みんなの議会

津別町議会 平成31年第10回定例会 2019年12月19日

介護予防について

2019年12月19日、津別町議会の一般質問で、小林教行議員が「介護予防について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長 小野淳子が答弁しました。

質問者
小林教行 議員
答弁者
町長 佐藤多一、保健福祉課長 小野淳子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 ただいま議長の発言のお許しをいただきましたので、先に通告した件についてお尋ねいたします。一つ目の質問、介護予防についてであります。厚生労働省が発表しました介護給付費等実態調査によりますと、介護保険料給付や自己負担を含む介護費用が 2018 年度に初めて 10 兆円を超えることとなりました。今後はさらに人口の多い世代、いわゆる団塊の世代が 75 歳以上の後期高齢者になっていくため、さらなる費用の増加が見込まれます。この増え続ける費用に対し、どのように抑制していくかが大きな課題となっております。そこで1点目、津別町の介護費用はどのように推移しているか伺います。

答弁 町長 佐藤多一

津別町の介護費用の推移についてお答えしたいと思います。平成 12 年4月1日に、介護を必要とする状態になっても安心して生活が送れるよう、介護を社会全体で支えることを目的として介護保険制度がスタートしたところであります。この年の介護認定者数は津別町で 178 人で、年度末3月の高齢化率は 28.75%でありました。介護給付費用につきましては2億 8,660 万円でありました。昨年度、平成 30 年度につきましては、介護給付費用が5億 3,083 万 2,000 円となりまして、19 年間で 85.2%の増となっています。また、認定者数は約2倍となる 361 人となっているところです。この間、給付費は平成 22 年度が前年度比 5.1%増となり、その後減少しましたが、平成 25 年度から3%以上の伸びとなり、平成 28 年度には 6.9%増となっております。その後、再び減少傾向となりましたけれども、令和3年度から始まる第8期介護保険事業計画では、6億円を超えるものと予想しているところであります。以上であります。― 7 ―

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 今お答えいただきました津別町の実態ですけども、毎年5%前後増えている、また金額にしますと約 3,000 万円前後増え続けております。人数にいたしましても2倍というふうに年々増え続けている実態でありますけれども、今お答えいただいた中に、第8期介護保険事業計画、これからのことですけども6億円を超えるという予測でありました。27 年から 29 年の第6期では、介護保険料は 3,800円、30 年から令和2年度までは 4,400 円に現在は改定されております。第8期も同じように、このまま6億円というふうに増えていきますと、この介護費用というのも増額するという認識でよろしいのか、まず確認したいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

サービスをどのように使っていくかということと認定者数が増えてくれば当然それにかかる費用は増加していくものだと思われますけれども、このままでいけば介護費用、それからこの6億円を超えるものと想定していますので、これに見合うような保険料の設定ということになってきますので、ここも上げざるを得ないかなという状況になると思います。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 まだまだ年度途中で細かい予測は難しいと思いますけども、恐らく金額も増えていくところかと思います。この現状を踏まえまして2番目の質問。増え続ける費用を抑えるには介護が必要になる前の段階での取り組みが肝要であると考えます。そこで、介護予防のための取り組みはどのように行っているか伺います。

答弁 町長 佐藤多一

これまでの介護予防の取り組みについてお答えいたします。介護予防の取り組みにつきましては、それまでの健康教育、健康相談、転倒防止教室などに加えまして、平成 24 年度からはサロン事業、平成 27 年度から介護予防いきいきポイント事業、平成 29 年度から高齢者戸別訪問、それから平成 30 年度からはいきいき百歳体操と生活支援サポートセンター事業を開始いたしまして、介護予防に向けた内容の充実を図ってきているところであります。― 8 ―地域の方たちの協力を得まして外出の機会をつくることによりまして会話が生まれ、生活のはりや楽しみが生まれ、また体操や運動による健康づくりから自分の体力・筋力の向上を感じる健康づくりが行われていると考えているところです。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 今お答えいただきましたさまざまな取り組み、この取り組みも去年初めて来年効果がすぐ現れるというものではありませんが、続けるということによって徐々に効果が表れるものであると考えます。また、ここで大事になってきますのが続けるということであります。私の知り合いの高齢者のおじいちゃんのお話なのですけども、80 代を過ぎたおじいちゃんが脳梗塞で倒れられまして、それまでは1人で元気に暮らしていたのですけども、脳梗塞で倒れられて介護が必要になったと。美幌の方でしたけれども東藻琴の息子さんのおうちに行くようになりました。そこで脳梗塞からの失語症という、なかなか言葉が出にくくなるという病気にかかってしまいました。介護が必要で、確か要介護3とまで認定された方だったのですけども、そこから周りの方、社協ですとか地域の方、そういった方々が引っ越してきた方に対して、一緒にいろんなサロン活動などは知らないかということで声をかけていただきまして、いろんな取り組みが東藻琴でもされているのですけども、その中の一つに、僕も知らなかったのですけども、そのおじいちゃんはカラオケが好きだったみたいなのです。そのカラオケに誘われて、一度行ったときにすごく楽しかったということで、それから毎週、毎日のように外出するようになりまして、要介護3だったのが、今は要介護なしにまで回復して、もう 90 歳になるのですけども元気に毎日遊びに外に出られるようになったといった事例も一つ紹介させていただきたいと思います。やはり本人がやりたい、楽しいと思えることを提供できれば、当然、継続されていきますし、介護を必要な方の予防、治療に近いところでありましたけれども、こういった稀有なケースだとは思いますけども、さまざまなニーズがあると思います。このさまざまなニーズに対し、どのように把握していく考えがあるか伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

これは、また担当のほうからあればお話ししてもらいますけ― 9 ―れども、さまざまなニーズ、それから専門職から見てこういうものも増やしていったらいいんじゃないだろうかということで、先ほど申し上げましたように毎年のようにいろいろ工夫を凝らしながら、そういった方たちの予防になるような効果的なものと判断されるもので、進行しないようにというのもありますし、そういうことを含めて先ほど申し上げた取り組みをずっと進めてきておりますので、その中で、さらにまた必要なものがあるというものが出てくれば対応を考えるような形になっていくかと思いますけれども、問題は、そのときにそれに対応する人的なパワーが存在しているかどうかということも大きな要素になってくるというふうに思いますけれども、それらも踏まえて進んでいくと思います。

答弁 保健福祉課長 小野淳子(保健福祉課長は2021年3月まで)

ニーズの把握について、若干補足させていただきます。介護認定とかの相談に来た場合には、その方が望まれるサービスと、その方の様子を見ながらできるところは伸ばすというようなアセスメントをさせていただきまして、その方に必要なサービス計画を立てさせていただいております。また、そういう中で楽しみなことが話の中でわかってくると、それを生かすような活動もさせていただいておりますし、あと認定を受けていない方では、すべての方の調査とかニーズ把握はできないところなのですけれども、今現在、高齢者訪問という事業をやっておりまして、80 歳、85 歳、90 歳、この年齢に分けて毎年、そのお年になる方の家庭を訪問させていただいて、認定は受けているけれどもサービスの利用はないとか、認定は受けていないけれどもという方の訪問をさせていただいて、今の体の状況だとか生活の状況をお聞かせいただきながら、また必要なところにつなげていくというような活動はさせていただいております。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 今お答えいただきまして、80 代、90 代の方へお話を聞きに行くですとか、やはりそういった出て来ていない人、興味がない人ですとか、なかなか出てくるのが恥ずかしいとか、どんなのをやっているのかわからないといったお年寄りもたくさんいるかと思います。そういった方の掘り起こしに必要なのは、― 10 ―先ほど課長がおっしゃられておりましたように、何度も足を運んで高齢者の方と信頼関係を築いていくということがとても大切になり、やはり1年、2年、もっと息の長い取り組みになるかと思いますので、このあたりはすぐに効果が出ないですけれども続けていっていただきたいと考えております。また、この件につきまして社協にもお話を伺いに行きましたけれども、先ほど少し町長からもお話がありました人的要因の兼ね合いというところもあります。昨日、山内議員と佐藤議員の質問の中で、職員の定数管理ですとか人が足りていないのではないかと、そのような一般質問があった中で、なかなか伺いにくいところではありますけども、保健師さんの人的要因というのは、これから増え続ける介護費用を抑制するための、予防介護に向けて人的要因というのをどのようにとらえているか、町長に伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

社会福祉協議会の関係でいきますと、人数は、この間かなり増やしてきています。それは途中でやめられて後にかわりに入っていただいた方も含めていますけれども、人員的には、かなり充足させてきているつもりでおります。その分、当然全額町が費用をみますので、人件費、その分も増えてきていますけれども、そこでまず社会福祉協議会もさまざまな活動をされておりますので、今後とも頑張っていただきたいなと思っています。その中で今回資料を見たのですけども、今年の9月に地域福祉計画、地域福祉実践計画策定のために町民アンケートを行っています。その中で社会福祉協議会の活動について幾つか質問をしているわけなのですけども、社会福祉協議会という名前、活動内容を知っていますかという問いに対して、知っていると答えた人は 48.2%で半分を切っているのです。ですけれども、これは意外に少ないなというふうに思うのですけれども、前回の調査から比較すると、前回は 46.1%でしたから、48.2%で若干ですけども上がっているのです。だから少し認知度が高まってきたかなというふうに思っています。名前は聞いたことはあるけれども、活動内容は知らないという人が 36.2%いるんです。ですから、こういったところも社会福祉協議会とまだまだ連携を強めて、活動の― 11 ―内容は大変すばらしいことをやっておりますので、広めていく余地が十分あるなということで感じたところです。また職員のほうについても、これも保健福祉課というところでは、結構人も増やしてきています。保健師さんもそうですけれども、本来的には前からの経過でいけば、この保健師さんが退職されるので、ここに1人補充しましょうということなんですけれども、なかなか将来的にそういう人材が獲得できるかという思いもあって、1人のところ2人採用してきたり、そういうことで進めておりますけれども、何人も何人も増やしていくということはかなり難しい状況にあると思いますので、今の戦力の中で頑張ってもらって、何かやはりどうしても必要だと思われるようなことがわかれば、その時点でまた検討させていただきたいなと思います。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 今、伺いまして社協の認知度が非常に低いというのはちょっとびっくりしたところでございますけれども、非常にいい取り組みをされていますので、一番広がりが大きいのは口コミだと思われますので、仲のよい人たちで声をかけあうような、そのように広げていただければと思います。また人員の件につきましても、ベテランが抜けたときの穴を埋めるというのは、新人をそのままポンと入れても急に同じように働けないわけでありまして、同じ1人でも返ってくる内容というのは違うことだと思われます。このあたりもなかなか新人が育たないと言いますか、すぐやめてしまうということも聞いておりますけれども、長い目で見て計画的に採用を行っていっていただきたいと思います。もう1点、先月の総務文教常任委員会の町内視察で小学校の大規模改修に対する視察を行いましたときに、空き教室の利用について話し合われました。そこで空き教室で今ミズナラ倶楽部さんが活動を行っておりますけれども、今後、その空き教室を学校側が使用するということで、このミズナラ倶楽部が移転するというお話を伺いました。このミズナラ倶楽部、お年寄りの憩いの場でありますミズナラ倶楽部は今後どのようになっていくのかということについて伺いたいと思います。

答弁 町長 佐藤多一

これは私が現段階で聞いている範囲での話ですけども、その― 12 ―後また進展があれば担当課から話してもらいたいと思いますけれども、例えば幼稚園、こども園だとかケアハウスだとか、そういったところは毎年1度、私のほうに事業報告といいますか、それを書きものにして理事長なり、園長、事務長がそれぞれのポストの方たちが説明をしに来ていただけます。その中でケアハウスのほうから、やはりこのままでいくと収入がベット数というか部屋数は固定されておりまして、今日の新聞の中にもありましたけれども、全部埋まっているわけではないのです。ですから空いていますよということで、単身用それから夫婦世帯用というのが、この間ちょっと続いておりまして、いっぱいの状態ではないです。そういうことでいくと、収入が決まっていますし、全部満室になったとしても。そうすると職員の給料のアップだとかは、それ以上見込めないですから、それに対応するためには何らかの方法をまた考えなくちゃいけないというようなことで、ミズナラ倶楽部をケアハウスでできないかということも検討していますということでお話がありました。中でやるのはちょっと困難なようでありますので、例えば比較的大きめのスーパーハウスだとか、そういうものを組み合わせてやるだとか、そういうことも検討していきますという話は受けておりますけれども、その後どんなふうになっているかというのは私のほうでまだ承知しておりませんので、その後の状況で何かあれば、担当のほうから説明をさせていただきたいと思います。

答弁 保健福祉課長 小野淳子(保健福祉課長は2021年3月まで)

小学校のそういう問題を聞いていることもありましたので、次のミズナラというものをどのようにしていくかというのを検討させていただきまして、今、町長が話したとおりケアハウスのほうで、それにかわるものができないかということで協議させていただいております。今の介護保険法が変わってきた中で、地域支援事業で総合事業対象者の方の新しい通所介護ということが国から求められております。今現在津別町は、現行どおりのサービスということで維持しているものが主なもので、総合事業対象者の方の専門の通所介護というのがない状況です。それで一般介護予防事業で行っておりますミズナラの事業が、そういう事業に移行できないかも含めまして生活支援体制整備事業の協議会の中でも議論がされまして、そういう課題を地域の事業者の方に投げかけた中で、― 13 ―ケアハウスさんがそのような考えを示していただいております。ただ、そういう事業を行っていくには、今町長も話しましたが場所の問題だとか運営の方法というのがありまして、今いろんな難しいところも、困難だなと思うところもいろいろ出てきておりますので、ケアハウスさんも含めましてやっていらっしゃるほかの町の実態を見ながら、どうやったら津別町でやれるのか、ケアハウスさんもやれるのかというのを協議していくということで、まだミズナラ倶楽部の今後の方針はまだ決まっていないのですが、またケアハウスさんにもほかの町を見ていただいて協議をしていただき、また津別町内にあります生活支援体制協議会の中でも、もう一度津別町にどういうサービスが必要とされているのか、やれるのかというのも議論していこうというような話もしている途中でございます。

質問 2番 小林教行

〔登壇〕 わかりました。ミズナラ倶楽部は、お年寄りの大切な憩いの場だと感じておりますので、ぜひなくすことのないように、またケアハウスの利用等も含めまして議論していっていただければと思います。

出典:津別町議会 平成31年第10回定例会 2019年12月19日 議事録 PDF(7ページ) 間違いを知らせる