浦幌町議会 平成24年第4回定例会 2012年12月9日
学校給食における地産地消の取り組みと食育について
2012年12月9日、浦幌町議会の一般質問で、関井雅明議員が「学校給食における地産地消の取り組みと食育について」質問し、教育委員長 松田、教育次長 山本、産業課長 亀山が答弁しました。
- 質問者
- 関井雅明 議員
- 答弁者
- 教育委員長 松田、教育次長 山本、産業課長 亀山
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 関井雅明
通告に従い、一般質問を行いたいと思います。学校給食における地産地消の取り組みと食育について伺います。食は、人間が生きていく上で最も基本的な営みの一つであり、健康的な生活を送るためには健全な食生活は欠かせないものです。しかしながら、近年食生活を取り巻く環境の変化などに伴い、子どもに食生活の乱れや健康に関して懸念される事項、例えば朝食欠食などの食生活の乱れ、肥満傾向の増大、過度の痩身などが見られ、また増大しつつある生活習慣病と食生活の関係も指摘されています。このように望ましい食習慣の形成は国民的課題となっております。特に成長期にある子どもにとって健全な食生活は、健康な心身を育むために欠かせないと同時に、将来の食習慣の形成に大きな影響を及ぼすもので、極めて重要です。子どものころに身についた食習慣を大人になって改めることは、非常に困難なことでもあります。このため、成長期にある子どもへの食育は、健やかに生きるための基礎を培うことを目的としています。また、食を通じて地域等を理解することや失われつつある食文化の継承を図ること、自然の恵みや勤労の大切さなどを理解する上でも重要であります。子どもの食生活をめぐる問題が大きくなる中で、子どもの健全な育成に重要な役割を果たしている学校は、その改善を進めていく場として大きな役割を担っており、学校の関係者にはあらゆる機会とあらゆる場所を利用して積極的に食育の推進に努めることが求められています。学校給食は、生きた教材としてさらに活用されるよう取り組むほか、栄養教諭を中心として食物アレルギー等への対応や指導を推進することとされています。そこで、本町の取り組みについてお尋ねします。学校給食及び献立作成の基本的な考え方は。2、子どもの食育推進に関する活動が求められていますが、学校での取り組みとその推進方法は。3、学校給食における地産地消の取り組みとその推進方法は。また、浦幌町における地場産食材使用割合の目標数値とその達成率はどのくらいでしょうか、お聞きします。
答弁 教育委員長 松田
関井議員のご質問にお答えします。学校給食における地産地消の取り組みと食育についてでありますが、1点目の学校給食及び献立作成の基本的な考え方につきまして、学校給食は児童生徒の心身の健全な発達に資するものであり、適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ることや日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培うとともに、児童生徒の食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものと考えております。また、献立作成の基本的な考え方ですが、十分な栄養が摂取できるよう文部科学省が定める学校給食摂取基準をもとに栄養のバランスを考慮するとともに、おいしい給食として残さず食べてもらうため手づくりの調理を心がけ、味の濃淡や食べ合わせ、彩りに配慮しているところであります。さらに、安心で安全な地域の食材を使用する地産地消の観点から、十勝産や北海道産の食材を優先して使用しているところでもあります。2点目の子どもの食育推進に関する学校での取り組みとその推進方法についてでありますが、本町では学校給食法に基づき平成21年4月に全ての小中学校において食に関する指導の全体計画を策定しております。全体計画では、各学年の発達段階に応じた食に関する指導の到達目標を掲げ、給食時間、学級活動及び学校行事などの特別活動にかかわる食育の取り組みや各教科及び総合的な学習時間でのかかわり方について規定しております。今年度につきましても食に関する年間指導計画に基づき各小中学校に栄養教諭を派遣しており、小学校では給食時間でバランスのとれた栄養や食事のとり方、箸の使い方等の指導、中学校では夏ばてを防止する食事の授業や学校農園での作業を通した指導を行っているところであります。3点目の学校給食における地産地消の取り組みとその推進方法についてでありますが、地産地消の観点から十勝産や北海道産の食材を優先して使用しているところであり、北海道産のイエスクリーン米を初め、パン、ゆで麺及びうどんは十勝産小麦を原料としたものを使用し、みそやしょうゆについても十勝産大豆を原料としたものを使用しております。また、平成18年度からは浦幌産の和牛、アキアジ、ニンジン、タマネギ、カボチャなどの農水産物を多く取り入れた浦幌みのり給食を行っており、収穫時期である8月及び9月に給食の食材として使用しております。浦幌町における地場産食材使用割合の目標値とその達成率についてでありますが、国は第2次食育推進基本計画で学校給食における都道府県単位での地場産物使用目標を平成27年度までに30%以上にすることにしております。本町では、地場産食材使用割合の目標数値及び達成率は定めておりませんが、平成23年度実績が69.5%となっているところであり、今後につきましても地場産食材の使用を積極的に進めてまいりたいと考えております。以上、関井議員への答弁といたします。
再質問 関井雅明
3点ほど再質問したいと思います。学校での基本的な食育の取り組みは、大変わかりました。各学校での具体的な取り組みがありましたら、ぜひどのようなことをしているのかお聞きしたいと思います。また、平成17年度より全国で栄養教諭の配置が開始され、浦幌町では昨年から浦幌中学校に配置されました。栄養教諭を各学校に派遣しているということなのですが、どのくらいの回数で派遣されているのでしょうか。2点目として、地産地消の取り組みですが、我が町にはいろいろな農作物や海産物が豊富にあります。そして、子どもたちに地元のとれた野菜や魚をたくさん食べてほしいと私は思っています。その点、学校給食は大変すばらしい食育の場なので、ただ食べるのではなく、その食材の学習も含めて取り組んでほしいと思います。まだまだ地元海産物に関しては給食のメニューの中には少なく、子どもたちに食べられていないのが現状です。給食の献立に地元海産物を入れるのは、下処理の問題とかいろいろ大変だと思いますが、ぜひ工夫して生産者、関係機関と連携を図りながら取り組んでほしいと思います。学校給食について地産地消の観点から十勝産や北海道産の食材を優先して使用したり、8月、9月の浦幌みのり給食を実施しているのはわかりました。そこで、浦幌町産の使用割合はどのくらいで、どのような食材を一年を通して提供しているのか、そしてみのり給食をもっと拡大して浦幌町の食材を使用してほしいと思いますが、それはどうでしょうか。3点目に、給食献立の基本的な考えで、学校給食は栄養はもちろんですが、笑顔で子どもが給食を食べる、子どもにとっておいしい給食というのは大変重要だと思いますが、おいしさという点で具体的にどのような取り組みをしているのでしょうか。また、残食率はどのくらいでしょうか、お聞きします。以上です。
答弁 教育次長 山本(教育次長は2015年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。まず初めに、各学校での具体的な取り組みと、それと栄養教諭の各学校への派遣状況というご質問だったと思いますけれども、まず栄養教諭につきましては児童生徒に対する食に関する指導という部分と、それから学校給食センターでの学校給食の管理ということで一体的に行っておりまして、昨年の4月から浦幌中学校と兼ねまして学校給食センターの栄養教諭として配置しております。ご質問の各学校への派遣状況ですけれども、年間計画に基づきまして配置校であります浦幌中学校に対しまして派遣の申請を行いまして、学校規模によりまして違いますけれども、児童数の少ない厚内小学校であれば全校単位で、また浦幌小学校は学年単位というような形で入っておりまして、平成24年度の計画でいきますと、各小中学校におきまして年3回から年6回というような派遣の計画となっているところでございます。先ほど委員長の答弁でも申し上げましたけれども、小学校では給食時間でのバランスのとれた栄養や食事のとり方について栄養教諭が指導を行っております。具体的には、10月に上浦幌中央小学校で行っておりますけれども、1、2年生のクラス、それから3、4年生のクラス、そして5、6年生のクラスということで学級単位で食育の授業を行いまして、当日というか、それぞれ3日間やっているわけなのですけれども、それぞれ共通の目標ということで自分の目標のため、成長のためにしっかり食べることということを目標と定めまして意見発表を行っているところでございます。また、上浦幌中学校では、農家の方のご協力をいただきながら学校農園で作物をつくっておりますけれども、大正金時の播種や選別の作業とか、それから小麦の除草作業とか収穫、そしてでき上がった、収穫した小麦を使って調理実習を通して栄養教諭が指導を行っているというような状況でございます。また、このような学校の取り組みにつきましては、給食だよりを通じまして保護者の方にもお知らせしているところでございます。2点目の浦幌産の使用割合とか、みのり給食も含めまして浦幌産の食材の今後の使用ということですけれども、先ほど委員長の答弁でも申し上げました地場産食材の使用割合69.5%というのは、従量ベースの北海道産の割合でございます。同様に、浦幌産の平成23年度の実績は18.9%となっているところでございます。浦幌産食材の使用ですけれども、現在学校給食で取り扱っているものは調理用牛乳とか牛乳、それからシシャモ、馬鈴薯、大豆などの18品目となっておりまして、このうち馬鈴薯、カボチャ、大豆などの豆類、そしてシシャモやタコなどの10品目につきましては100%浦幌産となっているところでございます。現在使用しております浦幌産食材は、いずれも安定的な供給がありまして、価格や、それから衛生的にも確かなものを取り扱っておりますけれども、子どもたちにはより多くの地元のものを使った給食を食べてほしいというふうに考えておりますので、今後につきましても同じように安全で安心な地元食材について検討してまいりたいというふうに考えております。3点目のおいしいことに対しての工夫とか残食率というお話なのですけれども、それぞれ食材の持っている本来のうまみというか、そういうものを引き出して子どもたちに興味を持ってもらえるようにして栄養のバランスのとれた給食をつくることを配慮しているところでございます。また、例年11月に小学校3年生以上の児童と、それから中学生全員を対象にアンケート調査を行っております。これは、パンとか御飯とか、それから麺類などの主食、そして主菜とか副菜とか汁物とかデザートごとにリクエストメニューということで回答してもらいまして、3月の給食で取り入れているものでございますけれども、アンケート結果に基づきまして児童生徒の好みの傾向を分析したりとか、給食を残さないような献立の工夫というのですか、そういったことをしているところでございます。なお、残食率なのですけれども、現在は人数の多い浦幌小学校とか、それから浦幌中学校の残食の計量は行っておりますけれども、残力率というような形で数値的な整理は行っていないような状況でございます。食育を推進する上でも全ての小中学校の残食の計量とか、それから数値的な計量とか、残食率ですね、そういったものの数値的な整理は必要だというふうに考えておりますので、今後におきましてそういったものの数値的な整理をしてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
再質問 関井雅明
最後に、1点ほど質問したいと思います。食育に関する我が町の特性を生かした自主的な施策と実施計画についてはどのようにお考えでしょうか、お聞きしたいと思います。
答弁 産業課長 亀山(産業課長は2013年3月まで)
まず、私のほうから浦幌町の食育推進計画の策定についてお話しさせていただきたいと思います。平成18年の3月及び平成20年6月の町議会定例会におきまして、一般質問で食育推進計画の策定に関するご質問をいただいております。特に平成20年6月の一般質問に対する答弁で、本町にとってどのような計画が必要であるか模索しながら検討してまいりたいというご答弁をさせていただいておりますが、その後の経過としてそれぞれの部署において食育の取り組みは進められてはおりますが、町として系統立てた食育推進計画の策定にはまだ至っておりません。本町としては、この食育をやはり大切なものであるということから、今後とも関係部署のみの取り組みに限らず、系統立てて総合的に推進していくという考えでおりますので、早急に食育推進計画を策定していかなければならないものというふうに考えております。それで、平成25年度から教育委員会、保健福祉課、産業課による庁内検討組織において食育推進計画の素案を作成した上で関係機関、各団体のご意見を聞きながら平成26年度中に策定してまいりたいと考えております。また、平成27年度からスタートさせまして、平成32年度を目標年として各種の具体的施策を講じてまいりたいというふうに考えております。以上です。
再質問 関井雅明
以上で終わります。