浦幌町議会 平成19年第3回定例会 2007年9月7日
自動体外式除細動器AEDの購入設置について
2007年9月7日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が「自動体外式除細動器AEDの購入設置について」質問し、町長 水澤、消防署長 芳賀、副町長 門馬、教育次長 後藤が答弁しました。
- 質問者
- 福原仁子 議員
- 答弁者
- 町長 水澤、消防署長 芳賀、副町長 門馬、教育次長 後藤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 福原仁子
通告にしたがいまして、2 項目にわたり項目別に一般質問をさせていただきます。1 点目は、自動体外式除細動器AEDの購入設置についてお伺いいたします。私たちは、いつ、どこで、突然のけがや病気におそわれるかわかりません。その中で、最も重篤で緊急を要するのは心臓や呼吸の止まってしまった場合です。心臓や呼吸が止まった人の命を救う治療はまさに 1 分 1 秒を争うものです。町長の執行方針の中にも、心停止者に対しての早急な措置が救命効果を高めるとあり、今年度、保健福祉センターと総合スポーツセンター2 カ所に一般住民も使用可能な自動体外式除細動器 2 台の設置をするとありましたが、その後の経過と今後の導入計画は、どのようになっているか、お伺いいたします。また、平成 18 年度に厚生労働省の心肺蘇生法委員会から日本版救急蘇生ガイドラインが新しく示されています。AED導入後における活用方法と新ガイドラインに沿った指導方法等は、どのように周知を含めて実施されるか、お伺いいたします。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
福原議員の質問にお答えいたします。AEDの設置状況と今後の対応についてでありますが、法的にも平成 16 年 7 月 1 日付で市民救助者によるAEDの使用が認められたことは、ご承知のとおりであります。一般市民による早期除細動について、多くの臨床研究から、その重要性と高い救命効果が明らかにされているところであり、本町といたしましても、今年度 10 月に保健福祉センターと総合スポーツセンターに各 1 台ずつの設置を予定しているところであります。公共の場等での発生症例の内訳として、交通事故での発生件数が最も多く、次いでスポーツ施設、大規模店舗、学校の順であるとの現状を踏まえ、今後につきましては、適切な施設・部所への設置を促進してまいります。次に、導入後の活用方法と新ガイドラインについてでありますが、ガイドライン 2000からガイドライン 2005 に変更され、本年 6 月 1 日から、新ガイドラインに沿った救命処置を講ずるよう、指導をしているところであります。その指導方法は、東十勝消防事務組合の応急手当の普及啓発活動の推進に関する要綱により、浦幌消防署として、事業所・防災組織等及びその他の住民に対し、自動体外式除細動器の訓練用機器(AEDトレーナー)による、3 時間の普通救命講習を実施し、救命率の向上を目指しています。今後も、住民に対する応急手当の普及啓発活動について、応急手当に関する正しい知識と技術の普及に努めてまいりたいと考えております。以上、福原議員の答弁といたします。
再質問 福原仁子
再質問をさせていただきます。現在ですね、幕別・鹿追・新得の 3 町の小中学校すでにAEDが配備されています。東十勝では、幕別 20 台、池田 9 台、浦幌町の企業で購入した 2 台と町で購入する 2 台の 4台、それから豊頃の企業で 1 台、東部十勝ではこのような状態になっております。新たな救命処置が改革され、8 歳未満児にもAEDの使用が認められ、講習を受ければ誰でも簡単に実行できるようになっております。普通の住民にとって、心肺停止の現場に居合わせることは一生に一度あるかないかの事態で、状況判断さえ難しいと思われますが、現実には、今月 5 日に帯広市の小学校でランニング中の児童が突然倒れました。幸い心肺停止ではなかったのですが、大事に至らなかったことが幸いですが、同校では、AEDの講習会が開かれていたとのことでした。我が町の消防署職員は、日々の職務と講習会などでいろいろな普及に日夜努力されていますが、年にどれ位の方が講習を受けているか、お聞きいたします。また、今後もAED購入後、職員も含めた一般町民の方への救命講習を町として、早急に進めていただきたいと思っておりますので、その点もお聞きしておきます。また、市街地から離れた上浦幌・厚内・吉野の小中学校や幼稚園、保育園で、リースでも可能かと思いますが、速やかに設置をしていただきたいと考えておりますので、この点についても具体的にお聞きしておきたいと思います。そして、先生方やPTAの学校単位での講習も実施していただきたいと思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。
答弁 消防署長 芳賀
福原議員の質問にお答えいたしたいと思います。1 点目の講習の人数の関係でありますけれども、東十勝ではですね、このAEDが一般市民使えるようになったのは平成 17 年 6 月からでありまして、基本的にそこから講習が集中をしております。東十勝としては、延べで 5,000 人近い講習をしているところでございますが、我が署、東十勝の浦幌消防署としてはですね、やはり 17 年から始まったものですから、この年が一番多くて 17 回ほど講習会を開いております。その中で、参加人数がAEDのみで言いますと、167 人ほどでありました。その後、18 年 7 回 150 名、そして 19 年、今 9 月 1 日現在でありますけれども、62 名ということでありますから、延べにしてAED講習者は、379名ということになっております。そこで、この講習が始まってからは、ガイドライン 2000 で始まっておりまして、今、ご質問あったとおり、ガイドライン 2005 に変わっておりますから、変わってからの講習は、正直言いまして、まだ 3 カ月程度でありますから、わずかであります。すでに終わった、300 何十名も含めてですね、当然、その方の中には町外に出られた方もおりますけれども、受講済であっても新ガイドラインに沿った講習を受けていただきたいと、こういうふうに普及をしていきたいと思っております。実は、9 月 9 日は、救急の日ということでありますから、これは毎年救急の日ということで、講習会を行っております。ただしこのAEDは、講習を受けなければ全く使えないということではありません。普通講習でありまして、その中の一部にAEDの時間が設けられているということであります。基本的に、普通講習につきましては、心肺蘇生が一番優先されていることでありますから、そのことを優先してありまして、プラスAEDを使うことによって、最も救命率が高くなると、こういう内容であります。これからも、やはり動向をみますと、帯広柏小学校の事例もありましたけれども、他府県でもこのAEDによって、幸いにして命が助かったという事例がたくさんあります。この動向をしてですね、東十勝としても、また我が署としても、浦幌消防署は、我が町のことでありますから、消防としても講習会、できればそういったリース等の方式もあるというふうに私も聞いておりますから、消防署としても、町理事者と十分協議をしながら前向きに進めていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)
今後の購入の計画ということでありますが、先ほどの町長の答弁の中でも事故の発生率が高い施設というのは、スポーツ施設、大規模店舗というのは百貨店のことだと思いますが、そして学校の順ということでありますので、町といたしましては、今年度 2 カ所について導入いたしましたけれども、来年度以降もですね、順次こういった発症例の多いところを優先順位を決めて導入をしていきたいなというふうに考えております。スポーツ施設、あるいはお年寄りが集まる公民館、学校になろうかと思います。リースの関係でございますが、約 1 個 30 万円ということで、今年は購入をいたしました。来年度以降については、リースの関係をもう少し精査させていただいて、どちらの方法が費用対効果も含めていいのか、その辺を精査してリースあるいは購入がいいのか、決めていきたいなというふうに思っております。また講習の関係で、先ほど消防署長が言いましたが、今回、総合スポーツセンター、保健福祉センターに導入いたします。こういった分でいつ、誰が、どういうふうになるかわかりませんので、職員も含めまして、単にその施設の職員ということではなくて、できれば町職員に対して、今後こういった心肺蘇生法等の講習会もやっていきたいなと考えております。なお、学校等の関係については、具体的には教育委員会の方からお答えをするということでお願いしたいと思います。
答弁 教育次長 後藤(教育次長は2008年3月まで)
教育委員会の所管の部分について、ご説明申し上げます。本年度、総合スポーツセンターに 1 台予算いただきましたので、10 月には納入されるかと思います。導入を待ちまして、AED設置について町民に周知する予定でございますけれども、体育指導員につきましては、すでに周知をしておりますし、またこれからのことについてご意見等いただきました。また、導入にかかる講習でございますけれども、スポーツセンターの職員とプールの監視員につきましては、すでに新ガイドラインに沿った救命講習を終了しております。今後は、消防署のご協力もいただきながら、体育指導員、体育団体等の利用者の方々に適宜実施を行いたいというふうに考えております。それから教育施設における導入の関係ですけれども、学校や社会教育施設、社会体育施設、そういったものが対象になろうかと思いますけれども、先ほど、町長の答弁、副町長からもお話ありましたけれども、導入の順序というのがガイドライン示されましたので、そういったことも参考にしながらやりたいというふうに思います。これは参考のために申し上げますけれども、道教委が本年の 3 月 14 日現在で取りまとめたものですけれども、十勝管内では小学校が 18.2%、中学校については 49.1%、それで全道的にみますと、小学校が 3.2%、それから中学校が 26%でございます。十勝管内は、突出して多いという状況で、他の管内では 1 台も設置されていないというところがたくさんございます。そういったことも含めましてですね、学校については、小学校より中学校を先に導入すべきかなというようなことを考えております。学校の要望等もあると思いますけれども、そういったことも参考にしながら年次を決めたいなと思っております。社会教育施設についても同じでございます。以上でございます。
再質問 福原仁子
今、答弁をいただきました。このAEDを使用するということは、まれなことではないかと思いますが、発生してしまってからは遅いということです。スポーツ施設、大型店舗、学校の順という順序づけをしないで、一斉に来年度と言わずに適切な導入方法、リース方法を考慮して、十勝では多いという答弁もございましたが、やはりそれだけ過疎化というか、住民がばらばらに住んでいる状態ではないかと思うので、それであちこちに設置しなければ人命を救助できないというようなことを、私は今聞いていて思って、たくさんの導入がされているのではないかというふうに思ったわけでございます。来年度と言わずに、今年度でも結構でございます。補正を組んで大事な命を救うというような前向きな答弁をもう一度お聞かせいただきたいと思います。
答弁 副町長 門馬(副町長は2015年3月まで)
先ほど申し上げましたけれども、やはりその施設の必要の度合いですとか、いろいろな状況踏まえて、年次計画を立ててやっていきたいなというふうに思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。