当別町議会 令和5年第3回定例会 2023年9月15日
(1)個別避難計画の策定について/(2)公共施設における高温対策とヘルスケアについて
2023年9月15日、当別町議会の一般質問で、角田広佑議員が「個別避難計画の策定について」「公共施設における高温対策とヘルスケアについて」について質問し、町長 後藤正洋、教育長 三澤吏佐子が答弁しました。
- 質問者
- 角田広佑 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋、教育長 三澤吏佐子
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 角田広佑
角田でございます。議長より許可いただきましたので、今回は2項目、3点について、まず1回目の質問をさせていただきたいと思います。また、併せて資料添付の許可もいただきましたので、適宜資料を用いて説明をさせていただきます。その前に、6月定例会では町内外の方から早口だと言われましたので、今日はなるべく落ち着いて質問をしたいと思います。よろしくお願いいたします。まずは、災害時要配慮者に対する個別避難計画の作成について質問いたします。資料は1枚目並びに右下にページ番号振ってあります。16ページ、それからその裏面、18ページをご参照いただきたいと思います。総務省では、令和3年の災害対策基本法の一部改正において、避難行動要支援者について避難支援等を実施するための計画、個別避難計画の策定が努力義務として規定され、その対象は要介護度3から5の高齢者や身体障害者1級、2級を所持している者など、計画作成度の優先度が高いと地方公共団体が判断するものについて、地域の事情を踏まえながらおおむね5年程度で個別避難計画の策定を目指すものと示されています。これに対して当別町では、総務省ホームページのほうにおいて令和5年度に着手予定と示されているところであります。町長に質問いたします。当別町において現時点までの個別避難計画の進捗状況についてお伺いいたします。次に、公共施設における高温対策とヘルスケアについて質問いたします。こちらにつきましては、添付の資料2を御覧ください。こちらは気象庁ホームページにおいて令和5年7月、8月の最高気温、最低気温について抽出したものに私のほうで一部加筆したものです。当初カラーで刷ったのですが、白黒だったので、薄墨と黒墨というところちょっと分かれているというところでご理解ください。また、当別町にはアメダスの観測施設原点がないことから新篠津村のデータを抽出しておりますので、参考として御覧いただきましたら幸いです。まず、最高気温が30度を超える真夏日は7月は5回、8月は19回の計24回、気温35度を超える猛暑日は8月に2回記録をしています。データを見ても分かるように、今年の夏は本当に暑く、そして北海道ではこれまでお盆を過ぎれば涼しくなるというイメージを誰しも持っていますが、今年はお盆を過ぎても真夏日、さらには猛暑日が記録されたことから、残暑も長く続いていたことがデータでもうかがえるわけであります。当別町内の公共施設は築年数が長いことから非冷房施設が多く見られますが、この町庁舎もその代表的な施設の一つであります。この庁舎、時には外気温よりも高くなることもあり、特に最近は住宅の新築補助金申請者が来庁される方が多く、その窓口申請がある3階は特に暑いことから、そういった申請者の方々からも暑いとの声を伺うところであります。また、町職員はまさに苛酷な状況下で、当然ながら熱中症等の健康被害のリスクと隣り合わせの中で業務を行わなければならないことは、ここにいる全ての皆様が承知のことと存じます。従来より新庁舎の新築移転が議論されている中ではありますが、その実現を待つことがこれらの問題の早期解決に至るものではないとも認識をしております。町長に質問いたします。今年の猛暑を踏まえ、ヘルスケアの観点から役場庁舎をはじめとした非冷房施設における冷涼な環境整備が急務であると考えます。町長のお考えをお伺いいたします。あわせまして、町内の小中学校も非冷房施設であります。先日通学している小学生からも本当に暑くて授業が大変です、冷房をつけてほしいですと切実な声を何人からも伺っているところであります。体調不良者に関しましても、クーラーが設置されている保健室やパソコン端末のクールダウンが必要なパソコンルームなどに避難するという児童生徒もいたということも伺っている状況です。当然児童生徒のみならず、教職員も同様に苛酷な環境下で授業の展開を余儀なくされています。再度この資料2を御覧ください。7月と8月にそれぞれ黒線を引いております。これは、小中学校の夏休み期間の区切りを示したものです。注目していただきたいところは、8月17日の学校再開以降真夏日が10日、さらには猛暑日も2日あり、児童生徒、教職員の負担は多大なものであると容易に想像できます。8月には伊達市で小学2年生の児童が熱中症と見られる症状で亡くなるという痛ましい事故も発生しています。今夏の暑さは健康被害、さらには生命に危険を及ぼすものであり、自己管理がまだまだできない児童にとっては教職員をはじめとした周りの大人の気配りや配慮が不可欠であることは確かです。そんな中、苫小牧市、伊達市では全ての公立小中学校に冷房施設の設置を決定したところもあり、児童生徒、教職員の生命と健康を守るための対策を積極的に進めているところでもあります。教育長にお伺いいたします。現状を踏まえ、当別町において今後公立小中学校への冷房設備の設置に関するお考えがあるか質問させていただきます。以上、3点について1回目の質問とさせていただきます。
答弁 町長 後藤正洋
角田議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、災害時要支援者の個別避難計画策定に係る現在の進捗状況についてのご質問でありますけれども、この個別避難計画は高齢者、障がいのある方など、自ら避難することが困難な避難行動要支援者ごとに作成する避難支援の計画であります。計画策定においては、支援を受ける側の特性や状況に応じた支援体制と支援する側の人材確保が大きな課題であり、本町のみならず他自治体においても同様の課題を抱えていると聞いております。現在の本町の進捗状況といたしましては、各町内会や自主防災組織における取組状況や要支援者の状況の確認、計画を策定する上での課題整理を進めているところであります。今後の取り進め方といたしましては、一部の町内会や自主防災組織において既に個別避難計画につながるようなプランを作成している町内会がありますので、そのような町内会をモデルとして先行的に計画策定を進め、町全体の計画策定につなげていきたいと考えております。次に、公共施設における高温対策についてのご質問でありますが、先ほど角田議員から資料を用いてこの夏の状況を説明いただきましたし、私から今さら申し上げることはありませんが、気象庁の言葉を借りれば今年の夏は記録的な高温であったということです。議員をはじめ、住民の皆さんも実感を持って記録的な高温であったこの夏を受け止められたものと思います。また、角田議員の通告一覧では、(1)では役場庁舎について、(2)では小中学校についての暑さ対策の視点でご質問をいただいておりますが、どちらも町が管理する公共施設でありまして、現状で私が言えることは公共施設の暑さ対策については予算のない中で今年は職員の創意工夫によってできる限りの対策を取ってきたこと、今後は次年度以降もこのような状況が続くであろうことを見越し、公共施設の優先順位をつけて対策を講じていくということであります。ただ、現状財源を含めて今後の対策案をお示しする段階にまでは至っておりません。いずれにいたしましても、職員はもとより公共施設を利用するお客様にも配慮した暑さ対策を実施してまいる所存であります。特に1にて質問がありました役場庁舎につきましては、新庁舎建設検討委員会においてご議論をいただいておりますので、現状に鑑み酷暑に対する効果的な対策を検討してまいりたいと考えております。なお、小中学校についても庁舎など公共施設と同様の考えではありますが、詳細につきましては教育長からの答弁といたします。以上、角田議員の一般質問に対する私からの答弁といたします。
答弁 教育長 三澤吏佐子
それでは、角田議員の一般質問にお答えをいたします。町内小中学校の暑さ対策についてのご質問でございますが、学校現場では教室や廊下、体育館などで扇風機を活用したり、体調が悪いと訴えた児童生徒には冷房の入った保健室や旧パソコン室で休養をさせるなどの暑さ対策のほか、授業時間に休憩時間を設け水分補給をしたり、暑さ指数が高い場合は屋外での授業を中止し、短縮日課や午前授業にするといった熱中症対策を講じております。ただ、北海道における夏の暑さ対策については根本的に考え方を変える必要があると感じておりますし、先ほど町長答弁でもありましたが、教育委員会としても子どもたちが安全でよりよい環境で学習ができるよう早期改善に向けた取組を町長部局と共に進めているところです。以上、角田議員の一般質問に対する答弁といたします。
再質問 1番 角田広佑
答弁ありがとうございました。まず、1つ目の質問に対して再質問させていただきたいと思います。資料1の中の19ページと書かれているものご参照いただければと思います。令和3年度におきまして、個別避難計画モデル事業の公募が示されておりますが、この中、資料19ページの中段から下、①、モデル事業の主な取組例の中に福祉専門職、ここでは介護保険における介護支援専門員や障害者総合支援法における相談支援専門員の参画が示されています。また、他自治体の先行事例ではこれに加えて自治体の保健師、民生委員児童委員、町内会や自主防災組織、医療機関、社会福祉協議会など多種多様な機関を文字どおり巻き込んで参画し、計画を策定している自治体も存在するところです。先ほど町長からも答弁いただいたように自主防災組織であるとか、そういったところとの連携というのがこの中でも示されているところであります。また、ここで資料1の18ページのほうにお戻りいただきたいのですが、この個別避難計画作成に当たっては、専門職の参画に対する作成に対する報酬とその経費に対して地方交付税措置が取られるところというふうに示されているところであります。ここで、町長にまず再質問したいと思います。個別避難計画の作成は多種多様な専門職や機関の参画が不可欠であるところはさきに示しておりますが、現時点でどの範囲までの参画を想定しているのか、またその際の報酬をはじめとした予算措置を想定しているのか、以上をご質問したいと思います。
答弁 町長 後藤正洋
角田議員の再質問にお答えをいたします。個別避難計画の策定に当たり、どの範囲までの参画を想定しているのかというご質問でありますけれども、現時点におきましては町内会や自主防災組織、民生児童委員、福祉介護の専門職など要支援者と密接につながりのある関係機関と十分に協議を行い、それぞれの役割を果たしながら取り組んでいく必要があるというふうに考えております。また、報酬等の予算が必要になった場合につきましては、適切な予算措置を検討してまいりたいというふうに考えております。以上です。
再質問 1番 角田広佑
答弁ありがとうございます。まず、1つ目の質問については以上とさせていただきます。続きまして、3項目め、小中学校の部分のクーラー施設について再質問をしたいと思っております。他市町村のほうで先行しているところであるところでは、実際全教室にクーラーを設置する際には、やっぱり1学校について5,000万円ぐらいの予算が必要というようなことでした。これはそういったところで情報を受けているのですけれども、あといわゆる可動式のスポットクーラーと呼ばれるもの、そういったもので準用するという議論もあるのですが、外気が外に逃げないと室内の湿度が上がるため、なかなかそれだとかえって暑くなるという評価もあるということで難しいものがあったり、あと窓につける窓用エアコンというものもあるのですが、それも一部に隙間がどうしてもできるということで、冬場にはその隙間から隙間風が入って冬場が寒くなるというような事例も伺っております。そういった部分でなかなか実用性に欠けるところが、そういったところが見受けられています。この点につきましては、鑑みるとやはりそういった付け焼き刃的な対策をするのもそうなのですけれども、限られた予算の中ではしっかりと、今教育長も答弁あったように安心な環境、そして生命を守る教育環境でのそういった冷涼施設の設置というのは必要なのかなと考えております。町長に再質問させていただきます。そういったところもありまして、今現状の構想の中でそういったクーラーの設備はどこまでのものを考えているかというのは今あるものなのか質問したいと思います。
答弁 町長 後藤正洋
角田議員の再質問にお答えをいたしますが、資料で先ほどお示しをいただきましたように、新篠津の温度ではありますけれども、当別と大体似ているのではないかなというふうに思っておりますし、実際今教育委員会のほうに指示を出させていただいて、とうべつ学園、あるいは西当別の小中学校の中で測れる範囲でこの夏のデータを収集させていただいております。そのデータに基づく中でそれぞれ学校としてできることがあるのではないかなというふうに思っていますが、ただずっとこの一月、一月半、あるいは2か月弱高温が続きますと、温まった学校が夜冷えないという現象が出てきますので、そういったことも加味しながらどうするか、あるいは教育委員会のほうでは夏休みの期間をどうするかということももう既に検討をしていますので、そういったことも併せながらいろいろと多角的にこの暑さ対策を検討する中でどういった冷やし方、あるいはどういった機材が必要なのかということを今検討しているところでもあります。ですから、いろんな設置、今角田議員からも窓に設置するには冬は隙間風が入ってくるとか、いろんなことがありますので、そういった中で青森、北海道ではクーラーの設置がほとんどなかったという状況ですので、恐らく今から申し込んでも実際に機材があるかという問題もあるのですけれども、そういった中でどういった対応が取れるかということを多角的に検討してまいりたいということで今検討を始めて既にいますので、なるべく早めに結果を出していきたいというふうに思っております。以上です。
再質問 1番 角田広佑
個人的な印象で言えば、大変前向きな言葉をいただいたと理解してよろしいのかと思います。そういったところで、非常に今年の夏皆さん本当に大変な思いをされていた、職員も含めてと思いますので、ぜひぜひ漸進的に取り組んでいただきたいと思います。質問に関しては以上なのですが、1点だけ。やっぱり全世界的な気候変動、今回リビアの洪水もありましたけれども、12日に当別町でもゲリラ豪雨がありました。実際今現在テスト運用中の気象観測システムにおいては、1時間雨量で29ミリ、そして10分間で21ミリの雨が降ったと記録されています。冬だけではなく、当別町一年中やはり気候に対しての変動というところに対しては取り組む必要があるのかなというところを申し添えて、この辺りも皆さん執行者の方々しっかりと取り組んでいただきたいことを申し添えまして、私からの一般質問を終了とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。