みんなの議会

津別町議会 令和2年第4回定例会 2020年6月18日

町有施設の有効利用について

2020年6月18日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「町有施設の有効利用について」質問し、町長 佐藤多一、教育長 宮管玲が答弁しました。

質問者
小林教行 議員
答弁者
町長 佐藤多一、教育長 宮管玲

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ただいま議長に発言のお許しをいただきましたので、先に通告した件についてお尋ねいたします。一つ目の質問、町有施設の有効利用についてであります。活汲小中学校の閉校後に、町内の木工品加工展示施設として事業を展開していただいたり、本岐小学校閉校後に介護施設として事業展開していただいているなど、当初の役目を終えた町の施設を有効活用することは、景観を維持管理できたり、雇用を生み出したりと賑わいを創出することになり素晴らしいことであります。その反面、倉庫としての利用しかされていない施設もあります。そこで、次の点について伺いたいと思います。町が所有している当初の役目を終えた施設で、新たな利活用がされていない施設の詳細について、また、どのような施設があるか、耐用年数・耐久年数は把握できているか、活用検討中のものがあるか伺い― 48 ―たいと思います。次に、今後の有効利用についてどのように進めていくのか。空き家バンクに登録して道内外に周知する考えはあるか伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

それでは、町の町有施設の有効利用についてお答え申し上げたいと思います。はじめに、町が所有しています当初の役目を終えた施設で、現在利活用されていないものでありますけれども、学校関係では旧二又小学校、旧本岐中学校、旧相生小学校があります。旧二又小学校につきましては、築 65 年になり耐用年数は既に経過し廃屋状態になっています。現在、この建物の一部を付近の農業者が農機具車庫として使用していますが、将来的には解体する方向で考えています。旧本岐中学校につきましては、築 52 年でこれも耐用年数を経過していますが、現在、体育館は郷土資料室として、校舎部分は道路関係の物品や書類等の保管庫として使用しています。旧相生小学校については、校舎は平成3年に新耐震基準により新築され、平成 26 年に耐用年数を迎えています。現在その一部は避難所として確保しており、また、ネオフォークの相生ワンダーランド構想にも位置付けられていますが、まだ具体的な動きはありません。なお、屋体についても平成 26 年に耐用年数を迎えたところであります。また、同じ相生地区には、かつて開発局から払い下げを受けた旧除雪ステーションをふるさと留学のための寮として使用していた建物があり、ちょうど今年が耐用年数の年となります。再利用するとなれば、屋根を含め相当な改修費が掛かると思われます。保育所関係では、旧活汲保育所と旧本岐保育所がありますが、いずれも耐用年数を経過しており、旧活汲保育所はKニット津別工場のミシン置き場として利用されていますが、旧本岐保育所につきましては、一部地区老人クラブとして活用されていましたが、現在は使用されておりません。― 49 ―21 世紀の森学習展示館については、木材工芸館「キノス」のオープンとともに閉館となり、耐用年数はまだありますが、防寒仕様でない建物のため冬季の使用に課題を残しているところです。これらの施設については、これまでさまざまなアイディアが出されたところですが、現在のところ具体的に活用するまでには至っておりません。次に、遊休施設の有効活用につきましては、最近の例として、旧本岐小学校を介護福祉施設に、旧活汲小中学校を地元木工会社の製作、展示、販売施設として活用されていますが、これらは行政としてアクションを起こし成果を上げた例であると考えます。また、ボーリング場、郷土資料館、旧Kニット津別工場などとして使われてきました老朽化した大型施設は、現在、解体し跡地に消防庁舎を新築しているところであります。施設の再利用には、単なるアイディアでは前に進まず、実現に向けてはタイミングと相当のエネルギーを必要としますが、今後とも「津別町公共施設等総合管理計画」に沿って対応していく考えであります。なお、これらの施設の空き家バンクへの登録につきましては、公共施設のためなじまないものと思いますので、全国から公共空間の情報を集め、それを買いたい、借りたい、使いたいという住民や企業とマッチングする「公共R不動産」というウェブサイトがありますので、こうしたところに登録することも検討してまいりたいと思います。以上、答弁とさせていただきます。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 今、答弁を伺いましたけれども、やはり耐用年数が過ぎた施設というのは、大変な改修費用等がかかりますので厳しい現状があるというのも理解しております。しかしながら、まだ耐用年数の残っているところ、キノスがオープンするに至りまして、空きました 21 世紀の森学習展示館などは、まだまだ利用ができるのかなと感じるところであります。しかし、先ほど町長にご答弁いただきましたように、非常にさまざまなアイディアが出されたと思います。旧活汲保育所跡も閉所後に、あそこにボ― 50 ―ルダリングが東京オリンピックのときに採用されるということで、あそこにボルダリングの施設があったらいいなど、近くに公園がありますので、雨の日でも使えるように全天候型の砂場にしたり、子どもたちが遊べる施設にしたらいいねという案もございましたけれども、ボルダリングの施設でいいますと北見にも出来ましたし、美幌にも今年の冬にボルダリングするところが出来る予定であります。屋内型の子どもたちが遊べるところもキノスがオープンしたということもありまして、とてもじゃないけど活汲保育所を改修しても使えないねといったような、そのような経緯もございます。そのような中で、本当は町の企業等が入っていろんな起業をしていただけたらありがたいところですけども、やはり町だけの需要では追いつかないのかなと感じるところでございます。今後の有効利用ということでございますけれども、今、本岐の介護施設また活汲の小中学校を地元木工会社の製作、展示、販売施設として活用されているというお話を聞きました。ここは非常に活汲小中学校が閉校したときに、この跡地の利用というのは非常に活汲の住民の関心が高いところでありましたけれども、実際に小学校のほうは耐震化工事をしたばかりで、賃貸というのはできませんけれども、無料貸し出しというとこでありますけれども、かわりに中学校のほうでしっかりと毎月使用料を払っていただいており、町としても収入があり、地元としても景観が非常に見栄えもよく整理されているところであります。また、雇用も創出していただいております。このように地元の企業が入っていただけるのが一番ありがたいところではございますけれども、需要が見込まれない施設というのもございます。そこで、やはりコロナの影響により人口密集地帯を避け起業したいと思う企業が今後出てくるだろうと予測されます。先ほどのご答弁にありました、空き家バンクにはそぐわないけれども、公共R不動産というところに載せていく考えがあるということでございました。これはぜひ、条件の提示等々、早急に対応して前向きに考えていっていただきたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

今、空いている施設について、議員のほうから出ていましたボルダリングだとか、そういったことも、例えば地元のちょっとした飲み会だとか、― 51 ―そういうことも含めて、こんなのだったらいいよなということがいろいろ出ているのも聞いております。例えば相生の小学校、前にもお話ししたかと思いますけれども、ここを見学に来られた、あの周りの運動場に花がいっぱい咲いておりますので、それがいいということで、わざわざ交流のある船橋のご婦人の方たちの一行が見に来られたことがあります。何かああいう小学校の後の使い方というのは、アイディアはありますかねと聞いたときに、社交ダンスの会場にしたらいいんじゃないですかというお話もされましたけれども、なかなか現実にはそういう状況にはなっておりませんし、また学習展示館も大分以前になりますけれども、津別に来られた山梨大学の先生から、たくさんその先生がいろんな本の初版本をいっぱい持っているということでありまして、それも年齢が年齢になってきたので、津別の学習展示館に初版本を置いて見てもらうようなこともどうだろうかという提案を受けたのですけれども、あそこは、冬は除雪をしていませんし、冬はちょっと寒過ぎて使えません。管理上、非常に欲しいのは欲しいのですけども、そこにずっと盗難にあっただとか、何とかとなりますとまた大変なことになりますので、なかなか難しいなということで立ち消えになったのですけども、今回、図書館が新たに出来るということになれば、これはあればまたいいなと思いまして聞いてみたのですけれども、もう既に別なところにお渡ししているということでありまして、残念だったなというふうに思ったところです。そんなことで、これまでもさまざまなアイディアがいろいろ出ておりますけれども、なかなか実現には至っていないといいますか、難しいのが残ってきたという状況であります。公共R不動産についても、ここに登録してみたいなと思っていますけども、何か聞きますと、1年も経たずに撤退してしまったりだとか、あるいは、町からの補助を受けたけれども転売してしまっただとか、それから買ったのだけれども、そのまま放置されているという例も聞いたりしています。だから、そういうこともあるんだなということも含めて考えていかなくちゃいけないと思います。そんな中で、議員もお持ちかと思いますけれども、津別町の公共施設等総合管理計画、30 年計画ですけれども、この中にもそれぞれの建物等を将来どうしていくかというのも書いているところです。これは観光レクリエーション施設だとか、学校施設、住宅、環境衛生施設、その他施設というようなことで分けて書かれているのですけれ― 52 ―ども、この中でも既存の用途を廃止している旧施設については、原則取り壊しを基本に、必要に応じて民間への譲渡を検討しますというようなことも計画上載っておりますので、このことも含めて今後考えてまいりたいと思います。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 今お伺いしましたら、なかなか難しい面も出てくるのかなといったところでございます。ですけれども、できれば津別町の宣伝と申しますか、こういうのに載せていただいて、もし素晴らしい使い道にしていただければそれに越したことはない。しかしながら、変なところが入るぐらいであるならば、景観が損なわれる前に計画的に取り壊しを行っていくようにしていただきたいと思います。それでは、2点目のオンライン授業について移りたいと思います。5月 19 日の全員協議会で、新型コロナウイルス感染症対策のため臨時休業等に対応するため、ICTの環境整備を図り、全ての児童生徒の学習機会を確保するとの説明がありました。そこで、以下の点について伺いたいと思います。家庭のインターネット環境整備状況について、環境調査の進捗状況、また整備が整っていない家庭はどのように対応するのか。次に、整備された環境をどのように活用していくのか。教員に対する講習等は行っていくのか、また、ICT専門員を委託する考えはあるのか。三つ目に、保護者に対しては、どのように説明していくのか。説明会と話し合いの場を設ける考えはあるのかどうか伺いたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

それでは、オンライン授業についてでありますが、はじめに、家庭のインターネット環境整備状況について、環境調査の進捗状況、環境が整っていない家庭へはどう対応するのかについてのご質問にお答えいたします。本年5月末から6月中旬に、津別小学校及び津別中学校の保護者を対象に、家庭における遠隔・オンライン学習に対応可能なインターネット環境整備状況の調査を実施いたしました。回収率は小中学校とも 90%でした。調査の結果、「インターネット環境― 53 ―がない、もしくは、通信制限がある」家庭が小中学校合わせて約 17%という状況が把握できました。次に、環境が整っていない家庭についての対応についてですが、双方向でやり取りのできるオンライン授業を想定しますと、通信制限のないインターネット環境が必要となります。本年5月、国は学校教育活動の一環として行う家庭学習において、新型コロナウイルスのような感染症や自然災害の発生等による学校の臨時休業等の緊急時においても、ICTを活用することにより家庭にいても学習を継続できる環境整備が必要であり、インターネット回線を用意できない児童生徒に対しては、貸し出し可能な可搬型通信機器(モバイルWi-Fiルーター等)を一定数整備するための支援策の提示がありました。一部の児童生徒の通信機器を貸し出しての環境整備につきましては、子どもの学びの保障と教育の機会均等の観点からは理解するところですが、発生する通信料金の負担につきましては公平性の観点からすると難しい問題であり、慎重な検討が必要との認識でおります。次に、整備された環境をどのように活用していくのか、教員に対する講習は行っていくのか、ICT専門員を委託する考えはあるのかについてのご質問にお答えいたします。国が進めている教育におけるICT環境整備(GIGAスクール構想)は、令和元年度以降の5年間で、児童生徒1人に1台の端末整備と高速大容量通信ネットワークを一体的に整備し、「多様な子どもたちをだれ一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学びを全国の学校現場で持続的に実現させる構想」と理解しております。本来、ICT機器を学校教育活動の授業の場面において多様な活用を行うことを目的としていたものでありますから、これまで同様に各学校の校内研修を中心に、教材等の提示、個に応じる学習、調査活動、表現や制作、発表や話し合い、協働での意見整理といった学習場面に応じた活用の研究を進める計画でおります。次に、教職員の講習につきましては、新型コロナウイルスのような感染症や自然災害の発生等による学校の臨時休業時のICT機器を活用した遠隔学習の可能性の追求は、多くの教職員にとっては急遽対応を求められる今日的な研修課題となりますので、学校には必要性・緊急性の理解を求めるとともに、先端技術分野を得意とする若手の― 54 ―教職員の力に期待しつつ「校内研修の充実や講習会の実施」について協議・検討してまいりたいと考えております。次に、ICT専門員の委託につきましては、学校でICT環境整備を進めていく上で、特に遠隔授業を検討する上で、専門家の力は必要不可欠であると考えております。教職員がみずから作成した教材や授業を録画して配信する手法、関係機関や教材メーカーなどの学習支援サイトの教材の活用、さらにはWeb会議サービスを利用した遠隔・オンライン学習等動画技術をはじめ、タブレットの一斉管理やセキュリティ等、対応しきれないことが多分に考えられることから、国のGIGAスクールサポーター配置支援授業の活用を検討しております。次に、保護者に対してはどのように説明していくのか、説明会等話し合いの場を設ける考えはあるのかについてのご質問にお答えいたします。今後のICT環境整備と積極的な活用につきましては、学校ができるところから取り組んでいくことになりますが、実際の授業での活用場面を参観日で公開することはもちろん、情報端末を自宅に持ち帰ることになれば家庭での学習方法を説明するなど、保護者へのお知らせと協力を依頼することは学校として当然必要であるとの認識でおります。今後、学校としてどのように取り組み、進めていくのかの考え方もありますので、学校と協議を行いながら判断してまいりたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 今お答えいただきました、まず整備状況についてでありますけれども、9割のアンケートの回収率の 83%ということで、4分の3ぐらいの家庭がインターネットの整備はしっかりしているけれども、4分の1前後は、まだないか把握できていないかという状況というのを伺いました。また、この回答をされていないところも含め、物理的にそこにインターネットの環境がないのか、また経済的にそういった環境を引けないのか、また保護者の教育上の観点から、そういったインターネット等々の整備をされていないのか、そういったところを調べる考えはあるかどうか伺いたいと思います。― 55 ―

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

物理的また経済的に、また親の考え方でインターネット環境を整備していないのかの把握については、そこまで家庭に対して深入りすることは難しいのではないかと考えます。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 教育の公平性ということでしたら、やはり全員が同じようにオンラインの授業を受けられるのが一番でありますけれども、それをできないところにもさまざま対応していかなければいけないのかなと私は考えます。そこで、もし物理的にインターネットが通っていないところでしたら、近くのところに出てきてもらうといったようなことが可能かどうか、それだともともとの、せっかくのオンライン授業のよさが半減するところではありますけれども、どのように対応していくのかというのは今後の課題でありますけども、また経済的でしたら、非課税世帯には支給するとか、また親の教育上の考え方、これも一つの例ですけども、大手IT企業の創業者は、自分の子どもたちに高校生になるまでそういった端末を持たせなかったというような、そのような逸話もございます。そういった教育を考える方も中にはおられるかもしれませんけれども、そういった人たちにも、今後コロナ禍で新しい生活様式というのを確立していく中で必要であるというところの説明もして、全ての子どもたちに平等に、また通信料そういったところもありますけれども、全ての子どもたち、保護者に対して平等にできるように進めていっていただきたいと考えます。また、これらを同時に進めてほしいところでありますけども、環境だけを整備して絵にかいた餅にならないように、どのように教職員が子どもたちに対応していくかというところが肝要になってくるかと思います。現場の教師の皆さん、やはり対面での授業について、表情から理解力を推察したり、集中力が継続しているかなどを読み取り、今までの経験を生かしながら、またそれを得意とする、やりがいがあると感じる方が教師として子どもたちを導いてくれていると認識しております。書類作成など、一通りパソコンでこなせる方も増えておりますけれども、インターネット関係が得意かと聞かれると、私も含め、そんなに得意と答― 56 ―えられる方は少ないのではないかと思います。ですけれども教員の負担を軽減させるために、先ほど専門員を配置するという考えでありましたけれども、機械のセッティング、操作方法、子どもたちへの操作、ルール説明、魅力的な授業、理解力のチェック、特に低学年に教えるというのは、何がわからないのかがわからないといった、そういったところは、対面で、どの辺でわかっていないのかというところも、このオンライン授業でどこまで対応できるかといったところも非常に関心があるところでございますけれども、それをどのように教職員に伝えていくのか、どのように進めていくのか考えを伺いたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

今後のICT環境整備と積極的な活用につきましては、先ほども申し上げましたが、学校がまずできるところから取り組んでいく形になると思います。学校現場におきましては、今議員がご指摘のようにICTの授業への活用が得意な教職員もいれば、苦手、不慣れな教職員もおります。ましてや遠隔オンライン授業となればなおさらのことだと思います。大学で、これまで学んできた教育方法では、まるで刃の立たない領域になります。したがって、津別町において1人に1台端末が整備されたからと言って、明日からすぐに、今マスコミで取り上げられているようなICTを駆使した授業を配信できるということにはならないと思います。現場の教職員は、これまでの教科書を使用した指導を基本に授業の充実をさせて、子どもたち一人一人がわかる喜び、そういったものを味わえるような研修に励みながら、一方でICTの活用、非常時における遠隔オンライン授業といった未知の領域の授業方法にも試行錯誤して取り組んでいくことになろうかと思います。時間を有効的に活用しながら研さんできるようなサポートをしてまいりたいというふうに考えております。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ICTの活用またオンライン授業は、あくまでも補助、新型コロナウイルス感染症対策など有事の際の補助的な学習機会の提供ではあ― 57 ―るけれども、新しい生活様式を実行していく上で必要な知識、技術になってくると考えております。また、第2波が来ると思って取り組んでおかなければいけないところでもあると考えます。また、子どもたちは、新しいものに興味を示しやすいのが子どもたちであります。この学習のきっかけになれば、よりよい結果になり得ると考えますので、ぜひそのように進めていただけたらと考えております。次に、保護者に対してでありますけれども、このオンライン授業について賛否両論あるかと思います。推進派には事前準備、進め方、ルール説明等々しっかり整備していく必要があります。また反対派、懐疑的な方には、新しい生活様式として必要なスキルであるということも認識していただく必要があると思います。また反対派と言いますか、このような問題があるのではというところを聞いておりますのを紹介いたしますと、やはりタブレットばかりに目を向けると、目が悪くなるのではないかという心配をされている方もおられます。そういった保護者に対しても、近視の予防策として近年進められている研究といたしまして 1,000 ルクス以上の光を週 11 時間以上浴びると近視になりにくい、一般的に屋内で 300 ルクス、窓際で 800 ルクス、屋外では日陰でも数千ルクスの日光の光が浴びられるという研究結果があります。これも先天的なものもあるかもしれませんけども、最近の研究では近視対策になるというところもこれもぜひ保護者に伝えていっていただきたいと思います。また、最近保護者の間でよく聞きますのが、子どもたちの間ではやっておりますオンラインゲームでありますけれども、これは対戦で何時に集合といったように、仲のよい友達、また全然知らない他人との対戦が手軽にできる人気のゲームがあるようですけれども、非常に言葉づかいが悪くなったり、攻撃的な言葉になったりといったところでオンラインというところに懐疑的な保護者がいることも耳にします。そういったところでオンラインに対する教育というのもオンライン授業を通してぜひ行っていただきたいと。画面の向こうにはもちろん人がおります。あわせて昨年のICTの活用のときにも同じことを伺いましたけれども、やはりオンライン授業を進めていく上で、ICTを活用していく上でSNSの危険性も十分にあわせて学ばせていただきたいと思います。― 58 ―オンライン授業は顔が見えるから、先生がいるから普段通りの振る舞いができるかもしれませんけれども、SNSは匿名で相手の顔も見えないため過激になりやすい。しかし画面越しには相手もいますし、犯罪の温床にもなりやすい。このあたりが非常に保護者から質問が出るところかと思いますので、このあたりの考え方について教育長、同じ質問もありますけれどもお答えをよろしくお願いします。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

まず今回のオンライン授業の必要性につきましては、臨時休業中に家庭においての学習を余儀なくされますので、学校での学習を途切れさせることなく持続させると、継続して学習させるにはICTの活用が有効であろうということで、ICT機器の整備というものをこれまで5年計画で国のほうでは進めようとしていたものを、一気に今年から前倒しで進めようと。1人1台の端末を配置することで、臨時休業といった非常事態のときに子どもたちの学習をしっかりサポートできる体制を整えようというのがねらいであります。臨時休業中の学習について、保護者は必要ないということではなく、非常に不安な要素がたくさんあったのだろうとお聞きしておりますし、不安に応えるために学校のほうとしましても、しっかりプリントを配布したり、できない場合は郵送したり、そのような形で進めてまいりました。その部分、タブレット等があれば、より有効な指導の連続ができるのだろうなということで進めてまいりたいと考えているところであります。使い方等につきまして、もし保護者のほうで不安等があるのでありましたら、当然、学校のほうは学校と保護者の連携、コミュニケーションというものをこれまでも大事にしておりますので、これまで以上に相談できる関係というものをしっかりと築き上げていってほしいなと思っておりますし、そういった小さな疑問ですとか、不安に応える学校と保護者、そういったものの関係をしっかりと構築してもらいたいなというふうに考えているところであります。また、オンラインゲームとオンライン授業の関連性は、ちょっと別ものかなと思うのですが、健康管理、画面を見ての目への影響ですとか、そういった健康管理につきましては、これからの子どもたちにとっては大きな課題だなと思っておりますので、― 59 ―これまで以上に健康に関する指導については充実させていかなければならないというふうに考えております。あわせてSNS等の危険性につきましても、今は本当に小学生が親のスマホを使って普通に情報を発信したり、情報を収集したりできる時代です。子どもたちが被害等に巻き込まれないように指導する、危険性の部分の指導と、適切な活用の仕方、両面から指導するのが肝要だろうなと考えているところであります。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 オンライン、またインターネットは非常に便利でありますけれども諸刃の剣であります。現在はコロナウイルス感染拡大から子どもたちを守るべく、長い休校から徐々に平常を取り戻しつつありますが、しかし、いつまた感染の波が来るか、来たときにどういうふうに対応できるかというところが課題になります。またこの数カ月の学力の遅れ、体力の低下をいかに解消していくかが今後の課題であります。先ほど教育長がおっしゃられましたように、本来であるならば、数年かけて試行錯誤しながら進めていくICTの整備でありますけれども、オンライン授業に向けてありますけども、さまざまな問題を調査研究し、人口類似団体の調査研究をし、今後に向けて便利な機能を有効に、力を発揮できるように、またオンラインについての弊害についてもしっかりと協議して、子どもたちを守っていく体制を充実させ、保護者へ自信をもって説明できるように進めていただきたいと思います。最後に何かあれば伺いたいと思います。

答弁 教育長 宮管玲(教育長は2022年3月まで)

重複する部分もあるかと思いますけれども、本町におきましては、一遍にICTの環境を整えるということではなく、学校とも協議をしながら小学校段階から、最初はグループ活動に1台入れてみようということで始めました。その後、これはやはり使い勝手がいいと、子どもにとっても有効だということで、グループで1台から2人に1台使えるように台数を増やしてまいりました。その後、1人に1台、学級数分の小学校で配備を終わらせたところであります。本年度につきましても、そういった子どもたちが中学校に上がりますので、中学校でも1学級分のタ― 60 ―ブレットを導入しようと。中学校で積極的に活用方法を研究しようということで当初予算に組み入れました。そういった流れの中でしたが、先ほども話したように、今回、長期の臨時休業が発生し、今後もその臨時休業、感染拡大に伴う臨時休業が起こり得るのではという心配もありますので、そういった学習の遅れなどを最小限にとどめるため、国のほうでも児童生徒一人一人に1台の端末を加速させるという方針が示されております。本町としましても、そういった補助事業や臨時交付金を活用して、ICT環境の整備を加速してまいりたいと考えております。また、端末やネットワーク環境を整備するだけでなく、整備した後にどう活用していくか、オンライン授業ですとか、そういったものを含めてICTをどう活用していくかということが大事ですので、その点、学校とも十分に協議を進めながら本町の教育を充実させていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

出典:津別町議会 令和2年第4回定例会 2020年6月18日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる