浦幌町議会 平成23年第3回定例会 2011年9月9日
介護保険法改定について
2011年9月9日、浦幌町議会の一般質問で、差間正樹議員が「介護保険法改定について」質問し、町長 水澤が答弁しました。
- 質問者
- 差間正樹 議員
- 答弁者
- 町長 水澤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 差間正樹
ありがとうございます。それでは、介護保険法改定についてご質問いたします。来年4月実施される改定介護保険法では、要介護認定で現在要支援と認定された人を従来の保険給付の対象から外し、新設する介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)の対象に移すことができる仕組みが盛り込まれました。総合事業では訪問、通所、配食、見守りを行います。要支援者が保険給付と総合事業のどちらを利用するかは市町村が判断できることになっております。これは、言葉をかえるとホームヘルパー派遣が無資格者の有償ボランティアになり、デイサービスセンターへの通所が公民館での見守り、預かり事業に置きかえられる危険があります。もう一点、重度者の在宅生活を支えるとして訪問介護と訪問看護が連携した定期巡回・随時対応サービスを創設しました。1日4回程度、1回20分未満の定期訪問サービスとサービス利用者からの緊急通報で電話対応や訪問をする随時対応を組み合わせるとしております。しかし、例えば緊急通報ができるのは精神活動がはっきりしている高齢者に限られ、一定程度の認知症が進んだ人は難しいのではないのでしょうか。定期巡回・随時対応型サービスでは、要介護3以上の中重度者の生活支援は困難です。利用者の暮らしの場として特養ホームの役割を見直し、地域に特養ホームを緊急整備することが高齢者や介護する人の安心につながります。浦幌町においては、今後第5期介護保険事業計画への町民への町民意見聴取、また利用者、ケアマネジャー、介護サービス事業者等と連携して制度がよりよいものになるようお願いいたします。そこで、1つ、総合事業を実施しない、2つ、従来の介護予防サービスやだれもが利用できる地域支援事業、高齢者施策の充実、3つ、特養ホームの緊急整備、以上3点についてお伺いいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
差間議員のご質問にお答えします。介護保険法改定についてでありますが、1点目の総合事業を実施しない、2点目の従来の介護予防サービスやだれもが利用できる地域支援事業、高齢者施策の充実についてでありますが、国では平成23年度より介護予防・日常生活支援総合事業を創設し、要支援、要介護状態に陥る可能性のある方を対象として、どのようなサービスを提供することが適切かマネジメントを行い、その方に合った訪問、通所、配食、見守り等のサービスを一体として提供できる体制づくりを市町村の判断で実施できることとされております。ただし、利用に関しては利用者が判断できることとなっております。本町では、現在介護保険法に基づき、地域支援事業として要介護状態に陥る可能性のある方を対象に通所型介護予防通所事業としていきいき元気教室を実施しており、また高齢者在宅支援事業として生きがいデイサービス事業、訪問給食サービス事業などを別々の事業者が実施しておりますが、これらの事業については老人福祉計画、介護保険事業計画に基づき実施しており、本年が第5期老人福祉計画、介護保険事業計画策定年でもあり、検討を行ってまいりますが、現状では介護予防・日常生活支援総合事業として一体的に実施することは困難であると考えており、現状の介護予防サービスや地域支援事業サービス及び高齢者在宅支援事業サービスの強化に努めてまいります。3点目の特別養護老人ホームの整備につきましては、本年が第5期老人福祉計画、介護保険事業計画策定年でもありますが、介護保険料を考慮すると現状以上の施設整備は慎重にならざるを得ないと考えております。いずれにいたしましても、要介護状態に陥ってもその方の尊厳を保持し、その有する能力に応じ、自立した日常生活を営むことができるよう、また住みなれた地域においてサービスが提供されることが必要であると考えております。なお、第5期計画策定に当たりましては、ケアマネジャーや介護保険事業者などとの連携、策定審議会における意見の聴取、パブリックコメントの実施を行ってまいりたいと考えております。以上、差間議員の答弁といたします。
質問 差間正樹
ありがとうございます。一言述べさせていただきまして、この質問を終わらせていただきます。介護保険スタートのときから法改正ごとに制度が複雑になり、使い勝手が悪くなってきております。政府は、将来軽度者を介護保険から完全に外す方向を検討しているようです。総合事業はその第一歩です。国の福祉政策は、一貫して医療から介護へ、入院から在宅へと公費、国のお金の抑制に向かっております。利用者もケアマネジャーも新制度がどうなるか不安を抱いております。地域住民の福祉を守るという重大な責務が浦幌町にはあります。このためにも町長を初め担当職員の奮闘を期待申し上げて、この質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございます。
質問 差間正樹
要りません。