浦幌町議会 平成18年第3回定例会 2006年9月8日
まちづくり交付金事業について
2006年9月8日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が「まちづくり交付金事業について」質問し、町長 八木が答弁しました。
- 質問者
- 福原仁子 議員
- 答弁者
- 町長 八木
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 福原仁子
続きまして、まちづくり交付金事業についてお伺いいたします。すでに、先輩議員 3 名の方が細部にわたり質問をされていますので、私は、別の角度から質問をさせていただきます。現在、町が進めている留真温泉、産業交流施設の建設後の管理、運営方法と具体的な収支状況等についてお伺いいたします。留真温泉と産業交流施設の重複する部分がありますので、収入と支出の部分をまとめて申し上げます。収入の部で、入浴料金の売り上げ・自動販売機の売り上げ・売店売り上げ・その他の月別収入見込みと 3 年間の見込み収入額をお伺いいたします。支出といたしまして、燃料代・電気代・上下水道料・入湯税・賃金・商品仕入れ・消耗品及び備品購入費・維持管理費(環境整備費を含みます)、車両費・除雪費・その他の月別支出と 3 年間の見込み支出、二つの施設についてお伺いいたします。また温泉建設後に、指定管理者制度を適応させたい、とのことでありますが、該当者の見込みはあるのか、また赤字が生じた時は、町としてどのように対応していくのか、この点をお伺いしたいと思います。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
福原議員の 2 項目めのご質問にお答えします。まちづくり交付金事業についてでありますが、1 点目の留真温泉、産業交流施設の建設後の具体的な収支状況等についてでありますが、まず、留真温泉の 3 年間の収支見込みにつきましては、現時点で町民検討委員会に提案している内容は、年間収入が 1,539 万 2,000円、支出が 1,489 万 8,000 円で、純利益 49 万 4,000 円を見込んだ内容となっております。年間収入の内訳ですが、入浴料として大人一人 600 円の 23,400 人分で 1,404 万円、子供一人 300 円の 2,600 人分で 78 万円を見込み、売店売上げとして一人当り 500 円の 2,600人分を見込んだ上で原価費 80%を除き 26 万円、自動販売機売上げとして一人当り 120 円の 10,400 人分を見込んだ上で原価費 75%を除き 31 万 2,000 円を見込んだ内容となっております。支出の内訳ですが、人件費としてフロントマネージャー一人 300 万、パート 2 名で 240万円の合計 540 万円、広告宣伝費として月額 1 万円で 12 万円、シャンプー・石鹸等の消耗品代として月額 4 万円で 48 万円、通信交通費として月額 8 万円で 96 万円、上下水道料・給湯暖房費・電気料の水道光熱費として 520 万円、入湯税を含む租税公課費として 213 万8,000 円、その他雑費として 60 万円を見込んでおります。なお、収支状況につきましては、今後の入浴料収入、料金の設定も含めてそうです。燃料費、建物の規模等により異なることも考えられますが、現状での提案内容ということでご理解を願います。次に、産業交流施設の収支見込についてでありますが、現在、産業交流施設準備委員会で立地や建物の構造並びに今後の経営運営組織や運営母体について検討中であり、収支見込等については、今後、協議する予定であります。両施設とも、月別、及び 3 年間の収支見込については、今後、具体的提案をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を願います。2 点目の温泉建設後の指定管理者制度の適応についてでありますが、先ほど高橋議員の答弁で申し上げましたとおり、一般公募で実施する方向で考えておりますが、現状では該当者等の見込みはありません。また、赤字の補填等の考え方については、高橋議員の質問に対する答弁のとおりであります。以上、福原議員の 2 項目めの答弁といたします。
質問 福原仁子
只今、留真温泉の具体的な収支状況について報告がありましたが、本当に実現可能な収支なのか、甚だ疑問に思います。支出の経費のかかる分については、人的・建物の管理費、燃料等ある程度把握ができますが、先ほど、先輩議員のところでも報告がありましたが、2 万 2,000~3,000 人の入浴客があった、この時点ではたしか人口減もあまりなかったのではないかなと考えています。この入浴料金の 2 万 6,000 人の集客ターゲットは、どこにあてていくのか本当に危惧しているところでございます。先ほど、先輩議員の答弁の中で、コテージ方式の宿泊も検討するということもありましたが、規模は違いますが、ここに十勝管内のある町の温泉施設の収支金額と入浴客数と、9 棟のコテージの平成 7 年から 17 年までの利用数と収支金額をグラフに表してみましたのでごらんになっていただきたいと思います。見えないかもしれませんが、ここの赤い線が0 なのです。ここのマイナスの 1,000 万から 6,000 万までここに書いております。毎年、初年度マイナス 3,365 万円、一番多い時が平成 17 年度 5,105 万円の赤字、累計が 4 億 3,251万 8,000 円という累計赤字です。この青い部分、全部マイナスの数字というふうに考えていただいていいと思います。これが温泉の経営の一般会計から持ち出している、これは 7年度から 17 年度までの推移です。次に、温泉の入浴者数ですが、平成 7 年度、188,391 人で、一番良いときで平成 8 年度196,797 人、現在、ずっと入浴者数が減ってきておりまして、17 年の入浴者数は 114,254人というふうにずっと下がってきております。74,000 人ぐらい入浴者数が減ってきているということがはっきりしております。それとコテージの方でございますが、コテージも同じ年に建てられて、いろいろと苦心をされてやっております。かなり管内では、コテージの利用数は、良い方ではないかというふうに考えております。一番多い時で、平成 11 年、1,558 棟の利用がありました。現在は、17 年度で 850 棟ということで、本当に半分に減ってきております。というのが、十勝管内のある施設の状況でございます。非常に小さいグラフで見づらかったと思いますが、累積赤字 10 年間で 4 億 3,251 万円、この金額が一般会計から持ち出されていますし、建設費の償還も継続していると思われます。また、何箇所か温泉施設に電話をし伺ったところ、特にここ数年 3~5%の落ち込みが続き、その上、燃料費の高騰で採算ベースに合わない、建設後、2、3 年はお客もくるが、あとはさっぱりである。また地元の住民は、約 10%の利用しかない、ということでした。以前とは違い現在では、社会情勢も経済状態も変化していまして、全般的に温泉事業は、入浴客が減少し、ほとんど赤字に転落しているのが現状です。これからは、ますます人口の減、高齢化社会、医療費や税金などの公的負担金の増額、燃料費の高騰など、どちらを向いても住民にとって明るい話がありません。たしかに、財政健全化を図るために、八木町長は寝食を忘れ、町政をつかさどってきました。しかし、町民は、少ない年金の中から、また何か負担が増えるのではないかと、びくびくしながら生活しているのが現状であります。私は、今、条件の良くない時代に、温泉事業に着手する時期ではないと思いますし、どうしても建設するならば、先ほども申し上げましたが、町から離れた場所での建設では、地元利用者が少ないと予想され、町民に負担をかけない 26,000 人という入浴客の集客のターゲットをどこに当てて、運営していくのかお伺いいたします。また、純益 49 万 4,000 円を見込んでの黒字計画でございます。管理委託の金額は、この黒字で必要ではあるというふうに考えて、管理者なんかすぐ見付かるような数字を提示されておりますが、この点、もし万が一の場合は、どのように考えていくのかお伺いいたします。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
多岐にわたる質問ですので、答弁漏れがございましたら指摘していただきたいと思います。その時点で、また追加で答弁をさせていただきたいと思います。どこの町のかということはわからないのですが、18 万人、平成 17 年度も 11 万人という来客者と留真温泉のように、17,000 人、19,000 人という現実の中での比べ方は、比べようがないのかなと心配しておりますし、管理の方法についてもどのような方法で管理しているのかということによって、経費の見積もりは大きく違うのではないかと思っております。17 年の 12 月から休んでいるわけですけれども、灯油が上がらない状況の中で、この留真温泉は約 300 万の赤字ということでした。灯油が上がった分を赤字に加えるということで、年間 600 万ぐらいかなというふうに想定いたしました。そういう中で、私、赤字を作りたくないものですからやめたわけなのですけれども、もちろん灯油の値上がりもありましたけれども、施設の老朽化というのも大きな原因でございました。そういう中で、お湯を沸かす方法ですね、かけ流しということで、どんどん燃料代がかかると、それからここは、健康湯の場合は、ろ過循環方式です。低い温度から作っていても、ずっと安い燃料代で済んでいるというのがございます。そういうのを考えていき、また、もし有効な新エネルギービジョンで使えるものがあるということを考えていくと、最低赤字額というのは大体想定できるのかなと、その最低赤字額というのが先ほど高橋議員の答弁の中でもお答えしたように、住民が福祉向上として認めてもらえる金額なのかどうかということだと思います。福祉向上のために、いろいろなところで使っております。私もこの留真温泉、ただ収支が合うだけの観光施設なのか、また、町民の憩いの場として福祉向上のために、この温泉を使ってお年寄りの方々も元気を出していただきたいという想いを持って作れるものなのかという視点の置き方というのもあろうかと思います。そういう視点をみながら、やはり町民の福祉のためにという想いも私は持っているわけであります。それから、積算の根拠、入浴料 600 円で果たしてどうなのだろうという考え方当然のことだと思います。入浴料の設定の仕方、また燃焼の仕方、建物の規模によって管理の仕方によって、収支というのは大きく変わるのではないかなと思っております。私は、やはり最低限小さな施設で管理運営費もかからない形で、この産業交流館についてもそうですけれども、外にテントを張ってもいい施設は普段の運営コストを抑えられるようにということで考えながら今設計をしているところでございます。それから、コテージ方式の考え方でありますけれども、コテージ方式だと使わない時に冬の間温めなくてもいいということで、ホテル方式だと全体を温めなければならないということもございます。廊下も含めてですね。そういうふうにすると、ランニングコストは少しは軽減されるのではないかなということ、それらを考えながらコテージ方式と決まったわけではありませんけれども、そういうふうにすると、少しでもランニングコストを抑えていけると、それから、浦幌町に企業を持っている企業に対して、この協力を要請しております。その感触の中では、非常に良い感触を得ているという想いを持っておりますし、今月中に部長がいらしてその点についても懇談したいということをいただいておりますので、なんとか、その企業の協力というものもいただければ、また明るい方向に向かって展開できるのではないかな、そのように考えながら進めているところでございます。そういうことで、可能な収支か疑問であるということでございますけれども、大いに疑問を持っていただきながらこれからの協議の中でしっかりとした計画を立てていかなければならないなと思っております。集客ターゲットですね、これはなかなか難しいのですね。留真温泉の現在の場所の良さというのがあります。秋の紅葉は非常にきれいだということで、現在の位置の良さというものがございます。それからお湯は、吹き出た時が温泉であって持ち運ぶと温泉効果が下がると言われております。やはりあそこの場所で作りたいなと思っております。そうすると集客ターゲットはどうなのだと、町民は不便ではないかということになるわけでありますけれども、やはり第一には町民に利用していただきたいという想いが第一であります。それから旅行者と他の管内の人にも利用していただきたいと思っております。人口が減っていく中で、利用者が減るのではないかというご指摘のことも、本当にそのとおりだと思いますけれども、また人口が減って、高齢化していくということを考えると、高齢化社会の中では高齢者はお風呂が好きだということもありますから、なんとかその辺にも期待を込めながらいきたいなというふうに考えているところでございます。やはり町民の方に一番利用していただきたい、そこがやはりターゲットとして絞りきれないと思いますけれども、そういうふうに考えています。
質問 福原仁子
私が調査しましたところでは、本当に十何万人の入浴者数がいても、なかなか 10%強ぐらいの地元の方の利用がない、それからもう一箇所もそういうような町民の利用が少ないのですよねって、無料券みたいのを出していないのですかってお聞きしましたら、以前は出していたけど、厳しい財政になってきたらそれも廃止になって、スタンプ方式の割引をしているというお答えをいただいて、これも一つの手かなというふうに聞いておりました。本当に、人口が減っていく中で、町民の方に是非とも入っていただきたい、高齢者の方にも是非とも利用していただきたいという町長の気持ちはわかるのでありますが、やはり高齢者には車もない、それこそ年金の中からの細々の負担をしてまで温泉に行く気持ちにはなれないという声が本当に多いので、私はこのようなことを聞きました。最後に、お聞きいたしますが、温泉事業も大変結構なことなのですが、我が町の基幹産業である農業・林業・水産業の一次産業に付加価値をつける施設などの建設をし、将来的に生産性を高めていく投資的な事業で、まちづくりにふさわしいことを考えて、事業をする考えはあるのかないのか、お伺いしたいと思います。
答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)
お答えさせていただきたいと思いますけれども、私も昨年閉館する前の 9 月から 11 月まで毎週 1 回自分に役目を課しながら通ってみました。いろいろな方とお会いするのですけれども、町内の方はお年寄りの方が圧倒的でしたね。それからオートバイで来る旅行者は若い方にお会いすることもございました。しかし、やっぱり町内のお年寄りの方というのが特に多かったというふうに私も感じております。そういう中で、そういうふうに利用していた方々にとっては、やはり改築というのは待ちわびているのではないかなというふうに推察するところでございます。それから、今お尋ねの関係でありますけれども、例えば、今物産館を計画しておりますけれども、生産性と言われると別な面で検討していかなければならないと思いますけれども、物産館については、やはり趣旨のとおり異業種、農林水産業から商工会、いろいろな方が交流しながらそこでやはり今は物販も認められるというふうなことが最近出てきたようでございますから、それらも含めながら活性化を図っていきたいなというふうに考えております。生産性の建物となると、また別な角度で検討していかなければならないというふうに考えております。