みんなの議会

洞爺湖町議会 令和元年6月会議 2019年6月18日

外国人への対応について

2019年6月18日、洞爺湖町議会の一般質問で、五十嵐篤雄議員が「外国人への対応について」質問し、住民課長 佐藤融、産業振興課長 田所昭博、経済部長 八反田稔、税務財政課長 佐野大次、庶務課長 見付敬蔵、経済部参与 鈴木清隆が答えました。

聞いた人
五十嵐篤雄 議員
答えた人
住民課長 佐藤融、産業振興課長 田所昭博、経済部長 八反田稔、税務財政課長 佐野大次、庶務課長 見付敬蔵、経済部参与 鈴木清隆

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

次の、外国人への対応についての問題、質問に移ってまいります。最初の質問でも、人口減少の解決には地域産業の振興が重要な一つであるということですが、日本の人口減少に、この当町もそうですが、歯止めがかからない状況の中で、ある程度外国人に依存するということが、人口面でも仕事の面でも、ひょっとしたら必要なのではないかな。観光なんかはまさにインバウンドの方によって、維持されているといっても過言ではないような状況になっているわけです。そういう意味では、観光で訪れてくださる方に対してはおもてなしという、そういう気持ちで対応する必要がある一方で、先ほども町長申されておりましたけれども、いろいろ住民とのトラブル等も考えられることから、研修で訪れる方、あとは移住などで当町にかかわられる外国の方については、やはり法律であるとか、条例とかのしっかりマナー、ルール守っていただくという、毅然とした対応も必要なのだろうというふうに思います。そこで、まず最初に、洞爺湖温泉を訪れている観光客の方は70万超えということで理解してますので、それ以外で当町に滞在する外国人の方々はどんな形で住まわれていて、どれくらいいらっしゃるのか、その把握されているかについて伺いたいと思います。

町の答え 住民課長 佐藤融(住民課長は2020年4月まで)

説明に少しお時間いただきたいと思います。令和元年5月末現在における当町の住民登録者数でございますが、116名でございます。虻田地区40名、洞爺湖温泉地区59名、洞爺地区17名となってございます。出身国別では中国が35名と最も多く、その他台湾、ベトナムなど計15の国、116名となってございます。先ほど企画防災課長も触れておりましたが、平成24年7月9日より住民基本台帳法の一部が改正され、外国人住民の利便の増進及び市町村の行政の合理化を目的として、外国人住民を住民基本台帳制度の適用対象に加えられたところでございます。外国人住民に係る住民票の記載事項は、氏名、生年月日、性別、住所、世帯主の氏名及び職柄のほか、外国人住民特有の記載事項として、国籍地域、在留資格、在留期間等、在留期間の満了の日、在留カード等の番号、法第30条の45に規定する区分が住民票に記載されることとなり、この中では詳細の事業とか勤務先までは把握できないのが現状でございます。次に在留資格別になりますが、経営管理、これは企業等の経営者、管理者等でございますが1名。教育です、高等学校、中学校等の語学教師等が1名。技術、人文知識、国際業務、これは機械工学等の技術者等通訳、デザイナー、語学講師等が30名。興行、これは俳優、歌手、プロスポーツ選手等でございますが4名。技能、外国料理の調理師、スポーツ指導者等が9名。技能実習生でございますが29名。永住者、永住許可を受けた者が10名。日本人の配偶者等日本人の配偶者実子特別養子が4名。定住者、日系3世外国人配偶者の連れ子等が1名。特定活動、これは外交官等の家事使用人、ワーキングホリデーで来られている方が22名。家族滞在、これは就労資格等で在留する外国人の配偶者・子で5名となっております。次に、当町に住民登録をされている外国人の推移でございますが、平成25年3月31日現在では67名となってございます。平成29年度末では102名、平成30年度末では89名、平成31年度末では97名となり、増加傾向となってございます。また、平成30年12月14日、出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部が改正、これは平成31年4月1日施行されてございますが、特定技能1号及び特定技能2号の在留資格が新たに創設されたところでございます。洞爺湖町においては、4月1日以降、この新たな在留資格で住民登録されている方はございません。以上でございます。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

詳しく説明をしていただきまして、ありがとうございました。これは、現実を知るということで、まずこれを踏まえた中での次の質問に移っていきたいと思いますが、今、言っていただいた数字、できたら後で結構ですので、一覧表にできているのであれば、私だけではなくて皆さんにぜひ配っていただきたいのと、人口の推移のことも企画課長、また表として後でいただければ幸いです。それで、2番目の質問に移りますが、今、出入国管理法の云々ということで、この質問にもありますが、もう当町ではこの出入国管理法の改正での受け入れはないということですので、この件については良いのですが、各産業で労働力不足が今問題になっています。3月の一般質問でも同僚、同僚と言いますか、議員のほうから漁業関係でこの辺の質問があったと記憶しておりますけれども、この研修制度に基づいた受け入れ、これに関してどのように行政としてかかわり合いがあるのか、それともただ、何て言いますか、この入管法でなければ監督指導ということはなく、民間のそれぞれの事業者が仲介業者等通じて対応しているのか、この辺について質問させていただきます。

町の答え 産業振興課長 田所昭博(産業振興課長は2020年12月まで)

外国人実習制度に基づきました受け入れについてでございます。現在、管理団体を通じ、漁業関係ですけれども、管理団体を通じて漁業者が直接受け入れをしている状況でございます。外国人研修生の先ほどの内訳なのですが、農業で4名、漁業で13名、残り10名につきましては把握はできておりませんが、観光関係だというふうに認識しております。以上でございます。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

これは今後のことで、おそらく入管法のもとで改正の入国管理法の改正のもとで受け入れが増えてくるとしますと、先ほど説明がありましたように、在留資格の特定1号、2号で滞在期間が長期化してくれば、社会保障での対応ということになりますと、行政がひょっとしたら絡んでくることが当然将来的に考えられるわけで、このグローバル化の時代の中で、我々の、最初、冒頭申し上げましたように、私たち町も外国の方々の受け入れを通して、一つの発展と言いますか、町を成り立たせていかなければならないという状況にもなってくるのだろうなという、将来的に。そんなことから、現在いないということですので良いのですが、今後ともそういうことがありうるということで、その節にはしっかりと対応をしていただきたいということをお願いいたしまして、次の質問に移らさせていただきます。昨日の景観条例に関する質問の中でも、外国資本による不動産の取得ということが指摘されておりました。恐らく購入することに関しては、法的な制約というのがひょっとしたらないのかもしれませんが、一応、ここにとり上げさせて、通告させてもらってますので質問させていただきますが、外国資本による不動産の取得が積極的に行われる傾向にありますが、法的制約がないのかどうか。また、それに、取得に伴って当町にかかわる税務上の課題等がないのかということの質問でございますが、いかがでしょうか。

町の答え 経済部長 八反田稔(経済部長は2020年3月まで)

1点目でございますが、海外資本による不動産取得に関する法的な制限の関係でございますが、端的に言いますと法的な制約は現在ない状況でございます。昨日も申し上げましたが、国土利用計画法に基づきまして、都市計画区域内が5,000平米以上、都市計画区域外につきましては1万平米以上の取引があった場合、私たちに届け出があるという状況でございます。以上でございます。

町の答え 税務財政課長 佐野大次(税務財政課長は2020年3月まで)

税務上における課題に関しましては、不動産取引にかかわる所有権の移転につきましては、法務局から登記済み通知書により所有者の変更を確認しているところでございます。また、賦課の際には、外国資本の法人や外国人との区別というものがなく税額が決定されており、納付書につきましては、登録住所へ送付をしており、外国資本の法人については、国内に住所があるか、または納税管理人の連絡先が国内となっております。これまで問題は発生していない状況でございます。一方、個人のケースにつきましては、これまでは対象はございませんでしたが、国外に住所を有し、納税管理人の申請がない土地所有者が本年度より4件ございます。現在、北海道からの情報提供をいただき、納税管理人の指定に向け、事務を取り進めているところでございます。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

取得に対しての法的な制約がないということで、これは国のことになりますので、ここでとやかく話すわけにはいきませんが、やはりルールと言いますか、その後の開発行為等、その辺が杜撰になると、本当に地域としても困るわけでございますので、それがひょっとしたら景観条例でしか防げないのかなというような気もいたしますので、景観条例も今進めているようでございますので、一刻も早くその辺も進めていっていただきたいということと、確かにニセコ、倶知安の地価が大変上昇しているというのも、この辺の不動産の取得と関係しているのだと思います。その流れが、留寿都、それから洞爺にと移ってくるような状況がございますので、この辺もしっかりわきまえた上で対応していかなければいけないのだろうというふうに思っております。あと、税務上のことで滞ってないということですので、今問題ありませんが、その4件については、しっかりと対応していただいて、納めていただくものはしっかりと納めていただくということで手続を進めていっていただきたいと思います。ここで、最後の質問の4番目に移っていきますけれども、やはり外国の方を受け入れるという、もう必要性がありますので、かと言いながらも私たちの生活もしっかり守っていかなければならない。そんな葛藤の中での質問になろうかと思うのですが、洞爺地区にも外資系のホテルがオープンし、道の駅周辺を中心に外国人観光客の姿をよく目にいたします。民間による対応が原則なのかもしれませんけれども、町として何とかかかわっていただけないかというのがこの質問でございます。この件につきまして、オープンしたホテル以外でも、先ほど町長がおっしゃられました、ちょっとしばらく先の話ですがサンシャインといこいの家の跡地を活用した企業誘致でまたホテルもできるということになりますと、洞爺地域での外国の方のにぎわい、それから生活する人たちとの、悪く言えばトラブルですか、その辺が危惧されるところですので、それも含めて答弁をお願いしたいと思います。

町の答え 庶務課長 見付敬蔵(庶務課長は2020年3月まで)

洞爺地区の外国人観光客増加についてのご質問でございます。議員ご指摘のとおり洞爺地区では昨年11月に外資系ホテルがオープンしておるところでございます。私も市街地で外国人観光客を見かける場面が増えてきていると、それも急激に増えてきているなという感想でございます。この状況の中で、町としましては、住民生活と観光促進からの対応が必要であるというふうに考えてございます。まず1点目、住民生活に関する対応としましてですが、昨年、外資系ホテルオープン、当初は外国人観光客が日本人では考えられない行動を度々とることから、地域住民の方々から相談が洞爺総合支所のほうに寄せられておりましたが、それにつきましては、ホテル支配人を通じて、観光客に日本人のマナーの周知徹底を図っていただくよう依頼をしてきております。また、町の施設の指定管理者とも、外国人対応というところでマナーの周知徹底に取り組んできたところでございます。これらにつきましては、今後も継続して取り組んでまいりたいと考えているところでございます。また、洞爺地区内の簡易宿泊所に関する近隣住民からの苦情につきましては、観光振興課との連絡、情報共有と連携により、経営者の改善要望等を行っているところでございます。もう1点、観光促進に関する対応に関してでございますが、観光客が、外国人観光客が急激に増えているというところで、観光スポットへの多言語による案内表示板など、情報を正確に伝える整備が遅れているようには感じているところでございます。これらにつきましては、関連します洞爺まちづくり観光協会などと、町と協会が総合費用負担を要する案件につきましては、その費用負担も含めまして十分に協議を進め、また観光振興課とも連携をとりながら事業に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。なお、最後ですが、窓口の対応でございます。窓口における適切な外国人対応の手段としまして、昨年度末に洞爺総合支所を初め本庁住民課、洞爺湖温泉支所には多言語翻訳機が配備されておりまして、日本語の会話ができない外国人の方につきましては、それらを用いながら対応をしているところでございます。以上です。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

今、二つの側面から説明をしていただきました。ただ、総合支所、見付課長、本当に一生懸命頑張っていただいていると私は理解しています。洞爺地区の観光、確かにNPOの観光協会ございますけれども、総合支所では庶務課というところがその辺を担当しているようですが、おそらく地区の施設の維持管理の仕事に飛び回っていて、観光まで手が回らないのかなという、大丈夫だ、余裕があって全部できてるよっていうのならまた別ですけれども、おそらく端で見ていてもちょっと大変かなというような気がいたします。これは越権になるかもしれませんが、観光課という部署があるわけですから、いろいろ連携してやっているということは今説明を受けましたけれども、もうちょっと、これだけ観光客が、観光面ですが増えてきているということからして、観光課の力がもうちょっと寄せられても良いのかなというふうに思いますが、いかがですか。

町の答え 経済部参与 鈴木清隆(経済部参与は2020年3月まで)

洞爺湖町の観光振興課、洞爺湖温泉だけでなく、温泉で完結するものではなく町全体を紹介してめぐってもらうことが重要と考えております。特に、洞爺地区におきましては、自然豊かな景観の中、散策ができる公園が整備されており、洞爺湖温泉街においてはない観光資源でもあります。観光パンフレットLa.TOYAにおいて紹介するだけでなく、観光振興課としては、SNSなどを介して情報発信を行っているところでございます。また、道の駅周辺においてはレストランなども開業しており、街並み散策を楽しめるところでもございますので、安らぎを誘う場所でもございます。洞爺湖町にとっての大切な観光資源として認識をしているところでございます。観光振興課につきましては、洞爺湖温泉だけではなく、本町や洞爺地区、地域の方々や観光業者の方々のご意見や相談を聞きながら、町内全体の観光資源を活用して観光振興を進めてまいります。当然、住民の方々からの情報もいただきながら、先ほど庶務課長がお話ししたとおり、民泊に対しての外国人の宿泊の対応、そういう部分も住民とのお話を聞きながら、これかも進めてまいりたいと思っております。

議員の質問 6番 五十嵐篤雄

最後のお話しさせていただいて、これで質問を終わりたいと思いますが、増加する外国人への対応については、何かあってからではなくて、では後手後手になるというような気がいたします。私たちの町自体が、主体的に、積極的に外国人にかかわって、モデル地区になれるくらいの対応をしていっていただきたいということと、やはり出てきている外国の企業の人たち、先ほどトラブルの解消に向けて話し合いができたということですが、やはり常に話し合いができる関係づくりをしておくということが大切かと思います。全体を通して町長の意見も伺いたかったのですが、またこれは機会を新たに伺うことといたしまして、私の一般質問、ちょっと時間超過して申しわけございませんでしたけれども、終わりにしたいと思います。ありがとうございました。

出典:洞爺湖町議会 令和元年6月会議 2019年6月18日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる