網走市議会 令和元年第4回定例会 2019年12月17日
3項目めのごみ行政について
2019年12月17日、網走市議会の一般質問で、近藤憲治議員が「3項目めのごみ行政について」質問し、市民環境部長 酒井博明が答弁しました。
- 質問者
- 近藤憲治 議員
- 答弁者
- 市民環境部長 酒井博明
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 近藤憲治
それでは、午前中に続きまして、質問をさせていただきます。3項目めのごみ行政についてであります。まず新たな処分場の稼働後の検証について、お伺いをしてまいります。明治の最終処分場が稼働して2年弱ということで、改めて現状について幾つか伺います。分別方法の変更や様々なリサイクルの導入で、埋め立ての総量を減らすという目的で市民の皆さんの多大なる御理解もいただきながら、ここまで歩んできていると認識をしております。しかしながら、高齢者には分別が難しい、ルール違反のごみがそのままステーションに置かれて飛散していて見苦しい、また、ルール違反のごみが置かれたままの場合、歩道上のステーションも箱組みされたままで通行の邪魔になっているでありますとか、結局分別がわからなければ埋め立てごみに入れればよいという誤った認識の人がいるなど、様々な課題が顕在化していると受け止めております。まずは、新たな分別のルールのスタート及び処分場の稼働後の検証について、概論をお聞かせていただきたいと思います。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
新処分場の稼働後の検証についてでございますが、新たな処理施設稼働前の平成28年度の資源物を含むごみの総排出量は1万4,299トンでございました。昨年、平成30年度の総排出量は1万2,102トンと約15%減少しております。計画の総排出量も1万3,095トンとしておりますことから、総排出量につきましては目標を満たしているところです。これは、生ごみを分別したことにより水切りがなされ、重量が減少するなどの効果があったものと考えております。次に、ごみの埋立量でございますが、新たな分別開始前の平成28年度は1万1,753トン、分別後の29年度は6,278トンと約47%減少いたしましたが、平成30年度は8,141トンと3割ほど増加しております。市民の皆様の分別により埋め立てるごみの量は大きく減少しておりますが、昨年度は停電による食品廃棄やまた紙おむつの搬入量の増加、または分別し切れていないごみの増加などが主な要因と考えております。分別が完全になされた場合の埋め立てるごみの量の目標値は4,550トンとしておりますが、現状では目標を上回っている状況となっております。一方、市民の方がごみを出す段階におきましては、分別がわかりづらい、違反のごみがステーションに残されるといった課題もありますことから、わかりやすい啓発資料を作成する、わからない方に対しては個別に対応することなどによる改善を図っておりまして、今後も継続してまいりたいと考えております。
質問 近藤憲治
今御答弁いただきましたけれども、目標を達成している部分と達成されていない部分があって、特にルールの徹底の部分では啓発でという御答弁でございました。この部分については、また後段少し伺わせていただきますが、次はごみを受け入れる側の処分場で顕在化している課題についてもお伺いをいたします。処分場の側でも埋め立て用の穴が埋まっていくペースの早さでありますとか、各種現場でのオペレーションと実際建設計画時との考え方とのそごがある作業現場など、改善していくべき必要のある課題が山積していると私は受け止めております。新たな処分場は約44億円をかけて建設をされたと記憶しておりますけれども、新たな分別ルールに対応して効率的な処理作業が行える施設として整備されたものと受け止めておりますが、現場では、例えば雑紙処理のスペースが、計画上では建屋内で行うところだったのですけれども、そのスペースが確保できず、真夏でも真冬でも屋外で行われているでありますとか、破砕機にごみを投入するタイヤショベルの動線が狭く切り返しが必要で危険性がある等、様々な改善すべき点が明らかになっております。このような処分場の現場で顕在化している課題について、市としてはどのような認識をお持ちか、こちらも伺わせていただきます。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
新処分場の現状と課題等現状の認識でございますが、施設が狭いために選別作業が屋外で実施されていること、また施設内でのタイヤショベルの動線が狭い状況となっておりまして、作業されている方には御苦労をおかけしているものということで認識してございます。
質問 近藤憲治
今御苦労をおかけしているという認識をお持ちということなのですけれども、ちょっと改めて伺いますけれども、そういった課題があるという認識があるということは、改善をしなければならないという認識をお持ちなのかどうかお示しください。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
これにつきましては、施設の構造上、作業動線の変更など難しいところもございますけれども、現状の敷地の中でどのような改善が最も効果的か、作業されている方々の御意見もいただきながら、よく話し合った中で検討してまいりたいと考えてございます。
質問 近藤憲治
そこはぜひ現場との対話の中でよい改善策を見出していただきたいと思います。次に、前段分別のルールも含めて伺ったところなのですけれども、啓発でというお話でしたが、今後のごみ処理のあり方そのものについてお伺いをさせていただきます。こちらは過去にも議論をさせていただいたところですけれども、様々な要因により現状の埋め立て方式を是としているのが当市のごみ処理だというふうに考えておりますが、私自身は現在の手法が未来永劫にわたってベストであるという判断はしておりません。小型焼却炉の登場でありますとか、様々な中間処理技術の進歩により、より効率的に、また市民負担をより低減しながら、ごみの処理をしていく方法を模索していく意識が行政サイドにも必要であろうと考えております。新たなごみ処理の手法を選んで確立していくというのは大変時間のかかる作業であります。未来を見据えて、常に2手3手先を読む政策検討を望みたいところですが、そういった意識をお持ちかどうか、またどのような方向性をお考えなのか、現状の認識で結構ですのでお示しいただきたいと思います。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
今後のごみ処理のあり方につきましては、まず現在の施設が廃棄物減量化等推進懇話会の中で、市民の皆様の意見を伺いながら、新処分場におきましては、可能な限りリサイクルに回して埋め立てるごみの量を少なくするという内容で施設を整備したところでございます。今後、埋め立てるごみを減らしていくためには、分別を徹底する以外にも、可能なものにつきましては中間処理をして減量化することも重要であると認識しております。現在紙おむつの処理につきましては、時代の変化とともに新たな技術が出ているところでございます。将来のごみ処理の在り方といたしましては、処理に関する技術の進歩を見きわめながら、埋め立てるごみを少しでも抑制する、市民にとってもわかりやすいごみの分別ができるようになることなども踏まえまして、懇話会の中でも意見をいただきながら、より効果的な廃棄物の処理ができるよう検討してまいりたいと考えております。
質問 近藤憲治
今御答弁いただきましたけれども、今おむつというお話もありましたが、私自身はそれ以外の非常に広い視野を持って、どういった形で網走の未来のごみ処理の在り方が最善なのかというのを、予断を排して検討していっていただきたいという思いを持っていますけれども、そういった広範な視点を持ってやっていくという考え方だったという答弁でよろしかったでしょうか。
答弁 市民環境部長 酒井博明(市民環境部長は2021年3月まで)
基本的には現在の埋め立てを中心に行いながら、分別できるものはリサイクルを推進しながら処理を進めていくという考え方を持っております。その中で、中間処理が適するもので、今のところ紙おむつが喫緊の課題であるというふうには考えておりますけれども、この部分についてそういう適切な処理方法を見つけることによって、埋立量を減らしていくということは可能だと思いますので、こちらのほうも考えていきたいというふうに、今検討しているところでございます。
質問 近藤憲治
これは今後の話ですので、また折に触れて議論をさせていただきたいというふうに思います。