走バスからは、スマホによる予約の普及が課題ということで伺っているところでございます。

質問 金兵智則

料金と周知方法、それとスマホの利用ということについて、今現在課題が上がっているということで理解をさせていただきます。どこバスの認知度の向上や利用者拡大のために、市としては様々な場面を活用し説明会を行っているということは承知しております。新聞などにチラシの折り込みをされているということも私も拝見をさせていただきました。しかしながら、新型コロナウイルスの影響などもあり、その説明会が予定どおり行えていないというような影響も出ているのではないかなというふうに考えるところであります。それでも事業は進んでおりますので、着実に進めなければなりません。そのためには、利用者を増加させていくための方策は継続して行っていく必要があるのかなというふうに考えますけれども、市の見解についてお伺いをさせていただきます。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

利用者を増加させていくための方策についてのお尋ねでございますが、これまでコロナウイルスの感染防止対策を取りながら、各町内会、地区連合会の協力を得まして、住民説明会や寿大学、ふれあいの家などでの説明会及び体験乗車会、まちづくりふれあい懇談会において周知を図ってきたところでございます。このほか、市の広報紙や市公式サイト、パンフレットの折り込み及び無料乗車券つきのチラシの配布も行ってきたところでございます。今後につきましても、どこバスの認知度向上を図るため、説明会の開催など、周知に努めてまいります。

質問 金兵智則

先ほどの課題にもありました周知は今後も推し進めていかなければならないというふうなことでありましたけれども、社会情勢や利用状況を踏まえますと、どこバスの利用者は高齢者の方々がメインターゲットということになるのかなというふうに思います。そうした場合に問題となってくるのが、先ほど網走バスさんからの課題にもあったというふうに伺っていますけれども、高齢者の方々が予約方法の一つとなっているスマホの利用が得意ではないという方が多いのが現状であります。そのような状況を踏まえてか、現在のどこバスの利用ガイドというパンフレットには、乗車方法の説明の中で、予約をするときは電話をかけて予約をしますということになっています。一部にスマホからも予約できますよというQRコードも載せてありますけれども、たしか昨年度のパンフレットにはスマホからの予約方法について詳しい説明もされておりました。そこが多分パンフレットでは大きく変わった部分なのかなというふうに思います。そうなると、今後もし利用者が増えたときには、コールセンターに大きな負担がかかってくるというふうに思いますけれども、市の見解について伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

高齢者利用への対応についてでございますが、現在のどこバス予約に係るスマホの利用率というのは2割弱となっております。今後、利用者増加に伴い、お話のありましたコールセンターに負担が増す可能性はございますが、この部分につきましては、庁内関係部署とも連携して、高齢者に対しスマホを含めたデジタルに慣れ親しんでもらえる取組の中で、どこバスのアプリ予約などができるよう、スマホユーザーの増加を図っていきたいというふうに考えております。

質問 金兵智則

こういった場面でもやはりデジタル化は進めていかなければならないということなのだと思います。さきにも述べましたとおり、どこバスの実証実験は来年度も継続されるということに計画上はなっております。今年度は年度末まで行われるということでありますので、どこバスというものが市民へより定着するためにも、やっぱり期間を空けることなく継続してやっていったほうがいいと、私自身も思います。さらには、やっぱり運行範囲もどんどんどんどん広げていくということが必要があると思いますし、利用者の声を伺う限り、やっぱり先ほどの課題にもありましたけれども、利用料金の見直しということも必要なのかなというふうに考えます。そこでお伺いしますけれども、来年度の実証実験はどのような形で行う考えなのか。また、どこバスの実証実験には含まれておりませんけれども、公共交通不便地域である郊外地区の方々の移動手段の確保といった部分については、どのようなお考えをお持ちなのか、併せて伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

来年度の実証実験についてでございますが、詳細の検討はこれからということになりますけれども、現時点での方向性といたしましては、天都山地区の観光施設などにも運行エリアを拡大するとともに、それに伴う料金体系の検討もしながら進めてまいりたいというふうに考えてございます。また、郊外地区の方々のお話についてですけれども、郊外地区の方々の移動手段の考え方についてでございますが、各地域と意見交換や議論をこれまで行い、地域の実情に適し必要とされ、十分に活用される移動手段を検討することが必要と考えております。これまでにも自家用有償旅客運送、いわゆる白タクなどについても、地域で説明をいたしまして協議をしてきた経過がございますが、地域における必要性や運営の課題などから、こういった交通体系の具体には至っていないという状況になっております。

質問 金兵智則

まず、どこバスの来年度の実証実験はさらに観光地も含めたエリアの拡大と利用料金については常に見直しというか、もう一度検討をしますよということでありました。郊外地区に関しては、まだこれとはっきりといった手段はまだまだ相談中、検討中だということです。ここにどこバスが絡んでくれればいいのか、さすがにそこまで広げるのは難しいのか、そういったことも検討に入ってくるのかなというふうに思います。今後の社会情勢を考えたときに、私自身このどこバスはとても有力な手段であるというふうに感じております。網走市も公共交通計画への明記の仕方を見ると、今後のまちづくりを進める上で、どこバスに活路を見いだしているのかなというふうに感じる部分もあります。しかし、一方で公共交通に関する計画ですので、事細かく明記できないといった事情から致し方ないのかもしれませんけれども、2023年以降はいま一つ不透明でもあるということも読み取れてしまい、不安に感じるところであります。改めて、公共交通の未来に向けて、どこバスに関する市の考え方についてお伺いをいたします。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

公共交通の未来に向けてのどこバスに関する考え方についてでございますが、公共交通計画においては、2023年以降は点線で表示されておりますが、本格運行については令和4年度に導入を検討となっていることから、明記をしていない状況となっております。市といたしましては、どこバスの実証実験を行いながら、持続可能かつ効率的で利便性の高い公共交通を目指す観点から、どこバスの本格運行に向けて取り組んでまいりたいと思います。

質問 金兵智則

同じ方向を見てもらえているのかなというふうに改めて安心をさせていただきました。そこで、どこバスの導入に向けて、様々な課題もあるのではないかなというふうにも考えております。例えば、どこバスは新たなシステムというふうになるのか、これまでのように路線バスに対して行われていた国や道からの補助メニューというものがないのではないかというふうに感じるところもあります。そうなると、事業の本格的な開始には事業費の面で大きな課題となります。私どもも国会議員を通じて国への要請と、現状におけるどこバスへの国からの支援方法について確認を行っておりますけれども、一部該当となりそうだというところも回答を頂いておりますけれども、詳細については確認が必要な状況であります。今後のどこバス本格導入に向けて、市としてもこれまでの路線バス同様の補助が可能となるよう、国などに積極的に働きかけていく必要があると考えますけれども、見解を伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

どこバスの本格導入に向けた国への要望についてでございますが、議員御指摘のとおり、本格運行に向けては、費用負担が課題となっており、現時点では国や道の補助メニューはない状況であると認識してございます。持続可能な公共交通を目指す観点からも、国や道の動向を注視するとともに、情報収集を図りながら、期成会や市長会などにおいての要望も検討してまいります。

質問 金兵智則

市として積極的に動いていただければというふうに思います。どこバスの導入に対しては、様々な活用方法を考えながら、利用者を増やすといった対策も必要であると考えます。例えば、介護事業者などが現在行っている利用者の移送などにどこバスを利用するといったようなことも考えられるのではないかというふうに思います。そのほかにも様々な場面での活用方法を検討に加えるべきというふうに考えますけれども見解を伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

どこバスの活用方法についてでございますが、今後、高齢者の外出機会の確保や社会参加の促進、また通院や買物をはじめとする生活面での移動手段など、多様な活用方法について庁内関係部署と連携しながら検討してまいりたいと思います。

質問 金兵智則

こちらに対してもやっぱり利用者の増加のために、積極的に関係部署と様々な部署で、庁内一体で取り組んでいただきたいというふうに思います。初めに述べた公共交通の現状のとおり、網走市も同様で市内の路線バスはかなり厳しい状況です。今はバス事業者の努力によって路線バスは保たれているというふうに思いますけれども、バス事業者はあくまで民間企業ですので、これ以上続けられなくなったといった場合には、撤退や事業縮小も行われてしまいます。そうなった場合には、市が直営で行うといったことも考えなくてはなりません。事実、このコロナ禍で事業の縮小、撤退を行ったというところもありますし、市の直営に切り替えた結果、赤字拡大から路線を廃止せざるを得なくなったという自治体も少なくありません。何度も申し上げるようであれですけれども、そのような中で、このどこバスはやっぱり大変有力な方法なのではないかというふうに思いますし、市としてもそのように考えていただいているというふうに思います。市も事業者などとの協力をより積極的に行い、計画の前倒しということも検討しながら、早期の導入に向けて行動していくという必要があると思いますけれども、見解を伺います。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

スピーディーな導入に向けての行動についてでございますが、現在実施しておりますどこバス実証実験に至った経緯といたしましては、人口減少やマイカーの普及により、路線バスの利用者が減少し、朝昼の通勤、通学、通院などの時間帯では一定の利用があるものの、それ以外では利用が少ない状況になっていることと、網走バスへは利用者さんから運行の便数が少ないことや、バス停までの距離などに不満の声が寄せられていたことから、業務の効率化と利用者の利便性の向上を目的に実証実験に取り組んだところでございます。人口減少や少子高齢化の進展など、社会情勢が変化していく中で、どこバスは公共交通を維持していく上で有効な手段であると認識をしております。今後は、実証実験の結果を検証し、地域公共交通活性化協議会において、議論を深めながら、どこバスの本格運行に向けて取り組んでまいりたいと思います。

質問 金兵智則

そのとおりなのだと思います。ただ、本格導入に向けて、より積極的に協議会を開催するといったようなスタンスがあってもいいのかなというふうに思います。来年度に導入を検討して、再来年度、だから令和4年に検討して令和5年からというようなのは計画に書いておりますけれども、後ろに延ばす計画にはなっていませんので、それは計画上無理なのかなと思いますけれども、前倒しすることは、僕できるのではないかなというふうに思います。今、部長に言っていただいたとおりの内容なのだと思います。そのためにも、より早く導入をしていかないとコストはかさんでいきますよね。実証実験であれば昼間は走らせているわけですから、路線バスを。であれば、分析もスピーディーに、導入もスピーディーにやっていただきたいと。もっと前のめりに積極的にやっていただきたいということだったのですけれどもいかがですか。

答弁 観光商工部長 伊倉直樹(観光商工部長は2024年12月まで)

今、議員のほうからいろいろ御指摘を頂いております。おっしゃるとおり、後回しというよりは前倒しというのは可能な部分はあるかというふうには思っておりますが、今いろいろ頂いた意見を踏まえ、そして検証できることは検証し、導入に向けて網走バスとも協議をしながら、そして地域公共交通活性化協議会においても、こういった議論を重ねることによって、今おっしゃられた部分についても、できることについては考えていきたいというふうに考えてございます。

質問 金兵智則

様々な関係部署、市だけで決められることではありませんので、バス会社がメインになるというのもあるのかもしれませんけれども、市がやりたいという姿勢を示せば、協議会も協力してくれると思いますし、バス会社も協力してくれると思います。その姿勢を見せていただけたらなというふうに思います。よろしくお願いいたします。

出典:網走市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月15日 議事録 PDF(66ページ) 間違いを知らせる