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浦幌町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月13日

「昨年の12月の第4回定例会にも質問をいたしましたが、私は本定…」

2005年9月13日、浦幌町議会の一般質問で、福原仁子議員が質問し、町長 八木、町民課長 亀山、保健福祉課長 上村が答弁しました。

質問者
福原仁子 議員
答弁者
町長 八木、町民課長 亀山、保健福祉課長 上村

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 福原仁子

昨年の12月の第4回定例会にも質問をいたしましたが、私は本定例会におきまして住民の安心、安全な生活環境を守るために一般質問をさせていただきます。すべての人間を含めた生物は、この世に誕生すると自然の摂理の恩恵と影響を受けながら生きていきます。特に万物の頂点に立っている人間は、地球上のあらゆるものと共存共栄し、生産、消費を繰り返しながら、やがて長い人生の終えんを迎えます。その中で、私は主に消費にかかわることで質問をいたします。消費者問題とは、衣食住すべてですが、食の問題一つ取り上げてみましても、BSE問題、輸入食品や遺伝子組みかえ食品、食育、外食産業と地産地消、食品添加物と容器包装の安全性などのほか、社会問題となっている地球温暖化と化石燃料、環境問題やごみ問題など、幅広く複雑になってきているのが現状です。今から37年前の1968年、昭和43年に消費者保護基本法が制定されました。以来、今日の経済社会の大きな変化を踏まえ、昨年69月に法が改正され、自立して安心で安全な消費生活を送ることができるよう、消費者重視の社会の実現を目指して新しい消費者基本法が成立しました。消費者生活が法律的にも保護され、安定してきていると思われますが、一方では核家族化、少子高齢化社会が進むという社会構造の変化とともに、若者をターゲットにした架空請求やインターネットを利用した悪質な事件、また高齢者に対する詐欺まがい商法や振り込め詐欺、悪質リフォームなどの新たな消費者問題が生じ、その手口はますます悪質かつ巧妙化し、全国的にも消費生活相談の件数は激増してまいりました。十勝支庁の地域政策部環境生活課道民生活係の調査によりますと、全道の相談件数は平成15年度7万7,867件、16年度には10万1,558件、また十勝管内でも15年度5,610件、16年度でも1万2,348件と、確実にふえています。浦幌の相談件数は、苦情相談も含めますと、平成15年度では30件、16年度は45件となっていまして、表に出ない潜在的なものを含めると相当数のものがあると考えられます。また、ひとり暮らしと2人暮らしの65歳以上の世帯数は、浦幌町の16年10月現在で556戸、約22%となっています。今後もこの数字は増加すると思われますし、安心、安全、快適な高齢社会づくりをしていく上でも、町の相談窓口の強化は必要であると思います。今我が町は財政健全化を目指して、町行政事務事業の見直しにより、退職者の補充もしない方針を打ち出しています。しかし、国や道の地方分権の推進により、権限委譲に伴う事務処理の多様化が目前に迫り、職員数の減による住民へのサービス低下を招くおそれがないとも限りません。そこで、次の質問をいたします。1点目、悪質商法の激増により、相談体制の充実を図るため、今後苦情処理、相談窓口体制の強化をしていただきたい。2点目、相談員の配置、専用電話の設置する考えはありますか。3点目、情報提供の迅速化を図るため、専門的な知識の習得者を養成する研修の場等に町民派遣をする考えと、また町として実行費用の助成措置を講ずる考えはありますか。以上、3点をお伺いいたします。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

福原議員のご質問にお答えいたします。1番目の質問でありますが、相談窓口体制の強化についてでありますが、今日の消費者を取り巻く社会的、経済的な環境は、国際化、IT化の進展、技術革新に伴う商品機能の高度複雑化、規制緩和の進行などにより、激変のさなかにあります。新たな商品、サービスが急増し、インターネット利用の契約、売買など、販売方法の多様化も急テンポで進んでおります。消費者にとって選択肢が広がり、利便性が高まる一方で、事業者の悪質、巧妙な販売方法によるトラブルや被害も新聞、テレビで毎日のように報道されている状況であります。特に年齢を加えるとともに心身機能が低下していることやひとり暮らしの方や高齢者だけの世帯が多いこと、また新しい情報や知識が不足しがちであることにねらいを10定めたかのように、多くの高齢者が悪質商法の被害に遭われているという社会の状況は、まことに許しがたいことだと思います。本町といたしましても、本年4月の機構改革により消費者相談窓口とよろず相談窓口を生活安全事務の担当であります町民課生活安全係に集約し、相談窓口を一本化して相談体制を整えてまいりました。町民による消費者相談は、町で受け付けした件数が平成16年度は3件、専門相談員が配置されている北海道立消費生活センターなどへの相談は合計42件でありました。平成17年度については、8月末現在、町で3件の相談を受けている状況であります。北海道では、今年1月に北海道消費生活審議会に対し、今後の道における効果的、効率的な苦情の処理方策や道と市町村の新たな役割分担などについて諮問し、7月19日に答申されたところです。この答申を受けて、環境生活部より8月19日付で各市町村に対し道の消費生活相談体制の見直し案が示され、その中で北海道として今後ますます複雑、多様化する消費生活相談に効果的、効率的に対応できる相談体制の強化が必要であるとして、北海道立消費生活センターの相談体制の強化のため、相談員の再配置を行って集約による相談機能の充実、IT対応、市町村専用相談の対応、苦情処理専門員の増員、電子メール相談窓口の開設、電話回線の増設、また市町村への支援強化策として市町村と北海道立消費生活センター等を結ぶ情報収集、提供システムの構築、市町村相談員に対する研修等による支援の充実、市町村における相談員の配置に向けた働きかけなどを行うこととしております。特に道民生活に直接影響する消費生活相談体制について、平成18年4月より石狩支庁を除く13支庁に配置している地域相談所を廃止して、北海道立消費生活センターに相談員を再配置し、集約する方向であり、十勝支庁に配置されている相談員も引き揚げられることが予想されますので、今後は十勝町村会を通じ相談員の存続に向け要望してまいりたいと思います。最近の悪質商法の手口は複雑、巧妙であり、対応に関しても幅広い専門的な知識が要求されることから、本町としても今後は相談を受け付けする職員の能力向上と専門的知識の習得のために研修会等に積極的に派遣してまいりたいと考えております。また、北海道立消費生活センターとの連携を深めることにより、町民からの相談に対応する体制の強化をしてまいりたいと考えております。2番目の相談員の配置、専用電話の設置についてでありますが、現時点では本町に消費生活専門相談員の有資格者はいないと認識しておりますが、有資格者でなくても消費生活相談員としての配置は困難であると考えております。先ほど申し上げました北海道の相談体制が見直された場合に、市町村相談体制の充実強化が求められる中で、道の支援策等があれば検討してまいりたいと考えております。しかし、本町で受け付けする相談件数が増加することが予想されますので、その状況を見ながら相談員の配置や専用電話の設置について、関係する団体とも十分に相談、協議させていただきたいと考えております。3番目の専門的な知識の習得者を養成する研修の場へ町民を派遣する考えは、また町と11して受講費用の助成措置をする考えはというお尋ねでございますが、養成研修に参加することや必要な資格を取得することについては、個人の資質の向上や個人として与えられる資格でありますことから、町として助成措置を行うということは非常に困難なことであると考えております。しかし、相談窓口を担当する職員が北海道や北海道立消費生活センター等が行う研修会等に参加して専門的な知識を習得するための経費については、業務の一環でありますので、その扱いは公務出張として取り扱い、そのためにかかる経費については負担してまいりたいと考えております。なお、質問に直接関係ありませんが、福原議員の発言の中で退職者の補充はしない方針を打ち出しているということを述べられておりますが、全く補充しないという考えは打ち出しておりませんので、ひとつご理解を願いたいと思います。以上、福原議員の答弁といたします。

質問 福原仁子

消費者基本法第2条には、消費者の権利と消費者政策の推進についてうたわれています。その条文は8項目に分かれていまして、ちょっと長くなりますが、一つ目、消費者の権利は、消費生活における基本的需要が満たされること、二つ目、健全な生活環境が確保されること、三つ目、安全が確保されること、四つ目、選択の機会が確保されること、五つ目、情報の機会が確保されること、六つ目、教育の機会が確保されること、七つ目、意見が消費者政策に反映されること、八つ目、被害が救済されることとなっております。同法は、その上でこれら消費者の権利を尊重し、消費者の自立の支援を図ることを国や地方自治体の責務としております。今我が町の消費者は速やかな情報の提供、消費者教育の場、相談窓口の体制強化を求めております。今後我が町の消費政策の方針や理念はどのようにしていくか。また、悪質、強引な商法で町外に流出する金額は年間相当な数字になると考えられます。それを町内に還元して、できるだけ地元業者を利用し、いい意味での地域経済に波及させる循環型消費政策をどのようにしていくのか見解をお伺いします。また、十勝管内13市町村の消費相談、消費者協会が設立されておりますが、その中で公共施設を利用している市町村は9市町村です。相談業務につきましても、すべて公共の建物の中で実施しているのが現状です。答弁の中に団体と十分に相談、協議をするとありましたが、速やかにより一層町民の安心、安全なまちづくりを目指して公共の施設の中で相談業務の強化を図っていただきたいというふうに考えております。また、浦幌町内にもいろんな庁舎内の相談窓口や行政の方で委嘱をしている窓口がありますが、職員も含めて有資格者がいる窓口はどれぐらいあるのかお伺いしたいと思います。以上2点、よろしくお願いいたします。

答弁 町民課長 亀山(町民課長は2008年3月まで)

情報の提供だとか消費者教育の場、それらに関する理念についてどのよ12うに考えているかということでございますが、消費者行政そのものについての、まだ十分な理解をしておりませんが、今後職員とともに関係団体とも打ち合わせを十分行いながら資質の向上等を図って消費者教育の点については進めていきたいというふうに思っております。また、消費の循環ということの中で、今後どのようにしていくのかということにつきましては、確かにもちろん悪質商法、いわゆる訪問販売なり通信販売というのを今活用されているかと思いますが、その便利さゆえのそういう商法もたくさんありますし、またテレビを見て電話をかけるというふうな、例えば高齢者にとっては簡単な消費行動に出れるというふうな形もありますが、なるべくであれば地域の経済を潤すという点について啓蒙、普及はしていかなければならないというふうに思っております。それと、公共施設における相談の場ということについてのお答えですが、今後関係する団体の方とも十分な協議をして進めていかなければならないというふうに思っております。また、役場庁内の関係課との連携も必要かなというふうに思っておりますので、その点についてはご理解をいただきたいと思います。有資格者の点については、ちょっと私の方では把握はしておりませんので、お答えすることはできないです。以上です。

質問 福原仁子

例えば昨年の6月の広報に載っておりました幸せ応援ネットワーク、私たち民生委員、児童委員の合い言葉ですということで、何か心配事がありましたら、お近くの民生委員、児童委員にご相談くださいというようなことが書いてありました。こういった方も資格を持ってやっているのかどうかということをお聞きしたかったのです。

答弁 保健福祉課長 上村(保健福祉課長は2009年3月まで)

ただいまの福原議員のご質問で民生、児童委員については、消費生活にかかわる相談に対する資格を持っているのかということでございますが、持っておりません。ただ、民生、児童委員というものは地域の弱者、高齢者等、ひとり暮らしというものについて、常に地域の事情をつまびらかに把握をしております。そういった中で、訪問の中でそういう相談があれば、関係課、関係団体とおつなぎをするという役目を持っておりますので、よろしくお願いします。ただ、民生、児童委員が消費者の苦情に対してすべて解決をするということでなくて、13関係団体におつなぎをするという役目はございます。以上でございます。

質問 福原仁子

本当に相談業務ということは非常に難しいということがよく私も勉強していく中でわかってまいりました。長い間のいろいろな行政の指導も含めたスパンが必要で、浦幌町の場合は消費生活に対する行政の指導が今まで非常に手薄ではなかったかなというふうに思っております。先ほどの答弁の中では、十勝支庁を含む13支庁に設置している消費窓口の全廃というのでしょうか、来年度より道が行う方針を打ち出しております。十勝管内では1市7町が消費者協会に委託して相談窓口を設けています。浦幌も含め、その他の5町村では自治体職員が兼務し、さらに消費者協会が未設置の町村も7町村あります。8日間の期間内のクーリングオフですと町村窓口でも対応は可能なのですが、複数の業者が絡む複雑なものの被害防止には専門的な知識が必要であり、支庁の窓口は廃止しないよう、本当に浦幌も含めた町村会全員で道の方へ要請していただきたいと思います。以上、私の消費生活に対する質問を終わります。

答弁 町長 八木(町長は2007年3月まで)

第1回目の答弁と重複するわけですけれども、第1回目の福原議員の答弁について、今後十勝の町村会を通して道に相談員の存続について要望をしてまいりたいということを第1回目の答弁でお答えしておりますので、そのような対応をとっていきたいなと、このように考えております。

出典:浦幌町議会 平成17年第3回定例会 2005年9月13日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる