みんなの議会

浦河町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月21日

(1)赤潮被害対策の成果と今後について/(2)港湾の利用促進について

2023年6月21日、浦河町議会の一般質問で、土井裕司議員が「赤潮被害対策の成果と今後について」「港湾の利用促進について」について質問し、議会事務局長 和田修、産業課参事 菊地伸二が答弁しました。

質問者
土井裕司 議員
答弁者
議会事務局長 和田修、産業課参事 菊地伸二

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 8番 土井裕司

発言通告書に基づきまして、本定例会最後の一般質問を2点ほどしたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。1点目は、赤潮被害対策の成果と今後についてでございます。赤潮被害については、ご存じのとおり2021年11月にロシアカムチャッカ半島周辺でカレニア・セリフォルミスというプランクトンの異常増殖から、厚岸、釧路、広尾町、そして日高管内にかけまして、ウニやツブ、さらにはタコなど、主力魚種がほぼ壊滅状態になる被害を与え、被害金額としては80億円から90億円と言われるほどの大きな災害でございました。この被害を受けた漁業者に対し、浦河町もいち早く対策に乗り出し、組合や組合員の生活支援をしていただいたことに感謝を申し上げたいと思います。発生から今年で3年目が経過する状況でありますが、この間、国の赤潮対策事業が出され、浦河町も浦河本所、荻伏支所を合わせてウニやホッキ、タコ、カレイ等に8,200万円ほどの事業費が投入されているとお聞きをしましたが、2年が経過した現在までの成果や状況、さらには継続事業としていつ頃までこの事業が実施されるのか、その点をお聞きしたいと思います。多くの方々は、発生当時、関心が高かったが、3年も経過するとだんだん関心が薄れてくると思いますが、漁業者は思うように資源の回復が見られないことで、大変苦慮している状況でもあります。調査方法や種苗放流規模など、今後の対応や考え方もお聞きをしたいと思います。次は、2点目の質問でございますが、港湾の利用促進についてでございます。近年の漁業者の高齢化に伴い、組合員の減少、後継者不足から特に漁船漁業者が著しく減少している状況であります。そのことから、港内の様子も漁船が多かった時代は係船場所が狭いなどとトラブルの一つもありましたが、今では漁船が少なく港内もがらんとしている状況であります。この状況に寂しさを感じているのは、私だけではないと思っております。19トン型船も10トン未満船も5トン未満船も多くの漁船が所狭しと係船していました。さらには、いつの時代からははっきりしませんが、大型底引き船も5隻から6隻所属し、これにイカの外来船が集結すると、港内に係船する場所がないほどの賑やかな時代もありました。それが、先ほども言いましたが、様々な要因から底引き船も閉船や廃業となり、この9月からは底引き船専用係船場所に底引きの姿を見ることはできなくなりました。そこでお尋ねしたいと思いますが、この港を今後どのように使っていくのか、東栄の漁港も含め港湾管理者としてどのような考え方と方向性があるのか、お尋ねをしたいと思います。現在の漁業環境から見ても、漁船が今後増える要素はないと思われることを考えると、方向性を見いだすのはなかなか容易ではないと思いますが、私としてはこの港の大きさを利用した養殖事業に向けた取組を本格的に行ってはと考えています。特に、ウニのカゴ養殖やサーモンなどの養殖場所に利用してはと考えますが、どのようにお考えになっているのかお聞きをしたいと思います。以上、よろしくお願いをいたします。

答弁 議会事務局長 和田修(議会事務局長は2023年6月まで)

質問しないと駄目です。

答弁 産業課参事 菊地伸二

私のほうから、議員からの2件の質問について発言通告書に沿って答弁をさせていただきます。まず1件目、赤潮対策事業の成果と今後の見通しについて、1点目の赤潮対策事業として行われている事業の内容について、3年目を迎える現在事業の成果をどのように考えるかについてです。赤潮対策につきましては、国、北海道の補助制度の活用と併せて、町単費で支援をしております。令和3年度は北海道の制度を活用し、被害状況の確認調査の実施、水中ドローンの購入、町単独費で漁業者支援として漁業料及び賦課金への補助と市場機能維持経費への補助を行っております。令和4年度は国の赤潮対策緊急支援事業を活用し、ウニ種苗放流による漁場環境の把握、ツブ天然種苗による漁場環境調査、漁具を使用した資源状況調査、ウニの生息環境を整備するための岩盤清掃を実施しており、町単費では令和3年度同様、漁業者支援として漁業料賦課金への補助、市場機能維持に対する補助を行っております。事業の成果につきましては、漁業を活用した資源状況の調査実績として、ツブ、タコ、ウニの資源量は赤潮発生当時と変わらず低位な水準となっております。ナマコに関しましては、赤潮発生当時は資源量が減少しましたが、現在は回復傾向にあると聞いております。このように、影響を受けた魚種の資源状況を継続的に把握することにより、今後の対策の基礎となることから、成果としてはあるものと判断をしております。ウニ、ツブの種苗放流につきましては、短期間で成果が見えるものではないことから、放流を継続することにより、将来的に資源の回復、維持が図られるものと考えております。また、漁業者支援、市場機能維持費補助の成果としましては、漁業者の経済的負担軽減及び市場につきましては、赤潮発生前と同様の市場機能の維持が図られているものと思っております。2点目、水中ドローンを使っての検証が行われているのか、検証結果は関係する組合に報告されているのかについてです。水中ドローンにつきましては、想像以上に操作が難しく複数人が操作できるようになるためには、相当な操作回数が必要となります。操作練習は、町民プールや港内を利用し行っておりますが、現時点では思ったように操作するまでには至っておりません。練習を兼ねた調査は数回実施しておりますが、先ほど申しましたとおり、操作技術が追いついていないことから、検証できるような写真動画が撮られていません。しかしながら、得られた情報については協同組合とは共有をしております。漁業者への周知につきましては、漁業協同組合の判断により行われている状況であります。水中ドローンの操作には、今後も練習を要しますけれども、現場の状況を把握するために必要であることから引き続き活用してまいりますので、ご理解よろしくお願いします。3点目、被害の中でもツブ資源、ウニ資源が壊滅状態に陥ったが、今後これらの資源を増やすための方法はどのように考えるかについてです。ツブ資源、ウニ資源を赤潮前の資源状態に戻すための方法といたしまして、共通して言えることは種苗放流して管理していくことであると考えております。ウニにつきましては、町内施設で種苗を生産しておりますので、各地区年間放流数を計画し、国の補助制度を活用して放流し、放流後の追跡調査を実施しております。放流後3年から4年後には、製品として漁獲することができますことから、令和4年度放流種苗が赤潮発生後の1年目となり、令和7年または令和8年度から順次製品として漁獲されることを期待しているところであります。ツブ資源につきましては、一番影響を受けているのがマツブと呼ばれる種類であり、このマツブの種苗生産、放流技術については未解明部分が多く、赤潮を機に北海道に対し、種苗生産及び技術開発の要望をしているところであります。このマツブにつきましては、製品になるまでには7年以上かかると言われており、資源が回復するには長い年月がかかることが想定されます。今回の赤潮対策事業では、令和4年度にマツブの天然種苗を購入し、カゴに入れて放流することにより、生息が可能であるかの調査を実施しており、一部の区域を除き生息は可能であるとの調査結果が出たことから、令和5年度につきましては、天然種苗に標識をつけ放流する計画としております。また、マツブに関しましては禁漁としていることから、他の魚類と混獲された場合は放流することとなっております。ツブ、ウニ以外にも、赤潮により影響を受けたタコ、ナマコにつきましても、種苗放流や産卵床の投入など、資源回復への取組を進めておりますので、ご理解をお願いいたします。続きまして、2件目の質問であります港湾の利用促進について、発言通告書に沿って答弁をさせていただきます。まず1点目、漁業区、商工区の現在の利用状況と今後の見通しについてです。浦河港に関しましては、漁港区、商工区を設定はしておりません。浦河港の利用としましては、北埠頭と呼ばれる岸壁を境に、東側というか、市場側を漁船の利用、西側、役場の裏手になりますが、そこは岸壁の水深が深いので貨物船や作業船を係留する岸壁として利用されております。今後の見通しにつきましては、漁港区、商工区等の分区設定が将来的に必要となれば、その辺については検討をしていくことになります。利用状況につきましては、先ほど説明したとおり、水深の深い岸壁には船形の大きな船が係留することになりますので、現在の利用と変わらないというふうに考えております。2点目、漁船が減少され9月から底引き船の基地として長年使われてきた底引き岸壁に入港船はなくなります。今後の使用方法はどのように考えるかについてです。議員ご指摘のとおり、現在入港している底引き船につきましては、様似漁港所属の底引き船でありまして、様似漁港の整備により一時的に浦河港から入出港をしております。今年になりまして、様似漁港の整備が終わったことにより、9月からは様似漁港に戻ることとなりますことから、岸壁と背後の荷さばき施設は空くことになります。今後の使用方法につきましては、関係者と協議しているわけではございませんが、現状、大型漁船が新規に登録されることは難しいと思われ、現在進めている浦河港の整備に伴う作業船や浦河港では大きめの29トン、49トンの漁船の係留場所として使用されることと思われます。3点目、大きく広がる港の利用促進に港湾管理者としてどのように考えますかについてです。浦河港の利用促進に関しましては、浦河港の整備に大きく関わってくることから、重要なことと捉えております。貨物の取扱量を見ますと、北海道の地方港湾の中では上位にあり、これはかんらん岩の取扱量が多いのが要因となっております。マイナス7.5メートル岸壁の利用については、他の貨物を含め年間の利用頻度が高く、北海道開発局からも評価を受けているところであります。一方で、漁業活動による漁船の利用につきましては、漁獲量全体の低迷が続いており、新規の就漁者や漁船建造などが見込めないことから、組合員の減少を防ぐ取組の一つとして、四つ目の質問とも関連してきますが、水域を含めた増養殖事業の取組による港湾利用を視野に検討していくことが必要と考えております。4点目、東栄の漁港を含め、今後ウニのカゴ養殖、マスの養殖等は考えられないかについてです。養殖に関しましては、赤潮をはじめとする大きな環境の変化による漁獲量の減少に対する保管や少額ながら安定した収入源としての必要性は感じているところであります。増養殖に関しては、漁業者、漁協に関心を持っていただき取り組んでもらうことが重要であり、その取組に対して町がどういった支援ができるのか考えていきたいと思っております。先般、新型コロナが5類になったことから、5月末に浜の元気再生検討協議会で、東南の函館市南茅部と八雲町熊石に昆布とマスの養殖についての視察研修を実施しており、漁業者は10名の参加がありました。こういった視察研修や講演会の実施を通じ、漁業者の主体的な取組となることが大事なことと考えており、具体的な話が進んだ段階で議会に相談をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。

質問 8番 土井裕司

先ほど赤潮の中で、水中ドローンの話がちょっと飛んでしまいましたので、すみませんが、よろしくお願いいたします。それで、再質問をさせていただきますが、今回の赤潮対策事業の中で、調査項目は多岐にわたっていろいろと実施されているようでございます。こういった中で、先ほど申しましたが、浦河町はいち早く支援をされたことで、先ほども言いましたような市場業務も支障なく維持が図られたこと、そして、また組合員や組合の業務がスムーズに運ばれていたことが本当にまずは一つの大きな成果だったのかなというふうに思って感謝をしております。こういった中で、資源調査の関係でございますが、タコ、ツブ、ウニ等には、先ほどの説明で赤潮被害発生当時と変わらず低位の漁獲と言っておりましたが、見解としては、これらの水揚げ及び資源の減少は赤潮被害と関係がなかったというふうに私は受け取ったのですが、漁獲量と生息数には違いがありますので、さらなるその分布状況の把握が必要だというふうに考えますが、この点、どう思われるかお聞きをしたいと思います。また、資源的な効果が出てくるまでは時間がかなりかかると思いますけれども、この事業は今後継続事業として何年ぐらい実施されるのか、この点も聞きをしたいと思います。

答弁 産業課参事 菊地伸二

ただいまの再質問について答弁します。まず、赤潮発生当時と変わらず低位な漁獲というのが赤潮被害と関わりがないのかということについてなのですが、ここに今、答弁したイメージというのですかね、言い方としてちょっと言葉足らずの部分もあったかと思いますけれども、これは赤潮によって被害を受けて、例えばツブ、ウニであれば9割以上も被害を受けています。タコについても6割ぐらい被害を受けています。それらによって、今、低位な状態になっているという意味で答弁させていただいておりますので、赤潮等関係ないという認識ではないので、赤潮による被害だという認識で答弁をしておりますので、よろしくお願いいたします。続きまして、分布状況の把握についてですが、この分布状況の把握については、当然必要だという認識ではいます。今、国の制度を活用した赤潮緊急対策でも行っております漁具を用いた資源状況調査というものがありまして、この調査は通常の操業と同じ状況の調査方法により、資源状況を把握する調査、内容となっておりますが、まずはこういった資源状況の把握を今、優先的にそういう制度を活用して行っております。この調査をやる際には、漁業者に日誌をつけていただいておりまして、そこに漁具を入れた位置情報などの記載する場所もありますので、それらの情報を分析することによって、分布状況も把握できるものというふうに思っております。最後に、事業の継続のお話でありますが、どのくらい、何年ぐらい実施できるのかというご質問だと思いますが、先ほどの最初の答弁でも申し上げましたが、ウニで三、四年、ツブでは7年以上、タコでは四、五年は資源が回復するまでにかかるというふうに言われておりますので、最低でもツブが回復する7年以上の継続はしていきたいというふうには考えておりますが、今、国の緊急対策自体はあくまで今は単年度の要望というふうになっておりますので、そこは根気よく継続について要望をしていきたいと思いますし、仮に国の対策が途中で終わったというふうになった場合については、北海道や町での対応についても検討、協議をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。

質問 8番 土井裕司

ありがとうございました。漁業者にとっては、やはり継続事業がいつぐらいまでできるというのが非常に関心の持っているところではないかなというふうに思っております。今後とも、引き続き事業に対して協力していただきたいなというふうに思っております。それから、2点目の水中ドローンの活用でございますが、購入した当時から高価なものだというふうに聞いております。海の中の表面の海流と中の海流が交差したり、いろいろ変わったりしますので、操作等については大変難しいのかなという危惧をいたします。実際に操作練習を重ねてきたと思いますけれども、なかなか大変な作業ではないかなというふうに、そんな条件の下で機械を操作するわけですが、先ほども言いました高価なものですから、損失をした場合には大きなダメージを与えるということで、取扱いに慎重を期して行っている結果だというふうに私は理解をしたいと思います。一日も早く操作を熟知して効果的な調査ができるよう、今後も努力していただきたいな、このように思っております。それから、3点目の今後の資源回復をどのように考えるかということで、菊地参事の今の説明でいきますと、ウニについても三、四年、ツブ等については七、八年、それが要する期間だというふうに言っておりました。この期間、継続的にやっていただければ、先ほども言いましたように幸いかなというふうに思っております。特に、ウニだとか、ナマコのように浅瀬に生息している、こういったものは把握や管理をしやすい部分だと思いますけれども、沖合の水深の深い部分に生息するツブやタコの調査は、先ほども言われたとおり、把握が大変難しいことだというふうに私も認識をしております。今後の取組としては、現在はヤナギダコの漁獲が極端に少なくなっているようですが、オオダコはその分、多少増えている状況と聞いております。タコ産卵床、これは従来からヤナギダコを目的に投入しており、沖のほうに入れていたのが現実でございますが、これらを現在、多少増えているオオダコを目的に場所の移動だとか、それから形を変えるだとか、そんなことも必要ではないのかなというふうに思っておりますが、この点についてどのようにお考えかお聞きをしたいと思います。

答弁 産業課参事 菊地伸二

タコ産卵床のご質問ですが、確かに今現在入れているタコの産卵床はヤナギダコを対象とした取組となっております。オオダコというか、ミズダコについても漁業者と検討したことも実際にあります。ただ、今のところちょっとまだ実現には至っていないのですけれども、その辺、漁業者と漁協等で整理ができて要望があれば、その辺も検討して進めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 8番 土井裕司

いずれにしても、資源の回復には時間と労力と費用がかかると思いますが、さらなる国、道の支援を得ながら、長短事業を含め放流数量の増加も考えられないのかな。この2年間の状況を聞いても、やはり漁業者は資源の回復が遅れているというのか、されていないというのが、そういう言葉が随分聞かれておりますので、これを増やすためには、先ほど言いましたように、やはり種をたくさん放流できるのが一番いいのかなという気がいたします。資金的な問題も多々多いかと思いますけれども、そこら辺も考慮しながら、さらなる種苗放流の増加を考えられないのかお聞きをしたいと思います。

答弁 産業課参事 菊地伸二

ただいま放流数を増やすことができないかというご質問ですが、今、対策としてウニの放流とツブの放流は今年から本格的に行うのですけれども、まずツブにつきましては、放流数を増やすことによって資源の回復が早まるということは期待をしているところなのですが、あくまでも天然種苗を購入しての放流事業ということになりますので、その購入数が無制限に手に入るものではないので、そことの兼ね合いもありますので、それは予算も含めてその範囲での取組になることをご理解願います。また、ウニにつきましては、現在、種苗生産施設で生産される種苗数を基にいろいろ計画を組んでおりますが、放流数を増やすということになると、他の施設からの購入だとかということが考えることはできるのですけれども、ウニにつきましてはちょっと海藻類との兼ね合いもありまして、たくさんまき過ぎると、ちょっとそちらのほうに影響を及ぼすということも懸念されることがありますので、その辺は漁業者や漁協等と相談をしながら、そういう声があれば検討して可能であればそういう取組についても行っていきたいというふうに考えております。

質問 8番 土井裕司

ウニの放流については、地元で種苗生産していますので、ある程度は数量の調整等々については、できるのだろうなというふうに思っております。そこで私が言いたいのは、先ほど言いましたように沖の深い部分のツブの問題です。先ほど言いましたように、天然の種苗を持ってきて、購入しての放流でございます。これらは、今はどこでもそうなのですが、分捕り作戦というのですか、先に先にこういったものをしておかないと、なかなか手に入らない部分はありますので、何とか前向きにここら辺も検討していただければというふうに思っております。それで、7年かかるところが5年ぐらいで早く元の水準にまで戻っていただければ、これはまた本当にありがたい話だなというふうに思っております。どうか、そこら辺の点もお考えをいただき、対応していただければというふうに思っております。それで、次の2点目の港湾の利用促進について、この件について再質問をさせていただきたいと思います。1番目の漁業区、商工区の現在の利用状況と今後の見通しということでございまして、この漁業区、商工区という言葉は、私は組合に入った当時からあるものだなというふうに考えておりましたけれども、参事のほうから特にそういう区分けの仕方はしていないというお話をお聞きいたしまして、随分長いこと間違った認識でのほほんと生きてきたのかなというふうに思っております。ですから、役場と話をするときも、商工区のどこどこの係船のゴムが傷んでいるよだとか、ここがこうですとか、漁港区のこちらがこうです、そんなようなことでお話をしたことを覚えております。そういったことの商工区の今後の見通しということでお聞きをしましたら、砂利運搬等々の入出港についても、現在もこれからもこの数年変わらないというお話でございましたので、それはそれとして理解をしたいと思います。今後も、そういったものの利用が多くされることを期待したいなというふうに思っております。それから、2点目の9月から底引き船がいなくなる、これはおっしゃるとおりに様似船の所属でございまして、実際には浦河に水揚げしても様似に水揚げしても、これは日高中央漁協の水揚げですから、そのことについては特にどうのこうのという話ではなくて、この底引き船は地元にいる、いないということで、もちろん少ないより多いほうがいいというのは当たり前の話なのですけれども、底引き船が1艘いることによって、町の町経済に与える影響というのは、私はすごく大きいのではないかな。そうしますと、浦河町から様似町に移ってしまう、そうすると、以前はこの底引きが1艘いるということによって、5億円から6億円の町経済に対する効果があるというふうに言われたときもございました。そういったことを考えると、新規の大型船の登録は大変難しいというふうに参事の説明もありましたが、状況から判断するとなかなか難しいというのも理解します。ただ、難しいからできないということではなくて、何ら証拠があるわけでもないかと期待されるような種を持っているわけでもありませんけれども、やはりこういった問題というのは多くの漁業者や関係者といろいろ話して、本当にできないのか、それともまだ余地があるのかなど、やはりそういったことを模索することもこれから必要ではないのかなのというふうに思っておりますし、また、今後のやり方としては、以前行っていたイカ釣り外来船の誘致、これはもうしばらく多分やっていないはずなのですよ。前沖に漁場が形成されないうちは、幾ら言っても来てもらえないというのは、これは当たり前の話なのですけれども。ただ、やはりそういったものも含めて外来船の誘致というのは、大変必要なことだ。今からやはり来ていただく環境整備をしながら、この港の利用というのを考えていく必要があるのではないかなというふうに思っておりますが、この点についてどうお考えかお聞きをしたいと思います。

答弁 産業課参事 菊地伸二

すみません、質問としては、大型漁船の登録の関係とイカ釣り漁船の誘致の関係ということでよろしいでしょうか。大型船の登録というか、底引き船になるかと思うのですけれども、ここにつきましては、もう一回、過去には3隻、今の1隻を含めて3隻で2隻がいなくなったのですけれども、最後の1隻なくなるときに漁組もいろいろ動いて、継続に向けて協議はしていたみたいなのですけれども、結果的にいなくなってしまったというのが現状でありまして、最終的に今の1隻が様似漁港の船籍が残っているというのが現状でありまして、新たに大型船の底引き船の誘致というか、やるには船は例えば新造船だとか中古船だとかいろいろ方法はあるのかなというふうには思いますけれども、許可の関係はかなりハードルが高いというふうに、その当時から聞いておりまして、そこがクリアできないと船だとか人だとか機材を用意しても許可がないと操業はできませんので、そこのハードルが先ほども言いましたように、かなり高いというふうに伺っておりますので、その辺の関係については、漁業協同組合が専門的な機関になりますので、そこらが動き出して、町に対して何らかの協力や支援の要請があった場合には、そこは協議して検討してまいりたいというふうに考えております。あと、イカ釣り漁船の誘致につきましては、確かに過去には漁協職員や関係者数名で道南方面や東北に実際に伺って、誘致活動をしていたときもあります。最近はその活動はちょっとやっていないというふうには聞いておりますけれども、電話なり文書なりで各関係するところには誘致の案内を出しているというふうにも聞いてはおります。そういった活動が今後また活発になってくれば、町も当然協力してまいりますし、イカ釣り外来漁船が来るために何らかの環境整備等が必要だという要望があれば、その辺についても検討をしていきたいというふうに考えております。

質問 8番 土井裕司

この誘致というのは結構時間のかかる話だし、すぐ効果が現れるものではないと思いますけれども、やはり環境整備等については、どの範囲でどのようにやっていくかというのは決められているものではないけれども、少なくても毎年来ている船の方々にいろいろ話を聞いて少しずつ整備されていくのがいいのかなという思いでおりますので、この点についても組合のほうとよく相談しながら対応されることを期待したいなというふうに思っております。それと、質問の3番、4番でございます。港の利用促進、港湾管理者としてどのように考えているのか。それから、東栄の漁港を含め今後ウニのカゴ養殖、その養殖等は考えられないのかという質問でございますが、この件については担当者から前向きな答弁をいただきました。今後の漁業環境を考えた場合、大変厳しいものがあります。これらは、説明もありましたとおり、少しでも早く育てる漁業を目指し、組合も漁業者も努力することが必要ではないのかなというふうに思っております。東栄港も含め養殖場として使えるよう、本格的に進めていったらどうかなというふうに思っております。いずれにしても、こういったものをやるのは漁業主体、事業主体として組合がまず何らかのアクションを起こさないと前に進まないのが現実だと思います。ただ、赤潮でかなりダメージを受けている今の協同組合の体制を考えると、全て組合にということではなくて、行政のほうからも手を差し伸べていっていただければいいのかなという思いでございますので、どうか先ほども言いましたけれども、なかなか漁船を造って沖に出て魚を捕るという、こういったことがなかなかこれから難しいのかなという考えもします。ということは、やはりこういった養殖事業、魚種についてはいろいろあると思いますけれども、どの魚種が一番いいのかなというものを含めながら、今後取り進めていっていただきたいなというふうに思っております。それで、最後でございますけれども、1点だけ質問をさせていただきたいと思います。先ほど菊地参事のお話で、浜の元気で研修された八雲町の熊石で実施されている養殖技術を、これをそっくり浦河に持ってきた場合に対応できるというふうにお考えになっていたのか、また分かっている範囲で結構なのですが、規模だとか費用だとか、そういった細かいことが分かっている範囲で結構なのですが、教えていただきたいなというふうに思っております。

答弁 産業課参事 菊地伸二

熊石での養殖の関係なのですけれども、まず環境は当然違うというのがありまして、熊石はご存じのとおり日本海で浦河は太平洋ということで、まず水温がかなり違う、夏場も冬場も含めてなのですけれども。夏場はそう問題はないかなというふうに考えてはいるのですけれども、聞いた話ですと、やはり冬場の水温が向こうでは5度を下回ることがないという水温帯で、浦河はご存じのとおり、マイナスになるときもあります。その影響が一番ちょっと進めるにはハードルになるのかなと、そこがちょっと実際に分からない部分であって、仮に同じ方法でやったとして、全滅する可能性もありますし、生き残る可能性も、それは分からないのですけれども、そこが一番の問題点かなというふうには、感じております。そこは、ちょっといろいろ今後調べて、何かそういう知見があるのか、そこら辺も調査しながら検討は進めたいというふうに思っております。経費につきましては、聞いてはいるのですけれども、ちょっと向こう側に了解をもらっていませんので、ちょっとこの場では控えさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

質問 8番 土井裕司

ありがとうございました。いずれにしても、こういった養殖事業等を一日も早く実施をしていただき、今、困窮している沖合漁業者のためにも何とかやっていただければありがたいなというふうに思っております。これで、私の質問を終わりたいと思いますので、ありがとうございました。

出典:浦河町議会 令和5年第4回定例会 2023年6月21日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる