みんなの議会

津別町議会 令和4年第5回定例会 2022年9月15日

若者のUターンを促進する支援の充足について

2022年9月15日、津別町議会の一般質問で、渡邊直樹議員が「若者のUターンを促進する支援の充足について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長補佐 仁部真由美、住民企画課長 小泉政敏、産業振興課長 迫田久が答弁しました。

質問者
渡邊直樹 議員
答弁者
町長 佐藤多一、保健福祉課長補佐 仁部真由美、住民企画課長 小泉政敏、産業振興課長 迫田久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 議長の発言の許しをいただきましたので、先に通告しています質問をさせていただきます。若者のUターンを促進する支援の充足についてであります。本町のUターン者を含む支援については、平成 26 年度より介護保険施設従事者就業支援、平成 29 年度より奨学金返還支援事業、令和元年より移住支援(UIJターン新規就業支援事業)、令和2年度より林業従事者就業支援等補助が行われています。しかし人口減少と高齢化が進む本町においては、今後も多くの若者世代が必要であります。中でも、進学などで既に津別を離れている世代や、今後、高校・大学・専修学校等への進学により津別から離れる割合の多い世代に向けて、本気の取り組みによるアプローチやさまざまな就業マッチング等で実績につなげる必要があると考えます。― 11 ―そこで、次の点についてお伺いしたいと思います。一つ目ですが、支援策の実績についてであります。一つが、介護保険施設従事者就業支援、もう一つが奨学金返還支援事業、もう一つ、移住支援(UIJターン新規就業支援事業)、そして林業従事者就業支援等補助であります。二つ目に、今後、津別から離れる割合の多い世代や、その家族に向けたアプローチとその必要性についてお伺いしたいと思います。三点目、各産業における人材確保と若者の生活安定のためUターンで町内に新規に就職して居住する者への支援の今後の広がりについてお聞きしたいと思います。一つが認定こども園で働く者への就業支援についてであります。二つ目が、北の森づくり専門学院、いわゆる林業大学校ですが、そこからのUターンでの就業に対する者への支援についての考えをお聞きしたいと思います。最後に、農畜産業へUターンで就業する者への支援についての考えをお聞きしたいと思います。以上、よろしくお願いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

それでは渡邊議員の若者のUターンを促進する支援の充足についてお答えを申し上げたいと思います。はじめに、支援策のこれまでの実績についてですが、現在、町内に就業された方を対象にさまざまな支援を行っております。ご質問の「介護保険施設従事者就業支援」は、平成 26 年度から事業を開始し、令和3年度までの実績は 23 人であり、令和4年度は4人を予定しております。「奨学金返還支援事業」は、平成 29 年度から開始し、令和3年度までの実績は 52人で、令和4年度は現在まで 14 人となっています。「移住支援(UIJターン新規就業支援事業)」は、令和2年度から開始し、令和3年度の実績は2件で、令和4年度においては現時点で申請はありません。「林業従事者就業支援等補助」は、令和2年度から開始し、この年度に就業支援補助金6件、林業事業体就業支援補助金が同じく6件で、令和4年度は就業支援補助金7件、林業事業体就業支援補助金2件となっており、住宅準備補助金の実績はありま― 12 ―せん。このほか農業者に対しては、国が実施している新規就農者育成総合対策とあわせ、津別町農業新規参入者誘致条例により支援を行っており、平成 29 年度より 19 人の就農者が確保され、お一人が新規で営農を開始しています。次に、今後、転出する割合の多い世代やその家族に向けたアプローチと必要性についてでありますが、本町から転出が最も多い年代は 20 代であり、過去5年間の平均は56.2 人で、次に 30 代が 26.6 人、40 代が 20.6 人となっています。20 代の転出者は全体の 28%を占め、高校、専門学校、短大、大学までは住所を移さず、その後、卒業、進学、就職にあわせて住所を移す傾向が見られます。30 代・40 代は転勤等もありますが、子どもの進学先も転出の理由として考えられるところです。こうした状況に対する対策の一環として、進学については、津別高校を選択してもらえるよう津別高等学校振興対策協議会とともに、魅力ある学校づくりを行っているところです。また、幼児が健やかに成長できるよう認定こども園に対し運営費補助を行うとともに、18 歳までの医療費無償化など、子育て世代が魅力を感じられるよう対策を行っているところです。また、津別高校においては「つべつ学」の実施や、北海道大学との高大連携、中高生の職場体験などを実施し、津別町への理解を深めるよう取り組んでいるところです。幼少期から津別町の理解が深まることにより、未来の津別町を支える人材となって帰ってきてほしいと願っているところであります。さらに現在、津別町の生活環境を充実させるため、まちなかを六つのゾーンに分けて再整備を進めており、これにあわせ移住定住の促進を図るため、仕事情報や空き家情報の発信なども行っているところです。次に、各産業における人材確保と若者の生活安定のため、「Uターン」で町内に新規に移住就職する者への支援の広がりについてですが、まず、ご質問の認定こども園で働く保育士・幼稚園教諭への就業支援については、現在、個人に対する支援策はありませんが、奨学金を受給されている場合は奨学金返還支援事業の対象となります。こども園の職員採用は、子どもの出生状況を見極める必要があり、園においてもそのことを基本に採用を行っていると理事長から報告を受けています。支援策については、― 13 ―今後他市町村の例も参考にしながら検討してまいりたいと思います。北海道林業大学校から就業する者への支援については、同校の令和3年度の卒業者数は 33 人で、これに対する求人は 162 人であり、就職希望者 30 人に対し 5.4 倍となっています。林業関係の就業希望者が少ないため、労働力不足が求人数に現れているものと考えます。本町においても同様の状況にあることから、今後も現在実施している林業従事者就業支援等補助を継続して、安定的に林業関係への就業を支援するとともに、津別町での林産業が就業先として選ばれるよう林業労働安全衛生推進事業を継続し、労働条件の安定化に向け関係機関とともに対応してまいります。農畜産業へ就業する者への支援については、十勝管内に北海道立農業大学校があり、ここで農業の基礎知識と技術を学ぶことができ、本町からも過去5年間に3名の方が入学し、卒業後に本町で就農されています。就農者への支援は、国が実施する新規就農者育成総合対策のほか、津別町農業新規参入者誘致条例による町独自の支援の見直しも含め、関係機関と協議してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 今ご答弁いただきました。町も私も質問であげましたが、平成 26 年より始まり、四つほどのここで取り上げた支援というものを行っています。なんでもそうでしょうが、危機感というものが新しいそういう形を生み出して、また歩んでいるのかなと。町長の答弁の中にも津別高校の振興対策がありました。こういうものも、やっぱりそういう学校存続という危機感、その危機感を持ってそういうことに向かっていくというところで、町も、私も充足という形にしたんですが、町も今さまざまやられていると思います。そういう効果も出てきていると思います。ただ、その中で、もう1歩、もう2歩という形で広げていっていただきたいというふうに思います。先日、新聞の管内版に、皆さんもご覧になったと思いますがオホーツクの市町村の人口前年比の推移が取り上げられていました。そこに町の担当者としてのコメントもさまざまな事業で減少を食い止めたいとの記載もありました。これまでも私も一般質問において人口減少対策に向けて移住定住施策などを取り上げてきました。町は人口― 14 ―減少対策とさまざまな取り組みをこれまでもしてきているわけですが、今以上に津別の若者の動向、その部分に注目すべきと私は考えます。まず一つは、学生から社会人になる時期に、津別でそのまま定住という形です。そしてもう一つが、今回取り上げます津別を離れた形からの移住、いわゆるUターンというふうなことだと思います。そこで、改めて津別出身の若者のUターンの必要性について町長はどのように思われているかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

Uターンはもちろん必要であると思いますし、先にも述べましたUターン、Iターン、Jターンということで三つのターンの方法があるわけでありますけれど、中でも、ここで生まれて、そしてまた都会なり別の地域で働いて、あるいは卒業してこちらに戻ってくるUターンというのがあるわけでありますけれども、誰がUターンになるのかというのは、なかなか全部把握することはちょっと難しい状況にありますけれども、ただ毎月、転入転出、あるいは死亡だとか出生のリストが戸籍のほうから決裁で流れてきます。それの中の転入は、いろんな所から転入されてくるわけですけれども、これはひょっとしたらUターンの口かなとか、全部を承知しているわけではありませんけれども、たまたま知っている方だとか、そのリストを見ながら、これは間違えなくUターンだなということで、少し大雑把ではありますけれども調査をしてもらったところ、この3年の中で、令和元年は 29 人の方がUターンされていると、そして令和2年は 24 人の方がUターンされていると、それから令和3年、昨年度は 15 人ということで、この3年間の中で 68 人の方がUターンされてきていると思います。この方たちが単にUターンしてきただけなのか、どこかで働いているのかというのは、また細かな調査がいるというふうに思いますし、あるいは全部の名前がわからず、名前はわかっていても、その人がUターン者なのかどうなのかというのが認識できずにいる方も正直なところいるかというふうに思いますけれども、大雑把にはこれぐらいの方たちがいるということです。その人たちが本当でいけば、それぞれUターンには理由があると思いますけれども、個人情報のこともありますけれども、おおむねそういうものが何かの機会でわかれば、また政策にそれが反映できるかなと― 15 ―いうふうにも思うところであります。可能であればそういう改めて調査をするというふうには思っておりませんけれども、そういう中でUターンと思える方にお話できる方が、言いたくない方ももちろんいるかと思いますので、声かけをしながら、その帰って来られた、あるいはこちらに戻ってこられた理由がわかれば、それをまた政策の中で反映させていきたいなと思っておりまして、当面は今の制度で進めてまいりたいと思っております。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 原因があってその事象が起きるのだと思います。いろんなことが複合的に絡みあって、その方たちの環境というものもありますので、何が影響するかわからないということで、いろんな政策ですとか、施策を打っていくのかなと、なかなかピンポイントにそれだけということで全てが解消すればいいんですが、そういうことにはならないと思います。私が今回Uターンを取り上げているのは、先ほど言いましたが、町としては一生懸命やっているんだと思います。いろんな形で、そこにもう1歩という形を私は背中を押すというか、踏み込んでいただきたいという思いの中で、Uターンという視点、着目をしていただきたいというふうに思ったわけです。これらの施策の多くが、就業移住支援というふうに絡めていますので、その効果があると思うのですが、私はやはりUターンという部分については、当然、若者ですので、呼び込むためには、そのファクターとしては就業という部分のマッチングが非常に大きいと思います。町としてやられているわけですから、それは当然だと思いますが、町長はこのUターンと、この就業という組み合わせについてはどのように思われているのかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

Uターンと就業の組み合わせというか、それは今やっている事業内容の目的に書いているとおりでありまして、こちらのほうに戻ってきていただければ、こういう形の支援が受けられますと、ですからこの町に戻ってきませんかというふうに、それから、もちろんそれはIターンの方にも同じようなことは言えるというふうに思いますけれども、特にこの町で育って、ここで生活をずっと幼少期を過― 16 ―ごしてきて、そして戻ってこられる、いわゆるこの土地のことをよく知っている方でありますので、就業する場所を企業のほう等もしっかり確保して支援をしているというふうに認識しているところです。あとは、就業のみならず、そこで生活する上で生活環境の整備というのも十分必要でありますので、それらもしっかり意識をしながら、今さまざまな取り組みを進めているという状況でありますので、ご理解をお願いできればというふうに思います。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 今、町長のほうからも全てとらえたわけではないという中で、幾つかの数字的な要素があったのかなと思います。今回、私が取り上げた四つについては、三つの課にまたがりまして、また保健福祉課、住民企画課、産業振興課ということですが、その中で取り上げた各支援については、対象にUターンというものも含まれていますが、現在、津別を離れている若者に、私はそれほど知られていないのではないかなと思っています。そこで各課、今あげた三つの課にちょっとお聞きしたいと思います。先ほど四つの支援の実績で、町長からもUターンという部分についての取り上げがありましたが、その申請者の割合についてUターンの部分がどのように含まれているか受け止めをお願いします。また、申請者は、この就業や移住、申請するわけですからそこがマッチングしていると思いますが、それをどの時点で、例えば就業ですとか移住ですとか、また、それ以前ですとか、どの時点でこの支援を認識されているのかという受け止めも各課にお聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

介護保険施設従事者就業支援の部分についてお答えいたします。この就業支援の該当者の中で、Uターンの方は1名だったかと思います。全体の意見として、この就業支援の制度があってとても助かるということは聞いてはいるのですけれども、どの時点でとか、これを目的に来ただとか、そこのところの該当者の確認はできておりません。― 17 ―

答弁 住民企画課長 小泉政敏(住民企画課長は2024年3月まで)

奨学金返還支援事業の部分ですけども、Uターンの人数ですけれども、今現在 15 人ほどUターン者がいるというような状況になってございます。この事業を認識されているかということだと思うんですけども、この事業につきましては、各町内の事業所さんにこういう事業がありますよということで積極的に外部にもPRしてもらおうと、当然町のほうでもホームページには掲載してそのように取り組んでいるというような状況です。

答弁 産業振興課長 迫田久(産業振興課長は2024年3月まで)

それでは私のほうからは移住支援ですけども、町長の答弁にあったとおり2件というふうなところでございます。これにつきましては、該当者が出てきたというふうになれば企業のほうから該当にならないのかというふうなところで問い合わせがございます。もちろん、このUIJターン新規就業支援事業でございますので、それがUターンなのか、Iターンなのかという部分はちょっと調査をしていないところでございます。続きまして、林業従事者就業支援等補助でございますが、これは事業の中身でいきますと、やっぱり林業関係、先ほど町長の答弁にもございましたとおり、林業の労働者不足というふうなところもございますので、そういった方々を、そういったほうの観点からも行っている事業でございますので、実績はかなり出てきたのかなというふうに思っておりますけれども、その中でUターンが何名なのかというふうなものにつきましては具体的に中身までは調査はしていないというところです。以上です。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 現状の支援については、おそらく今、答弁いただいた部分も含めてですが、就職ですとか、採用ですとか、その時点での認識が主であるというふうに思います。申請者の素性についてはわかりにくい部分はありますが、Uターンの効果としては、なかなか大きくとらえられないのかなというふうな印象を受けたところであります。― 18 ―それでは、次の今後の津別から離れる割合の多い世代へのアプローチについてお聞きしたいと思います。それらを受けまして、現状あるこれらの支援についてですが、今、現場といわれました対象事業所、また広報ですとか、あと全世帯対象の暮らしのガイドなどで周知されているというふうには思いますが、それ以外での周知ということはやられているのかどうかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

私の知り得る範囲では、Uターンをされる方が紙媒体のもので見ていくというのは少ないのかなというふうに思っています。何人か聞いたことはありますけれども、やはりネットを使って見ている、空き家バンクから入ってくるケースもありますし、町のホームページから入ってくるケースもありますし、手軽にそういうものが、そして就業のサイトも持っていますので、そこにそれぞれリンクしておりますので、それを見ながら自分としてここへ戻れそうかなだとか、こういう形で行こうかなとか、こんなふうな取り組みをしているんだとか、例えばこども園は、こんな様子なんだとか、家族をお持ちの方は、いろんなことをそれを通して調べると思います。それにあわせてご承知の道東テレビさんで委託をしてつくってもらっているYouTubeで流している部分もありますし、そういったものが今の若い世代の方たちにとっては非常によくわかる媒体だというふうに考えておりますし、そういうものを活用されて、この町を選択しているのではないかと思っておりますので、そこの部分の、例えば来られた方に、もう少しこういう情報がほしいとか、そういう話し合いができる機会があれば、また補足しながら発信力を強めていくという形をとっていきたいと思っております。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 支援事業の目的なのですが、先ほど来、出ています。主に、この四つ、大体同じようなことが取り上げられていまして、人手不足と安定的な確保ですとか、若者世代の雇用促進と産業振興に寄与ですとか、就業促進や定住促進を図るとありまして、これらは共通の課題なのかなというふうに思っています。― 19 ―今、答弁ありましたように、偶然、津別が就職先で、その対象事業所で申請されたという形よりも、私が今回Uターンという部分を切り抜いていますからそう思うんですが、今後に向けてということなので、制度や支援が就業のきっかけになるような形を期待したいというふうに思います。よりかみくだいて言えば、制度ごとに担当課ごとという今の答弁もありますが、Uターンという部分で就業支援の枠組みを、例えば今後、教育委員会ですとかそういう部分に働きかけて出前講座ですとか、若者世代に積極的に、今後、津別にいる方が当然Uターンの対象になるわけですから、積極的にアプローチをかけて、また保護者のそういう関心も引いていただくことから家庭での話題づくりというふうにもしていただきたいと、それは私の希望ですが思います。私は、これらの支援制度の目的をかんがみれば、若年世代がその自身の進路にさまざま思案を巡らせている、その時期にこそ町の課題ですとか、町からのそういう支援がありますということについて、もっと積極的に働きかけるべきかなと思うのですが、その部分、町長の考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

積極的に働きかけているつもりではいるんですけれども、やはりやっても必ずもっともっとということは出てくるんだろうと思います。今やっていることをまずしっかり進めてまいりたいと思っているところです。実は、報道といいますか、マスコミ等の中でもよく出てくる中で、東京に向かって女性の転出が非常に多いということがよく書かれています。本町もそういう状況にもあるのかなということもありますけれども、それでは女性がなぜ首都圏のほうに向かっていくのかという分析をされた本をたまたま見たんですけれども、これは北海道のえぞ財団というところ、3人ほどの若手の経営者だとか、そういう方たちが集まっていろんな事業を展開しているところで、その3人の中にサツドラさんの若い社長さんも入っておられるんですけれども、その中に木下斉さんという方がおりまして、その方の本にまちづくり幻想ということで、幻想というのは幻に想うという幻想です。その中にちょうど女性がなぜ地域を離れていくのかというのが載っておりました。それは地域の仕事というのは、誰もやりたくないからこそ人手不足が起きているんだと、― 20 ―そういう側面があるのではないだろうかと、むしろ会社側が働く人たちに適応していくような、そういう努力も必要ではないのだろうかという提案もされています。若い女性が地方を離れて東京に向かう理由を見ていくと、東京が魅力的というよりも、地方社会が女性に閉鎖的だということです。自分が成長していく機会が乏しいんだと、だからここを出て行くという方向があると。そして意外に地方は治安が悪くて怖いという調査結果の中で出ていたわけですけれども、なかなか男であるほうには理解がしづらいところもあるかというふうに思いますけれども、出て行く若い女性は、やはり企画の仕事、事務の仕事を求めている傾向が強いのではないだろうかというようなことも書かれておりましたので、これは行政が一生懸命いろんな措置というんですか、お金ということだとかで対応してもしきれない部分というのも当然あるかというふうに思います。ですから、やはり津別にある会社だとか、そういうところとも経営者の方といろんな話し合いをもちながら、どうすればいい方向に向かっていくんだろうかということを、これは行政のみの話ではなくて、その会社の存続の問題もありますので、しっかり機会を見ながら話し合って、いい方向にもっていくことが必要なんだろうなというふうに認識しているところです。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 若いうちは、私も経験があるんですが、やっぱり憧れというか、知らない所に新たな希望を見出して歩むものであります。ただ、私が1番で取り上げたものは、先ほども言いましたが津別町はいろんなことをやっていると、そういう実績もあると。ここで2番目に、やはり津別で生まれて育つという環境の中から、やはりこういう思いを持って、例えば違う1歩を歩んでいただきたいと、先ほど私も言いましたように、何が特効薬になるかは全くわからないわけでございますから、ですから、そのために今後、津別から少なくとも津別で育って成長していく若い世代に対して、町はこういう期待をしています、こういう課題があります、こういう支援があります、そういうものを受け止めていただいて、次のステップに行っていただきたいと。また、それが 20 代であろうが、30 代であろうが、何かのきっかけで帰って来ることがあったと― 21 ―きには、こういう思いを受けていただいて、例えばそういうのがあったなという心の片隅に、そういうものがあることが私は大事かなと。そこで私はUターンという部分を取り上げたのは、本当にやみくもに網をかけてもいけないわけですので、やはりUターンというものは、必ず出て行ったものが戻って来るというブーメランの期待ですから、やはりそういう部分を大事にしていただきたいという思いでいます。Uターンへの意識と、若者世代に向けての働きかけという部分の期待を私はいたしました。そこで、3番目の各産業における人材確保と、それについての支援の広がりについてに移りたいと思います。まず、認定こども園の部分についてでありますが、担当である保健福祉課にちょっとお聞きいたします。福祉体験セミナーというものがここ数年行われています。そういう中で、訪問する町内事業者の中に認定こども園は含まれているでしょうか、お聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

こども園も含まれております。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 再度になりますが、福祉体験セミナーは、就業マッチングや移住を目的に行われていると思います。現状、福祉体験セミナーで訪問する福祉事業所の中で、今回の就業支援や居住に対する支援についての補助対象とならない事業者はあるでしょうか、お聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉課長補佐 仁部真由美(保健福祉課長補佐は2024年3月まで)

先ほど町長のほうからも答弁がありましたとおり、認定こども園については、児童の数であるとかも見ながら職員の募集もしておりますので、ここはこの対象になっておりません。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 福祉の枠組みという中には、当然、児童施設、津別でいえば認定こども園も含まれているというふうに思います。介護保険施設従事者― 22 ―就業支援等補助ということです。要綱にもありますように、目的には人材不足や従事者の確保ということもあり、こども園についても適時ということが答弁にあったかと思いますが、同様にそういう話をよくお聞きします。介護従事者の制度の運用から8年ほど経過して実績もありまして、追加でその中にこども園を加えるという枠組みは、こども園という部分を単独に切り取って、そういう形の制度も検討は可能かなと。町長の中に検討ということはあったんですが、先ほど来からお聞きすると、このままという話もありますので、この福祉体験セミナーもこの形の中で町内、町外を結んで、いろんな方が津別町の中でマッチングを受けています。そういう中で、そのこども園の部分だけこういう支援がないと、先ほど来、奨学金はありますが、奨学金というのはどっちかというと別枠で、対象者がもちろん借りていなきゃいけないわけですから、なかなか当てはまる、当てはまらないということがありますので、その部分、こども園ということについて、この福祉体験セミナーのこともかんがみて、今後、検討という部分ができるかどうか、町長に再度お聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

体験セミナーに私もごあいさつに行ったりとか、コロナの前の時は一緒に焼肉をしながら交流もさせていただいたこともありますけれども、やはり来る方は圧倒的に女性の方が多いですけれども、比較していますよね、津別だけに来るわけではありませんので、別の町のそういうところにも参加してみたりとか、その中で津別の、もしかすると最初にあった方の印象が非常によくて、この町がなんか好きになりそうというような感じの方もいるかというふうに思いますし、それから生活していく生活基盤といいますか、そういうものが整っているかどうかということも大きな要素になってくるんだろうというふうに思います。そういう中で彼女たちがここを選択する、あるいはしないということが出てきているんだろうというふうに思いますけれども、そういう意味で、やはり生活する上での基盤というもの、それもしっかりつくっていかないとなかなか難しいのかなと。ですから今、認定こども園で働いている方たちの居住地何かを見ますと、やっぱり通って来られる方が半分とはいいませんけれども、それに近いような状況になっています。地元の木材会社もそうですし、職場がここで、よそから通勤されるというケースが病院もそうですしかなり多いと。― 23 ―それは、なぜそういう形をとるのかというのは、やっぱりわかっている部分が当然ありますので、そこのところもしっかり改善しないで、さまざまお金の部分で充足していっても限界があるのではないかなというふうに思っているところです。そうではありますけれども、ただ他町村の例を研究させていただいて、この取り組みは非常に参考になるなというものがあれば、私どもの町としても取り入れていきたいなというふうに思っておりますし、もし議員がそういうものをご承知であれば、また担当のほうにぜひお伝えしていただければ大変ありがたいというふうに思います。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 再三になりますが、私、今回Uターンということなので、やはり津別で幼いころから育っていく中で、こういう期待を持って、こういうものがあるということが後ろ盾で、ぜひこども園ということに限っていえば、そういう思いを持って取り組んでいただきたいと。本当にいろんな課題があると思いますので、それを一つ一つ取り上げるとなかなか難しいのですが、そういうことを一つずつ加えていただきたいと。この介護保健従事者就業支援等補助の財源は、ふるさとつべつ応援基金だと思います。いわゆるふるさと納税です。ですから、そういう財源の目的ですとか、制度にかんがみても、やはり津別に戻ってきてくれるという部分が十分合致するのかなというふうに思いますので、ぜひ今後もその部分、私も視点としてその福祉体験セミナーというものもあげました。そういうこともかんがみて制度設計をよろしくお願いしたいと思います。そこで次、林業大学校の就業についてなんですが、現状でいくとありますと、やっていますという形の回答だったかなと思いますが、林業大学校自体の設立の誘致などの期成会もつくり、津別も実習エリアとして関係性をもっています。津別から、今回、私のUターンというタイトルですから、津別から林業大学校を介して卒業後津別にUターンで林産業の後継者や従事者として広く活躍が期待できるんじゃないかなというふうに思います。先ほど来、答弁にあった現状ということでいえば、林業従事者就業支援ですが、これは町長ご存知のとおり、造林造材、いわゆる林業事業体ですとか、あと苗木ですとか、森林の保育ですとか、これが林業従事者という部分、主に山林で働く現場という― 24 ―ふうに受けとらえています。その財源の目的というものもあろうかとは思いますが、ぜひ私が今言いました林業大学校との関係性や今後についても、広い意味で林産業の従事者、後継者ということに結びつけて、今後とらえていただきたいと思うのですが、改めて町長にお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

林業大学校については議員もよくご承知のとおり、そもそも誘致活動を積極的に進めてきました。残念ながら誘致には至らなかったわけでありますけれども、実習地として選ばれておりますので、今年度も来ておりますし、そういう方たちがしっかり津別という町を実習されているときに見てもらって、そしていろんな魅力的な人たちにも会っていただいて、そして何かよさそうな町だなという印象をしっかり持っていただきたいなというふうに思っているところです。競争率は非常に高いものですから、なかなか確保する状況にはありません。今年卒業された方の就職先を見ていきますと、圧倒的に森林組合が多いのかなというふうに思いますけれども、一部役場に入っている方もいるようですし、そして造材だとか、そういう企業に就職されている方が圧倒的でありますけれども、やはり、そもそもが30 人という極めて少ない卒業生ですけれども、これが林業大学校のほうで、もっともっと多くの道外も含めて入校していただいて、そして北海道の林業の手助けといいますが、主役になってもらえるようになっていただきたいなというふうに思います。また、その大学のカリキュラムを見ていましても、今、やはりICTも含めた非常に最先端なものを学んでいますので、多分これから林業の現場といいますか、そういうところも随分変わっていくんだろうなという感じを受けているところですけれども、そういうものをしっかりした知識を入れた方が、この町に1人でも2人でも来ていただけるように進めてまいりたいと思っております。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 私の印象ですけど、何かすれ違っているような感じもしたり、同じ方向を向いていたりという感じもしたり、なのでという形かどうかはわかりませんが、なので必要としています、来ていただきたいですということなの― 25 ―で、私はどっちかというとUターンという、津別から出て行くという形をもっと望んだほうがいいのではないかなという視点に立って今回質問しているつもりであります。農畜産業についてもですが、今、お答えいただきましたように、実態は理解する部分なんですが、どこにどのような形でということが非常にわかりにくいというふうに思います。媒体もそうですが、また1点、近年は法人化や大規模農業化で労働力と若い世代の人材確保が不足しているように聞きます。その部分も今後の視点として持っていただきたいというふうに思いますが、町長の答弁の中で、後段のほうで町独自の支援の見直しも検討とありますが、そのようなことを具体的に何かあれば1点お聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

農業関係のほうで、これはUターンとは直接関係あるかどうかというのはありますけれども、農業については、毎年JAとも懇談会を設けてさまざまな意見交換をしているところでありますけれども、やはり農家戸数が減ってきている現実にあります。その中で、スマート農業含めて新しい技術が入ってきて、それに対応するような研究会ができたりとか、実際にもう圃場で使われている機械もあったりするわけですけれども、それだけではなくて、やはり全体として農家戸数を減らしたくないという気持ちはあります。そうであれば、Uターンして帰って来る方、あるいはIターンで農業をやってみようという方たちに今支援が、以前は町として 1,000 万円出していたんです。それが合併協議等々あって、やはりそこまではなかなか財政的に厳しいということもあって 800万円になり、そして今は 500 万円という形になっていますけれども、これは農家戸数を減らさないというところでいけば、500 万円を例えば 800 万円に戻すだとか、そういうことも検討する必要があるのかなというふうに思っているところです。先程の林業の関係については、林業大学校のほうに町からそこに入っている方というのはないものですから、Uターンというのはなかなか考えづらいところであります。ある町がオホーツク管内の中では高校から林業大学校に行ったということを聞いています。最初の学生として、うちの町から入ったということで、これは北見地域の2市― 26 ―4町の中の町村で1名いたようでありますけれども、町長も大変誇らしげに語っておりましたけれども、津別高校の中にも進学先の一つとして林業大学校も考えてもらうというか、そういうお話もしていくべきだろうというふうに思いますし、そこを出たら戻っておいでということで、そういう取り組みも必要かなというふうに思っております。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 ここで取り上げました、3番目で取り上げた各産業における人材確保と、若者の生活安定のため町内に新規に就業した就業し居住する者への支援を継続するという文言は、令和3年及び令和4年度に町政方針で述べられていた言葉の一文であります。先ほど行政報告でも町長からのお言葉がありましたが、これからの津別を考えて現状の取り組みで十分ではないというふうに、私は町長の今のやりとりでお聞きしたんですが、改めて検討という部分や現状維持という部分もありますが、こういう制度について、この取り組みで十分ではないという考えでよろしいのかどうかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

十分ではないというか、もはやこっちのほうはもういらなくなったのではないのかなというのもないとは限りませんので、そういう全体を含めて、今、これから向かう中で、いらないものはいるほうに回していくだとか、新たに財源を充てて、そこに新たなものをつくっていくだとか、その研究をしていきたいということでありますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 2番 渡邊直樹

〔登壇〕 最後になりますが、若者のUターンを促進する支援の充足についてということですが、津別町の未来には人口全体ということはもちろんですが、より多くの若い世代の活躍が必要であります、Uターンは単に1人もしくは世帯という当事者の数という期待値ではなくて、子どもや孫の世代が津別を離れて暮らす現状が人口流出の一番大きな原因であるというふうに私は考えています。若者、子ども不足に課題をもつ津別町が、町長の答弁にもありましたが、津別で育ち、町をよく知る若者を積極的に呼び込むために、Uターンの部分をもっと意識した― 27 ―視点で、さらなる就業支援やマッチングメニューなどを広げる必要があるというふうに私は考えますので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。最後に町長から一言いただいて終わりにしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

可能なものはまた研究しながら進めてまいりたいと思っています。移住者の動きを現実的に見ていきますと、UターンよりもIターンのほうが多いんです。その方たちが家族5人で来られたりとか、あるいは4人で来られたりという形態がここ数年あったりしています。ということは、Uターンの方よりもIターンの方のほうが、この町に魅力を感じて移住された。これ大きな決断がいると思うんです。そうしながらこの町に入って来ていただいておりますので、そういう方たちのなぜという部分というのをUターンの方にも伝えていくというか、今までパンフレットもつくってお渡ししたりもしていますけれども、いつかは記事の内容の見直しというか、新しいものにまた換える時期が出てくると思いますので、そういう方たちの、最近来られた方とチェンジしながらアピールしていくという形をとっていきたいなと思います。

出典:津別町議会 令和4年第5回定例会 2022年9月15日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる