津別町議会 平成31年第10回定例会 2019年12月18日
ごみ処理について
2019年12月18日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「ごみ処理について」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤久哉 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 佐藤久哉
あとは3月の定員管理計画の提示を待ちたいと思いますので、次の質問に移りたいと思います。ごみ処理についてお尋ねします。高齢者のごみ分別について、我が町では人口構成の高齢化に伴い、高齢者の方々からごみの分別が大変だという声が数年前から聞かれるようになっています。平成 29 年 12 月定例会で、80 歳以上の高齢者の希望する方に対してごみを分別せずに出せる優遇制度を設けてはという一般質問をいたしました。これに対し町長は、生活支援サポーター制度が始まりますので少し様子を見ていきたいと考えていますので、現時点で特にごみの分別に優遇制度を設けることは考えていませんと答弁されました。その後、ごみ分別サポートの事業がどのように機能しているかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
高齢者のごみの分別の関係でありますけれども、高齢者に関するさまざまな事柄につきましては、ご家族、あるいは地域、民生委員などから相談や情報をもとにいたしまして、包括支援センターの職員がその家庭を訪問し対応策を話し合っているところです。その折に、生活支援サポート制度について説明をいたしまして、日常生活での困りごとについての要望や申請があった場合、研修を受けたサポーターが家庭を訪問いたしまして、例えば室内の掃除や窓ふき、ごみ出しなどを行っているところです。― 39 ―この制度を活用したごみ出し等の支援につきましては、制度を開始した平成 30 年度は7名、延べ 54 回で、このうち分別を主としたものは1件1回の利用となっています。今年度につきましては、これまで3名、延べ 17 回で、分別を主としたものはありません。なお、ヘルパーが分別を行いまして、サポーターがごみ出しをするというケースもありますけれども、新たにスタートした生活支援サポート制度による効果はあるものと考えているところです。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 今答弁いただきまして、30 年の4月から始めて1年半ぐらいがたとうとしているのですけど、多分、つかんでいる数字、私は町長と違って効果は決して出ているものとは考えていません。この質問をしたときに、言いたいことは全部言ったつもりだったのですけども、その中で、ごみ出しについてはある程度効果があるだろうと。しかし、分別については人の財布事情に手を突っ込むことだから、やるほうもやりたがらないし、それからやってもらうほうもやりたがらないというお話をしたのを私は記憶しております。それで、実際に今回のこの報告を見ますと、分別については1回1件のみです。ごみ出しについては、やはりかなりの効果があったのではないかなと思っております。ごみ分別につきましては、介護認定を受けていて、ヘルパーの方に自分のところのごみ処理をしてもらえる方たちは、それなりにそれでいいのですけれども、介護認定を受けていない高齢者の方は、やはりごみ出しに戸惑いがあって、私の知っている限りでも何軒か自治会の班長さんとか衛生部長さんがステーションにあるごみを持ち帰って、「おばあちゃん、このごみはこういうふうにしないとだめなんだよ」と言うと、「ああ、そうか」と言ってごみの指導を自治会の役員さんがやっているという話を聞いております。それはそれで数が少ないうちは自治会でも役員さんが頑張ってやってくれるのかもしれませんけれども、私はもっと増えるのではないかなと思っています。そうなったときに、これを自治会に本当に任せておいていいことなのかなと思っております。いろんな形でごみの支援の政策が全国各自治体で行われております。私も今回、ごみ出しについてはかなりの効果があったので事例を調べたら、ごみ出しにつきましてはたくさんの自治体でいろんな工夫をしてやっておりました。しかし、いろいろ探してみたのですけども、ごみ分別に対― 40 ―して高齢者に対して介護認定を受けているような方はヘルパーがつきますからちょっと別なのですけれども、高齢者に対してごみ分別の施策をしているところは福岡県の大木町1件でありました。人口1万 4,340 人、29 種類の分別を行っています。これは高齢者にとってはかなり難しいことだと思いますが、その中で高齢化率 26.5%なのですけど、シルバー人材センターが事業者になって 25 世帯のごみ分別を行っております。これがただ1件、私が見つけた例でありまして、もちろんもっと探せばあったのかもしれませんが、ごみ分別の政策的な支援は大変難しいという結論に達しました。ですから、やはりやれるのは、ごみを分別しなくていい優遇制度に私はシフトを切っていくべきだと考えております。確かに前回も説明をしたと思いますけども、80 歳以上の高齢者が 760 人で、半分が申請したとして 380 人、そうした人間を別な袋を使ってごみを分別できないのだったらそのまま出してもいいよというようなことをやって、ごみ捨て場の一般処理場の使用期間が、15 年が例え 14 年と9カ月になっても私はそれはそれでいいことなんじゃないかなと考えておりますけれども、町長の今の私の話に対しまして何か感じるところがございましたらご答弁いただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
今のお話はこの間もずっとされてきたことであります。それにどう対応していくかということで、今試みとして生活サポーター制度を設けて昨年から開始したところです。その様子をもう少し見ていきたいなと思っていますし、多分、次の質問とも関連してくるかと思いますけれども、さまざまなことをまた考えていきたいと思っています。これまで自治会の衛生部長を中心に大変ご苦労をかけているというのは、それぞれ私も含めて、職員もいろんなところに住んでいますので承知しているところだというふうに思いますけれども、そこにいつまでも積極的と言いますか、誠意をもってやっていただいていることについては感謝を申し上げたいと考えておりますけれども、確かにこれから数がどんどん増えていくと、とてもじゃないけどという話には当然なってくるかというふうに思いますので、そういったことをもう少し様子を見させていただきながら考えていきたいなと思います。また今、この間の通知文書の中で、これは全国的な問題にもなっているということ― 41 ―もあって、この高齢者のごみ出しについて特別交付税で措置をしますという制度が新たに始まるということの通知がまいりました。その積算をどのようにされていって、そして津別でいけばどれぐらいそういうお金が入ってくるのか、それをどんな形で使っていくのかということは、また検討させていただきたいと思います。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 先ほどちょっと大木町の話に触れましたけれども、私、その大木町の場合は 26.5%の高齢化率で対象者が少ないということと、それと比率からいって担い手の比率がかなりいるということで、もし津別町が、これがいい事業だと思ってやろうと思っても、津別の場合は担い手がいなくてできないのではないかなと考えております。前にも質問しましたけれども、人材センターのほうの人員も非常に人手が少なくなってきているということになっておりますし、またちょっと目を転じますと、大都市なんかではごみ出しの専門業者がおります。お金を払えば家に来てごみの分別をして、なおかつごみも持って行ってくれるというような人はおりますけれども、津別町ではそういう事業をやっても成り立ちませんので、そういう企業は存在しません。そうした意味でいくと、やはり田舎の小さな町の高齢者だけがごみ分別で苦労をするということで、まさに津別町がそういう状況ではないかなと思っております。先ほども申し上げましたとおり、なかなかごみ分別に対する支援サポートは難しいだろうということで、やはりごみの優遇制度にシフトチェンジすべきではないかというのが私の先ほどまでの考えであります。津別町で一生懸命職業に就いて働かれて、年を経て今もなお津別町に住み続けていただいている先人の功労者たちが、ごみのことで苦労するということは、私としては大変一議員として辛い思いがあるわけでございます。ここに国立環境研究所のレポートがございます。その中に高齢世帯― 42 ―のごみを回収するということは、高齢世帯に食事を届ける、在宅医療を提供することと同じくらい生活に不可欠なことだという言葉が書いてありまして、私、大変感銘を受けました。本当にごみの問題をほっておくと、出せなくなる、そして玄関、それが茶の間になっていずれごみ屋敷になって本当に大変な生活になってしまうということで、今すぐ手を打てとは申しません。今これから改善策の次のところでお話しになるかと思いますが、やはりこうした問題が現実にあるということをぜひ町長に受け止めておいていただきたいと思います。何かあればお願いいたします。なければ次の質問に移ります。
答弁 町長 佐藤多一
問題意識は同じでして、午前中も申し上げましたとおり、ずっとこの問題については津別町だけではなくていろんなところでつきまとってきている問題です。そこでいろんな議論を踏まえて新しい制度を設けて今取り組んでいるところでありますので、それですべてが解決するというふうには思っていませんので、あとはまた別な方法もそれに加えてやっていこうということで、今模索をしている段階でありますので、ご理解いただきたいと思います。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 次の燃えるごみの将来的な処理方法について質問したいと思います。現在、津別町の燃えるごみは大空町へ搬入し処理しておりますが、施設の老朽化が進んでいます。定住自立圏構想の中で北見市との連携も視野に入れていると聞いていますが、燃えるごみに対する処理の今後の方針をお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
燃えるごみの将来的の処理方法についてでありますけれども、現在の焼却先である大空町の施設につきましては、昭和 59 年に供用を開始して 35 年が経過し、平成 15 年にはダイオキシン対策により一部改修工事が行われています。定期的なメンテナンスなどによりまして長期間の休止は幸いありませんが、耐用年数が過ぎていることから、更新や補修が急がれているところです。― 43 ―こうしたことから、大空町では焼却施設の更新について検討が行われていますが、同じ規模の整備では補助金が受けられないため、これまでの大空町と津別町に、網走市や美幌町からのごみの受け入れを想定した施設規模での事業費や維持管理費について、平成 30 年度から1市3町の担当者レベルで検討を行っています。しかし、分別区分の違いなどもありまして協議は進んでいない状況にあります。一方、今年に入り北見市を中心とした1市4町による定住自立圏構想が進められることになったことから、各分野の担当者による連携事業の検討の中で、北見市の焼却施設利用の可能性について発言をいたしまして、本町の分別方法や処理方法、年間の処理量などを報告したところです。現在、ビジョン懇談会において計画が策定中のため、まだ1市4町の担当者による具体的な協議は行われておりませんけれども、今年度中には、実現の可否や解決しなければならない事項について協議したいと考えているところであります。今後のごみ処理に焼却処理というのは絶対条件であると考えており、定住自立圏構想による協議を優先させたい旨を大空町に伝えまして、安定したごみ処理を目指していきたいと考えております。以上であります。
質問 9番 佐藤久哉
今、町長から答弁いただきまして、現在の大空町と津別町の使っている焼却炉につきましては老朽化を認識していると、その中で北見市との新しい道を模索したいという答弁がございました。可能性の問題としては、当然北見市というのが考えられますけども、うまくいかなかったときのことを考えておかなければいけないと思っております。今回、おとといで町長のまちづくり懇談会が終了いたしまして、私も何回かお邪魔させていただきまして、その中で町長は住民の皆さんに対して定住自立圏構想の話をして、このごみの焼却については、この定住自立圏構想の中でも一番重く考えている項目なんだということで、ぜひ北見市との連携を図っていけるように、最大限の努力をしたいというようなお話をされておりました。私も実現すればそれはそれでいいと思っているのですけども、やはり実現しなかったときのことも、ごみの処理は絶対しなければいけないわけですから、できなかったときのこと― 44 ―も考えておかなければいけないと思うのですが、今の段階で、こっちがだめにもなっていないのに、だめになったときのことを言えというのかと町長に言われると困るのですけども、その辺も考えていらっしゃるのかどうか、まずお伺いしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
先ほど大空町と津別町で同じ規模でやるということは、ちょっと自前で全部建てれば問題はないのですけれども、多額なお金がかかりますので補助金を当然想定しなければなりません。それでいけば同じ規模では補助金はあたらないということであります。もともと大空町と津別町はこうしてごみの交換、食物残渣何かをこちらで受けていますけれども、たまたま大空町長と私とでちょうど出張で一緒になりまして、大空町の町長のほうから燃えるごみ、生ごみをどうやって処理しているのということでお話を受けて、私のところはこうですよと。それで二人でひらめいて、それならお互い交換しましょうかということで、それで始まった事業です。仮にそのとき一緒になっていなければ、今、恐らくずっと今のところに津別は埋めていたんだろうと思いますけれども、そういうこともありまして今進んでいますけれども、そういう焼却施設でだんだん古くなってきて、大空町さんも困っているところです。網走市さんも新しく埋める所を整備しましたけれども、焼却は考えていないようであります。担当のほうで先ほど平成 30 年からいろいろ協議もしてきたところですけれども、仮に網走、大空、津別で建設するとした場合は、おおむねその時点では 20 億ぐらいはかかりますねということで、そして人件費を含めた維持管理費が年間約 4,000 万円はかかるだろうという話が担当者の中で話されているというのを聞いていますけれども、そういうものが仮に北見市とお話がうまくいかなかった場合、もう一度そこに戻ってくることももちろんあり得るのかなと思いますけれども、できることであれば既に北見市さんには以前聞いた話では、まだ余裕があるということで、津別の分というのはそんなに多くないということもありますので、まずはそういう方向で北見市と協議をさせていただければなと思います。もちろんこれまでずっとお付き合いさせていただいた大空町さんに、勝手にそれではというわけにはなかなか言いづらい部分もありますけれども、やはりこういうこと― 45 ―でお話を進めさせてくださいということで、話をしていかなければならないかなと思います。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 今ご答弁いただいた前の部分でいくと、網走市は既に新しい施設、それから美幌町についても自前の埋める施設を持っておりますから、話にはなかなか乗ってこないのではないかなと。そういうことになると、この話、北見がだめでこの話で壊れたら、最終的には今これからつくる一般廃棄物処理場に埋めるという選択肢も浮かんでくるのかどうか、そこのところをお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
最後には、どこもなければそういうことも考えなければいけないと思いますけれども、そこにいくと、すぐにまた 10 年で建て替えるだとか、新たな候補地をまた見つけてということになりますので、そういう形にならないように進めていくと。そこに全力をあげるということしか今は言えないかなと思います。もしだめだった場合は、別な方法を当然議員とも協議しながら進めていかなくちゃならないと思います。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 北見市とうまくいった場合のことを一つお聞きしたいと思います。北見市のほうは、かなり分別が緩くなっております。今、津別町がもし北見市に受け入れてもらえるとなると、先ほど言っていたような問題、ごみの分別もかなり大ざっぱにできるようになって、今の津別の細分化している分別よりも簡単な分別で北見市にごみを持って行ってもらうことができると思いますけれども、逆にこれは裏を返すと、今までやってきたのはなんだったのかということになるかと思います。今まで地球環境に配慮しながらリサイクルやエコの精神で生かしてごみの分別を細分化してやって、そしてもちろん財政的な事情もございました。終末処理場をできるだけ長くもたせるということで、ごみを住民の方に協力してもらって分別していただいたわけであります。答弁いただく前に、私の考えを申し上げますと、北見市ともしやるようになって分別が非常に緩くなっても、私としては津別の今の分別の理念は持ち続けていくべきだなと思っております。ただし、先ほどから私が問題にして― 46 ―いる高齢化した方でできないような方に対しては、新たなルールの分別の枠の中でやっていただくことを認めるというか、そういう形でできるだけ今までの分別でやってくださいと。ただ、やっぱり難しい方についてはいいですよと。そういうような形で理念を守ってやっていけるような形が望ましいと思いますが、まだできていないことですけれども町長の考えがあればお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
これは町づくり懇談会の中でも考えをお話しさせていただいておりますけれども、北見市と仮にゴーサインが出たとしても、今まで非常に優れた津別町としての取り組みがあります。バイオマスタウン構想をもとにしてずっとこれまできているわけでして、そして最初に始まったのは、ごみのところから始まっています。それがずっと伝統になりつつありますけれども、社会情勢がその中で少し変化してきているということで、そういう高齢者に対して、それをずっと求め続けていくかというところが今問題になっているので、その部分を少し変えていこうということでありまして、基本は全部捨てて、そしてすべてを焼却に回していくということはすべきではないと考えております。そして今バイオマスタウン構想に基づいてご承知の今のごみ処理施設をつくっている上に、たい肥センターも設けております。そして、また来年度は実は早く良質なたい肥ができるように今検討を進めているところでありますけれども、そういったことの一連のことからも考えて、ごみの関係をすべて北見市に言葉はおかしいですけどもおんぶにだっこするようなことではなくて、津別は津別の精神をしっかりもった上で、困っている部分、それから直していきたい部分のみ変えていきたいなと思っております。
質問 9番 佐藤久哉
〔登壇〕 今お話を聞いて私としても納得いたしました。津別町の理念は守り続けていくということで、ごみ行政大変難しいものがありますけれども、住みやすく、住んで楽しい町にしていくためには、やはりごみ処理というのはどうしても重要な政策課題でございます。今、町長と議論したことをもとに今後とも政策を進めていただいて、私どもと議論していただければありがたいなと思います。これで質問を終わります。― 47 ―