みんなの議会

厚岸町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日

(1)赤潮被害対策について/(2)全国豊かな海づくり大会プレイベント/(3)港町の冠水対策/(4)厚岸翔洋高校への町の支援について

2022年3月7日、厚岸町議会の一般質問で、南谷健議員が「赤潮被害対策について」「全国豊かな海づくり大会プレイベント」「港町の冠水対策」「厚岸翔洋高校への町の支援について」について質問し、町長 若狹、教育長 酒井、水産農政課長 川越が答弁しました。

質問者
南谷健 議員
答弁者
町長 若狹、教育長 酒井、水産農政課長 川越

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 南谷

令和4年第1回定例会に当たり、4項目質問いたします。はじめに、赤潮被害対策についてです。本町の漁業者は赤潮被害でウニをはじめ、多くの魚介類に影響が及び、水揚げ減少や将来に対する不安が増幅しております。町はしっかり対策を講ずるべきと考え、お尋ねをいたします。赤潮で被害を受けた魚種と、その被害額、それらの魚種の支援方法並びに支援額、そして漁協への支援はどのようにされますか。さらには、次年度以降の支援策はどのようになるのかお尋ねいたします。全国豊かな海づくり大会プレイベントです。来年秋開催の全国豊かな海づくり大会に向け、スムーズな本番を迎えるため、プレイベントが開催され、その内容を説明してください。港町の冠水対策です。1月12日の昼、急速に発達した低気圧による雨と高潮により、生活改善センター前は冠水で通行止めになりました。その夜、テレビに水産加工場前の冠水の状況が放映されました。港町の冠水対策は、1年でも早く住民が安心できる対策が必要です。町の対策に対するお考えをお尋ねいたします。また、漁港整備計画(令和3年から令和12年)の中で対応されることになっておりますが、この内容を説明してください。さらに、港町湖岸通りは、越波が発生したり、湖内の氷が流れ道路を乗り越え、住宅の玄関まで迫ってきて、非常に危険です。全体の改修工事は早急に無理でも、応急対応をするべきではないでしょうか。厚岸翔洋高校への町の支援についてです。今年も翔洋高校の入試出願は2科とも16名の半数以下であります。このままでは北海道の高等学校適正配置計画において、学校の存続も危ぶまれることになるのではと大いに危惧をいたします。翔洋高校は、海洋資源科で各種海技免許取得が可能であり、調理師コースもあるなど魅力ある学校であります。道立高校のため、町として直接学校運営に関わることはできませんが、町内唯一の高校として、もっと積極的に生徒増に向け、町としての支援策を講ずるべきと考えますがいかがでしょうか。以上、1回目の質問といたします。

答弁 町長 若狹(町長は2025年6月まで)

5番、南谷議員のご質問にお答えをいたします。1点目の赤潮被害対策についてのうち、(1)、アの「赤潮により被害を受けた魚種別の被害額及び支援方法並びに支援額、また、漁協への支援策は」についてでありますが、魚種別の被害額については、ウニが4年間で10億円と報告されており、他の魚種については、漁獲量が減少しているものもありますが、赤潮による影響かどうかは判明しておりません。支援方法と支援額については、国の「北海道赤潮対策緊急支援事業」を活用し、漁業者等で組織される「厚岸地区赤潮対策活動組織」が行うウニ種苗等の放流、漁場の清掃、漁場環境の調査等の漁場回復に係る活動に対し、国と北海道、厚岸町を合わせ、令和3年度は5,488万円、令和4年度は7,588万円、合わせて1億3,076万円の支援となります。厚岸町は、このうち国が全額負担する事務費150万円を除いた事業費の15%に当たる1,938万9,000円のほか、厚岸漁業協同組合が実施する単独事業への支援122万8,000円を加え、合わせて2,061万7,000円を支援してまいります。また、厚岸漁業協同組合への支援策については、国の緊急支援事業の対象とならない赤潮被害調査やウニ漁場の清掃、ツブの増殖試験事業に対し支援してまいります。次に、イの「次年 度以降の支援策は、どのようになりますか」についてでありますが、令和4年度については、先ほど申し上げました、国の緊急支援事業と厚岸漁業協同組合の単独事業が行われることになりますが、現在の国の緊急支援事業では、ウニの種苗放流は、今年春の実施分までしか対象となっていないことから、関係者と協議の上、今年秋以降の種苗放流等への支援についても、要望してまいりたいと考えております。また、ウニ以外の魚種について、今後、被害が発生した際には、速やかに支援を受けられるよう、国、北海道に要請しておりますが、町単独での支援についても、厚岸漁業協同組合と協議をしながら必要に応じて検討してまいりたいと考えております。続いて、2点目の全国豊かな海づくり大会プレイベントについて、「令和5年に開催する全国豊かな海づくり大会北海道大会を前に、プレイベントが開催されますが、その内容は」についてでありますが、プレイベントについては、令和5年秋に開催される本大会の1年前に当たる令和4年秋に、開催趣旨である海洋プラスチックごみ対策など環境保全の取組等の周知と大会開催に向けた気運醸成を図り、本大会をスムーズに進行させるためのリハーサルを兼ね、厚岸漁港第2埠頭屋根付き岸壁を舞台に開催される予定であります。このプレイベントでは、道内外の招待者や地元の方々の参加の下、式典行事、漁船による会場パレード、稚魚の記念放流、企画展示などが予定されております。また、関連行事として「豊かな海づくりフェスタ2022」が町内で開催され、ステージイベント、大会PRに関する企画展示、魚とのふれあい体験ブース、地元物産販売ブースの設置が予定されており、町においても、厚岸漁業協同組合と連携し、海浜清掃活動や講演会等の開催を予定しております。なお、プレイベント、関連行事については、現在、主催者である北海道実行委員会において、詳しい内容が検討されているところでありますが、町についても開催地として関係者と連携し、しっかりと取り組んでまいります。続いて、3点目の港町の冠水対策についてのうち、(1)、アの「1年でも早く住民が安心できる対策が必要では、また、漁港計画の中で対応することになっているが、この内容はどのようなものか」についてでありますが、港町の冠水被害については、町民の生活に大きな影響を与える重大な課題と認識しており、冠水時には浸水が懸念される住宅へ配水ポンプを設置するなどの対応をしておりますが、長年にわたる地盤沈下によって住宅や道路等、地域全体が沈下していることもあり、抜本的な対策に至っていないのが現状であります。現在は、原因の一つである高潮等の越波を解消するため、国の特定漁港漁場整備計画において冠水対策が計画されており、厚岸漁港湖北地区の岸壁等の嵩上げ及び湖内地区の護岸の嵩上げが、新たな物揚場整備による高潮対策として、令和3年度から既に測量調査等が開始されております。次に、イの「港町湖岸通りは、越波が起きたり、湖内の氷が流れ道路を越え、住宅の玄関まで迫ってきている。全体改修工事は早急には無理でも応急対応をすべきではないか」についてでありますが、町では、護岸の管理者である北海道に対し、対策について要望をしているところでありますが、今後、国による護岸の嵩上げが控えているため、大規模な対応は難しく、通常の維持管理費の中で応急対応を検討していきたいとの回答を得ておりますので、御理解願います。私からは、以上であります。4点目の御質問については、教育長から答弁があります。

答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)

私からは、4点目の「厚岸翔洋高校へ町の支援を」について、お答えいたします。「今年も厚岸翔洋高校の入試の出願状況は、両科とも半数以下であります。このままでは、北海道の高等学校適正配置計画において、学校の存続も危ぶまれることになるのではないかと、大いに危惧いたします。翔洋高校は、海洋資源科で各種海技免許取得が可能であり、調理師コースもあるなど魅力ある高校です。道立高校のため、町として直接学校運営に関わることはできませんが、町内唯一の高校として、もっと積極的に生徒増について方策を取るべきと考えますがいかがですか」についてでありますが、厚岸翔洋高校が開設された平成21年度から、同校に通学する保護者の教育費負担軽減及び通学生徒の利便性向上を図る目的として、厚岸町高校通学バス定期券購入助成事業を実施し、通学支援として一定の効果を上げているものと考えられます。また、令和4年度から、新学習指導要領に基づき、個人持ち込みによる学習用コンピューター端末を活用した授業が行われることになっております。これを受け、翔洋高校から保護者負担の軽減と、入学者確保のために、町の支援を求められていたことから、新年度予算において、コンピューター端末の購入費を計上し、新たな支援を行いたいと考えております。高校の生徒確保につきましては、学校そのものに魅了があり、中学生本人がその高校に通って学校生活を送ってみたい、保護者も子どもを通わせたいと思われるような高校になることが重要であり、このことが町内外を問わず、生徒の確保につながるものと考えております。翔洋高校は、普通科と海洋資源科を有しており、それぞれの特徴を踏まえた学科間の連携や協力により、特色ある魅力にあふれた学校を目指しております。学校への理解を深め、入学者の確保につながる取組として、町内小中学校との授業交流や、教員間の研究協議等も行っておりますが、今まで以上に、これらの内容を充実するとともに、翔洋高校の取組を町内外へ発信していく方策を検討してまいります。このほか、文部科学省が令和3年度から新たに実施した、「マイスター・ハイスクール」と称される「次世代地域産業人材育成刷新事業」の実施について、翔洋高校と協議・連携を行い、学校の魅力向上と入学者の確保に向けた対策を講じてまいりたいと考えております。

再質問 南谷

赤潮被害対策について、再質問をいたします。ウニ漁については、4年間の水揚げ減が10億円の被害が発生、これについては分かりました。支援のほうなのですが、各魚種、被害相当あると思うのですけれども、令和3年と令和4年の総体、いろいろ被害を被った水揚げ被害に対する国、道、町の合わせた総事業費というのですか、2か年で1億3,007万6,000円の支援事業を実施される。その内、町の負担は15%、1,938万9,000円を助成されると理解をいたしました。この内、ウニについては令和3年と令和4年の両方の年で春種苗放流までで9,630万円を支援すると理解をしたのですが、そういう内容でよろしいでしょうか。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

お答えをさせていただきます。お手元に配布の資料の中からのご質問かと思います。9,630万円、この数字についてはウニに係るもので、これについては、すみません、事業費ということでなっております。この事業費の内の15%、ウニに関してはこれの9,630万円の15%を町が持つということでありまして、ウニ以外の物も含めまして15%というのが、標の左下の1,938万9,000円ということでご理解いただきたいと思います。

再質問 南谷

先ほどの町長の答弁なのですけれども、被害を受けた魚種別の答弁でございます。最初に質問の答弁を求めたのですけれども、魚種別の被害どうですかと尋ねたのです。そうしましたら、漁獲量が減少している物もありますが、赤潮の影響が判明せずとの答弁でございました。これは、一瞬、僕聞いていて、ウニ以外の物は知らないよと、このように理解されがちなのではないのかなと感じたのです、冒頭でしたから。ただ、総体、後で調査をしていく中で判明していないので調査費も含めた中での事業でやっていくよと、こういうことで、今の時点ではよく分からないけれども、はっきりしているウニに支援をしていくのだと、こういうことでよろしいでしょうか。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

今、議員おっしゃられたとおりでありまして、ちょっと表現の仕方がうまく伝わらなかった部分があるかと思いますが、調査等については、ウニ以外についても被害があるのではないかという地域の声がありまして、漁協を通じていろいろな調査は進めておりますが、赤潮による因果関係が分からないということでありまして、そのような答弁をさせていただきましたが、今後、漁業が、漁が始まっていけば、またその部分と、それと研究者による研究が進んでいけばはっきりしていくのかなと思っておりますが、今、議員がおっしゃられた内容については、そのとおりでございます。

再質問 南谷

既にカニ漁が始まっております。例年と比べてカニ漁の水揚げ状況について説明をしてください。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

今おっしゃられているカニにつきましては、毛ガニの漁が今始まっております。途中の経過でありますが、漁協に聞いている内容からいきますと、例年よりも若干少ない内容となっておりまして、3月5日土曜日の現在で、昨年と比較して1.5トン程度少ないということ。それと、単価につきましても、残念ながら、水揚げが少ないにも関わらず、単価も下がっていると。これにつきましては、赤潮というよりかは、コロナ等による流通の影響かなと分析しているところであります。ただ、過去5年間を見ますと、それよりも前の資源量よりもかなり許可自体も減っていると。許可が減っているにも関わらず、漁獲もあまり伸びていないと言うこともありまして、資源全体が減っている傾向にあると研究機関から伺っております。その中でも若干の水揚げ量の減少ということでございます。

再質問 南谷

次にまいります。昆 布 等 の 調 査 費 な の で す が 、 288万 円 が 補 正 さ れ る わけ で あ り ます が 、 昆 布漁 の 調査、昆布の資源量の調査だと思うのですが、実際にどのような調査をされるのでしょうか。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

昆布の調査につきましては、潜水による目視調査ということでございます。

再質問 南谷

ツブかご漁や昆布の被害、いろいろ浜では、まだツブ漁も始まっていないのですけれども、昆布漁も始まっておりません。ですけれども、昨年の秋、赤潮被害があったと、影響があったということで浜の皆さん、非常に動揺しております。もし、被害が確定したときは、先ほどの答弁では何らかの支援をしていきたいという発言があったのですが、ぜひ、しっかり浜の皆さんが困らないように支援をしていただきたいと思うのですが、どのような支援をされるのか、お尋ねをさせていただきます。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

お答えさせていただきます。まず、支援の内容につきましては、漁が始まって、どのような状況になるかということがまずありますが、実際、被害額が出ていない、例えばツブにおきましては、今回の資料にもございますとおり、先を見越した中で、ツブの移植やツブの卵塊を取り出す試験事業等に取り組むという部分についても一部既に行いますし、同様に、仮に昆布漁が潜水調査等によりまして、生育の度合いによると思いますが、その内容に必要な物ということになると思いますが、同様のことは同じ海域を持っている沿海市町村におきましても、同様のことが出てくると思います。町単独で取り組めるものについては、まだちょっと形が、どれというのはありませんけれども、浜の皆さんが漁業を営んでいく上で必要な回復事業についてはしっかりと検討してまいりたいと考えているところでございます。

再質問 南谷

全国豊かな海づくり大会プレイベントについてお尋ねをさせていただきます。プレイベントの目的なのですけれども、大会開催に向け、気運醸成、そして豊かな海づくり活動を通じて、道民に環境保全の大切さを理解してもらいたい、大会後も環境保全の活動が道内全域に定着することを目的とされるということで理解をしております。道内外から多くの皆さんが2か年にわたって厚岸町に来ていただける、その対応でございます。担当課含めて、町の職員の皆さん、大変な苦労があると思いますが、ぜひおもてなしの心に専念され、オール厚岸、漁協、漁業者、商工会、学校などとしっかり連携をして、まずはプレ大会にしっかり取り組んでいただきたいと思います。1点だけ、ここでお尋ねをさせていただきます。今回のプレ大会の、今の質問なのですが、本大会も環境保全、漁業者が、先ほどの答弁にありました、プラスチックなどごみを拾った場合、持ってきて処理をしてくれると、海の掃除をしてくれる、今までになかったことではないのかなと思います。これらについて、口で言うのは簡単なのです。実際に漁業者の皆さんが持ってきた場合、それをどう処理されるのか、どういう指導をしていくのか、この辺について、もう少し詳しく説明してください。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

沖から漁業者が持ってきたごみにつきましては、今回、この海づくり大会を契機に関係各課のほうに海づくり大会に向けた気運醸成ということがございますので、それぞれの各課のアイディアも含めまして、現段階で検討している内容の一つでございます。当然、厚岸漁業協同組合との連携が大きなものになると思いますが、今まででも沿岸の浮き玉等、プラスチック類のごみ拾いにつきましては、関係課、それとうちの水産農政課、厚岸漁協と連携しながら進めておりますので、これは海づくり大会を契機に、さらに一歩踏み込んだ形で、より一層、漁業者の方の認識を深めていただきながら、沖から持ってきた物を処理するということでありまして、まず漁業者の意識改革ということも一つの目的になるのではないかと思っています。適正処理につきましては、今までも当然きちんとした形で処理されていると考えておりますけれども、より一層、認識を深めていただくきっかけになればということで、関係課と協力して取り組んでまいりたいというものでございます。

再質問 南谷

港町の冠水対策についてお尋ねいたします。空きから冬にかけて満潮時のとき、厚岸大橋から旧市場岸壁を見ますと、満潮時、ツポツポになっている光景を多く目にしている町民は多いと思います。港町に住んでいる住民、港町で働く人たちは、港町の冠水対策を切望しております。ただいま答弁がありましたが、厚岸町だけでは解決ができません。厚岸町は早期対策を強く、強く、国、道へ要望していくべきと考えます。いかがでしょうか。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

この冠水対策につきましては、答弁にもありましたとおり、現在、国の特定漁港漁場整備計画の中で湖北岸壁の嵩上げ、それと、いわゆる湖内地区、通称浦浜と皆さん呼んでいらっしゃる部分の護岸の嵩上げ、これによりまして、まずは天端を乗り越えてくる越波を処理するという形でございます。今、国のほうで計画はありますが、議員おっしゃるとおり、計画年次がまだ何年かかかるということもございまして、先日のご質問のときも、私どもも現地に赴いて、写真等撮って送り込んでおります。できるだけ早く着工していただくと同時に、できる限り、簡易的なものであっても、何らかの対応をいただけないかと、国、北海道のほうに今申し入れしている段階でございますので、引き続き、それら要望を続けてまいりたいと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。

再質問 南谷

漁港整備計画の中で、一番岸壁側、港町のほうでも前側のほう、湖内側のほう、奥のほう、こちらのほうについては、まだまだ何も見えないような気がするのです。港町全体突き出ています、ここから、この事務所を前にしてずっと。ですけれども、ここに住んでいる皆さん、津波が来たら、それから異常低気圧の高潮とか、いろいろな条件の中で、これらに対する防災対策というものが厚岸町として、やはり方向性が求められているときにあるのではないかと思うのです。先ほどの答弁では、岸壁を嵩上げしますよということなのですけれども、どの程度なのかもはっきりしません。そのくらいで足りるのかどうなのか。厚岸町として、港町、裏も表もあります。長いわけですから。この部分をどうしていくかということを、やはり今調査中ですということなのですけれども、私は大きな視点で港町をどう防災対策していくのかという考えを持っていただきたい。そういうスケールで、やはり視点を持って、厚岸町としてどう役所のほうに陳情していくのだと。将来の厚岸町の港町はどうしていくのだというものを1回資料をもってつくってほしい。そんな思いで考えているのですがいかがでしょうか。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

まず、すみません、漁港の関係でどのようなという部分があったかと思います。現在のところ、最初の答弁にございますとおり、地盤沈下が進んでいる状況ということでありまして、国のほうでは今湖内の地区につきましては、令和4年度にボーリング調査、それと水深の深さの調査、施設の健全度調査を行うと伺っております。その先、年次計画がまだ明解に示されておらず、当然湖北地区の岸壁も先にやるというようなことも聞いておりますので、当然湖内地区についてはその後になろうかとうことで考えておりますが、湖内地区、浦浜につきましては、地盤地下した部分と、現在の高潮の状況、低気圧時の水位を計算した内容でいきますと、場所によりますけれども、60センチ前後嵩上げするところ、それ以上のところもあると伺っております。湖北地区の真龍岸壁のほうにつきましては、今、西側のほうから既に嵩上げが終わっているところがございます。それと同様の高さ、レベルで厚岸大橋方向に向かって、今後嵩上げをしていくということでございます。その嵩上げ以外にも、いろいろな分野、いわゆる漁港施設以外の部分、水の流れる施設の関係とか、様々な分野がございますので、これにつきましては関係課と協議をしながら、それと関係する国や北海道の機関、そことの調整も必要だと考えておりますので、そのように庁内で連携を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。

再質問 南谷

湖岸通りの越波でございます。対応を検討したいということなのですけれども、実質的に既に氷が春に落ちてくるときに、玄関先まで乗り越してくるとか、高潮のときは越波して、工場の前が水浸しになるとか、実態にあります。ここのところについては、やはり早急に対応をしなければ、私は応急対応しなければならないと思うのです。これについて、もう少し検討されるということなのですけれども、もう少し具体的にどうされるのか答弁してください。

答弁 水産農政課長 川越(水産農政課長は2022年9月まで)

湖内地区のこの対策につきましては、漁港整備自体は開発局、国の事業でございます。この事業が完了した際には、北海道が管理委託を受けているということもありますし、現段階でまだ開発局が工事始まる前で、現在北海道が管理をしているという部分もありますが、私どもとしては、今被害を受けている部分については、流氷と氷が入ってくるようなお話も伺っておりますので、管理者であります釧路総合振興局のほうに、水産課のほうに確認いたしましたところ、それらが入ってこないような、何か打ち込んで、止めれるようなことを検討いただけると現在は伺っております。ただ、どのような、簡易すぎてもあれでしょうし、大規模すぎると今度使っている漁業者の方のこともございますので、これにつきましては、管理者であります北海道と引き続き協議しながら、次の冬に向けて対応については協議してまいりたいと思いますので、ご理解いただきたいと思います。

再質問 南谷

翔洋高校の町支援でお尋ねをいたします。平成21年4月、翔洋高校は統合し、名称を翔洋高校とされました。若狭町長、町長は昭和35年に、当時、北海道厚岸高等学校を卒業されましたOBでございます。本校の存在意義を誰よりも十分理解されておられると思います。白糠町なのですけれども、同じ道立高校であります。白糠町ではICTや支援員の配置、各種補助により、白糠高校の教育環境を整え、質の高い学びを支援しますと銘打って、白糠高校教育振興協議会をつくり、ここをとおして七つの支援策を講じております。まず、一つ、中国語と講師派遣で国際理解のサポートを助成。2、支援員を配置し、ICT化、ふるさと教育をサポート助成。3、振興協議会を通じて、学習塾あすなろ会へ提携し、衛生通信授業の活用を支援。4、地域の大学生と協働した深い学びにつなげるための環境整備支援。5、教材費のみで質の高い講義を受けられるよう、公営塾を設置。6、検定試験等の受験料の支給。受検者は半額。合格者は全額支給。そして、介護初任者研修費用も全額補助。給付型奨学金で大学進学後をサポート。七つ目、大学進学者3名に月3万円を卒業するまで返還義務のない奨学金を支給しております。さらに、驚いたことは、白糠高校教育振興協議会をとおして、各種補助制度を実施しております。例えば、申したのですが、この助成でございます。助成額です。白糠町から平成22年度は117万8,076円の補助をしておるのですが、令和元年は、この金額が666万3,246円の補助をしております。これだけ白糠町はしっかり町として高校に助成をしております。私は同じことは無理でも、厚岸町として、やはりもっとしっかり高校のほうにアプローチを町としてするべきではないのか、斯様に考えます。同じことはお金のこともあるからできないかもしれない。でも、やれること、町として支援をできること、みんなで考えて、翔洋高校に魅力のある、行ってみたいな。それから親御さんにとっても通学費用なり学費なり、安くなれば負担が少なくなる。魅力のある、やはり学校の支援を町として考えなければならない。そういう意味では、町として何ができるのか、待ちではだめだと思うのです。もう一歩、何ができるのか。私は白糠と同じことしてほしいということは望みません。今できること。少しでも、これから少子高齢化、子どもが少なくなる。それでなくても釧路のほうに子どもたちは行こうとする気持ちが多い中で、厚岸町の翔洋高校に行きたいなと、費用の面でも助かるとか、いろいろな面で視点があると思うのです。もう一歩、考えていただきたいなと思うのですがいかがでしょうか。

答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)

翔洋高校への支援、私も今行われている、先ほどの答弁にもございましたけれども、今行われている支援で十分とはもちろん思っておりません。その一方で、道立の高校であります。したがいまして、町として中身をどうのこうのということができませんし、むしろ私は道立高校の側でこういう高校づくりをしたいのだ、今考えているのだということで、教育委員会として、あるいは町として、こういうことができないだろうかというような一つの話の流れとして、町立学校ではないので、一つの話の流れとして、魅力のある高校づくりに持っていくための一つのそういう大きなうねりをつくっていくきっかけとして、やはり高校のほうから、あるいは道教委のほうからいろいろな働きかけがあってもいいのではないのかな。それを待ってどうこうするという考え方というよりは、私どもとしても魅力ある高校づくり、高校をつくっていきたいと。町内外から翔洋高校に通いたい、そしてそこを卒業して、自分はこんな進路を選択していきたい、そういう子どもの進路に関わる部分のサポートにも関わってくる重大なお話でございます。話の持っていき方としては、やはり町のほうから率先して、前面に立って高校づくりをというよりは、先ほど申し上げましたように、高校としてどういう高校にしたいのかということが先なのではないかなという思いは持っておりますが、しかし、最初に申し上げましたとおり、翔洋高校に対する支援がこれまでどおりで十分だとも考えておりませんので、今後翔洋高校のほうといろいろ話し合いを進めながら、何ができるのかをさらに模索をしてまいりたいと思っておりますので、ご理解願います。

再質問 南谷

一番最後の部分で納得しました。町長もOBかもしれません、統廃合された、私も潮見高校の卒業生でございますから、議員として、やはり責任があると思うのです。今の教育長の答弁で、そのとおりだ、教育長が一生懸命やっていないということを言っているのではないのです。一生懸命やっているのだろうけれども、やはり町として何ができるのか、待ちではだめだと思うのです。一つでもいいから翔洋高校のほうに出向いて、どうだろうと、何かないかいと、そういう姿勢というのがやはり必要ではないかと斯様に思うのですがいかがでしょうか。

答弁 教育長 酒井(教育長は2022年9月まで)

翔洋高校の、ちょっと話が横に逸れてしまうかもしれませんけれども、翔洋高校を卒業して、現在釧路管内で教員をしている卒業生の方もいらっしゃいます。あるいは、学校の中で公務員として、学校で仕事をされている方も翔洋高校の卒業生の中にはいらっしゃいます。また、さらに厚岸の役場、それから漁業協同組合、それから町内の各種事業所、いろいろなところで翔洋高校を卒業して活躍されている方がいらっしゃいます。ほとんど、今申し上げましたのは普通科卒業生の中身になると思います。そのほかにも海洋資源科を卒業して釧路管内の様々な、あるいは道内の様々な優良企業の中で活躍されている卒業生もいらっしゃいます。今、私が申し上げた方々、非常に職場での評価も高く、非常に優秀な職員として活躍されています。こういったすばらしい卒業生を輩出している翔洋高校、これがなかなかPRが足りないのではないのかなと。もっともっと、そういう翔洋高校卒業したこういう方々が、活躍されている方がいらっしゃいますというようなことを、もっとこれからもどんどんPRしていかなければならない。例えば、そういう部分でも教育委員会としてやれることはまだまだあると思っていますし、翔洋高校とタイアップして、そこのところはもっともっと進めていかなければいけないのかな。いずれにしまして も、中学校の側で言えば、学力点数に見合った進路指導ではなくて、生徒そのものが将来どういう大人になりたいのか、どんな職業を選択したいのか。そこに近づいていくような進路指導も、また中学校の側では必要だろうと思っております。そういうことで、高校そのものの魅力化も含めて、それから中学校での進路指導の在り方も含めて、教育委員会として今まで以上にやれることはあるのではないのかなと思って先ほどの答弁もしたところでございますので、ご理解願いたいと思います。

出典:厚岸町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月7日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる