浦幌町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月13日
修学資金貸付事業の拡大
2015年12月13日、浦幌町議会の一般質問で、安藤忠司議員が「修学資金貸付事業の拡大」について質問し、町長 水澤、保健福祉課長 熊谷が答弁しました。
- 質問者
- 安藤忠司 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、保健福祉課長 熊谷
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 安藤忠司
それでは、通告に従いまして、修学資金貸付事業の拡大について一般質問を行います。浦幌町の修学資金貸付事業は、医師、歯科医師、保健師の学校または養成所に在学する者で将来町内の医療施設等において医療業務に従事しようとする者に対し、貸し付けすることを目的としております。現在浦幌町は高齢化が進み、また人口減少が加速しており、若い方が町外に流出しております。また、介護サービス事業所等で退職する職員がしばしばいるため、介護職員、看護師職員の募集をしており、今月の町広報にも介護職員等の求人情報が出ておりますが、なかなか応募がない状況でございます。介護職員の確保に大変苦労しているようでございます。今後少子化が進む中で、ますます労働人口も減少してくると思われます。そこで、介護士、看護師等の学校や養成所を修了した方に浦幌町で就職してもらい、人口の流出の歯どめとなるよう、修学資金貸付事業の拡大をする考えはないか伺います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
安藤議員の質問にお答えをします。医療技術者等修学資金貸付事業の拡大についてでありますが、この制度は医師、歯科医師及び保健師を養成する学校または養成所に在学する方で将来町内の医療施設等において医療業務に従事しようとする方に対し、修学に係る必要な資金を貸し付けし、優秀な医療技術者を養成することを目的に実施しているところであります。実績としましては、医師貸付金が9名に対し3,372万円、保健師貸付金が3名に対し180万円、このうち約4割の医師2名、保健師3名の方が町内の医療施設等で従事していただいているところであります。介護サービス事業所等では、介護、看護師職員が不足していることから、職員の確保を目的に独自の資格取得助成やハローワークへ求人票を提出しており、町においてもハローワークと連携しながら、町広報紙とホームページにて求人情報を発信しているところですが、職員の確保まで至らない状況が続いているところであります。ご質問にあります介護サービス事業所での介護、看護師職員の確保を目的としての修学資金貸付事業の拡大については、北海道及び独立行政法人日本学生支援機構などで修学資金貸付制度があり、また独自に奨学金制度のある養成学校等もあることから、町独自の修学資金貸付制度を拡大する考えは現在のところありません。しかし、本町の高齢化等の人口動態や介護サービス量の見込みを鑑みると、介護、医療等の人材は地域包括ケアシステムの構築に不可欠な社会基盤であり、その確保は最重要課題であることから、また政府は1億総活躍社会の実現に向けた緊急対策を取りまとめ、2020年代初頭までに介護離職ゼロを目指し、この中で介護サービス提供を担う介護人材の育成と確保を掲げ、介護福祉士等修学資金貸付制度の対象を大幅に拡大することや離職した介護職員の再就業支援などを今年度の補正予算に盛り込む予定であることから、国の動向を見据えながら、町として地域の実情に合った介護、医療等人材確保対策について調査研究してまいります。以上、安藤議員への答弁といたします。
質問 安藤忠司
答弁は、現在のところは拡大する考えはないということでございます。前回もいろいろ高校生の問題で私一般質問した経緯もあります。そのときもそういう考えはない、拡大する考えはないということで終わっております。ほかの北海道及び独立行政法人日本学生支援機構など、そういうところの貸付制度があるということでございます。これについては、大学だとかいろいろな養成所だとか、そういうところの貸付制度などがあるのは皆さん知っていると思います。ただ、私今言っているのは、浦幌町でこれだけ介護職員、看護師、町長も今述べられたように町広報に今月号に大きく、私きょう持ってきましたけれども、浦幌町で働きませんかと、幾らこういうふうに書いても、結局は給与だとか手当だとか、そういう問題でなかなか就職が決まっていないということで、介護のそういう施設のハローワーク、町のホームページに出ています求人情報、これ私毎月見ております。もう何年もですが、一向にそれが解消されていないと。実際はそういうところで働く方が給与面から何からでほかのところに行くとか、そういうことだと思っております。道内でも介護職員が不足しているまちではいろいろやっておりますけれども、移住を前提で給与や住宅料など補助金を出して、そして来られる方に支度金まで、何十万円かですけれども、支度金を出して公募しているまちがあると。また、地元の高校の卒業生を対象に、定住ということで給与や家賃などの補助を出して公募しているまちがあると。今まで浦幌町も移住だ、定住だと、そういうことでいろんな施設も建てたりなんだりしてやってきておりますけれども、移住される方はゼロとは言いませんけれども、定住される方も、若い人は高校を出たり大学を出ると皆さん、残られる方もおりますけれども、ほかへ行ってしまうということです。こういう介護職のなり手不足というのにもっと真剣に取り組まないと、こういう立派な施設が何件かありますけれども、今後そこで働いてくれる人がいないと介護される方にしても本当にぎりぎりの介護をされる、そういうことになってくるのかなと思われます。その辺について独自で貸付金をして、保健師のように浦幌町で3年勤務したら免除しますよとか、そういうことを、浦幌町はお金がないのだとか、そういうことを言っていられないです。実際基金全部合わせても40億円以上たまってきています。それをためておかないで、少しでも有効的にこういうことに取り組んでいかないと、私らも団塊の世代です。団塊の世代の方は、たくさん浦幌町でもおります。そういうことで、町が真剣に取り組んでいただかないとなかなかこの辺の解決策にはならないと思います。そういうことで、もう一度こういう独自のものを何か考えられないかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)
ただいまの安藤議員のご質問にお答えいたします。現在浦幌町では、医療技術者養成修学資金貸付制度を実施しております。先ほど町長の答弁でもありましたように、この実績につきましては借り受け者の約4割の方が浦幌町の医療機関に従事されているということで、確かに実績としては既に上がっているようなものでございますが、ここ数十年来の借り受け者は、修学資金の借り受け後、町内の医療機関に従事されないということで貸付金を返還されているというような状況でございます。このことから、借り受け者はいることはいますが、町の医療機関に従事されずに償還に応じる借り受け者がここ数十年来多いということから、介護士等の養成修学資金を貸し付けする制度を実施することが現段階の浦幌町の介護職不足解消策として有効的なものなのかというところを考えるところでございます。しかしながら、先ほどのご質問にあったように、ほかのまちでは給与保障ですとか、家賃の助成、そしていろいろな施策を行っているというようなまちもございます。介護職の確保につきましては、地方及び、それから国の重要な課題であるため、先ほども町長の答弁でもありましたけれども、政府は1億総活躍社会の実現に向けまして、その施策の一つとして人材育成、そして確保などに取り組むこととしたことから、町も国がこれから行います緊急対策を注視しながら、浦幌町に合った介護職等の人材確保等の支援は何かを考え、スピード感ある対応をしてまいりたいと考えているところでございますので、ご理解お願いいたします。
質問 安藤忠司
国の1億総活躍社会、介護職離職ゼロということで、首相もこういうふうに言われていますけれども、これが本当にこういう末端まで来るかどうかというのは、これはやってみないとわからないことですけれども、その前に町としてどういうふうに介護、医療も含めてやっていかないとならないのかということだと思うのです。第2期十勝定住自立圏共生ビジョンという、これ原案なのかな、その中でも介護士、それから看護師、これを広域で、人手不足というか、そういうことをやっていこうということをうたわれています。広域でやるということは本当にいいことであって、この浦幌町まで広域の方が来られるのかということも、これはまだわからないことですけれども、浦幌町がこういうふうに実際給与の面に対しても、手当といいますか、住宅料の手当に対しても若干補助金か何かを出さない限り、今の状況では無理かなと思います。実際町としても保健師の方を募集しておりますけれども、なかなか応募がないと、その辺を見てもわかると思うのです。ですから、ほかに奨学金制度があるよとか、そういうことを言っても、実際こういうふうに修学資金の中で今保健師も中に入っているのです。その保健師も募集しても来ないと、これだけ大変な時代になってきているのです。この間テレビでもやっておりましたけれども、都会のほうで今保育士がいないと、そういう問題があって、自治体のほうで家賃を補助するということになると保育士の方がどんどん集まったと、それで保育士のほうのなり手不足といいますか、そういうのは解消されているということをテレビで大々的に放送しておりました。実際本当にこういうふうに町が真剣に考えないとなかなかこれは解消しないことだと私は思っております。そういうことで、ハローワークの募集のやつをホームページや何かに載せておりますけれども、来ていないというか、応募されていないのが現状でございます。その辺で、もう一度町として何か考えがないのかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)
ただいまの安藤議員のご質問にお答えします。確かにハローワーク、町の広報、それからホームページに求人案内をかけて公募しておりますが、なかなかその求人に対する応募がないというのが今の現状みたいです。浦幌町の介護職の関係から言わせてもらいますと、浦幌町の介護職員につきましては人材不足と、これは全国統一しての課題となっているものですけれども、人材不足というものにつきましては早急に解決していかなければならないというふうに感じております。浦幌町の介護職員等や、それから介護サービスの現状などを把握しながら、そして浦幌町の人材不足の実態を捉えて、今後町が行うべき人材不足解消に向けた取り組みとしては何がよろしいのかというところにつきまして、先ほども言いましたけれども、スピード感を持って調査研究、そして対応していきたいと思っております。以上です。
質問 安藤忠司
今浦幌町も介護サービス事業所ということで社会福祉法人、社会福祉協議会、それからNPO法人ということで大きく分けて3件、そういう事業所がございますけれども、この辺の介護士、看護師などの雇用の実態など、そういうことを事業所として調査というか、実態調査、本当に聞き取り調査しているのかどうか、ちょっとお伺いしたいと思います。
答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)
ただいまの質問にお答えします。実際に直接の聞き取り調査というものは現在してはおりませんが、各事業所からは人材不足というような声を聞いております。以上です。
質問 安藤忠司
担当課だけに任せないで、そういうことは浦幌町にとって一番大事なことなので、町長初め、皆さんそういうところの実態調査といいますか、聞き取り調査をぜひやっていただきたいと思いますが、どうでしょうか。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
安藤議員が言われる修学資金貸付事業の拡大ということでありますけれども、これについては答弁させていただいたとおり、今まで医療技術者等々の修学費用が係る部分についての補助制度を設けているということでありまして、ただそれが現実的には最近は町内への就業にはつながっていないというのが現実です。また、介護職員の修学制度をつくるということになると、修学自体がそれほど費用がかかる、そういうものではないだけに、例えばここに若干の補助をしたとしても即町内企業への就業にはつながらないのではないかということでお答えをさせていただきました。ただ、今人材不足ということは全国的に明らかでありますし、また町内でも当然施設サービスに対する人材は不足しているというのも実態であるということは明らかであります。それについてどのように現実的に取り組むかというのがまさに浦幌町としても喫緊の課題だということは認識をしているところであります。そういう面では、修学貸付制度ではなくて、直接的な補助制度を設けるべきなのかどうかということについては検討をこれからさせてもらいということです。ただ、これが今民間企業自体でも人材不足をしているというような状況があります。そういう中で、人件費の補助制度をどういうふうにして構築していくのかということは、当然そこに差別があってはいけませんので、どういう形がいいのかということは端的には今すぐ申し上げられないというのが実態でありまして、そういう面では緊急度をはかりながら、町としては人材確保のためにどうしていくのかということをこれからも検討してまいりたいというふうに思いますし、先ほど申し上げたとおり、喫緊の課題でありますので、早急な対策を講じてまいりたいというふうに思っていますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 安藤忠司
移住、それから定住、あとUターン、Iターンも含めて、そういうことも目的としてやっていただければと思います。終わります。