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洞爺湖町議会 令和2年9月会議 2020年9月11日

国保の均等割について

2020年9月11日、洞爺湖町議会の一般質問で、今野幸子議員が「国保の均等割について」質問し、住民課長 後藤和郎、町長 真屋敏春が答弁しました。

質問者
今野幸子 議員
答弁者
住民課長 後藤和郎、町長 真屋敏春

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 今野幸子

次に移らせていただきます。国保の均等割について伺います。今、国民健康保険加入者の多くが、保険料の高さにより生活が追い詰められています。特に均等割の弊害は、収入のない主婦や生まれたばかりのゼロ歳の子供にも、一人一人に税の負担が課せられる状態にあります。この平等割という世帯割の定額が課せられてもいます。所得や土地など試算、計算して、その保険料納めます。でも、ちょっと待ってくださいよ、国民の皆さんには、平等に1世帯当たりの税を負担していただきますよ、もう一つ均等に、家族一人一人にも税の負担を負ってもらいますよ。この平等割、均等割とは何、とは思いませんか。今回は、この均等割に絞って伺ってまいります。初めに、当町における子供の総人口と、そのうち18歳以下の人数、また国保加入者とその中での18歳以下の子供の人数をお聞きします。

答弁 住民課長 後藤和郎

18歳以下の子供の人数と、そのうちの国保の加入世帯と子供の人数についてのご質問でございます。直近の把握している数値で申し上げますと、7月末現在、洞爺湖町の総世帯数及び人口は、4,849世帯、8,555人となっています。うち18歳以下の人口は962人でございます。また、国民健康保険の加入世帯及び被保険者数は、1,478世帯、2,284人でございます。18歳以下の被保険者数の数でございますが、212人でございます。以上です。

質問 8番 今野幸子

ということは、18歳以下の子供に関してだけ見ると962人、この中の212人の子供たちは、収入がなくても国民健康保険の均等割負担が課せられています。そして、残りの750人の子供たちには1円の均等割負担もかけられていないということになりますか。その中には生保の方もいます。いると思いますので、多少数は違ってくるとは思いますが、そういうことでよろしいですか。

答弁 住民課長 後藤和郎

医療保険の制度の違いはありますが、そういうことになります。

質問 8番 今野幸子

今答弁にありましたように、国民健康保険の均等割額は、ほかの医療制度にはないのです。国保は加入者一人一人に均等にかかるもので、家族が増えると保険料の負担が重くなる仕組みとなっているからです。同じ国民で、同じ町民なのに、世帯主が国保か協会けんぽか、それだけでこんな差がつけられるのです。非常におかしいことです。そのため、同じ収入額でも、協会けんぽと国保では負担額が違ってきます。また、同じ収入、同じ国保であっても、子供たちが1人の家族と家庭と2人、3人の家庭では、負担額が変わってきます。協会けんぽは、子供が1人であろうが5人であろうが、何人であっても負担は変わることはありません。国も自治体も少子高齢化をよく口にします。洞爺湖町においても、人口減と少子高齢化の課題に直面しており、人口減少の抑制に向けては依然として厳しい状況が続いています。と、町政執行方針にも書かれています。当町としても、子育て支援として多くのことに取り組み、行っていることも承知しています。それでも人口減少の抑制は厳しいわけです。高齢者が多いため、亡くなる方が多い。こういった自然現象もあるとは思いますが、それではどうやって人口を増やすのか。移住を、多くの若い人に移住してもらう。この洞爺湖町に住んでもらう。これも一つです。しかし、一番は子供を望む人に赤ちゃんを産んでもらうことです。そのため、子供がほしいと思っている人が、安心して出産できるように、産まれる前、そして産まれるとき、産まれた後のこと、この支援がどれだけあって、経済の負担がどれだけかかるのか。その不安をいかに取り除くかが大事ではないでしょうか。出産に当たり、休職をし、収入減も心配。そして国保なら、今後の保険料も増えてしまう。国も町も子供を産んでほしいのに、産めば産むほど負担が重くなるのです。負担を重くするのです。こんなことは誰が考えてもおかしいとは思いませんか。産めば産むほど負担が軽くなる、そういうのなら理解できます。この矛盾がおかしいとは思いませんか。町長にお聞きします。

答弁 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今の国の保険制度、社会保険、共済組合、あるいはいろいろの保険があります。その中で国民皆保険、国民健康保険制度がある。この制度自体は、私は間違っているとは思いません。なおかつ、その制度を維持管理するためには、それぞれの団体がいろいろ検討した結果、保険料を徴収しているという状況でございまして、国民健康保険につきましても、今、北海道が一元化をしようとしておりますが、所得割、均等割、平等割、これらのものに将来はしていきたいという考え方があるようでございますけれども、私どもの町はそこに資産割というのも含めさせていただいておった。これは、私どもの町の状況を考えてこういうふうなことをやってきたわけでございますけれども、これが将来的にはさっき言った三つの枠組みに持っていかれるのではなかろうかと。これはこれで、そのウエートをどこに持っていくか、また検討しなければなりませんけれども、やはりここに住んでいる方々が安心して子供を育てられるような、そういう体系づくりをこれからもいろいろ考えながら組んでいかなければならないというふうに思っております。ただ、今の制度そのものは、これはもう今までいろいろの方々がいろいろの審議会、いろいろの会合の中で、こういうふうな制度をつくり上げ、それがどこか矛盾が来ている、それは確かに都市部と田舎のほうでは差が、だんだん格差が出てきている。それも承知しておりますけれども、この町の今の現状では、一番最高のベストのことをやはり考えていかなければならないというふうに思っております。

質問 8番 今野幸子

制度に間違いはないと思っている。ただ、私は今、制度ではなくて、産んでほしいのに、子供をたくさん産んでほしいのに、産めば産むほど負担を重くしますよというこの矛盾がおかしくありませんか、その事点だけをちょっとお聞きします。

答弁 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

子供を産んで育てる、これはそこのご家族の判断で子供の人数等々が決まってくるのでしょうけれども、やはり将来の人生設計を立てながら、子供をどうやって産み育てたらいいのか、それは無差別にということではなくて、やはり家庭内でしっかりご協議をなさっていくべき姿なのかなというふうに思っております。ただ、必然的に出てきたお子さんに対して、子供が多くなった等との関係がございましたら、いろいろの、今社会保障制度もございます。そんな中、税金は確かにそれだけのもの、ある一定の収入のある方、そして財産のある方には、一定の保険料を納めていただかなければならないかなというふうには思いますけれども、ある意味、低所得者世帯、そして生活が困窮している世帯等々におきましては、それなりの社会保障制度があるというふうに思いますので、そこら辺はしっかりそういうものも学んでいただいて、応募ができるものであれば応募をしていただきたい。ただ、とにもかくにも、その家庭を守っていくのは、やはり保護者でありますお父さん、お母さん、そこがやはりしっかり人生設計を立てながら子供を育てていく、そういう社会にしていかなければならないだろうというふうに思っております。

質問 8番 今野幸子

今、特にこのコロナのおかげで職を失った方、収入が激減している方、そして国保に加入しているのは、非正規労働者や自営業、無職の人、そういう人たちがこの国民健康保険に加入しています。この加入することで、子供を産む、これを家庭に考えてほしい。これでは、子供を多く産みたくても、もっとほしいと思っても、やはり抑えてしまう。これがあるのです。やはり、皆さん、今町長が言われたように、自分の家庭の設計をし、「ああ、うちは1人でいいわ。これ以上はもう育てられない。うちはもう2人が精いっぱい」、こういうことでは、もっとほしいと思っている人にも産んでもらえない、そういう状況があるということです。この国民健康保険に加入している方々に、人数に応じてかかるこの均等割、これを独自に減免する自治体が全国でも、少なくても25超えるような市町があると分かりました。その中では、高校生世代まで対象に、所得制限なしで第1子から減免するというもの、または、別な自治体では、収入に関係なく全額免除、また2子や3子以降の子の減免、多子世帯の支援のための減免、また、所得制限を設けて、対象を大学世代まで広げる自治体もあります。地方税717条をいかに生かしてこのように住民の命と暮らしを支えるか。その立場で独自に子供の均等割の軽減を実施しているのです。我が国の人口減少に対するため、現在ほとんどの自治体が実施している子供医療費、助成制度、この地方単独事業、本来は国がするべきものです。自治体に責任を負わせる国の無責任な制度です。また、子育て世帯の負担、これを軽減を図るために子供に係る均等割負担税、これを軽減する支援制度、これを創設することが大切ではないでしょうか。全国市長会で提言されています。このようなことが提言されています。本気で少子化対策を考えるのであれば、そして子育て支援を行うのであれば、子供が増えることで負担を重くするようなものをできる限り最小限にするため、その増えることを取り除くのが大事だと思います。その一つが、この均等割です。ほしい人には何人でも産んでもらいたい。思い切って、国保の子供の均等割の減免、行ってみる気持ちはありませんか。少子化対策として何としても行うべきと考えますが、行う気があるかないか、お聞かせください。

答弁 住民課長 後藤和郎

国民健康保険にある均等割の減免に関してのご質問でございます。現在、北海道では、負担の公平化の観点から、同じ所得世帯構成であれば、道内どこに住んでも保険料水準が同じとなりますよう、令和12年度の標準保険料率の統一に向けて取り組んでいるところでございます。また、減免制度についてでございますが、現在、市町村ごとに取扱いは差異にございますが、令和3年度以降の段階的統一に向けて、北海道国民健康保険市町村連携会議において協議されているところです。保険税の減免につきましては、当該地方公共団体が条例の定めるところにより行うものでございまして、天災などによる被害からの生活再建や、一時的な所得の減少に伴う生活困窮により、税金を支払う能力がないと認められる場合に行うものでございます。したがいまして、経済的な理由に基づくものに関しては、制度設計に組み込まれるべきものと考えております。また、18歳以下の子供の均等割についてでございます。北海道におきまして、軽減措置の導入を自治会と連携して国に要望してきておりまして、国におきましては、国保基盤協議会という場を設けまして、国保の負担のあり方を議論しております。この協議会の今後の審議状況等を洞爺湖町としては注視してまいりたいと考えております。以上です。

質問 8番 今野幸子

洞爺湖町においては、この国保税、国民健康保険、これは相互扶助というような制度であるとお考えですか。お聞きします。

答弁 住民課長 後藤和郎

国民健康保険については、医療保険の最後の要であるところでありますことから、その運用に関してはそのように考えてございます。

質問 8番 今野幸子

この国民健康保険税が相互扶助制度、そういうふうに考えている以上は負担が増えます。これは、社会保障制度なのです。法律にどこにもこういった相互扶助制度の言葉はありません。この国民健康保険税に関するお知らせ、納期の書いたものです。ここにも、「国民健康保険は相互扶助制度で定められた」というふうな書き方がされています。法律にでも、社会保障制度だと認めているのです。社会保障であるこの制度を、みんなが助け合ってやりましょうという相互扶助制度だというふうになると、どんどんどんどん負担が重くなるのは目に見えています。まずは、その考えを正して、こういった書き方もなくす。社会制度なのだ、社会保障制度なのだ、そういう立場から考えていってほしい。この国民健康保険は、人の命を守り、生活を守るものです。その保険税が、今や高くて生活を圧迫して苦しめている。この高いというのは、もう皆さんが認めているところです。本来の役割を逆行することになります。保険が本来の役割を着実に社会保障として果たせるよう、町長にその力を発揮してもらえることを再度強く訴えます。どうか町長の答弁、もう一度お聞かせください。

答弁 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

本当に国民健康保険というのは、先ほど課長も申しましたけれども、最後の砦の保険なのかなというふうに思っております。私どもも以前から年々いわゆる保険料が、国民健康保険料の保険料が高騰してきているという事実は知っているところでございまして、何とか今現在も北海道町村会、そして全国の町村会において、国費導入をお願いしたいということを訴えているところでございます。それらにつきましては、最終的には、やはり地元自治体にも力に限りがございます。そんなことから、国費導入をぜひお願いしていきたい。それをまた町村会の場の中で訴えていきたいというふうに思っております。

質問 8番 今野幸子

難しいことではあると思いますが、ぜひ社会保障として見直していってほしい。そして、こういう書き方は決してしないように訂正していただきたいと思います。

出典:洞爺湖町議会 令和2年9月会議 2020年9月11日 議事録 PDF(8ページ) 間違いを知らせる