雨竜町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月11日
本町の英語教育の充実と支援について
2026年3月11日、雨竜町議会の一般質問で、野村耕次郎議員が「本町の英語教育の充実と支援について」質問し、教育長 糸谷尚徳が答弁しました。
- 質問者
- 野村耕次郎 議員
- 答弁者
- 教育長 糸谷尚徳
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 野村耕次郎
6番、野村でございます。本町の英語教育の充実と支援についてお伺いさせていただきます。本町は、これまで田中学園立命館慶祥小学校との協定をはじめ英語を生活の道具として捉えるイマージョン教育を推進し、子供たちが生きた英語に触れるすばらしい環境を整えてきました。この先進的な取組は、町独自の大きな強みであると確信しています。しかし、現在学習指導要領の改訂により英語教育の早期化、高度化が進む中で子供たちの学習意欲を形にする英検への挑戦において一つの大きな壁が立ちはだかっています。それが保護者の経済的負担でございます。昨今の物価高騰に加え、英検の検定料も上昇傾向にあります。特に兄弟、姉妹での受検やより高い級を目指して繰り返し挑戦する際の家計への負担は決して軽視できません。中には、本人の意欲がありながら経済的理由で受検を断念せざるを得ない家庭が存在していると考えます。教育の機会均等という観点から、私は受検料の助成措置を導入すべきと考えます。近隣の北竜町や秩父別町、沼田町や新十津川町などでは、どんな形であれ全額助成や一部補助といった先進地的な制度が導入されています。住んでいる地域や家庭環境において学びの機会に差が生じることは、本来あってはならないことです。雨竜町の未来を担う子供たちの挑戦を後押しし、これまで積み上げてきた英語教育の成果を確かなものにするためにも本町において英検受検料助成制度を導入すべきと考えますが、教育長の答弁を求めます。
答弁 教育長 糸谷尚徳
ただいま英語検定に対する助成のご質問がありました。英検の助成についてでありますが、経済的理由で受検を断念せざるを得ない、教育の機会均等という観点から、受検料の助成措置を導入すべきとの議員のご意見でございますが、そもそも教育基本法で定めるところの教育機会の均等とは経済的地位で差別されない、経済的理由によって修学が困難な者に対し奨学の措置を講じなければならないというものでありまして、そのために義務教育の機会を保障し、国公立学校の義務教育は授業料を徴収しないというものとなっております。さらに、経済的に困窮しているご家庭につきましては要保護または準要保護による教育扶助が行われているところでございます。議員のおっしゃられる教育の機会均等の観点から受検料の助成措置を導入すべきというのは、私が思っている教育の機会均等の意味合いから若干考えが相違点があるのかなというふうには感じております。雨竜町や近隣市町において、それぞれが特色あるまちづくりを行っているところでございます。教育ばかりではなく子育てをはじめとした各種生活支援もそれぞれ行っております。本町においても様々な教育活動や教育支援、子育て支援を行っており、令和8年度は新たに小学生及び中学生の給食費無償化を講じることとし、また修学旅行費の助成についても抜本的な保護者負担の軽減措置を講じたいというふうに考えております。そのため、議員が指摘されるような他市町との違いが直ちに学びの機会に差が生じることはあってはならないとは私は考えておりません。なお、英検の検定料でございますけれども、本町の場合は学校を会場に年3回行われておりまして、小学生高学年や中学生が目標とする5級から3級への受検料を申し述べたいと思います。学校などの準会場で受検する場合は、滝川市等で行われる本会場に比べて若干低く設定されております。本年度までは値上がりしておりましたけれども、来年度は若干値下がりするというふうには聞いております。参考までに、5級については現在2,500円、4級については2,900円、3級については5,000円でございます。それが次年度については、それぞれ100円ずつ安くなるというふうには聞いてございます。いずれにいたしましても、小学生を含めた義務教育における外国語の言語や文化等を学ぶことは必要かつ大切なことと考えております。しかし、他の政策の優先度を考えて、現段階での助成は考えておりませんので、ご理解を願いたいと思います。以上です。
質問 6番 野村耕次郎
答弁を伺い、給食費無償化や修学旅行費用助成といった福祉的な支援については評価いたします。ほかの政策の優先度もあり、現段階での助成は考えていないとのことであるが、文科省は学習意欲を継続するための英語教育を底上げしようとしている自治体に対し英語教育抜本強化事業による英語の活用や地域間格差の解消への予算化もしており、サポートが得られやすい環境にあります。さらに、地方交付税措置として自治体が独自に行う教育支援、英検助成などの財源に地方交付税を充てることも制度上認められています。先ほど英検IBAなどの導入も検討されている話が出ましたが、資格取得という具体的な目標への支援こそが子供の意欲に直結するものでございます。先生の熱心な指導と町の経済的支援、この両輪がそろって初めて雨竜の子供たちが自信を持って次なるステージへと挑戦できるのです。子供たちの意欲への投資として前向きな再考を強く求めます。再度教育長にお伺いさせていただきます。
答弁 教育長 糸谷尚徳
議員から英語教育に関する国の事業、さらには財源のお話があったところでございますが、地方交付税措置による助成金の財源確保につきましては、地方交付税は一般財源でございまして、当然教育支援にも生活支援にも単独事業の財源として使われておりまして、議員も十分ご承知のこととは存じますが、それは今も昔も変わらないところでございます。教育を含めた子育て支援につきましては、市町村ごとにそれぞれ行っておりまして、本町においても、先ほども申し上げましたけれども、様々な支援を行って子育て世代の家計を助け、教育の一助になっていることもご理解いただきたいというふうに思っております。また、議員のほうからIBAのお話がありました。英検の資格ではございませんけれども、最近では英検IBAといった英語力を手軽に測定するテストも開始されております。受検料につきましては、英検よりはるかに安く、500円から800円と非常に安価で、その結果は英検の何級相当に値するかの位置づけとして客観的な指標で示されるものでございます。ただし、学校では既に年3回の英語検定を実施しておりまして、IBA、並行して新たなテストを導入することが可能なのかどうなのか、今後英検をやめて英検IBAに切り替えるか否か、それぞれの長所、短所ございますので、引き続き導入市町村の様子や学校の意見を聞きながら、それらについては検討を進めたいというふうに考えております。いずれにいたしましても、繰り返しになりますが、外国の言語、文化を学ぶことは非常に大切でございます。英検の検定の受検により目標を持って取り組むことの意義は大きいものと考えておりますが、町による経済的支援につきましては子供の育成のために様々な場面で行っているところでございまして、今後何を優先するかを見極めながら判断してまいりたいというふうに考えております。ですから、今のところ直ちに英語検定の受検料助成をすべきとは考えておりませんので、ご理解を願います。
質問 6番 野村耕次郎
教育長は、他市町との違いが学びの差ではないとおっしゃいましたが、親の立場からすれば隣町で当たり前にある支援が我が町にないという事実はやはり差として残るものでございます。検定料が来年度から下がるとのお話もありましたが、物価高騰が続く中、保護者にとっての数百円、数千円の重みは変わりません。英検IBAの導入も先ほど答弁ございましたが、子供たちが目標とするのがやはり形に残る合格証です。雨竜町の子供たちが一番挑戦しやすい環境を次なる機会には検討いただけるよう願いまして私の質問を終わります。
答弁 教育長 糸谷尚徳
繰り返しになりますが、町による経済的支援につきましては子供の育成のために様々な場面で行っているところでありまして、今後何を優先するか十分見極めながら判断していきたいというふうに考えております。議員のおっしゃる外国語の文化、言語を学ぶことは大変大切であるということは承知しております。英語検定などの受検について目標を持って取り組むことの意義は大きいものと考えておりますが、今のところ直ちに英語検定の受検料助成をすべきとは考えておりませんので、ご理解願います。以上でございます。