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浦幌町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月13日

子宮頸がんワクチンの接種対応

2022年6月13日、浦幌町議会の一般質問で、河内富喜議員が「子宮頸がんワクチンの接種対応」について質問し、町長 水澤、保健福祉課長 廣富が答弁しました。

質問者
河内富喜 議員
答弁者
町長 水澤、保健福祉課長 廣富

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 河内富喜

通告に基づき、一般質問をいたします。子宮頸がんワクチンの接種対応。最近政府広報で子宮頸がんワクチン接種を再び勧奨するコマーシャルが流されていることに非常に違和感を持っております。子宮頸がんのワクチン接種については、9年ほど前に国が勧奨した時期がありましたが、2013年、深刻な副作用が相次ぎ報道され、2016年には集団訴訟が起こるなど社会問題化されたため、途中で積極的な接種勧奨を中止することになりました。そのとき、当町でも同じ見解が示された経緯があります。今回原則とはされているが、再び本年4月から他の定期接種と同様に個別の接種勧奨を行うことになりました。子宮頸がんのワクチン接種への安全性の改善など、勧奨に見合った科学的根拠や接種条件がそろった以外にその理由を見いだせないと考えるところでもあります。そこで、当町の考え方、今後の方針について伺います。1点目、昨年11月、厚生労働省の専門部会で子宮頸がんワクチンの接種勧奨を促す方針が示されたが、以前は勧奨については自治体ごとに判断を委ねていた経緯があったが、今回国はどのような方針か。また、それを受け、当町ではどのような方針で対応するのか。2点目、今回使われている子宮頸がんのワクチンは、以前とは違う安全性に改良が加えられた製品なのか。3点目、子宮頸がんのワクチン接種対象者は小学校6年生から高校1年生が対象になるが、思春期であること、また以前問題化したことを踏まえると保護者への説明が重要になってくるが、どのように対応を考えているか。4点目、子宮頸がんワクチンの予防接種者に副作用、後遺症が生じた場合の予防接種者への医療補償等、救済措置、補償についてはどのようになっているのか。また、承認ハードルの高さは改善されているのか。以上4点について伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

河内議員のご質問にお答えします。子宮頸がんワクチン接種対応についてでありますが、子宮頸がんにより死亡する方は、40歳までの女性で乳がんに次いで2番目に多いがんであり、年間1万1,000人が罹患し、約2,900人もの方がお亡くなりになっています。子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス、HPVに継続的に感染することでがんに至ることが明らかになっていまして、女性の多くは一生のうちに何度か感染すると言われているウイルスです。しかし、感染してもほとんどの人は自然に消えるものの、一部の人はがんになってしまうことがあり、ワクチン接種で予防することが可能な病気の一つであります。HPVワクチン接種については、平成21年10月に国がワクチンを承認し、平成25年4月から予防接種法の規定に基づく公費による定期接種に指定され、本町でも国の方針に従い、積極的に接種を勧奨したところです。しかし、ワクチン接種後に全身の痛みなどの症状を訴える方が全国的に相次いだため、国民に適切な情報提供ができるまでの間、定期接種を積極的に勧奨すべきではないとして、同年の6月14日に厚生労働省健康局長から対象者及び対象保護者に対して、接種の積極的な勧奨とならないよう勧告がありました。これは、定期接種を中止するものではなく、希望者は接種を受けることができるように市町村は接種の機会を確保し、周知方法については個別通知をせずに実施するよう求められていたものです。このことを受けまして、本町でも定期接種の機会は確保しつつ、対象者への個別通知は差し控えていたところです。1点目の接種勧奨を促す国の方針と本町ではどのような方針で対応するのかについては、国では積極的な勧奨を差し控えた平成25年6月の勧告を発出してからこれまで、厚生労働大臣の諮問機関である厚生科学審議会の予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会等においてHPVワクチンの有効性や安全性に関する評価、接種後に生じた症状への対応及び情報提供の取組等について継続的に議論が行われ、最新の知見を踏まえ、改めてこのワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことや接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認めました。これを踏まえ、令和3年11月26日付厚生労働省健康局長通知において、この感染症に係る定期接種について予防接種法第8条の規定による積極的な勧奨を再開するとしたことから、本町におきましてもこの通知による国の方針に従い、令和4年度から接種の積極的な勧奨を再開するものです。2点目の使用するワクチンは安全性に改良が加えられた製品なのかについては、子宮頸がんワクチンは現在国が定期接種として薬事承認しているサーバリックス及びガーダシルのどちらかを使用することになりますが、このワクチンはこれまでも使用されているワクチンでありますので、改良が加えられた製品ではないものと考えています。3点目の保護者への説明をどのように対応するのかについては、今年度の個別勧奨の対象者約180人に対して、ワクチンの有効性や安全性について十分に理解し、納得した上で接種の有無を決めていただけるよう、国から提供される情報資材等を個別に送付するとともに、心配される保護者等の支援として随時相談できる体制を構築し、対応してまいります。最後に、4点目の医療補償等救済措置、補填と承認ハードルの高さは改善されているかについては、極めてまれではあるものの、定期予防接種により副反応による健康被害が生じた場合に予防接種と健康被害との因果関係が認定された方に対して、予防接種法に基づく救済として医療費や障害年金等の給付が受けられる予防接種健康被害救済制度が設けられています。国は、このワクチンを接種した後に生じた症状に対する対応として、速やかに救済に係る審査を実施するとしており、またこの対象者が適切な医療及び生活面での支援が受けられるよう、道内では北海道大学病院と札幌医科大学附属病院が協力医療機関となり、地域の医療機関と連携し、相談支援や医療体制が強化されています。なお、承認ハードルの高さの改善については、このワクチンに限らず、副反応による健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定するものであり、全ての定期予防接種と承認基準は同じであると考えています。以上、河内議員への答弁といたします。

質問 河内富喜

それでは、ご説明を受けましたが、何点か確認をさせていただきたいと思います。子宮頸がんのワクチン接種については、国からの指示どおり今後進めていくという答えだったと思いますが、現在勧奨の取組状況はどのようになっておりますか。

答弁 保健福祉課長 廣富(保健福祉課長は2023年3月まで)

積極的な勧奨の現在の進捗状況というご質問でしたけれども、現在対象者抽出が終わりまして、町長からの答弁にありましたとおり、対象者、この方々に7月1日以降個別に郵送する予定をしてございます。これも町長から答弁ありましたとおり、国からのリーフレット等、また安全性や有効性、副反応等に係るもの、それから救済に係る部分、こういったところを情報提供しまして、子宮頸がんワクチンに対する保護者のご理解をいただきながら、また不安を解消しながら、相談を受けながら、そして相談体制につきましては保健福祉課におきまして保健師が対応するということで現在進んでいるところでございます。以上です。

質問 河内富喜

7月の1日から、対象者を抽出して、その後パンフ、また予診票とかいろいろ資料を対応して進めているということであります。予算書を確認したところ、本年48人という計上でございますが、先ほど18名分ということですが、この辺の整合性というか……(何事か声あり)

質問 河内富喜

ゼロが抜けていました。180名ということでございます。それで、当然本人負担はないということですね、無料で接種を受けれるということでよろしいですね。

答弁 保健福祉課長 廣富(保健福祉課長は2023年3月まで)

この子宮頸がんワクチンにつきましては、予防接種法に基づきます定期接種ということでございます。これは、平成25年4月から予防接種法に基づいた定期接種となりますと、定期というのは、これは公費で負担するということでございます。ですので、これは平成25年4月から現在までも公費で負担し、個人負担はないという接種でございます。以上です。

質問 河内富喜

それでは、キャッチアップ勧奨ということで資料を見ると載っておりますが、このことについて説明をお願いします。

答弁 保健福祉課長 廣富(保健福祉課長は2023年3月まで)

ただいまキャッチアップ接種についてのご質問だと思いますが、これは平成25年6月以降、国が定期接種でありながら、市町村長に対しまして、積極的な勧奨を進めることは中止といいますか、となりました。この間、これまでの間本来定期接種で受けられるのですが、個別に子宮頸がんというものが積極的にお知らせをし、ワクチンの有効性等をお知らせしていなかったことから、このワクチンを接種したいという方々、この方々が受けられなかったのが9年間ほどございます。ですので、このたび昨年11月にこれを積極的な勧奨を再開すると専門部会等で決定されたことを踏まえまして、この4月からこの間9年間で打ちたかったけれども、打てなかった方々、この方々につきましても定期接種として公費でワクチンを接種することができる。そして、個別に接種勧奨をするということにこの4月からなったところでございます。以上です。

質問 河内富喜

2点目の2016年に子宮頸がんワクチンの接種における集団訴訟が生じたということで、依然として同じ製品を今後も使用するのだというお答えで、国の考え方だということでございますが、この辺の訴訟がまだ係争中であるという中で、お医者さん方がその有効性とリスクというものを推しはかったときに、リスクよりも有効であるというような判断をされて、現在このことが始まったというようなことでありますけれども、これらのワクチン接種において非常に苦しまれている方が今おられるというような中でこの事業を再開するということには、どうしても心情的になかなか整理がつかないようなことが予想されるわけですが、その辺の感情とか考え方について説得力を持った勧奨を進めることはできるのかなと私は思うわけですが、先ほど通知書にパンフレットとかいろんな資料をお送りした中で理解をしていただくということでございましたが、例えば町でこれに対する相談窓口を設置するとか、そういう考え方はありませんか。

答弁 保健福祉課長 廣富(保健福祉課長は2023年3月まで)

相談窓口の設置につきましては、先ほど答弁したとおり、保健福祉課の保健予防係、保健師等が対応するよう、この7月1日以降の個別の郵送のご案内の中にお知らせしてまいりたいというように考えていますので、これは設置するという考え方をしています。以上です。

質問 河内富喜

そのことについては、先ほどお答えいただいた中で適切に対応していくということをお答えいただいたわけですが、私の思いとしては、この対象になる子どもたちのいる保護者から見たら、これ打ってもどうなのだろうという悩みあるだろうし、打たなくてもどうなのだろうという悩みがある。その辺について、これで本当にいいのかなという、決断をするのはなかなか難しいと思うので、その辺については十分今後の接種においてそういう相談など対応していただきたいなと思います。それと、全国的に進めるわけですが、浦幌の勧奨、その事業の進め方をゆっくり後ろ倒しというか、することによって、ほかの町村の例えばいろいろな事象が出たり結果が出たりすることも確認することができるわけですが、そういうあまり急いでこの事業を進めないで進めるということはできないのでしょうか。

答弁 保健福祉課長 廣富(保健福祉課長は2023年3月まで)

ただいまのご質問は、本町におきまして全国で積極的勧奨が開始される状況を踏まえた中で、浦幌町の接種を見合わせた中で情報を収集し、そして接種に当たって安全か、または有効性があるのかといったところを判断するよう遅らせることができないのかというご質問だったと思うのですが、まず昨年11月の通知、先ほども答弁しましたけれども、これは厚労省の健康局長から、原則令和4年度から全国の市町村はこれの積極的な勧奨を始めてくれという、こういった通知が来ているものですから、これは全国どこの市町村も今年度から積極的に対象者の方々へこのワクチンの有効性や副反応等につきまして、国のリーフレット等を活用し、そして子宮頸がんワクチンの効果、そしてその後の子宮頸がんとなる、そういったリスクをこのワクチンが抑えられるといったところを周知するということになってございますので、これは原則4月からやりなさいという、体制を取れということでございますので、本町としてはまず遅らせる考え方はございません。その前に、この9年間子宮頸がんワクチンが有効でありながらも接種ができなかった方々が二十歳を超え、そして40代でピークで亡くなる方が全国で年間2,900人いるわけです。これは、ワクチンを打ちたくても怖いという思いをされる方はいらっしゃいますけれども、このワクチンを打つことによって子宮頸がんを予防することが可能だということなのです。そして、そのワクチンを接種し、そして定期的に、これはこのウイルスは徐々に数年または十数年かかってがんになります。ですから、2年に1度、最低限検診をしながら、そしてがんとして仮に分かった場合に治療に入るわけですが、子宮を摘出したり、子どもが産めなくなるという状況は、これは避けなければならない。そして、亡くなる方を一人でも減らすという考え方でいきますと、本町では定期接種になって積極的勧奨をすることになりましたので、これにつきましては早速取り組んだ中で情報を提供し、そして保護者の判断、これを仰いだ中で、打ちたい方に対して打つ、これを安全に打つという体制を整えていきたいという考えでございます。以上です。

質問 河内富喜

国の方針ですから、これはいかなる町村であってもその指示に従って進めていかなければならないということでは理解しております。あとは、打つ方がいろんな判断をするときに適切なアドバイス、そういったものを間違いなくそういう担当の職員が相談に乗って、打つときに本当に大丈夫なのだなという気持ちになって打てるようにしていただきたいと思います。答弁は結構です。終わります。

出典:浦幌町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月13日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる