津別町議会 平成26年第8回定例会 2014年12月22日
在宅医療と介護や介護予防のあり方について
2014年12月22日、津別町議会の一般質問で、佐藤久哉議員が「在宅医療と介護や介護予防のあり方について」質問し、町長 佐藤多一、保健福祉課長 石川篤、総務課長 竹俣信行が答弁しました。
- 質問者
- 佐藤久哉 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、保健福祉課長 石川篤、総務課長 竹俣信行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 議長のお許しをいただきましたので、先の通告に従って一般質問を行います。まず、在宅医療と介護や介護予防のあり方についてお聞きしたいと思います。国は、各自治体の第6次介護保険事業計画の策定にあたり、地域包括ケアシステムの確立により、入院者や施設入所者を削減し、住宅での医療や介護にシフトしていくことを盛り込むように示唆しています。現在、津別町では津別病院の経営努力により往診診療が行われていますが、今後もこれを継続させていくことが必要になってくると考えています。継続していくための課題や行政としてのサポートをどのように考えているかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、在宅医療の関係でご答弁申し上げたいと思います。津別病院では、議員おっしゃりましたとおり平成 24 年の7月に在宅療養支援病院の届け出を行いまして、現在、在宅者及び施設入所者合わせまして 40 名の支援を行っているところでございます。在宅療養支援病院とは、地域の在宅医療を支えるため 24 時間体制での往診や訪問看護などを行う病院のことを言います。津別病院の協力を得まして在宅療養支援が行われておりますが、医師が往診に出ると病院での診療が手薄になるとともに、24 時間対応のため医師への負担が大きく、医師の確保が課題となっております。通常の院内診療にかかる医師不足も生じていますことから、毎年、病院経営企業と病院と町の三者によりまして札幌医大に対して要請を行ってきておりますけ― 44 ―れども、引き続き要請活動を行うとともに津別病院に対する助成につきましても継続してまいりたいというふうに考えております。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 現在は、施設を中心に往診診療、それから訪問看護を行われているわけですけれども、今後、個人の往診が増えた場合、ただでも 24 時間体制というきつい勤務の中で、医師や看護師のオーバーワークが懸念されると思います。町長の答弁にありましたように、札医大に対しては要請を行っているようですが、これは正攻法だと思います。これ以外に、絡めてとして津別町も実はたくさんの津別町出身のお医者さんもおります。そうした方に、縁を頼って、声を掛けて何とか津別町に来ていただくことができないか、そういった努力をしてみてはどうかと思うのですが、されているのか、またしてみる考えはないのか、その辺もお聞きしたいと思いますが。
答弁 町長 佐藤多一
津別出身の方で今医師をされている方というのも私も知っている方はおりますけれども、そういった方たちに対して津別のほうに来ていただけないかということは、町として取り組んだことは少なくても私が町長になってからはございません。これは、ずっと企業と、それから病院と町とで出身者の多い札幌医大、こちらのほうで引き続いてお願いできなかということで訪問しているところであります。なお、病院側も公募によってやっている部分もあるというふうに聞いていまして、現在そういう形で入られているお医者さんもおりますので、病院は病院でそういう対応をとっているというふうに考えております。いずれにいたしましても、医師不足というのが深刻な状態でありますし、この在宅医療をするといっても地元に病院がなければ全然できる話でありませんので、まずは病院がしっかりやっていただけるような基盤というのを支援していくということで進めてまいりたいというふうに思っております。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 実は、津別町は大変恵まれた環境、医師に関して― 45 ―は、ではないかなというふうに思っております。今まで、本当に医者がいなくて困ったということはそれほどありません。しかし、他の自治体を見ると、網走管内でも幾つかの自治体が本当にお医者さんに困って、私も相談を受けたことがあるのですけれども、聞くとやはりもう行政だ、議会だ、農協だ、どこの団体でもいいからとにかく何かつてを頼って、何とか医師を確保しなきゃいけないという、本当に町ぐるみの取り組みをしている所もあります。幸いにして今まで津別はなかったですけれども、これからはこうした体制を維持していくためには、そうしたことも必要になってくるのではないかなと思ってちょっとお聞きしました。ちょっと私にも一つ考えがあるのですけれども、今テレビドラマのランキングナンバーワンで「ドクターX」というドラマがあるのですけれども、その中でフリーランスの医者というのが出てまいります。医者のパートタイムだと思うのですけれども、津別町1人では雇いきれなくても、例えば美幌町や大空町と手を組んで、幾つかの自治体と共同で1人フリーランスのお医者さんを雇って、その方を各自治体で回すと、そうすることによって、今現在津別病院なんかですと金、土に代替えのお医者さんが来て、その間、先生方が札幌へ戻ったりするということもあるのですけれども、やはりそれだけでは足りなくなってくるのであれば、例えば、往診診療の指定日、火曜日でしたっけ、その日には津別町に来てもらうと。また、ほかの町の往診診療の日には、ほかの町の自治体に行ってもらってやってもらうと。幾つかの自治体で負担すれば給与の部分でも安く抑えられるのではないかなと思います。それでも大変な負担になるかとは思いますが、そうした考え方もあるのではないかなと思ってひとつ提案させていただきたいと思いますけれども、町長いかがお考えでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
これは、それやりましょうという話にはそう簡単にはならないかとは思います。そういうことがテレビ番組の中で出ているということでありますけれども、実際にそういうことというのが、進めるにあたっては津別病院との協議も必要ですし、それから今おっしゃられました他の自治体と可能なのかどうなのかということを話をかけて、そしてどんな問題点があるのだとか、こうやればできるというようなことがあるのか、ないのかということを、やっぱりそれなりに担当部局でも話― 46 ―し合う必要があるというふうに思いますので、今ここでそれを進める方向でというのはなかなか言いづらい部分がありますので、そういうこともあるなということで受けとめておきたいと思います。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 私実際この質問をするために、津別病院のほうにも伺ってまいりました。津別病院のほうでは、やはり医者は不足していると言っていますので、今後、やっぱりいろいろなことを考えて地域包括ケアシステムの中では、やはりもう必要不可欠な要素がこの往診診療だと思っておりますので、ぜひ継続できるように今後とも一緒に努力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。次に、在宅の介護予防についてお聞きしたいと思います。国の考えが在宅にシフトするという考えの中で、在宅者は施設に入所している方や入院している方たちより行動範囲も広くとれます。自由も効きます。そのことをフルに生かせる楽しめる生活をしてもらえる仕組みづくりを進めるべきではないでしょうか。もちろん、施設にいる方や入院している方のケアも大切だとは思いますが、行動範囲は、やはり入所している方は限定されます。しかし、在宅で生活していれば、こんな楽しい所にも出掛けられる、こんな楽しい催しにも参加できる、だからもっと健康でいよう、そんな意欲が沸き上がるような仕掛けというか、形をつくってみてはどうかなと考えます。例えば、社会福祉協議会が行っている高齢者向けのレクリエーション事業、長寿夫婦の集いですとか、ひとり暮らしの集いですとか、そうしたものをもっと予算づけして、社会福祉協議会に頑張ってもらって強化していくようなことは考えられないでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
先ほどの1番目の関係でありますけれども、私も津別病院とお話しをしたときに、現在は 40 名の支援を行っているということですけれども、まだ増やすことは可能だというふうに聞いております。在宅というのは、いわゆる見方としては在宅が病室になると。そして携帯電話がいわゆるナースコールになるという、そういう形になっていきますけれども、お医者さんが多いに越したことはありません― 47 ―ので、それは引き続いて病院側、そして企業と一緒に要請活動を進めてまいりたいというふうに思っております。それから、在宅介護と介護予防につきましてでございますけれども、現在実施しています在宅者向けの介護予防につきましては、介護予防事業において全高齢者を対象といたしました一次予防事業の介護普及啓発事業としまして昨年度実績でいいますと健康教育が 11 回開催しております。転倒予防教室が 28 回、健康相談が 81 件行っております。それから、地域介護予防活動支援事業ですけれども、これはサロン事業を4カ所で 41 回開催しております。それと、虚弱高齢者を対象としました二次予防事業につきましては、対象者把握事業といたしまして 54 名を把握しておりまして、通所型介護予防事業としてミズナラ教室を 120 回開催しております。訪問型介護予防事業につきましては、二次予防対象者で通所が困難な方という方がおりませんでしたので行っておりません。なお、本年実施の地域座談会におきまして、身近な会場での運動や交流を望む声が多かったことから、次年度において地域での開催を検討することとしているところでございます。そのようなことでよろしいですね。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 先ほども申しましたけれども、私この質問に際して、津別町の福祉課の主査やそれから社会福祉協議会、それからケアハウス、それから近隣の町村の社会福祉協議会等に聞いてまいりました。実は、一次介護予防、二次介護予防、それから社会福祉協議会の高齢者向けの事業、津別町は実によくやっております。よそと比較して私はそう感じました。町長、機会があれば社協や包括の方を褒めてあげていただきたいと思います。ただ、そうは申しても、たくさんやって非常に実績、人数的にもこの健康教育なんかでも 11 回で 271 名という方が集まっているところを見たら実績も本当にすばらしいのですけれども、よく考えると、そこにニーズがあるということだと思います。ですから、よくやってくれているのですけれども、こうして効果があるからこそ、これでいいのだじゃなくて、もっとニーズがあるのじゃないか、もっとできるのじゃないか、― 48 ―そうしたことをぜひ考えていただきたいなというふうに思っております。要支援の認定者、津別町でも今や 26 年の3月で 385 名、人口 5,300 と考えますと約13 人に1人が介護認定者だということで、やはりこれは津別町としては非常に重要な政策ではないかなと思っております。今回公約の中には入っていなかったのですけれども、公約に入ってないから重要でないということでなくて、町長もその重要性は十分に認識していることは、ここ数年の町長の施策から見れば私も感じております。ですからあえて申し上げますが、今年から地域サロン事業等も社会福祉協議会にシフトしましたけれども、こうした地域サロン事業含めて高齢者の健康に関する事業、それから生き生きと暮らせるための事業、こうしたものをもっと幅広く、厚くしていくべきだと考えますが、町長どういうふうに思われているか、もう一度お聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
先ほどお話ししました回数のお話をしても、相当職員なり、それから社会福祉協議会のスタッフが頑張っているということが裏づけられるというふうに思っています。これは大いに称賛すべきことではないのかなというふうに考えているところです。そういったことから、議員もご承知のように担当の職員も増員してきました。それから、今年の4月から社会福祉協議会につきましても費用は町持ちということで、向こうの資格を持った職員も増やしてきているところです。そういう中で、今度は保育所が認定こども園に移っていきますので、その部分のまた少し社会福祉協議会に余力が出てくるかというふうにも思いますので、そういったことを含めて、まだできることがあれば進めてまいりたいというふうに思っています。ただ、どこまでやるのかという、エンドレスでずっと続くのかと、一定のところへ行くとさらに次の段階に行くとさらにということがありますけれども、人的なこと、それに係る介護保険等々のお金の問題等々ありますので、そういったことも含めながら、これは今策定中の第6期の計画、そういう中でもしっかり関係者、委員の中で議論をしていただいて計画をつくっていただければというところを願っているところでございます。― 49 ―以上です。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 この前、社会福祉協議会に行ってちょっとお話ししてきたのですけれども、確かに事業を拡大すれば、それなりに人手もお金もかかります。ちょっと私も考えたのですけれども、例えば、最近で言えば、さんさん館等で新規のイベントを起こしたときには、町の経済団体ですとか、それからボランティアグループですとか、子育ての会とか、そういった方々が実行委員会の中に入って多々協力してくれます。ところが、社会福祉協議会が事業をやると、ふれあい広場が少しそういった団体も協力してくれますけれども、大体社会福祉協議会の役員ですとか、関係者の中だけで事業をやってしまうと。これですと、たくさんやっていくとどんどん疲れてしまいますので、町には勝手なことを言うことになるかもしれませんけれども、各団体の女性部や青年部、そういった若い力もありますし、社会福祉の関係だからといって遠慮することなく、そういった団体にも協力をお願いしていけばいいのじゃないかなというお話をしてきました。ぜひそういった新たな発想で社会福祉協議会の人的パワーを増やして、先ほど町長おっしゃられましたように保育所事業の部分のパワーも少しこちらに注げるということですので、ぜひ前向きに検討していただきたいなと思っております。ヘルパーのことについて少しお聞きしたいと思います。ヘルパーの担い手を養成する試みが町としてはしばらく途絶えているのではないかなと思いますが、どのようにヘルパーの養成について考えているかちょっとお聞きしたいと思っております。
答弁 町長 佐藤多一
ヘルパーの関係でございますけれども、本町におきましても福祉関係全般の人材確保が非常に困難な状況になってございます。介護施設で働く職員に対する支援制度を、こういったことから創設して一部対応しているところでございます。平成 25 年の1月に、本町でヘルパー2級講座が民間会社によりまして開催されております。そのとき町民 22 名が受講したというふうに聞いてございます。この受講され― 50 ―た方につきましては、家庭での介護のために受講したという方もおりましたが、それはそれで有効な受講の仕方かなというふうに思っております。いずれにいたしましても、人材確保のため引き続き、これは社会福祉協議会や住民組織等とともに検討してまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 ヘルパーの助成制度、以前行っていたと思います。多分 10 万円ぐらいかかる中で半額程度の助成だったと思うのですけれども、今ヘルパーの方々もだんだん高齢化してきて、また次の担い手が心配になってくると。そうした中で新しいヘルパーを生み出していくというか、育成していくために 20 代、30 代の方、今例えば子育てで忙しい、仕事で忙しい、そうした方にも例えば 10 万円かかるとしたら5万円だった助成を全額見てあげて資格をこの際取ってもらうような働きかけをしてみてはどうでしょうか。例えば 10 万円全額見てあげるのであれば、前の5万円以外に、5万円分は、例えば5年間に何回かの労働奉仕で返してもらうと。そうすることによって、前にちょっとヘルパーの資格を持っている方からお聞きしたのですけれども、資格は取ったものの実際人の家庭に踏み込むわけだから不安があると、仕事に対して。そういった不安を解消するためにも、インターシップ制度というか、そういうわけじゃないのですけれども、実地を経験してもらうことによって将来やっていく自信がつくとか、それからスキルのアップにつながるのではないかと思います。そうすることを例えば何年間かやって、その5万円分を労力で返してもらう。そういったやり方をすることによって子育ての手が空いたとき、仕事をリタイヤしたときに、そうした方がヘルパーとし頑張っていただけるのではないかなというふうに私は考えますが、町長いかがでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
具体的にヘルパーを増員するためにどういう方法をとっていけばいいのかということを、これまでもやってきた部分がございますけれども、なかなか増えていかないという部分もあるかというふうに思います。これは現場である担当課、それから社会福祉協議会、ここと何が問題で、どうてこ入れをしたら増えてい― 51 ―くのかというようなことを、もう一度しっかり話し合う中で対策を講じていきたいというふうに思います。以上です。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 次に、在宅の通院者の方たちへの支援ができないかということでお聞きしたいと思いますが、現在、津別町で在宅しながら病院に通っている方々、その方たちに対して交通手段等の支援はできないのか、また現在どのようなことをやっているのかお聞きしたいと思います
答弁 町長 佐藤多一
在宅通院の手助けについてでありますけれども、現在町では要介護認定が要支援以上の方で、特殊車両が必要と認められる方に対して、これは車椅子の方が想定されますけれども、そういった方たちに対して在宅福祉移送サービス事業を行っております。津別町内の通院に限りますけれども、昨年度実績では 11 名の方が利用している状況にあります。また、在宅の高齢者や身体障がい者の方に対しましては、通院または入退院にかかる交通費の一部を助成する通院等交通費助成事業を行っておりまして、これにつきましても引き続き実施してまいりたいというふうに考えております。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 今町長の答弁いただきましたが、在宅の高齢者や身体障がい者の方に対し交通費の一部を助成する通院等交通費助成事業を行っていると答弁ございましたけれども、障がい者の方は当然これは手帳を持っていますし、いただけると思うのですけれども、在宅の高齢者の場合、これ在宅の高齢者というと 65歳の人みんな当てはまってしますのですけれど、それ全部には助成しているわけではなくて、もちろん条件がかなり幾つかあると思います。その条件について、どういう条件があるのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
保健福祉課長。
答弁 保健福祉課長 石川篤(保健福祉課長は2016年3月まで)
暮らしのガイド、これは全世帯にお配りしてござい― 52 ―ます。こちらの中にも載ってございますけれども、通院等交通費助成事業、この中にはいろいろ対象者があります。町民税非課税世帯の方だとか、JR及び路線バスを利用できない方だとか、町内に子どもが住んでいなく同居家族がいても通院等の交通手段がない高齢者及び身体障がい者手帳の交付を受けている方、いろいろとございます。これらの条件が該当すれば対象になります。現在7名の方が利用しております。以上です。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 いろいろな条件が当てはまらないとこうした、これ半額助成という大きい助成だと思うのですけれども、これに当てはまらないと。しかし、やはり年金生活者とかで病院に通っていれば金銭的な負担も大変だということであって、そうした方たちに半額でなくてもいいから幾らかでも、もっと幅広く助成してあげれるような制度があれば、もっと自宅で、在宅で頑張れるのではないかなというような思いもありますので、ぜひ検討していただきたいと思います。答弁あれば、なければ次に…。
答弁 町長 佐藤多一
これ、そういう方がどれぐらいいて、どれぐらい例えば支援するにしても、どのような基準でやるべきなのかというのは、やっぱりそれなりの研究が必要だというふうに思いますので、研究の一つに加えさせていただきたいというふうに思います。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 地域サロンの拡充とかヘルパー養成の新たな主張、それから社会福祉協議会の機能強化をすることについて、ただいま提言してまいりましたけれども、地域包括ケアシステムの構築は必然であり、津別町に課せられた大きな課題だと思います。私は、今回津別町の皆さんが安心して暮らせる地域になることを祈ってこうした質問をしております。町民の皆さんの思いを背負って質問しているつもりでございますけれども、町長、今後地域包括ケアシステム、地域包括ケアシステムという言葉に対して、私もなかなか理解ができないのでいろいろ調べてみたら、やはり医療、それから住宅、それから介護、生活支援、そうしたキーワードがちりば― 53 ―められた住民たちが安心して暮らせるシステムというか体制のことを言うというふうに書いておりました。津別町は、それぞれの部分でかなり近隣町村と比べても進んでおりますし、それぞれの事業全部手がついていると思っていますけれども、これを全体を包括して体制とすると思うのですが、町長、このシステムの確立について、どんな思いで望んでいられるか最後にお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
地域包括ケアシステムというのは、言葉がそのまま表しているように、地域がさまざまな問題を地域がみんなで対応していこうというシステムだというふうに思います。これ行政だけですべてがサービスを賄えるという状況には今日ございませんので、従いまして、今度6期の中でも多様な担い手のお話が次々と出てまいります。NPOであったりとかさまざまなこと。それが、そこの地域地域によって十分な組織がたくさんあるかというと、それは地域差がございます。そういう中で、津別の中で、行政、そして社会福祉協議会、あるいは、そういうことが担えるNPO法人だとか、そういったところ、そして自治会だとか、さまざまなところがこの町で生活ができるように手をつないでお互いに対応していくということが全体のシステムになっていくだろうというふうに思いますので、それに対する進めをしていきたいというふうに思いますし、そこで大きな在宅でいけば病院が大きな役目を果たしますので、ここはしっかり存続していただけるような対応をきちっと図っていきたいというふうに思います。それと、今年の4月に、ほかの町から新規参入ということで、ここで福祉施設を開設していただいた会社もございますので、そういう重層的な形に少しずつなってきているという認識をしてますので、それをさらに連携を深めながらシステムをしっかりしたものに方向づけをしていきたいなというふうに考えております。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 新聞、ネット等で見ますと住み慣れた地域に最後まで暮らせない方々が増えているというふうに言われております。ぜひ津別町では少しでも多くの方に最後まで暮らしていただけるように今後とも行政、私どもも含めて努力していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。― 54 ―次の質問に移らせていただきます。グループ制の検証と定員管理についてお聞きしたいと思います。町は、平成 22 年度に第1次機構改革として係を統合し、グループ制を敷きました。その後検証を重ね平成 24 年度に課を統合し、大課制を敷き、第2次機構改革を行いました。前回の質問では、第2次機構改革以降の検証は行っていないが、問題点については都度見直しを行っているとお答えいただきましたが、その後見直しを行ったかどうかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
グループ制の関係で、二度目の検証結果についてでございます。今議員がお話しになりましたとおり平成 24 年の4月に 14 課を 12 課に再編いたしまして、あわせて所管業務の見直しを行った第2次機構改革後の検証につきまして、人材育成基本方針に基づきまして毎年実施しております人事ヒアリングにおいて、各管理職からそれぞれの課・グループの事務総量と配置職員数のバランスチェックの報告を受けております。事務分掌の見直しや適正な職員配置にこれを受けて努めているところでございます。今年度につきましては、公営住宅等の建設・管理、それから個人住宅新築事業、中古住宅奨励金事業、そして空き家等撤去促進事業など、これらが別々の課で所管しておりましたので、建設課住宅グループに一元化したところでございます。また、産業振興課に新たに再生可能エネルギー推進グループを新設いたしまして、単板協同組合の熱電利活用事業の推進のほか、森林認証やカーボンオフセットなど二酸化炭素削減の事務を一元化したところでございます。庁舎のスペースに限りがございますので、ワンストップ化ができない状況にもございます。引き続き、住民ニーズに対応するため組織機構の見直しを行いまして、住民サービスの向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 検証という言葉は使っていないし、そういたプロジェクトも特につくっていないけれども検証は行っている、そういった意味合いでお答えいただいたのではないかなというふうに今の答弁を解釈しております。であれば、― 55 ―目標としていることは、やはりこれからどんどん財政的にも厳しくなってきて、人員も削減してやっていかなきゃいけなくなると。そうした中で事務の効率化運営を図っていくためにもグループ制は必要だったし、大課制を行って課の統合を行ってきたという意味合いだと思うのですが、そこでお聞きしたいのですけれども、グループ制については私もちょっと理解しているのですけれども、課の統合に関して、14 課を 12 課というふうになっていますけれども、実質は 11 課を9課にしたと。農業委員会、監査事務局、それから選挙管理委員会はそれぞれ重複しておりますので、11 課を9課にしたと。その中で、特養が民営化されましたので、現実は今8課だということだと思います。この8課の中で、統合してそれぞれ大課制のメリットがきちんと出ているのかどうか、一元化という言葉が出ていますけれども、ここのところ町長どう考えているのか、ちょっとお聞かせいただきたいと思うのですが。
答弁 町長 佐藤多一
メリットというよりも、この検証そのものは、大がかりに第1次のときのようにその後しっかりこうやるというのではなくて、この第2次については、ある意味での完結型になってまして、そこから問題点があれば随時シェアリングの中で解消を図っていくということで随時これまで進めてきたところでございます。従いましてメリットというよりも、こういう方向でいこうということで、今進めておりますけれども、その中で不都合が出ている部分、実際にやってみて、そこは随時先ほどいいました例のようにグループの再編だとか、それから新たな需要が出てくる部分もありますので、それを新設していくというやり方をとっているということでご理解いいただきたいというふうに思います。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 私が役場の中を見ているところで、前回お答えいただいた中に主担当、副担当等入れ替えしてスキルアップというか、連携の強化を図るというお話があったのですけれども、その辺もいまだ事業としては進んでいないように思います。それから、管理職のことなのですけれども、管理職の数に関してもちょっと調べていただいたら、平成 20 年に 21 名でした。21 年には 20 名、26 年、現在 17 名なのです― 56 ―けれども、特養の2人を除くと実質管理職は1名しか減っていないということで、いまだにこれだけの管理職が必要だということになれば、実際にはそれぞれ課に戻しても同じことなのじゃないかなというふうに思うのですけれども、その辺どう町長考えてられるのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
管理職の数というのは、先ほど言いましたように新たに仕事が出ている部分については張り付けています。例えば先ほどいいましたように、再エネのグループの参事を設けたりしています。これは道の協力を得てやっていますので。今までやっていることが全部そのままということではなくて、その都度行政需要として出てくる部分については、対応しているということでご理解いただきたいというふうに思います。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 そういうことであれば、課の再編というか、少なくしてきたことについては管理職の数とは関係ないというお答えではあると思うので、必要に応じて管理職はつくっているというお答えであると思うので、そこのことは理解いたしました。ちょっと住民の方からも言われたのですけれども、住民企画課の所で、住民からの要望を聞く課であり、なおかつ予算の総枠を決定する課であると。ちょうど要望とそれからそれを裁定する所が同一の課にあり、同一の課長がその権限を持つということは、ちょっと本人にとっても大変なんじゃないかと、本人にそのことを聞いたことはないのですけれども、大変じゃないかとは思うのですけれども、町長その辺はどう考えてらっしゃるのでしょうか。
答弁 町長 佐藤多一
今の件は、私役場に入ったときに財政に7年いたのですけれども、その当時から言われていました、どこの町でも。企画財政課という名前が意外に多いのですけれども、企画部門と要するに町の計画部門と財政を判断する部分が一緒になるというのがどうなのだろうかということで、当時大分、昭和の時代ですけれども釧路市でもそれを別々にしたというようなことで。あとまた江別の所では戻った― 57 ―りとか、くっついたりというようなことがスピードでいけば早い部分がありますけれども、確かに言われている部分は、課題として永遠に残っているという、そういう状態かなというふうに思います。今私が考える中で、特別にこれはまずい状態だというのは、まだあまり感じておりません。その中で、一般論として理解できますけれども、実際の運営の中で大きな障害になっているという事態にはなっていないというふうに考えておりますので、そういうことがもしご指摘等がございましたら、また検討の一つに加えさえていただきたいというふうに思います。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 次に、定員管理計画のことについて少しお聞きしたいと思いますが、アウトソーシングや事務の効率化の見直しについては、大体できているのではないかなというふうに思います。であれば、事務総量を見直して、定員管理計画の見直しをし、その後津別町の役場のレイアウトを含めた役場の未来図を描くべきではないかなというふうに思っております。前回の質問の中で定員管理計画については 26 年度中に見直しを行うというふうにおっしゃっていましたが、現在のところは委員会等にもその頭出しもございませんし、この定員管理計画の見直しについてはどうなっているのか。それから、それを踏まえた上でなければ描けないと思いますけれども、津別町の役場内の未来図というか、そうしたものに何か構想があればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
続きまして定員管理計画の見直しでございます。この件につきましても先の人事ヒアリングにおきまして、各課の事務総量の掌握、それから類似団体との比較検討を政策調整会議において実施しておりますけれども、スケジュール的には遅れ気味になっているというのが実情でございます。現在の定員管理計画につきましては、平成 18 年に策定いたしましたものでありますけれども、前期 10 年間の目標年次が平成 27 年の4月ということになります。その時点で、目標であった職員数、これは 111 名というふうしておりましたけれども、27 年の4月、来年の4月1日の現― 58 ―在では、さらにこれを2名下回ることになりますので、計画が達成できる状況にあるというふうに認識しているところでございます。今後の事務量につきましては、国営農地再編整備事業の事業実施にかかわる事務が出てまいります。それから、来年度から進めていこうというまちなか再生事業によりますハード・ソフト両面の事務などが出てまいります。これはかなり大がかりなものになると思います。こうした大がかりで長期にわたるものが増えてくるだろうというふうに考えております。それから、マイナンバー制度の運用が出てまいります。来年度以降につきましては本格的に、あるいは新たに取り組む事業が次々出てきますことから今後の定年制延長、それから職員の再任用制度の運用の動向などを十分に把握しながら検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 定員管理計画につきましては、定員を少しずつ減らしていくということは、その期間で少なくなっても対応できるスキルや横の連携を構築していくための期間だというふうに思っています。確かに 27 年度末で当初よりも2名減の数字となってきますけれども、定員管理計画というのは、ただ単に職員の数をそろえればいいというものではないというふうに僕は思うのです。やはりそこには事務総量こなせるだけの、要するに仕事をする能力というか、そういうものが全体で賄われていなければいかないと思っております。今2名少ないとおっしゃっていましたが、18 年の管理計画でいくと、それから予定外の人員構成になっているのではないかと思います。と申しますのは、途中退職や不幸にして亡くなられた方たちのことがありまして、係長級、または主幹級のスキルを持つ方が不足していて、新卒というか新しい採用についてもここ何年かは常に予定以上に、もしくは予定どおり採ってきていると思います。それから、特養については、本来は特養の職員は特養に残るはずだったのがこちらへ来ていて、それでなおかつマイナス2名ですから、現実には僕はかなり人が不足しているのではないかなというふうに思っております。そういた中で、そうした中で仕事をしていけば、当然無理がくるわけだと思うのですが、一番心配しているのは、そのことによって残業が多くなったりして、それぞれに負担がかかっていないかなということもありますので、今の質問と合わせて、ここ― 59 ―直近の残業の平均時間等がわかれば、これは担当のほうからでもいいですからお答えいただきたいと思います。
答弁 総務課長 竹俣信行(総務課長は2014年12月まで)
直近3か年のデータになりますけれども時間外の数値について報告させていただきます。まずは、平成 23 年度でありますけれども、支給対象職員が 104 名、それで年間の1人当たりの時間外の時間ですけれども 95.49 時間、1人当たり月に直しますと 7.95 時間ということになります。それから平成 24 年度、支給対象職員が 99 人、1人当たりの年間時間が 97.83 時間、1人当たりの月時間数が 8.15 時間。それから平成 25 年度です。支給対象職員が 97 人、1人当たりの年間時間数が 104.3 時間、1人当たりの月の時間数が 8.66 時間ということで、ひと月当たりの時間も少しずつ増加しているというのは事実でございます。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 残業時間数については、ここ3年ぐらいで私が心配したほどは伸びていなかったのですけれども、やはり増えてきているということで、やはりこれは職員にとっては一番いいのは、9時から5時で終わることなのですけれども、そうはいかないと思いますけれども、年間 100 時間が多いかといったら、多いと言えば多いですし、少ないと言ったら少ない、それぞれの繁忙期とか等もありますから、そういったことはどうしても起こるのかなと思ってますが、思ったほど増えていないとことには安心しました。ただ、先ほども言いましたように、やはり熟練した層が薄くなっているということで、その辺のある意味で昔で言う係長、それから課長補佐、そういった役職に相当するような人間たちに負荷がかかっているのではないかという心配をしているのですけれども、その辺実際私どもは外から見ているのでわからないですが、町長その辺どうお考えになっていますか。
答弁 町長 佐藤多一
確かに、中間のところというのが病気で亡くなったりとか、さまざま途中自己都合で退職されている方も出てまいりまして、それでなくても7年― 60 ―間不採用の時代が続きましたので、それにプラスする形になってますので非常につらい部分があります。そこで、先ほど言いましたように人材育成方針というのをつくっています。そこで、できるだけ早くいろんなスキルを身に付けてもらおうということで積極的に予算もつけて、そして研修に努めているところです。そういう形でないものねだりをしても始まりませんので、そこをレベルアップしていくということで、今つなげていっているという状況にあります。ただ、これから先、今議員にお話ししましたのは、来年の4月1日現在で 10 年間という前期の定員管理計画が終了します。その後、また後期の 10 年間というのが始まりまして、そこで最終の平成 36 年には 87 名体制にするということが掲げられておりますけれども、この後期の人数を最終部分が 87 でいいのかどうなのか、その後 10 年後の行政需要というのはどんなふうになっているのかということもつかみながら管理計画をつくっていかなければならない、後期の部分の。というふうに思っているところです。それと、これは、もし可能であれば今定年によりました再任用制度がございます。これを活用して、例えば業務支援室みたいなものを、そういうことで、まだいろんなことを聞きたいとか、あるいはいろんな勉強がもっとしたいだとかというような職員が、若手の職員が助けてほしいというところに、経験を生かして教え込んでいくというか、指導していくだとか、そういう何というのですか機構というのですか、そういうことも検討していく必要も、今すぐつくるということではありませんけれども、そういうことも必要かなというふうに考えております。
質問 1番 佐藤久哉
〔登壇〕 今町長のほうから私の懸念に対する対処方法、そういったものをお聞きしたのですけれども、今後、採用計画も含めて定員を最終的にどうしていくのか、またそのためには今の事務総量をきちんと把握して、その中で役場は将来こういう形、当然制度の改革等もありますし、時代の流れもあります、思ったとおりにはいかないかもしれないですけれども、やはりそうした青写真を描くことは必要なのではないでしょうか。そうしたものを私どもも示されることによって助言もできますし、町民の声も拾ってくることができるのではないかなと思いますので、ぜ― 61 ―ひ今年度中になされる定員管理計画の見直しを行って、私どもにまた示していただきたいと思います。また、そのとき議論をしたいと思いますのでよろしくお願いいたします。終わります。