浦幌町議会 平成25年第3回定例会 2013年9月6日
浦幌町の人口減と定住促進を図ることについて
2013年9月6日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が「浦幌町の人口減と定住促進を図ることについて」質問し、町長 水澤、まちづくり政策課長 菅原が答弁しました。
- 質問者
- 福原仁子 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、まちづくり政策課長 菅原
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 福原仁子
浦幌町の人口減と定住促進を図ることについて、一般質問をさせていただきます。毎月のように町広報に人口動態が掲載されています。出生等の増加に対しまして手厚い政策はある程度論議されていますが、定住、移住に関して人口定着がまだ見られていないようです。町内の在住者で町外の職場に通勤している方がいると思われますが、町ではその実態について現状を把握していますか。また、管内の他の町では定住していただくためにその通勤している町民に対して助成金を交付しているところがありますが、本町としても助成金を交付する考えはないかお伺いいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
福原議員のご質問にお答えします。町外の職場に通勤している方の実態及び通勤している町民に対する助成金の交付についてでありますが、本町では浦幌町第3期まちづくり計画において人口減少に歯どめをかけることを最重要課題として位置づけし、定住推進のため3つの重点プロジェクトを柱に人口減少対策を進めております。この重点プロジェクトの策定時において、町内在住で町外への通勤をしている方に対する支援制度につきましても人口減少対策の一つとして検討の場に上がっておりました。当時、国勢調査結果による従業地先を分析したところ、他市町村に従事されている方は15歳から60歳までの方でおよそ230名、さらにそのうち十勝管内だけに限定すると上位から豊頃、本別、帯広、幕別、池田の順に多く、この5市町村で全体の87%を占めるという結果を得ました。ただし、この230名とは国勢調査の調査基準日である10月1日の前1週間において1時間以上仕事に従事された方の人数であります。この調査結果から、自家用車もしくは公共交通機関等を利用して町外に通勤されている方が少なからずいた中で制度化に至らなかった理由としましては、国勢調査では正規、非正規雇用を問わず集計されていることなどから雇用形態の詳細な把握が困難なこともあり、この支援制度が町外への転出抑制や移住者の増加に対し、どれだけの効果をもたらすかは極めて不透明であると判断したところであります。町としましては、人口減少を食いとめるため、現在の重点プロジェクトで掲げる3つの柱を主体に着実に事業執行を進め、人口動態を注視しながら情勢の変化に対応した政策を進めてまいりたいと考えております。以上、福原議員への答弁といたします。
質問 福原仁子
ただいま答弁の中にありました人口を最小限度に減少を食いとめるために現在の重点プロジェクト、3つの柱を主体にということで答弁をいただきました。その第3期まちづくり計画の策定の冒頭で町長は、この10年間の人口減少率が十勝管内では最も高く、危機的状況を捉えて要因を考察し、人口減少に歯どめをかけたいと述べています。そして、新たに定住、移住推進の重点プロジェクトとして3つの柱を立てました。この3つの柱の現在の進捗状況と今後の展望をお伺いしたいと思います。
答弁 まちづくり政策課長 菅原(まちづくり政策課長は2015年3月まで)
本日、それぞれの事業の実績についての資料をちょっと今現在持ち合わせておりませんけれども、まちづくり計画につきましては毎年、平成23年から始まりまして、10カ年計画でとりあえず5カ年の今事業計画を立てているところでございます。その5カ年の事業計画につきましても一応毎年度ローリング方式で総合振興計画の審議会におきまして報告させていただいているところでございますけれども、ちょっときょう資料は今手持ちにございませんが、まず重点プロジェクトは3つございまして、子どもを産み育てる環境の整備充実につきましては保育料の軽減、無料化、それから出産祝い金制度の充実、それからファミリーサポートセンターの開設につきましての準備とか、一応計画上に上がっていることを少しずつ進めているところでございます。それから、2点目のプロジェクトでございますけれども、雇用機会の新設、創出につきましては、地域で働く場の確保という意味合いにおきまして各NPOとの協働事業を実施しましたり、まちおこしに関する町民のアイデアを募集しまして、それらにつきまして検討している団体もございます。また、企業誘致にも期待を寄せるところも多いのですが、新たな雇用について検討しているところもございます。それから、3点目の居住環境の整備充実でございますけれども、これについて一番大きな効果があるとは思うのですけれども、住宅建設購入に対する支援、これらにつきましては結構効果が上がっているというふうに感じております。それから、ホームページにおける本町の情報発信あるいは転入者に対するハマナス商品券の交付とか、それから良質な公営住宅の整備等を行いまして住みやすいまちづくりをつくって、少しでも多くの方に本町を活用していただきたいという努力をしているところでございます。
質問 福原仁子
今るる説明をいただきました。平成23年度から第3期のまちづくり計画ということで計画が立てられました。今も5年目で見直しをするということのお話がありまして、今3年目に入りました。本当にただ文字にしただけではなく、実際に何かの行動が具体的に庁舎内でも検討されながら多分きていると思いますが、目に見えた町民にわかりやすいような人口の減少化に歯どめをかけるとか、それから定住、移住に関していろいろと模索をしているようですが、今現在は定住者が見当たらないということで非常に町側も苦労をしていると思いますが、やはりここを言葉で書いただけではなくて、ある地方では自主財源で賃貸住宅を建てまして若者を対象に入居者をふやしてきたところがあります。もちろん条件がありまして、子どもがいるか、またはこれから結婚する若者に限定して消防団への加入や地域の行事への参加も条件に加えて、その結果理想の若者が入居するようになりまして人口増につながった町もあります。やはり斬新なアイデアと新規雇用機会の創出が必要な時代であると痛切に感じますが、この件についての今後の見解というか、そういったもの、具体的なものがありましたらお聞かせを願いたいと思います。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
福原議員のご質問にお答えを申し上げます。人口減少の歯どめにつきましては、人口5,000人を割らないまちづくりということで、第3期まちづくり計画を進めているところであります。日本全体の人口減少という中で大変地方自治、それぞれの町が減少の歯どめに苦労をしているところでありまして、うちの町としましてもその減少にどのようにして歯どめをかけるかということで、今課長から説明いたしましたように3つの重点プロジェクトを掲げながら行っているところであります。住環境の整備につきましては、ご指摘がありましたとおり我が町としても定住住宅の取得の補助金とか、転入ハマナス券の商品贈呈とか、社会活動相互扶助の補償料とか、お年寄りの緊急通報システム等々、また住宅リフォームについてはご存じのとおり大変好評を得ておりまして多くの方に利用をいただいているところでありますし、また高齢者の住宅改修費の補助、また公営住宅の整備事業等々も行ってそれぞれ人口減少に歯どめをかけるということで今進めているところであります。ただ、どうしても社会的減少と、それと自然的減少がございます。自然的減少というのは、ご存じのとおり生まれる子どもと亡くなる人の差、これが大きな要素を占めているわけでありまして、浦幌町としても何とかこれを歯どめをかけるというのは、高齢者の方が多くいらっしゃるということは大変私はすばらしい町だと思っていますから、亡くなる方については歯どめをかけるということはできませんけれども、新しい子ども、出生人口をふやすということについては町としても大きな課題を持ちながらそれぞれ子育て環境の整備充実を今進めておりまして、そういう面では浦幌町が住みやすい町だということでは大変好評を受けているのではないかなというふうに思っています。もちろんそれについては、保育園の保育料の無料化とか、中学生までの医療費の無料化とか、いろいろ制度を打っているわけでありますけれども、そういう制度を打ちながら今後ともその人口減少に何とか歯どめをかけてまいりたい。人口減少は、出生率を上げることがまず自然的減少の歯どめということでありますから、出生率の向上に向けて住みやすいまちづくりをこれからも進めてまいりたいというふうに思っています。あと、社会的原因、これは転出と転入の差であります。当初は、四、五年前は大変これが差が大きいということもありました。ただ、最近は何とかその差が縮まってきているということであります。ただ、年度によってはやはり大きな差が出てきているということも現実でありまして、昨年は何とか100名以内、全体の100名以内の歯どめをかけたということでありまして、何とか人口減少に歯どめをかけるためには年間の減少率を下げるということが大変課題でありますので、自然的な要因をまず出生率をふやすということと転入をふやし、また転出を減らすということで社会的減少を少なくしていくということが我々の課題だというふうに思っています。そういう面では、今定住対策ということで移住環境、居住環境の整備ということで先ほど申し上げましたとおり、そういう制度を進めながら住みやすい環境づくりを行っていきたいなというふうに思っているところであります。それぞれ制度、重点プロジェクトの中で打っているわけでありますけれども、今大きなプロジェクトとして光ケーブルの設置等々、大きな予算を使いながら浦幌の環境づくりに今までも努めてまいりました。今後ともそういう環境づくり、住みやすいまちづくりの環境づくりをこれからも進めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいなというふうに思っているところであります。
質問 福原仁子
いろいろと説明はいただきましたが、やはり人口減を食いとめるには雇用機会の新規の創出が絶対使命だと私は思います。それで、何年も前からこのようなことが言われていまして、町民のアイデアによるまちおこし、新規起業、特産品の開発等言われていますが、側面的な支援ばかりではなくやはり庁舎一丸、役場の人間が一丸となってこういったものに真っ向から対処して新しいアイデアを募りながらやっていく時代でないかと。そのようなアイデア、斬新なアイデアを持ちながら町全体でやっているところは人口の増がやはりあります。浦幌町もぜひとも釧路に1時間、帯広に1時間という立地条件は悪くないと思いますので、そういったところも考え合わせてぜひとも雇用機会、新規のものを創出していただきたい。浦幌で働きたいというNPOや何かの方のお話を聞きますと、雇用口があれば浦幌に残りたいのだという話がたくさん出ています。そういったことをきちっと捉えながら、やはり知恵を出し合いながら浦幌町にふさわしいものを考えていかなければ、なかなかこの町の人口減、それから定住というものは図れないのではないかと思います。その辺、本当に計画の中にはすばらしいことがいっぱい書いてありますが、本当にこの計画を実施するためにはいろんな新しいアイデアが必要だと思いますが、この件についてもお伺いしておきたいと思います。
答弁 まちづくり政策課長 菅原(まちづくり政策課長は2015年3月まで)
人口対策に係ります雇用確保でございますけれども、本町におきましては人口減少、これに対して一番の特効薬は企業誘致というふうに考えてはおりますけれども、現実的にはそういうことは難しい状況下にございます。したがいまして、そうしたらどういうふうに人口を維持していくのかということになりますけれども、現在なかなか経済的にもよくないという状況下におきまして今現在可能性があるとすれば、少ないではありますけれども、子どもたち、今後の子どもたちがこれから浦幌町を背負って立っていただくということを考えますと、その子どもたちが学業が終わった後、浦幌町に住みたくても住めないという状況下もありますので、この辺のところを何とか知恵を絞って今後対策として持っていきたいと。これにつきましては、うらほろスタイル協議会の中に本年度若者雇用創出事業という事業を新たに設けております。この事業におきまして検討会をつくっておりますけれども、この検討会の中で今現在町内におきます経済団体の若い方々をメンバーにいたしまして議論を今現在しているところでございます。ただ、この方向性についてはまだ決まっておりませんので、ここで具体的なこんな形でやるというようなことはちょっとまだ時期尚早で申し上げられませんけれども、そういう若い人方の意見を取り入れて、そしてこれから大きくなっていく若者たち、子どもたちのために浦幌町で仕事ができるようにするにはどうしたらいいかというようなことをテーマといたしまして今現在検討しているところでございます。したがいまして、こういうこの結果によりましては、場合によっては地域の経済の発展のヒントにもなるのではないかというふうに考えているところでございます。
質問 福原仁子
今説明をいただきました。非常にまだ今現在進行形ということで方向性を見出していないと。今私はそんなような時代ではないと。もう即結論を出しながら、お金を与えてNPOに何でもしてもらって、それを町で受けて何かをするという、そんな時代では私はないと思います。自分たちでみずから汗を流して一生懸命町のためにやらなければならない時代で、お金を出せばいいという時代ではないと思います。非常にうらほろスタイルということで皆さん期待しています。私ももちろん期待をしています。でも、本当にその中で方向性が見出せないということは、もちろん結果もいまだにわからないということで、この結果が結びつかなかったら次はどうするかということは考えているかどうかお伺いしておきたいと思います。
答弁 まちづくり政策課長 菅原(まちづくり政策課長は2015年3月まで)
結果が出なければどうするのだというご質問でございますけれども、現在検討をしているという方々は本町における各産業の中での若い方々、そういう人方がそういう場におきまして浦幌町のまちづくりあるいは子どもたちの雇用のことを議論するということは、今後の浦幌町における活力に非常にいいことだと私は考えているところでございます。したがいまして、結果が出るか出ないか、それはちょっとわかりませんけれども、こういう話し合いを持つと、コミュニケーションをとるということがこれからのまちづくりの大事なところではと考えております。
質問 福原仁子
本当にどの町でもいろんな知恵を出しながら、いかに我が町に魅力あるものを持ちながら人口をふやして将来的にも町を担っていただく方を呼び寄せるという方法、方向性を持っていかなければ私は自然減ということで、あえていろいろと工夫をしてもしようがないのではないかということではやはりだめではないかと。せっかくこういう立派な役場がありながら、その浦幌町の活力を何としてでも見出していこうという、そういう強い信念のもとにいろいろと政策なりプロジェクトなりを組んでいただきたいということを願っております。以上で私の質問は終わります。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
福原議員が心配されております人口減少の歯どめにつきましては、当然私どもも重点プロジェクトを組みながら、これに立ち向かっていきたいというふうに考えておりますし、さまざまな浦幌町としての政策も先ほど述べたとおり行っています。また、新たに民活といいますか、民間の力をかりながらまた違うさまざまな角度からあらゆる方策を図ってまいりたいということで、民間の人たちの知恵もかりながら行ってまいりたいというふうに考えているところであります。それぞれ浦幌乳業の新製造棟が設置されまして、これについても雇用が生まれました。いろんな部分での雇用がこれからも出てくる可能性を模索しながら町政を執行してまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
質問 福原仁子
終わります。