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浜中町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月5日

千島海溝巨大地震発生に向けた防災庁の役割と津波避難タワー建設の財源対策について

2026年3月5日、浜中町議会の一般質問で、川村義春議員が「千島海溝巨大地震発生に向けた防災庁の役割と津波避難タワー建設の財源対策について」質問し、防災対策室長 春日良太が答弁しました。

質問者
川村義春 議員
答弁者
防災対策室長 春日良太

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 川村義春

通告に従い、一般質問を行います。質問事項の要旨は、千島海溝巨大地震発生に向けた防災庁の役割と津波避難タワー建設の財源対策についてであります。政府の地震調査委員会が1月24日に公表した千島海溝沿い巨大地震津波の発生確率について、マグニチュード7.8から8.5程度の根室沖地震が今後30年以内に起きる確率を昨年の80%程度から90%に引き上げており、また、防災行政を一貫して担う防災庁を本年11月頃に設置し、その役割として、事前防災、発災時の応急対応、復旧・復興の3段階に分けて、それぞれの場面で何を担うかも定めているとの報道がされていますが、その内容についてお知らせをいただきたいと思います。また、本町が計画している事前防災の要である避難困難地域への津波避難タワー建設に係る財源確保の見通しについて、まず伺っておきたいと思います。

答弁 防災対策室長 春日良太

まず、政府の地震調査委員会が令和8年1月14日に公表した千島海溝型による根室沖での巨大地震発生確率は、議員がおっしゃるとおり、80%から90%に引き上げられたところでございます。そのような中で、国は、今年中に防災庁の設置を目指すと発表しております。設置の目的としましては、国は、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震をはじめ、首都直下地震、南海トラフ地震や富士山噴火など、国難級の災害の発生が切迫する中、人命・人権最優先の防災立国の実現が急務であり、国難級の災害に対しても、死傷者や避難者を大幅に低減させ、必要な国家・社会機能を維持するため、平時からの事前防災の徹底が必要、そのため、国の防災全体を俯瞰的に捉え、産官学民のあらゆる力を結集し、中長期的視点から国の防災の在り方を構想するとともに、徹底した事前防災、発災時から復旧、復興までの一貫した災害対応の司令塔となる組織として防災庁を設置するとしております。次に、防災庁が果たすべき役割についてですが、まずは、主となる役割として、平時から発災時、そして、復旧、復興までの一貫した司令塔機能であることとしております。そこから三つの大きな役割を基本方針としております。一つ目は、防災に関する基本的施策、国家戦略の立案です。これに関しては、多様な経験と高度な知見を基にあらゆる事態を想定し、起こり得る被害を先読みした防災の基本施策、国家戦略の企画立案としております。二つ目は、徹底的な事前防災の推進、加速の司令塔です。これに関しては、地域レベルでの具体的なシミュレーションによる災害リスク評価、計画立案や各主体による事前防災対策の抜けや漏れの把握、分野横断的な関係者間コーディネートや平時からの実施勧告等による事前防災の推進としております。三つ目は、発災時から復旧、復興までの災害対応の司令塔です。これに関しては、国全体の被害状況の把握など、災害初動体制の構築、被災自治体への迅速な応援体制の構築、被災自治体のワンストップ窓口として被災者のニーズを俯瞰的に把握、過去の災害のノウハウを生かした継続的、包括的な被災地支援の構築としております。また、この大きな三つの役割の下に七つの主な取組を基本方針としています。ここでは全て説明することは割愛させていただきますが、今後、防災庁が設置され、基本方針に関連して様々な制度や計画の追加や変更があるものと町としては考えておりますが、町として、それをどう判断し、どう対策を講じていくかは、防災庁が実際に設置され、方針が示されてから判断していきたいと考えております。次に、現在実施しております避難困難地域における津波避難タワー整備の財源確保についてですが、1月30日に琵琶瀬地区津波避難タワーが完成し、さきの議会において、新川西、仲の浜地区の津波避難タワー整備の予算化及び建設工事請負契約の議決をいただきまして、現在、計画どおり整備が実施されている状況でございます。新川西・仲の浜地区の2基のタワーの財源については、令和7年度の国の補正予算におきまして、町は7億1000万円の交付決定がされており、事業費ベースで10億6500万円分で、これは、割合としては新川西・仲の浜地区の外構分を除いた事業費総額11億484万円の96.4%で、財源は確保している状況であります。不足する額は3984万円であり、この不足額と外構整備分については令和8年度予算で要求することになりますが、これについては国交省からの内示が示されなければ判断できませんが、町としては、今後も、国の令和8年度補正や令和9年度予算の要求について、中央要望などを通じて100%の配当をお願いしていきたいと考えております。

質問 5番 川村義春

ただいま、防災対策室長から防災庁の設置に関わる部分や財源の運用について詳しいお知らせがありました。このことについては、今日の町長の町政執行方針の初めで防災避難タワー建設にも触れておりますし、17ページから18ページでも具体的に触れておりますので、ぜひ、そういう趣旨で先ほど触れたことについて実施をお願いしたいと思っています。聞いておきたいのは、防災庁の果たす役割の中の事前防災の中に、高齢者、障がい者など、要支援者の個別避難計画の作成が盛り込まれていることについてです。この前、カムチャツカ半島沖地震の際に一部の高齢者の方から避難したいという希望があってもどなたに要請していいのか分からないと困っていらっしゃったと地域の方からお聞きしました。多分、民生委員や地域の自治体の会長などに要支援者リストを配って対応できるようになっているのかなと思うのですが、その実態についてお聞きします。それから、津波避難タワーができましたよね。とてもいいものだなと私は思っているのですが、家族と一緒に暮らしているペットである犬や猫についてです。過去に質問したとき、高台に避難した場合については近くにテントをつくるという話をされていましたけれども、家族同然に過ごしている犬や猫をあのスペースの中で間仕切りをして入れるわけにはいかないですよね。私は、1週間も2週間もという話ではないと思うので、簡易でいいから、展望台の屋上の広場のスペースを利用してつくれないかどうか、お聞きをしておきたいと思います。

答弁 防災対策室長 春日良太

防災庁の実質的な取組の中にの要支援者、被災者に寄り添った支援体制の構築の中に要支援者の生活再建支援制度や避難時における支援の話が出ております。現在、要支援者のリストは民生委員や自治会長宛てに配付しておりません。何年か前からこのくだりは結構出ており、実際にいろいろな地区からもそういったリストを配ったほうがいいのではないかとありまして、現在、検討してリスト化まで終わっていますので、早急にリストを配付したいと思います。ただ、問題は、リストを配付した後、実際に誰がその人の支援をするかで、そこはかなりの協議が必要であろうと考えております。自治会長、もしくは、その地区に住んでいる民生委員に丸投げするわけにはいきませんから、誰が誰をという協議にかなりの時間を要すると思います。まずは、議員がおっしゃるとおり、リスト等を配付させてもらい、個別に相談させていただいて少しでも要支援者が確実に逃げられる体制を構築していきたいと考えておりますので、時間をいただきたいなと思っております。また、ペットの避難についてです。避難場所にペット同伴で逃げるということで、2年ぐらい前から、5月24日の避難訓練時においてはペット同伴かどうかの確認も取っております。実際にタワーにペットを入れるのはキャパ的にも難しいことは我々も承知しております。かといって、ペットをそのまま置いて逃げてくださいとは絶対に言えません。そのため、議員がおっしゃるとおり、スペース的には屋上しかないのかなと思います。まずはペット同伴で逃げていただいて、屋上にペットを避難させてもらうことになるかと思っております。琵琶瀬地区をはじめ、仲の浜、新川、暮帰別にこれから建ちますから、自治会等とも相談し、ペットがいる方にペットは上にということで了承を得られれば、そのように対応していきたいなと思っております。しかし、こちらも今すぐにそういうふうにやりますとは言えませんから、今後に向けて検討していきたいと思いますので、ご理解願いたいと思います。

質問 5番 川村義春

前向きな答弁をいただいております。要援護者の関係ですけれども、リストができているのであれば、自治会なり民生委員にこれは部外秘ですよ、個人情報が入っていますからと口止めした上で早期に配付したほうがいいのではないかと私は思います。私が自治会長をやった頃、独自のそういう計画をつくりました。行政にも渡してあると思うので、覚えている人は覚えていると思うのですけれども、昆布取りに行っている最中に、車はあるけれども、運転する人がいないという場合もあるのです。昆布取りに行っている人は嶮暮帰島の内側に船をつけ、嶮暮帰島にいなさい、こちらに残っている人は私が誰と誰を乗せて茶内のほうに避難するという計画をつくって出したことがあるのですが、私が会長だった頃から代が替わって、そういう整備が滞っている状況だと思います。議論する気になれば、意外と簡単に地域の中で議論できるのですよ。避難困難地域ですから、まだつくられていない地域は、車で茶内に逃げるのではなく、タワーがあればタワーまで行くなど、早急に自治会長等にお願いしてつくったほうがいいと思いますので、ぜひ続けていただきたいと思います。ペットの関係についてもぜひそのような方向で進めていただきたいと思います。答弁は要りません。

出典:浜中町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月5日 議事録 PDF(34ページ) 間違いを知らせる