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浦幌町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月8日

浦幌町ふるさと納税

2019年12月8日、浦幌町議会の一般質問で、高橋匠議員が「浦幌町ふるさと納税」について質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 岡崎が答弁しました。

質問者
高橋匠 議員
答弁者
町長 水澤、まちづくり政策課長 岡崎

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 高橋匠

通告に従いまして、一般質問いたします。浦幌町のふるさと納税についてです。まず、浦幌町ふるさと納税のグランドデザインについてお伺いいたします。浦幌町のふるさと納税は、ほかの自治体に先駆けて取り組みを始めたこともあり、平成 26 年度には 8,200 万円弱の寄附を集めるに至りました。しかし、そこをピークに年々減少し、平成 30 年度には 3,500 万円弱となっております。これは、返礼品提供を行っていない自治体や都道府県を含む全国の 1,788 の自治体のうち 1,068 番目の寄附額となっております。ふるさと納税は、自治体が独自の戦略で利用規模を計画的にふやすことができる制度であり、全国的な制度利用額は、平成 26 年度は 388 億円だったものが、平成 30 年度には 5,127 億円と大きく増加しております。現在、全国の自治体が寄附集めにしのぎを削っており、平成 30 年度に 10 億円以上の寄附を集めた自治体数は 86、1億円以上の自治体数は 668 と全国の 37%となっています。浦幌町の恵まれた資源を活用すれば、3,500 万円という寄附額を伸ばす余地はあると考えています。そこで、浦幌町のふるさと納税に関して、以下の点について伺います。浦幌町ふるさと納税のコンセプトは、どのようなものでしょうか。また、目標額の設定はされているのか、また目標額の設定根拠や複数年での目標設定は行われているでしょうか。目標額達成のための戦略、戦術について広告出稿や返礼品の拡充等は行っているでしょうか。次に、返礼品提供事業者との連携について伺います。ふるさと納税は、返礼品を提供する事業者にとって非常に利便性の高い制度です。行政が行う寄附の受け付け業務との連携を欠くことはできませんが、地方によっては自社で開発した新商品のテストマーケティングや季節限定の商品を受注生産することも可能です。また、浦幌町でできる体験などサービスを返礼品として採用することによって全国に浦幌町のPRを行うこともできるなど、物産の提供以外にもさまざまな価値を生むことが可能です。なお、11 月 27 日時点での浦幌町ふるさとチョイスでの返礼品は 47 品となっており、返礼品の充実を図る余地はあると考えています。そこで、下記の点について伺います。浦幌町の事業者にふるさと納税の活用方法は周知されているでしょうか。テストマーケティングや季節限定商品の先行予約など、事業者にとって新たな挑戦を行うリスクを低減し、ふるさと納税に取り組みやすい体制は整備されているでしょうか。現状浦幌町のふるさと納税ポータルサイトには必要な情報は記載されておりますが、商品のストーリー性についての記載が余り見受けられません。返礼品の価値がより伝わるようマーケティングを行い、ウエブページにて伝える等の工夫を行う予定はあるでしょうか。以上について伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

高橋議員のご質問にお答えします。ふるさと納税は、ふるさとを応援したいという寄附者の思いを生かすため、平成 20 年4月の地方税法等の一部改正により地方自治体に寄附することで寄附金の一定限度を住民税などから控除される制度として創設され、自分の生まれ故郷にかかわらず応援したい自治体に寄附を行うことができるという特徴があり、本町におきましても平成 20 年9月からふるさと納税に取り組んできたところであります。1点目の浦幌町ふるさと納税のグランドデザインについてですが、浦幌町ふるさと納税のコンセプトにつきましては、本町では浦幌町ふるさとづくり寄附条例に規定しているとおり寄附金を未来を担う子どもたちの健全育成や次世代に引き継ぐべき地域資源の保全、活用に使わせていただき、多様な人々の参加による個性あふれるふるさとづくりに役立っていくという方針のもと本制度を推進しております。目標額の設定につきましては、平成28 年度に約 4,400 万円の寄附をいただいた額を根拠としまして、本年度は当初予算に計上しました 5,000 万円を目標額に設定しております。また、具体的に目標額を複数年では設定しておりませんが、ここ数年の寄附額は 3,000 万円台で推移する厳しい状況の中、町としては下方修正せず、この額を目標として事業を進めているところであります。目標額達成のための戦略、広告出稿や返礼品の拡充につきましては、これまでふるさと納税の返礼品を扱うポータルサイト、ふるさとチョイスのみで行っておりましたが、本年10 月よりさとふるを追加し、多くの方々の目にとまるよう対策を行っております。また、今後の予定ではありますが、インターネットサービスを展開する楽天への出店準備も進めているところであり、楽天が提供するポイント還元サービスも味方につけ、寄附者へのアピールを強めていきたいと考えております。返礼品につきましては、町内経済団体を通じて周知、説明するとともに、個人事業者の方々についてもホームページに掲載し、随時募集を行っているほか、職員が直接事業者に声かけさせていただくなど返礼品の拡充に努めているところであり、本町の魅力ある返礼品を介しさらに多くの方へ浦幌町のことを知ってもらうきっかけとして拡充を図ってまいりたいと考えているところです。2点目の返礼品提供事業者との連携についてですが、浦幌町の事業者に対するふるさと納税の活用方法の周知につきましては、先ほども述べたとおり、町内経済団体を通じて制度の活用について周知、説明するとともに、ホームページにより周知を行っているほか、必要に応じ、直接事業者へ連絡するなど対応しております。ふるさと納税に取り組みやすい体制の整備につきましては、返礼品提供事業者として新規の登録を希望される事業者には返礼品登録作業や商品の写真撮影などのサポートを行うとともに、返礼品の個数が比較的少数であるとか季節限定の商品であってもチャレンジしてみたいという思いのある事業者がいる場合には、随時相談を受け付ける体制を整えるなど事業者の負担軽減に努めているところであります。返礼品の価値を伝えるためのマーケティングや工夫を行う予定につきましては、本制度も開始から 10 年以上が経過し、制度の内容が全国的に浸透したことで当時は制度の趣旨に沿ったふるさとのまちづくりに対する気持ちが強かったと思われますが、現在ではそのこと以上に返礼品の魅力の高さへと移行するなど寄附者の思いも当時とはかなり変化していることがうかがえます。そのため、ふるさと納税による寄附件数をふやしていくためには市場ニーズを的確に把握し、町内の特産品を使用した返礼品を今以上に魅力的に情報発信できるかが重要となりますが、それに必要とされるマーケティングやウエブページによる効果的な情報発信はより高度な専門的な知識が求められることから、費用対効果も見きわめながら、民間事業者の活用などその手法について検討してまいります。しかしながら、これは返礼品の過当競争に参戦するということではなく、あくまでもご寄附をいただいた方々に地元事業者や生産者が提供する自慢の商品をお届けすることで一人でも多くの方に本町とのかかわりを持っていただくきっかけとするものであり、今後もこの基本的な考え方のもと事業を推進してまいりたいと考えているところであります。以上、高橋議員への答弁といたします。

質問 高橋匠

ありがとうございます。まず町長がおっしゃるとおり、過当競争に参戦するということは私もあってはならない、あってはならないと言うと言い過ぎかもしれませんけれども、ことだというふうに考えております。ふるさと納税という制度の特性上、今総務省からいろいろな指導が入っておりますけれども、返礼品の寄附額の3割まで抑えなさいよという通達が出ておりますので、ちょっと言い方は極端かもしれませんけれども、事業者の方から安く分けていただくことができて、ほかの自治体がやっていない費用対効果の高い返礼品を提供することができれば、寄附を集めることはそう難しいことではないというふうに思います。ただ、それは事業者の方に無理を強いるということにつながりますので、それはあってはならないというふうに考えております。そこで重要なのが地元事業者の方ですとか生産者の自慢の一品の価値を正しく伝えるということだというふうに考えております。例えばジャガイモであったり、トウキビであったりというものは浦幌町にしかないものではありませんので、その特徴をいかに消費者、寄附をいただく方々が欲しいと思われる情報に捏造するわけではもちろんないですけれども、今皆さんが、生産者の方々が持っていらっしゃるこだわりをいかに丁寧に伝えていくかによって選ばれる返礼品になるかどうかというところだというふうに考えております。ただ、それを行う上でやはり生産者の方々の思いを酌み取るために丁寧なヒアリングを行う必要があるということと、あとその情報を正しく伝えるためにマーケティングをしていくということは欠くことはできないというふうに考えています。その中でやはり今所管されているまちづくり政策課の方々ももちろんふるさと納税業務だけをやっているわけではありませんので、1件1件そういう丁寧に対応していくとなると相当時間がかかる、人的コストが膨らんでいくということにつながります。現状ふるさと納税を行う上でそういった人的ソースを割く余裕があるのかどうかというところについてお伺いしたいと思います。

答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)

ただいまのご質問にお答えさせていただきます。余裕あるのかということで非常にありがたいご意見いただきましてありがとうございます。多様な業務ありますので、何がどれに重点を置くかということもありますけれども、町長の答弁のとおりふるさと納税というのは町のことを知ってもらうためには非常に大切な事業だと思っておりますので、なかなか行き届かないところありという部分は承知してる分ありますけれども、課の中では課の目標として毎月寄附額がこれぐらいあったとか、あとはこんなような写真を出したら盛り上がるよねとかいうことで、その重要性については課の中でも共有しているところです。なかなか時間とかいうことで理由をつけるのではなく、議員のおっしゃっているように事業者の皆さんの自慢の一品が少しでも多くの方に知れ渡るような努力を引き続きしてまいりたいと思っているところでございます。以上です。

質問 高橋匠

先ほど答弁いただいたこととも、町長からの答弁の中でマーケティング等専門的な分野に関しては事業者との連携も視野に入れながら検討していきたいというものがありましたけれども、返礼品を提供する生産者の方や事業者の方とのヒアリングを行うときにそのマーケティングの知識がある方がいるというのが私は大事だというふうに思っております。言い方ちょっと申しわけないのですけれども、専門分野になりますとやはりその勉強を専門的にされている方ではないとなかなか情報の受け取り方も違ってきますので、役場職員の方がヒアリングをしたのを事業者の方に伝えるというのではどうしてもちょっとロスが出るといいますか、なかなかその本質的な部分が伝わりづらいところも出てくるだろうなというふうに想定をしております。現在浦幌町のふるさと納税で大手のポータルサイトいろいろ使われているかと思いますけれども、返礼品を拡充していくというところは恐らく委託契約の中には入っていないのではないかなというふうに考えているのですが、そのあたりいかがでしょうか。

答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)

ただいまのご質問にお答えします。議員のおっしゃるとおり、ポータルサイトには事業者さんが出していただく品物をインターネット上にアップをしてということなので、そこまでどのような品物をどのように上げるかというのはまさに私たちの仕事でございます。おっしゃっているように、なかなか私も専門的な知識はありませんので、どういう見せ方とすれば売れるのかとか、おっしゃっているどういうストーリー性をつけたら売れるのかという部分はなかなか持ち合わせている技術ありませんので、そういう部分に関しましてはやっぱり専門的な知識を持っている方にご協力いただかないとなかなか難しいのかなというふうには考えているところでございます。以上です。

質問 高橋匠

では、専門的な事業者を活用するというところに関しては検討を重ねて、すぐにということにはならないかもしれませんけれども、なるべく早い実施をお願いしたいなというふうに考えております。次に、今私がお話ししてきたことはあくまでその体制をつくるというところだというふうに考えています。浦幌町では、山菜ですとか、あと漁業、海産物ですとか季節限定の商品というものが結構あります。そして、それらは非常に品質も高いものですので、ちゃんと情報を届けることができれば選んでいただける返礼品になるだろうなというふうに想定をしております。ただ、それを行うのにやはり手続が難しいですとか時間がかかるという形になりますと、なかなか難しいところはあるかなと。メーカーさんで大量に物をつくられているところであれば、このぐらい出してくださいという情報のやりとりというのはそう難しいことではないと思うのですけれども、生産者の方が直にやられているものというのはなかなか、例えば漁師の方であれば漁業に出てるときは電話がつながらないですとか、いつまでにこれをこのぐらい出してほしいというオーダーに応え切れないというところがあると思います。そういったところは、やはりどういうやり方をしていくというのは返礼品を提供する事業者の方と、寄附を受け付けされる行政側とでちょっと相談をいただく必要あるとは思うのですけれども、私が心配してるのはそこは大手事業者さんに任せてしまうとなかなかそういうきめの細かい対応がしづらくなってくるのではないかなというふうに考えております。そのあたりはいかがでしょうか。

答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)

ただいまのご質問にお答えします。確かに大手ポータルサイトにお任せするということになりますと、おっしゃっているとおり機械的になってくると思います。現在も商品の返礼品のものを用意するとか集めるというのは私ども職員が行っておりまして、その業務に関してはポータルサイトに任せておりません。ただ、おっしゃるように事業者さんのほうではやっぱり手間がかかる、時間がかかるという部分でなかなか一歩踏み出しにくいという状況があります。今現状の中では、そこに丁寧に手を差し伸べるところまでいっていないものですから、なかなかそこの開拓ができていないというところが実態となっています。以上です。

質問 高橋匠

ちょっと誤解をしていただきたくないのは、あくまでもふるさと納税に関しては行政で全てをやるべきだというふうに私は考えているわけではないというところです。やはり返礼品を提供して、その売り上げに関しては事業者さんのところに入りますので、もちろん事業者さんが企業努力をされるというのが前提にはなってくるというふうに思います。なので、物が出せないですとか、受発注できないよというところはそもそもちょっとやるのは難しいのではないかなと思っています。ただ、1歩目、こういうものが出せるのか出せないのかですとか、そういったところに関してはやはり初めの、初めてやることというのはハードルが皆さんなかなか心理的にも挑戦しづらい、というところがありますので、そこは行政のほうでまず1歩目を踏み出すお手伝いというのはぜひしていただけるといろんな事業者の方が挑戦しやすくなるのかなというふうに思っております。次に、広告について質問させていただきます。現状浦幌町のふるさと納税ではウエブ広告、もしくはふるさと納税の専門雑誌への広告出稿というのはされていますでしょうか。

答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)

今のご質問にお答えします。特に広告を打つような部分ですとか、そういうの経費をかけてはやってございません。以上です。

質問 高橋匠

これももちろん今すぐという話ではないのですけれども、商品の拡充が終わって、魅力的な返礼品がそろってきて、特に季節限定の商品等があるときですね、春先に山菜送りますですとか、そういったものに関してはやはりウエブ広告の出稿があるとないとではかなり訴求力が変わってきます。ただ、やはりプロモーション、広告の出稿が全て想定どおりに進むというものではありませんので、そこは慎重な議論が必要になってくるところかとは思いますけれども、5,000万円のふるさと納税の寄附額を目標にされるということが前提であれば、その広告費ということについてもぜひご検討いただければなというふうに考えております。以上で質問終わります。ありがとうございました。

出典:浦幌町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月8日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる