津別町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日
通学路の安全対策について
2022年3月15日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「通学路の安全対策について」質問し、教育長 宮管玲が答弁しました。
- 質問者
- 小林教行 議員
- 答弁者
- 教育長 宮管玲
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 小林教行
〔登壇〕 ただいま議長の発言のお許しをいただきましたので、先に通告した件について質問をいたします。通学路の安全対策についてであります。昨年6月 28 日に千葉県八街市で、トラックが下校中の小学生の列に突っ込み、5人が死傷する痛ましい事故がありました。この事故を受け、我が町も昨年9月に津別町通学路安全推進会議を開催し、通学路の点検を実施されましたが、その後の進捗状況及び対策について伺います。一つ目に、交通量が多く、横断歩道、信号などがない通学路に対しどのように対策していくのか。二つ目に、冬の積雪に対し、どのように対策していくのか。三つ目に、迎えの車により、通学路に危険が生じているが、どのように対策していくのか伺います。以上、3点よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
それでは、通学路の安全対策についてお答えいたします。一つ目の、交通量が多く、横断歩道や信号等がない通学路に対しどのように対策していくのかとのご質問にお答えいたします。議員のご質問にあるとおり、昨年6月 28 日の千葉県八街市での事故をきっかけに、津別町教育委員会では津別町交通安全プログラムを策定し、学校関係者・町・道路管理者・警察が一堂に会す津別町通学路安全推進会議を立ち上げ、9月 28 日に推進会議を開催し通学路の危険個所の点検を行いました。推進会議としましては、まずは危険箇所を洗い出しその早急な対策を検討するというのが会議の趣旨でありました。会議の中で危険箇所としてあがったのは、給食センター前の町道 27 号線であります。理由としましては、町道 27 号線は、道幅も狭く、歩道が片側であったり、横断歩道もないという状況の中、近年、旭町には新しい町営住宅や新築住宅が建設され、子どもたちの数も増えております。この子どもたちが町道 27 号線を渡って登下校している現状があることから、危険箇所としてあがりました。しかし、推進会議のメンバーが現地の状況を視察した結果、交通量も多くないことや、現状大人の目もあることから早急な対応が必要であるというまでの議論にはなっておらず、今後の状況を見て横断歩道の設置の有無や改善策等を継続議論していくことになっております。現状の対策としては、登下校時に教職員やスクールガードリーダー等の見守りを実施しておりますので、この対策を継続し子どもたちの安全確保に努めてまいります。なお、推進会議で学校周辺の視察を行った中で、セイコーマートの斜め前から中央公民館へつながる町道8号線について、「通行する車のスピードが速い」と話題になりました。町道8号線の制限速度は時速 30 キロメートルであり、制限速度を守っていないであろう車を見ることがあります。この点につきましては、通学路になっている道路でありますので、教育委員会としても交通安全担当課や津別交番とも連携し、交通安全週間等の街頭啓発などで法定速度を守っていただけるようドライバーに働きかけてまいりたいと考えております。次に、冬の積雪に対し、どのように対策していくのかとのご質問についてお答えい― 56 ―たします。降雪量がおおむね 10 センチメートル以上など、町の除雪基準に降雪量が達すると、町内に除雪車が出動することになりますが、歩道につきましては、通学路を最優先で作業をしていただいております。小中学校の敷地内につきましても、同じ基準で委託業者に除雪作業を実施していただいております。校舎周りの細かい部分につきましては、小中学校の用務員が早朝より作業を行い、子どもたちの登校に支障のないよう対応しております。積雪対策につきましては、通学路で除雪の際にどうしてもできてしまう雪山については、子どもたちが上ることで危険箇所と成り得る場合もあることから、学校関係者で見回りをしながら、必要に応じて建設課と排雪も含めて協議するとともに、学校から子どもたちへ登下校時の注意事項等、交通安全について周知を徹底するなどし、子どもたちの安全を確保してまいります。最後に、迎えの車により通学路に危険が生じているが、どのように対策していくのかとのご質問にお答えいたします。ご指摘の通学路とは町道4号線で小学校の校門前から大グラウンドにかけての通学路を指していると思います。まず、この通学路自体は危険なわけではないものの、保護者の迎えの車が路上停車していることで走行車が保護者の車を避けた際に危険が生じ、対向車の走行にも支障となるものと認識しております。また、万が一横断する子どもがいた場合、車が停車していると対向車からは確認しにくいということも生じます。車での子どもの迎えについては、各家庭・保護者の判断であり、異議等をお伝えすることはできないと考えております。放課後に遠方での習い事をしているご家庭もあると思いますし、悪天候などで迎えが必要な場合等、理由は多々あるかと思います。しかし、議員のご質問にあるとおり危険が生じていることも事実であります。すぐにできることとしましては、学校・PTAと連携し保護者の理解と協力のもと、車での迎えをする家庭を減らしていくことが危険を減らす一番の対策と考えますし、子どもたちが太陽の光を浴びながら、みずから歩いて通学することにより、子どもたちの体力がついていくことの一つの要因になるのではないかと思います。そういったこと― 57 ―も含めて、学校・PTAと連携し、主体的で対話的な課題解決に向けた大人の議論をしていただくよう、学校へも伝えてまいります。以上です。
質問 3番 小林教行
〔登壇〕 今、お答えいただきました。まず1点目、町道 27号線は通学が多いのですけれども、交通量がそれほど多くないというお答えでありました。しかしながら、やはり横断歩道等がない所を子どもたちが渡るというのは注意して見なければならないところであります。また、通学路の指定をして、ここからこのように帰るんだよというような指定をすれば、少なからずとも横断歩道や信号の少ない所を通るという機会も減るのかなというふうにも考えております。また、一番重要なのは、大人の見守りかと思います。この対策をされているということですので、今後とも、やはり信号機をつけたり、横断歩道をつけたりというのは時間もお金もかかりますし、警察・公安といったところとの相談等々もございますので時間がかかることでございます。今できる対策としての見守りというのは、非常に有効なのかとお答えいただきました。次に、町道8号線についてですけれども、やはり通行する車のスピードが速いというご指摘はあったかと思われます。この対策につきまして、やはりドライバーに働きかけというのはもちろん続けていくことは必要であるんですけれども、スピードを落とす仕掛けとして、イメージハンプというものの導入を検討してはいかがかと思います。スピードを落とす仕掛けとして、減速ハンプにさまざまな種類がございます。しかしスペース、場所の問題、コスト費用の問題などがいろいろ上がってくるかと考えます。イメージハンプとは、立体減速標識などと呼ばれ、道路に白・青・黄色などで幾何学的な模様をえがき、視覚のマジックともいわれる効果によって車のスピードダウンを促すものです。車線の外側に設けて縁石があるように見せかけ、通行路を狭く錯覚させ、注意と減速を促すものというのもございます。実際のハンプを設置するよりも時間とコストの軽減にもつながると考えております。実際に平均して車の速度が減少した、事故が減ったといった検証結果もございます。この交通量が多く、車の制― 58 ―限速度 30 キロをオーバーしているような車が多いというような所に、このイメージハンプの導入の検討についていかがか教育長の考えを伺いたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
ご提案ありがとうございます。イメージハンプというものを初めて聞きました。今、小林議員の説明を聞いていてなるほどと思った部分がありますが、こういったものも含めて、やはりこの会議の中で、その会議の中には道路関係の専門家もおりますし警察もおります。そういった方々と、どう改善していくのかという部分、先ほども1回目の答弁でお答えしましたが、継続して議論していくことが大事だろうなというふうに思っているところであります。
質問 3番 小林教行
〔登壇〕 ぜひ検討いただければと思います。しかし、このイメージハンプは道路に書くものですから、冬道では全く意味がありません。2番目の冬道の積雪に対して、どのように対策していくかということですけれども、やはり、先ほども少し触れましたけれども通学路の指定をして、ここの所を通ってくださいというように誘導すれば、比較的少ない範囲の除雪で子どもたちの安全な雪道対策というのができるのではないかと考えております。また、今年のように雪の多いときには、非常に排雪の問題も出てくるかと思います。先ほどお答えいただきましたように、優先的に作業をしてくださるというお答えでありましたので、このことについても安心しているところでございますけれども、やはり除雪や排雪等の事故には十分留意されながら、また、子どもたちには一度家に帰ってから、どうしても雪山で遊びたくなるというのは子どものさがでございます。一度家に帰って、保護者の方にどこで遊んでいるという報告をするだけでも、まだ大分、安心安全というところで違ってくるのかなと思いますので、そういったところもあわせて通学路の安全について、児童また保護者のほうにも留意していただきたいと思いますが、この点について教育長の考えを伺いたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
議員の提案の中に通学路の指定というものがございましたけれども、現在、小学校も中学校も通学路の指定はしていないというふうに認識して― 59 ―おりますが、この通学路の指定をすることによって、逆にこの道路を通らなければならないということになりますと、遠回りをしなければならない子どもが生じてきます。そういったことも含めて、学校とも今後とも継続して議論していかなければならないことだというふうに思って答弁させていただいております。また、雪山に上って帰る子どもたちですけども、これは永遠のテーマでありまして、学校のほうとしましても、危険性を十分把握しておりますので、帰り際、子どもたちに帰りの会での指導を繰り返ししているところでありますが、なかなか目の届かないのも現実であります。また、3月も雪解けが進みましたので、気をつけなければならなかったのは、つららがぶら下がってくるような状態で、屋根からの落雪が危険な状況もありました。こういった登下校の危険については、我々もはたから見て学校のほうに情報提供しますし、保護者の皆さんからも情報提供をいただいて、学校のほうで指導を繰り返すということの徹底に尽きるというふうに思っております。
質問 3番 小林教行
〔登壇〕 通学路の指定につきましては、今後の検討課題ということでした。夏でしたら、そこまで口うるさく言わなくてもいいのかなと思うんですけれども、やはり冬道というところに限定して、ぜひ検討いただければと思います。子どもたちが雪山で遊びたくなる気持ちは非常によくわかりますので、地域の皆さんと一緒に見守っていくのが重要になってくるかと思います。次に3点目、この推進会議でもやはり問題としてあげられておりましたが、お迎えの車によります町道4号線のお迎えによる路上停車が危険なところでございます。これは、やはり危険の芽であるとの認識を私もそうでありますけれども、おそらく多くの町民に心配していただいていることだと思います。先ほど教育長からのお答えにもありましたように、さまざまなご家庭の事情がございまして一概にだめとは言い切れません。また、徒歩での通学にはさまざまなメリットがあるということも否定できません。私が小学生のころでしたけれども、やはり私自身は目の前に学校があったもので、ほとんど通学には労力はなかったのですけども、やはり岩富や活汲の第3から歩いて来― 60 ―ている小学生の体力というのは平均して高く、また、そこでしっかりと体力がつくことによって中学校、高校受験に対する勉強の集中力、受験は、最後は体力といわれていますけれども、そういったところにもつながってくるというのも私は実感しております。こういったことを保護者に伝えていくのも非常に重要なことになっていくのかなというのもございます。しかし、やはり八街市の事例もございます。事故が起きてからではやはり遅いので、何かしら対策をとらなければいけないというのも事実であります。やはり迎えのときのルールを策定して、現実的な範囲での代案を用意し、子どもたちの安全を図るべきだと考えますが、教育長の考えを伺いたいと思います。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
ルールですとか代案につきましては、まず答弁でも触れたつもりであるんですけれども、この路上駐車をしているのは一般町民ではなくて小学校の児童の保護者です。保護者同士の話し合いで何とでもいろんな案が出てくるのではないかなというふうに考えます。教育委員会のほうでルールを策定する、それから代案を示すということよりも、まず自分ごととして、自分たちの子どもがそういった心配があるということですから、親として、やはり今の状況でいいのだろうかという話し合いをぜひもっていただきたいというふうに願っております。その中で幾つもの知恵が出て、ちょっと遠いけれども中央公民館の前で乗せたらどうだとか、そういった具体的なものが出てくるのではないかというふうに思います。そこのところを自分ごととして、保護者の皆さんに考えていただければなというふうに思っております。
質問 3番 小林教行
〔登壇〕 教育長のお話も十分理解いたしました。これも学校、そして保護者に持ち帰り検討し、子どもたちの安全に努めていきたいと思います。やはり、どんなにさまざまなハードやルールを整備しようとも、最後に重要になってきますのは当事者であります。児童とその保護者であります。何よりも大切な命、体を守るため、大人はもちろん、子どもたちがしっかりと交通安全のためのルールを理解、意識し、それを私たちが見守っていくというのが肝要でありますが、最後に教― 61 ―育長、何かあればお願いいたします。
答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)
そのとおりだと思っております。コロナで学校が休校になったり人の動きが止まっていますので、小学生の交通事故数というのは統計を見ますと減ってきているようです。しかしながら、まだ1年間に 250 名前後の小学生・中学生が交通事故で怪我や命を落としているという状況があります。しかも5月の連休明けぐらいが1番交通事故の件数、特に小学校に上がったばかりの1年生が巻き込まれる件数が多いという統計がありますので、これまでどおり学校のほうでも交通安全教室を徹底しますし、入学時の見守りですとか、そういったことも繰り返しますが、ぜひ議員も含めて地域の皆さんも小学生・中学生の交通安全に目配りをお願いしたいなというふうに思います。地域の皆さんの温かい眼差しで、子どもたちの交通事故ゼロを続けたいなというふうに思います。私ごとですが活汲の校長を務めて3年、津別の小学校で3年、それから教育長は6年になりますが、大きな交通事故の報告を受けておりません。これからも子どもたちの事故がなく、子どもたちが健康で過ごせるような津別町になっていただきたいというふうに思っております。