みんなの議会

津別町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月18日

鹿柵の整備について

2021年3月18日、津別町議会の一般質問で、村田政義議員が「鹿柵の整備について」質問し、町長 佐藤多一、産業振興課長補佐 迫田久が答弁しました。

質問者
村田政義 議員
答弁者
町長 佐藤多一、産業振興課長補佐 迫田久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先に通告いたしました鹿柵の整備について質問をさせていただきたいと思います。鹿柵の整備につきましては、平成9年から平成 12 年に、さらには平成 22 年から平成 27 年と設置してから 20 年以上経過し、この間、柵の傷みが生じた際は、その都度補修をしながら進めてきております。年々傷みも生じていることから、今後の整備について次の点についてお伺いいたしますのでよろしくお願いしたいと思います。一つ目として、鹿柵が設置されてから、農作物への被害効果があると言われているが、ここ5年間の被害状況についてまずお伺いしたいと思います。― 50 ―二つ目として、柵のくくりも場所によっては、山全体と大きなくくりで設置されている箇所もあり、そのことから十分な点検ができず、シカの侵入により農作物への被害も出ていることから、山から畑を囲む柵の移動、また、維持管理については、民間業者に依頼することはできないかということであります。さらに、柵の杭は、黒塗りのコールタールと、もう一つは緑色の部分がありますが、緑の部分は傷みも激しいといわれていることから、杭の取りかえは考えられないかということであります。また、鹿柵の設置がされていない箇所もございます。そういったことから、新規に設置する際に、補助金や個人負担はどのように考えられるのか、ご回答よろしくお願いしたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、鹿柵の整備についてお答えを申し上げます。はじめに、農作物のここ5年間の被害状況についてですが、平成 27 年度の被害面積は 120 ヘクタール、被害額は 2,084 万 2,000 円で、以降、平成 28 年度 141 ヘクタール、2,515 万円、平成 29 年度 74 ヘクタール、367 万 9,000 円、平成 30 年度 109 ヘクタール、1,903 万 8,000 円、令和元年度 122 ヘクタール、1,889 万 8,000 円でありまして、近年また増加傾向となっているところであります。この要因としましては、本来、冬期間は阿寒方面に移動するシカが、近年降雪が少ないため、移動せずに林内にとどまり繁殖しているものと考えられております。このことは、駆除頭数にも表れておりまして、平成 29 年度の駆除頭数は 395 頭でしたが、平成 30 年度は 547 頭、令和元年度は 524 頭と増加傾向となっております。次に、鹿柵の移動及び維持補修点検についてですが、鹿柵の設置箇所については、事業実施時に農家から聞き取りをして決定したものでありまして、事業効率を向上させるため、連続する畑・山林等を大規模に囲むよう設置しております。維持補修につきましては、設置当初より農家みずからが点検補修を行っていましたが、現在は多面的機能支払交付金事業を活用し、地域で点検補修に係る人件費の支払いと補修資材の提供を行っています。― 51 ―ただ、倒木や河川の氾濫等によりまして、地域での補修が困難な場合は、町内業者に修繕を依頼し、その経費も多面的機能支払交付金事業を活用して行っているところです。次に、柵、杭の交換と柵の新設についてでありますけれども、鹿柵整備に使用してきた木柱は、当初、防腐剤としてコールタールを使用していましたが、現在は環境安全対策としてタールエポ等を使用した木柱を使っています。また、木柱は水の多い場所では腐食が発生しやすいことから鉄柱を使うことといたしまして、修繕時においても順次鉄柱に交換しているところです。鹿柵は食害防止の有効な手段といたしまして、これまで町が事業主体となり約 420キロメートルに及ぶ柵を設置してきたところですが、平成 27 年度をもって事業の目的は終了したところです。このことは2年をかけて農家等に事前に報告しており、理解は得られているものと考えております。また、鹿柵の整備につきましては、JA等が事業主体となり整備できる事業もありますことから、組合員と協議され必要な整備が行われることを期待しているところであります。例年行っておりますJAつべつとの意見交換の場におきましても、JAみずからが基金を創設し、整備を検討することも必要との話も出されていたところであります。維持管理につきましては、これまで同様、多面的機能支払交付金事業を活用することとしており、現在、町内の土木関係会社の協力により、修繕は地域ごとに担当会社が決められていますが、点検については、関係団体及び関係会社と協議を行うことといたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 ただいま回答をいただいたところであります。この後、いろいろ質問させていただきますが、できれば担当のほうの回答を強く要望しますので、できる限り担当からの回答をお願いしたいと考えますので、よろしくお願いしたいと思います。今、説明がございまして被害状況についても報告されました。鹿柵の設置については、平成9年から 10 年まで 333 キロメートル、平成 22 年から平成 27 年まで 86.7 キ― 52 ―ロメートルという形で、420 キロメートルの鹿柵が設置されております。しかし、設置はされても、今、420 キロメートルが全て機能しているのかといえば必ずしもそうではないのかなという感じもしています。所によっては、鹿柵は設置したけど、もうそこは畑が使われていないとか、そういった所も中にはあるという話も聞いていますから、そのことは別として、鹿柵が設置されて柵の効果、これも農家の人たちからは大きく評価されているのも事実でありますし、当初から見れば鹿柵の設置によって被害状況も非常に減少したということで喜ばれている部分もあります。そうは言いつつも、近年、さらに被害の増加傾向があるのではないかと今回答の中でもそういう報告がありました。被害の要因については、いろいろあると思うのですけども、林内での繁殖、先ほど雪が少ない云々で阿寒のほうに行かないで、こちらにいたという状況もお話がありました。私は、やっぱり大きな要因は、鹿柵の状況、枠の状況に問題があるのではないかというふうに感じております。確かに、シカの繁殖の関係については、シカが最近、枠内で繁殖しているということもよく言われています。その大きな要因は、後で柵の整備の関係のところで触れさせていただきますけども、やっぱり山林でくくった部分が大きな影響かなという感じもしていますから、この件については後で聞かせていただきますけども、例えば、今、報告の中で平成元年度まで報告がされました。私が聞くところによりますと、令和2年度、昨年度の被害状況、この関係について、もし被害状況がわかるとすればちょっとお聞きしたいと思います。

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

今、令和2年度の被害実績はというところでございますが、今、公に出せる数字はまだ農協との調整中なのでございません。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 まだ状況を把握していないということでありますから、それでいいのですけども、私もこれを質問するにあたっていろいろ聞き取りをしました。聞くところによると、平成2年度の被害状況 2,800 万円を超えるのではないかというふうに言われています。ですから、先ほど約 1,900 万円から見れば総額も1,000 万円以上増える可能性があるというふうにも言われているのです。そういったこ― 53 ―とから、やはり鹿柵の整備というものが、私は非常にこの後重要になってくるのかなということで考えておりますので、1点目の被害状況については、そういうことで理解しましたので、2点目に入らせていただきますのでよろしくお願いしたいと思います。2点目、鹿柵の移動及び維持補修点検についての回答もございました。平成9年に鹿柵がスタートされてから、当初の考えでは柵の部分についても話がございました。要するに、当初、町の考えとしては、畑の柵の括りについては、畑の周りを細かく括っていくことが1番いいと。つまり畑のへりに設置をすることでの考えではなかったのかなと思うわけです。ところが、地権者、要するに農家を営んでいる人たちの意見としては、畑のへりにやられたら仕事がしづらい、また畑の面積も減少するということから、畑のへりに設置することについてはいろいろな異論があって、現在の括りになっているということもいろいろな話の中で理解をしたところであります。しかし、そのことによって、今、一番問題になっているのは、山を囲んでいる箇所について、これは点検についても先ほど回答をいただきました。それぞれの地権者がやるということも当初から聞いています。しかし、山を囲んでいる箇所については、全くと言っていいほど点検ができないというふうに言われております。そのことによって、山林に張り巡らせた箇所が風倒木とか、あるいは柵の傷み、こういったところからシカが侵入し、その中で繁殖がされて、先程、被害状況の報告がありましたが、さらに増加傾向にあると言われています。それにつながっているのではないかということで私は考えるのですけども、このことについて認識統一のために、ちょっとお聞きします。

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

今、ご質問がございました、山の中に張り巡らされている鹿柵の維持補修ができていなく鹿柵内に入り込んだシカが繁殖しているのではないかというふうなものに対して担当としての認識はというご質問でございました。確かに山の中に張っております鹿柵につきましては、議員がご質問の中で書いているとおり、20 年以上経過しているものもございます。そうした中でいきますと、やはり腐っているものもあるのかなと思いますけども、それらにつきましても、実は設― 54 ―置当初につきましては地域の中でそれらを、その鹿柵の中につきましても、山に張り巡らせたものにつきましても点検をしていただくという形で地域の合意を受けながら設置をする箇所を決めたというふうに聞いております。そういった中で、近年、高齢化に向けてなかなか維持ができないというところもあるんじゃないかというところですが、平成 30 年度の多面的機能支払交付金事業の活用例を見ますと、多面的機能支払交付金事業の総事業費のうちの約 85%は投入しながら整備というか維持管理をしております。当然、私のところで預かって報告を受けている中でいきますと、山の中の鹿柵についても点検をしていただければ、先ほど町長の答弁にもあったとおり町内の業者のほうにお願いをして、山の中でも修繕をしていっているという状況でございますので、シカがその修繕から漏れている所から入ってきているということは考えられると思っております。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 今、回答をいただきましたけども、この後、さまざまな対応をするという話も含めてされました。山の中に張りめぐらせている鹿柵の関係について、過去に木樋から布川に張られていた鹿柵、これは切り替えた経緯があります。これはなぜ切り替えたのかといったら、私が先ほど言ったような、要するにシカが侵入して繁殖して、そして回りが大きな被害を受けたというのが言われています。確かにそれだけではないかもしれません。ほかの中身についてはあまり承知はしていませんけども、大きい部分はそういうことだと考えています。その鹿柵を畑のへりにもってくることによって、被害も最小限に、確かにゼロに被害を抑えるということは私は無理だと思います。でも、その被害を最小限に抑えることができたということで、やはり山から下に下げることによっての評価はされています。そういったことも言われていますから、ぜひこういった部分については、今後、考えていかなければならないと。この関係については、また後の質問の中でさせていただきますけども、その辺をお聞きしたいのですが、今、山林内のほうに柵が張られている箇所、これが今、総体的にどの程度、何箇所あるのか、まずそれをお聞きしたいと思います。― 55 ―

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

この山林といわれる部分でございますが、議員のご質問の中にも入っているとおり、当初、平成9年から事業がスタートしておりまして、実は道営でやった箇所は6地区にわたります。その6地区につきましては、特に、議員がおっしゃるとおり、地域の要望によりまして畑のへりというよりも、できれば大括りにし、なおかつ営農の邪魔にならないようにという希望のもとで、鹿柵を大括りに張った傾向がございます。それ以降の平成 22 年からの実施につきましては、事業が道営から鳥獣害防止対策事業というふうな事業を展開しておりまして、これにつきましては、当初設置から約 10 年以上経過をしているということで、農家の方々、地域の合意形成のもと畑のふちに、畑自体を大括りに囲っているというふうなものでございますので、正式な割合がどれだけ山の中に入っているというのは、延長を含めてどこまでが山かという括りもございますけども、特に大きく括っていたというのは、道営事業で当初行いました平成9年から平成 12 年まで実施した区間が大括りでしている事業となっております。以上です。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 山中の部分について、6地区、とりわけ道営事業、当初平成9年から平成 12 年にかけてやった中での部分が大半だと。そして鳥獣害防止対策事業の中での 86.7 キロメートルの部分については平成 20 年から平成 27 年、ここは畑のへりという話もございました。ぜひ、そういったことで平成9年から平成 12 年の部分、先ほども言いましたように、当初、設置段階では耐用年数が 20 年といわれた部分だけれども、それを大きく経過しているという状況でありますから、かなり山中の部分はひどい状況になっているのかなということは想定されるところであります。それで次、設置後の維持管理についてお聞きしたいのですけども、設置後の維持管理についても、当初から、それぞれの地域、個々人で管理、点検を行うということの話し合いもされて、了解もしてもらっているという話もされました。ただ補修の関係については、個人で補修したり、また大きな補修については業者が補修ということも話がされておりますが、それぞれの畑を所有する人たちが点検を行っていると。先ほ― 56 ―どもちょっと触れたのですけども、やっぱり言われていることは、法人化しているところは、十分ではないけれども、ある程度人員が確保されていますから対応ができるということも言われているのです。しかし、個人農家の人たちは、私も全部の方に聞いたわけではありません、本当に一部の方ですけども、個人農家では年齢的なこともあったり、それから人手不足ということから点検が非常に厳しいというふうに言われているのです。本当は点検をしなければならないのだけども、そこまで手が回らないのですと、こういう話も実はされているわけです。そのことが、先ほど山中の話もされましたけども、山の中においても、やっぱり点検ができないというのはそのことだと思うのです。だから、そういった状況を考えたときに、先ほども説明の中では、この後の進めについてもいろいろ話があったけれども、やっぱり実際に農家をやっている人たちと話をすると、今のやり方では、なかなか厳しいですと。点検、整備、畑を守るのが精いっぱいなんですという話もされていますから、そのことからすれば、できれば管理なり点検について、民間への委託ということも考えていくべきではないかというふうに感じるところですが、この関係についていかがでしょうか。

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

先ほども少し述べましたが、町長からの回答の中にも、維持補修につきましては多面的機能支払交付金事業を活用し、地域の方々により維持管理をしていっていただいているというところでございます。もともと維持補修につきましては、個々人というよりも、町のほうといたしましては、地域で守っていただいているというふうな認識でございますし、多面的機能支払交付金事業の支払いにつきましても個人に支払うものではなく、何々地区、何々地区といった方々の集団による修繕もしくは点検というふうなものに対して支払わせていただいているものでございます。そういった中で議員がご指摘の部分でありますけど、高齢化だったりとか、人手が足りないというふうな部分は確かに声としては寄せられておりますが、まだ維持管理の中で修繕等々が実施されているというふうに認識をしております。その最後の部分の民間への委託についてでございますが、これは町長からの回答にもありますとおり、今後、関係機関、団体と十分協議をして可能性について協議を進めていくというふう― 57 ―に考えております。以上です。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 私も維持管理の関係、点検、軽度の補修については地域でやっているという状況も把握しております。そして、それに係る例えば資材、要するに杭、それとか人件費については多面的機能支払交付金事業を活用して支払っているということも十分承知しております。しかし、先ほどから言っているようにやっぱり点検が難しいのです、正直言って個々の中では、だから私は確かに農家さんの関係ですから、それぞれ所有者の関係ですから自分の畑を守るということは当たり前のことなんです。それは私もわかっています、農家さんもわかっています。だけど現実として、それができない状況にあるということを私は理解すべきではないかと思うのです。ですから民間に頼むことによって、管理や点検をやることによって、柵の傷んだ箇所も即把握できるのです。これは、毎日、私は点検をすれとは言っていません。例えば1年に1回でも2回でも全鹿柵を点検して状況を把握する、そして傷んでいればそこを補修する。そのことをやれば被害も相当減らすことができるのではないか。そのことから私は、民間に委託することは重要なことではないかということで考えていますけど、これは町長のほうの考えをお聞かせください。

答弁 町長 佐藤多一

おっしゃることはよくわかります。多面的機能支払交付金事業、昔は農地・水保全管理支払交付金といっていましたけれども、それを 6,000 万円ちょっとのお金が入ってきていますので、それを活用しながら鹿柵の補修をしたりとか、足りない部分を新設したりということで有効に使わせてもらっていますし、先ほど補佐が言いましたとおり、地区に渡しますので、その地区がお互いに協力をしあいながらやっていくということになっておりますので、それはしっかり動くような形で、その地区、地区でやっていただきたいなというふうに思います。そこに民間、いわゆる土木会社になると思いますけれども、そこに点検も含めてお願いをするということですけれども、それはその地区で自分たちでできるというところもあるでしょうし、― 58 ―やはり、そういう手を借りないといけないという地区も出ているのかもしれません。今度、土木会社のほうも、そもそも点検をする余力があるのかどうかということも会社のほうに聞かなくてはなりませんので、そこまで手が回らないということもあると思いますし、また、やる時期も多分、忙しい土木工事が始まる時に、まさかやれというわけにはいきませんから、雪が溶けて、そして畑がいよいよ始まるという前に、比較的まだ土木工事が始まる前に何とかならないかというようなことでお話をしていくことは十分考えられるのではないかなということは思いますので、その辺は地区に協議会もありますので、そこと話をまずは担当のほうで進めてもらいたいなと思います。それともう一つは、鹿柵の整備でお話がずっとあったわけなんですけれども、そもそもシカを減らすということもやはり重要なことであります。駆除をするわけですけれども、ご承知のとおり国有林の中での発砲で人に当たって死んでしまったというケースがあります。それ以降、国有林の中での駆除は一切禁止ということで、この間きていますけれども、そろそろ解除してほしいということで、これはオホーツク活性化期成会の中でも項目の中に入れて農林水産省、林野庁になりますけれども、そういったところにも要望活動なども進めているところです。幸い津別町は、まだ猟友会の方たちがよそから比べるとたくさんいます。今月頭に札幌に用事があって、何人かの町村長とお話ししたときに、猟友会でうちは1人しかいないという町があって、津別は何人いるのと聞かれ、パッと言われてすぐ答えられなかったんですけど、確か自分の頭の中で三十数名だったなというふうに思っていたものですから 30 人くらいだったと思いますという話をしたんですけど、帰って調べたら 34 人だったんですけど、当たらずしも遠からずだったなと思っているのですけども、この差は結構大きなものだと思います。津別の場合、若い人たちも入ってきているのも幸いですし、そういうところに対しての支援も、今回、新年度予算で盛り込んでいく部分もありますので、それこそ人も含めた多面的なことでシカの対策を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 確かに言われていることは私もそのとおりだと思っております。問題はシカをいかに減少させるか、私ももとは国有林ですから、その― 59 ―状況はよく承知しています。だからそういった部分で山林でのシカの繁殖というのが年々増えてきているという状況にもあります。そして今、猟友会の話もされました。私も猟友会の状況を聞きました。確かに 34 名、しかし現状として、猟友会で動けるのは数人であります。年齢的なもの、また猟友会に加盟していても、もう全然やる気がないということも含めて、34 名ですけども半数は切っているのかなというニュアンス的に私は受けたところであります。そういったところでありますけども、この管理、点検について、民間の関係についてはお話をさせていただきましたけども、地区のほうにそれぞれ協議会がございまして、そこに多面的機能支払交付金事業、これをそれぞれお渡しして、それを活用しているという話もされました。確かにそれも聞いています。その中には鹿柵もあれば林道の草刈りとかいろいろございます。だけどもやっぱり、ほとんどが草刈りの部分が中心であって、なかなか鹿柵のほうまでとなれば、十分行き届いているかといえばかなり厳しいのかなと私は感じています。だから、そういった部分で、この予算的にも今後どうするか考えていかなければならないと思うのですけども、やっぱり私が1番心配するのは、農業に関しては全く素人であります私は。経験もございません。だけども、やっぱりその人の立場になって考えたときに、やっぱり作物の被害を最小限に抑える、このことがやっぱりそれぞれの収益にも大きく関わっていくことなんです。ですから、やっぱり私は令和2年度、2,800 万円を超えるというふうにも言われています。このままでいったら、おそらく今年度はそれを上回るのではないかという心配もされます。ですから、そのことから鹿柵を設置した以上、きちっと点検をする、そして鹿柵をきちっと整備する、このことは、私は1番重要なことではないかと思うのです。そのことをやっぱり農家の人たちは望んでいるわけです。だから過去には山を括るとか、畑が減るとかいろいろありました。でも当時と違って、今、農家を営んでいる人たち、世代がかわったわけであります。そのことによって考え方もやっぱり変わってきています。畑のへりに柵を持っていくことに何の抵抗もないのです。それを望んでいる人たちが多くいるということです。ですから、ぜひそういったところも含めて、この後の取り組みの中で、十分その辺を協議しながら、私は早くこの辺の関係について整備をすべきではないかと思うところでありますけども、それについて何か考え方があればお聞かせ願いたいと思います。― 60 ―

答弁 町長 佐藤多一

いろいろ課題があると思いますけれども、幸いにお金の支援もありますので、金銭それから人、そして今ある農家の人数だとか建設会社の人数だとか農協だとか役場だとか、そういうところの人的資源を含めて何がどうできるのか、これ以上はできないという部分もあるかと思いますので、そこら辺がもう少し拡大できるのかどうかというのは、これから詰めていって、そういうものが出てくれば対応してまいりたいというふうに思うところです。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 ぜひ今の部分については、町長のほうから拡大できる部分もあるというお話でありますから、ぜひこれからの協議の中で私が言ったことも含めて議論をしながら、いい方向に向けていただきたいということをお願いしたいと思います。次に入りますけども、鹿柵の取りかえの関係であります。この取りかえについても回答がございました。私もこの質問をするにあたり、全部の鹿柵を見たわけではございません、本当に一部であります。一部でありますけども現地をいろいろ見させていただきました。当然、農家の方に一緒に案内してもらって見させていただきました。その結果、黒塗りコールタールを染み込ませた柵については、耐用年数が 20 年といわれているけれども、まだまだ大丈夫かなという感じを受けたのが事実であります。しかし、緑色のタールエポ、このほうについては、かなり傷みがひどいです。もう虫が中に入ってしまっているのです。そしてひどいところでは、雪があって見られない部分もあったのだけれども、ゆすってみるとクラクラ動くのです。「これ動くね」と言ったら、「下がないんです」って言うのです。両脇の柵によって支えられている、こういう所もあるのです。だから平成9年度から平成 12 年度、ここに設置された緑色のタールエポのほう、これはもうほとんどそういう状況ではないのかなと。立っているのが不思議なぐらいではないのかなという感じを受けています。ですから、この部分については、やっぱり取りかえが必要なのかなと。そこでお聞きしますけども、黒塗りと緑塗りとの比較、それからどの程度、面積的に張りめぐらされたのか、これは平成9年度から平成 12 年度で結構です。もしわかっ― 61 ―ていれば、そのことについてお聞かせ願います。

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

今、議員からのご質問の中で、コールタールとそれ以外の使用率というところでございますが、コールタールにつきましては工事の中で道営事業ですから、発がん性が疑われるというところで、環境に配慮した素材を道営のほうで使っていくというふうな方針が出されまして、すみません、平成 11 年か平成 12 年ぐらいから随時タールエポのほうに切りかわったというふうに記憶しております。その後の後半は、ずっとタールエポのほうで進みまして、本当の後半の平成 27年、平成 28 年の事業につきましては鉄を大量に入れながら進んできたというところでございますし、町長の回答の中にもありますとおり、鉄に順次修繕の中ではかえていっております。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 傷んだ箇所については、随時鉄に切りかえながら進んできているという回答もございました。今、言われたように黒塗りのコールタールについては道営事業で実施していますけども、これは環境問題、要するに動物が舐めたときに被害が生じるということで、環境問題でこれはだめだという経緯があるということも承知しています。そのことによって、それにかわるものとして緑塗りにかわったのだろうということになっています。そういったことから、緑の杭、黒塗りの部分も傷んでいる所はあるのですけども、とりあえず私は緑色の部分、これを早急に、先ほど山の中の話もしました、山の部分を畑のへりに移し、そして畑のへりの緑の部分を鉄杭に直す、このことを私は今年からとは言いません、何年からでもいいです、段階的に計画を立てて、多面的機能支払交付金事業も 6,000 万円何がし、聞くところによると毎年来るようでありますから、これを使って何年か計画で整備をしていく必要があるのではないかというふうに思うのですけれども、その関係についてお聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

もともとは木杭を使っていくというのは、地元の森林組合に頑張ってもらおうということで、そこも特需みたいな形で最初は 330 キロメートルぐ― 62 ―らいでしたから、収入も結構地元としてあったのだろうというふうに思っています。また、被害額も多くなっているということでありますけれども、柵をつくる前、私も農政にいましたので、記憶によれば1億円を超えていたと思います。それが今日では2,000 万円台ということで、ついこの間は 300 万円ちょっとということで減ってきているのはまず間違いない話です。緑色の杭が何本あるのかというのは、ちょっと承知しておりませんけれども、それらの交換だとか、さまざま含めた部分については、回答でもお話ししましたとおりJAさんとも毎回話し合いをもっています。農家出身の議員さんもその中に入って、それから農業委員会も入って一緒に意見交換をしているところですけれども、今の組合長じゃなくて前の組合長の時に、農家自身も全てを行政に任せるというか資金をお願いするというようなことではなくて、みずからも拠出すべきではないかという意見も出ているというお話も伺っています。まだそういう基金的なものができていないように聞いておりますけれども、新しい組合長とも、またその考えを踏襲していくのかどうかというのもありますけれども、いずれにしても結構大がかりな仕事になっていきますし、今、国営農地だとか、その後に道営事業をやる予定をしています。それらに係る費用等もあって、今貯金を少しずつ貯めて、その後の支払いに向けて貯めてきているところでありますけれども、そういう全体を見た中で、また農協とも協議をしながら、お互いにどこまでできるのかというようなことも含めて協議をさせていただければなと思います。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 この部分については、今後農協さんと十分協議をしながらという話であります。正直言って、私もこれを質問するにあたって中身がわからないから農協さんにも行っていろいろ聞き取りをしました。なかなか腰が弱いなという感じもしたところでありますけれども、ぜひこの辺については、それぞれ十分協議をして、被害を最小限に食い止めるような対策を私は強く望みたいなというふうに考えていますので、お願いしたいと思います。やっぱりこれにあたっては、確かにこの後の国営事業も残っていますし、道営事業もあります。この管理についても後で質問しようと思っていますが、ぜひ鹿柵についても多額の金を掛けて整備してきていますから、ですからそこを放置するのではなく― 63 ―て、やっぱりお金を掛けたものをまた多少お金を掛けてでも整備していく、このことをぜひやっていただきたいということをお願いしたいと思います。いずれにしても木から鉄に切りかえるということでありますから、そのほうがやっぱり工事もしやすいというふうに言われていますから、ぜひそのことを含めてこの後農協さんと十分な協議をお願いしたいと考えております。それでは次、新規に設置する際について伺いますけども、新規に設置する場合に、個人負担はどのように考えているのかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

まず新規に設置する事業というものにつきましては、現在、町のほうでは取り組んでございません。今、鹿柵につきましては、維持補修というふうな形のところでございます。一部の鹿柵の延長という形で、若干延びているという所は数件ございますが、それらにつきましては多面的機能支払交付金事業の中の維持補修の中で、資材につきましては提供するという考えでございます。あと若干延びた部分につきましては、多面的機能支払交付金を管理しております協議会がございますので、そちらのほうに若干の負担金を求めるというところはございますけども、基本的には設置については、ある程度延びる部分につきましては、資材は多面的機能支払交付金で支給し、それに係る人件費、要は皆さん自分個人で延ばす場合につきましては、それらの人件費についても多面的機能支払交付金から支出しているところでございます。以上です。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 ありがとうございます。今、新規の関係を聞きました。私の考えが間違っていれば訂正をお願いしたいのですけども、例えば今現在、国営事業、残り7年だと私は認識しているのですけど、それから今後さらに先ほど町長も言っていた道営事業が新たに始まります。例えばこの鹿柵の関係、この事業にかぶせた取り組み、例えば新規に張る所も含めて、かぶせた取り組みはできるのかどうか、これについてお聞きしたいと思います。

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

今のご質問でございますが、今、実施しております令和7年までの国営事業並びに令和3年度から本格的に実施されます道営事業につきましては、地区設定の段階で事業メニューを設定しないといけないというようなところはございます。国営につきましては、主に土地改良整備事業がメインでございますので、これにつきましては鹿柵の設置工事というふうなものについてはかなり難しいのかなと。道営事業、令和3年度から始まります津別1地区といわれる沼沢、木樋、二又、本岐等でございますけれども、これらにつきましても地区設定を、事業を展開する際に、先にコースメニューを決定して実施いたしますので、今回の令和3年度からやる事業の中で、鹿柵を取り組むことはできないということになっております。以上です。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 今できないということなんですけれども、何で聞いたのかというと、私も素人だからわからないのだけれども、例えば道営事業が始まるんだけれども、例えば今言ったように、国営事業に該当しない所だから二又とかそういう奥地が大半だと思うのです。やっぱり畑のへりに鹿柵が入っています。だから道営事業をやることによって、その柵の撤去も含めて出てくる場合があるのではないかということも僕自身は想定するわけです。そうなれば、鹿柵も含めて、やっぱりそこで一緒にやることが1番好ましいのかなということで質問させていただいたのですけども、その関係について、それはあり得るのかないのか。

答弁 産業振興課長補佐 迫田久(産業振興課長補佐は2021年3月まで)

今、議員がご指摘のとおり道営の農地整備事業につきましては、確かに畑を整理する際に鹿柵が邪魔になるというふうな所につきましては、当然、移設、撤去ということもしなければならない場面が出てくるというふうに思います。それらにつきましては、当然、移設して、そして現状復旧というふうな際に、もし今までの議論の中の杭が腐っているものにつきましては、当然新しいものにかえていく、その際には鉄ということで考えていますし、あくまでも道営の中でやれるのは、鹿柵の新設だったりとか改修という項目ではなく、農地整備をする際に支障となるものの移設ということでございますので、鹿柵を新しく張るということは、― 65 ―この事業ではできないことになっております。以上です。

質問 4番 村田政義

〔登壇〕 時間が迫って、これが最後になります。私の考えだけ述べさせていただいて終わらせていただきたいと思います。いずれにしましても、この鹿柵いろいろな回答がございました。やっぱり私が1番心配しているのは、いかに作ったものを守るかということなんです。被害を最小限に抑えるかというところが1番大事なことだと思っています。ですから、そういったことからすれば、この鹿柵について、当初の説明の中ではJAみずから基金をもって整備を検討することも一つ話であったけれども、やっぱり初めは町がやってきたことなんです。町がこの事業をやってきた以上、やっぱり私は確かにJAさんとの絡みが強いわけですからJAさんともそれは当然あると思います。だからJAさんに任せるのではなく、やっぱり町とJAが一体となって、例えばJAにしても別な何か基金があればそれも使えます。町としては多面的機能支払交付金事業があります。こういったこともお互いに操作しあいながら、この事業をぜひ農家の人たちに負担をかけない、そして被害を最小限に食い止める、このことをぜひやっていただきたいということを最後に申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。

答弁 町長 佐藤多一

鹿柵の部分、当初も聞いている範囲の中では、本来JAがやるべきことではないかという話もいろいろ議論の中であったようですけれども、最終的には町がするということで、平成 27 年度をもって一通り終わったという認識に立っています。その後、農地・水保全管理支払交付金という名前から、今度、多面的機能支払交付金事業と名称が変わりましたけれども、これを有効に活用しながら維持補修のお金をそこから捻出して、それを存続させてきているということでありますので、今やっぱりやれることというのは、維持補修にお金を回していくと、それに今度点検をする人たちが、本来的には自分の畑ですから自分でやるのが普通だと思うんですけれども、どうしても自然相手にしているものですから、山の中まで入り込んで、なか― 66 ―なか点検するのは難しいということであれば、そこのところを山の中の部分については何とか別な手段、業者の方にお願いできないかというようなことを、これから可能かどうかも含めて、とりあえず今ある出来上がったものをきちんと補修をして、そしてさらに続けて使用できるような状態に保たせていくということを、まず第1に進めていきたいというふうに思います。新設はなかなか、さらにまた新たに事業を組まなくてはいけませんし、費用の負担をどうするのかいろいろありますし、その前に農業関係ではしなくてはならない順番の事業もありますので、それらもいっぺんにできませんので、順次、次はこれ、次はこれということで進めていきたいと考えております。

出典:津別町議会 令和3年第2回定例会 2021年3月18日 議事録 PDF(50ページ) 間違いを知らせる