みんなの議会

津別町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月14日

介護保険事業計画について

2023年9月14日、津別町議会の一般質問で、山田英孝議員が「介護保険事業計画について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長補佐 仁部真由美、保健福祉課主幹 丸尾美佐が答弁しました。

質問者
山田英孝 議員
答弁者
町長 佐藤多一、保健福祉課長補佐 仁部真由美、保健福祉課主幹 丸尾美佐

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 議長から発言のお許しをいただきましたので、先に通告しております第9期介護保険事業計画策定に向けての課題について一般質問を行わせていただきます。介護保険給付の円滑な実施のため、3年を1期とする介護保険事業計画の策定は、令和6年度から第9期を迎えます。計画策定に向け国の基本指針は、①計画期間中に団塊世代が全員 75 歳以上となる 2025 年を迎える。②高齢者人口がピークを迎える 2040年を見通すと、85 歳以上人口が急増し、要介護高齢者が増加する一方、生産年齢人口が急減する。③都市部と地方で高齢化の進みが大きく異なるが、地域の実情に応じて介護サービス基盤を整備するとともに、地域包括支援システムの深化・推進や介護人材の確保など施策や目標の優先順位を検討した上で、介護保険事業計画に定めることが重要と示しています。本町は、高齢者人口のピークは過ぎ、国が抱えている課題先進地でもあり、第9期の計画内容は重要なことから、次の点について伺います。1点目は、第8期介護保険事業計画の振り返りと介護予防・日常生活圏域ニーズ調査からとらえられる課題は何か。2点目、特別養護老人ホームの建てかえ整備をはじめとした介護サービス基盤の課題について。3点目、本年6月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立したが、津別町における認知症施策の現状と課題について。4点目、高齢者虐待防止及び介護人材確保の対策について。5点目、今後の計画策定に向けたスケジュールについて。以上、質問をいたしますので、ご回答いただきますようお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、ご質問に答弁をさせていただきます。はじめに、第8期介護保険事業計画の振り返りと、それから「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」からとらえられる課題についてですが、1点目の第8期介護保険事業計画については、国の指針において複雑化・複合化した支援ニーズに対応する包括的な支援体制の構築、高齢者の住まいに関する都道府県・市町村間の情報連携強化、医療・介護データ基盤の整備推進があげられていました。本町もこの指針に基づき、地域課題の解決力の強化、地域まるごとのつながり強化、地域を基盤とする包括的支援の強化という考えを基本に、「津別町地域福祉計画」と一体的に高齢者の保健福祉と介護の施策を推進しているところであります。本年度が第8期計画の最終年になりますが、具体的な成果としては令和3年度より「重層的支援体制整備事業」を開始し、障害・高齢・生活困窮といった分野別の支援体制では対応しきれない「地域住民の複雑化・複合化した支援ニーズ」に対応する包括的な支援体制の構築、高齢者の住まいを含む介護分野の広域的な情報連携の強化を進めておりまして、また今年度からは、「高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施」に係る包括的なデータ分析と、その活用を開始したところであります。「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」からとらえられる課題については、現在取りまとめを行っている最中であり、中間とりまとめでの報告となりますが、介護認定を受けていない高齢者のアンケート結果としては、ひとり暮らし世帯が 16.8%、高齢者のみの世帯は 52.0%となっています。また、この方たちの回答によれば、健康的に生きがいを持って生活しており、将来も自宅で生活を続けたいと考える方が多くいます。また、物忘れが多いと感じる回答が 40%ほどあり、心配事の相談や病気や看護をしてくれる相手については配偶者とする回答が半数を超えています。次に、特別養護老人ホームの建てかえ整備をはじめとした介護サービス基盤の課題についてですが、国が示す第9期計画の指針によると、地域の実情に応じた介護サービス基盤の計画的な整備や在宅サービスの充実、地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた取り組み、地域包括ケアシステムを支える介護人材確保及び介護現場の生産性向上があげられています。― 20 ―津別町の課題については、先に答弁しました「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」をもとに分析し、その内容を計画策定委員会にて協議し、より明確にしたいと考えております。具体的には、特養の建てかえを含む地域の実情に応じた在宅サービス量の確保、医療・介護を効率的かつ効果的に提供する地域密着型サービスの充実、これらに必要な介護人材の確保などの協議を深めてまいる考えです。なお、特養の建てかえについては、担当課において恵和福祉会との協議が既に始まっているところですが、所管の委員会には少し課題の整理を行ってから協議させていただきたいと考えております。次に、本年6月に「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」が成立したことによる津別町の認知症施策の現状と課題についてですが、本町は、令和元年6月に策定した「認知症施策推進大綱」に基づき事業を推進しているところです。この大綱の基本理念は「共生と予防」であり、認知症の人とその家族を地域で支える仕組みづくりと、予防事業を両輪として行っているところです。具体的には、地域住民を対象にした認知症の正しい知識と支え合いを学ぶ場として認知症サポーター養成講座を開設し、講座を修了した方を対象に、より実践的なプログラムであるステップアップ講座を実施しています。また、団体としてサポーター養成講座を行った事業所や医療機関を対象にした認知症の人に優しいお店登録事業、認知症が進行し行方不明になった方を早期に発見する仕組みであるSOSネットワーク事業、徘徊高齢者捜索模擬訓練、認知症の人を権利侵害から守る成年後見制度の普及などを行っているところです。今後の課題としましては、法令に示されている「チームオレンジ」の構築があります。「チームオレンジ」とは、「認知症と思われる初期の段階から、認知症の人の悩みや家族の生活支援ニーズ等と、認知症サポーターを中心とした支援者をつなぐ仕組み」であるとされ、認知症の人やご家族もチームに参加し、ありのままの思いを発信することが重要とされています。津別町は、社会福祉協議会に配置されている認知症地域支援推進員と協働し、ステップアップ講座修了者が参加した発足会議を8月に行ったところです。現状の事業に加え、今年度内にチームオレンジの発足に向けた取り組みを進めてまいる考えであり― 21 ―ます。次に、高齢者虐待防止と介護人材の対策についてですが、高齢者虐待防止については、これまで各事業所職員を対象にした研修会の開催や、町が所管する高齢者虐待防止ネットワーク会議の場で情報の交換を行いながら、現状を共有し知識を深めているところです。高齢者虐待の背景はより複雑になり、現場での対応や虐待としての判断が難しい事例が増えてきていることから、高齢者の安全と権利を守る観点から施設や在宅介護関係者を対象とした研修会や情報交換の継続、積極的な養護者支援の取り組みを行うことで課題の解決を図ってまいります。介護人材の対策については、現在、津別町で進めている人材確保対策として、外国人介護福祉人材育成支援事業や介護保険施設従事者就業支援等事業に加え、コロナ禍で未実施となっていた福祉体験セミナーPR内容や方向性を実行委員会で再検討し、人材確保に向けた支援について継続していく考えです。町内の施設では、外国人の雇用促進のほか施設職員からの紹介、ハローワーク、人材セミナーの活用などにより対策を行っていますが、金銭的支援を増やしても有効かどうかは疑問との施設からの声もあり、新たな有効策を見出すことが課題となっています。次に、今後の計画策定に向けたスケジュールについてですが、「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」「在宅介護実態調査」の取りまとめを完了させ、9月から基本方針の策定と事業計画内容の協議、検討案の策定に取りかかり、サービス見込み量と保険料を含め計画策定委員会と協議を進めてまいります。その上で、12 月下旬よりパブリックコメントを実施し、所管の委員会での協議を行った上で事業計画を決定し、条例等の改正を行いたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 回答いただきましたので再質問をさせていただきたいと思います。はじめに、1点目の第8期計画の振り返りとニーズ調査の関係であります。第8期の計画の振り返りとして回答にもありましたが、令和3年度からスタートした重層的― 22 ―支援体制事業、そして今年度からの高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施ということで、特に第8期の計画で盛り込まれておりました介護予防と、そして包括的な支援システムの深化といいますか、そういった部分というのは第9期の中でも、それもやっぱり目標としていくべきことかなというふうに思っております。ぜひ、この基本理念といいますか、この部分については、ぜひ今後の策定委員会の中でも委員の皆さんと一緒になって、この現状と課題の部分について協議を深めていっていただければなというふうに思っております。それで第8期計画前の振り返りの中での再質問なんですけど、第8期といいますか、令和4年度に配布されております介護保険事業の実績を見ましたら、経営的に見ますと給付費総体の総支出額は令和元年度以降、対前年比は2、3%ぐらいずつ微増になっていたのですけど、令和4年度の部分でいきましたら逆に6%、スタートから多分、給付費総体が減ったというのは令和4年度が最初のことかなと思いますが、対前年比では6%の減という、総額の話ですが出てきております。これは介護認定者といいますか、高齢者数も令和3年から実数は減ってきておりますので、ちょうど令和4年が介護認定者数が減額に転じた年でもありますが、そういうのとあわせて今まで行っていた介護予防活動、いろんな活動が一般の高齢者の方、あるいは軽度の介護者の方、重度の介護者の方、それぞれ介護予防の活動、そして重度化に向けた活動が取り組まれてきていると思いますが、こうした活動が一つの成果として高齢者数が減ったりだとか認定者数の減といった部分が、そういう介護予防の活動の成果もこの中には含まれているというふうにとらえていいのかどうか、第9期に向けてそういったとらえ方をしていいのかどうか、その辺考えがありましたらお聞かせ願いたいというふうに思っています。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

介護予防事業が給付費の減に成果があったかどうかというご質問でございましたが、そこの精査はこれからでございますが、いろいろ予防の事業は津別町でも力を入れておりますので、そうであればと思ってはおります。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 第8期計画の振り返りの中での介護予防事業の部分ですけど、答弁がありましたけど、僕はもっと本当は今までこの介護予防事業がスタートして、もう既に 10 年以上経過しているかなというふうに思っております。昨日も各地域でのサロンをやっている人たち、町内 13 地域でサロン活動、支えの活動として行ってきておりますけど、その方が一堂に会したサロン交流会が中央公民館でありましたけど、一般参加者の方 80 人ぐらいと、あと奉仕団の皆さんだとかスタッフやなんかを入れると 100 人近くの方が集まって交流を深めたところであります。コロナ禍になって久しぶりにあのぐらいの人数が集まったのかなと思っておりますが、多分 80人ぐらいの一般の高齢者の方の参加者、平均年齢は多分 75 歳を超えた後期高齢者以上の方かなというふうに思いますが、本当に皆さん一緒になって歌ったり、踊ったりという感じで、体も動かしながらという形で交流を深めましたけど、そういう部分では津別町は一般高齢者の施策も含めて虐待対策とかいろんな取り組みをされていると思いますので、そういった部分というのは、ぜひ第9期の中でもさらにそれを継続、発展をしていただきたいなというふうにも考えておりますけど、その辺の部分で現状のそういった介護予防の取り組み、あるいは重度化しない取り組みの部分をどのように第9期の計画に生かしていくのか、その辺でもう少しあれば回答をお願いしたいなと思います。

答弁 保健福祉課主幹 丸尾美佐

ご質問にお答えいたします。第9期の計画に向けましては、これまで以上に介護予防の取り組みを深化させていきたいと考えております。今、山田議員のお話にありました、ふれあいサロンにつきましては、運動に特化した運動サロンも含め、今、全町で 13 地域において自治会を中心として運営していただいております。こちらは、だんだん人数が減ってきて維持運営も大変になってき― 24 ―ているという声もありますが、中にはいろいろな仕組みを工夫して運営して代替わりをするなど、長年にわたって一生懸命運営してくださっていることも介護予防の一端を担っていると考えております。また、より介護予防に特化した筋トレの要素も入れたいきいき百歳体操につきましては週1回というなかなか運営も大変な中で、こちらも6地域運営が始まっております。コロナ禍が明けて2カ所、昨年、今年と増えたという現状もありますので、こちらは、より介護予防に資する住民主体の取り組みとして、こちらも側面的支援をし、第9期も広がりをみせていただければと思っておりますので、PRですとか、あと体験会などに包括支援センターとしても協力していきたいと考えております。また介護予防事業は、地域ぐるみで運営できるようなどのような方でも参加できる対象から、膝腰が痛いという特化したような中身についてのもの、あとは、もう少し体が弱っていても送迎をつけて、現状、運営しております通所型の介護予防事業まで段階にあわせて住民に広く介護予防の取り組みに参加できるようないろいろなメニューを取り揃えているのが津別町の特徴かと思います。こちらについても第9期は、より内容について精査しながら、あとは評価の基準なども定めながら第9期に向けて運営をしていきたいと考えております。以上です。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 ご回答いただきました、回答のとおり、ぜひ第9期の計画の中でも介護予防に重点も置きながら、そしてより重度化にならないようなそういった取り組みを地域の住民の皆さんの協力をいただきながら進めていっていただきたいなというふうに思っております。また第9期の中でニーズ調査の関係もお聞きしましたが、この辺の部分については、ぜひアンケートで出てきた意見とか、あるいは質問はしておりませんでしたけど要介護認定者の方を対象にした在宅の介護実態調査、要介護を受けている方の声とか、あるいは事業所の人の声とか、そういった部分の声をぜひ計画の中に反映できる部分は反映していくといったような形でお願いしたいなというふうに思っております。この部分について1点目はこれで終わらせていただきまして、二つ目の特養の建てかえ等― 25 ―をはじめとした介護サービス基盤の課題についてであります。それで介護サービスの基盤については、現在の介護サービスで実施しています訪問介護だとか、通所介護という居宅介護のサービス、そして地域密着型のサービス、施設の介護サービス、こういった現在行われている介護サービス、第9期の中でも継続的に実施していくという考えなのか、あるいは新たなサービスを考えていくのか、この辺の部分で今実施しているサービスの中で何かちょっと心配事があるサービスがあるだとか、そういった部分で抱えている部分があればお聞きをしたいなというふうに思っておりますが、よろしくお願いいたします。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

先ほどの町長の答弁でもございましたが、在宅サービス量の確保であったり、医療介護を効率的かつ効果的に提供する地域密着型のサービスの充実などですけれども、津別町の地域性から容易ではないということで、介護人材確保についても全国的に不足が続いているということもございます。第9期に向けましても町の課題として協議を深めていきたいという考えでございます。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 ちょっと質問の仕方を間違ったかなと思うのですけど、要は介護サービスのいろんな居宅施設、地域密着型があるのですけど、サービスの種類としては現状を維持して第9期の中でも継続していくという考えなのかどうかということを聞きたいと思ったのでお願いいたします。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

申し訳ありません。まだ種類について深く委員会などの検討が必要かと思いますが、現状では今のサービスを続けていきたいと考えております。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 わかりました。あと、特養の改築の関係です。特別養護老人ホームの改築については、昨年の3月議会で高橋議員が質問をしております、その時に令和2年の恵和福祉会の役員の方との協議の中では、この市街地内での建設を希望しているだとか、40 床にした場合、60― 26 ―床にした場合ということで工事費の試算、これは 12 億円だとか 14 億円というその時の試算でしたけど、これは大分金額的には増えてきているかなというふうに思いますが、この令和2年、さらに令和3年3月にも人材確保の部分でのお話もあったということでありますが、この時に第9期の計画の中に建設したいというような話もあったということで、回答の中では第9期の計画の中に特養改築を盛り込むのかどうかといった部分の回答というのは触れていなかったのですが、今度の第9期の計画に盛り込むのかどうか、まずその辺についてお伺いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

盛り込んでいくことに多分なるだろうというふうに考えています。策定委員会の皆さんのご意見もいろいろあるかと思いますけれども、これまでお話ししましたとおり、恵和福祉会さんのほうでは建設をしたいということでありますので、それに対する町有地の提供と、そして金銭的な助成も含めて、それはどこまでどうなるのかというのは、土地の問題については比較的ありますので容易だなというふうに考えておりますけれども、一つの例として、やはり美幌町さんが先に同じ恵和福祉会さんに移譲して建てかえをしていますので、ベースをそこに想定しているわけですけども、ただ大分時代の動きも変わってきているのが事実であります。今月の25 日でしたか恵和福祉会さんのほうでお見えになるということになっておりますので、そこで美幌町で建てた場合と、今、津別町で建てる場合の違いといったこともお話を承ることになっておりますので、そういったことも含めて町としても相当古くなっておりますので建設に向けての支援はしたいなというふうに思っています。ただ、先ほど渡邊議員さんにもお話ししましたとおり、病院も含めてやはり財源を考えると来年、再来年という状況になかなかならないという環境もありますので、そういうこともありますので、とは言いつつ今、特養の内部状況が、非常に雨漏りがしたりとか、いろいろそういう状況になっておりまして、役場の担当の建築士も含めて担当課で全部チェックに回った結果、今回の議会でとりあえず直すところは、やっぱり3、4年と完成するまではかかると思いますので、必要最低限の改修はさせていただきたいなというふうに考えているところであります。以上です。― 27 ―

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 第9期の中に盛り込むということは、第9期の計画は令和6年度、令和7年度、令和8年度の3年間の計画になります。その意味では令和8年度中までに建設が完了するという考えで立てていいのか、その辺についてお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

令和6年度、令和7年度の工事事業については先ほど申し上げましたとおりなんですけれども、そうすると当然、令和8年度というのが最短で1番のところに来るかなということ、例えば2年事業でやるのか、そういったこともあるかというふうに思いますけども、やはり財政状況を鑑みていくと第9期計画の最終年ということで取りかかるという形になっていくのかなというふうに常識的には考えているところですけれども、相手方の意向もありますので、それらについてはまた協議をして、そして一定の方向性が出ればまた所管の委員会で協議をさせていただきたいと思っております。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 今、町長のほうから第9期の中に盛り込んでいくということでのお話でしたが、所管の委員会で協議がされるということで、それを待ちたいなと思っておりますが、相手がいる中での協議だと思いますが、今現在の中で例えば建設の場所だとか、さらには何床にしていくだとか、さらに併設されるデイサービスだとか、居宅介護支援事業所、こういった部分も併設していくんだとか、今現在でこういった部分について答えられる部分がありましたら回答をお願いしたいなというふうに思っております。

答弁 町長 佐藤多一

40 床とかでていたりして、要するに経営が成り立たなければやっていられませんので、そういう経営という観点からいくと、この程度のものというふうには考えているのは聞かされております。それは今お話ししたからといって決定するものではありませんし、これから協議を詰めて、そして何床にすべきなのかというようなことも含めて協議はされていくことになります。場所としては、町として― 28 ―はここが提供できますよということで以前もお話ししましたとおり、旧消防庁舎の跡地周辺、そこはまちなかというのであればそこは提供できますと、福祉関係の施設が揃っている所を希望するのであれば、そこにも土地がありますので、それはどちらでも提供をすることは可能かなというふうに考えております。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 いずれにしても所管の委員会で提示されるということでありますので、適切な時期に委員会のほうへ提案をよろしくお願いしたいなというふうに思っております。次、三つ目の質問の中で、認知症の施策に対する現状と課題の部分であります。それぞれ回答いただきました、この認知症施策の部分、特に6月に成立した認知症基本法、まだ1年以内に施行するということで、まだ施行になってきておりませんけど、特に、この認知症基本法の中では認知症の人の基本的人権を尊重していこうということと、あと社会の対等な構成員として個性と能力を発揮できるようにするという、そんなようなことが明記されてきております。その意味でいったら、今よりももっと認知症の人の話を聞くといいますか、認知症の人の考えを聞くといいますか、そういった場をつくっていくというのが求められてくるかなというふうに思います。私もいろんな形で今まで関わってきましたけど、どちらかといったら認知症の人というよりは、その家族であったりとか、あるいは介護をされている人の話を聞くことで認知症の人の考えはこうだといったようなことも言ってきたのかなというような反省もありますが、特にこういった認知症の当事者そのものの人の声をもとに施策をつくり上げるというこういった部分については、現状、津別町の中ではどういった取り組みをされているのか、この辺についてお聞きしたいなというふうに思っております。お願いいたします。

答弁 保健福祉課主幹 丸尾美佐

ただいまの山田議員のご質問にお答えします。現状これまでおっしゃるとおり認知症の方が声を上げる場というのは本当にごく限られており、ケアマネージャーや保健師などがご家庭を訪問した時に、ご家族からご本人の思いを代弁していただき、聞き取りをするということが多くあったかと思います。― 29 ―津別町は先ほど町長の答弁にもありましたように、少しずつ認知症の方に参加していただきながら、共生型の認知症施策を進めているところであります。具体的には認知症カフェといわれている住民の方も参加して地域で行っている集まりに、認知症の方も参加しやすいような場として現状リニューアルをしまして、少人数制で年に3回ほどのペースで行っているところです。具体的に少人数になったことでご家族とともに参加し、ご本人の思い、やりたいこと、参加してどうだったかという実際の声だとかお困りごとなどを聞く機会が増えたかと考えております。今後はチームオレンジを立ち上げまして、カフェや集まりにご本人も当然参加していただきながら声を拾うという機会や、認知症の方も意思決定、ご本人の言葉でいろいろな思いや今後どうしていきたいかということを語っていただけるように身近に対応するケアマネージャーなどにも勉強の機会などをもっていきながら、なるべく認知症の方の思いをたくさん汲んで事業を展開していただけるような場づくりも考えていきたいと思っております。以上です。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 この認知症基本法の関係の部分については、この法律ができた時の岸田総理の記者会見の中では国家プロジェクトとして取り組むんだというような、国家戦略の一つとして取り組んでいくというような発言もされてきております。今、丸尾主幹のほうからの説明がありましたけど、ぜひ認知症の人の声を大切にしながら、その人らしい生活が送れるといいますか、その人の役割やなんかも確保しながら社会の中で生活できるような、そういったような取り組みを第9期の中でもぜひ具体的に盛り込んでいただきたいなというふうに思っております。あと次の高齢者虐待、介護人材の関係です。特に介護人材確保の関係で再質問を行いたいと思うのですけど、この質問をするにあたって私も町内に幾つかの介護サービス事業所に今の事業の現状についてお話を聞きに行ってきました。やっぱりどこの事業所もやはりこの介護人材の確保というのを第一にあげておりました。法的な人数はもちろん満たしてはいますけど、それぞれの施設で計画をしている介護職員数から見ると慢性的に不足しているんだという、また施設によっては利用者の方が重度化する一方で、介護の職員のほうも一方では高齢化をして、余計に介護職員に負担がかかっ― 30 ―ているんだとか、ハローワークに求人は出しているけど、この2年間ハローワークからの問い合わせがないというそんなような現状だとか、本当にそれぞれの施設の中で介護人材をどのように確保していくのか、福祉だけではないというふうに思っておりますけど、特に深刻な課題がこの人材確保かなというふうに思っております。そこで第8期の計画書を見ましたら、この福祉人材の確保の部分については介護保険の安定的な運営のサービス、提供基盤の充実という項目の中で上げておりますけど、ほんのちょっと何行かぐらいの部分ですよね、ぜひこの第9期の中では介護人材の確保ということで新たな項目を設けて、少し現状と、それじゃあどんな対策を今津別町が行って、さらには今後の中ではこういった対策を行うだとか、そういった部分を具体的に何かもう少し超重要課題だというようなそういう位置づけになるように第9期の中で盛り込めるよう、今後の策定委員会の中で策定委員の皆さんと一緒に現状を含めて協議を進めていったほうがいいのかなというふうに考えておりますが、その辺の見解があればお伺いしたいと思います。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

介護人材確保については、以前より大きな問題で解決策も新たな策が現状出ていないと先ほど町長の答弁でもあった次第でございます。現在やっている津別町の施策につきましても先ほどご説明をいたしましたが、それ以外にも何か新しい手立てがあるかどうか委員の皆さんや担当を越えながら意見を聞きながら協議をしてまいりたいと思っております。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 ぜひ最重要課題というような位置づけも含めて検討していただきたいなと思いますし、あと、ちょっとこれはいちいの園のほうで聞いたのですけど、今、介護職員、常勤換算で 19 人だそうです。それで仮に 40 床でショート8床の 48 床でユニット化をした場合に、施設が考える計画の介護職員数でいったら 24 人になるということで、現状でも5人なり6人なり不足するということで、さらに現行の定員数 50 人プラスショート 10 床の 60 床になれば 30 人必要だというふうになるのです。当然その分の確保をどうするのかといったような大きな建設とあわせて人材の確保という部分も大きな問題になってくるというふうに思っておりますので、― 31 ―十分この辺も施設側のほうとも協議をしながら、町のほうの支援もお願いしたいなというふうに思っているところです。あと、特に人材確保の対策として、金銭的な部分では解決しないというようなことも回答にはあったのですけど、今、グループホームほのぼのと、あといちいの園で外国人の特定技能の方が働いていると思います。ほのぼのには町の福祉人材の支援を受けたインドネシアの方も入ってきておりますけど、特定技能で働いている外国人の方の経費も結構やっぱり支援登録期間に毎月支払う、金額も支援登録期間によって金額が違うみたいですけど、結構やっぱり金額負担になったりとか、外国人の方の家賃だとか光熱費やなんかも払っている部分も会社で負担をしているといった部分もありますので、この辺の部分でちょっと何か町のほうでの支援ができないのかといった部分と、もう一つこれからますます外国人のこういう福祉関係労働者の方の部分というのが増えてくると思うんです。ぜひ多分インドネシアだとか中国から来られる方は日本の都会的なイメージで多分来るのかなというふうに思いますが、こういった過疎の町に来て、ちょっとイメージダウンをしている部分もあるのかなと思いますが、ぜひここは町のほうだとか、あるいは福祉人材の実行委員会とも協議をしながら、地域の人と何か交流をするだとか、そういう中で津別のよさ、あるいは日本の文化のよさだとか、そういった部分を知ってもらうような、そういったような交流の場といった部分も今後の中で検討してもらいたいなというふうに思いますし、策定委員会の皆さんとも協議をしながら、計画の中に盛り込める部分があれば、その部分もお願いしたいというようなことを私のほうから提案をさせていただきたいと思います。それであともう一つ、今後のスケジュールの関係です。回答がありました3月まで具体的になりますが、12 月の段階で介護保険料の部分もある程度目処が立ってくるかなというふうに思っておりますけど、所管の委員会でそれぞれ協議を行っていきたいなというふうに思っております。ただ第8期の中では津別町の標準保険料 4,900 円、全国平均では 6,014 円ということでありましたが、現在の状況の中では、この介護保険料、これから具体的な算定がされてくると思いますが、当然、引き上がるというような予測で考えていっていいのかどうか、その辺をあるいは基金だとかそういった部分を活用しながら引き上げをできるだけ抑えるというか、引き上げしないようにやっ― 32 ―ていくだとか、そういった何か町としての考え、今時点でありましたらお聞きをしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

人材確保の関係については、現状を見ますとかなり外国人の方が増えてきています。多分 20 人ぐらい既にいるかというふうに、もともとおられる永住の方も含めての話ですけれども、介護に限らず農業分野のほうでもここのところずっと入ってきておりまして、インドネシアの方たちが多くなってきているなという印象を受けているところでありますけれども、今、町としてもご承知のとおり東川町との日本語学校との連携も含めて、やれることというのは大体進めてきています。日本人の方でもこちらに来た時に3年間支援をするだとか、引っ越しをみるだとか、さまざまなことをやってきているところです。かなりのお金が、やはり特に外国人の方に来ていただくにはかかっているところですけれども、それらも含めて引き続いて進めていきたいというふうに考えておりますけれども、なかなかまた新たなものをつくるというのは、どこの町も多分苦しんでいるのだろうというふうに思いますけれども、そう簡単に思いつかないというのもあります。といってまた幾らでもお金をかければということにもなかなかほかの施策もありますのでバランスもやっぱり必要になってくるというふうに、そこのところは非常に難しいところかなというふうに考えておりますけれども、できることはしていきたいなというふうに思っています。せっかく外国人の方が来られて、やはり交流の場というのがなかなかないというのは私も感じておりまして、介護だけではなくて、その事業所のほうで家を用意したりしていますけれども、恩根ファームさんだとかいろいろ農家のほうにも入ってきています。そういう方たちがどこかでやっぱり盆踊りもそうですし、町のいろんなイベントもあります、そういうところにやはり積極的に参加できるような体制というのですかね、それは事業主にもお願いをしなくちゃなりませんけれども、そういう中で町民と交流ができて、そして日本語が喋れる人たちですので交流が深まっていけばなと、そしていい町だなというふうに思っていただくことによって、ここに根をつけるというかそういう形になっていくのかなという、そういう日常的なつながりというのも大事かなというふうに思っていますので、それらも含めて委員会の中で検討していただければというふう― 33 ―に思っているところです。あと保険料については上げないにこしたことはないのですけども、やはり提供するサービス等々をかんがみながら、今ここでということはなかなか申し上げづらいのですけれども、現在ある基金の量だとか、そういったことも含めて最終的には提案というか諮問を受けながら町のほうで決定して議会にお諮りをするということになりますけれども、できるだけ上げないようにしたいなというふうに考えてはおりますけれども、サービスによっては額もやはり高くなってまいりますので、それらはもう少し今の時点でこうしますということはなかなか言い切れないところでありますけれども、ご理解をいただきたいと思います。

再質問 5番 山田英孝

〔登壇〕 介護保険料の関係は本当に負担が増えていくというのは、介護で働いている人たちの処遇改善だとか、今度の介護報酬がどのぐらいの改定なのかわかりませんけど、当然、負担という部分は増えていくというのはやむを得ない部分もあるかなというふうに思っております。それならば例え認知症になっても介護を受けるようになっても、誰もが安心して自分の役割をもちながら生活できる、そんなような地域をつくっていくというのが保険者といいますか町としての役割かなというふうにも思っております。今日、いろんな部分の中で申し上げましたけど、ぜひ策定委員の皆さんとも十分協議をしながら、第9期の介護保険事業計画、重点的に進めていく介護予防の関係だとか、重度化の予防だとか、介護人材の確保、そういったような部分が具体的に第9期の中で進んでいくというようなことをお願いしまして、質問を終わらせていただきます。終わります。

出典:津別町議会 令和5年第6回定例会 2023年9月14日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる